米国の財政破綻を促すロシアの新兵器 3月3日

 今年の2月に米国の核戦略の見直しがありました。核兵器を小型化して、利用を促すとも言える変化です。古い技術の部分を新しくして能力を向上するのはいつの時代にも要求されることですが、これを利用しやすくする方向への変化は容認出来る物ではないでしょう。核の使用がどんどんエスタレートして、大型の核兵器が使われやすくなるからです。その結果で地球を放射能が満たせば、イエローストーンの破局噴火を呼び寄せることになります。
 結果として軍産議会複合体の国である米国に大きな被害が起きるのは自業自得ですが、世界に悲惨な現実が拡がり人類さえも生き残る事が難しい状況が生み出されるのです。その結果で生き残っても、原始時代からやり直しに近いでしょう。そのまま滅んでもおかしくない状況です。
 通常兵器に対して核兵器で報復が必要と考えるほど、米国の防衛も難しくなっているのが現実でしょう。

 ロシアはこれに対応して、新しい兵器の開発を国民に公表しています。プーチン大統領が年次教書演説で明らかにした物です。イラストに一部を紹介していますので参照下さい。
 米国は自国の核戦力を向上する事を当然と考えていますが、これがどうして必要で、どの様な財政的影響があるのか、その本質を説明出来てはいないでしょう。
 ロシアの新兵器は、米国が大金を注いで作り上げているミサイル防衛システムをくぐり抜ける事を可能にする新しいICBMです。この技術は恐らく低価格で、ノウハウが重要な種類の物でしょう。
 この配備が進むと、今の形式のミサイル防衛では間に合わないことは明確です。元々ミサイル防衛システムには信頼性が乏しいだけでなく、ロシアのミサイルを自分が生き残れるだけ打ち落とす能力など始めからないのです。この種の兵器があれば安全性を高めるという状況であり、現実的な国家戦略上の防衛には大きな不足を持つ物です。これに頼る戦略など現実的ではないという意味です。

 今でもミサイルの迎撃実験に失敗したとニュースが流れます。実戦になれば、この信頼性の低さはすぐに明確になるのであり、米国が宣伝する能力は北朝鮮の1発の核ミサイルを止められるかどうかさえも、明確ではありません。過去にも書いていますが、100%で迎撃するなどは夢物語ですし、巡航ミサイルなど迎撃不能に近い兵器もあるのです。
 それでもICBMを止めたいと考える部分を否定しません。しかしながら現実の技術はこれを満足出来ないのであり、ここに開発費を注ぎ続けても、優位性を確保出来るかどうかも分からないのが現実です。
 軍産議会複合体側にしてみれば、リスクを煽ることで、無限に予算を確保出来る開発システムでしょう。役に立たない事がばれるまでの期間です。北朝鮮のミサイルを撃ち洩らすまででしょう。この意味で米軍が北朝鮮のICBM完成前には戦争でかたをつけると情報を流す理由になるでしょう。
 大金を注いで作られている迎撃システムですが、日本に着弾する物を止める確率は低いですし、米国でも想定通りに機能するかは分からないでしょう。日本向けはロフテッド軌道で打ち込まれると迎撃出来ないのです。

 こういう場合に有効な策は、迎撃よりも攻撃兵器を準備して備える事になるでしょう。戦略としてはこの状況ですし、日本ならICBMよりも巡航ミサイルを充実すべき状況なのです。安倍政権はイージスシステムを増やしていますが、これよりも本質的には巡航ミサイルを充実すべきでしょう。加えて原発の再稼働どころではないのです。狙われると分かりきっている原発なのに、しかも戦争へのリスクの高い政治状況なのに対策を考えないのです。
 現実的な防衛策として、イージス・アショアなどは役に立たないのです。敵から見ると固定標的なので巡航ミサイルの餌食ですし、北朝鮮のミサイルを打ち落とせないのに購入する理由はないのです。中国のミサイルも同様でしょう。ロフテッド軌道に対応出来ないと分かっているに、無駄な買い物をしているのが日本の政府与党です。軍産議会複合体の利益を図るだけですが、日米安保により自衛隊が隷属させられている部分にまで影響する話です。変化を求めるのは911同時多発テロに米国政府の関与を告発する部分からになるでしょう。

 今すぐ完成するとは思えないロシアの原子力巡航ミサイルですが、射程が無限大になる巡航ミサイルは非常に示唆に富んでいますし、新型ICBMもロシアから北極周りでなく南極回りでも攻撃出来るとなるそうです。ICBMの防御網は現在北回りで構築されているので、確かに現状ではMDなど無意味でしょう。
 ロシアも軍産議会複合体を意識した上で恐らく意図的にやり過ぎていて、イラストに紹介したようにフロリダにミサイル弾頭の着弾を思わせるシーンがあります。これに対して米国も反撥しています。

「アメリカへの核攻撃を描写したアニメーションを見たのは残念だ」(アメリカ国務省 ナウアート報道官)
 アメリカ政府は猛反発。ホワイトハウスの報道官は、「アメリカの防衛能力は現在もこれからも他の追随を許さない」と述べました。

 こちらには、アメリカの防衛能力は現在もこれからも他の追随を許さないという言葉は寝言です。恐らく財政破綻で現状維持さえ10年持たないでしょう。
 軍事力については軍産議会複合体が嘘をついて国民を騙してきたのであり、MDは始めから有効な兵器ではありませんでしたし、ロシアの指摘する弱点も抱えているままです。戦術としてICBMを止める能力など昔からないのです。
 巡航ミサイル技術は日進月歩の様子で、新しい何かが状況を変えている部分はありそうです。実際に射程は800kmですが超音速の巡航ミサイルをロシアは完成しており、米国には対抗出来ていません。良く似たものを開発中だとは思いますが、双方とも相手の苦手な部分でがんばるという戦略が使われている部分が大きいでしょう。
 巡航ミサイルは現時点では重要な技術であり射程が長いほど有利ですし、色々な使い方も出来るのです。北朝鮮の脅威に備えることも重要ですが、これを動かす中国共産党を相手にする部分も考えておく必要があるのです。
 何度も書いていることですが、日本は核兵器を使わないのだから、相手国のインフラは攻撃対象であり、三峡ダムの破壊には何度も触れています。この能力を維持していれば現実的な抑止力になるのです。数億人を犠牲に出来る指導者は国民の敵になるだけです。
 北朝鮮にしても非常に乏しいインフラでしょう。石油備蓄と港湾関係、鉄道と鉄橋を破壊するだけでも経戦能力は大きく低下します。自衛用の核ミサイルでしかないという自覚に欠けるので、中国共産党に利用されて国を滅ぼす可能性の方が高そうです。

 日本の防衛も核兵器を使わないというきれい事にこだわるのであれば、もっと考えるべきでしょう。私たちに出来る事を様々に追求出来るのです。今は米国の核兵器に頼っているのであり、口先だけの状態です。他国に信頼される物では決してないでしょう。
 この先の未来においては核を越える兵器が様々に登場するのであり、自衛のために、関係国との協調のために、どの様に行動すべきか良く考えるべきでしょう。日米安保の核の傘は昔から破れ傘であり、自立し国際関係を考える時になります。

 先史文明の歴史のまとめ記事に書いている部分ですが、米国政府には実質的に破産しているという問題があるはずです。中国共産党も同様でしょう。
 米国政府を破産させているのは、大きくなりすぎた軍事費であり、歳入でまかなえる範囲を大きく逸脱して、ドルを印刷することで問題を表面化させていないだけです。これが続く間は今の状況にも維持に可能性がありますが、問題はどんどん大きくなっており、嘘のばれる時も近づいているでしょう。
 ロシアの新兵器群は、軍産議会複合体の予算を浪費してきた姿勢をさらに強めさせるでしょう。実際に今のMDシステムでは北回りの攻撃だけなので、南回りを含む全方位へと展開する必要があるのみならず、その場所に集中攻撃を受けた場合の対処まで必要です。飽和攻撃という種類の物であり、相手の防衛能力を超えた攻撃を行うと、誰でも打つ手なしなのです。どんどん米国政府と軍産議会複合体は破産に向かって進む事になるでしょう。
 軍事力に頼るだけでは政治を動かす事など出来ないのであり、これまでの嘘が成り立ってきた基礎である米国の突出した軍事力は、実際にはいびつに歪んでおり脆い部分を含んでいたのでした。これはこれから明らかになる流れでしょう。
 米国の潤沢な資金は兵器開発に有利な物でしたが、科学における客観性を無視してきた部分で、その開発能力が一部ですでに失われています。この先にある技術開発で、常温核融合技術にしても質量の制御にしても、彼らが優位を保てる理由は不明瞭でしょう。既存の技術を使って優位性を保つことしか考えてこなかったのであり、その部分が新しい物を認めさせない働きをしてきていました。利益を巡って争うのであり新技術の獲得競争ではないのです。
 米国政府の実質的な破産は、この部分を大きく進展させることになり、軍産議会複合体の科学力は衰えることにならざるを得ないでしょう。

 地の声と遺跡の組み込みで、米国政府の破産への流れを教えられています。今回ロシアの新兵器が気になったので、軍産議会複合体との関連を調べてみました。こちらもイラストに載せています。
 メインキーワードを軍産議会複合体にして評価しいています。MIINCOCOと言う英語の先頭2文字を選びました。110個以上の該当場所から100個を選んでフィルターを条件としてかけています。
 Military-Industrial-Congressional Complex となるそうです。ガセネタかも知れませんが、アイゼンハウアー元大統領が公表したかった物がこの言葉であり、演説時に議会を刺激したくないと考えて議会の部分が抜かれたと書かれていました。こちらは英訳したかったのでこれを利用する事にしました。
 今年2018年と、ロシアの公表した新型ICBMによりどの様な未来に進むのかを確認した物です。日本の自然災害の評価は検索から外しています。
 米国の財政破綻と他国の金塊の紛失の問題が暗号上に組み込まれている事を明確にする目的がこの解析でした。
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 おとりという言葉もロシアの新型ICBMまでを含んで考えて良いのか微妙でした。原子力巡航ミサイルは現状おとりと思いますが、新型ICBMは可能だと思えるのでおとりではない気がします。それでも軍産議会複合体はこれまでの嘘を認めるわけには行かないので、迎撃態勢を準備すべく米国政府を破産させる動きを強めることになるでしょう。見えない部分ですが、内部はMDの今後の開発にもめているのでしょう。
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稲生雅之
イオン・アルゲイン