ホツマツタエの875隠ろ日が教えた物 7月10日 7月11日追記と修正

 先史文明の遺物だったホツマツタエ、と言う記事を6月23日に載せています。この記事ではホツマツタエの解釈本に従い解釈をしていました。「スス暦では、太陰暦と太陽暦との間で875日目に端数が1となる。」とのことで、こちらも太陽太陰暦上の何かの計測があると考えていましたが、原文にはエトの末とあるだけなので解釈に疑問を持っていました。
 875日は月の34周という期間なので、この数値34にも大きな意味があるはずです。ハドソン湾極時代の遺跡を調べて、875日の意味をさらに考えてみました。
 サルミジェゲトゥサ・リージア遺跡では、ハドソン湾極時代の月の計測に使われたサークルがあり、そこでは11の倍数が普通でした。1加えることも普通なので34を計測していた可能性も有るのですが、今回の見直しで太陽の計測サークル上にも34が存在する事を確認しました。17x2と18+16です。月の34周が利用された痕跡であると思います。

 昔読んだ古い本にも34という数字が確認出来て、米国のプエブロ・ボニートという遺跡でした。ここには34と29のサークルが存在します。
 グーグルアースで調べると、現在の北極に向けられた主軸線をもつ遺跡なので、ハドソン湾極時代の物ではない可能性が高いです。当時の緯度も60度を超えるのみならず、標高も2000m前後あるので寒冷な気候は居住には適さなかった可能性が高いです。
 34の意味は惑星の周期の計測に利用出来たとその本には書かれていましたが、29で月を計測しながら34では太陽でなく星を計測するのは疑問に感じる所でした。
 比較にセンポアラというメキシコの遺跡にある暦のサークルの解説をしたいと思います。ここには13、28、40という組み合わせのサークルが存在しています。
 始めは13x2で26日のハドソン湾極時代の数値が目についたのですが、詳しく調べると現代とハドソン湾極時代の双方を含んでいるのです。

ハドソン湾極時代
13
28=18+10
40=20+20
18x20=360 1年の長さ
13x20=260 月の10周
40x5+28x2+1=257 月の10周
現代
13x28=364 1年の長さに+1する
13x18=234 メトン周期に+1する
40=30+10 として30を月の周期の計測に用いる。

 こうしてみると遺跡は今の北極の時代に作られた物で、ハドソン湾極へのこだわりを表す物になると思われます。同様にチェチェン・イツァのエル・カスティーヨピラミッドも双方の暦に対応しているので、このエリアではハドソン湾極時代の暦の周期にも配慮した遺跡を作っている様子です。
 この意味でもう一度プエブロ・ボニートの34を考えると、これは月の34周の可能性が高いでしょう。29は31倍すると899となり、太陽の計測年である900年に1少ないだけになります。
 同様に34+29+1=64、64x4+1=257となってハドソン湾極時代の月の周期にもなるのです。そして900x360+64=324064までも含まれているのです。意図した物である可能性が高そうでした。
 当時も偽善と善に分かれていた遺跡ですが、34はホツマツタエに出てくるので善の側の物かも知れません。プエブロ・ボニートの人々は善の側の流れを汲む存在であると表しているのかも知れません。

 月の34周に大きな意味が世界的にあると確認出来たことにして、その続きを考えてみます。当時の遺跡では26x10=260も計測されており、同時に257も数えていたでしょう。ここに暦として月の10周が257になると言う計算が成り立ち、26で考える暦の十周よりも3日短いとなります。
 875日の意味がどこにあるのかですが、30周を考えると26x30-9=771日での満月予定です。
33周目は26x33-10=848日
34周目は26x34-10=874日
10周で3日の遅れなので、3~4周では1日と少しの遅れです。これが実際には875日目に満月になるので、ここで一日暦が遅れるとしたいのでしょう。
 当時は整数にこだわっているので、小数抜きで、しかも現実の生活に密着出来る数値を求めていたのでしょう。月の10周257日は普通に計測されて、祭事に利用されていたと思われます。

 太陽周期では360.072日くらいが一年です。1年を360日とした場合、春分点などの位置が一日ずれるのに約15年くらいです。これを875日で計測することには無理がありますし、月との比較で分かることなど考えにくい状況です。月と太陽はこの当時同期しているので、太陽太陰暦における太陽と月の重なりの調整は必要なかったはずです。
 ホツマツタエの研究者の方に、昔はハドソン湾極時代という物が存在していたと知って頂く事が必要です。それはこちらの情報公開が進んでからでしょう。当時の暦とはこの様な物であったと説明すると、スス暦の計算が非常に難しいという事を理解し、その解釈を当時の暦に合わせて改めての解釈を行おうとするかも知れません。この部分は彼らが研究する必要のある部分でしょう。当時の年号にかかる暦です。
 875隠ろ日の意味は、当時の人々の理解であった月の10周が257日であるというサイクルから計算する34周目で、満月が一日遅れる事を表しているのでしょう。生活に密着している月の周期であり小数を使わなかったので、一日というずれ量になる時を満月で計測し暦の数値として残した物でしょう。太陽暦と太陰暦の違いによる物ではなく、月の周期の利用上の問題を表していた物だと思われます。
 6月23日の記事ではここまでの解釈が出来ていませんでした。太陽暦での2.43年には大きな意味がなく、月の周期が生活に密着した10周257日である所から生まれた暦の調整サイクルを表していたようです。
 本によれば世界に存在する遺跡に34が計測数値として含まれているそうです。今回の様に今の北極の時代の遺跡が34を含んでいるケースもあるのですが、その遺跡がどの極に向いているかなど簡単に確認可能です。古い遺跡の意味が数値34の計測により改めて見直されることを願っています。思う以上にハドソン湾極時代の古い遺跡が存在しているかも知れません。

 関連して、875隠ろ日が一日の月軌道のずれを計測可能であったことを表している部分は、極移動での地球環境の操作による人口増にもその意味を教えていると思います。
 過去については、あの世の存在達が様々な手段で情報を渡してくれています。何度か触れている神事のビジョンもそうですが、それ以外にも臨死体験者のビジョンがあります。
 未来についても情報を渡してくれており、高木善之氏の海面上昇による環境激変への警告はこちらにとっては可能性の高い未来です。対処すれば海面上昇を低く抑えられるのですが、まだ問題に向き合える所まで私たちは進めておらず、緊急度の高い問題のままです。本にも書いているくらいですが、思うようには進めていない部分です。
 過去については神事に騙されたと書いているように、木内鶴彦氏のビジョンと神事は異なる過去を伝えています。どちらも目的を持って情報の一部を操作を加えて渡しており、単純に信じるだけでは問題があるという形にされていると感じています。
 木内氏のビジョンですが、地球の過去には月がなく、月が突然生まれたように書かれていたと記憶しています。月は地球の外からやってきて地球に捕まったという様な話だったと思います。同時にその際、大量の水を地球に渡しているとしています。
 彼のビジョンには未来も含まれており、近未来の日本で送電線のない状況を見ています。氏はそれを太陽電池か原子力かは分からないとしていました。

 まず、過去から説明したいと思います。月のなかった部分は正しいと思います。隕石だけでなく彗星も利用して月を作り上げているので、過去において月を作り上げている部分を見せられていないだけでしょう。
 実際の所は想像が多くなるのですが、彗星を利用する以上、内部に水を含んでいることは間違いなかったでしょう。この水をどの様に地球に運ぶかですが、ここでも太陽の伴星を利用出来るでしょう。3万年に一度の大電流を利用して、月の内部に電流を流して水蒸気化し、水を送り出せるでしょう。太陽、月、地球と伴星が一列に並ぶ時に、月から水蒸気爆発を起こして地球まで、太陽のプラズマ電流を利用して送り出すのです。
 水蒸気のままでも地球軌道に捉えて、雨にして引き寄せる所までが可能だったでしょう。エネルギーを適切に使えば、彼が目にした水の流れを月から生み出せるでしょう。これは月が完成する前後の一時期の状況だと思います。
 神事が間違ったことを教えているのですが、目的を持ってその情報を流したでしょう。情報の意味を考えさせることが重要であり、常に正しいと考えてはいけない部分は地の声も同様でした。

 今回教えられた部分には、地球の環境の操作において大きな意味を持っています。これまでハドソン湾極時代の月の周期である25.72日を現在の29.53日に変更した理由は、月と地球の同期回転を変えて暦の宗教を止めさせることと、次の争いで月を簡単に突き飛ばせるようにすることでの戦争抑止効果であると考えて来ました。
 月を作り上げる部分を考えると、ここには円軌道による作業の効率化があると思います。軌道上にある程度のおおきさの隕石と彗星を集めてくると思われ、これを月に固める部分では軌道が真円の状態の方が効率が良いでしょう。作った始めは25日前後の周期だったのではないかと思います。
 グリーンランド海極時代の終わりに際して、その極移動で地球と月の周期を操作出来ていますが、少なくともハドソン湾極時代において、875日で月の周期のずれが1日で計測可能なレベルの円軌道を保てていたことは間違いないでしょう。今の月では1周に4日ものずれ量があるので、この様な暦の数値は生まれないです。当時もかなりの真円に近い軌道を保てていたでしょう。
 これをどうして今のばらつきのある軌道に変えたのかですが、これは海流を利用して気温の南北格差を減じるための環境操作でしょう。
 今の月は北にずれたり南にずれたりします。潮の満ち引きはハドソン湾極時代にも大潮から小潮まで変化していますが、月に引かれて南や北に海流を流し込む力を与える部分は存在しなかったでしょう。この力を与えることで以前よりも海流の南北への循環が大きくなり、今のような高緯度までの温暖化が可能に出来ているのでしょう。ハドソン湾極時代と比較して、極の位置でも温暖化を促していますが、月の軌道も利用して温暖域を広げる工夫をしていた事は、ほぼ間違いないでしょう。宗教を変えるためだけではない大きな理由に感じられます。海流の操作も加わっていたのでした。
 残りは未来ですが、前回の記事に書いたイオンチャネルを利用してウラン電池を作り上げると、送電線のない日本の未来が可能です。氏はこの可能性を見せられてきたのではないかと思います。こちらにとってはナノテクの応用で出来る常温核融合の未来であり、その技術があの世には過去の技術として残されているので、これをこの形で見せることが可能であったと思います。

 この地では過去からの争いで2度も極移動を起こしており、核戦争も経験していると思われます。起こされた極移動は人類の進展に伴う人口増を可能にするための環境操作の部分を含んでいることが明確になりつつあります。この変化がなければ今の人口には届かないでしょう。地球全体で6~7度低い環境では居住地も農耕地も少なすぎて、今の人口を支えることは出来ないでしょう。
 核戦争は過去に見る様に大規模な破局噴火による地球の浄化を必要とします。今度それを起こせば月も同時に失うことになるので、核戦争は避ける必要のある未来です。過去の戦いがどうして起きたのか、まだ明確ではありません。
 今回の核戦争は生存競争としての生き残りをかけた物にはならないです。過去を学び現状と向きあうことで、立場の違いを超えて歩み寄り、争いを止めて永続する未来を作ってゆくことが重要でしょう。
 未来を明るい物にする技術はこれからたくさん生まれてきます。核兵器による優位性を確保するために、軍産議会複合体は科学の進歩を抑えることまでしてきました。
 これを止めると常温核融合やらせんの力の技術など、過去この世界で実現出来ていた技術を再び利用出来るようになり、資源やエネルギーの奪い合いの必要ない世界に変わって行けるでしょう。豊かな命と豊かな心を育むことが出来るのであり、軍産議会複合体の望む核兵器による争いは未来を失わせる物でしかないのです。
 思うように情報の準備が進んできませんでしたが、遺跡と遺物の伝える過去の地球の姿が明らかになってきています。この先に予想される核戦争を避けるために知るべき情報として、拡がることを願っています。
 これまでに人類が作り上げてきた科学は、地球のように命の循環する星を宇宙に広げて行けるでしょう。奪い合って亡ぼし合えばこの未来を失うのです。地球における文明の変化による人口増は明確であり、宇宙においても豊かな命と豊かな心を育んで行けるでしょう。

稲生雅之
イオン・アルゲイン