先史文明が伝える古からの地球の歴史と未来11 10月1日

 1366万年前に始まったと思われる人類の歴史について以下の項目を説明します。その内容を元にして私たちの文明に重要な動きの始まった8万年前以降の状況について、まとめの記事をお送りします。項目の順番に作業を進めます。
 ここにまとめる記事は、遺跡や遺物に残る直接的で誰にも検証可能な証拠に基づいており、あの世の声を聞いたという証拠の提示できないオカルトの類いとは異なります。科学技術の進歩の結果で得られるデーター類も利用し、客観的な評価に耐える事実とそこから推定できる人類の過去の歴史の流れをお送りします。

1)1366万年前の人類の始まりから8万年前までの遺伝子実験期間
1-1)月と人類の誕生と恐竜との共存 証明されていなかった恐竜絶滅と人類の始まり
1-2)プレート運動の歴史      ホットスポットの教えるプレートの動き
1-3)520万年前と現在の地殻変動、地震予知技術 約520万年前から現代へ解決策を託している
2)暦の遺跡の情報          2度の極移動と暦の変化の記録
3)歴史書と宗教書の情報       極移動に対応した宗教の変遷の記録
4)客観性のない科学の遅れ      権力の支配に利用されている愚かな姿
5)月、金星、火星、ティアマトの状況 忘れられた宇宙技術の遺跡
6)善と偽善の地球の遺跡の情報    世界に散らばる先史文明の遺跡の存在
まとめの本記事
8万年前以降の歴史の流れと未来    宇宙に文明を拡げる上でのティアマトの再生と、他者と共存する未来の姿

この記事の項目
6)善と偽善の地球の遺跡の情報
 ここでは始めに、先史文明の遺跡と旧約聖書に組み込まれた暗号が同様の未来の計画を持っている部分を説明します。リーマンショックがその例です。同様に1987年のブラックマンデーも1929年の世界大恐慌の始まりも、同様に遺跡と暗号の双方で評価出来ています。暗号は様々な未来を決める条件までを教えてくれるのです。
 先史文明の遺跡には旧極の位置による情報と、666を指数にした組み込みがみられます。この点と特に重要な天文図を残しているデンデラとキトラ古墳の情報について、ここで説明をしたいと思います。

a)リーマンショック
 リーマンショックは米国のリーマン・ブラザーズの倒産を表す日本の言葉で、米国ではサブプライム危機がその名前になります。
 このサブプライム危機において、倒産すべき会社はリーマンには決まっていませんでした。ゴールドマン・サックスもその候補でした。遺跡にはこの二つの違いが現れています。どうして二つあるのかなどの詳しい状況はこの後の節で説明します。
 遺跡の組込には大きな強調は少なく、FRBと財務省との関係が倒産という結果につながる状況であったことを表していると思います。

a-1)リーマン・ブラザーズとゴールドマン・サックスの遺跡としての組み込み
 遺跡に関連する組み込みはイラストを参照下さい。この内容ですが、2018915においてリーマン・ブラザーズかゴールドマン・サックスのどちらかが倒産するという組み込みであり、未来は決まっていなかった様子です。財務省やFRB、テオティワカンなど旧約聖書に組み込まれている暗号でも同様に複数の未来を示していました。

 遺跡において51度丁度で表せる強調は、ガイトナーNY連銀総裁のゴールドマン・サックスへの協力と思われます。財務省にはゴールドマン出身のポールソン長官がおり、この二人の関与が未来を決めたと思える状況です。遺跡における強調はリーマンの方が強いです。
 リーマンも財務省の協力を必要としていましたが、ポールソン長官により阻まれてしまいました。864の強調はこの事を表し、チェチェン・イツァ遺跡のセノテの泉に捧げらる生け贄になったと見る事が出来ます。
 リーマンが不利な条件が遺跡には現れていますが、結果がこうなるかは決まっていなかったと思います。候補がリーマンだけならゴールドマンの組込は不要でしょう。実際には彼らを助けるFRBと財務省の存在が明らかです。経緯は続きの節で説明します。

a-2)未来を決めた時の流れ
 未来を決めた時の流れがどの様な物であったのかを順を追って説明します。市場関係者の方も既にこの時の流れを詳細に覚えている方は少ないのではないかと思います。

リーマンショックの旧約聖書の中に含まれている暗号のグラフ解析
 2008年の9月15日にアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズは6130億ドルの負債を抱えて倒産しました。その後金融危機が始まりEUへも危機は拡散してゆきました。この時期から現在に至るまで、世界の景気を大きく後退させた事件です。
 リーマンの破綻への流れは、実際には1年以上前から始まっています。彼らの所有する土地担保債券に、相応の価値がないことが2007年から明らかになっています。
 市場では2007年の6月以降大きく流れが変わり、それまでは土地担保ビジネスの拡大に賭けていた人々が、次々と縮小に賭け始めた時期です。
 色々調べていますが、どうもこの時期まで、ゴールドマン・サックスなどの大手投資銀行は、土地担保ビジネスの拡大にしか目を向けていなかったようです。いわゆるサブプライムローンの焦げ付きが始まってから、その姿勢を転じています。
 私は始め市場の拡大に賭けたあと、縮小への賭けに転じ、上り下りの双方でぼろ儲けを追求した物かと思っていました。現実はそうではなくて、ただ儲けに目がくらんで暴走し、取り返しがつかなくなったところで、政治力を使って何とかしたという構図のようです。
 詳しく調べるまでは、優秀な「悪い人たち」が存在して、全体の流れを見ているのかと思っていましたが、どうやら異なるようです。
 投資銀行の人々は個人個人は優秀なのでしょう。それでも業務が細分化しすぎていて他の人の業務が分かりにくいし、問題のある商品は何かを騙すことを目的にしていることもあって、全体像がつかみにくくなっていると思います。そうでなければ、超高級取りのCEOが状況を理解し、もっと早い時期に損失をカバーする策を打ち出せるからです。

 実際に市場には2005年から市場の縮小に賭けている人々が少数ながら存在し、彼らは2007年の夏の時点でぼろ儲けをしています。
 この時点で、ベア・スターンズにしても、リーマン・ブラザーズにしても、破綻を避けるために適切に大胆に行動していれば、それぞれが生き延びてこられたと思います。大きな損切りを伴う利益追求の流れを変えることは、誰にとっても難しいことなのでしょう。
 リーマンが倒産する半年前に、ベア・スターンズというリーマンより一つ下のランクの投資銀行(全米5位)が資金繰りに行き詰まり、JPモルガンに吸収されています。
 この時にFRBが290億ドルをJPモルガン経由で融資したことにより、この吸収劇となったようです。
 2013年当時の仕事でこの時期のグラフを書いています。メインキーワードはFRB、財務省とゴールドマンサックスなどの勝ち組の投資銀行群です。彼らの狙いが知りたいからです。暗号検索上のキーワードを選びそこに2008年9月や10月を表す言葉を付けて暗号検索を行い、出て来た言葉を統計評価してグラフにしています。キーワードの見つかった位置にリーマンや倒産などの関連する言葉を探してグラフ化しています。
 このグラフの中で、ベア・スターンズの崩壊という言葉の含まれている物を選び出してみた物がイラストに載せてあります。3月14日の破綻以降の状況を知るために描いてみました。
 この始めのグラフの3月の所に注目すると、こちらもこの年の9月に破綻するAIGと、その前に政府管理に入る政府支援機関(フレディマックとファニーメイを想定)が高く出されています。それぞれの抱えた大きな含み損のもたらす混乱を表している様です。
 この時点で次のターゲットはこの2つに加えてリーマンとメリル・リンチになると思います。こちら2社は5月の所にピークが存在し、注目を促しているようです。実際にこの2社の株価は5月以降低下してゆきます。この解析は2013年に行った物で、当時はここにゴールドマンを入れていませんでした。やり直せるのですが、解析に必要な時間の不足でこの記事では後回しです。本には載せられると思います。
 さらに崩壊というグラフを見るとピークが5月、9月、年末に向けて存在することが分かります。この時期に要注意と言うことでしょうか。
 このまま時が流れれば、土地担保ビジネスの縮小に伴い、順番に問題を起こしていったことと思いますが、7月に市場の流れを変える事件が起きています。

 2つめのグラフはベア崩壊に変えてリーマンのレポートという言葉の含まれている物を選び出した物です。
 7月の始めに、リーマンブラザーズのアナリストが、フレディマックとファニーメイの債券が大きな損失を抱えているというレポートを公表しました。
 この為にさらなる市場の暴落を誘うことになり、7月13日の財務省とFRBの声明を経て7月末には2社への公的資金注入法を成立させています。
 一番目のグラフとの違いとして、7月に救済の大きなピークが出ています。リーマンのレポートが救済という現実を引き寄せたのでしょう。
 ここからの現実は評価が難しくなります。せっかく成立させた法律を財務省はすぐには実行しませんでした。本当に必要になるまで世論の反応を見ると言えばその通りです。
 でもその一方で、逆に様子を見る間は市場の下落を促す事にもなるので、問題のある会社は市場で倒産価格に向かう株価の下落にさらされることになるのです。
 ポールソン財務長官は9月まで我慢しました。9月の政府支援機関のピークは7日の政府の彼らへの支援策発表を表していると思います。
 リーマンとメリルはその間の資産と株価の下落のあおりをもろに受けて、一方は破綻処理、もう一方はバンクオブアメリカに吸収されました。AIGは政府管理となります。中でもリーマンはグラフの低い位置に存在しています。
 リーマンの倒産は9月の崩壊にピークがあって現実ですが、これを発生前にリーマンの物と判断することは難しいです。隠された政治の介入などの、もう一歩次のイベントが恐らく起きたのでしょう。
 個別のグラフで見ると、ゴールドマンとリーマンにはCDSのピークが見られており、それぞれに注意を促す状況でした。メリルはAIGとバブルが上位にあり異なる状況です。恐らく2社の抱えるこのCDSが大きく作用し、その結果をカバー出来たのがゴールドマンで、倒産に至ったのがリーマンなのでしょう。

 初めてグラフ解析した2013年の時点の解析では残るイベントの条件が明確に出来ておらず、この状況までの解析でした。9月にどちらが倒産するかは分からなかったのですが、遺跡同様双方に問題のある所までは明確に出来ていた様です。2016年に遺跡の解析が進んでやっと、2つの選択肢であったことが理解出来たのです。答えが決まっていない事を表していたのでした。
 その後は10月のリーマンの精算に伴う混乱と政府の支援が11月まで続き、この混乱は世界に拡散していったのでした。崩壊や救済が年末に向けて上下しています。
 ゴールドマンは10月のリーマンの精算に関連して、AIG経由で約350億ドルもの利益を得ています。CDSという倒産保険と言われていますが、アメリカ国民の税金からこの利益を確保しているのです。表向きはその様になっていませんが、詳しく調べてゆくと、AIGの救済とはこの部分を含んだ物になっていると言うことだそうです。
 リーマンショックに関して対策を講じたのは、政府では財務省のポールソン長官、FRBではガイトナーNY連銀総裁となります。他にも金融機関のトップが政策に関与していますが、この2人の影響が大きかったと言われています。今回は比較のためにブッシュ大統領での評価も加え、それぞれの意図が表れる物なのかを調べてみました。
 具体的な方法は3人の名前を多く含むデーターを選び出し、そこからイベント事に何が起きるかをグラフにして比較する事です。
 リーマンのGSEレポートのあとの2008年9月のイベントは、ポールソン長官の場合はCDSと政府支援機関です。これに対してガイトナーNY連銀総裁の場合は崩壊であり、ブッシュ大統領の場合は救済でした。彼は911の時同様に事前には何も知らされていなかったのでしょう。
 ポールソン長官の救済政策の実施が9月になったことがリーマンの倒産の直接的原因ですし、FRBはその時点が来るのを待ってから動き始めたのでしょう。リーマンショックに関しては、政策の当事者は始めから国民の税金を使って、ゴールドマンという特定の金融機関を救済することを狙っていた様です。

 遺跡が2つの未来を指し示している理由の説明に移ります。今回の未来は2つの争いか、当事者同士など何らかの争いの結果で決まる物であった様子です。
 時間の流れから暗号・コードの解析について説明したいと思います。これまでに見てきたグラフの変化を時系列に分岐する未来として考えて、ある時点の場合分けが2つの未来になっていることを示します。具体的にはリーマンのGSEレポート後の未来がリーマンかゴールドマンの倒産に分かれる姿です。
 この仮定でイラストを書いてみました。時間の流れは図の左から右に向かう物とします。同じ時間に起きる経済の世界のイベントが全部で5個に表されるとして絵を描きました。この5個は平等的にどれでもが起きうるイベントを表しています。縦軸の5個が同じ時間の物です。
 現実の世界ではもっとたくさんのイベントが同時に起きる物ですが、説明上5個にします。ソフトウエアで解析するコードにはこの制限はなく、いくらでも起きうる物です。
 コードの中を一通り調べると、その5個の内訳が分かってきます。この図の中では、リーマン・ブラザーズ倒産とした時期があります。この時期には起きうるイベントの5分3がリーマン・ブラザーズ倒産となり、確率にして60%でこの事象が発生すると言うことになります。これは一通りの運命から計算する確率です。残りの40%がゴールドマン・サックスの倒産確率になります。
 イベントの流れを暗号で見て行く手法の説明です。暗号は全体の状況を確認することも出来ますが、今いるイベントの位置を確認し、その先の流れを見るという使い方が可能です。今いるイベントによる制限を受けた未来を統計的に評価できるのです。
 具体的にはこのイベントの内容を多く含むデーターを選び出すことで可能になります。これはこれまでに過去を調べ上げる中で判明してきた統計的事実です。
 この例をリーマンのGSEレポートの影響で仮定して作ったのがイラストの図になります。このレポートは5個ある選択肢の2つに含まれています。この2つのどちらかが現実に起きたわけですが、この2つからたどりうる未来を見てみると、この時点でゴールドマン・サックスの倒産に至る経路がなくなる選択肢と、もう一つは1対2の確率でリーマンの方が倒産しやすい確率になります。
 あくまでも例示ですが、現実もこの様な感じで直前のイベントの影響を受けて次のイベントが発生していると思います。ここではGSEレポートがリーマンの倒産を引き寄せた現実を表現してみました。イベントの進展により変化する未来の選択肢とは、実際にはこの様な形で変化する物だと思われます。
 ここまでの説明で、遺跡に組み込まれているリーマンとゴールドマンの倒産が説明出来る準備が出来ました。この図の5番目の時点において、60%で表現される確率の未来がリーマンの倒産であり残り40%で表現される確率の未来がゴールドマンの倒産だったのです。起こり得る未来としてそれぞれが遺跡に組み込まれて残されたのでした。

 現実の世界に当てはめてみると、GSEレポートがなければ9月15日の時点でのリーマンの倒産は起きていないと思います。ここまで株価が低迷して倒産に追い込まれる流れにはならないでしょう。この頃進展していたイギリスのバークレイズ銀行との合併が上手く進展しても同様だったはずです。
 AIGの倒産は非常に可能性が高くほぼ既定事実でしたので、「本来であれば」その結果AIGと連鎖倒産するのはゴールドマン・サックスになるのです。倒産した会社にCDS保険料を救済策で支払わせた政府ですが、リーマンの倒産がなければこのごまかしは難しかったと思います。彼らの投機の明確な失敗だからです。このCDSは保険ではなくばくちと同じ投機であり、失敗を損失補填する必要は本来ないはずです。
 ゴールドマンの状況を公表する事もなく救済政策の実施を遅らせることで、国民に知らせずにこっそりとゴールドマンを救済し、代わりの生け贄としてリーマンを倒産させたのでした。グラフにも見られる様にポールソン長官とガイトナーNY連銀総裁の動きがなければ実現出来ない隠れた技でした。
 グラフについては補足しておく必要のあることがあります。遺跡についても共通する事柄です。2008915にリーマンが倒産したのは事実ですが、遺跡にも暗号にもたくさんの他の日時の候補があると言う事です。準備が出来た時にその現実が起きるのです。
 リーマンとゴールドマンのグラフを見ても同じ年の11月や12月にもCDSのピークが見られます。遺跡のケースで言えば除数が異なったり、遺跡の広さで変化する数値になるのです。広ければ広いほどたくさんの可能性を組み込めるので、メキシコのテオティワカンの呪いのサークルは3kmもの大きさがあるのです。
 暗号の組込情報と合わせるためでもあるのか、多くの遺跡には広さがあるだけでなく、周辺にもたくさんの小さな遺跡が準備されています。これらの遺跡がイベントの候補を表していると思われ、彼らが私たちに伝えたい情報の多さを感じる部分でした。そして未来には様々な可能性があるだけでなく、選択肢の準備が多く何が起きるかは決まっていないケースが多い様に感じます。

 ここまで調べるのにリーマンショック関連の本は10冊以上目を通したと思いますし、PCは4コアを7台接続して2つのシステムで運用してきました。2週間かかってもまだ続きがあるという状況です。何か一つ調べるのにすぐに1ヶ月かかるという状況でした。
 様々に本を読んで調べていますが、投資銀行の批判をするところは少なく、特にゴールドマンを批判することが少なくなっています。当時のポールソン財務長官の出身母体であるにしても、本来であればもっと激しく批判をされないといけないと思います。
 私的な利益誘導をいかにうまく隠して行うかが、その力の源泉なのかもしれません。こういったことが出来なくなる情報公開が必要なのでしょう。

 まとめの本記事にて911同時テロ事件の犯人は軍産議会複合体であるという事実を書く予定です。2008915におけるリーマンショックは遺跡の年表にも含まれる重要なイベントであり、2001911同様に指定通りに起こされているのです。
 ここにあるのは軍産議会複合体の財布であるウォール街の金融機関と、関連する政府部門の不正でありポールソン財務長官の指揮した物になります。調べた本にはポールソン財務長官を正しく批判する内容がほとんど書かれていないのです。911の政府の公式報告書同様に、このリーマン・ショックもマスコミの誘導により正しい情報が公表されにくいようです。
 米国の国民が知るべき事なのです。ウォール街の金融機関の利益のために税金が使われてその後のQEの実施にもつながり、アメリカのドルの価値を大きく低下させて財政を厳しい物にしているのです。911後の様々な戦争誘導はアメリカの財政をほぼ破綻させる状況にまで追い込んでいますが、これはリーマン・ショックとの相乗効果なのです。
 アメリカで911同時テロ事件を起こし、その後の数々の戦争だけでなく、リーマン・ショックにより国家財政を破綻に追い込んだのは、軍産議会複合体です。この動きを支えたウォール街の金融機関は対価として無責任なサブプライムローンを販売し、利益を得た後でその暴落を他に押しつけることには失敗したのでした。損失が大きすぎたのです。その結果国家財政に穴を空けているのです。マスコミが全体の流れを同時に支えてきたのであり、何度も財務上限の問題を繰り返す米国政府の状況を作り出したのはこの三者です。財政問題が明るみに出るときに、彼らの責任を追及することが必要でしょう。

b)旧極と666指数の組み込みについて
 メギドの丘は約59668年前にティアマトの破壊を引き起こした直接的な責任を持つ場所の可能性が高そうです。世界の遺跡に加えて、ティアマトの崩壊を伝える彗星を模した遺跡も同様にメギドの丘を指し示します。指し示しにはティアマトと冥王星とケレスが使われることが多く、この可能性を明確にしています。
 ハドソン湾極時代の先史文明の遺跡は、グアテマラのティカルにティアマトの数値を向けており、666を組み込んでもいます。恐らくティカルはメキシコのテオティワカン文明の継承者であり、テオティワカンエリアに1024kmとグリーンランド海極時代の真西を向けています。ティカルの遺跡内部では第二と第四のピラミッドの角度がこれに合わせられており、距離も666mでした。世界の遺跡に666を組み込ませているのは、ここに表現された666であると思います。ピラミッドには37段や18段が使われており37x18=666も同時に表現されていました。
 ティカルの第一と第二ピラミッドはハドソン湾極時代の東西の関係、第五ピラミッドは計測中心から南にされています。第三ピラミッドは現在の西を表す組み込みでした。
 ハドソン湾極時代の夏至が第一ピラミッドとロストワールドの5C-54で表記されるピラミッドに組み込まれています。当時の暦の遺跡である事を明確にしていました。
 ティカルの遺跡において、各ピラミッドは階段の段数の意味しか解けていませんでしたが、ここに来て遺跡の意味している所が大きく理解できてきたようでした。

 続いて重要なのが岩のドームです。岩のドームはハドソン湾極とのオフセット角の1/3をメギドの丘への距離にしています。広さがある丘ですのである程度の範囲で成立しますが、どこが中心かを定めないことで、情報を隠していると見る事も出来る状況です。
 この岩のドームはティカルに距離で12020.86kmです。3倍するとティアマトの変更予定の一年である360.6日が組み込まれています。
 666で割り算すると1805になるのですがこれだと数値を持たない状況です。角度との比較で3桁にすると181になり33倍に5973で5倍して29865、72倍に1303となり冥王星の質量です。
 角度はハドソン湾極の時代に25.44度です。
2544x92=234048 2340/3=780 グリーンランド海極時代の火星の会合周期
2544x96=244224 ハドソン湾極時代の冥王星の会合周期
 666の組み込みです。
382x666=254412
382x13=4966 6倍して29796
382x76=2903 伴星の離心率の倍数
382x97=3705 ティアマトの1年に-1

 こうしてみると、イサク燓蔡の地岩のドームの位置は、ティカルの遺跡とメギドの丘の位置から決められている事は明確です。歴史の流れも含めて旧約聖書の本質に迫ることが必要です。
 当時の状況を知る上では、お釈迦様の関連したルンビニ、ブッダガヤ、ナーランダ大学跡の遺跡に加えて、モヘンジョダロとこれを補足するコト・デイジの遺跡が重要でした。
 ブッダガヤはお釈迦様が悟りを開いた地として有名であり、ここには寺院が残されています。ルンビニは師の生まれ故郷とされていますが、現状はkmの広さで作り上げられた先史文明の遺跡その物です。ここに多くの情報が組みこまれており、モヘンジョダロと岩のドーム、メギドの丘について語ってくれました。

c)デンデラとキトラ古墳の組み込みについて

 デンデラの天体図には現在惑星と解釈されている固有運動の大きな恒星が神像として10個含まれています。サフとして描かれているオリオン座の東側に、エドフのハヤブサの絵がありホルス神としてシリウスを表しています。惑星ではないのにゆっくり動く星には神が宿ると考えていたのでしょう。
 天体図はハドソン湾極時代の6~3万年前を表すと思われ、シリウス到着前の時代のおおいぬ座は雄鶏で描かれています。6万年前、プロキオンはかに座の中心位置にありました。その為にかに座はその方向へ不自然にずらして描かれているのです。当時の星座としてシュメールの粘土板にも雄鶏とサフは残されています。
 図柄はシリウスを重複する事でオシリス、ホルス、ハトホル、イシスを並べハトホルの思いを伝えています。ここでは牡牛座の向きが不自然に逆に向けられています。これは彼ら四神だけでなく、スフィンクスのしし座など周囲の星座も含めてプレアデスで表す敵の牡牛座を追い払う図柄と思われます。この意図を伝えるために牡羊座も逆向きに描かれて、牡牛座を敵として孤立させているのです。
 牡牛座の顔を現すV字型のヒアデス星団、牡羊座の角を表す明るい星など、星と図柄の対応から逆に書かれている事は明らかです。エジプトには正しい方向に描かれている星図ももちろん存在しています。デンデラを参考にした人々が逆に書いている様でした。

 バビロンのイナンナ女神として描かれるイシス女神の矢はこの牡牛座を向いて、敵であることをさらに明確にしています。イナンナ女神の奥にはバビロンの星座であるエリドゥの星やニンマクが描かれており、協力して敵に立ち向かっていることを表しています。
 ぎょしゃ座には人が描かれており、壺か松明か分からない不思議な物を持って牡牛座に対峙しています。この位置にあるε星を調べると、今の科学でもよく分からない非常に珍しい変光星でした。重く大きな巨星の回りをブラックホールが回っているらしいのです。これを差し向けて敵を追う構図は、天体の正体を知った上で考えた物だと思われます。
 固有運動の大きな星は、シリウス、プロキオン、アルタイル、アークトゥールス、うお座γ、おおぐま座θ、エリダヌス座ラナ、クジラ座τ、ヘルクレス座μ、へび座γとなります。これらの星々は神々として杖を持ち描かれており、他の星座との区別を可能にする配慮がなされていました。
 当時の人々もこの動きを知り違和感なくこの天体図を見ていたのでしょう。一部は惑星と解釈されていますが、恒星と考えないと最重要なシリウスの表現が説明出来ません。
 この中ではシリウスがエドフのホルスの化身であるハヤブサで描かれています。中央下部の目立つ位置にある柱に止まったハヤブサが、シリウスの本来の位置であり6~3万年前を表しています。これまでホルス神がシリウスであると認められなかった部分でしょう。

 デンデラはハトホル女神の神殿ですので、夫ホルスを讃える部分が多く描かれています。
 三角座の位置にホルスの目として知られるウジャトの目が描かれています。天の中心にも聖獣に支えられるハヤブサが描かれており、天の動きを司っています。そして天秤座では円に入ったホルスの正義の天秤が描かれ、偽善のプレアデスとの区別を明らかにしています。
 魚座の近くで円に囲まれた女神がトートのしっぽを捕まえている部分は日食を表すと言われていました。実際にはこの図柄で2062年の伴星近日点が太陽の春分点位置に描かれているのです。29834年周期で黄道12宮を一巡する春分点位置の中で、伴星の位置を表しています。
 ここではホルスに代わってハトホル女神が天体の情報を教えてくれています。天体部分で円に囲まれ強調されているのはホルスのウジャトの目と、正義の天秤と、このハトホル女神であり、デンデラの主催神である証でしょう。

 続いてキトラ古墳の天文図です。高松塚とこの地のC14による年代測定が見てみたかったのですが、ネット上では検索出来ませんでした。状況的にはこの2つ共が6300年前の古い時代の物だと思われますが、明確なことは分かりません。
 天文図には他の星よりも大きく書かれている4つの星があり、情報を区別して伝えようとしています。約3万年前の奈良の夜空を描いた物と思われます。こちらの判断根拠は簡単ですが、説明はイラストを見ないと分かりにくいと思います。研究者はこの天文図の時期をAD300年頃にすべきという先入観に囚われすぎています。デンデラの天文図同様にその古さがまだ理解されていないのです。

1)ずれている黄道図とされる円には大きな特徴があり、オリオン座の左肩ベラトリクスが三つ星から遠くなる位置にずらして描かれている事です。赤道がこの絵のようにベラトリクスと右肩ペテルギウスの間に入るのは、29834年の歳差運動周期の中でも約300年しか続かない1%の短い時期です。この時期を明確にするためにベラトリクスは本来の位置よりずらして描かれています。ずれが意図を明確に表しているのです。このレベルの絵を描く人がオリオン座を見た事のない理由がなく、この変形は意図した以外にあり得ないでしょう。隣にある高松塚古墳のオリオン座の天体図との比較でも明確な客観的事実です。天文図を残した人は歳差運動によるこの現象の発生を知っている事も明らかです。

2)明るい星を選ぶ時、一番はシリウス(天狼)、二番はカノープス(老人)、三番はαケンタウリ(ここでは北落師門)です。この天文図は歳差運動に応じて動く水平線により、端に書かれた星々が見え隠れする事も表しています。計測場所は奈良です。カノープスは書かれた赤道の一方では見えなくなります。
 北落師門とされる星をαケンタウリにすると、この天文図の時期は歳差運動周期を25788年にする天文ソフトでBC25300年(1.25度)とBC20100年(高度0.44度)になります。AD600年では2.8度あり明らかに見えるようになり、相当する未来のAD5800年には固有運動もあって見えない位置です。
 もう一つの大きく描かれている星は明るさ十番目の星エリダヌス座アルケナルと思われ、奈良からはアルケナルも歳差運動により見えたり見えなかったりする星となります。
 この星は60度もずれて書かれています。αケンタウリを北落師門とされる位置とした場合BC25300年前とすれば、移動方向も角度のずれ量も約60度となりほぼ一致します。この一致は意図したずれである事を伝える為でしょう。ずれの一方は固有運動における移動方向をも表しており、固有運動を知るデンデラの星の書き方に似ています。
 天文図の書き手は観測なら6千年も必要なこの種の事実を知っていた事になります。推定の一方は未来なので、可能性は高度な先史文明か3万年前の情報になると思います。

3)星座の形が3万年前の形である。これはデンデラのオリオン座と雄鶏座の関係と同じです。軍市は中国では野鶏とされる事があり、雄鶏と同じ星座と思われます。シリウスの到着前のおおいぬ座です。シリウスとされるキトラの天狼の位置もオリオン座の三つ星と同じ高さであり、デンデラのハヤブサで表すシリウスと同じ位置になります。

 こうしてみると描かれている絵柄は3万年前を表し、一方の赤道の時期です。もう一方はオリオン座のペテルギウスとベラトリクスの間を通る時期でありそこから約6000年ほどの未来です。歳差運動周期の20%ほど時間が過ぎた時期です。
 伴星近日点には赤道はオリオンの三つ星の左側のミンタカにほぼ重なります。この絵柄を使わなかったことには理由があるでしょう。20%で表す事に対するこだわりでなく、オリオン座にこの赤道が通る時期でAD4300年くらいを表せるのです。地殻変動の4160年を意識した物と思われます。こうしてみると、2つの星の60度の回転はAD4160年を強調するためであるとなります。
 その後キトラ古墳の星の数が437個で875隠ろ日と月の24宿を意図した物、高松塚古墳が235で現代の暦のメトン周期を表していたことが判明しました。しかも高松塚古墳はAD4160年の極軸を指し示しています。キトラ同様にAD4160年の地殻変動を警告する意味と、ハドソン湾極時代の存在を明確にする役割を持たされていたのでした。

稲生雅之
イオン・アルゲイン