この記事の目的は私たちが失わされている客観性の回復です。
科学は都合の悪い事実を無視してノーベル物理学賞を与えるほどなので、その間違いが数年で明らかになるのです。客観性を取り戻すことで過去の嘘や間違いと向き合える様に変わり、科学の進歩はこれまでとは比較にならないほど早まるでしょう。
客観性のない議論は、宗教の信じる者が救われるという信念の世界です。信教の自由は憲法に保障される物であり、根拠のない信念を押しつけられる理由はないのです。嘘を信じても現実を良い方向に変えることは出来ないのであり、地球と私たちの未来の抱える環境などの問題に向き合う為にも、私たちは全ての分野で客観性を取り戻す必要があるのです。
意図的に失っている客観性は意図的に政治的に利用されています。御用学者が嘘をついて政治に利用するだけでなく、各種規制を歪めることで、様々な分野の大企業への利益誘導にも使われています。日本の原発の安全性など日本でこれから起きる地震の前には、全く無責任な物でしかありません。
この中でも最悪な物は、ノーベル平和賞を利用した嘘であるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の温暖化情報が化石燃料関連産業によりねじ曲げられている部分でしょう。前記事で指摘している通り、北極海の温暖化は暴走を始めており、メタンガスの大量放出から更なる温暖化と海面上昇が促されるところです。
地球全体の水蒸気の圧力平衡は、北極から崩れていました。南極にはまだ水蒸気の吸収の余力があったので、一部が温暖化していても全体として南極の氷を増やす事が出来ていたのです。この余力をもって温暖化を起きていないとする議論は単なる嘘つきです。自分に統合の良い所だけを切り出して強調しているだけなのです。自分に都合の悪い所を隠す客観性のない科学者の特徴であり、科学を信念体系の宗教に代えているのです。2011年のノーベル物理学賞と同じ種類の間違いです。IPCCはこれを意図的に利用しているであり、これが私たちの今の科学の水準なのです。100年程度後の科学から見たら、中世の教会レベルの客観性の無さを笑われるほどの状況なのです。今の科学者達には必須であるべき自然全体を客観的に見るという事の重要性が、全く理解されていない程なのです。査読という制度にまで表れている歪んだ、ある意味幼稚と言える宗教家の姿です。
この余力がなくなるときに、地球の気温はこれまで以上にさらに激しく暴走を始めます。その時誰もがIPCCに騙されていたことに気づくでしょう。この後数年で西南極の棚氷が大規模に崩壊して海面を2m前後急激に上昇させるでしょう。いきなり4mかも知れませんがこの予想は南極の棚氷の崩壊状況次第です。崩壊進展の状況は衛星で判るのであり、この時点では何をしても止める事は出来ず、大津波とその後の引かない高潮に備えるだけでしょう。ここまで進んでからでは手遅れなのです。科学的に明確なのは、一度海面上昇が始まるとこちらも暴走すると言う事です。上昇した海面に触れる氷が溶け出す部分が更なる海面上昇を招くので、5~6mまではすぐに届くと思われます。日本の津波対策の防潮堤など、未来の変化の前には何の意味もなくなってしまう程なのです。
地球温暖化の問題に向きあう最後の時期でしょう。今すぐ対処を始めなければ北極域の暴走は加速しており南極の水蒸気吸収余力を食い尽くして、海面上昇と気温の上昇で地球環境の安定した姿は変わってしまうでしょう。
加えて嘘つきと正直な科学者の権力闘争の場でしかないIPCCからは、今後も科学的に公正な報告など期待出来ないでしょう。未知の部分が多い科学なので、嘘つきが未来予想をねじ曲げることを容易にしているのです。未知の部分の嘘が解明されるまでに時間が過ぎてしまい、海面上昇にも温暖化の暴走にも、役立つ議論を提供出来ないのです。現状では無視すべき嘘を垂れ流す無駄な国際協力の機関です。化石燃料関連産業の提供する研究費では議論の結果をねじ曲げる物しか、過去には生み出されなかったと言う事です。
不可逆の変化という現実が明らかになる時に嘘つきの科学者達は消えてゆくのですが、この時を待っていると海面上昇と温暖化の暴走で、安定した地球環境は失われてしまうのです。これでは混乱と戦争からの利益を望む嘘つき達の後ろにいる資本家の勝利であり、今が対策出来る最後の時期なのです。IPCCは議論の結果を一つに絞る事で、公正な議論を歪める機関です。これを越えたところで語る正直な科学者の皆さんの声に耳を傾けましょう。
海面が5m上昇するとニューヨークもワシントンも、東京も大阪も気がつくと低地は海の底という状態になるのです。トランプ大統領のフロリダの別荘マール・ア・ラーゴも海の底であり、大統領任期の残り3年では問題なくとも10年先はもう分からないのです。その責任が別荘を海に沈めたところで、大勢の人々の住むべき場所が不当にも取り上げられる状況には変わりがないのです。ニューヨークのトランプタワーは標高が17mあるので助かるところですが、人々の恨みの声が向けられる怨嗟の塔にしかならないでしょう。責任ある世界の政治が変わる必要があるのです。
温暖化の問題も緊急を要する問題ですが、この先にまだもう一つそれ以上の問題を抱えているのがこの地である地球の姿です。日本だけでなくアジアと南アメリカを経て世界に拡がる大問題になる物です。南海トラフの連動地震で大騒ぎになる日本の未来ですが、近未来に予想される地殻変動は、これとは比較にならない全地球規模の大変動です。
この問題は意図的に隠されているのではなく、私たちの科学がまだ発達が足りないことで、地震関連とプレートテクトニクスの科学が未発達なことが原因で、誰にも知られていないのです。
大問題故に詳しく書けば本一冊になります。ここでは分かりやすいイラストを載せますので約500万年前と同じ事が起きようとしている現状を見てみて下さい。
ハワイの南側をグーグルアースで見ると、海底に高さ1km近い非常に広域な盛り上がりが見られます。これをイラストの重力異常のデーターとの重なりで確認してみて下さい。ここにマントルが溜まり込んでいるのであり、今の遅れた地球科学ではまだ原因の説明の出来ない現象です。
こちらが調べた原因ですが、トンガ・ケルマディック海溝によるプレート運動の抑止と、そこから生み出されたプレートのたわみの下にマントルが蓄積されているという物です。
同じ現象が約500万年ほど前にも起きており、当時はフィジー海盆がオーストラリアプレートに食い込んで、今と同じようにプレートの運動を止めていました。その結果でマントルが溜まり、その生み出された力によってフィジー海盆は引きちぎられて、これから起きると予想される地殻変動とほぼ同じと思われる大変動を生み出したのでした。
イラストに約500万年前の当時に生み出されて残された構造線や海底の川の様子を載せています。アジアだけを載せていますが、全地球に構造線は走ったと思われますし、プレートの上下運動は日本周辺だけではなく、南アメリカやヨーロッパでも起きていたと思われます。海底の川の証拠は世界中に存在するからです。
この対処は常温核融合のエネルギーを手に入れてからになる所です。私たちはこの地殻変動の大変化を穏やかな物にする必要があるのです。富士山の噴火後に生まれる関東直下の中央海嶺をハワイの南側にあるマントル溜まりまで導く事が必要です。生み出される中央海嶺を電気エネルギーやプレートへ穴を空けて海水を注入し、裂け目を拡がりやすくするなどの作業が必要になると感じています。
その結果中央海嶺としてのマントルの上昇流が、今のマントル溜まりの中にあるマントルを支えることになり、フィジー海盆に亀裂が入ってプレートのバランスが崩れても今の形を保てるようになれるのです。マントルが動いて日本を3km持ち上げる事は防げるのですが、その後プレートの動く方向が変わるのでこれに伴うゆっくりとした世界規模の変化に備えることが必要になるでしょう。
311地震は私たちに常温核融合の基礎理論だけでなく、地震予知の手法も教えています。その当時に起きていた新燃岳の噴火でも、同様の2種類の大地震と大噴火における前兆を確認しています。大地震ではもう一つ加わって3種類です。南海トラフの地震が大型になり連動する時には、この前兆の正しさを証明するでしょう。地震学者は声を揃えて「現代の科学では地震予知は出来ない」としていますが、ここにあるのは社会の問題と向きあわず、自分たちの評価される論文になる事をやるだけという姿勢です。
難しくて評価されない仕事は誰もやりたがらないだけなのです。科学者の評価方法にある問題がこの状況を生み出している部分も大きいでしょう。
その上御用学者も参入して原発周辺の地震と火山の噴火は原発を破壊しないと根拠のない話を作り上げるのです。地殻変動が起きる場合には、全ての原発が破壊されるでしょう。南海トラフの地震にしても、今後の海面上昇次第で被害は変わるのであり、この部分を全く考えない安全評価には、科学と言えない宗教の信念を感じるほどです。関連する防潮堤も当初の機能を果たさず、国民を守るという役に立たない可能性まであるのです。
健康被害の原因である放射能の反動も当然無視が今の安倍政権の姿でしょう。反動のない銃があり得ないように、放射能の発生時に放射核側が反動で音速で動いて生体を大きく損傷しているのですが、この部分がこれまで気づかれず無視されてきているのです。エネルギーとしても放射能被害の半分が隠されているに等しく、生体の特定部位に被害が集中する理由を説明するのです。現在進行中の福島の子供達の甲状腺に異常が出る明確な理由を、新しい科学として提供しています。
多くの国の権力者達には国民の安全や国家百年の計よりも、自分たちの利権にしか目が向かないのです。放射能の反動を論文として公表させないのはアメリカ物理学会です。ヒトラーも上手く国民を騙して誘導していましたが、軍産議会複合体も同様であり、アメリカのみならず世界の人々を騙しているのです。
私たちは、温暖化と海面上昇の目の前の未来と、その後にある近未来の地殻変動の問題に、正面から向き合う時期になっているのです。
天文学において未解明の非常に大きな力の存在を忘れている部分が、客観性を無意識に手放している部分として、2011年のノーベル物理学賞の大きな間違いの原因です。IPCC内部の嘘つき科学者は自己の利益のために意図的に客観性を無視して、世界を騙す犯罪行為を今も行っています。前記事で説明した情報公開が適切に行われると、御用学者は利権を誘導する権力者の共謀共同正犯者である事が明らかになる時代が来るのです。
科学の更なる進歩を促す議論の入り口は特許制度の改革と、これに組み合わせる署名による司法権行使です。この点は前記事で説明しています。この記事では客観性のない科学がどれほど出鱈目であるかを判りやすく、科学者でない皆さんにご説明したいと思います。
一般の科学者さんへ(前記事の最後に載せた文章です。)
自分たちの抱える問題を無視して、その影響のある全体像を見るのは無理であり、その結果で間違いを生み出すのです。あなたの大切な研究がその分無駄になるのであり、その意識を持たなければ科学的な客観性などなくなるのです。
客観性は自然をその様に見るだけでなく、思考の道具である自分の心の客観性を知る事から検討する必要があるのです。少なくとも心理学と精神分析における無意識をご理解下さい。様々な物事により思考が客観性を失わされねじ曲げられていることを、この記事に書くニュートリノのパウリ効果が証明しています。
客観性のない査読を手放すこれからの世代には常識化して、科学の進歩を加速してくれるでしょう。こちらのあらゆる分野の解析力を支える物こそ、無私の客観性です。あとは100年後の自分が科学者だったときに、今の自分がどう見えるかも参考になるでしょう。進んだ文明の宇宙人を仮定しても良いけれど、彼らと比較すると私たちはまだまだ幼稚です。以後100年間の科学の進歩を想像してみて下さい。そこまで進まないと分からない事が残っているかも知れないという謙虚さも重要なのです。無知の知の別表現です。
稲生雅之
ペンネーム イオン・アルゲイン
要約 (天文学の進歩全般と2011年と2017年のノーベル物理学賞の間違いの説明と、ニュートリノの電荷を調べる研究の提言です。要約は科学者向けの言葉です。本文は一般の方にも分かりやすく書いています。)
素粒子論によりブラックホールとビッグバンの特異点を消滅させることが可能です。
ヒッグス場が存在すると、温度によりクオークから質量を失わせることが可能である。二つ以上の超巨大ブラックホール質量を衝突させて高温により質量を失わせると、冷却が進むまで重力の束縛の大半が消えて放射エネルギーの拡散になる。衝突エネルギーとクオークの持つガンマー線レベルの大爆発に出来てビッグバンとなれる。その始まりにおける特異点を回避出来て、ビッグバンのパラメーターも大きさと温度を選択できる余地が生まれる。ブラックホールが無限に潰れる場合も特異点への到達前に同様に爆発する。
また、必要なヒッグス場を失わせる温度は、大統一理論からは重力の分岐する後になる。これだと重力との統一には意味がなくなる可能性を検討する必要も生まれる。
二重星などの回転運動を行う運動量は、素粒子レベルも放射も、重力波を放射できる。この重力波が銀河レベルで重なると波の重ね合わせの原理で重力的効果を持てる。棒渦巻き銀河の棒形状を作る力であり重力レンズの源でもある。時間と共に放射により減衰する力なので宇宙項としての斥力を発揮するが、この効果が宇宙方程式には反映されていない。これを検討するとダークマターとダークエネルギーは大きく減少すると思われ、計測されている宇宙の加速膨張を相殺できる可能性が高い。また、二重星の運動量は+と-、NとS等にも一般化できて、渦がらせんの力としてエネルギーを波の様に伝える基本式にもなる。ビッグバンのエネルギーはここにも配分されており影響の計測と解析が必要な新分野です。
中性子星とブラックホールでは、電磁場とグルーオンの運動量が重力と90度の移動方向時に重力波を放射するので、エネルギーを失いこの方向への動きが大きく抑制される。その結果中心に向かって中性子のクオークは三角形ではなくDUDの直線上の並びとなり表面にDの電荷が目立つようになる。ここに自転を組み合わせるとDの生み出す環電流が巨大な磁場を生み出すことになる。それぞれの生み出す宇宙ジェットの主因になり得る。
ブラックホールの持つ細く絞られた強力な宇宙ジェットを明確に説明するには、シュバルツシルト半径の外側にDUDのはみ出しを持てば良い。ブラックホール質量も中性子星である可能性がある。カレント質量クオークペアに電磁遮蔽された三角形と比べて、遮蔽のほとんどない強い電磁反発力のあるDUDの振る舞い次第であり、解析には素粒子論上スパコンレベルのシミュレーションが光速度とシュバルツシルト半径の変化に対応して数多く必要です。
ガンマー線バーストで放出されるエネルギーを、素粒子論における中性子の98%の質量であるグルーオンにまとわりつくクオークペアの対消滅に求める事が出来る。重力に潰されて中性子内部のグルーオンのエネルギー密度が、隣の中性子のグルーオンと重なることで上昇する分、クオークペアからグルーオンに戻る部分が制限されて対消滅していると思われる。同様にDUDの直線化でもグルーオンが重なって対消滅が増えるので、恒星質量ブラックホールは最大98%まで質量を放出した結果で生まれる可能性がある。例えば50太陽質量の恒星質量ブラックホールは非常に生まれにくくなり、重力波の検出された連星にはさらになりにくく、現象の発生確率を大きく低下させる事になる。
LIGOとVIRGOの検出した重力波のデーターは、4/5が太陽と地球と月の軌道の相互作用(日食、月食、地球近日点の付近)からも説明できる可能性がある。残る1つは歳差運動の原因として太陽に伴星を仮定すると説明出来る。木星磁場が太陽と結合しその中を地球の核の環電流が通り過ぎるとき10^7Nレベルの力が働く。この木星の衝の時に大きな地震は統計的に1.3倍起きている。同様にして伴星は燃え尽きた星の鉄の塊なので磁化した部分で12月末に地球に地震を統計的に起こせるレベルにある。伴星なら現代文明が直接計測した初めての証拠となる信号です。現状は重力と磁力にかかわる地球重心系への相互作用を検出できている可能性が極めて高い。
地震統計は5月と11月にも小さなピークを持ち、ここに期待できる外部要因がオリオン腕を通る銀河電流の生み出す磁場になる。アルフベン宇宙回路の示すこの力の存在がこの時期にLIGOとVIRGOとKAGRAで計測できる可能性があると思われる。
これ以外にも天の川銀河の棒状部先端に太陽とその伴星の長軸が向いているので強い力の存在が期待できる。この場所からの重力を捉えると重ね合わされた重力波の直接検出になる。この力は星々の回転運動が起こす物であり、未解明であった棒渦巻き銀河の棒形状の作成メカニズムを明確に証明する事にもなる。
地球重心系の天文学だけれどもそれぞれ銀河の運動を明確にする役に立つ可能性があり、アルフベン宇宙回路の存在は磁場による質量の閉じ込め効果でもある。銀河の電磁場が重力的な効果として宇宙方程式に影響している事になる可能性が高い。
ビッグバン後に物質を生み出す対称性の破れの仮説の提唱です。観測されるニュートリノは全て右巻きで、反ニュートリノは全て左巻きですが、この状況をニュートリノ自身が反粒子と解釈することが出来ると考えます。ニュートリノには微小な+や-の電荷に可能性があるのですが、これを確認した人はいないと思います。
量子場に微小なマイナス電位状の物を仮定してニュートリノの持てる電位の+と-を両方とも+に見える様に出来る。この時に現状が説明出来るので、素粒子の電荷=f(質量、その他)+オフセット、と仮定すればオフセットにより微小な+と-が双方+に選べる事になる。その結果で対称性が破れる可能性がある。物質優勢で反物質のない現状を説明出来る可能性がある。
ニュートリノの電荷はT2Kのニュートリノ振動実験などで確認出来る可能性があるので、その確認をお願いしたいと思います。素粒子標準模型における電荷と質量のつながりを解いてゆく鍵になるかも知れません。
記事の項目
1)ガンマー線バーストとDUD中性子の存在について
2)素粒子論から見たブラックホールとビッグバン(らせんの力が出てきます)
3)ニュートリノ実験への提言
前記事の項目(科学の進歩と署名による司法権行使と国際協力による温暖化対策)
1)新しい分野の立ち上がりに必要な特許制度と、署名による司法権行使
2)署名による司法権行使で救える三人の大和撫子
3)未解明のあの世と宗教を客観的に科学する
4)常温核融合技術のもたらす未来と地球温暖化への国際協力による対策
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続く。