新燃岳に新たに発生中のGPS変動 3月11日

 地の声には散々騙されており、今後をどの様に伝えてくるのか待ちの状態です。腐っていてもしょうがないので必要な解析をしていますが、新たに霧島山のGPS変動データーにマグマ溜まりの潰れを示すデーターが表れてきています。過去にこの種の事例がないので扱いが難しい問題になります。可能性としてはしばらく活動が低下しても、再び活動が強まって溶岩の流出を招きやすいという物になります。
 関連データーをイラストに添付します。今回は前回公表した3月5日までのデーターが3月9日までに伸びたのですが、この部分に新たな潰れを示唆するデーターが現れています。始まったばかりですが、前回よりも広範囲に影響が及んでおり無視するわけにはいかないレベルです。

 5日までのデーターでは霧島山の南北での動きが中心にある霧島との間に出ていましたが、今回は北と南で計測している点にまで影響が及んでいます。地下の動きが大きくなったとも言えますし、これまで動いていなかった部分を動かしている事になるので、新しい潰れと見る事も必要です。
 東西にも潰れの影響が出始めており、これも新しいマグマ溜まりの潰れと見る事も可能です。
 単純に考えるとこの状況ですが、霧島には複雑なマグマ溜まりが存在すると思われ、これらが今回の新燃岳の噴火によりどれだけの影響を受けているのか、私たちにはまだこの部分を理解するだけの科学が存在していないのです。
 具体的には、新燃岳直下のマグマ溜まりは大きな潰れによりマグマを放出して溶岩ドームを形成しました。その分の減った体積を本来は南北の動きで埋め合わせるのですが、近傍にも硫黄山や御鉢など、活動中のマグマ溜まりが存在しています。この部分にどの様な影響が及んだのか、私たちの科学ではまだ理解が難しいのです。現在進行形でGPS変動データーに異常が現れており、1~2週間前後でその結果を目にする事になりそうです。
 その他のサインに注目すると、続いているのは阿多と桜島のマグマ溜まりの衝突による地震です。霧島山のマグマ溜まりの潰れによる群発地震を見る事は現状出来ていないと思います。影響を感じるのは3月1日の西表島付近の地震以降、沖縄など琉球列島弧に地震が増えていることです。5日以降も活動的であり、この部分は霧島山のマグマ溜まりの潰れを促すエネルギーに転換出来ているでしょう。

 他の火山の例では、GPS変動が起きても何も起きなかったケースも存在しています。そのマグマ溜まりの状況次第なのでしょう。この意味で硫黄山や御鉢に影響が出るのかここも含んで注意が必要なのです。もちろん新燃岳にも2月中旬の続きのデーターが現れていることになるので、要注意は変わりありません。
 GPS変動のデーターを見ると、潰れが現在進行中であり、どこまで潰れてどこで反転するかも重要な部分です。この反転がすぐに来るとして1~2週間前後の注意期間ですが、この部分がいつになるのかは今後の注目点です。あと、2度目の潰れなので、思ったよりも早く影響が出て来る可能性もあり、取り急ぎの記事化です。

 地の声は現状だんまりです。騙す理由があったことは理解しますが、続きを教えない理由は不明瞭です。これまでに繰り返してきたのは3月17日であり、地の声の立場からは2018317が次の注意点になるでしょう。
 2018318は世界の遺跡に組み込まれた注目点です。ここにあるのはロシアの大統領選挙ですが、まだ特に問題を感じる状況にはなく、このままプーチン氏の当選で順当に流れると思います。むしろ日本の安倍政権の方にこそ倒れるリスクが高まっているでしょう。
 この点について書けば、公文書を平気で改竄する官僚の存在とその倫理の無さが明確になりました。これであれば警察の公文書を政治家の介入で書き換えることも当然視しないといけないと思います。政府の態度を見ていると警察・検察の捜査にも圧力をかけて文書の実態を公表させない権力の横暴を行っていると疑うことになるのです。
 現状のままに流れると、安倍政権の信頼は大きく失われることになり、続きで何が起きるかで自民党その物にも大きな影響が及ぶのかも知れません。ここにも2018425での転換があるのか、注意が必要になったと思います。

 これまで騙し続けた地の声ですが、科学の部分を騙す事は難しいので、今後の変化を見守ることが非常に重要です。過去の事例がないことと、霧島山の地下のマグマ溜まりの構造が複雑で、その基礎データーも存在しない以上、今後の予想が非常に難しいです。
 新燃岳のマグマ溜まりの潰れの影響を硫黄山と御鉢で吸収するだけという何も起きない可能性まであるのですが、現状のデーターからはリスクサイドに立って警告をしないと、大きな被害につながりかねないでしょう。より大きな規模に爆発する可能性もゼロではありません。火口の西側を吹き飛ばすと大きな被害になるケースも考えられる状況です。これはマグマ溜まりの潰れに東西の変動が加わっている以上、西側にエネルギーがずれると現実化する動きなのです。
 3月一杯は注意が必要であると感じますし、今後の動き次第でしょう。GPS変動データーは暫定値ですので今後に変化があってリスクが低下することになるかも知れません。とにかく今後は注意してデーターを見る事になります。霧島山周辺では備えをお願いしたい状況です。
 あと、他の部分への注意がおろそかになる様に演出している可能性も高くあるでしょう。注意する以外になさそうです。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

追記
 念のために、霧島山の硫黄山と御鉢について、3月6日の石川県西方沖の地震と2月26日のパプアニューギニアの地震の組み込みを確認しました。
 この二カ所への組み込みは有意とは思えないので、これらの場所を教える目的はないと思われます。6日の時点までの話になりますが、この先の計画を教える部分はない様子です。
 気がついたのは石川県の地震から柏崎へ地球の半径の1/2が除数で組み込まれている部分でしたが、これも6月過ぎまで延々と組み込みとなる状況です。柏崎が広いので時期の特定には向かない状況でした。
 油断は出来ませんが、教える気がないか、新燃岳の噴火が続くという可能性の高さになると思われます。

 20171013に関連して新燃岳は負け犬の遠吠えでしたが、現実は3月6日の大噴火の準備を教えないためのおとりの噴火でした。これだとオオカミ少年ではないのですが、この時期の政治的な出来事を外す目的よりも、こちらを騙す事を優先している事の明確な組み込みです。
 現状は2018208~425にリスクを伝えられており、その後622まで継続する状況です。この中にも無意味にやり過ごすだけの目標がたくさん含まれているでしょう。遺跡の2018425も当てにはならない部分が明確です。
 このやり方では初動に被害を増やすでしょう。これを少しでも減らすには新燃岳の次の噴火から始めることですが、この配慮が出来る物かは結果で分かることです。
 大きな噴火をして何がしたかったのか、自然に意図や意志が存在する事を明確にする事は重要ですが、彼らはその後を明確に出来ない状況です。本来なすべき事である情報公開をどうするのか、これからの展開です。
 次の新月の前後に向けて注意が必要なのは現時点では新燃岳ですが、その他これまでに注意してきた場所にも油断は出来ないでしょう。自分の身を守るという観点での対処をお願いしたいです。

 敵の攻撃ではないのですが、厳しい資金繰りの心配を継続する状況であり、まだ騙す必要のある事をする可能性もあるでしょう。信頼出来る情報発信にならない部分には彼らの明確な責任があるのであり、その覚悟で進めるでしょう。
 被害を減らす事はパプアニューギニアの地震の例からも優先事項ではない状態なので、死者の発生を抑えにくい現状である点にご理解をお願いしたいです。敵を騙す為ではないのに不要な被害を出した部分は現実です。GPS変動データーは敵も知っていたはずだからです。
 3月17日の前後に動いて嘘に見える情報をそれなりに埋め合わせるかも知れませんが、この場合は敵に分かりきった計画であり敵を欺く必要などなかったことになるのです。これまで何のためにたくさんの騙しをしてきたのか、今後の関係の問題になるところです。賢い対応を見せてくれるでしょう。順当であれば無駄なことをたくさんしないと騙せないし争えないという結果になりそうです。これを越える部分を見せることでしょう。
 現在進行中のマグマ溜まりの潰れは調整が可能であり、2018317を2018331の前後にずらすことにはまだ望みがあるはずです。彼らの判断次第でしょう。このまま噴火を終息させるかは今後の動き次第です。

以上