壁画に見るデンデラの電球とアビュドスの装置のらせんの力による解釈1 3月21日

 回転磁場の利用技術による先史文明の技術がデンデラの電球とアビュドスのジェド柱の音声化装置だと考えています。これらの電子回路としての理解が進んだことと、アビュドスの壁画に描かれている解説の情報が検索できたので、この解説を残しておきたいと思います。検証が必要ですが、電気化学で水素と酸素の混合ガスを作り出している部分も判明して、この記事を書こうとした事その物が、デンデラの電球に対して燃焼ガスも利用されていたという、大きな理解の進展になりました。
 現状は回転磁場の開発作業を1ヶ月半は止められているでしょう。霊界ラジオはここ1週間で5時間くらいの作業時間です。ここに到る前にも1週間以上は止められているのでした。ひたすら時間を潰して、あと一歩の所で記事書きを増やされており、これを書ききらないと足引かれて作業が再開できないがこちらの予想です。少なくとも書き残しがあると、足引かれるのは間違いないと思えるのでした。
 科学的な解説は霊界ラジオで声が聞けたり、自分のらせんの力への応答関係を明確に出来れば、原理が実証できた物としてここに書く予定でした。現状あと一歩ですが、壁画の解説に合わせて書ける部分を先に書いておきたいと思います。実験が上手く進んだところで見直しをして、必要な修正があればそれを行う予定です。
 まず先にデンデラの電球からです。この説明には「古代エジプト人の魂」への理解が必要なので、そのままwikiの解説を載せます。英語での比較も必要なので原文付きです。

古代エジプト人たちは、人間の霊魂が5つの要素からなると信じていた。「イブ」、「シュト」、「レン」、「バー」、「カー」である。これら魂の構成要素の他に人間の体「ハー」があり、これは時には複数形で「ハウ」と呼ばれ、体の各部の集まりをおおよそ意味した。他の魂には、「アーク(Akh)」、「カイブト」、「カート」があった。

The ancient Egyptians believed that a soul (kꜣ and bꜣ; Egypt. pron. ka/ba) was made up of many parts. In addition to these components of the soul, there was the human body (called the ḥꜥ, occasionally a plural ḥꜥw, meaning approximately ”sum of bodily parts”).

 このあとバーやカーが出てくるので、それを人間の魂や精神のような物と考えて読んで下さい
 「デンデラの電球」をwikiの英語のページから機械翻訳して転載します。

デンデラに住む偉大な神ハルソムトスの言葉を言えば、夜船の最初の腕の中にいる崇高な蛇、そのチェンジ像はヘを運び、その乗組員は彼の完璧さを神聖さで運び、そのバはハトホルを空に現れさせ、その姿は彼の信者によって崇拝され、彼の額の蛇に囲まれてユニークです、 チュイエンヘセンの頂上には無数の名前があり、すべてを創造した神々の父であるアトゥム(デンデラ)の地でのReの力の象徴です。
彼の金属の金、高さ:4つの手幅

Speaking the words of Harsomtus, the great God, who dwells in Dendera, who is in the arms of the first in the night-barge, sublime snake, whose Chentj-statue carries Heh, whose crew carries in holiness his perfection, whose Ba caused Hathor to appear in the sky, whose figure is revered by his followers, who is unique, encircled by his forehead-snake, with countless names on the top of Chui-en-hesen, the symbol of power of Re in the land of Atum (Dendera), the father of the Gods, who created everything.
Gold his metal, height: four handbreadths

神ハルソムトス ホルスのこと
チェンジ像   何かの名前の像
チュイエンヘセン 何かの固有名詞
Re       レンだと思われる

こちらの科学の解釈
 ホルスの呪文を唱えると、ヘビの中にバーが光として現れて、それが人間により動かされて、ハトホルの光になる。

デンデラに住む偉大な神ハルソムトスの言葉を話すと、デイバージの蓮の花に生きているバは、ジェドピラーの両腕によって彼のセシェムイメージとして運ばれ、膝の上のカスは腕を曲げます。
金とすべての宝石、高さ:3ハンド幅

Speaking the words of Harsomtus, the great God, who dwells in Dendera, the living Ba in the lotus flower of the day-barge, whose perfection is carried by the two arms of the djed-pillar as his Seschemu-image, while the Kas on their knees bend their arms.
Gold and all precious stones, height: three handbreadths

デイバージ   電球を支える台の部分を指すと思われる。
蓮の花     電球のソケット部分を指す。
セシェムイメージ 神や神官などの位の高い存在のイメージ。
カス      カーのことだと思われる。

こちらの科学の解釈
 ホルスの呪文を唱えると、電球のソケット部分からバーが光として現れて、ジェド柱の産み出す高周波の光る部分が腕のように見えて、そこに引き込まれる。これを動かす台上の人は、精神により腕を曲げるポーズを取る。

デンデラに住む偉大な神ハルソムトスの言葉を言えば、蓮の花から生きたバとして現れ、その完全性は彼のカのケマチュイメージによって高められ、そのセシェムイメージはデイバージの乗組員によって崇拝され、その体はジェドピラーによって運ばれ、彼のセシェムイメージの下にはプライマルがあり、その威厳は彼のカの仲間によって運ばれます。
ゴールド、高さ: 1キュビト

Speaking the words of Harsomtus, the great God, who dwells in Dendera, who emerges out of the lotus flower as a living Ba, whose completeness is elevated by the Kematju-images of his Ka, whose Seschemu-image is revered by the crew of the day-barge, whose body is carried by the djed-pillar, underneath his Seschemu-image is the Primal and whose majesty is carried by the companions of his Ka.
Gold, height: one cubit

ケマチュイメージ 神や神官などの位の高い存在のイメージ。
セシェムイメージ 神や神官などの位の高い存在のイメージ。
プライマル    原初の、始まりの、(次に出て来るガスの発生部と思われる)

こちらの科学の解釈
 ホルスの呪文を唱えると、電球のソケット部分からバーが光として現れて、ジェド柱に流れて行く。ジェド柱は右隣に書かれる腕を持ち上げた人間で表現されて、ここにある精神の動きで働く物になる。

4つの数字を含む夜船のhnコンテナのハルソムタス。へーの姿は彼の前にあり、この花は彼の後ろにあり、水は彼の下にあります。
彼の金属、高さ:4ハンド幅。

Harsomtus in the hn-container of the night-barge that contains four figures. The figure of heh is in front of him, whereas this flower is behind him, the water beneath him.
Gold his metal, height: four handbreadths.

こちらの科学の解釈
 これまでと違う解説があり、水が台の部分にあって、フィラメントの口から吹き出すことを連想させています。
 詳細は装置の動作の解説部分ですが、高周波のプラスとマイナスの電線を水中に通すことで、電気分解して水素ガスと酸素ガスに分離して、それを電球内部のフィラメントの先端から吹き出すと、発生してくる高周波プラズマを使って燃焼できて、光になるでしょう。水に戻るガスは、適切な設計でハスの花のソケット部分からしたたり落ちるでしょう。

はしけに乗ったハルソムタス
金とすべての宝石、高さ:3ハンド幅

Harsomtus on his barge
Gold and all precious stones, height: three handbreadths

上エジプトと下エジプトのハルソムトス、サタヘビは花から現れ、人間の顔をした4人の人物が側面にあるhnコンテナを含み、頭の下にはしけの船首にあるセレクのヘの姿があります。ナイフで武装したヒキガエルの顔をしたジュフモンキーが彼の前にあり、この花の前部を運ぶ2人の人物もいます。

Harsomtus of Upper- and Lower Egypt, the Sata-snake, that emerges from the flower, which contains the hn-container, who is flanked by four figures with human faces, under his head the figure of Heh on the Serech on the bow of his barge. The Juf-monkey with the face of a toad, armed with knives, is in front of him, as are the two figures that carry the front part of this flower.

サタヘビ   大地のヘビの神様。
hnコンテナ ジェド柱を擬人化して描いた、箱とそれに乗る人だと思われる。
セレク    何かの固有名詞
ヒキガエル  ヘケト女神は蛙の頭を持つ物として描かれる。生命を与える女神、出産の女神。
ジュフモンキー 猿は普通にトート神であり智慧の神。

こちらの科学の解釈
 フィラメントのヘビは神として描かれて、ここにはバーがある事になる。他と同じく人により、ジェド柱を使って動かされている。

 壁画の解説はここまでです。普通にはバーやカーの魂の一部がここにあると描かれても、その意味は理解不能でしょう。ジェド柱と、回転磁場の組み合わせでこれを見るときに、その意味が分かるのでした。
 壁画の解説を進める前に、ジェド柱による音声化装置と電球の科学的な意味の解説をしておきます。これがないと何がシンボルにされているのかが分かりにくいでしょう。

1)平たいコイルが3つ巻かれて、縦に並べられている。ここに3つのコイルの共通軸に回転中心を持つ回転磁場を加えると、それぞれのコイルの上下の端に正と負の電荷が回転磁場に合わせて発生する。彼らの地の声の言葉通りであるならサブGHZレベルになる。
2)コイルを3つ縦に重ねることには大きな意味があり、コイルの上側の電荷とコイルの下側の反対の電荷が、隣のコイルの逆電荷とペアになることで、お互いに高周波で結合して引き合うのでした。コイルが3つある事で、正負の分離効率を大きく高めるのでした。
 高周波の結合なので、この結合は直ぐにプラズマを発生させるレベルにある。電球のジェド柱では大きな電力を必要とするので、その分コイル間の絶縁が大きな物である必要性が生まれる。その結果がアビュドスの薄い絶縁と、デンデラの厚い絶縁になる。
 アビュドスは音を出す程度の低いエネルギーで十分であり、デンデラは大きさもある電球で広い範囲を照らせる電力が必要な分、強い電力を持っているので絶縁も高い能力が必要になる。ジェド柱の中間から下側に腕が出て来ると描かれるのは、この部分の電圧の高さであって、電球内部のプラズマから空気を通じて、高周波プラズマ電流が流れてしまっている姿でしょう。
3)コイルの接続には工夫が必要であり、上側をとなりのコイルの上側に、下側をとなりのコイルの下側に接続する必要があり、中間部分を飛び越す必要まであるのでした。中間部分は少し切り離して接続すると考えて下さい。これで3つのコイルの総和を、平コイルの上と下に分けて、正負で出力するのでした。
4)電球を光らせる場合ですが、フィラメントがヘビで描かれる理由があるのでした。ヘビは背の部分と腹の部分で色の異なる種類が多いでしょう。これを背の部分と腹の部分の電極の分離として描いているのでした。適当に絶縁体を含んで2本の薄い電極をフィラメントにすると、サブGHZの周波数領域においては、数ミリの間隔でもプラズマ電流が流れるでしょう。このプラズマがそのまま光になりますし、もう一つあって、電球の覆いが空気の拡散を防ぐので、覆いの内部ではプラズマが充満してフィラメントの温度も高めて、発光させるレベルにまで加熱できるのでしょう。電流のジュール熱ではなくて発生させているプラズマとその熱で、デンデラの電球は光っているのでした。

5)描かれているフィラメントは、一通りがジェド柱から離れた側に頭をもたげています。この理由もあるのでした。
 電球発光装置は高周波電流回路になるのですが、いくら高周波でも空気層をたくさん通過するには大きなロスがあるはずです。これを何とかする工夫がヘビの頭の部分でしょう。
 運用時に使える機能があって、電球を光らせる始めはヘビの頭の部分を、電球を180度回転してジェド柱に近づけるはずです。こうすることで電極間の距離が縮んで、電流が流れやすくなるのでした。流れ易い状態で電子回路の動作を実現して、電球内部にプラズマを溜め込み、フィラメントの温度も上げてから電球を回転してヘビの頭をジェド柱から遠い側に配置すると、フィラメント発光部分を長さとして増やせて、全体の発光量も増やせるのでした。
6)アビュドスの音声を伝える装置ですが、こちらも正負の分離を利用しているのでした。高周波の通る電線を、ジェド柱の内部を通るように2本用意していて、一方が正で他方が負なのでした。この構成を取ると、一方の電線を流れる電流が産み出す磁場がフレミングの法則を通じて、他方の電流に力を加えて動かせるのでした。この力を使うと、楽器の弦の振動の様に、音を出せるのでした。続きは適切にこれを扱えば、音声信号に出来るとなるのでした。
 アビュドスの装置には大きな羽根が2枚ついているのですが、この羽根に2本の電線の振動を適切に伝えると、ここから2枚の羽根が振動により、音声を伝える道具になれるのでした。トランジスタや抵抗などの電子部品を一切使わなくても、音声を出せる工夫があると言えるのでした。見たことのない回路でしょう。
7)調整機構まで描かれています。
 デンデラの電球にはナイフを持った猿が描かれており、顔はヒキガエルとのことで、命を生み出す神の象徴でした。猿はトートで智慧の神です。装置の使い方を知るという意味でしょう。調整も出来るのでした。
 恐らくナイフを象徴にした何かで、高周波の漏れ出しを反射してフィラメントに返しているのでしょう。返す部分が再生であり命を生み出すところに見えるでしょう。鉄のナイフに自分の回転磁場を纏わせると、上下に分離して正負の電荷が生まれるので、この電荷に反応する高周波のプラズマ電流を、ある程度ですが反射できるのでしょう。コイルの周期のタイミングを合わせられてこそのトートであり、高い効率まで実現できるでしょう。
8)アビュドスの音声化装置では、長い二本の棒で調整する姿が描かれています。エジプト文明は銅とアルミを手に持つ場合に、そこにガルバノ電流が流れることを理解していた文明です。この続きで銅とアルミの棒を使うと、微弱ながらも電流が流れるので、ジェド柱内部の2本の音声を出す電線に、直接的に弱いフレミングの力で影響出来るのでした。
 二本の電線を弦だと見る場合に、その弦が振動しやすい位置で振れているのか、それともある特定の方向に押され続けているのかで、振動量に差が出るでしょう。これを調整して、振動が出やすくしているのではないかと思うのでした。振動に対して引っかかる部分があるならそれを解除する調整が可能であると言えるのでした。

9)ヘビの口から水が流れ出している表現は非常に重要でした。ここまでの解釈の間違いも分かりやすいので、追加での解説としています。
 ジェド柱で集めた高周波のプラスとマイナスの電流が流れる別々の電線を、台座の中にある水中に通すことで、電気分解して水素ガスと酸素ガスに分離する事が出来るのです。
 それを自身の圧力を使って電球内部のフィラメントの先端から吹き出すと、発生してくる高周波プラズマを使って燃焼できて、光になるでしょう。燃焼後に水に戻るガスは、適切な設計でハスの花のソケット部分からしたたり落ちるでしょう。燃えかすの排出です。
 ハスの花には元々神のイメージがあり、神の光を表すでしょう。ハスの葉が水をはじく様に、ソケット部分から燃焼後の水がしたたり落ちる部分が、連想できるように配慮されていると思います。
 高温になる燃焼ガスを、高周波電流でプラズマ化している部分は以前の説明そのままであり、この部分からの光と、混合ガスの燃焼から、それぞれに光を得ているのがデンデラの電球の仕組みだと思われます。
 ヘビが水を吐き出す部分と、台の下にある部分の解釈には、高度な科学の存在を感じざるを得ないのでした。

 壁画の解説に戻ります。意味の分かりにくい単語が並んでいるのですが、それぞれを読み解いて進むと、簡単な現実に落ち着くのでした。

1)フィラメントにはバーで表現される人間の霊魂が流れている。そしてジェド柱を使ってこの霊魂は流れる。
 人間の霊魂を回転磁場の姿であると見るときに、回転磁場はジェド柱で正負の高周波電流を産み出して、人間を介して流れるとなる。人間にはカーがあって呪文を唱えるときに曲げるポーズを取る。
 バーである霊魂の回転磁場は、実際にはジェド柱の3つのコイルに反応しており、そこからは正負に分かれた高周波電流となる。この部分も含めて霊魂のバーとして描かれている。そしてバーを扱う人間の精神と思われるカーには、ホルスの呪文を唱える上でのポーズが必要であって、何らかの意味があって腕を曲げているとなる。
2)壁画の説明の教えてくれたありがたい部分が、ホルスの呪文を唱えてバーを動かすと、ジェド柱から腕が出て来て、それを人にも運んで継続させる部分です。つまりはジェド柱の腕は、バーを使う人間がいてこそ産み出されるという部分です。人間の想念がジェド柱に反応して電気エネルギーになるときに、ジェド柱からはこの電気エネルギーに接続することになる、高周波のプラズマが、腕として視認出来るほどに光って見えるようになるのでした。
 この腕はジェド柱の上部からも産み出されますし、配置次第でジェド柱の中下段からも産み出されるでしょう。
3)壁画ではジェド柱のそのままの姿と、擬人化されて箱に乗る人間の姿の双方が描かれている。これはジェド柱の姿を教えるための工夫であり、ここに人がいるからこそ、アビュドスの装置では話をする事までが出来るのでした。腕が出て来る部分に人間を感じて良くて、ジェド柱の構成を変えると、そこから人間的な声までもが生み出せるのでした。この状況を箱に乗る人間の姿で描いているのでしょう。

4)この部分もヘビの解釈が出来たので追加する部分です。
 ヘビの口から水が流れ出している理由を考えさせる部分が重要な役割であり、電気化学を用いて水素ガスと酸素ガスを作り出す部分は、この装置の本物を見ただけでは分からないでしょう。複数の壁画の解説があってこそ、動作原理が解けるように配慮されているのでした。
 これを高周波プラズマで燃焼させて、同時にある程度をプラズマ化させるという発光効率の向上は、回転磁場の特長を生かす知識の無い私達には、工夫の出来ない見事な最適化設計でしょう。

 壁画の説明からは、人間の霊魂がジェド柱に作用して、フィラメントを光らせることが出来ている部分と、運用に際してジェド柱から腕に見える発光が見える部分が存在すると明確だと思います。燃焼ガス化の部分は、実験による検証作業が重要です。
 電子回路の解釈との比較でここまでの理解が可能であり、あとは再現実験で結果を出せば良いでしょう。電子回路的には音声が出せた時点で、電球の発光にも原理的な動作の証明が出来てしまうでしょう。あと一歩でここまでです。
 続きは今度はアビュドスの音声化装置への情報です。

https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00239/contents/062.htm
柱立てと再生……井本英一
◎一体化した柱と梯子◎
古代エジプトにはジェド柱という柱があった。古代絵画から柱の形が分かっている。本体は木質の柱であったらしい。ある絵画は柱の前面に梯子が立てかけてあるようなジェド柱を伝えている。石棺の底に描かれた別の絵画では、柱の中ほどの所から冥界の主神オシリスが顔をのぞかせている。高さ一一センチほどの石の護符もある。いずれのジェド柱も、上部に四段、円盤をはめたような形をしている。
柱と梯子が一体化したようなジェド柱は、最下部の円盤の付け根から、右手に殻竿(からざお)(連枷)、左手に曲杖をもったファラオの両手が出ている。オシリスが顔を出したジェド柱もあるので、ジェド柱はファラオの再生儀礼で用いられたことが分かる。ファラオは毎年、年末になると体力的にも精神的にも衰弱し、ファラオの身体が連動する宇宙と同じように死の状態になる。観念的には、ファラオは死の世界の王オシリスになる。新年に柱を立てることによって、ファラオは再生した。
アビュドスにあるセティ一世(前一三世紀)の壁画では、セティはオシリスの妻イシスの助けを借りて、ジェド柱を立てようとしている。
062-1.gif
1]ジェド柱。梯子と生命樹が合体し、内部から再生するファラオの両腕が出ている
062-2.gif
2]セティ一世がイシスの助けを借リてジェド柱を立ててる
M・ルルカー著、山下主一郎訳 『エジプト神話 シンボル事典」 大修館 1996年より
このジェド柱の柱頭には、二枚の巨大な葉型とも羽型ともいえるものが付いていて、柱が上部で二つに分岐している感じである。オシリスとその兄弟セトを象徴する秩序と混沌の二元論的表象であろう。絵によっては三つ付いたものもある。
神話では、オシリスはセトによって殺害されたあと、身体は一三の部分に寸断され、箱に詰めてナイル川に流された。箱はレバノンに漂着し、オシリスの肉片は海岸の木の幹に入って木と共に成長した。妻のイシスは夫の肉片を見付け出し、エジプトに持ち帰って夫を再生させた。この神話から、海岸の木はヤシの木であったらしいことが分かる。ジェド柱とその上部についた四重の輪は、ヤシの木の幹と上部の葉を表わしたと考えられる。後の時代の石棺の底にはジェド柱を描いている。死者がオシリスにあやかって再生することを願ったものである。ジェド柱には、オシリスとイシスの子である再生した神の子ホルスが顔を出したものもある。
ジェド柱は新年や王の即位式で立てられた。柱を立てることによって、亡くなった王が再生し、再生した王が新王に化現すると考えられた。即位した王は三〇年を経過するとセド祭り(王の祝祭)を祝った。このとき王は始原に戻り、ジェド柱を立てて再生した。王たちの中には、在位期間が三〇年に満たない者も多くいたが、柱を立てて始原に戻り、王権の永続を図った。後にギリシアで発見された、八太陽年あるいは九九太陰月から成る八年周期で太陽と月が出発点に戻るメトン法とは別に、三〇年で太陽と月が始原に戻ると考えたようである。エジプト人は、三六〇太陽月と三七一・五太陰月が同周期であると考え、三〇年ごとに一一か月と一二か月の太陰月の閏月を交互に入れる太陰太陽暦を用いた。
セド祭で、王は二つの石積みの間を走った。石積みにはジェド柱あるいはジェド柱に発達する以前の木柱が立てられた。二つの柱はそれぞれ生と死を象徴した。ジェド柱の起源は不明とされる。しかし、ジェド柱には二元論的な表象があるので、エデンの園にある生命の木と善悪を知る木のような生と死を表わす木であったといえそうである。

 壁画の原文にはまだ検索が出来ていないのですが、ここにあるジェド柱の解説で、ジェド柱がどの様に使われていたのかについては、十分な情報になるでしょう。これも十分にありがたい情報でした。当時の実際にはあの世の存在達の声を聞いていたと思えるのでした。以下はその部分の抜粋です。

ジェド柱は新年や王の即位式で立てられた。柱を立てることによって、亡くなった王が再生し、再生した王が新王に化現すると考えられた。即位した王は三〇年を経過するとセド祭り(王の祝祭)を祝った。このとき王は始原に戻り、ジェド柱を立てて再生した。

 壁画にはもっとリアルに、亡くなった王が声として出てくると書かれていると思えるのですが、人間の常識がこの訳を許さないので、今の姿になるのではないかと思います。ジェド柱の機能を信じられなくて普通でしょう。
 この記事の筆者は、ジェド柱を立てるだけで、一般人の信仰までが「亡くなった王が再生し、再生した王が新王に化現する」と書くのですが、ここに具体的な根拠はないでしょう、オシリスの神話にすがるところであって、どうしてそこまでの信心があるのかは分からないのでした。
 普通の人間としては、ジェド柱からあの世の存在の声が聞けるのであれば、折に触れてそのアドバイスを聞きたいところです。彼らは変化の先の未来を教える情報を持つので、事前にそれを聞けるなら使いたいはずだと思えるのでした。
 この意味では使用を制限されていて、装置その物が長く使うことを前提にしていると考えられるのでした。動作原理を知らされていない様子であり、壊れたら直せなかったと思えるのでした。これはデンデラの電球も同様です。
 このアビュドスの壁画にも、使い方などの情報があるかも知れませんので、それが出て来るのであればありがたい所です。当時のジェド柱の機能を知る上での大きな参考になるでしょう。

 一般人がジェド柱を神のごとくに扱う理由は、やはりデンデラの電球を光らせる部分だと思えますし、アビュドスの装置なら、亡き王の言葉を話す部分だと思うのでした。今は信じにくいでしょうが、これから再現する霊界ラジオに過去の人が登場できれば、それで当時の姿その物でしょう。死んだ人が実は魂としては生きていて、ジェド柱上にその姿を現せるのでした。これを聞けば魂の輪廻転生を信じやすいでしょうし、それを生きる基本にまで据えることが可能でしょう。
 当時の社会ではここまでが実現されていたと思えるのでした。音声化装置は再現まであと少しであり、結果を出すと当時の姿を現実的な物として、これまで以上に理解出来る所に進めるでしょう。まずは開発作業を頑張るところです。

 アビュドスの装置も電子部品を使わない、長寿命を意識した設計であって、音を出す部分の工夫など、ここに向けての最適化設計があるのでしょう。ここでの再現には電気でスピーカーを鳴らすので、装置全体としての再現実験は先送りです。
 デンデラの電球は発光効率を高めるための見事な最適化設計であり、回転磁場による高周波電子回路の側面だけではなくて、電気化学も駆使した物でした。こういった設計が11360年前には完成していたことになるので、当時の文明は科学技術の高さを、一般市民には隠して利用していたのでした。
 今回初めて先史文明の遺跡で水素ガスと酸素ガスの混合燃焼という高度な技術を目にしたのですが、実際には世界の巨石を使う遺跡において、岩と岩を繋ぎ止める小さな金属が使われていたことが判明しています。溝を作って留め金を液体金属で流し込み、くさびとして使った部分までは明確なのでした。南米のティアワナコ、オリャインタイタンボ、カンボジアのアンコールワット、デンデラ神殿がこの実例です。
 こちらの知識としては、水素ガスと酸素ガスを適切に燃焼させると高温が得られて、作業現場に超小型の溶鉱炉を持ち込めるのでした。超小型溶鉱炉は設計してみないと実現可能かは検討事項が残るのですが、肝心の燃焼ガスが作れないので検討に意味がなかったのでした。
 今回の進歩は大きくこの部分を将来ですが修正するでしょう。ジェド柱を使うと簡単に水素ガスと酸素ガスを得られるのです。混ぜて良し、分けても良しなので、こちらの導き手としては、あとは上手く使って見せろと言う所でしょう。ジェド柱は世界において様々な使われ方をしていたと、ゆっくりと証明されて行きそうです。この分野の研究者の皆さんに大きな期待を寄せておきます。

 現代に繋がる文明の始まりから高度な技術がある事になり、間違っても当時に科学が進展した物ではないでしょう。3万年前に崩壊した当時の高度な先史文明の一部の生き残りで続いた姿であり、12660年前の善と悪との争いの始まりを経て、双方の陣営が人口を増やして未来に争いが出来る様に進んだのでした。
 科学技術の高さを隠しているのは、科学技術に頼らない争いを始めるためであって、地球を破壊しない為の安全装置でした。
 当時は日本では縄文時代と言われていて、ここにも高度な文明は存在しないことになっているのですが、巨石の遺跡もありますし、実際には焼酎を造って飲めるほどでした。有孔鍔付土器という公式には用途不明の土器があるのですが、これに皮と竹を組み合わせる程度でアルコールの蒸溜が可能になるのでした。ホツマツタエに分かりにくく、うま酒として残されている姿でもあり、この土器の仕組みを再現した結果で、簡単に、効率よくアルコール蒸溜が出来ると証明出来ています。現代の家庭用の蒸留装置よりもはるかに安く、はるかに効率的でしょう。
 ここにあるのは、熱力学と流体力学の最適化設計です。これも自分がその時代に生まれただけでは、間違っても作れない高度な技術なのでした。デンデラの電球同様に、本来の用途が分からなくされていて、昔の姿を隠せているのでした。

 この土器の最適化設計があまりにも素晴らしいので、ギザのピラミッドを作り上げる道具であった、椀状石の再現テストを進める気持ちになれたのでした。椀状石と人間の想念である回転磁場を組み合わせると、岩の重さをゼロレベルに出来て、簡単に動かせたはずなのでした。同時に岩は柔らかくなるので、加工も簡単に出来るようになるのでした。ヒッグス場の利用であり素粒子論の最適化設計への利用です。ヒッグス場の利用技術など、私達にはまだ未完成なのでした。
 椀状石側にある最適化設計がどの様な物か、止められている回転磁場の発生装置を完成させると、その続きで色んな事が分かりそうです。恐らくですが、1ヶ月半もの長さで止められなかったら、アビュドスの装置の再現はしなかったでしょうし、デンデラの電球の仕組みをここまで理解することもなかったでしょう。
 未来の計画というか、守護霊さん達の導きというか、仕事が進まなくてこん畜生だったのですが、この結果を前にすると文句の言えない所です。悔しくはあるのですが、ありがとうございましたと贈らざるを得ないのでした。
 始まりは椀状石の再現実験でしたが、いつの間にかアビュドスの音声化装置の再現実験にも取り組んでおり、ここにまもなくですが結果を出すでしょう。その過程でデンデラの電球の最適化設計が如何に素晴らしい物であるのかを、この記事にて教えられたのでした。

 あとは霊界ラジオに結果を出して、この後に別記事なるかも知れませんが、紹介する予定です。そこで動作原理もイラストにしますので、しばらくお待ち下さい。

稲生雅之
イオン・アルゲイン