先史文明が伝える古からの地球の歴史と未来12 10月5日 10月8日追記

 1366万年前に始まったと思われる人類の歴史について以下の項目を説明します。その内容を元にして私たちの文明に重要な動きの始まった8万年前以降の状況について、まとめの記事をお送りします。項目の順番に作業を進めます。
 ここにまとめる記事は、遺跡や遺物に残る直接的で誰にも検証可能な証拠に基づいており、あの世の声を聞いたという証拠の提示できないオカルトの類いとは異なります。科学技術の進歩の結果で得られるデーター類も利用し、客観的な評価に耐える事実とそこから推定できる人類の過去の歴史の流れをお送りします。

1)1366万年前の人類の始まりから8万年前までの遺伝子実験期間
1-1)月と人類の誕生と恐竜との共存 証明されていなかった恐竜絶滅と人類の始まり
1-2)プレート運動の歴史      ホットスポットの教えるプレートの動き
1-3)520万年前と現在の地殻変動、地震予知技術 約520万年前から現代へ解決策を託している
2)暦の遺跡の情報          2度の極移動と暦の変化の記録
3)歴史書と宗教書の情報       極移動に対応した宗教の変遷の記録
4)客観性のない科学の遅れ      権力の支配に利用されている愚かな姿
5)月、金星、火星、ティアマトの状況 忘れられた宇宙技術の遺跡
6)善と偽善の地球の遺跡の情報    世界に散らばる先史文明の遺跡の存在
7)ノーベル物理学賞の問題について  重力波の検出に疑義ありです
まとめの本記事
8万年前以降の歴史の流れと未来    宇宙に文明を拡げる上でのティアマトの再生と、他者と共存する未来の姿

この記事の項目
7)ノーベル物理学賞の問題について
 2017年のノーベル物理学賞が「レーザー干渉計LIGOを用いた重力波観測への多大なる貢献」に与えられることが10月3日のニュースになりました。
 この記事の関連でアインシュタインの忘れ物である、回転運動の持つ重力的効果について触れています。ダークマターという未知の重力的効果を発生する仮定の物質があるのですが、この物質は不要であり単なる回転運動効果の可能性が高いと考えています。
 重力波の検出とのことで中性子の二重星からの物を捉えたのかと思ったのですが、13億年も前に発生した太陽の何十倍もの大きさのブラックホールの合体がその発生源でした。シミュレーション画像が公表されており見てみたのですが、光速度の1/2まで加速するブラックホールという物に対して、違和感がありました。ここまで加速したときに何が起きるのか、私たちの物理学はまだ知らないはずだからです。
 ブラックホールの発生する強い重力のもたらすガスの発光やX線の発生など、間接的な証拠は求められていますが、直接的な証拠はまだなかったと思います。この意味もあるので重力波の検出は本物であれば、大きな成果でしょう。

 こちらが簡単に調べて判る範囲で3点ほど問題を感じています。こちらは物理学者ではないので、スーパーコンピューターを用いてシミュレーションするという時間と大金のかかる仕事は出来ないのですが、理論面と実験物理の面には反証材料を提供することが出来ます。LIGOの実験グループの人々が自分の結果に自信を持つことは悪いことではないのですが、その検証を十分には出来ていない姿が明らかです。
 こちらは地球物理として、地震の予知までを科学する記事を書いている者として、地球全体が動かされる太陽系レベルのイベントの存在を明確にしています。木星磁場による地球のコア電流へのフレミングの法則の力と太陽の伴星の磁場の同様の影響です。統計的に問題なく現実ですので、この種の問題にも目を向けるべきだったでしょう。知らないから仕方がない部分でもあるのですが、同種の問題は惑星と月の軌道からも指摘できるのでありこの部分は注意不足です。
 この種の問題の存在は、地球全体をほぼ同時に動かし得る振動の発生を否定出来なくする物です。その結果如何にも光速度で伝わる重力波が届いたのと同様の実験結果を導くのです。そしてこれは、宇宙空間での実験結果と照らし合わせることで、データーからはじき出されるべきノイズなのです。この宇宙実験計画は存在しているので受賞をそこまで待ってから、検証をしっかりとして公表すべきだったと思います。
 2016年がアインシュタインの一般相対性理論から100年なので、これに合わせるために焦った結果がこの検証不足なのかも知れません。ノイズである可能性の高さを否定出来ないと強く感じています。

 問題の2点は判りやすく書けると思います。残る一つはブラックホールの物理学になるので、専門用語も使用せざるを得ないです。この点で判りにくくなってしまうかも知れませんが、天文物理学者には明確に判るように書く文章です。この理論の部分が本質的には重要であり、天文学者は未知の部分を都合良く利用しすぎています。
 一般の方に判るように上手くは書けないかも知れませんが、この記事が本になるときにはイラストを駆使するなど工夫をしたいと思います。この記事は予定外に追加する物であり、まとめの本記事を書くために残されている時間の制限があるのでご容赦頂ければと思います。ただただ科学論文の査読という物には客観性がなく、権力者の主観でしかない中世の教会レベルであることを明確にしたいのです。ノーベル賞も例外ではないのです。
 3つの問題点について、順番に説明したいと思います。

1)イベントの発生日時が地球全体が揺さぶられる日時にほぼ一致している。
 過去4回ほど重力波は検出されています。その日時とその時の天体配置的な条件をまとめます。

2015/9/12  1回目 
 日本時間の13日15時が日本時間の新月で、部分日食、半月後は皆既月食
2015/12/26 2回目
 25日の20時が満月、12月21日に伴星が衝になる時期
2017/1/4   3回目
 地球近日点
2017/8/14  4回目
 皆既日食と皆既月食の関連する時期の中間で半月

 まず分かりやすい物は、3回目に重なる地球近日点でしょう。地球が太陽に最も近付き、離れる転換点です。この時に地球は加速してきた動きを減速に変えるのです。力の向きが変わる物でもあり、地球全体の動きが現れるときです。
 この動きがいつどの様に現れるかは、現実的には他の惑星の位置関係にまで影響されているのではないかと思います。LIGOは非常に感度の高い計測器なのでここまでを配慮して検討すべきでしょう。
 次は月の位置です。月は太陽の黄道面に対して5.1度の傾きを持っています。月の引力と太陽の引力が地球の重心に重なって働くのはこの動きが重なるときであり、通常この前後に日食と月食を伴うのです。加えて潮の満ち引きにも影響されて地球の重心はふらついているでしょう。月の引力と太陽の引力は、普段は角度が異なる物ですし、地球の共通重心への力と見做せば、ある種の回転を生み出す力であり地球の自転をふらつかせる働きでしょう。
 ここに黄道面の通過が起きるときに、厳密には潮の満ち引きとのずれも含めて、地球の重心を動かす方向の力が働くでしょう。月が太陽面に一致する前後に、共通重心と地球の重心の双方が影響を受けるはずです。この時地球全体に振動を発生できても良いでしょう。1回目と4回目がこの条件です。
 2回目は満月と伴星の影響力の重なりです。電磁気現象ですのでその軌道に厳密に制約されているかは未知数ですし、木星もしし座にあってオリオン座の棍棒付近の伴星の磁場に、多少の影響を与えているでしょう。その結果で12月21日の衝の位置が26日の影響になるのかは明確ではありません。
 この点は地震統計より考えると、12月と1月が太陽の伴星の影響を強く受ける時期になります。ここに満月の引力の影響が重なり、地球全体の動きを引きおこしたのかも知れません。

 本来であればここに重力波の発生時刻までを比較すべき所ですが、批判するこちらはこの種の大きな地球の動きが厳密にいつ起きるのか、予測する手段を持たないのです。地球は硬さを持つ剛体(固い立体のような物)であり、一カ所を押せばその動きが他に伝わる柔らかさを持っています。
 ある意味ぶよぶよの柔らかい球でもあるのですが、この重心に力を加えたら何が起きるのか、その知見が私たちの科学にはまだないです。この意味でシミュレーションでも何でも実行して何が起きているかを知るべきなのですが、この仕事はLIGOのチームが事前に行うべき物です。LIGOがこの検出をしているとも言える部分です。その結果でこの影響を受けないことを実証するか、そのイベントを除外する手段を設けることが必要であったと思います。
 4回のイベントに対して、地球近日点はほとんど問答無用ですし、日食月食のタイミングにも影響されています。残る一度は太陽の伴星が地球を揺らす時期ですので、全体として地球の動きが予想される時期を外さないのです。ここに彼らの指摘する信号を重力波と判断出来る理由はなく、宇宙での反証実験を経て、重力波のデーターであると証明すべきでしょう。

2)イベントの発生に統計的偏りがあり、信号以外の要因を検討すべき状況がある。
 重力波の発生イベントは10億年以上前の物が全てです。どうして天の川銀河系などの近傍の物がないのでしょうか。素朴な疑問ですが、日本のTAMA300との比較で考えるとその意味が明らかになります。
 まず、イベントの内容です。

発生時期
13億年、14億年、18億年、30億年前の信号
合体後のブラックホールの質量
60、21、49、66倍(約)の太陽質量

 日本のタマちゃんはLIGOの4kmの検出距離と比較して300mの前世代の機器になります。それでも当時の前LIGOとの間に共通イベントを検出できたとされています。LIGOは距離が10倍に伸びて、その分感度が上がったと考えて良いでしょう。
 タマちゃんの検出対象は中性子星でした。天の川銀河のイベントを探していたはずです。日本の天文学者達はこの近距離のイベント発生が検出可能であるとの試算をして機器を計画し、様々なノイズと戦いながら結果を出せなかったのです。彼らも客観的ではないのですが、機器のノイズを低下して前LIGOとの共通イベントの検出まで行えています。この関連の技術を開発してゆく力は十二分でしょう。
 この実績を信じるのであれば、当時から地球の全体が動くイベントを検出できていたのでしょう。
 続いてLIGOの批判になります。どうしてタマちゃんが目指したイベントは検出できず、10億年も前のイベントとして、ブラックホールの合体しか検出できないのでしょうか。しかも合体後の質量レベルが太陽質量の10倍の桁数です。
 この意味を地球由来のノイズの特徴であると答えるのがこちらの批判です。公表されているデーターによれば、同じ波形が光速度の時間範囲(10mS)で一致することがほとんどないとのことでした。この表現からノイズ波形には同じような形の物が存在する事は明らかです。地球全体が動く時を捉えているのであれば、大きな変化の少ない(桁数の異なるような)イベントである部分は納得出来るでしょう。

 研究チームは、これらのノイズの可能性を慎重に検討した結果、今回とらえた信号がハンフォードとリビングストン(2つの観測所は約3000km離れている)で偶然ほぼ同時に発生したノイズによるものである可能性は低く、99.997%の確率で重力波であるといえると結論づけている。

 と記事には紹介されていますが、彼らは地球全体が動くイベントの発生を評価していないでしょう。これで99.997%の確率は客観性の欠如です。彼らにとっての0.003%が地球全体の動きであるという現実が明らかになる時に、客観性の無さを知るのでしょう。一般の地震学者も知らない地震の現実でもあるのです。
 科学の未発達が原因で、未知の部分の自然現象の評価を見落としたのではないのです。地球と月の軌道要素とその影響はニュートンの古典物理で計算できるのであり、伴星関与のイベントを除いて小難しい地震予知の理論の話をしているわけではないのです。

3)重力波の発生に際して、太陽質量の数倍のエネルギーが消費される物理はまだ確定していない物理のはずである。内部に残る回転モーメントにも検討が必要と思われる。
 二重星の重力波を計算して、その周期の減衰が発生エネルギーであるとの結果を導いた学者達がノーベル賞を受賞しています。この計算は教科書にも出ているのでこちらも見ているところです。
 二重星は条件次第で合体します。この条件も教科書に出ているので、この先にブラックホールの衝突が計算されていると思われます。
 こちらの批判が彼らに理解しにくいかも知れないので、始めにことわりを入れます。一般相対性理論の近似を使って二重星の重力波発生を計算しているのが彼らですが、こちらはらせんの力を質量に拡張して全体を評価しています。二重星の彼らは周期の減少に重力波発生のエネルギーを求めておりここには反論の余地はないのですが、ブラックホールの彼らは質量をそのエネルギーに安易に求めています。ここに直接的な物理の理論的なつながりがないので、一つ目の批判を展開するのです。
 らせんの力はその仕組みを回転抵抗に求めます。非回転時と比較して回転を維持する為に余計な力が必要になるのがらせんの力の本質です。電磁場も重力場も光速度で拡がるので、この広がりの時間に回転が進む分、距離が短くなり大きな力を必要とするのです。重力場でも本質は同じであり、回転速度を上げるには相応のエネルギーが必要であり、本来は回転速度から提供されるのです。ここには直接的なつながりがあるので物理現象のエネルギーの移動で説明できるのです。

 ブラックホールははっきり言って面倒くさいです。回転するブラックホールとそうでないブラックホールの二種類しか理論的には解明が進んでいないのです。ブラックホールを二重星にして高速で回転するときに何が起きるのか、未知の科学です。教科書レベルはこの状況ですし、これから理論的な矛盾面を説明したいと思います。
 物質を光速度に近い所まで加速すると、物質は重くなります。重くなった分は加えられたエネルギーでもあり、加速すると重たくなるのです。
 物質を引力で支えて回転させると、質量の加速度の変化が重力波を放射します。これを極限まで加速すると、この回転を維持するエネルギーが物質側から提供されるとしているのが今のシミュレーション技術です。これは仮定でありこそすれ、証明などされていない物になります。
 近傍に置かれたブラックホールがお互いを引きつけて、光速度の1/2の速度まで加速するという可能性を否定することは出来ません。その条件下で何が起きているのかまだ誰も見たことがなく、未知数です。光速度の1/2まで加速するとブラックホールは重くなり質量は増えるでしょう。エネルギーは位置エネルギーとして相手のブラックホールが提供しており矛盾はないと思います。
 これを回転させるときに何が起きるかが問題なのです。上記に書いたように、動いている相手のブラックホールを追いかける軌道を描くので、ここに加速度の変化と重力波の発生がある事は間違いありません。そのエネルギーは本来回転エネルギーより供給される物なので、いきなり物質の質量がこのエネルギーに転換するはずではないと思えます。光速度の1/2という相対論的速度なので、内部にある物質のエネルギーを使いたいのは判るのですが、加速は質量を増やし、向きの変動は回転運動として、その周期よりエネルギーを受け取るのです。ここに周期のエネルギーは実在しておりこのエネルギーに質量から追加を起こすメカニズムは知られていないはずです。ここに論理の飛躍があるのです。
 現実的にはこのエネルギーの転換が起きると仮定しても、大きな間違いではないかも知れません。回転抵抗がエネルギーを失わせると仮定すれば、相対論領域においては回転速度が加速度変化になりエネルギーになるのでしょう。
 これを認めることまでは出来るのですが、加速して重くなった分のエネルギーを相対論的に放出することは出来ても、太陽数個分の質量を失うほどにエネルギーを消費する部分は相対論的効果の世界を越えているので考えにくいのです。基本として失われた位置エネルギーは運動エネルギーなので、失うエネルギーが大きすぎるのです。
 さらに批判は続きます。

 太陽の数個分のエネルギーが放出される現象がブラックホールの衝突です。ここで仮想実験です。ブラックホールを維持するぎりぎりの質量のブラックホールを二重星にします。ここでは太陽の2倍にしましょう。
 これを衝突軌道において衝突する様子を観察します。公表されているように回転しながら重力波を放出するので、途中で面白い現象が起き得るのです。ブラックホールは質量を失いながら加速回転するので、ブラックホールの最少質量を超える現象が起き得るのです。そのときブラックホールはクオーク星や中性子星に受肉するのです。受物質という意味です。
 ここから状況は激変します。恐らく潮汐力の発生は中性子星やクオーク星に大きな変化をもたらし、その形を保てないほどになるでしょう。強重力場で星がブラックホールに飲み込まれる動画を見たことがあるのですが、細長い線に引き延ばされていました。潮汐力が大きな違いを生み出すのです。
 時間と労力の都合で計算していませんが、間違いなく潮汐力は影響を与えるでしょう。その瞬間に回転速度は低下しバラバラになってもおかしくありませんし、少なくとも変形して内部に熱を生み出し流動的な部分にエネルギーが逃げてゆくでしょう。周期は大きく低下し距離は縮んで合体に至り、再びブラックホールが生まれるのです。

 ここで明確にしたいのは潮汐力の問題です。ブラックホールには角運動量を持つカータイプがあるのですが、その内部には回転モーメントのもどきが存在していると思えており、理論上はブラックホールの外部とエネルギーのやり取りまで出来るのです。
 この回転モーメントもどきのことはまだ実態が分からないと思います。普通に考えるとシュバルツシルト半径の内部に質量に等価の何らかの大きさを持つ領域が存在して、そこに質量の分布を仮定できるのでしょう。
 もしこうなる場合、光速度の1/2までブラックホールを円軌道に加速することなど出来ないでしょう。潮汐力が生まれてブラックホールといえどもバラバラになると思えます。実際には何も外に出られない事になっているのに、内部から変形してバラバラになり得るのです。
 ここで考えたいのは、物理現象として、ブラックホールが受肉するときに、それまでの状態と矛盾なくつながる事です。回転モーメントがいきなり生まれるとそこで現象のつながりが途切れるのです。
 これに対してカーブラックホールのように角運動量を持てるのであれば、内部に回転モーメントもどきが存在し、この存在がブラックホールの性質を明確にするでしょう。重力はシュバルツシルトの外に出てくることが出来るので、内部に質量もどきが存在する事は確かでしょう。そして角運動量を持つことまでは確かめられています。それであれば、回転モーメントのもどきが存在して、その物理量を維持していると思えるのです。
 LIGOチームは質点としてブラックホールを捉えておりそこに回転モーメントの影響はないようです。本当にそうなのか、私たちの物理はまだ知らないのです。見たこともなければ、実験も出来ないのです。理論研究もまだほとんど追いついていないでしょう。シュバルツシルト半径の内部の物理に大きく影響される物なのに、何故か質点で表されて回転の影響を大きく受けず、加減速が出来るのです。

 これらの不明瞭な点を超えるために、信号が取れたという部分で実証できたとするのは議論のすり替えなのです。この先の未来において宇宙での実験も可能になりますし、そう遠からずワープを実現して銀河の中心を見に行けるようになるでしょう。
 重力波の現状は私たちの科学の検証できている範囲を大きく逸脱しており、仮定が数多く存在する状況です。この一つが崩れてもノーベル賞は台無しです。
 彼らがこちらの批判に対して誠実であれば答えはすぐにも出るのですが、恐らく宇宙実験時に出る事になると思います。(以下の議論で既に台無しかも知れません。)
 こちらの反証はこの程度ですので、記事に追加するべきかを検討していました。9割方批判が正しいと感じていますが、科学者の言葉でビール一本賭ける程度が投入した労力に見合う現状です。
 こちらの興味はここまでしても検出できない重力波とは、何が見落とされているのかです。海面において拡散した波面は小さな波の揺らぎにかき消されてゆくのですが、空間にもこの様な揺らぎがあるのでしょうか?真空とは電子と陽電子の対発生空間ですが、この時に空間には小さく揺らぐ可能性を持たないでしょうか。相対論的な大きなエネルギーなので、通過する波面に対して時間空間的な蓄積の効果も大きいでしょう。隠れた質量が邪魔をするイメージです。ダークマターが本当に存在するならば、ここでも重力波の波面のエネルギーを運動として消費できるでしょう。この種の重力波の持つ重力的効果の存在を知らなかったために評価されていないのです。星間物質も同様でしょう。
 出来ては消えなので宇宙の質量にカウントされないのですが、通過する相互作用可能な波面には影響出来るでしょう。霧の中でどこまで遠くが見えるかです。場の量子論から来る制約であり、計算による検証が必要でしょう。この記事の最重要部分になってしまいました。可視光は限定的に相互作用するエネルギーレベルであり、重力波に必ず相互作用する電子対とは減衰における比較のレベルが異なるのです。
 そして恐らくこの場合、微弱な重力波の検出は難しいでしょう。重力波の重ね合わせは重力効果になるので、棒渦巻き銀河に見られる重力効果の計算で重力波の直接の証拠にしても良いのではないでしょうか。太陽の伴星への影響も同様です。
 ワープの材料にコンパクト化した空間の事を書いていますが、この種の科学が進展するときに揺らぎにしても他の打ち消す作用を持つ何かにしても、その空間の仕組みがさらなる進展を与えてくれるのではないかと思います。

稲生雅之
イオン・アルゲイン

簡単な用語説明
カーブラックホール 角運動量を持つブラックホール。内部が回転していると考えて下さい。
ブラックホール 光速度よりも早い重力を実現している星。光が内部から出てこれないので黒い穴と命名されています。専門的には内部の回転がないタイプです。
角運動量 エネルギーの一種で回転する勢いと考えて下さい。
回転モーメント 回転する勢いに対して、抵抗力になる力の分布。フィギアスケートの選手が回転時に両手を拡げるとゆっくり回転しているが、手を体に密着させると高速になる部分がこの回転モーメントの寄与による。回転する勢いが同じ状況で、回転モーメントを小さくする動きが、具体的には手を体に密着させる動きが、回転数を高めることになる。
シュバルツシルト半径 光速度と重力の引き込みが釣り合う点。ここよりも内部からは光が外部に出られない程の重力強度になる。そして、計測できないので内部の様子が分からない領域でもある。アインシュタインの特殊相対性理論は光速度を越える物が存在しない事にしているので、光速度を越える内部の状況が数学的に不明瞭になる。従い物理現象も本来明確にはならない。検証の出来ない高度な数学手法の領域です。
中性子星 恒星がその寿命を終えるときに、ある程度の重さがあると、重力により物質が潰れてその内部の物質が全て中性子に変換する。数kmで太陽1個分の重さのある星になる。
クオーク星 中性星よりもさらに重い恒星がこの名前の星になる。クオークは物質の基本粒子で中性子よりもさらに小さな単位です。重力により中性子星よりもさらに潰れた状態らしいですが、計測例は少なく現実には存在せずブラックホールになっている可能性を指摘されています。
潮汐力 重力の影響が位置によって異なる場合に、その力の差により起きる力の作用。具体的には月を想定した場合、正面ほど引っ張る力が強く、月から見た端面ほど引っ張る力が弱まることを言う。距離が遠くなる部分には重力作用が弱まるのである。距離の差が支配する力の差です。回転モーメントに距離の差が有ったように、ここでも距離の差が力の差になり、潮の満ち引きを起こしたり、極端には惑星を変形し破壊したりするほどの力になるのである。

イラストへのコメント
 この記事を公表した直後に地の声が2度M6クラスの地震を起こしてLIGOリビングストンを指し示して来ました。LIGOリビングストンは重力波観測所であり、この記事の2017年のノーベル物理学賞の研究を行った場所です。続きの作業を促されたことになりこのイラストの作成となりました。
 こちらは始め、重力波計測への問題点を3つ挙げるつもりでした。最後になって重力波の計測できない理由を考えたときに、星間物質と場の量子論の無視であることが明確になりました。彼らは重力波をどこにも透過する物と捉えています。
 現実の重力波はエネルギーを持っており、物質と相互作用して運動を起こす空間歪みの伝搬です。相互作用をするとエネルギーを失うので、波形が小さくなったり伸びたりするのでしょう。この部分を通常の重力の放射と同様に考えており、減衰しないと考えるのは彼らの間違いの原因でした。自分たちの重力波干渉計のミラーを動かすエネルギーを見落としているのです。一般相対論の教科書には書かれていない部分でした。
 通常重力の存在はポテンシャルと言われる位置エネルギーの存在と同様になります。この位置エネルギーが重力影響域の物質を動かすのですが、二重星の発生する重力波の場合、位置エネルギーは有意なレベルが遠方まで届いているわけではないのです。
 ポテンシャルが存在しないところで物体を動かせるのは重力波その物となり、ここにエネルギーが存在する事を証明するのです。重力波の発生時に二重星側で消費されたエネルギーが、ここで物質の動きに転換されて消費されるのです。この意味で一般宇宙空間である電子対の発生空間と銀河中の星間物質環境では、これらの物質が重力波のエネルギーを消費するので重力波はエネルギーを奪われない光のように拡がる物にはならないのです。
 こちらもこれを考えたことで、らせんの力のエネルギーを受け取る部分への理解が進みました。単純に電磁場がエネルギーを受け取れる部分は理解していたのですが、質量への拡張に際して考えていなかった部分でした。こちらとしては自信のある話です。

誤解のないようにコメントです
 100年以上前にマイケルソン・モーリーの実験と言う物があり、当時の科学は光が伝わる媒質としてエーテルという物の存在を探していました。努力しても見つけることは出来なかったのですが、この結果がアインシュタインの特殊相対性理論につながり後の一般相対性理論へと拡張されています。エーテルを否定する結果だったマイケルソン・モーリーの実験ですが、1907年のノーベル賞だそうです。
 今回のタマちゃんとLIGOさんの結果はこちらとしては微弱な重力波の検出が出来ない事を証明する事になり、アインシュタインが忘れものにした回転運動のもたらす重力的効果の存在を明確にする物になるでしょう。ダークマターの問題も恐らく解決し一般相対性理論の理解が進んだ事になるのです。関連する場の量子論も重力現象レベルで無視できないと明確になります。
 日本でもカグラ様という新しい類似の装置が立ち上がってきます。新たに用途を検討する必要もありそうで、こちらとしては天体間の影響関係がどこまで明確に出来るか、興味のある所です。Xフレアの到達や木星と伴星の磁場など電磁現象も含めてその働く力のシグナルを拾い出せるか、重力波も近傍のイベントに発生の可能性を賭ける事にして、そこに存在する信号から様々な物を拾い上げて欲しいと思います。約900天文単位にある太陽質量の10%の伴星ですが、磁場も重力場も地球に影響しています。これさえもまだ直接的には観測できていないのです。
 科学における査読の問題が明確になり、科学者が客観性を取り戻す時に、科学はこれまで以上に大きく進むようになるでしょう。年に一度の分野別ノーベル賞一つで競い合うのは時代遅れになると思います。
 科学の評価は短時間では適切に出来ないのであり、長い時間を経てその評価が固まる必要があるはずです。ノーベル賞は政治的にも利益を求める手段にされている部分が目につくので、客観性のなかった査読の時代の物として、過去の遺産になるべきではないかと思います。

以上