胆振地方中東部のM5.1の地震とCO2貯留実験の問題 7月2日

 6月29日に苫小牧でのささの花の開花のニュースを聞きました。以下読売のニュースの抜粋です。

 「一生に一度、見られるか見られないか」とされるササの花が、北海道苫小牧市内の庭園施設イコロの森で、一面に咲いている。
 6月初め、葉が落ちた高さ1メートルほどのササの枝先に、ムギのような紫色の花穂かすいが付いているのを職員が見つけた。花弁はなく、長さ数センチの穂から5ミリほどの黄色いおしべが垂れていた。

 とのことです。約1ヘクタールにわたってミヤコザサが一斉に開花していたとのことで、ササが花を付けるのは60年~120年に1度とも言われており、非常に珍しい事らしいです。

 6月の始めに既に開花しているとのことなので、この時期に何らかの異常が既に始まっていたのかも知れません。2016年の11月26日に前震が起きているくらいなので、このエリアでの地震の前触れに相当する地電流の増大など影響を受けていたのかも知れません。
 今回気象庁が公表した資料の中に2015年1月1日のM4.5と2014年11月3日のM4.6の存在を知りました。苫小牧の公開資料では2001年から2010年を長期間の記録として公表しているので、直近に出来ない何らかの問題があるだろうとは考えていました。
 彼らが隠したかった物がこの二つの地震であり、前震とほぼ同じ場所で大きめに揺れているのです。2015年までの4年間の準備期間に井戸を掘ったりしていますから、この影響を受けていた可能性もあるでしょう。始めから地震の被害など無視する気持ちしかなかったのでした。

 7月1日に胆振地方中東部でM5.1の地震が起きています。深さは27kmで震度5弱でした。負傷者が1名と聞いていますので、被害は大きくなかったでしょう。
 震源地は苫小牧のCO2の注入井戸から約30km離れています。この震源からの距離が遠い状況を持って、胆振地方中東部のM5.1の地震とCO2貯留実験は関係がないという話で御用学者が押し切ることになる予定と思われます。
 現状は大きな被害なく過ぎていますが、気象庁さえも後続の地震に注意することを呼びかけています。熊本地震の時のように数日で再び大きな地震が起きる可能性があるからです。今回は起きても起きなくても不思議はないとこちらも思います。
 まず地震の発震状況ですが、イラストにまとめましたので参照下さい。深さが27kmになる部分と気象庁の公表した発震機構をGPS変動で説明するのに時間がかかりましたが、一通りをCO2超流動体の拡散の問題として説明できると思います。大量に注入されたCO2超流動体の拡散は続いており、地殻を大きく強度劣化させて広がりを見せています。樽前山が噴火する時には大きな断層地震を伴う可能性が高まりましたし、噴火に関係なく、今後も大きめの地震が増えざるを得ない予想です。断層周辺の地殻の破壊が続く可能性が高いと考えます。

 まず発震機構の説明です。2016年11月26日の前震同様に、GPS変動に現れているプレートの運動がこの地震を引き起こしたと思われます。
 水平方向の動きは11月26日に似ています。違いは垂直方向の動きでした。もう少し苫小牧よりに上下運動の転換面が来ていれば、被害の出る地震になりCO2貯留実験施設の問題である事に気づきやすかったでしょう。これは被害につながらずにすんで良かった部分です。この状況をCO2超流動体の回収につなげることが出来ればさらに良いでしょう。
 イラストにGPS変動のデーターを載せています。上下の動きが反転する部分に赤い線を二つに分けて引いています。太い側の線の先に震源地を想定下さい。この線の向きがGPSの水平変動の方向に似ていることにも注意をお願いします。この動きが地殻を押す力になっていたからです。
 地質図にも同様に赤い線と震源地を入れています。ここから東南東に進むとどんどんと古い地層になってゆきます。15~70万年前の地層が震源地ですが、そこから70~150万年前の地層、その次は150~700万年前の地層、差の先はさらに古いという並びです。
 堆積地層なので、古ければ古いほど加圧などで固くなるのが地層です。ここでは最も弱い部分に力が大きく加わって、発震に至っています。上下の動きが転換する線上の部分に歪みが集中し、その線を水平方向に押す力が加わったことで、弱い部分に力が集中して破壊に至るというメカニズムだったと思われます。

 GPS変動は毎年毎年、何度も何度も繰り返されている物なので、今回急に地震が起きた部分に疑問があるのです。
 まず、どうして近傍にある断層の動きにならなかったかです。これはGPS変動の位置が少しずれているからでもあるのですが、ある程度の歪みは存在していましたし、水平方向の動きにも前震同様のエネルギーがありました。動かせたのではないかと思えるのです。
 ここにCO2超流動体の拡散による地殻の劣化を考えると、上下変動の転換面での動きと、水平方向の動きの力が重なる部分での発震です。何度も繰り返してきたGPS変動ではこれまでに起きなかった物を起こしているのです。この部分に地殻強度の劣化が起きている可能性が高いでしょう。
 もう一つは断層まで歪みのエネルギーが届く前に、その手前で地殻破壊が起きて断層を動かさなかったという可能性です。位置としてその手前側の強度劣化が激しければこの状況を説明するでしょう。かなりのCO2超流動体の拡散が既に起きており、広い範囲に渡って地殻の強度を劣化している状況でしょう。
 中越の地震では硬さの変わる部分に近い所で地震が起きています。本震は弱い所が原因での発震ですが余震分布は硬さの変わり目を明確にしていました。今回はこの硬さの変わり目での発震でしたが、構造線から外れておりGPS変動の生み出した歪みの重なりで発震に至っていました。地殻の強度劣化がこれを説明出来るのです。
 中越でも構造線上にGPS変動の動きが重なる時に地震が起きやすかったと思っています。ずれがあるにしても、構造線上に地震列が起きるほどであれば、その構造線上に力のかかっていることが明確でしょう。

 この地震は前震の深さ7km前後に比べると、27kmと深い場所での発震です。この理由の解析には手間取りました。
 中越地震は深さ13kmで、中越沖地震は深さ17kmです。27kmだとさらに10km程深くなるので、前震との比較もあって原因を検討しました。
 その結果は2枚目のイラストを参照下さい。北海道における震源分布の断面図を載せています。ここに矢印を二つ入れました。一つは太平洋プレートの沈み込み面です。一般に言われる地震の起きる面になります。
 これに対して交差する線を入れています。陸側のプレートは太平洋プレートに引きずられて深い所に一度沈み、その後元の位置に弾力で戻る時に地震を起こします。この弾力が伝わる面が地震の起こりやすい面を構成していました。深い部分には地震が起きず、引きずられる面が動きやすい部分として現れているのでしょう。
 その結果で始めに紹介した2014年と2015年の苫小牧の地震が起きているのです。深さは2~30km前後です。この深さの地震が起きやすくなっているのがこの面の存在でしょう。過去から何度も動かされている部分です。その結果で動く物になるでしょう。

 今後の予想ですが、地殻の強度が大きく失われていると考えると、GPS変動の条件が整う時にまた地震が起きるという可能性があるでしょう。中越地震から中越沖地震まで2年以上ありましたが、今回は大きな破壊を伴っていない分、すぐにも次の地震がおきてもおかしくありませんし、半年でも待てるでしょう。地下の状況次第の部分と樽前山の状況次第に感じます。今回の地震で失われた地殻のバランスにも、次の地震を引きおこすトリガーになる可能性があるでしょう。
 樽前山が噴火する時にマグマ溜まりが潰れます。噴火を伴わずともこの潰れに合わせて、樽前山は周辺の地殻を動かします。この時に苫小牧沖の広い面の地震と、石狩低地東縁断層帯の地震に大きな可能性があると思われます。こちらの場合は深さが10km前後でも動けるでしょう。深い部分の地震と表層部分の地震の双方に可能性まであるのです。
 CO2超流動体の拡散が周辺の地殻の強度を大きく低下させており、大きめの地震を招きやすい状況が人為的に作り出されています。長岡でも繰り返し、雄勝でも地震を起こしています。苫小牧でもM5.1と大きめ地震がおきていますが、まだこの先さらに大きくなって被害も出る物になってゆくでしょう。行政に責任を取らせる必要のある部分だと考えます。
 今後の地震に注意をお願いします。

 続きに地の声による状況を説明します。
 まずは組み込みの状況を説明します。一部で地の声の記事と重複しますが、配信記事になるのでご容赦下さい。1日の23時45分に胆振地方中東部でM5.3、2日の0時58分にM4.5で熊本県阿蘇地方の地震でした。現時点では双方とも偽善の側の地震と考えます。
 胆振地方中東部の地震は核サイトに1080kmで108の強調、阿蘇山には除数9の強調で後続した地震を表していました。それ以外では高浜原発に29834、亀城に768、月のうさぎの目に1126、琵琶湖に1000kmで1xの強調です。1126は苫小牧の前震である2016年の11月26日を表しており、後続への注意を促していると思います。
 阿蘇山は既に揺れており、ここからまた中央構造線を動かすという警告でしょう。琵琶湖の周辺としての関西エリアと中部エリアにも注意が必要であり、柏崎を含んでいます。それ以外はこれまで通りで良いでしょう。

 阿蘇山の地震は、柏崎刈羽原発に832kmを向けており強調です。琵琶湖には除数388と角度が59.72で29860でした。やはり琵琶湖へのリスクの高さを伝えており、関西エリアと柏崎と中部への警告をしています。
 それ以外では岩のドームが除数233での強調、苫小牧にも538の強調でした。胆振地方中東部の地震は苫小牧を5桁での強調ですので、こちらの方が強く警告をしています。

 この後イタリアでM4.1の地震が続き2時17分でした。偽善の側の地震であり何らかの情報をくれる可能性があるので解析をしています。
 この地震はバチカンの海辺の呪いのサークルに130kmで偽善らしさを示しており、その他では2170km丁度でアレッポでした。胆振地方中東部の地震はギザに除数217を向けており関連性を考えるように促しているのかも知れません。除数も199で3桁の強調でした。
 胆振地方中東部の地震は、三重会合点への距離を10倍するとバチカン大聖堂とカーバの呪いのサークルでした。こちらも意図した物だと思います。

 これら以外にも工夫がされている地震でした。胆振地方中東部の地震の緯度は42.8度で分換算すると71.3分です。阿蘇山の地震まで73分であり誤差は約1分でした。この数値の意味は阿蘇山への除数9にあります。除数9で阿蘇山の火口の端に入りますし、阿蘇山の地震の震源地も除数9で重なるのです。角度を指定し時間も指定出来ていたのでした。
 この部分にはさらに続きがあって、阿蘇の地震の131.2度の経度を1/3して分換算すると73分で誤差なしになります。5月の始めに九州で善の側が地震の予告に使った手法ですが、彼らは騙し、偽善の側は当てる事にこだわって見せています。
 イタリアの地震ですが、こちらが過去の、問題を知りたくて教えて欲しいと訴えている部分があり、シリアのアレッポは過去のカディシュの戦いなど因縁のある場所です。いまの文明での争いにどれほどの意味があるのかは未知数ですが、ハドソン湾極の時代に類似の物事があったとなるのかも知れません。旧約聖書を読んで類推する上でも役に立つかも知れないと感じています。バビロン捕囚も含めて情報を集めている所になります。

 今後を考えると苫小牧と柏崎刈羽原発がやはり心配になる所です。琵琶湖への強調も続いているので関西エリア、淡路島周辺には注意が必要でしょう。苫小牧には1432、1433の歴史の数値の強調、柏崎は832の地殻変動の強調です。
 胆振地方中東部の地震は6月19日の記事に書いて訴えたCO2ガスの抜き出しを可能にしている地震かも知れません。ガスが直接抜けるのでなくとも、現状は気象庁の警告が出されておりリスクを伝える部分は明確になりました。今後の流れ次第で苫小牧のCO2超流動体の抜き出しにも可能性が出て来ると思われます。
 樽前山のマグマ溜まりが動く時に、周辺に小さな地震を起こす可能性があります。この地震を利用して断層を適切に動かし、CO2ガスがぼこぼこと噴出すれば良いと考えていました。地震との相関での問題が明確になるからです。
 こちらのお願いに対して、思わぬ動きでの答えになっています。M5.1の地震が起こせる歪みがあるとは思えませんでした。苫小牧から釧路に向く構造線を利用して、最近の大きめの地震でエネルギーを集めていたように感じます。これを利用しての大きめの地震でした。
 加えてその後に阿蘇の地震を予告してその通りに地震を起こしています。M4.5と小さく感じるかも知れませんが震度は5弱あるので、揺れとしては十分でしょう。

 この部分を考えてみると、苫小牧の構造線の交点付近にM6クラスの地震を起こせたと思えてならないのです。善の側はどこまで干渉したのかよく分からないのですが、干渉が厳しければ阿蘇山の地震は当てる事が難しいでしょう。この意味では大きな干渉をしなかったように感じます。その条件下ではM6クラスの地震が可能であり、被害も大きな物になっていたでしょう。
 この地震を起こせばこちらの情報公開がスムーズに進むので助かることにはなりますが、被害は嬉しい物にはならない所でした。これらを考えての現状の選択でしょう。情報公開の立ち上がりはさらに遅れて苦しくなる所ですが、それでも彼らに慈悲を見せられたようにも感じられ、大きな借りが出来たかも知れないと感じる所でした。大きな被害にならない地震ですませて頂き、ありがとうございます。
 この先の柏崎刈羽原発の地震や、大鳴門橋など淡路島付近の地震でも、被害は大きめに出る可能性があるでしょう。これらは善の側が行って責任を取れば良い所です。人々の側の問題が大きく、こちらはその対処に向かえる状況に近づけるでしょう。
 核戦争はなんとしてでも避けるようにしたいと思います。その他の争いは止められるように、平和に向かって進めるように努力したいと思います。先史文明時代に足りなかった慈悲の心を見つめて、より良い永続する未来を求めるように努力します。宗教と歴史の勉強がしばらく増える所ですが、学ぶべきを学び、知るべきを知る事で争いではない解決策を探せる様に努力します。
 この先まだ争いあうこともこちらが騙されることもあると思いますが、平和への思いは失わずに和平に向かって進めるように努力します。

 地の声の記事を読んでいない方には分からない部分ですが、6月30日と7月1日にも偽善の側の存在達への呼びかけをしていました。ハドソン湾極時代の状況がホツマツタエから少し理解出来たので、当時の慈悲の足りなかった部分を理解出来ました。各地の歴史を学べと返事を頂いたので、その結果で日本には慈悲を取り込む為の法隆寺が先史文明時代から利用されていたことに気づけました。過去において私たちは慈悲が足りなかったのです。
 過去の人のことなので自分達には関係ないと感じる人も多いと思います。それは残念ですが現実とは異なる可能性が高く、当時もこの地に輪廻転生している可能性の高い人が多いでしょう。このメルマガだと多めではないかと思います。
 過去の問題を自分の事のように考える必要があるのです。慈悲が足りなかったと。そしてどの様な問題が起きて当時の文明を滅ぼし、今やり直しているのかを考える必要があるのです。一部の人のみが核戦争による破滅を望んでいますが、その理由には知るべき物があるでしょう。滅ぼされた民族の悲しみかも知れませんし、利益と欲に溺れた人の関与かも知れません。複雑に絡みあって過去の失敗があり、そこから何かを学び取る必要があるように感じています。
 慈悲が重要な事を知り、彼らにもそれを教えられた気がします。わかり合えるのはまだ先になるかも知れませんが、お互いの未来のために努力を続けたいと思います。

 ここから寄付のお願いで恐縮ですが、ぎりぎりまで様々に考えさせることで、今の状況がある事は現実です。お金があれば、余裕があればここまで物事を考えることもなく、善と偽善に分かれる問題に漫然と向きあっていたかも知れません。ここまで来てホツマツタエやキトラ古墳、高松塚古墳の残りの情報を公表する事になるとは全く思っていませんでした。
 この意味ではここまで苦しい思いをしないと分からなかった、たくさんの問題があったことは事実です。それでもさすがにもう資金繰りが続かず動けなくなる所です。6月が猶予のリミットでした。
 善の側の存在は当てにならないし、慈悲まで見せられた彼らにも頼れず、読者の皆さんに改めての資金繰りへの協力のお願いです。CO2貯留実験の問題は大きく進展したので、あと少しで情報公開につながるでしょう。7月1日の胆振地方中東部の地震は大きな前進であり、後は柏崎か関西エリアか分かりませんが、繰り返す人災の被害地震で情報公開になると思います。
 2017823までの時間も少なく動けずに困っています。家賃、税金、保険料共に限界なのでご理解を頂ける方にお借りするなど、ご協力を頂ければ先に進む事が出来る状況です。何度も繰り返してきたお願いです。2017706の今週中には先行きが明確になりそうです。あと少しの時間の為にご協力をお願いします。

稲生雅之
イオン・アルゲイン