自然の女神龍神様の明治神宮への凱旋と大規模地殻変動の始まり1 5月9日 5月14日追記

 5月1日の沖縄本島近海の地震M6.2の地の声の情報で、自然の女神様も明治神宮に凱旋されると明らかになりました。ミロク大神様と同じく人間達を見守って下さるのですが、自然の女神である龍神様として、今後の地殻変動の姿を伝える部分が重視されていました。この内容をこの記事で明確にしたいと思います。
 始めは、2056年6月の富士山の大きめの噴火に続いて起きてくる、房総半島東方での中央海嶺の誕生を説明すれば良いのかと考えたのですが、続きがあってインドネシアからバイカル湖を経て北極海につながる中央海嶺の誕生も説明する必要があると組み込まれていました。
 その後カトラ山の目覚めと言える、火口でのM4クラスの地震4回の連続が起きています。これを強調する石川県能登半島沖の地震が5月5日に起こされており、2回目の大きめの地震でこちらの解析に不足がある部分が明確となりました。
 龍神様は、これから世界に起きてくるVEI7~8の大噴火の連続こそが、その先にある2056年の変化につながる部分を教えてくれていました。これまではどうしてインドネシアからバイカル湖を経て北極海につながる中央海嶺が誕生するのか、その理由を明確に出来ていなかったのでした。
 今回ここに向き合うことで、大規模な地殻変動の始まりが今の時期になり、地球の自然は億年単位で過去から繰り返されてきた、大陸の離散と集合のサイクルを、ここで断ち切ろうとしているのでした。約500万年ほど前にも大規模地殻変動が起きており、その時には人間達が海洋プレートを人工的に割り進んで、今につながる変化を起こしているのでした。
 今後自然は生物の大量絶滅を引き起こす、億年単位の大陸の離散と集合のサイクルを止める事で、自然の命達に連続する進化を起こして、新しい世界に進みたいのだと思われます。人間の協力が時々必要になるでしょうから、私達の遠い子孫達が、龍神様を助けて未来を求めることになりそうです。
 ここまで書いて気がつくのも情けないのですが、これは人間の都合でもあるのでした。

 人間が地球に住み続けると、悪魔の復活がなくても戦争で地球を破壊してしまうリスクが残るので、私達は再生する惑星ティアマトに移る可能性が高いでしょうし、その後はアンドロメダのとある星も再生して、自然の存在達と共にどんどん宇宙に広がるでしょう。
 地球が遺伝子保存の為の聖域として残る限り、人間の肉体を作り上げる複雑な遺伝子の素材が残せるのでした。この地の自然との組み合わせで、再び肉体を失う事態が起きたとしても、それを超える変化で新しい肉体を生み出せるかも知れません。自然との協力がなければ出来ない事であり、その為に人類は地球の自然を他よりも強く保護することになると思えています。加えて大絶滅が起きると命達の姿も様変わりしてしまうので、これを避けるために億年単位の離散集合サイクルを止めて下さるのでしょう。
 今になってやっと気づくのは、ちょっと情けないところです。人間の思い上がりの一部でしょう。人間も自然に協力協調出来るように頑張る必要がありそうです。億年単位の離散集合サイクルを止める話は神事のしてくれた話の受け売りですが、ガセネタを含めてこういう話で導くのは連中の得意技なので、これはまんまとしてやられたの類いでしょう。自分達がしっかりしないと足を掬われるという所を、こうして手厳しく教えるのでしょう。
 本人は気付けたつもりですが、覚えていない夢で導いている可能性の方が高いでしょう。普通の気づきの半分くらいを占める、寝覚めの気づきではないのですが、この記事に向けるというタイミングがあまりにも出来すぎなのでした。こちらの守護霊さん達の導きでしょう。考えてみると、仮名たたり女神大黒おくされ様という大変失礼な名前を勝手に付けているのも、自然が人間を恨む部分を見せられているからであり、彼らは先にこの姿を教えたかったのでしょう。人間達を恨みつつも今は協力してくれている姿であるので、人間に黙って協力するだけではない姿を、始めに焼き付けたかったのかと思います。
 自然には大きな借りがあると言えますし、数億年後に協力させてもらえないと遺伝子の聖域を失うことになるので、時々テストでもする緊張感を保てるでしょう。ありがたい話でした。

 人類として地球から去るのは、普通に悲しいでしょうが、これを促す準備が私達の短い寿命なのです。人間の肉体の寿命は体の大きさに比例する部分があり、6~3万年前の姿では500年くらい生きることまで出来たのだと思います。身長が2~3mあるとこのレベルになるのではないかと思っています。遺伝子のテロメアではなく、肉体の大きさこそ寿命決定の主因だと考えており、失った科学を取り戻す中で、この部分も明確になるはずです。
 私たちの科学はやっとらせん力の科学を取り戻すところであり、嘘がつきにくくなる社会に変わるジェド柱の霊界ラジオの登場だけではなくて、質量制御の技術がこれから大きく社会を豊にするのでした。UFOを作ってワープによる恒星間旅行が出来る所まで進むのですが、常温核融合のエネルギーも使える様になるので、長さ10km直径1kmの葉巻型と言える母船になるUFOを作って、回転による遠心力の重力効果で宇宙に住める世界を実現するのでした。
 ここまで進むと、気温の操作と重力の操作で肉体を大きく出来る様になるのでした。ここに到るまでに数十年は必要でしょうから、私達の子孫達の姿ではあるのですが、私達も健康に対する医学の嘘を手放すので寿命は数十年は延ばせると思います。2回目の人生を生きられる人が出て来るのでした。
 そしてこの環境は再生する惑星ティアマトに再現するので、人々は少し大きくなる新しい肉体と、そこから延びる寿命で、人生を謳歌出来るように変われるのでした。普通に考えて、2度目や3度目の方が、過去の失敗から学んでより良い人生になるでしょう。今の短い人生では、女性は特にですが、子育てに追われて仕事に充実感を見いだすことが難しいでしょう。これを解決出来て、女性の社会進出も容易になり、一時のテストの成績だけではない、実力主義もどんどん復活してくるでしょう。
 こういった変化はまだ信じにくいでしょうが、書ける部分をこの記事にして、未来のための準備にしたいと思います。

この記事の項目
1)自然の女神様の明治神宮への凱旋について
2)大規模地殻変動の姿について
 a)これから始まるVEI7~8の大噴火とその後の変化について
 b)2056年から始まる続きの地殻変動
3)人間の寿命の変化について
4)太陽の伴星の接近終了までのリスクとその後について

1)自然の女神様の明治神宮への凱旋について
 5月1日に以下の地震が起こされて、地の声として情報をくれていました。4ページ目に解析内容を載せてありますので、興味のある方は参照下さい。記事はこのままお読み頂けます。当時の地の声記事から必要部分をつなぎ合わせて解説します。

1日12時22分ころ、地震がありました。
震源地は、沖縄本島近海(北緯26.0度、東経128.8度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定されます。

 この地震の組み込みからは自然の女神様が、ミロク大神様と同じく明治神宮に凱旋されるという状況が確認出来るのですが、この意味は前知らせの警告であり、2056年6月頃に富士山が大きめに噴火する可能性があって、この噴火の後ですが、明治神宮に火口が生まれてマグマが噴き出すそうです。硫黄の臭いが立ちこめるので臭くなるのでした。これがやりたくて4年前くらいからの記憶ですが931神を名乗られたのでしょう。
 当時は961の黒いも確認出来たので、大黒様になぞらえてあったのですが、人間の形には顕現しないでしょうから、やはり龍が相応しいでしょう。沖縄の聖地での鍾乳洞に現れている姿です。ここでは黒白赤まで確認してありますが、続きはジェド柱の霊界ラジオでしょう。

 神事の啓示では、富士山が噴火すると埼玉県あたりに割れ目噴火が起きて、マグマがどんどん吹き出してくると言う物が記憶にあります。この位置が明治神宮になるのであり、時期の指定はこれまで通りに2056年6月の前後でしょう。
 こちらにとっては場所が明らかになるだけなのですが、多くの方にとっては、関東が住めない場所になる指摘になるので、始めは大きなリスクに見えるでしょう。約33年後で対処に時間もあるので、これから準備を始めましょうという所です。この時期には質量制御も常温核融合も完成していて、10kmサイズのUFOまで作れているほどでしょうから、豊かな社会として、地球の変化に対処出来るはずです。

 この地殻変動的な状況ですがですが、人類が地球の自然に協力して、地球環境を人為的に変えるのであり、過去地球で繰り返されてきた陸地の集合と離散の繰り返しをここで止めるのでした。億年単位の変化であり、その変化による命達の大絶滅を防いで、永続する進化を可能にする物でしょう。
 恐らくですが、この地には再び恐竜よりも一回り小さいくらいの、ほ乳類の恐竜が誕生してきて龍神様の姿を現すのかと思えています。人間が人霊としての神の姿なら、龍が自然の神の姿だという所になるのかと思えています。
 日本とインドネシアの地殻変動的変化は、この始まりを告げ物になるのでした。ここまでを理解して続きです。石川県能登地方で2回目の強めの地震です。

5日21時58分ころ、地震がありました。
震源地は、石川県能登地方(北緯37.5度、東経137.2度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は5.8と推定されます。
震度5強

 なぜこの地震が必要なのかを考えたところで、5月1日の沖縄本島近海の地震で、2056年の地殻変動だけではなく、今の時期にVEI7~8の大噴火が連続して海面上昇を避ける部分を書く必要があったのだと理解して、当該地震での組み込みも確認出来ていました。
 VEI7~8の大噴火がこれから起きることについては記事に書いているので、これで十分だと以前は考えていたのですが、ここまで進んでやっと、この大噴火の変化が太平洋プレートの回転運動を加速して、2056年6月に富士山の大きめの噴火を経て、明治神宮から中央海嶺に成長する噴火口が生まれるのだと分かったのでした。
 同時期にインドネシアでも割れ目噴火が起きて、バイカル湖に向けて中央海嶺として、アジア大陸を割り進むのでした。
 この割り進みがどうして起きるのかを詳しく検討していなかったので、ここまで進んでやっと状況を理解したと言えるのでした。関東下部でフィリピン海プレートの北上運動が大きな抵抗で進んでいなかったのですが、この抵抗がなくなるので、フィリピン海プレートをこれまでよりも早く北上させて、当時に太平洋プレートの回転運動も促せたのでした。
 太平洋プレートの回転運動はインドネシアも通過しており、富士山の噴火に呼応して、この力が現れやすい場所が、2018年の9月28日にスラウェシ島の大地震を起こした場所の北側にある古い火口なのでした。
 この2回目の地震はこの部分を考えさせて解かせたことにもなるので、これが謎解き的な目的であった部分も明確でしょう。自分達の凱旋記事に書かせる重要な部分だったのでした。

 これまでの理解では、VEI7~8の大噴火は地球の温暖化を抑制して、2027年までに起きる6mもの海面上昇を止める為の物だと理解していたのですが、ここにもう一つ隠されていた本音があり、2056年6月以降の大規模な地殻変動を今から始めることだったのでした。大規模な地殻変動ですが、人間と自然が対処出来る速度でそれなりにゆっくりと進む物であり、命達と人間も守って変化に対処出来るように進めるでしょう。
 この大規模な地殻変動の目的ですが、数億年の周期で地球にこれまで起きてきた、大陸の離散と集合の周期を崩すことです。この繰り返しこそ時々酸素がなくなる変化を起こしたりするので、生命の大絶滅を起こしてきているのでした。自然はこれを止めて、さらに先にある進化の未来を求めているのでした。加えて人間を生み出せる自然の遺伝子を大絶滅から守って保存することで、人間が再び遺伝子を作り直すリスクに直面する場合に備えるのでした。自然も大絶滅は嬉しくないでしょうが、これが嬉しくないのは人間の側の事情も非常に強いと感じる部分です。

 過去のいきさつがあって仮名たたり女神大黒おくされ様という大変失礼な名前を勝手に付けているのですが、明治神宮への凱旋に合わせて自然の女神龍神様として何らかの名前を名乗って頂けるかも知れません。過去には961があるので筆頭が黒龍様なのか、七色に加えて白龍や透明の龍まで描けるので龍神様の総称になるのか、この時に新しい呼び名が出されるのではないかと思います。
 人間の側のミロク大神様にも名前の確認は必要になるので、私達は神々の凱旋を祝う中で、その呼び名も知る事になると思えています。

2)大規模地殻変動の姿について
 a)これから始まるVEI7~8の大噴火とその後の変化について
 既に地の声に伝えられているVEI7~8の大噴火の状況は、以下の記事を参照下さい。

シベルチ火山の大噴火と海面上昇を抑える今後の大噴火への警告
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2193
自然の女神様のプレゼント2と今後の大噴火と海面上昇と医療改善1
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2188

 以下は始めの記事の解説部分の転載です。これで概要だと考えて下さい。

 VEI7~8の大噴火を世界の3カ所で起こされると、大陸プレートのバランスを大きく崩すでしょう。ハワイのキラウエア火山が連続噴火でM5レベルの地震を繰り返しただけで、世界のM6以上の地震が倍増レベルに増えたのが過去の実績です。大量に火山灰を吹き出すのであれば、それが今まで地下で支えてきた、プレートのバランスを崩して当然なのでした。
 桜島の大正大噴火では、M7の地震が同時に起きています。これだけの地震が起こせてプレートのバランスなのです。この地震がVEI4レベルで起きるのであり、これがVEI7~8だと別世界になると感じて欲しいのでした。
 こちらの目に映る神事の今の対処は、日本中を祈り回っている姿ですが、4月25日以降にVEI7~8の大噴火が続いた場合に備えて、日本周辺のプレートのバランスを上手く調整する姿でしかないのでした。もちろん調整するのは自然の神々ですが、その仲を取り持つような働きをしているのでした。自然の女神様である、おくされ様の配慮です。
 このレベルのプレートの再バランスですので、世界中で地震が増えるでしょう。大きな被害を出す地震を避けて欲しいと願うばかりですし、悪魔達があがきで「おいた」をする場合に備えた動きでもあるでしょうから、覚悟して臨む姿勢まで重要になるのでした。
転載ここまで。

 日本では2011年の311地震後に噴火と地震が大きく増えているのですが、これと同じ事が大噴火の後には世界レベルで起きると思えるのでした。その姿なので、大規模地殻変動だと書けるのでした。そしてこの続きで中央海嶺までを誕生させるのです。激しい変化でこれを起こすと火山ガスで命達が大きく減るでしょうし、人間も無事では済まないでしょう。対処可能な姿で未来に向けて、自然は変化を起こすのでした。
 この記事で説明したい重要部分がこの後の続きであり、どの様に2056年6月につながるのかについてです。彼らの導きとしてこの部分を理解するためのヒントがこの記事には残されているのでした。以下その部分です。比較的新しい過去の火山噴火の実例を取り上げた部分です。

ピナツボ山 6290kヤード、62、祖父、セクションコマンダー(部署の命令者)、災害、ブロー、90、命令
 1991年6月の噴火はおよそ400年ぶりに起きたもので、その規模と激しさは20世紀最大級だったが、噴火のピークを予測することに成功して、周辺地域から数万人を避難させ多くの人命が救われた。しかし、周辺地域では火砕流と火山灰に加え、火山堆積物に雨水がしみこんで流動化する火山泥流が発生して、田畑、集落、街を埋没させ、数千戸の家屋が倒壊するなど、周辺の5州におよび、死者847名、行方不明者23名、被害者総数120万人に達する多大な被害を出した。火山泥流は噴火後も毎年のように発生し続けている。
 避難は成功したけれども、周辺の被害まで手が回らなかったという記録でしょう。火山灰の被害はシベルチでも見せられているので、噴火だけでなく二次災害にも備えよという警告でしょう。タール山とカトラ山には重要な警告になると感じます。
 これでVEI6です。日本では翌年の平成米騒動が起きた寒冷化の状況でした。

タンボラ山 8210km、821、抱擁する、hold
 224.99度、225、リンゴ、人の目、泣く、叫ぶ、出て行く、絶滅する、絶滅した、抱きつかれたら、ほとんど絶滅の意味でしょう。
 この火山灰によって農作物は壊滅的な被害を受けた。また、この大噴火後数か月にわたって世界各地で異常な夕焼けが見られ、この1815年の夏は異常に低温であった。同年、アメリカ北東部では異常低温となり、雪や霜が6月までみられた。イギリスやスカンディナヴィアでは5月から10月まで長雨が続き、異常低温による不作や食糧不足の事態が社会不安を引き起こした。さらに、翌1816年は「夏のない年」(Year Without a Summer)と言われた。
 この大噴火により、スンバワ島の中心集落であるタンボラは壊滅し、死者は1万人にのぼり、その後の飢饉、疫病によるものも含めれば7万人から12万人といわれている。住民の消滅に伴いタンボラでの口語であったタンボラ語もこの際に死語となっている。現在の活動は火口底の噴気活動だけである。
 当時で火山噴火の予知は難しいでしょうから、悲しい記録です。広域にわたって被害を受ける例でしょう。事前に避難する事が重要ですが、判断が難しい所です。
 これでVEI7です。このレベルを超えてくるので、噴火の始まりから逃げて間に合わない場所は、事前に避難でしょう。

 VEI8はトバ湖の大噴火が該当例ですが、約78360年前に起きたときには、火山灰で地球を黒く覆うレベルであり、太陽熱を取り込んで水蒸気の大量発生が起きて、ノアの箱舟伝説の大洪水です。これは自然の命達も生き残れないので、起こさないでくれるでしょう。
 しかしながら、派手に地球を冷やすでしょうから、特に極域では寒冷化が強まると個人的には予想しています。
転載ここまで。

 次に進む前に2つ目の記事からも重要部分の転載です。

 以下VEI指数の解説です。

火山爆発指数(かざんばくはつしすう、英語: Volcanic Explosivity Index, VEI)とは、1982年にアメリカ地質調査所のクリス・ニューホール(英語版) (Christopher G. Newhall) とハワイ大学マノア校のステフェン・セルフ (Stephen Self) が提案した火山の爆発規模の大きさを示す区分である。火山そのものの大きさではなく、その時々の爆発の大きさの指標である。
解説
区分は、噴出物の量でなされる。0から8に区分され、8が最大規模である。VEI=0はテフラの量が104立方メートル未満の状況を指す。VEI=8はテフラの量が1012立方メートル以上の爆発を指す。それぞれの区分には噴火の状況を示す名称(「小規模(gentle)」など)が付けられている。
注意すべきことは、VEIの決定にはテフラの種類は影響しないということである。噴出物には火山灰、火山弾、イグニンブライトなどさまざまなものがあり、同じ量であってもその噴出に必要とするエネルギーは異なる。従って、VEIは噴火のエネルギーの大小は意味しない。また、静かに流れるマグマの量は、どれだけ多くても考慮されない。これがVEIという区分の欠点である。一方で、有史以前の噴火の規模を、噴火の機構がよく分かっていなくても決められるという利便性がある。

VEI 火砕物の量 状況 機構 噴煙の高さ 噴火雲の半径 発生頻度 例 ここ1万年の発生数
5 > 1km3 paroxysmal
(どうしようもないほど大規模) プリニー式 > 25km 100–200km ≥ 50年 セント・ヘレンズ山(1980) 84
6 > 10km3 colossal
(並外れて巨大) プリニー式/ウルトラプリニー式 200–500km ≥ 100年 ピナトゥボ山(1991) 39
7 > 100km3 super-colossal
(超巨大) 500–1,000km ≥ 1000年 タンボラ山 (1815) 5(+推定2)
8 > 1,000km3 mega-colossal
(非常に巨大) ウルトラプリニー式(破局噴火) > 1,000km ≥ 10,000年 トバ湖(BP 73,000) 0
転載ここまで。

 まず、VEI6~8がどの様な大きさかを計算します。以下は排出している火山灰の体積を1辺で計算した物です。

2.2km^3=  10km^3 VEI6
4.6km^3= 100km^3 VEI7
10km^3 =1000km^3 VEI8

 VEI8になると1辺が10kmの長さの立方体であり、単にVEI8と言われるよりも火山灰の体積を考えられるでしょう。
 続きは深さ10kmまでを1mの厚みで埋め合わせるとどれほどの長さになるのかの計算です。これは海洋プレートの厚みが約10kmなのでこのプレートを動かす場合の影響を計算したいのでした。1mの厚みに根拠はないのですが、海洋プレートは中央海嶺という場所で産み出されており、大きくても1年で10cmです。この10倍での評価だと考えて下さい。

VEI6の計算
2.2kmx4.54=10kmくらい
元の立方体では1mx2.2kmx2.2kmが2200枚ある計算になる
2200/4.54=484.6セット
484.6x2.2km=1066km これでVEI6の火山灰を深さ10km、厚み1mで広げてみた場合の長さになる。

VEI7の計算
4.6x2.17=10kmくらい
4.6x4.6km^2が4600枚ある
4600/2.17=2120セット
2120x4.6km=9752km

VEI8の計算
10kmx10kmが10000枚ある
10000x10km=100000km、地球を2.5周出来る

 VEIが1上がると体積が10倍になるとのことなので、長さで換算して約10倍になっていてこれで大きな誤差はないでしょう。
 ここで評価したいのはプレートのバランス変動です。例えばピナツボ山の大噴火であるなら、厚み1mで約1千kmの長さに影響が及ぶのでした。厚み10cmにすれば長さは10倍ですが、これですぐに地震を誘発する訳ではない部分は、地震統計が語ると言えるのでした。
 それでは実際のピナツボ山の1991年の大噴火でどんな変化が起きているのでしょうか。調べてみて驚かされたデーターです。理科年表という本からです。マグニチュードM7.8以上または死者が1000人以上のデータだとされています。しかしながら古い物ほど当てにならないでしょう。伝承内容に根拠が乏しいからです。

時期                  回数  M8.5以上
1921~1930年の大地震、被害地震 22回、1922チリM8.5、1923カムチャッカM8.5
1931~1940年の大地震、被害地震 30回、1938バンダ海M8.5、1938アラスカM8.7、1939、スラウェシ島M8.6
1941~1950年の大地震、被害地震 46回、1950西蔵M8.6
1951~1960年の大地震、被害地震 19回、1952カムチャッカM9.0、1957アリューシャンM9.1、1960チリM9.5
1961~1970年の大地震、被害地震 20回、1963クリルM8.5、1964アラスカM9.2
1971~1980年の大地震、被害地震 34回
1981~1990年の大地震、被害地震 17回
1991~2000年の大地震、被害地震 30回、1991ピナツボ山VEI6
2001~2010年の大地震、被害地震 32回、2004スマトラM9.1、2007スマトラM8.5、2010チリM8.5
2011~2020年の大地震、被害地震 30回、2011三陸沖M9.1、2012スマトラM8.6

 1921年以降ですので、初期は地震計が少ないはずであり、それでもそれなりに客観的に評価されているはずでしょう。ピナツボ山の噴火前の10年と比較すると、約1.8倍の増加率なのでした。
 この続きも評価したいところですが、2004年のスマトラ島沖地震でM9.0、続きに2011年の311地震でM9.0が起こされているので、この影響抜きでは評価出来ない部分です。まずはあからさまに10年単位の評価で大地震、被害地震が増えている部分は現実なのでした。
 データーには興味深い部分も表れており、太平洋プレートのバランスの姿を反映しているのでした。単純にはM8.5以上の地震が起きると10年くらい地震が増えるのですが、チリとカムチャッカ・アラスカでバランスが成立するのか、1951年からの10年間でM9地震が連続しているのに、続きの10年での地震が増えていないのでした。チリがM9.5で残りが9.0と9.1ですのでこれでバランスすると言える感じです。
 1961年で見ると、クリルとアラスカですので大きな偏りとなって、回数も34回と増えるのでした。1931年も釣り合わないので増えるのですが、データーがどこまで信頼出来るのか微妙に感じる所です。戦争の時期になるからです。
 他方では1921年にもカムチャッカとチリなのに、ここでのバランスは見られずに地震は増えています。地震計の黎明期なのでまだ計測その物に抜けが多かったのかと推測する部分です。
 位置のバランスまでを考えた上で、大噴火も大地震も、10年単位で大地震を増やしている部分に相関があると言えるでしょう。あと、このバランスは数日から数ヶ月でも同様にバランスが取られており、例えばカムチャッカで地震が続くなら、チリでも同様にバランスとして地震が起きてくるとなるのでした。これは短期の影響ですが、長期でもプレートのバランスを取り直すことの難しさがあるので、影響が長引くのでしょう。
 311地震では10年経っても余震があるのでした。回数は5年くらいで大きく減っているのですが、ここから生み出された歪みを離れた場所で受ける場合に、影響はさらに長い時間に渡ると予想出来るでしょう。距離と大きさに比例するでしょうが、こういったデーターが評価されていないので、長期の影響の予想は難しいのでした。

2に続く

稲生雅之
イオン・アルゲイン

 イラストは2ページ目の説明です。