イラストに描いた検証実験ですが、約200mを3mに短くするのがナノ秒レーザーで、0.3mmに出来るのがピコ秒レーザーです。この長さで反射の衝撃を戻す事はほぼ不可能でしょうから、衝突で戻る衝撃が光学素子を動かす部分がもつれの正体です。
ナノ秒レーザーを使ってぶつかるタイミングを操作して光速度以下で戻る衝撃の速度を求められるでしょう。運動量の性質を知る事になります。
これら以外にも様々な実験が可能でした。
1)今の光学実験ではピコ秒のシャッターを使えるので、700n秒の長さがあると、かなり任意の位置でシャッターを動かせる。先頭を検出してからでも間に合うし、レーザーのタイミングを合わせても良い。
光はシャッターで切り取ると、そこから量子論で記述できる安定状態へ向けて変化します。この状況を知ることも可能でしょう。波長の精度の劣化と時間の関係が明確に出来るはずです。
2)比較実験をするに相応しいのが逆コンプトンの散乱実験です。
運動量の分布がどの様な物理的な性質を持つのか、横から様々な角度で電子をぶつけると、X線が生み出されて状況を教えてくれるでしょう。
逆コンプトン散乱の実験の説明を見ていると不思議に感じる部分があり、ナノ秒と連続波のレーザーの利用が少ないことです。ここから光子の先頭に大きな運動量が存在して、散乱を起こしやすいという発想が生まれています。運動量の大きさをここでもピコ秒のシャッターで操作できる可能性があるので、条件を変えると知見が得られるでしょう。
実験としては飛んでくるチェーンの先頭にはぶつかりやすさがあるのか、それとも先頭に少し大きな物が付いているからぶつかりやすいのか、明確になるでしょう。加えて横っ腹には当たりにくさが運動量の重なりとして存在するのか、結果が出るでしょう。とにかく質量がない物の運動量ですので、予断なく実験することが重要になるでしょう。質量がないのですり抜けに負担が少ないはずです。
逆コンプトンの実験も、これらをX線の発生に利用している部分で役に立つかも知れません。光の状態を適切に制御すると効率が上がるのです。特に電子に真横からレーザーを当てる場合ですが、先頭がぶつかった後にどの様に続きが振る舞うのか、非常に興味のある部分です。
先頭の運動量が電子を揺らしてX線に転換を始めると、電子振動と光の波動が共振します。この時に電子は動いているので位置を変えて光の振動領域を抜けるのですが、運動量があるのである程度電子に引きずられて行くと思えるのです。ただの波なら振動域を抜けると作用終了ですが、運動量が光子振動列の位置を変えながらどこまで動くかに興味を持っています。上手く使えると新しいX線発生の手法になるでしょう。
これらの実験結果を見るまでは態度の一部を保留にする部分ですが、光の長さが200mもあって反射の衝撃が戻る部分はほぼ間違いないでしょうから、光の量子もつれとは、この種の運動量のもつれが不思議な現象を見せているのでしょう。
量子もつれを量子コンピューターに利用する部分には何ら影響のない話です。もつれを利用して量子ビットを作り操作することには、問題なくこの先も進んで行けるのです。一部の査読の暴走が、もつれの意味を理解できずに量子テレポートを言葉として作り上げた物でしょう。
続きがまだ必要で、コペンハーゲン解釈の問題点の指摘です。ここに役立つ物が小澤先生の本でした。こちらは物理学科の卒業と言うだけであり、数学者の方の視点は大きな差を感じさせる物でした。誰かが予定してこの本が船橋の本屋さんに置かれていないと、ここに続きの記事を書けないのです。
この記事を書くために量子論のコペンハーゲン解釈を見直すまで、不確定性原理の不等式が変化していることを知りませんでした。ハイゼンベルクの有名な式を考えていたのですが、これだと現実を離れた理想化した世界にしか感じられないのです。
こちらの疑問は簡単です。現実の現象において、取り得る全ての状態が重なるという説明に疑問を感じていたのです。状態は不確定性原理の不等式の範囲で取り得る状態を選べると思いますが、一度状態が決まると、続きはその状態の一定の束縛を受けるでしょう。計測で確定した状態が、いつの間にか理想化したニュートラルな状態に戻るとするのが、コペンハーゲン解釈の問題点に見えるのでした。
この件はこう考えるという立場の表明になってお終いと考えていたのですが、小澤先生は既にこの部分に答えを出されていました。不確定性原理の不等式は小澤の不等式でより正確な物に書き換えられており、しかもそこでは前の状態の束縛を受けるという結果でした。2012年には物理実験でも検証されているとのことであり、叙勲もされているほどでした。
小澤の不等式のことはネットで知ったのですが、調べる余裕がなくて式の意味が分からなかったのです。この意味が本には書かれており、難解な本を読んで良かったと感じた瞬間でした。その後は読み飛ばしながら目を通したのですが、やはり数学者さんは違います。物理現象の説明にあたって、言葉まで量子化表現しているのです。一般の方には分かりにくくてすみませんが、普通の説明が古典なら、言葉その物を量子化して量子論を語るのです。本の最後の結論には感動しました。立場の違いの表現の差が面白かったのです。
叙勲されるほどの方の本の結論を面白いと書くのは失礼かも知れませんが、こちらはただのおっさんなので素直に感じた事を書いておきます。立場を理解し科学を進歩させたいと願う姿勢に尊敬と共感を覚えるのでした。
数学者は論理を重視するのに、物理学者は論より証拠だとすぐに開き直るので困った物だと書かれている部分も非常に示唆に富んでいました。ここでもこちらは検証実験を求めているのであり、理論家はあとから苦労する部分でしょう。特にこの後出て来るニュートリノの電荷の問題は、素粒子物理の標準理論の不備を指摘する物になるので、理論家は大変でしょう。
ニュートリノの電荷の問題は、不確定性原理のせいで、ニュートリノが厳密なゼロ電位を選べないことを指摘する物です。普通は真空場とグルーオンの影響下において、正負の粒子対が対生成するのですが、電荷がゼロだと対生成できないので、量子ゆらぎの世界ではゼロ電位は生まれないのです。
不確定性原理の範囲でズルする事を考えても、結局正負の対生成をしていることになり、電荷ゼロは量子ゆらぎではこの世界に生まれないのです。不確定性原理の時間の範囲でゼロを生み出し、時間変化でゼロ点が変わって別の電位でのゼロを生み出したいのですが、結局正負を生み出す事と等価でした。別の系から観測すると電荷ありなのです。結局ゼロは量子ゆらぎからは生み出せないのです。
不確定性原理については、もう一つ重要な批判が残っており、査読全般への批判です。分からない事を分かったように振る舞う部分です。未知の部分を抱える未発達な科学であることをすぐに忘れて、何でも分かっているように振る舞うのです。あとでこの部分が嘘になって恥をかくのです。
この部分は如何に科学が客観性のない物であるかを明確にするので、ビッグバンの話を再録です。
私たちはビッグバンでこの世界が始まったことを教えられています。1点からのエネルギーの爆発で物質と空間が出来たと教えられるのです。ここには物質の拡散を計算できる方程式の物理は存在するのですが、私たちは空間を説明できる理論を未だに持たないのです。持っていないのに、どうしてこの瞬間から空間が拡がり始めたと言えるのか、誰にも説明できないのです。それでも天文学者を始めとして、ほとんどの人はここに疑問など抱かないでしょう。
繰り返し書きますが、空間がこの時から拡がり始めたことを証明する情報はありません。物質が拡散を始めたことを証明しますが、空間とは理論上切り離されています。空間があったとして、どこかの1点から爆発するので、それ以外の場所には何もなく、もちろん光もなくて、何も見えずどうなっているかが分からないだけなのです。
これはコペンハーゲン解釈にも重要な部分なのであえて繰り返しているのです。こちらとしてはヒッグス場の理論が明確になったので、ビッグバンをブラックホールの合体で引き起こせると書けるのです。こちらの考えるブラックホールは素粒子論上重力と光速度が一致する半径よりも外側に物質のはみ出しを持つ仮定です。この物理も別途記事に書いてありますので興味のある方は参照下さい。
ブラックホールの中身など誰も知らないのですが、大型の中性子星であれば物理は一部が明確であり、合体で中身が増えて圧力が上昇し、ヒッグス場を形成できない温度に高まると、重力が消えるのです。中身のエネルギーは爆発的に拡散するのです。これは理論の要請であり、止められないでしょう。この状況を宇宙の始まると見るか、宇宙の終焉で再び起こるビッグバンと見るかは卵と鶏の論争です。
この理論だと空間は始めから存在出来ます。私たちはどの様に空間が構成されているかをまだ知らないのです。超弦理論などでコンパクト化した空間がこの世界の物理法則を与えるという説明があるのですが、まだ完成には至っておらずコンパクト化した空間の科学は不明です。実際にこの様に、空間の理論はまだないのです。
始めに書いているように、このコンパクト化した空間の物理を理解すれば、可能性ですが2つの未来の科学につながりうるのです。
一つはこれまでに書いているワープの実現です。人間は1366万年前に宇宙人が遺伝子操作をして作り出したと先史文明の遺跡は語ります。本当ならここに来る技術が必要でありワープは欠かせないでしょう。コンパクト化した空間の曲がりを利用してワープが実現できる可能性を持っています。
もう一つは空間の曲率の操作です。直接空間の歪みを操作できるのであり、重力の効果を空間の歪みの調整で調節できる様になるかも知れないのです。重力が潰す空間部分を無理矢理広げるイメージを持つと、そこには重力効果のキャンセルが生み出せるはずと言う話です。
あとで説明しますが、ギザのピラミッドはこのコンパクト化した空間の科学を進めることを私たちに促しています。国際リニアコライダーなど、科学の進歩が実際に理論の進展に影響する部分であり、記事を分けて説明する部分です。
このコンパクト化した空間の可能性があるとして、これをコペンハーゲン解釈に当てはめます。するとアインシュタインの批判が84年くらいたって甦るのです。ここには私たちの知らない隠された物理、未知の隠れた変数があるのです。正しくはあり得るです。
不確定性原理の存在を認めるのですが、続きには分かっていない事がまだたくさんあるでしょう。光子の物理は今頃になって続きが進展するでしょうから、新しい知見が加わりコペンハーゲン解釈を修正するでしょう。少なくとも計測しなくても確定する量子状態は存在するし、前の状態の影響も受けるという小澤氏の理論も明確です。
分からない事を決めつけると、当然ツケが回ってきます。馬鹿げているのに止められないほどに、権威に溺れると書く必要のある部分です。どうして未知の部分に対する謙虚な姿勢を保てないのか、査読者達には哲学が足りないのでしょう。ソクラテスの無知の知、今風に言うと未知の智です。
彼らの嘘がこれから明確になる部分を並べておきます。私たちはこれからこの種の客観性を学ぶので、愚かな決めつけを客観性を武器に卒業できるでしょう。査読は集約する必要のない意見までを封殺する、暴力的な権力者の道具になり得るのです。これまでの濫用は民主主義の敵でもあったと政治家の卵として書いておきます。
1)天文分野の平行宇宙、マルチバース、空間からエネルギーが湧き出す理論一通り。とにかく検証が難しい宇宙論では、量子テレポーテーションと同じであり、何か目新しい事が言えると、根拠なく理論になる。空間がビッグバンで生まれるという根拠のない話と同じ物の兄弟達です。
2)現代の科学では地震予知は出来ない。
出来ない事の証明がどれほど難しいかを彼らは知らないのです。まさに無知の知です。これを知れば豊富なデーターがあるので、現実に向き合える時を迎えるでしょう。
3)ばれない嘘ならノーベル賞も可能
2011年と2017年のノーベル物理学賞はこの種類でしょう。嘘がばれるとお粗末なのです。2011年の物はアインシュタインが間違えたとする宇宙方程式が実はある程度正しかったのであり、宇宙項にスカラーだけでなく未知の要素を取り込める様にしておけば良かったのです。ここには電磁気力とらせんの力が加わるでしょう。まだ続きがあるかも知れません。加えてダークマターとダークエネルギーというらせんの力を無視した物達もその数を大きく減らすでしょう。
重力波はブラックホールの物理に素粒子論が組み込まれていない部分からと、地球の地震の仕組みを知らない部分から崩れます。ホーキング氏にノーベル賞を出さない賢明さがあったのに、ここではその理論が生かされています。証拠としてあげる地震波も何故か地球の重心が動く日に集中するのです。地震はノイズの切り分けさえ満足に出来ていないのが、今の姿です。
私たちはガンマー線バーストの物理をヒッグス場で解釈する時に、ブラックホールが銀河中心エリア以外では大質量にならない部分を学ぶのでしょう。
この実験は結果として地球重心系の揺らぎを検出できており、太陽の伴星他の影響をすでに捕らえている可能性が高いです。この方向での新しい科学を進めて欲しい意味のある科学です。
4)NASAの月着陸と火星の人面岩
2019年2月末に、アポロが月から持ち帰った岩石が、実は地球由来であったと論文が公表されて国際的なニュースになりました。約40億年前に地球に衝突した隕石が岩石片を吹き飛ばし、それが月に届いていたとのことです。様々な偶然が重なってこの岩石をアポロの宇宙飛行士が地球に持ち帰ったのです。
お帰りなさいですが、1366万年前に人類の始まりを告げる先史文明の遺跡は、この時期に人工物として月を作り上げたと主張しています。月の直径と質量が数値として偶然ではあり得ない物にされています。この部分は別途記事化の予定で二つの月についての記事です。
とにかく月のない時代に岩石が地球から放出される必要があるので、この説明は無理でしょう。始めから地球にあって月から来たと捏造されている可能性の方が非常に高いでしょう。地球には海洋プレートの成長速度の変化が刻まれており、これも人工月を証明するはずです。
火星の人面岩は、地球にある遺跡と同様で、位置が情報を示す遺跡です。これが彼らには分かっており、ここに存在する科学を独占するために自然物にしているだけでしょう。先史文明の遺跡を認めると、否応なしに崩れる嘘です。
5)医療と食品の世界の金儲けのための嘘
これは項を分けての長い説明です。
ここまで進むと911同時多発テロの嘘も崩れるでしょう。軍産議会複合体の正体が世界に情報公開される時でしょう。
この項の最後の締めくくりに、新しいシューレディンガーの猫の実験を書いておきたいと思います。1935年に提唱された思考実験ですが、2019年の現在でも意味のある実験を提唱できるのです。
シューレディンガーの猫は、毒の入ったビンを壊す放射性物質が入った実験室の猫です。実験室の蓋を開けるまで猫の生死が分からないとするのがコペンハーゲン解釈であり、その時猫は生きた猫と死んだ猫の重ね合わせになると言う話です。ある意味半分生きていて半分死んでいる猫など考えられないのですが、量子力学上はこの様になるのでした。疑問を持つ方が普通です。
1935年の思考実験ですが、84年もたっても今の科学を進歩させてくれるほどに、洗練された考えです。こちらの実験内容の修正案にお笑いを頂けると嬉しいです。シューレディンガー氏もコペンハーゲンの関係者達も喜ぶことでしょう。
1)シューレディンガーの猫は、現代のレーザーが作り出す長さ約200mある光子一つに変更する。
2)実験室はミラーで囲まれている。そのミラーには、運動量の変化を計測するシステムが組み込まれており、光子の反射位置と時刻を理想的に明確に出来る。光子は運動量の列なので列の運動量の繰り返し反射により位置と時刻の精度が得られる世界に進歩した。
3)コペンハーゲンのファントムが登場する。彼は有限の質量を持ち、電荷はゼロと自称しているが、外部から測ると微小な電荷を帯びている。コペンハーゲンのファントムは2)の測定結果を利用して、光子列に放射性物質のα線をぶつけることが出来るのである。その時期と方向と速度を、同時生成するニュートリノとしてエネルギー配分を制御できるのである。
4)コペンハーゲンのファントムから攻撃を受けるシューレディンガーの猫は、α線を食らう位置に応じて、様々に変化する。分身の術も使えれば、変身の術も使える者こそシューレディンガーの猫になる。
シューレディンガーの猫にα線がぶつかる時、猫の状態は様々に変化する。猫はα線に触れると死んでしまうとする。その形は頭としっぽが波動の持つ運動量に応じて巨大化していると思われる。
5)私たちは猫の持つ運動量とα線の相互作用の詳細をまだ知らないので、α線を食らう猫の状態が不明確なのです。
5-1)先頭に運良くα線がぶつかる場合
この場合続きの運動量も、一通りがα線にぶつかる物とする。すると猫は死んでしまい、一つの死体が蓋を開けた時に観察できる。
5-2)先頭ではなく途中にぶつかる場合
光子の長さのどの位置にぶつかるかで状況は変化する。中央なら先頭部分は生きた猫になり、後ろ部分はα線に触れるので死んでしまう。トカゲのしっぽ切りです。蓋を開けると元の大きさの1/2になった猫が一匹死んでおり、一匹は生きている状態になるが、大きさは元の大きさの半分であり、しかも輪郭と色がぼけて見にくくなっている。光子の波長の精度の劣化が見られるようになる。そして蓋を開ける時間が遅いほど、生きた猫のしっぽと死んだ猫の頭が大きくなる不思議な現象も起きるかも知れないのである。
位置が先頭から1/4なら1/4の大きさの生きた猫、3/4の死んだ猫になる。
5-3)α線が猫の頭に正面からからぶつかる場合
逆コンプトン散乱が起きて、シューレディンガーの猫は猫科最強のトラに変身するのである。X線になるので、実験室の壁を通り抜けて、蓋を開けないのに外部にトラがいきなり出現することになる。(計測という)蓋を開けるという事の意味さえも失われることがありうるのである。
6)コペンハーゲンのファントムは、実験が終わると消滅する。やはり電荷があるので対消滅する事になったのでしょう。彼も量子ゆらぎから生まれたのでした。電荷ゼロではあの世に帰れないでしょう。
シューレディンガーの猫には様々なバージョンが考えられて、分身の術も二つだけではなく複数に出来るでしょう。α線が実験室内で反射散乱すれば良いのです。例えば10匹になると、輪郭と色はぼけて猫かどうかも分からなくなるかも知れません。量子論が要請する光子の安定状態への変化なのです。
アニメでは、毒を食らったキャラがその部分としての指や腕を切り落とすのは定番です。これと同じでシューレディンガーの猫は、毒のα線を食らうと、その部分を死んだ猫として切り離す事が出来るのです。1匹の死んだ猫と猫と9匹の生きた猫や、3匹の死んだ猫に4匹の生きた猫などまで想定できるのです。
私たちは猫の頭としっぽがどれほど大きいかも、まだ知らないのです。ここに存在する運動量の大きさ次第です。加えて200mの光子の長さを切断することも出来れば、その先端を重ねることも出来るでしょう。切り離しも接続も、物理としてあり得るのであり、結果を見ることになるでしょう。運動量の相関で決まる世界でもあり、現状まだ未知の領域です。
2019年代のシューレディンガーの猫の姿を調べて頂けないでしょうか?コペンハーゲンのファントムの持つ電荷の大きさも気になるところです。
2)ニュートリノの電荷
ニュートリノは質量を持った物質なのですが、実験上理論の半分の種類しか見つからないのです。素粒子物理学の大きな問題であり検出出来ない理由を探しているところです。
もし光のように物質と反物質が同じであれば、この観測結果が正しいとなります。世の中には観測出来ていない部分は、観測出来ないほど重いという可能性を指摘する声もあります。ニュートリノは非常に軽いのですが、その反粒子は計測出来ないほど重いとする話です。論争に結果が出るまで可能性は忘れるべきではないでしょう。
ニュートリノは軽い物では5eV位です。同じ5eVの光もX線として存在しており、何らかの差があるはずですし、その差には目的もあるでしょう。
量子ゆらぎの世界では、質量を持つ光子が非常に短い時間なら存在出来るそうです。光速では質量を持てないので速度が低下する分の質量だと思いますが、安定して存在出来ず電子と陽電子の対に変わってしまうとのことです。
この状況から簡単に推定出来ることがあります。質量が電荷を持つときには光子に変わらないという仕組みの存在です。光子には電荷がないので質量化しても安定せず、ニュートリノに電荷があれば、波の性質は持てても直接的な電磁波振動は光速度になれずできないし、物質として安定して存在出来ると言う可能性があるのです。
質量があると光速度になれないけれども、質量のエネルギーとしての可能性は光速度に制限をしにくいでしょう。ここに電荷を組み合わせると確実に光速度を阻止します。電磁波振動するには光速度が必要ですが加速エネルギーが無限大です。
ニュートリノは非常に軽い粒子で他の物質とも相互作用しにくいので、検出の最も難しい種類の素粒子です。素粒子には電荷が-1の電子や2/3、1/3のクオークなどが存在しています。
ニュートリノは1930年くらいにウォルフガング・パウリの提唱したβ崩壊で出てくる中性の粒子が証明された物です。中性子が崩壊して陽子と電子とニュートリノになる反応です。ここでは中性子は電荷ゼロで陽子は+1電子は-1であり、電荷の釣り合いは取れています。電荷ゼロの中性子の破片がニュートリノです。
当時で普通に考えるとニュートリノは電荷を持たないはずですが、非常に微小な電荷が存在してもおかしくないと思えるのが、その後の素粒子理論の進展から伺えるのです。ゼロを確かめた人はいないと思いますし、パウリ氏の言葉による刷り込みでゼロになっており、客観的な評価はなされていないと思います。
パウリ氏はノーベル賞学者で有名です。彼が近くを通ると実験装置がおかしくなるパウリ効果という伝説まで残っています。アインシュタイン氏とキューリー夫人は忘れ物をしていますが、パウリ氏はパウリ効果を残したのでしょう。二重星の重力波のノーベル物理学賞もらせんの力という忘れ物をしています。人間のやることはあまり変わらないのかも知れません。今から考えると、この当時からハイゼンベルクの不確定性原理は存在していたので、パウリがニュートリノの電荷はゼロではありえなーい、と叫んでも良かったでしょう。
ここまでは1年前の記事から一部修正した再掲載になるのですが、続きはニュートリノの電荷の存在に理論的な結果が出てしまったので大きく修正です。物理学者ならこれを否定する事はほぼ不可能でしょう。「不確定性原理の存在により、ニュートリノは電荷ゼロを選びたくても選べない。」厳密なゼロなどどこにあるか分からないし、あっても不確定性原理に隠れて電荷の有無をゼロに出来ないのです。
普通は量子ゆらぎを利用して対生成で粒子を誕生させます。これだと粒子と反粒子のペアであり電荷は正負です。ゼロだと対生成も対消滅も出来ないので、量子ゆらぎからは生まれないのです。既存の粒子から一部をちょん切るしかなさそうです。
この可能性を始めは検討したのですが、この場合には電荷のある粒子しか生み出せないのです。こうなると自然としては対生成の利用になるので、結果として対生成が起きる可能性の方が高いとなります。
説明もあまり必要のないほどですが、検討に使ったイラストがあるので簡単に状況を説明しておきます。
β崩壊で何が起きているかを詳細に書いた物がイラストです。中性子のクオークにまとわりつくグルーオン上に電子と陽電子対が生まれて、陽電子がdクオークに吸収されてuクオークに変身する時に、ニュートリノが生まれます。このニュートリノに電荷が有るか無いかの検討です。
イラストに描いたように、uに変身するdからちぎれてくるのであれば、ゼロ電荷は陽電子とdクオークの融合面に従い形成されるゼロ電位面を切り出す必要があります。そうしないとゼロ電位が瞬時に+2/3に変化して消滅するからです。
都合良くゼロ電位を切り出す物理法則は存在しないので、電荷のある物をuが安定化したところで、量子論の安定状態への不要物として切り離すことが精々でしょう。こうなると電荷ありです。
電荷ありのケースを考えると、ニュートリノの正負をグルーオン上に対生成させて、これを一方を外部に、他方をdやuに取り込めば良い事になります。さらに、誕生する陽子全体で考えるグルーオンのバランスを取り直す時に、付近においてある電子と合わせてエネルギーを渡すことで、エネルギーの帳尻合わせも簡単になるのです。
破片で考えるケースは、ニュートリノの兄弟であるμニュートリノでは、破片に大量の電荷が残るので、可能性は低そうです。調べた例ではこちらもグルーオンが介在していたので、ゼロ付近の正負のμニュートリノ対をこの世に召喚できるでしょう。続きはβ崩壊と同様です。
未来のために書いてある続きも載せておきます。質量と電荷の間に以下の関係式が成り立つと仮定します。
素粒子の電荷=f(質量、その他)+オフセット
計測されるニュートリノの電荷を正負の0.1Cと仮定する
この時オフセットに0.2Cを加えると、ニュートリノは下駄を履くような形で双方がプラスになります。すると不思議なことに一方の電荷が反対のニュートリノがプラスに変わり、自然は双方をプラスの粒子として区別が出来なくなるのです。もちろん-0.2Cを加えると足切りになり双方がマイナスです。これでも区別はつかないのです。
この世界は電子が-1で陽子が1の物質だらけの世界です。もしこの式のオフセットが0.2Cでなく-0.2Cだったら、身の回りの物は電子が1で陽子が-1だったかも知れません。式の意味はこの様な結果をもたらす重要な物になります。とにかく非常に小さな0.1Cなので、普段の私たちには見分けがついていなかったのです。
これを仮定するとおまけが付いてきて、ビッグバン後に物質が生まれる時の状況に対称性の破れを提供できるのです。使い方は他にも考えられるのですが、まずはこのアイデアの公表です。
ビッグバン後にエネルギーから粒子・反粒子のペアが生まれて陽子と中性子、反陽子と反中性子が先に生じると思います。その後に中性子と反中性子はそれぞれがβ崩壊を起こして陽子と反陽子になるのですが、ここに寿命の差が生まれます。中性子はそのままβ崩壊をするのですが、反中性子はβ崩壊に際して反陽子と反電子、そして反ニュートリノになります。教科書にはニュートリノになると思いますが、理論上反ニュートリノであり、ここで実世界における抑制が起きるのです。反ニュートリノになりたいのに量子場の電位がこれを邪魔するのです。この部分のマイナスで量子的な転換の確率を下げられるので、反陽子は生成率が低くなります。反物質の寿命はCP対称性の破れで短くなるらしいですが、この部分では自然が差をつけるので反対の効果です。
科学者は、素粒子の電荷=f(質量、その他)+オフセット、の様な方程式を作るのが大好きなのです。東海村のJPARKからニュートリノを打ち出し、電場や磁場で神岡の検出器に状態の変化が現れるかを調べると、この方程式の答えが少し出るのです。出たら大きな進歩という続きの仕事が花開くのです。素粒子標準模型の一部になる可能性です。
ニュートリノはゼロ電荷を選びたくても、厳密なゼロは不確定性原理で選べない。電荷を持って対生成が普通と思われます。ウィークボソンとヒッグス粒子も従うと思われその生成過程に見直しが必要かも知れません。電荷の有無は加速器とカミオカンデ型検出器の組み合わせで検証出来ると思われます。
質量に電荷がない時には、エネルギーに変わって光速度になれて、電磁波に変われるでしょう。エネルギーに電荷がないのと同等です。これは理想的な理論上の話です。ゼロ電位が実現できるとこの変化が起きるのかも知れません。
もちろん現実には不確定性原理により微小な電位が常につきまとうので、この部分が電位の電磁振動に光速度を要求するので、無限の加速エネルギーが必要になり光には成れないのでしょう。光速度は質量ゼロの電磁振動にしか許されないコンパクト化した次元要素の制限でもあるのでしょう。電荷と質量には切れない秘密の絆がありそうです。質量の持つエネルギーが一定の割合でエネルギーとしての電磁波に転換されない歯止めの仕組みに見える部分です。この理解は質量制御技術に大きく役立つでしょう。
3月15日の追記
「不確定性原理の存在により、ニュートリノは電荷ゼロを選びたくても選べない。」を一部修正です。ここで言いたい事としては、もう一つ重要な基礎を書くべきでした。素粒子論のゲージ場です。
こちらは系ごとに任意にゼロを選ぶ理論ですが、自然には目先のゼロしかないでしょう。するとゼロを選んでも他系からはゼロにならないので、ゼロを選ぶ意味がなくなるという状況です。ゲージ場の制約で絶対ゼロは無意味化しており、ここまで遡ってゼロは選べないでしょう。従い以下に修正です。書いてある事はこの意味なのに、理論の言葉として明確に出来ていませんでした。こちらもやっぱりパウリと同種のアホです。
「ゲージ場と不確定性原理の存在により、ニュートリノは電荷ゼロを選びたくても選べない。」
3に続く