先史文明が伝える古からの地球の歴史と未来10 9月30日

 1366万年前に始まったと思われる人類の歴史について以下の項目を説明します。その内容を元にして私たちの文明に重要な動きの始まった8万年前以降の状況について、まとめの記事をお送りします。項目の順番に作業を進めます。
 ここにまとめる記事は、遺跡や遺物に残る直接的で誰にも検証可能な証拠に基づいており、あの世の声を聞いたという証拠の提示できないオカルトの類いとは異なります。科学技術の進歩の結果で得られるデーター類も利用し、客観的な評価に耐える事実とそこから推定できる人類の過去の歴史の流れをお送りします。

1)1366万年前の人類の始まりから8万年前までの遺伝子実験期間
1-1)月と人類の誕生と恐竜との共存 証明されていなかった恐竜絶滅と人類の始まり
1-2)プレート運動の歴史      ホットスポットの教えるプレートの動き
1-3)520万年前と現在の地殻変動、地震予知技術 約520万年前から現代へ解決策を託している
2)暦の遺跡の情報          2度の極移動と暦の変化の記録
3)歴史書と宗教書の情報       極移動に対応した宗教の変遷の記録
4)客観性のない科学の遅れ      権力の支配に利用されている愚かな姿
5)月、金星、火星、ティアマトの状況 忘れられた宇宙技術の遺跡
6)善と偽善の地球の遺跡の情報    世界に散らばる先史文明の遺跡の存在
まとめの本記事
8万年前以降の歴史の流れと未来    宇宙に文明を拡げる上でのティアマトの再生と、他者と共存する未来の姿

この記事の項目
5)月、金星、火星、ティアマトの状況 

 金星、火星には入植があって当時の人工物が存在しており、約8万年前の当時短い期間のようですが利用されていました。月についても約6万年前に人工物が極移動と暦の変化を残す目的で作られています。
 これらの遺跡と呼べる場所について、詳細は個別の記事に述べています。この記事には全体の流れを知る上で重要な部分をまとめています。

月の構造物
 インターネットで月の構造物を検索して出てきた物が、イラストに紹介している月の塔と7つの光る点の構造物です。他にも様々な物があると情報だけはあるのですが、これまでに公表されてきている情報をNASAが否定していることと、解像度の低い情報しか公表されていない部分が多く重要な物は隠されている感じを受けています。
 それでもこの種の隠蔽工作をかいくぐる物も出て来るのでしょう。月の塔はよく見ないと判らない部分もあるので、見逃されたのかも知れません。7つの光る点は300m位の大きさなので小さくて見逃す事になってしまったのかと思います。

 この二つの遺跡は、組み合わせて評価するように遺された物でした。その間の距離が5216.4mk=2268x23に調整されており、塔の位置は西経46.0度でした。イラスト上は小数点4桁も利用できるのですが、グーグルムーンの角度の精度が0.06度と低くて信頼できないので四捨五入した結果です。この半分の23が利用されており意図を強く感じる所です。
 月は常に地球の正面を向いています。多少の揺らぎもあるのですが、昔から正面を向いているはずです。これは月の重心が地球寄りの場所にあるので重力から来る制約です。
 この点地球にはこの様な標準になる物がないので、経度の絶対数値は決められません。現在の物はイギリスの天文台が0度と決められているだけの物になります。
 経度緯度の誤差があるので、塔の位置を正確に知ることは本来難しいことになります。これを回避するために2つの遺跡が残されたことになります。
 塔の遺跡は白いクレータがベースに選ばれています。この部分の直径が約9kmあり、緯度も経度もこの範囲が利用可能です。
 緯度についてみると塔の遺跡は南緯で

北端部分 22.3689度
南端部分 22.6602度

となります。同時に7つの光る点の構造物も検討します。こちらは北緯です。

現在の中心 22.7113636度=29979/132
候補1   22.6909   度=29952/132
候補2   22.68度

 7つの光る点の大きさは300m位です。上記の3つを含める大きさではありませんが、候補1と2を含むように調整することは可能です。
 同様に考えると、南端部分を22.68度に合わせると、北緯22.68度と南緯が数値で重なり、イナンナ定数2268が三重に組み込まれている事になるのです。
 この使い方をすると、月の緯度と経度が狂わされる異変が起きたとしても、その位置関係から意味する数値を解析する可能性を高めることになるでしょう。今回も位置は誤差が大きくて推定を必要としました。こういった部分を考慮して遺跡を残しているのです。
 なお、132=66x2で66はティアマトの半径の2桁表記です。

 この月の遺跡群はリオデジャネイロの遺跡にその数値が組み込まれて残されていました。南緯22.68度を含める遺跡の候補がリオデジャネイロになり、遺跡の計測中心より22.68度への数値の組み込みが確認できています。リオデジャネイロでは、9kmの塔のベースの中心と南北両端の緯度が利用されていました。
 リオデジャネイロでは崖を作って情報の組み込みを表すことが多いです。この意味でイラストに載せた29798と29952の場所が選ばれて使われています。中心位置にも丘がありますが、この位置には目立つ物を残していませんでした。
 この状況ではありますが、位置の組み込みが存在する事を隠すための工夫です。人工的な崖一つでこの状況を可能にしており、リオデジャネイロの計測中心を決めるに際して重要な情報になっていたと思われます。

火星のモニュメントと惑星ティアマトの数値
 火星のシドニア地区にある遺跡群の配置と角度、D&Mピラミッドの構造と数値をイラストに載せています。地球の遺跡より779日の会合周期を求めており、この数値を探します。

シドニア地区に存在する数値(イラストで確認下さい)
89度
60度
360(極周長の1/360が使われている)
19.5度
 これらの数値を元に整数を選ぶと、89、60、36、19となる。

D&Mピラミッドに存在する数値
e/π=0.8652559
π/3=1.047197
 これ以外には、2、3、5の平方根と自然対数eが組み合わせて使われています。ピラミッドの内角は60度と69.4度でした。
sin69.4=0.9360
sin60  =0.866
cos69.4=0.3518416
cos60  =0.5
tan69.4=2.6604568
tan60  =1.7320508

 これらの数値の組み合わせによると、以下の地球の遺跡の数値が実現出来る。

ティアマトの会合周期474日
474.434=100x(cos69.4+tan69.4+tan60)
474=(60+19)x6
ティアマトの公転周期
4.56年 19x24=456

火星の会合周期
D&Mピラミッドの辺の端の一つ 緯度 40.893度
D&Mピラミッドの頂上点    緯度 40.868度 =tane/π
この差分が0.025度となる。
(19.5-0.025)x4=19.475x4=779
779=19x41
 イラストに見る様に頂上点と右上の辺への角度が19.5度になる。この角度と緯度の差で779日を表現し、知識があれば真値に近い以下の計算を導く事が出来る。
779.22日 =((1000-1)x19.5)x4
7792=1948x4; 1948=((36x13)+19)x4
火星の公転周期
1.90年にすると19がそのまま利用出来る。計算上は1.906年。

 全体として整数の19、19.5と1948を利用している部分が工夫として現れていると感じます。
 火星では崩壊したティアマトの破片が大量に降り注ぎ、数多くのクレーターを残しています。この時に極軸がずれていれば、北緯40.868度の位置が意図された物である事を示すtan(e/π)の関係は崩れていたでしょう。この関係が崩れていても1948を導き出して779.2日にたどり着ける配慮があるので、将来を考えた遺跡として遺された物でしょう。
 これが崩れているとこの位置から建設年代を推定することが出来なくなる所でしたが、この部分は幸運です。
 太陽系の星々は太陽の伴星の影響を受けて歳差運動をしているので、この火星でも同様に極軸が動いています。これを利用して明るい恒星との重なりで時期を示す事が可能です。このD&Mピラミッドの場合南北に正しく向けられている面がないので、地球のように頂点との重なりは意識されていない部分が大きく感じます。
 この場合地球の遺跡ではその場所の緯度に応じた恒星の高さが標準になります。歳差運動は3万年周期に星の上下を繰り返す物なので、動かない星の場合はこの周期で元に戻ります。これに対してシリウスやアークツールスなどの動きの速い星は、周期が変わると位置がずれています。このずれを利用する事で絶対年代を特定出来ることになります。動く星を2つ使えばその重なる時は一時期しかありません。1つの場合は重なりが最後になる時を選ぶことになるでしょう。
 北緯40.868度におけるシリウスとアルファーケンタウリの高度の重なる時期ですが、BC65960年が最後の重なりの年でした。

 アルファーケンタウリを意識したとすると、天文ソフトの計算上BC65960年が指し示される年になる。ここでは歳差運動周期が25800年程度なので、29834年の伴星の軌道計算より時期を計算する。
 AD2062年の伴星最接近よりも79050年前になります。この時期に火星に入植した物と思われます。火星への入植者が正確にこの時期を示しているのではなく、数百年単位のずれがあるにしても40.868度を利用出来る時期としてここにピラミッドを建設し遺したのだと思われます。

 火星の入植ですが、ギザのピラミッドに火星の40.868度のD&Mピラミッドの緯度が合わせられているのではなく、少し南側にあるサッカラの階段ピラミッドに40.868度が合わせられている可能性が高くなりました。可能性の北限がギザのピラミッド、南限がバビロンでした。現在の地球における距離計算上の40.868度を赤ピラミッドと屈折ピラミッドの中間でも表現しており、この情報が重要であることを明らかにしていました。
 サッカラの階段ピラミッドと火星の状況についてはイラストをまとめています。参照下さい。火星の公転周期や会合周期が階段ピラミッドに組み込まれており、その位置から79050年前の星空を観測すると、第一ピラミッドの傾斜角51.85度にアルファーケンタウリが重なる位置が選ばれていました。この状況があるので、恐らくこの地がグリーンランド海極時代の40.868度になると思います。
 なお、火星と木星の間に存在したティアマトの数値ですが、以下が遺跡に組み込まれていた数値です。火星とも一致が確認できた物がある状況です。

質量   6383 地球の7%増
重力   9802 ほとんど地球と同じ
1年   360.6日
月10周 200.37日
会合周期 474.4日

金星について
 金星への入植の可能性が高まっていましたので、バビロンに見た金星への彗星の衝突までを様々に確認しました。同時に金星での79050年前は26.7度にアンドロメダ大星雲が同高度になります。この数値の確認もしました。
 その結果新たに中国の北陵公園も彗星の形をしており、割れたティアマトと金星に向かう様子が明確になりました。南京の玄武湖公園では彗星の形の池の中に、地球、金星、火星、バラバラになるティアマトが入れられていました。これまでの分と合わせて金星にも彗星が衝突させられた可能性が高いと判断出来る状況でした。
 確認をした約6万年前の彗星を表現する遺跡では、同時に金星に26.7度を絡めて表現している所も多く10カ所以上でした。ティカルも合わせて南緯26.7度に金星のピラミッドがあるか、もしくは都市が造られていたのではないかと思います。
 金星は火星や月のように地図が公表されておらず、雑誌に載せられている約27度のピラミッド状の構造物についての確認がまだ取れていません。地球の遺跡には26.7度での表現が確実なので、この事実までをここに載せています。

宇宙へアクセスする技術 質量の制御とワープについて
 先史文明の遺跡では巨石とその加工技術が目につきます。これまで巨石を動かす部分で質量の制御技術について触れてきましたが、これは同時に加工にも利用出来る可能性があることに気づきました。この事もあるので質量制御の技術に対してもイラストを準備して説明したいと思います。
 イラストに載せたバールベックの巨石ですが、この土台に使われている三石の大きさは、長さが約18メートル、高さと幅は約4メートル、重さは650トン~970トン。建築物に使われた切石としては世界最大であるとのことです。
 南方の岩と呼ばれる巨石はバールベックのジュピター神殿から南西に約1キロ離れた場所に存在している。その大きさは、長さが約21.5メートル、高さ4.2メートル、幅4.8メートル、重さはなんと2000トンもある。とのことです。これを当時は少ない人口で運んでいるのです。
 善の側の例ではこれに対して、加工の技術が加わります。サクサイワマンでは石組の技術の高さが伺えます。隙間なくどの様に加工して積み上げた物か、当時の技術水準を理解出来ないレベルです。

 世界に目を向けると、ハドソン湾極時代も含めて巨石の加工技術はエジプトでも目につきますし、日本の巨石遺跡である屋久島の巨石群にも1万トン以上の重さの天柱岩や、割られて並べられているトーフ岩などが目につくのです。巨石は運搬だけでなく加工もされていると言う事でした。
 エジプトの巨石は採石場にその切り出しの手法が残されています。巨石よりも固い小さな岩を繰り返し繰り返しぶつけることで、柔らかい巨石を削って切り出しているのです。この点は証拠から明らかなのですが、運搬手法は全くお手上げです。
 こちらとしては、現代の科学を利用して何が出来るかを考えています。質量は物質の元からある性質ではなく、後天的に、電気的に獲得される性質なのでその獲得メカニズムに干渉が可能であると考えています。この手法を見つければ良いでしょう。
 あの世の存在に教えられたらせんの力です。どの様に応用出来るかも含めて考えた結果がイラストの回転電場の適用です。
 物質を構成する中性子の場合ですが、その質量はその構成物質であるクオーク3個の質量の和では数%にしかならないのです。残りは真空にあるクオーク・反クオークのペアとの電気的抵抗力がその原因になるとされています。陽子の場合でも同様です。
 これに干渉する手法ですが、回転電場を加えるとクオークペアは回転運動を受け取りエネルギーが増えることになります。その量が多ければ多いほど高速に回転して距離を伸ばすでしょう。回転は電気的遮蔽を生み出すので、その場をクオークが横切る時にはその電気的抵抗値が低下するはずです。回転により+と-のバランスが取れるようになり、電気的抵抗が時間平均で見て減るという事になります。

 回転中も電気抵抗が低下すると思いますが、らせんの力を加えるのを止めた時にも、与えたエネルギーが大きければ大きな変化を生み出すと思います。クオークペアには回転力が残っているので回転をしばらく続けるのですが、エネルギーが失われるに従いそれぞれのクオークペアの揃った回転が維持出来なくなると思われるのです。ペア間の長さがエネルギーの失われ方に準じて変化するので、確率的にはしばらくすると各ペアはばらばらに動き始め、ここでもそのランダム性が電気的遮蔽に近い状況を生み出せる可能性があるのです。空間に電位の周期性が失われるので、その結果で電気的に中和するのです。
 ここまでは質量を失わせる部分でしたが、これを加工に利用する部分を検討します。結果としては実験するしかないのですが、物理としては非常に興味深いのです。
 らせんの力を加えて質量を減らす場合、クオークペアにエネルギーを渡す時間は有限です。この間徐々に変化し、エネルギーを渡すのを止める時も徐々に元に戻るでしょう。
 この過渡期に質量のある物質で切り刻むことが出来る可能性があると思います。単純には質量のない物を質量のある物の慣性で動かすのです。電気的な結合は残っている状況ですが、内部にある電気的な抵抗力がなくなると、それを支えていた電子と陽子の間の電磁気力も影響を受けるでしょう。硬さが変化する可能性を指摘していることになります。
 単純には質量のある物で質量のない物を削るという加工です。硬さが影響を受けて簡単に削ることが出来るのではないかと思える状況でした。
 理論は素粒子論になるので分かりにくいかも知れませんが、質量が物質にある特有で先天的な物ではなく、メカニズムを通して後天的に獲得できる物である事は既に明確です。これに干渉できれば質量の制御技術に道が開けるでしょう。
 この点は日本の屋久島の巨石遺跡は1万トン以上の重量の巨石を足場のない山頂に載せている部分で過去の姿が明確です。月や火星、金星に行ける技術があれば、山の上に巨石を設置できるでしょう。彼らは今のロケットとは異なりUFOの様な乗り物を利用していたのでしょう。この点はインドのマハーバーラタ、ラーマーヤナの記述からも想像できる部分です。

UFOに関して残りはワープの技術です。
 物理学科出身のこちらには理解できても物理に詳しくない一般の方には判りにくい部分なので、イラストを準備して簡単な説明を試みました。
 イラストの左図のホースは巻き上げられた次元を説明する例えとして、以前からよく使われている物だそうです。(ワープする宇宙より)
 この様な感じで潰れた微小の空間が存在し、微小部分ではこの様な構造をしていると考える必要があるのです。遠くからはホースは線にしか見えませんが、近付くと立体的である事が分かるのです。遠くからは2次元の線、近くでは3次元という意味です。1次元分がコンパクト化されて見えなくなるという説明です。
 このホースはこの様に次元が減らされてコンパクト化された物の例えになるのです。実際のコンパクト化はこの様に単純な物ではなく、イラスト左下の肌色のカラビ・ヤウ多面体に近いと考えられています。
 ここには6次元分が組み込まれていますが、拡大して利用する場合には、この空間の曲がりを近道に利用する部分は続きの説明と共通です。

 イラスト中央の図の①から④は、コンパクト化した次元が近道になる概念を簡単に説明した物です。左図の①から④に対比しています。
 空間の曲がりを利用すると、コンパクト化するときに丸くなってつながる部分が近道に出来るのです。
 コンパクト化している次元空間をエネルギーの注入により大きくすることが出来ると、その曲がりの性質により遠方の空間を近傍に持って来ることが出来るのです。イラストの近道の通りです。
 この時空間は空間だけを曲げる物になり、そこにある物を動かすわけではありません。その結果、直線で行けば赤の点線の距離を、青の曲線の距離まで短縮できる近道を作る事になるのです。目標とする建物の裏側に近道が現れるのです。
 宇宙の始まりは不明瞭ですが小さな空間が今の大きさに拡がったことはほぼ間違いのない事実でしょう。膨大なエネルギーが空間を広げているのです。コンパクト化した空間は1x10^-33cmという小ささですが、これをkmサイズに出来ればkmの近道であり、大きさ次第で銀河間もワープできることになるはずなのです。
 加えてシリウスの中性子星や銀河のブラックホールの近傍での空間の歪みを利用すれば、エネルギーを投入せずとも元々空間に存在する曲率を利用できるのでさらに遠くの場所を近くに持って来る事が出来るはずでしょう。個々のコンパクト化した次元も重力場の影響を受けているので、強重力場では遠方への移動が容易になると思われます。

 コンパクト化している次元空間にエネルギーを注入することで拡大できれば、大きさに応じて近道できる距離が長くなるのです。
 物理学者は今、この種の次元を探す実験をしている所であり、遠からず見つかると思っています。
 1x10^-33cmの小さな物にエネルギーを渡す方法はまだ存在しないのですが、1x10^-9cmの大きさの内部の物を全て大きくして、さらにその続きでその中の1x10^-9cmの領域を大きくするなど工夫の余地はたくさんあるのです。これまで誰も行っていないだけであり必要が生まれると手段が複数生まれてくるのも、この先の科学になるでしょう。
 ワープの説明は判りにくいかも知れませんが、考えて欲しいのは具体的なワープのアイデアがこれまで存在していないことです。ブラックホールに飛び込んでホワイトホールから出て来るというのは数が多いSFですが、その双方にアクセスする技術がありません。
 タキオンという光速を越える粒子もおとぎ話です。物質を光速度に加速する物も同様です。小さなゴミとの衝突でUFOはバラバラです。
 ワープを真剣に考えたのは、実は太陽の伴星を観測するには何が必要かを考えた時でした。伴星への距離の半分まで加速して、残りを逆噴射するのがこれまでの技術の延長線ですが、途中で小さなゴミにぶつかるとおしまいでした。高速度においては小さなゴミは凶器その物です。これを回避するにはどうしてもワープが必要なので考えてみた結果がコンパクト化した次元の利用でした。

太陽の伴星によるティアマトの破壊と極移動時のエネルギーについて
 過去の科学と自然の実力を見る部分ですが、扱えるエネルギーの部分を簡単に推定してみました。これらについてのリアリティを感じて欲しいのです。
 まずエネルギーです。暦の数値を370.4日から360.07日に変化させる為には、非常に大きなエネルギーが必要です。これを地球の回転モーメントから求めました。

370日から360日への変化 6.9x10^28J
360日から365日への変化 3.3x10^28J
太陽が1秒間に放出する総エネルギー 3.37x10^26J
太陽の大規模フレアのエネルギー 1x10^26J
地球で集められる太陽風のエネルギー 3x10^13J

月をハドソン湾極時代の位置から現在の位置まで動かす 7.3x10^27J
月を潮汐力の働かなくなる場所まで動かす 4.4x10^28J
月を地球の軌道から突き飛ばす 5.7x10^28J

 大きな数字が並びますが、10の28乗ジュール(J)という大きさのエネルギーであり太陽の約200秒分のエネルギーが必要でした。
 ホームズ彗星は太陽の大きさまで膨らみましたので、このサイズまでの太陽風を集められるとします。太陽からの面積比で考えると2.2x10^-5の少ない比で太陽のエネルギーを地球の距離で集められる計算です。
 地球ではエネルギーを約3時間、10000秒溜めて水蒸気爆発に出来るとします。海の深さ分があるので水面に出るまでに稼げる時間と考えて下さい。10^4です。
 目標の6.9x10^28Jにするには、

自然が太陽フレアを利用する場合
太陽の元エネルギー 3x10^13J
1万秒の時間蓄積  10^4
大規模フレアの利用 2x10^3分の密度増強(地球サイズで集める)
伴星の電流利用部分 10^6の電圧による増強効果
合計        6x10^26J

人間が彗星を利用する場合
太陽の元エネルギー 3x10^13J
1万秒の時間蓄積  10^4
彗星プラズマ電流  10^5分の密度増強(太陽サイズで集める)
伴星の電流利用部分 10^6の電圧による増強効果
合計        3x10^28J

 この状況ですので、自然が10^28Jを達成するにはフレアの強度を50~100倍にする必要があることになります。
 現実的にはこの大きさのフレアを起こす事も可能と思いますし、金星や水星を利用して、そのイオンテールによりフレアを集めることも可能でしょう。結果として人間が彗星を利用するレベルには届くでしょう。
 どちらにしても10^11倍にするエネルギーを伴星の力に+アルファーで集める必要があります。過去2回動かしている中で59668年前は彗星の利用、29834年前はどちらか分からない状況です。極移動が可能である事と、伴星の電流が利用されるとこのレベルまでの事が可能であると理解出来た所でした。
 尚、自然は2011311における東日本大震災において、太陽のXフレアを実際に利用しています。2011311は遺跡に組み込まれている666利用の重要な計画であり、その通りに地震を起こしています。この実績があるので、地球の自然の存在達には太陽フレアを使う仕組みがあると予想しています。これは過去の実績であり現実です。 
 太陽の伴星が現れると、シュメールの伝承によれば空にプラズマの線が見える様になり、赤く暗く光る伴星にまで届くことになります。この時に普段の太陽風の100倍くらいになるのかと思っていましたが、現実にはさらに多く電流の流れている所では10^6倍以上かその前後になるのでしょう。太陽系に溜め込まれたプラズマというプラズマが伴星に向かって流れるので、100倍は過小評価であったようです。

 人間も自然も、地球に極移動を起こすだけでなく、月を突き飛ばすことも可能であると言う結果でした。
 この中で重要な部分を一つ強調しておきたいのです。10^6の電圧による増強効果と簡単に書いていますが、これは太陽と地球の間にある電位差のことです。普段は地球が大気に覆われて絶縁されており、太陽からの電流が流れることは少ないのです。Xフレアが届くと少しだけ流れるというレベルでしょう。
 太陽の伴星が現れる時には、伴星に向かって大量の電流が流れるのです。この原因こそ電位差です。約900天文単位の遙か彼方へ目に見えるほどの電流が流れるのは、電磁気現象としては電位差しか答えがないのです。
 私たちは地球の中心部の金属コアと、太陽との間にどれほどの電位差が存在するかを知らないのです。これに対して先史文明以前の人々にはこの電位差のデーターがあり、地球に太陽からの電流を引き込んでコアに向かって流すとどれほどの電位差が生まれるかを知っているのです。その後電流が伴星に向かって流れるようにすればある程度の蓄積さえも利用可能なエネルギーなのです。
 ある意味たった100万ボルトです。送電線に使われる電圧レベルです。位置と電圧が比例するなら太陽の伴星は1000倍になり約10億ボルトです。遠方まで比例する可能性は低いので1億ボルト程度かも知れませんが、相手がエネルギーの塊の太陽なので非現実的な数値ではないのです。
 手元にThe Electric Skyという電気的宇宙論の本があるのですが、ここでの太陽の持つ電位差は10^9Vの想定です。偶然ですが10億ボルトであり、大きなずれを持たないのです。現在は天文学がこの種の科学に無知なのでこれ以上の現実味を説明できないのですが、この利用こそ地球を遺伝子操作の実験場に選んだ理由であり、極移動よりも自転周期の修正により、その寿命を始めとする様々な機能を最適化して確認していたのでしょう。ティアマトを引き裂いたのもこのレベルのエネルギーであり、偽善の側がその力を誇示することで生き残りを図るために行った物でした。
 自然が自分で地球を調整出来るかは、実際には未知数です。地殻変動の進展に関連して中央海嶺の誕生とその成長に人間の介入を必要としていることがまとめ記事の執筆直前である9月29日に明確になりました。これだとすると自然が地球の暦を操作するのは難しそうであるとなるのですが、推定を伴う部分であり今後の課題としておきます。

稲生雅之
イオン・アルゲイン