日本海側のGPS変動のトレンド 10月19日

 暗号解析の関係で遺跡の組込と同じ内容を簡単に伝えるデーターを準備しようとしている所ですが、看過する事の出来ない変化が生まれている事に気づきました。
 昨日公表されたGPS変動データーを確認した所、これまでにない動きが中国地方の日本海側で顕著に現れてきています。日本の本土のプレートは西から北の方向に動かされることが多く、西に動いてから2~3ヶ月かかってゆっくりと北に向きを変え、その後また西に戻るという変動を繰り返しています。太平洋プレートとフィリピン海プレートの影響が交互に現れている様に感じていました。
 10月18日のデータは過去最高に北側に向いており、北を通り越して北北東まで来ています。場所にもよりますが、位置の詳細は添付のイラストで確認下さい。青い楕円で囲った部分の日本海側です。
 比較のために熊本地震の直前の4月19日のデーターと、2015年で最も北に向いていたデーターを5月19日の分で載せています。大きな差が生じていることがお分かり頂けると思います。

 過去のこの種のデーターでは、2014年に大きな動きが生まれて日向灘のM6地震と、その後の御嶽山の噴火につながったことがあります。この時の動きは大きな物だったので今回は同様に何かが必ず起きるとは言えませんが、熊本地震を越える位置まで動いている部分にリスクが表現されているとここでは感じています。
 青い楕円は2つ書いてあり、もう一つは岩手県東部の動きです。この位置は311地震以降その下の部分と同じくほとんど東を向いていました。そのトレンドに変化が生まれ、数ヶ月前と思いますが、北寄りに方向を変えています。ここには載せていませんが、東北地方を詳細に見るとこの周辺が北東へ方向を変えつつある様に見える状況です。
 本来であれば、微弱地震の分布を見ながら岩手県東部のプレートに生まれる大きめの地震に注意が必要になる流れです。この変化は一部の調整で起きる1ヶ月程度の一時的な物ではなく、それを越えた大きな変化になっており、注意をしている領域です。今は熊本地震の影響なのか、地震のデーターベースに微弱地震が載らないので困っています。こちらの情報公開がうまく進めば気象庁に多くの人がクレームをしてくれると思うので、その時を待っています。

 ここに書いておきたい問題は、このトレンドが明確になってから日本海側のGPS変動に大きな方向の変化が生まれたことです。単純に考えると、東北地方のある程度の大きさの領域が北東にずれたことで、日本海側のユーラシアプレートがこちらに動ける様になったという可能性です。動きは現実に生み出されており、何故今なのかが明確には分からないのです。 
 熊本地震の時は、2015年秋以降の薩摩半島西方沖に続いていた群発地震と地殻変動に大きな影響をうけて、このエリアにこの方向への動きが生まれてもおかしくないと思います。動きが促されていることが明らかだからです。
 この動きが大きな歪みを九州周辺にもたらした結果が熊本地震である事は、簡単に想像の出来る物になるでしょう。

 今回をどの様に考えれば良いのか、動きの生まれた理由がよく分からないのです。岩手の動きがつながっているのかどうか確証が持てないのです。今後の予想としてはこの動きに沿った変化である程度予想出来るので、こちらの予想を書いておきます。
 現状はこちらの望む情報公開への変化が生まれてくる準備段階だと思っています。この意味で考えると日本海側の原発周辺だけでなく、中央構造線上の原発にも注意が必要でしょう。具体的には伊方と川内原発です。リスクとしては明石海峡大橋と大鳴門橋周辺にも感じざるを得ないです。リスクの継続期間は1ヶ月前後です。プレート運動のトレンドの変化を見るまでは安心出来ないでしょう。
 結局これまでリスクを警告してきたエリアになるのですが、岩手県の東方沖にも注意が必要です。微弱地震で調べたい所ですが本当に残念です。今回はどこかに結果が出ると思いますので、微弱地震への配慮が重要な部分はいずれ改善出来るでしょう。

 実際にどのエリアにリスクが高いのかは、よく分からないです。伊方、玄海、川内原発は区別が難しいです。満月の前日の10月15日に熊本エリアで地震が群発しており、満月で東西の地殻の動きが生まれにくい時を狙って、10月8日の大きめの噴火で生まれた歪みを抜き出しています。この意味では自然は大きな配慮をしながら調整を続けており、この一環が日本海側の大きな動きに現れていると思います。
 この動きを使うとM6~7クラスの大きな地震が起こせるはずですが、このエネルギーをどの様に使うかも彼らの術中であり、局地的な地震ですむかどうか、こちらには何とも言えない状況です。
 9月30日から地震位置の意味する情報の解析は止まったままです。自然は直前になったら何かを教えてくれると思いますが、敵の干渉を呼ぶだけなのでどうなるかはなんとも言えません。

 本日TV討論の3回目です。予想通りにトランプ氏は選挙の不正を騒ぎ立てています。ニュースには彼がおかしくなったという様な物が多いのですが、2000年の大統領選挙ではアル・ゴア氏が正しい開票がなされれば勝っていたのに、投票で負けていたジョージ・ブッシュ氏が大統領になっています。こんな15年前の大不正の事さえも思い出せないほど日米のTVは滅茶苦茶な報道をしています。
 オバマ大統領にも文句を言わせていますが、大統領の職務は思う様に出来な事もあるという意味深な台詞が批判に混ぜられており、米国の政治のおかしさを表している状況でした。無理矢理批判をさせられるので、それに皮肉で答えた物でしょう。大統領さえも動かす銃のカルトの表れです。そこまで必死になっているのが偽善の側の姿です。
 ウィキリークスもがんばって情報を流しているとのことですが、こちらを調べている時間がなく、もう少し先に記事にしたいと思います。大統領選挙前には多くの国民がこの関連の情報を耳にする可能性を、トランプ氏が追求すると思います。ヒラリー氏のクリントン基金の最大スポンサーはサウジアラビアであり、911の責任を追及する事など中途半端に終わるでしょう。中国からも寄付を受けており軍事的な中国包囲網を作るどころではないと批判されていました。
 現状の不正攻撃はヒラリー氏への大きな間接アプローチになっており、TV討論で自分の不正が暴かれることを極度に恐れる状況に追い込まれているでしょう。トランシーバ疑惑はともかく、マイクの不調も、司会者の不正も誰の目にも明らかだったでしょうから、国民はマスコミの報道が如何にひどい物かを良く理解したでしょう。トランプ氏のパフォーマンスが期待出来る3回目のTV討論になる準備が整った所です。
 寄付を頂いた皆様どうもありがとうございます。諸々がんばりたいと思います。

稲生雅之
イオン・アルゲイン