先史文明が伝える古からの地球の歴史と未来9 9月30日

 1366万年前に始まったと思われる人類の歴史について以下の項目を説明します。その内容を元にして私たちの文明に重要な動きの始まった8万年前以降の状況について、まとめの記事をお送りします。項目の順番に作業を進めます。
 ここにまとめる記事は、遺跡や遺物に残る直接的で誰にも検証可能な証拠に基づいており、あの世の声を聞いたという証拠の提示できないオカルトの類いとは異なります。科学技術の進歩の結果で得られるデーター類も利用し、客観的な評価に耐える事実とそこから推定できる人類の過去の歴史の流れをお送りします。

1)1366万年前の人類の始まりから8万年前までの遺伝子実験期間
1-1)月と人類の誕生と恐竜との共存 証明されていなかった恐竜絶滅と人類の始まり
1-2)プレート運動の歴史      ホットスポットの教えるプレートの動き
1-3)520万年前と現在の地殻変動、地震予知技術 約520万年前から現代へ解決策を託している
2)暦の遺跡の情報          2度の極移動と暦の変化の記録
3)歴史書と宗教書の情報       極移動に対応した宗教の変遷の記録
4)客観性のない科学の遅れ      権力の支配に利用されている愚かな姿
5)月、金星、火星、ティアマトの状況 忘れられた宇宙技術の遺跡
6)善と偽善の地球の遺跡の情報    世界に散らばる先史文明の遺跡の存在
まとめの本記事
8万年前以降の歴史の流れと未来    宇宙に文明を拡げる上でのティアマトの再生と、他者と共存する未来の姿

この記事の項目
4)客観性のない科学の遅れ 2/2
4-2)太陽の伴星の科学とらせんの力
 太陽の伴星の存在に対して、地震統計による証拠を提示することが可能です。まずは星としてのパラメーターです。全ての先史文明の遺跡に組み込まれている数値です。

離心率  0.072575
長半径  993.27天文単位
平均周期 29834年
質量 太陽の10.3%

 近日点である2062年の伴星の位置は12月21日の太陽の対蹠点です。オリオン座の棍棒の先あたりでしょう。
 伴星の存在証拠は、大地震の統計評価から得られる12月、1月への集中と、その影響が1900年代以降である事です。12月は平均値の1.46倍でした。統計データーをイラストに示します。理科年表のデーターからのグラフです。
 伴星の磁場は太陽の磁場と結合しループを作ります。地球がこのループの中を通る時、フレミングの法則に従いコア内部の環電流が力を受けます。
 木星の影響を考えてこの状況を明確にします。木星は強い磁場を持つので直接地球に影響することと、伴星磁場を磁石として太陽に中継する中で地球に影響することが出来ます。衝の時に地球は太陽に向かう一様磁場の中をよぎることになるのです。この2種類とも木星が衝の位置にある時に働く力になり、区別が難しくなります。
 木星の影響は磁場が既知なので加わる力は7.48×10^7Nになります。木星と太陽のループを通過する1ヶ月間は、1900年以降他の月よりも1.22倍に大地震の発生率は上昇しています。

 木星の影響と比較する事で12月と1月の間の位置に伴星の磁力の中心があり、12月と1月に影響していると考える事が出来ます。
 1900年以前のデーターには、この時期の地震のピークは存在していません。理由は太陽系のプラズマ密度の濃いエッジと伴星系のプラズマ密度の濃いエッジが接触を始めたことにあるのではないかと思います。近日点と遠日点の差が144天文単位で、この変化によりプラズマ密度の濃いエッジが接触を始め、透磁率の上昇が磁場の作用を強めたと推定します。遺跡が1912年という時期から伴星情報を残しているのは、この現実を伝えるためだと考えています。
 伴星は近日点において太陽の方向の先に銀河の棒渦巻き部の先端を指しています。単純にはここから力が太陽と伴星系に働いています。
 二重星の重力波は一般相対論で計算されています。この計算には遠距離近似が用いられており、空間の圧縮と伸張が釣り合う大きさです。
 比較のためにこの計算を電荷と磁気のペアの回転に拡張します。らせんの力としての方程式はイラストに示します。

 回転に対して、一方で発生した重力場や電場や磁場が、他方に届くまでに光速度で遅れる分の時間が必要です。その分静止時よりも距離が縮む事になります。この縮みは回転の速さに比例するので、質量や電荷や磁気のペアを回転するには追加の力が必要になるのです。この力に相当する分はエネルギーとして空間に放射されます。回転する場は、重力、電場、磁場においてエネルギーを放射します。
 近似のないケースを検討します。電荷と磁気の場合近い側の影響を受けることは自明です。二重星の場合でも、同様な影響を受けて空間が収縮する事になるのです。これらがr^-2の力であるからです。
 このらせんの力は伴星の検討を始めた初期に、知り合いの霊媒師さんから教えられた物です。信じられないかも知れませんが、彼が私の目の前で左右の拳をぐるぐる回してこういう力が宇宙にあるんだよと話してくれたのです。プラスマイナスでも質量でも良いと言うことでした。
 当時はプラスマイナスの部分が全く理解出来ず、2年くらいかかってやっと理論化出来たのです。先史文明の存在達が専門知識のない霊媒師を通して情報を教えてくれたと勝手に解釈しています。彼らの情報がなければ、明らかにもっと方程式にする為の理解に時間のかかった部分なのです。

 アインシュタインは一般相対性理論の構築以外にも科学を大きく進歩させています。その彼もやはり人であり忘れ物が存在していました。重力波の持つ重力的効果です。
 二重星が重力波を放出していることはよく知られており、この検出に各国がしのぎを削っていますが、この重力波をらせんの力の概念で見直すと、太陽系にも作用している大きな力である事が分かるのです。
 二重星から遠く離れた場所では、重力波の引き起こす空間の伸びと縮みは同じ量ですが、近い場所では近い側の影響を受けて縮みの方が大きくなるのです。この縮みを銀河系全体で考えると、波の重ね合わせの原理で空間が収縮し重力と同じ効果を発揮するのです。
 その結果として太陽の伴星は近日点において銀河の中心ではなく、棒状部分の先端部を指し示しています。
 確認のために厳密な計算でこの方向に向く理由を確かめる必要がありますが、回転が重力効果を持つことはダークマターと同じ効果であり、ダークマターの証拠はそのまま銀河質量の回転エネルギーでもあるのです。
 現在のダークマターの証拠は天の川銀河の回転曲線など、回転の発生する重力効果は考慮されていません。銀河におけるM/L比の検討も重力レンズ効果も同様です。回転が重力効果を持つ時、ダークマターの量には見直しが必要です。
 ここに見るアインシュタインの忘れ物は、ダークマターを過大に見せています。そして棒渦巻き銀河の棒状部を作り出す力でもあるのです。

 らせんの力の応用について一点触れておきたいと思います。
 人間の想念がらせんの力の一種であるとして、あの世の存在との会話にこのエネルギーが使われている可能性を指摘しています。気功師の発する気功の気がらせんの力の一種と思えるのです。この力に音声を心で強弱として載せると、霊媒師には音声を読み出せる人がいるのです。複数の霊媒師で同様の結果です。
 あの世の存在の発するらせんの力を受信して音声に変調できれば、あの世の存在と会話が出来る様になり現在の文明の宗教の在り方を大きく変える可能性があります。
 デンデラの電球として有名なレリーフですが、添えられているヒエログリフは大晦日の太陽の再生を説明しています。普通は電球とは見做されないのですが、ここで人間の想念がエネルギーとして電球を光らせているとすれば、想念をエネルギーに変換できていたことになります。

 この装置の応用であの世の声を聞く機器を作り上げることが可能になります。このイラストはその為のヒントになっていると思われます。気功の気を感じられる方には現実味が感じられるでしょう。電場の回転と思えば、大半の方がトレーニングで感じられるようになる類いの静電気に似た力です。
 二人の人体から電気化学作用で発生できる1.6V程度の電位差のあるガス管に、らせんの力の放射が加わることで、電気の流れが促進されて発光するという可能性など様々な可能性があります。らせんの力の科学を進める事で明確になる技術でしょう。
 再現性もこちらにとってはあるのですが、科学に認められるまでには多くの足引く者達の存在がある現象です。偽善の側に足引かれると、実験時に干渉されることになり再現性への問題を提起されてしまうのです。実際に霊媒師の話に再現性がないからこそ、彼らは社会に認められにくいのです。それであれば人間ではなく機械でこの機能を実現することで、邪魔する存在達も含めてあの世の存在を証明したいという狙いでの作業です。

 これまでも現代科学の問題点に触れてきました。同様に見ることでの問題点は、天文学は電磁気を宇宙に影響のある力としては否定しながら、木星の磁場が地球に大きな力を作用させている現実を計算したことがないのです。フレミングの法則で簡単に計算できるのですが、否定が先に来るので考える事もないのでしょう。
 二重星の生み出す重力波の重なりを考える重力的効果ですが、こちらは波の重ね合わせの原理を考える事がないとなります。ダークマターの基礎になる現象が見つかった段階では何でも重力で説明するしかなたっかたも知れません。
 彼らは木星磁場の影響を計算したことがないのであり、重力波の重ね合わせも計算したことがないのです。客観性のない科学であり見たい物を見ているのです。特に天文分野は検証が出来ないので、査読の暴走でここまで電磁気を否定し、一般相対論さえも理解せずに重力を語るのです。天文の例では特に顕著なのですが、検証できないのに「無理して判る範囲で」ジャッジしても意味などないのです。進歩を遅らせる結果を招くのです。検証が難しくなると、後から考えるときに査読とは中世の教会レベルだったと判るのです。

4-3)常温核融合と放射能の反動
 常温核融合はらせんの力よりも、もっと簡単な話です。仮想実験という物があります。水素原子1個の回りに20個くらいの電子を置いて、水素原子の方向に向かって動かして下さい。距離は1nmという原子サイズのお話しです。何が起きるでしょうか。
 答えは誰でも分かる簡単な物であり、回りの電子の強電場の影響を受けて水素原子が潰れるのです。もちろん量子力学など現代物理の法則に反することは全くありません。シミュレーションの計算上も自明の効果なのです。
 熱核融合を推進する側が猛烈に反対するので、こんな簡単な事さえ伝わらないのです。
 実際の常温核融合の反応は他の要素も重要になります。もう一つが過剰中性子核の利用です。重水素から放射性セシウム、ウラン原子核まで過剰な中性子が存在すると、原子核がニュートロンスキンやニュートロンハローなど、原子核全体を一つの中性子に見せるほど大きな反応断面積を持つ様になるのです。
 この大きさで潰れた水素や重水素を原子核に取り込む時、大きな反応速度が得られ、その分エネルギーも大量に生み出されるのです。

 この反応を起こすためにはナノ構造を使うか、様々な強電場を生み出す仕組みや潰れを誘発するらせんの力が役に立つのです。
 日本には微生物を使って放射能を除去する技術があるのですが、メカニズムが分からないので無視されているのです。放射能を低下させる効果に再現性があるにもかかわらず認められる物にはなれないのです。微生物のイオンチャネルを放射性セシウムが通過する時に水素原子を取り込んでバリウムに変わっているのです。イオンチャネルの強電場がこれを可能にしています。
 常温核融合はメカニズムが不明でしたが、再現性を確保出来る様になった段階です。日本の実験でもナノ構造を持つ時に反応効率が上昇しており強電場の必要性が確認出来ています。
 これまでは反応触媒に水素と電気陰性度の同じ物質であるパラジウムが使われてきました。パラジウムの原子核とは潰れた原子の核反応が起きないので、潰れた原子同士の衝突を待つ必要があって反応率が低かったのです。
 例えばナノ構造を利用して電気陰性度を水素に似せてウランを利用すると、簡単に水素が核に取り込まれて反応するでしょう。これを太陽内部のCNOサイクル的に産業利用する部分がこれらの課題になると考えています。ウランなどはヘリウムの放出で水素原子を再吸収出来るのであり、こうした使い方になってゆくでしょう。
 常温核融合は核分裂を使わない反応で完結できるので、放射能に関連して現在の核分裂を利用する原子炉よりも格段に安全に運用が可能ですし、放射能の発生を抑えることにも大きな可能性があるのです。

 ここでは強調したい物にキューリー夫人の忘れ物という重要な物があります。
 キューリー夫人の忘れ物とは、放射能発生時の放射線放出核側の物理的反動の存在です。科学の進歩の過程において放射能の存在ばかりが研究されたので、放射核側に起きている反動作用の存在が忘れられてきたのです。
 大砲でもピストルでも弾を撃てば反動があります。これは当たり前の物理であり、放射線核も同様なのです。物理法則の作用反作用の問題であり、大学の物理学科の生徒に計算出来るレベルの科学です。
 放射性物質として問題になるセシウムや劣化ウランが放射線を出す時に、放射線核自身が反動を受けて音速の数倍で動くのです。この時に生体分子は大きな損傷を受けるのです。
 放射性セシウムは原子量が137、ウランは238位あり、約20~10分の1の重さの生体分子の酸素、炭素、窒素の結合をばらばらにする大きな力を発揮して、生体の組織を集中的に破壊しています。生体分子にとって家に大型ダンプが飛び込んでくるイメージでしょう。
 これまで注目されてきたのは放射線として評価されている部分だけなのです。残る半分である放射線核側の存在部位に限定する損傷効果を無視していては、現実の症状の原因が分からないのです。日本でも子供達の甲状腺に異常が見つかり始めており、深刻な被害の実情がこれから明らかになる情勢です。

 熱核融合を推進する人々は、常温核融合に予算を奪われると困るので、微生物を使って放射能を除去する技術などはオカルト扱いです。こちらにとってはこの現象を解き進み、イオンチャネル中における強電場の存在と過剰中性子の問題を特定したのです。
 自然現象に分からない物があるからこそ、科学を進歩させるのですが、彼らは自分の研究のために他者の研究をオカルトにするのです。しかも熱核融合には大きな問題があり、材料が放射能に堪えないことと、その結果大量の放射性物質を生み出す事になりクリーンなエネルギーにはなり得ないレベルです。これらの問題は人々には表面化せず、研究課題として彼らの失敗時の言い訳が準備されている状況です。ITER予算は大いなる無駄使いなのです。

 放射能の反動についてはさらにひどく、アメリカ物理学会に論文を投稿しましたが、内容は問題ないのに公表されないのです。公表できないと言われておしまいです。
 反動の存在は米軍の使っている劣化ウラン弾と、そこから生み出されている健康被害の大きな原因です。原子力産業は原爆製造に関わることで、国力としての武力に一役買っています。原爆は支配に必要な武器なので人的な被害を多少受けるともこれを準備したかったのは、始まりの時点においては仕方がなかったでしょう。
 時は流れて今では劣化ウラン弾と称し、ウラン製造における廃品を利用しています。しかも、発射時と着弾時には蒸気が発生して利用者も被害者も健康被害を受けるのです。東京電力福島第一原子力発電所から漏れ出している放射性セシウムと始めとする様々な放射性物質も、同様に体内に取り込まれて反動で、生体分子を大きく損なうのです。
 反動を認めないことで、放射能は体内にそこそこに拡散し、特定の臓器を損なう事はないという言い訳が出来ていました。この自然現象である反動の存在が認められると、例えば放射線医学研究所などの嘘は続けられないのです。現実には放射能は放射側のセシウムが甲状腺に集中するので、放射時に反動でセシウムが生体分子を大きく損傷し、甲状腺の癌化に大きく寄与するのです。

 常温核融合は原子爆弾の製造方法にも改善をもたらします。原理が広まるときに戦場にばらまかれた劣化ウラン弾が、実験室レベルでプルトニウム型の原爆になってテロリストが利用できる様になるでしょう。核保有国が国連常任理事国になってある種の政治的横暴を繰り返し、騙す事も含めて自国の利益だけを追求できる時代は終わりに近づいているのです。単なる科学の進歩です。これを社会を豊かにする方向に使うか、それとも争いを激しくする道具にするか、民主主義と私たちの在り方が問われる事になるのです。
 この次に説明するAIDSの問題など、これまでは国力がなくて核保有国の横暴に向き合えなかった多くの国がアフリカには存在します。彼らはさらにまだ続きの問題をiPS細胞を利用して引きおこす可能性を持っています。この問題を次に説明したいと思います。

4-4)人類の遺伝子とSTAPとIPSの未来
 アフリカにはAIDSが拡散してしまっており、大きな社会問題になっています。AIDSには効果的な治療薬がまだ見つからないので、現状の中途半端な薬も利益を生み出す道具です。
 AIDSは新しいウイルス性の病気であり、ある時期からアフリカ向けの各種ワクチンに混入されて国連の活動の元にアフリカに蔓延させられた物です。アフリカの各国には資金力も技術力もないので、西欧の製薬会社の餌食にされているのです。マッチで火をつけポンプで消すの世界です。どれほどひどい物か自分の手で調べてみて下さい。偽善の側の動きという物の本質が現れている部分です。他者他民族の命まで利益に変えるのです。
 AIDSが蔓延した後で、アフリカの各国はウイルスの援助を拒否する様に変わりましたし、AIDS薬の特許についてもこれを認めたくないという動きをしていたと記憶しています。
 これに似た事がこれからiPS細胞による各種の治療で始まろうとしているところが、非常に危険な状況に見えるのです。一度拡散してしまえば、その影響を受けた人々と、受けていない人々の間には差別が生じて社会問題化するでしょう。影響を受けると癌化のリスクが高まるのみならず、遺伝子その物の劣化にもつながる可能性が高いです。寿命を短くする結果を招くかも知れないのです。

 順番に説明したいと思います。先史文明の遺跡によれば人類の遺伝子が生み出されたのは1366万年前であり、こちらの予想では1000万年前くらいには構造が確定し、その後の評価が続いてきたと思います。この間変化することなく、黒、茶、黄色、白、赤の人種が存在していたと思われます。
 遺跡に残る証拠としての歴史書、宗教書からは、8万年よりも以前に南北米国大陸には高度に文明化し、農耕社会を持つところまで進歩した人々がいました。アジアでもアーリア人とインドの土着民の存在は明らかですし、コーカサスからアラビア半島まで多くの人々が住んでいたと思われます。
 彼らは火星と金星に植民地を持つほどに進歩していましたし、当時の地球の極移動までを引きおこすほどに高度な科学力を持っていました。

 これに対する私たちの理解ですが、遺跡には5万年を遡ることが難しく、そこに高度な文明など全く認められないのです。そしてこれに合わせて、遺伝子の拡散モデルという物が出されており、一人のアフリカ女性経由で人類が弘まったという物です。
 ミトコンドリアに残る遺伝子の情報から、いつどの人種が生み出されたかが推定されているのですが、これらも教科書に載るレベルでも全く現実を反映していないことが明らかです。南北アメリカ大陸には約1万年前まで人がいないことになっていますし、アーリア人の5割近い人の持つ遺伝子も、ほんの1万数千年前に分化したと言われているのです。
 歴史書と宗教書には当時の暦のデーターが明確に反映しており、遺跡にも同様のデーターが残されているのがこの星の現実です。テオティワカンには高度に文明化し農耕社会を築いていましたし、アーリア人もインドで同様にしていたでしょう。遺跡に証拠が残されていても理解できなかった時期は仕方がないですが、事実が明確になったらこれに対応する様々な科学は修正されることになるでしょう。

 この意味で遺伝子工学には出鱈目が多すぎるのです。分子時計と称して一定の間隔で突然変異種が生まれると考えるのですが、この一定の期間とは根拠のない統計でしょう。現実を反映しないのに、数ある動植物種などを利用して適当に値を作っているのです。少なくとも人間向けの研究は大きく見直しが必要になっています。
 このレベルの遺伝子工学がサイエンスの論文やNatureの論文になるのであり、そこに真実はなくても、査読がこれを真実に見せるのです。私たちの健康に直接関わる部分では大きな問題でしょう。とにかく遺伝子工学は未来を見通せないし、まだまだ非常に信頼性の低い科学です。物理のニュートンの古典法則よりもはるかにどころか全くもって信頼性のない状況です。始まったばかりの科学であるという意味です。
 この状況でありながら、人体の遺伝子を操作すると何が起きるでしょうか。iPSの研究の始まりでは癌化率20%などざらでした。遺伝子の意味を全くと言って良いほど理解していないのに、その改造を求めているのです。その結果に責任を持つことなど出来るわけがないのです。査読は現実を無視して安全と書くのです。分子時計の時のように。

 遺跡には1366万年もの時間をかけた遺伝子操作結果への、非常に長い評価期間があります。予定した機能が維持できるかを確認している可能性が非常に高いでしょう。完成すれば拡げて使いたいのが作った側でしょうから、これほど慎重に進めているのが遺伝子の操作技術です。
 現代を見ても、8万年経ってもアーリア人はアーリア人ですし、南米の人は南米の人でしょう。アフリカからアメリカに拉致された人々も、長い時間を経ても環境変化にもかかわらず変化はないでしょう。変わらないのです。変わらないことこそ恐らく非常に重要なのでしょう。
 彼らは高度な遺伝子技術を持っており、猿と自分達の遺伝子を組み合わせて人間を作り出していると思われます。そこからここまでの安定度に確認をしており、約1000万年の時間を経てやっと利用が広がるところでしょう。
 iPS細胞は直接人間の精子や卵子の関連にはまだ用いられないでしょうが、人工臓器などタンパク質を人体に循環させるでしょうし、人工筋肉類でも、劣化すると体内で細胞が壊れて様々に処理されるでしょう。
 これらのタイミングのそれぞれで、組み込まれているiPS由来の遺伝子が元から存在する遺伝子に影響しないと言い切ることは出来ないでしょう。筋肉も臓器も既存の他の遺伝子由来の機能制御を受けるのであり、ここでもその制御に間接的に影響するでしょう。その結果は体内に蓄積されるのであり、遺伝に影響しないと断言することは難しいでしょう。寿命に準じた長い評価期間が必要です。
 加えて人類の寿命は重力を操作すると2万才まで可能かも知れません。1000才を標準としても、最低この数倍の評価期間を得なければ、安全な技術にならないのが遺伝子操作の本来の姿でしょう。

 比較する例をバイオビジネスの農業から出してみます。有名なモンサント社の遺伝子組み換え作物です。今はドイツのバイエルに買収される所ですが、種子ビジネスはそのままに展開していると思います。
 彼らの作り上げる遺伝子操作をした作物が農薬を必要としなければ、本来であれば害虫などの生態系が狂うほどでしょう。実際には農薬を使い続けないと作物は害虫にやられてしまいますし、何度遺伝子操作をしても、害虫側も進歩してくるのです。農薬は増え続けて害が広がる一方です。
 ビジネスとして、次世代の種を生じないことが重要であり、農家を囲い込んで独占のビジネス展開をしているのです。この中で政治力を使って様々に情報操作工作を展開しており、利益を求める会社です。社会に食品の安全を提供する事はおざなりでしょう。調べると簡単に判ることです。モンサント社を批判する本、映画などたくさんある状況です。
 遺伝子工学はここでは広告塔であり、種子ビジネスを支える種の不胎化がメインであり、害虫対策など役立つレベルではないでしょう。遺伝子の未来を予想することなど全く出来ていない状況を明確にしているのです。

 続いてiPSビジネスに絡んで日本で展開されたSTAP騒動から、現実の状況をみてみます。アフリカのワクチンにAIDSを混入した政治力は、ここにも良く似たものが存在していることを明らかにしています。
 STAP細胞の論文は理化学研究所に在籍していた小保方晴子氏を始めとする多くの方々の論文で、その存在が指摘されました。科学誌の公表から一躍有名になって、その後に論文の不備が指摘されて取り下げるところにまで至っています。理研の検証実験などその結果が公表されていますが、どうして不正が行われたのか釈然としないまま小保方氏が一方的に断罪されて現在に至ります。
 小保方氏の手記が出版されて、当時疑問に思っていた部分の状況が明らかになりました。詳細は別記事に書いています。彼女の公表している手記が正しければ、STAPを捏造した容疑者は若山照彦氏であり、彼女は犯罪に言う所の主犯ではなく手足として使われた従犯です。共犯者でもなく彼に犯罪を強制された立場になると思います。
 STAP現象は小保方氏と若山氏の共同研究の結果であり、再現性に問題があるのは若山氏が担当した部分であって、小保方氏が担当した部分ではないのです。この基本的な所から検証姿勢がおかしいのが今回の騒動であり、若山氏がSTAPを捏造した可能性を全く検証していないのです。裁判ならあり得ない一方的なリンチに等しい対処なのです。

 検証の結果ですが、当時完成していたSTAP様細胞塊には大きな増殖機能はなかったのです。ES細胞のように働く一歩手前の成果でした。これだけでも凄い成果なのに、生命工学の分野で認められる為に偽造をした所に間違いがあったのです。
 この偽造を行ったのは若山氏であり、小保方氏の作り出したSTAP様細胞塊にはその機能はなかったのです。こう考えると若山氏が如何にこの部分をごまかそうとしたのかが気になります。
 若山氏はキメラマウスを作り出すエキスパートであり、この関連部分は山梨大学に余人をもって代えがたいと言わせるレベルでした。偽造は彼の世間に公表しない技術で、彼にしか出来ない部分であると錯覚させる目的で行ったのでしょう。少なくともこれでSTAP論文を押し通せると本人は考えたのでしょう。他者による再現実験が上手く出来ないと公表されたところで、その部分の手法の公開という言い訳できない所に追い込まれています。自分にしかできないなどは科学の再現性の世界には通用せず、ここから彼がおかしくなっていったと思います。自己保身のために犯罪に走ったのです。

 彼の犯罪行為は私文書偽造の罪に現れています。合意のない論文の撤回文書を作成して提出した罪は大きな犯罪であり、彼が責められるべき法的な犯罪行為でしょう。合意のない文書を勝手に提出して公表に至らせて、状況を自分の望む形に持っていったことになるのです。ここから小保方氏への罪のなすり付けが明確になるのです。
 この私文書偽造に関しては、理化学研究所の理事長である野依氏を始めとするマネジメントの責任者には、一般常識としての法律が全く分からないのかと思わされました。不法行為も権力で押し通せるという姿勢が伺われるだけでなく、若山氏を小保方氏同様に疑う姿勢が全く感じられないのです。当事者として状況を調べた時にその不自然さに気づかなかったのでしょうか。ここにあるのは文書の偽造による典型的な詐欺の犯罪行為です。笹井氏の自殺などどうして彼がそこまで追い込まれる必要があったのでしょうか。法の下の正義などなかったのでしょう。

 STAPの現実ですが、STAP細胞に似たものが海外の科学誌に2015年11月27日に掲載されていると聞いています。
 「STAP現象、米国研究者Gが発表…小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明」というタイトルです。検索をかけて頂ければアクセス出来ると思います。
 内容は記事の通りで、論文は損傷誘導性の筋肉由来幹様細胞とのことです。小保方氏の酸他による刺激の代わりに、生体の損傷部位に注目してその刺激を受けた細胞からの幹様細胞の取り出しでした。小保方氏の研究が正しかったのは、外部刺激による細胞プログラミングの初期化が実現していたという意味です。
 野依氏と理研のマネジメントに全く科学技術の将来を見通す目がなかったことが、これで証明されたところです。
 論文の不正は世の中に数多く存在するのですが、この不正を適切に正す仕組みなど全く存在しないのでしょう。理研の検証実験に関連する行為は若山氏への一方的的な利益を図る行為であり、不正を正す上での論文著者に対する公平性など一片も感じさせない物になっていると思います。「理研のマネジメントは科学者の行う査読に客観性がない事と同じ体質の物」であり、あとで批判を浴びる可能性のある事にも気づかないのでしょう。

 本件に関して日本の司法は機能していないのですが、同時に理化学研究所の統治機能にも法治を軽視する部分が犯罪として存在する事は明確です。
 まとめ記事による署名による司法権の行使が可能であると考えると、この裁判においては若山氏への私文書偽造の無視による利益供与、小保方氏に罪をなすりつけた詐欺、野依氏の責任であるパワハラによる笹井氏の自殺に関連する未必の故意、そして全体として流れるSTAPを消そうとするiPS側との利益供与の関連です。当時野依氏は理研を政治的に特別な地位に就ける努力をしていました。政治的にはこの部分と小保方氏の公開処刑的な動きが重なって見えるのです。
 野依氏はノーベル化学賞の受賞者ですが、他の分野に対する見る目はありません。STAPを育てる能力はありませんでしたし、政治的駆け引きに利用しいているようにしか見えないのです。この部分は裁判では認定が難しいでしょうが、残りの部分の犯罪行為には責任を取るべきですし、統治に問題のある理化学研究所は和光大学や横浜xx大学、神戸xx大学にして特殊な地位を残さないようにすることが現実的にも国益でしょう。
 海外でもノーベル賞は犯罪的に利用されることがある物です。経済学賞の受賞者で運営したロングターム・キャピタルは倒産し米国経済を揺るがしましたし、IPCC気候変動に関する政府間パネルは、ノーベル賞ですがその結論が正しいわけではなく、政治的に意見が一本化されているだけです。こちらの観点では太陽の伴星の存在と過去の極移動が明確になると、氷河期のメカニズムの理解が進み温度の予想にも変化が生まれるでしょう。
 何よりも未知の科学であるのにここでも無理して判る範囲で結論を一本化しており、権力者達の求める利益を可能にする状況です。これにノーベル賞ですから政治がお墨付きを望んでいる姿が明確であり、嘘がばれる時に苦労するでしょう。

 現状はSTAPに流れる研究費をiPS側に統一したいという流れですが、背後に様々な製薬会社と関連する政治家の動きがあるのでしょう。現在の査読ではiPS細胞の安全性は間違っても確保されない仕組みです。遺伝子における分子時計の概念は人間に関して全くの出鱈目であり、これから修正されるでしょう。
 今のままではiPS細胞による各種の治療が始まることになり、人間の遺伝子が知らないない間に劣化させられるという事態まで起きうるのです。こうなる前にこの問題に向きあうことが重要でしょう。
 繰り返し書きますがサイエンスやNatureの査読を盲信することは非常に危険です。彼らはモンサントのビジネスを推進する側にもなるでしょうし、客観性はなく利益を求める存在です。どちらかと言えば、西欧社会のみせかけの進歩性を利益として守りたいのでしょう。
 加えてこの業界に関して、政治的には医療費が国家予算を圧迫する状況は、医療産業の利益に対する暴走でもあるでしょう。通常接待は数千円が相場ですが、医療関係では今も数万円です。感覚が狂っているのであり、医療費の高騰の一部でもあるでしょう。
 政治が本気になるとき、解決は簡単です。塩の専売同様に医療も国営化するのです。こうすればAIDSをアフリカに蔓延させるような卑怯な会社群はなくなるでしょうし、法治が徹底できて特許なども国有で動くだけです。私企業の利益が人の命を代償にしている現状であれば、塩の専売の理論で対処すべきでしょう。命も塩も必須です。公務員のすべき仕事なのです。

 こちらにとっては旧約聖書の中の暗号解析も面倒で大変な仕事になると思っていますが、DNAの研究も同様に大切に考えています。
 現状からはこちらの生命・遺伝子工学への対処は想像できないと思いますが、先人達が今に託している重要な科学に思えてならないのです。寿命について2万才を提言していることになるので、相応の責任を感じています。
 DNAの意味を理解する部分には興味を持っており実験をする余裕はありませんが、こちらの手がける他の科学同様に、既存の公表データーを元に意味を解き進む部分はこちらにも出来るでしょう。遺伝子組み換え食品についての過去の失敗の歴史はこちらに多くを教えてくれると思います。iPSの寿命に関するリスクと遺伝子組み換え食品には同時に向きあうことになりそうです。
 あとiPSで臓器が簡単に作れるのであれば、それをSTAPにして作り上げて治療に応用するのが筋だと思います。iPSはジュラシックパークの再現に努めて遺伝子情報の意味をこれからも解読を続けると言う科学の進歩が重要であり、遺伝子操作をしないSTAPの応用で、学んだ機能を実現し医療に応用すべきでしょう。遺伝子操作を人間に施すことは科学が非常に未発達な現段階では自殺行為であり、癌化のリスクの向上と寿命が短くなる可能性を否定出来ないでしょう。遺伝子組み換え作物の失敗の歴史を繰り返すだけです。

稲生雅之
イオン・アルゲイン