桜島の噴煙アートのドラミングと太陽動画における善と悪との競演2 7月21日 7月22日追記

 本日の寝る前に書いた地の声記事から転載です。

7月21日の追記
 思わぬ事態となり、モーダント氏の権力基盤入りが大きく狂わされたようです。桜島のドラミングにも驚きがあったのですが、その結果がこの形で現れたのであり、軍事の実力者が首相候補から排除されたのでした。慶事ですが、これで7月20日に前後する節目の動きなのでしょう。
 悪魔達の事前の動きと関連ニュースです。

20日15時53分ころ、地震がありました。
震源地は、茨城県沖(北緯35.9度、東経141.4度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.6と推定されます。

英保守党党首選でスナク、トラス両氏が決選投票へ
2022/7/21 00:44
【ロンドン=板東和正】英与党・保守党は20日、ジョンソン首相の後任を決める党首選の候補者を2人に絞り込む5回目の議員投票を実施した。インド系のスナク前財務相(42)とトラス外相(46)が決選投票に進出することが決まった。
党首選には、スナク氏ら8人が立候補。保守党は13日以降、同党の下院議員による投票を計5回行った。5回目の投票でスナク氏は137票獲得し、5回連続で首位に立った。トラス氏は113票。4回目の投票で2位だったモーダント前国防相(49)が105票で最下位となり、脱落した。今後、全国の党員約20万人による決選投票が行われ、ジョンソン氏の後継首相となる新党首が9月5日に発表される。スナク氏とトラス氏は約1カ月間、草の根の支持を取り込むために各地で選挙活動を行う。
優勢を保ってきたスナク氏は、米金融大手ゴールドマン・サックスなどを経て政界入り。39歳で財務相に就任し新型コロナウイルス禍の経済政策で党内で一目置かれてきた。党重鎮の支持も取り付けている。首相に就任すれば英国でアジア系首相が初めて誕生する。
トラス氏は外相就任前、国際貿易相として環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への加盟申請などに尽力した。ウクライナ危機を巡りロシアへの制裁強化を主導し、外相としての実績も評価されている。
トラス氏はジョンソン氏に近く、新型コロナ対策の行動規制が敷かれた時期に首相官邸でパーティーが開かれていた不祥事についてジョンソン氏への批判を避けた。決選投票ではジョンソン派の支持を受け、スナク氏を猛追する見込み。

 悪魔達には3591414であり、何が起きるのかに注目をさせられていました。結果がモーダント氏の脱落であり、予想外の結果だったのでした。
 スナク氏は財政畑の人材であり、NATOの事務局長のストルテンベルク氏に似ているが予想です。金儲けでない軍事の動かし方などはこれからでしょう。トラス氏についてはこれまでに書いてきたとおりであって、軍事の実務など理解しないと言える程でしょう。二人ともウクライナの戦争を具体的に動かす決定的なすべを持たないのでした。
 モーダント氏にはまだ国防相への就任の可能性が残るので、実務を理解する人材にはなれるでしょうが、その発言力は大幅に低下であり、政権内部でもロンドンシティの後ろ盾があると言うレベルになって、思う動きなど難しくなるのでしょう。英国政治の姿だと思います。
 これを予想させるための桜島のドラミングであり、対抗相手のモーダント氏を追い落としたので、これで良い結果でしょう。現実の姿に驚かされたのでした。

 続きの現実として、9月5日まではウクライナ状勢に大きな変化は生まれないと言えるでしょう。ロンドンシティがごり押しでモーダント氏を動かすでしょうが、どこまで現実を動かせるかはこれからでしょう。
 ロシア側はまずはスリャビャンスクの攻略であり、7月28日に現実味を再び戻したところでしょう。英国が自滅するので動きやすくなるが目先の姿です。米国がハイマースを4台ほど追加配備すると流れていますが、まだまだ数が足らないのであり、大きな戦況の転換は起きないが期待値です。

露空軍 宇オデッサで米国製「ハープーン」ミサイルランチャーを破壊=露国防省
2022年7月20日, 19:35 (更新: 2022年7月20日, 19:41)
ロシア空軍は、ウクライナ・オデッサ州にあるウクライナ軍の「ハープーン」ミサイルランチャーを高精密兵器で破壊した。ロシア国防省の報道官イーゴリ・コナシェンコフ中将が20日に発表した。
これよりも前の17日、同省は北大西洋条約機構(NATO)の加盟国から供与され、「ハープーン」対艦ミサイルを保管したオデッサの工業企業の倉庫を破壊したと発表した。また同省は、8日と12日にオデッサ州で「ハープーン」のミサイルランチャーを破壊したと明らかにした。
「ハープーン」は、米国製の対艦巡航ミサイル。このミサイルは、軍用機、水上艦、潜水艦、地上設備から発射することが可能。最大射程距離は様々で90〜220キロメートル。

 ハープーンの破壊は記憶の中で3台目です。ハイマースの破壊も3台以上ですが、これから続きがさらに出るでしょう。これまでが合計12機の供与で、16機に増えるのですが、象徴的に破壊され続けるでしょう。ウクライナ側が嘘でごまかす部分も含めて今後に注目です。
 英国にまともさが残るのであれば、スナク氏が首相になって、ウクライナにおける軍事的な勝利を間接的に手放すのではないかと思えてきました。ロンドンシティもそのごり押しには限度があるのでしょう。それを感じさせた本日なので、どんどん衰退に向かうのかと思います。
 現実を重視する政治家として、財政を理解する政治家として行動するなら、ウクライナ戦争はジョンソン首相の大失敗であり、その責任こそ英国を財政破綻に向かわせるでしょう。彼がどうやってタックスヘイブンにある英国を破産させるほどの負債隠しを継続するかは分からないのですが、この問題に向き合うには彼が相応しいでしょう。
 この意味でトラス外相など実務の役に立たない無能でありその姿をさらしていたのに首相候補になれたのでした。これは善の側のがんばりなのかと思う所です。
 まずは一歩良い方向に進めた様子です。どんどん良い方向に進めることを願っています。
 転載ここまで。

 ここまでの自然の動きとしては、桜島が噴火しそうになって待ち状態です。大きめの噴火になるかも知れないらしく、山体が膨らんで待ち状態です。モーダント氏の件なら結果も出たので噴火しても良さそうなのですが、本日1日を潰しているところです。この状態でも1ヶ月とか噴火しない事もあるので、まずは今の時点でこの記事に書くべき変化の状況をまとめておきます。
 太陽表面上の動画は変化を続けており、鳥と魚のあとは、狐と鶏になっています。さらに続きで狐の耳が伸びてうさぎに見え始めていますが、鳥の側は何とも言えない変化です。多少の無理で亀にも出来るでしょうから続きを待つ部分です。
 イラストに状況を載せるので参照下さい。

キツネに鶏小屋の番をさせるな
Don’t let the fox guard the henhouse

鶏はキツネの大好物。キツネに鶏小屋の番を頼むと、番をしてくれないばかりかすぐに食べてしまいます。Don’t let the fox guard the henhouseは、キツネのように信用のおけない人に大事な仕事を任せるな、という意味の慣用句です。日本の同じような意味の諺には「猫に鰹節」「盗人に金の番」などがあります。

 善の側の演目がこれだとして、悪魔に権力を持たせるなと言う所でしょう。困るのは一般市民だとなる所です。
 続きは余興になりつつあるのかと思います。宇宙人の口は消えて、目も分かりにくいでしょう。善の側に制御を奪われて何も出来ないに等しいのでした。
 解説の続きです。

鷹のように鮮明なビジョンを持ち、うさぎのように鋭く聞く。
⇒ Having vision as sharp as a kite and hearing as keen as a rabbit.
シチリアのことわざです。
「kite」は、「凧、鷹」という意味の名詞です。

烏兎匆匆
【読み】 うとそうそう
【意味】 烏兎匆匆とは、月日の経つのが慌ただしく早いさま。
注釈】 太陽の中には三本足の烏「金烏(きんう)」が、月には兎「玉兎(ぎょくと)」が住んでいるという中国の伝説から転じて、歳月の意として用いられるようになった。
「烏兎怱怱」とも書く。
烏兎=歳月。匆匆=急ぐさま、慌ただしいさま。

 実際にうさぎと亀にするのか、明日まで待つ必要がありそうです。三本足の鳥は描きにくいでしょうから、鳥が出た時点で「金烏」だったのかも知れません。遺跡の解析側から確認出来るでしょうから、演目が一段落したら必要に応じて確認してここに載せたいと思います。

 2016年の米国大統領選挙では、悪魔達がヒラリー女史を推し、善の側がトランプ氏でした。この時は善の側の勝利でしたが、4年後の勝負においては、不正選挙でフェイク大統領が誕生している状況です。
 桜島のドラミングでモーダント氏を追い落としたとこちらは考えるのですが、戦争の結果が出るまでは理解されにくそうな状況だと思います。まずは8月中頃でもウクライナに逆転の目がない部分が明らかになると、続きは英国の破産状態への疑念を払拭する必要があるのでスナク氏ではないかと思います。
 今のところの予想ではトラス氏が有利ですが、これも覆せるのかと思う所です。戦争の状勢が見えてしまうと、続きの破産対策ですが、陰謀と妄想では対処できないので、トラス氏に首相を任せる理由を失って行くのではないかと思います。
 ニュースにはウクライナがハイマースで如何にも逆転しそうな状況を流すのですが、ロシア側からも攻撃が激化した結果が流されています。

ロシア空軍 宇オデッサ州で傭兵120人を含む武装戦闘員600人を殺害=露国防省
2022年7月21日, 19:20
ロシア空軍は16日、ウクライナのオデッサ州の民族主義者の仮拠点を精密兵器で攻撃し、傭兵120人を含む武装戦闘員600人を殺害した。ロシア国防省が21日に発表した。
翌17日には、ウクライナのムィコラーイウ市(ロシア語ではニコラエフ)にある拠点に向けて行われた精密兵器による攻撃で、民族主義者を320人以上殺害した。
さらに国防省は、ウクライナが大きな損失を被る中、動員されたウクライナ西部の州の住民がドンバスに行くことを拒んだと指摘している。
特別作戦の開始以来、同省はロシア軍は軍事インフラとウクライナ軍のみを標的にしていると表明している。

 ウクライナ軍が高精度のアメリカのHIMARSロケットランチャーでノヴァヤ・カホフカにミサイル攻撃を仕掛けたのは、7月12日くらいです。この少し後に反撃していると言えるでしょうし、ウクライナ側はミコライウの重要な橋を破壊するなど、攻めたいのか守りたいのかも不明瞭にさえ見える程です。南に攻め入るなら橋を落としても不利になるだけでしょう。やる気がどこにあるのか疑問な攻撃だと書かれるのでした。
 ちょっと前にこのニュースも流れているのです。

露「東部で550人殺害」主張 囚人投入も計画か
2022/7/11 22:37

 この場所についてはウクライナ側がおとりにして、兵士300人が殺されていると、当時の記事に批判を書いています。これに続いて約600人の犠牲なのでした。ここでの犠牲には生け贄にする理由が無いのであり、実際的に負けている部分でもあるのでした。
 1週間で約1千人以上が殺されて、これで戦争なんか出来るのかと、つくづく思うところです。「ウクライナが大きな損失を被る中、動員されたウクライナ西部の州の住民がドンバスに行くことを拒んだと指摘している。」などは当たり前に起きる事であり、スリャビャンスクにロシア軍の砲兵達の標的として、ミンチになりに行きたい兵士などいる訳がないのでした。
 ハイマースの威勢の良い話はまだ続くでしょうが、「傭兵120人を含む武装戦闘員600人を殺害した。」と言う部分には油断しているのか、この種の攻撃への警戒がないのか、最前線なのに理解しかねています。後方の補給拠点のリビウとかでこのレベルが起きても油断しているなで済むのですが、これからヘルソンに攻め入る兵士達を600人も「まとめて」死なせる戦術が、恐らくフツーの戦争の教科書には書いてない物なので、こちらには理解しにくいのでした。
 これだとハイマースも破壊され続けるでしょうが、傭兵も含めた兵士達も、それ以上に排除されるでしょう。ハイマースは攻撃を避けるために高機動ですが、傭兵も兵士達も人間の限界を持つのでした。ある意味ロシア側が本気を出し始めていると考えるべきなのかも知れません。
 ロシア側の支配地の住宅などへ無差別にハイマースで攻撃を仕掛けるのがウクライナ軍ですので、その分激しく破壊攻撃にさらされるのも、傭兵と兵士達の定めでしょう。無能な采配がある事にも批判を向けるべきですが、ウクライナ側の参謀本部の無能を誰も書かないのかと思う所です。これはとにかく、素人丸出しであり、人材払底があからさまであって、とにかくひどいでしょう。
 この件は、英国の混乱状況と、ゼレンスキー氏の精神状況を明確に教える状況を生み出しているのです。こちらは個人で公表情報だけを見ているので見るべき物に漏れも出るのですが、ロシアの諜報部隊にとってはウクライナのずさんな状況を明確にしている事態です。ニュースを紹介して解説します。

ウクライナ大統領、検事総長ら解任
AFPBB News 2022/07/18 09:21
【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日、検事総長とウクライナ保安庁トップを解任したことを明らかにした。
 解任されたのはイリーナ・ベネディクトワ検事総長とイワン・バカノブSBU長官。
 ゼレンスキー氏は国民向けの演説で、国家反逆行為を働き、ロシアに協力している疑いがある当局者650人以上について捜査を進めているとし、そのうち60人はロシアの占領地域にとどまり、「わが国に背く活動をしている」と語った。
 その上で、対ロシア協力者が多数に上っているのを受け、「国家安全保障の根幹に背く犯罪が相次ぎ、ウクライナの法執行当局者とロシアの情報関係者が関係を構築していることで、責任者には重大な疑義が生じている」と解任理由を説明した。(c)AFP

 この解任には伏線があって、以下の2つのニュースこそこの動きの根底にある物です。

ウクライナはロシアが市内中心部を襲ったと主張している
ヴィニツァでの致命的な爆発が軍の建物の近くで報告された
木曜日、ロシアのミサイル攻撃とされるものがウクライナのヴィニツァ市の中心部を襲ったと、地元当局は述べた。救急隊による最新の死傷者報告によると、3人の子供を含む20人が死亡し、52人が負傷した。
事件の余波を示すとされる複数の画像には、黒焦げでひどく損傷した車両、窓が割れた建物、その他の強力な爆発の証拠が示されています。この地域では小さな火事もあり、写真やビデオが示しています。
この事件は木曜日の朝、ウクライナの防空部隊が市内上空で他の4発のミサイルを撃墜した時に起きたと、ヴィニツァ地方行政長官セルゲイ・ボルゾフは言う。市警察は、合計3発の発射体がダウンタウンに命中したと述べた。
ウクライナのメディアは、武器がオフィスビルに命中したと主張した。報道によると、彼らは近くの住宅や、通常はコンサートホールとして機能するウクライナ国防省が運営する機関である軍将校の家の建物にも損害を与えたという。
ロシア軍はこの事件について直ちにコメントしなかった。RT編集長マルガリータ・シモニャンは、ロシア国防当局者が攻撃を確認し、下院が意図された標的だったと述べたと引用した。ウクライナは、その「ナチス」戦士のための一時的な避難所としてそれを使用した、と情報筋は主張した。
ウクライナのヴォロディミール・ゼレンスキー大統領は、この事件をロシアが犯したとされる最新の残虐行為と非難し、ソーシャルメディアで、ロシア軍が意図的に民間人を標的にしたと主張した。ウクライナの指導者はまた、ロシアが彼の国に対して大量虐殺戦争を遂行していると非難しているが、モスクワは合法的な軍事目標に対してのみ武力行使を主張している。
ヴィニツァは、同じ名前の地域の首都であり、キエフの南西約190kmの中央ウクライナに位置しています。
ロシアは2月24日、ウクライナに軍隊を派遣し、キエフがドネツクとルガンスクの地域にウクライナ国家内で特別な地位を与えるように設計されたミンスク合意を履行しなかったことを挙げた。ドイツとフランスが仲介した議定書は、2014年に初めて署名されました。ウクライナのペトロ・ポロシェンコ元大統領はそれ以来、キエフの主な目標は、停戦を利用して時間を稼ぎ、「強力な軍隊を創設する」ことだったと認めている。
2022年2月、クレムリンはドンバス共和国を独立国家として承認し、ウクライナが西側の軍事ブロックに決して加わらない中立国であると公式に宣言するよう要求した。キエフは、ロシアの攻撃は全く挑発的ではなかったと主張している。

ウクライナ中部攻撃、空軍の会議が標的 ロシア国防省
AFPBB News 2022/07/15 20:02
【AFP=時事】ロシア国防省は15日、ウクライナ中部ビンニツァへの攻撃について、市民ではなく、ウクライナ空軍司令部の会合を狙ったものだと主張した。
 国防省によると、攻撃当時、ウクライナ空軍司令部と西側諸国の軍需企業が会合を行っていた。会議の参加者は狙い通り殺害したという。
ウクライナ中部攻撃、空軍の会議が標的 ロシア国防省© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナ中部攻撃、空軍の会議が標的 ロシア国防省
 攻撃では23人が死亡した。(c)AFP

 まずは軍事の側面からの解説です。戦争の前線にほど近いオデッサで、軍人が一度に600人も殺されるなど、情けない以外にないのでした。前線に近いのであれば、敵軍のドローンが沢山飛んでくるのであり、ヘルソンへの奪還を公言している以上は、敵の偵察部隊の格好の標的です。同じく前線に近いミコライウにおける320人も同様なのでした。
 この中でまとまった人数で行動するなどは、破壊してくれと敵に伝えるような物なのです。こちらの記憶の中では、ミコライウにおける100人以上の殺害は2度目です。失敗から何も学ばないのがウクライナ軍であり、前回よりもさらにひどく、重要な局面で大きく失敗しているのでした。ヘルソンに攻め入る部隊が約920人も殺されて、戦争なんか出来るかでしょう。
 ここに重なる物こそ、ウクライナ中部ビンニツァへの攻撃なのです。この攻撃は、オデッサとミコライウの攻撃とは異なり、内通者の存在を隠せないでしょう。内通者がこの悲劇を生み出したのであり、ウクライナ側にはリスク意識が乏しいので大きな被害を受けるのでした。重要な会議は念の為に地下でやれよなのです。リスクを知らない輩は周りの迷惑なのでした。

 こんな状況なのに、ゼレンスキーは16日に600人もの軍人が殺されたことを知らされて、検事総長ら解任という問題の本質には離れた部分を政治的に、しかも衝動的に、動かしたのでした。象徴的な動きとして彼の中では正当化されるのですが、彼を狂わせた16日の600人の損失は、前線のリスクを知らない無知な司令官が産み出した物であると分からないのでした。無知な司令官が内通者に責任をなすりつけているのに、このあからさまな嘘が裸の王様であるゼレンスキー氏には理解出来ないのでした。これに続くのが17日の320人であり、間抜けな姿その物でしょう。
 オデッサとミコライウにおける内通者の存在を否定しないのですが、そんな物がなくてもロシア人とウクライナ人の混在による前線の状勢を見れば、どうやってもウクライナ軍の状勢など筒抜けになると覚悟すべきであり、既に一度やられているのに学ばないのでした。これで二度目に600人がやられているのに、状況が理解出来ないので内通者が悪いことにしたいのが、ゼレンスキー氏のメンタリティなのです。これは問題に向き合えていない姿その物なのです。
 ニュースは載せませんが、ゼレンスキー氏は法律も知らないので、検事総長ら解任と言う法的に出来ない事を公表していたのでした。その後にウクライナ議会の承認を経て解任に到るのでした。無知も良いところであり、情けない姿をさらしたのです。
 ここにあるのは、英国の管理の不行き届きと、これを見越したゼレンスキー氏の暴走でしょう。英国のボジョ首相が辞任するので、一時的に命令系統が崩れている姿を明確にしているのでした。彼の行動が英国の管理から一時的ですが、離れていると言えるのでした。
 ゼレンスキー氏は、ロンドンシティのユダヤ資本家にとっては、喜劇役者として道化の役割です。彼らは他者を馬鹿にしてひたすらに喜ぶのですが、これは彼を管理できてこそでしょう。今彼は感情的にも狂っているのであり、現地の司令官の無能を理解できないのでした。これでウクライナ南部のヘルソンに進軍するとか、冗談でしょうの領域なのでした。それでも無理して、ロシア側に手ひどくやられるが、今の時点では期待値でしょう。無能な司令官が体面を保つためにさらに、兵士達を犠牲にする所でしょう。

 こちらは個人なので重要な事態の見落としにも可能性を抱えるのですが、組織としてのロシアの諜報部隊にとっては、目の前に展開する事態が愚か者のドタバタでしかないと簡単に理解出来るでしょう。ここでは分からないのですが、英国がどの程度この状況に関与しているかも、参考情報を持っていると思います。英国は今、ウクライナ戦争を動かすことよりも、自分の事しか考えていないでしょう。モーダント氏を落とされてさらに苦しくなったところだと思います。
 これで戦争の現実なのですが、西側の報道を何でもかんでも正しいと信じる人にとっては、全くもって信じられない情報と解析でしょう。しかしながら結果の出る話です。ヘルソンに攻め入る予定の920人の兵士達が殺害されて、それでも無理してヘルソンに侵攻するなどは、正気の沙汰ではないのでした。意地でもヘルソンに侵攻するなら、時間を潰すしかないのでした。
 ゼレンスキー氏は裸の王様です。誰が悪いのかさえも理解出来ないのであり、嘘つきの言いなりでもあるのでした。これはもちろん自分が嘘つきとして振る舞うので、当然の受け取るべき姿でしょう。嘘で物事を動かす時には、自分にもその嘘が帰ってくるのであり、無理して他者を騙したくても限度があるのでした。
 彼の嘘で殺されたくない人はたくさんいるのであり、周りを敵にして戦争をするしかない状況を迎えているのでした。これで勝利などあり得ないでしょう。さらなる崩れを待つ段階でしょう。そして英国は混乱しているので、この状況を改善できないのでした。これは自業自得であり、無理が崩れて行く姿その物でしょう。
 くどくど書いておきますが、この解析はこちらが特別優れているから出来る種類の物ではなくて、多くのウクライナの軍人達が嘘で自分をごまかすからこそ明確になる現実の姿なのです。
 ロシア側がこの現実を公表する時が来るのは、戦争に勝ってからですので、こちらはその間、その解析に自信があっても、根拠を明確に出来ないままに時が流れるでしょう。

7月22日の追記
 英国とウクライナの状勢に変化が出ているので載せておきます。太陽の動画はうさぎの形も崩れ始めていて、鳥の形も亀と言えるのか不明瞭な状況であり、余興としては一段落の様子です。
 ニュースをまとめます。少し前の状況と、今の状況です。

ウクライナ軍、南部で本格反攻準備 住民に避難要請
2022/07/09 07:52
ロシアの侵攻を受けるウクライナのベレシチュク副首相は8日、近くウクライナ軍が本格的な反攻作戦を開始するとして、南部ヘルソン州とザポロジエ州内の露占領地域の住民に即時の避難を呼びかけた。火砲の使用が予定されており、巻き添えとなるのを避けるためだとした。ウクライナメディアが伝えた。
ウクライナ国軍のマロムシュ大将も8日、同国メディアで、米欧から供与された兵器の習熟が完了しつつあると指摘。「今後3~4週間で大規模な奪還作戦が始まり、南部から露軍を駆逐できるだろう」との見通しを示した。米シンクタンク「戦争研究所」も6日、「ウクライナ軍がヘルソン方面で反攻を準備している」とする分析を公表している。
ただ、露軍も南部の占領地域で防衛線を構築。ウクライナ軍が反攻を本格化させた場合、激しい戦闘が起きる見通しだ。
一方、ロシアが全域の制圧を目指す東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)のうち、ウクライナ側がなお4割超を保持するドネツク州では8日も攻防が続いた。ウクライナ軍参謀本部は同日、同州の中心都市スラビャンスク方面に前進を図った露軍を撃退したと発表。露軍が同州の複数の集落に砲撃を続けているとも発表した。
ロシアはドンバス全域を制圧後、ドンバスと南部の占領地域を「割譲」する条件でウクライナに停戦をのませる思惑だとみられる。一方、ウクライナはドネツク州を死守する間に、南部の奪還を進める方針だ。
米CNNテレビによると、米国は8日、ウクライナに対し、新たに高機動ロケット砲システム「ハイマース」4基と弾薬、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲用の高精度な新型弾薬1千発など、4億ドル(約540億円)相当の追加支援を行うと発表した。

何千人ものウクライナ兵のための訓練が英国で始まる(上のニュースと同時期の物です)
約10,000人の軍人となる最初のグループは、英国国防長官ベン・ウォレスによって歓迎されました
ウクライナ軍の最初のコホートは、専門的な軍事訓練を受けるために英国に到着しており、今後数ヶ月で最大10,000人の軍人がプログラムに参加すると予想されている。イギリスのベン・ウォレス国防長官は個人的に兵士を歓迎している。
土曜日に英国国防省が発表した声明によると、ウクライナ軍関係者は今週初めに軍高官と会っていた。
ウォレスは、この訓練プログラムを、ウクライナ軍に対するイギリスの支援の次の段階だと説明した。
「イギリス軍の世界クラスの専門知識を使って、我々はウクライナが自国の主権と自らの未来を選ぶ権利を守るために、ウクライナがその軍隊を再建し、抵抗を拡大するのを助けるだろう」と長官は宣言した。
国防省自身の推計によると、ロンドンはこれまでのところ、「ロシアのいわれのない侵略に対するウクライナの戦いを支援する」ための軍事援助に23億ポンド(27億ドル)以上を費やしている。
約1,050人の英国人職員が、英国全土の多くの非公開の場所でトレーニングを実施し、各コースは数週間続きます。
同省によると、このプログラムは「軍事経験がほとんどまたはまったくない志願兵に、最前線での戦闘で効果的になるスキルを与える」ために特別に設計されています。
コースでカバーされる知識の分野の中には、武器の取り扱い、戦場の応急処置、フィールドクラフト、パトロール戦術、武力紛争法などがあります。
ウクライナ軍が訓練中に使用する武器に精通していることを確認するために、ロンドンはAKタイプのアサルトライフルを「迅速に調達」していた。ヘルメット、ボディアーマー、野戦服、ブーツなどの他の必要な装備もホスト国によって提供されています。
声明は、英国は2015年から2022年の間に約22,000人の兵士に訓練を提供してきた「ウクライナの軍人を支援してきた長い歴史を持っている」と指摘した。
以下省略

ウクライナ、ロシア軍に大きな損害与えられる=ゼレンスキー大統領
2022/07/22 08:46
[21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、戦況を好転させロシアに大きな損害を与えることができるとの見方を示した。
軍の上級指揮官との会議後に演説し、最新兵器の供給が議題になったと説明。ロシアへの攻撃を強める必要があると強調した。
また「われわれの部隊が戦場で前進し、占領者に新たな著しい損失を与える強い可能性を持っているという認識で一致した」と述べた。
ウクライナは西側の兵器、特にここ数週間に配備を進めている米国のハイマースなど長距離ミサイルによって反撃が可能になり、領土を奪還できることを期待している。
ゼレンスキー氏は、東部ハリコフが21日にロシアの砲撃を受け、3人が死亡したと指摘。「こうしたロシアの攻撃の一つ一つがウクライナにハイマースや他の効果的な最新兵器をさらに提供する論拠になる。これらの攻撃は侵略者を倒すというわれわれの願いを強めるだけで、それは確実に起こるだろう」と述べた。

英MI6長官「ロシアが数週間以内に一時停戦の可能性」
7月22日(金)
イギリスのMI6=秘密情報局のムーア長官は21日、ロシア軍が数週間以内にウクライナでの戦闘を一時的に停止する可能性があるとの見方を示しました。 ムーア長官は、アメリカ・コロラド州で開かれたシンクタンクの会合で講演し、「ロシアが今後数週間にわたって人員供給が徐々に難しくなり、一時的に戦闘をやめなければならなくなる」と指摘しました。 また、ウクライナ側に「反撃の機会が来る」と話しました。 こうした中、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は21日、ツイッターで、ロシア軍に南部ヘルソン州からの退却を要求し、拒否すれば、アメリカが供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」の恐怖にさらされると警告しました。

 やはりヘルソン州への攻撃は停滞であり、大きな打撃を受けたことを裏付ける状勢です。今後はハイマースの破壊をどの様にするのか、ロシアの結果を待つ部分です。28日に向けてスリャビャンスクでどの様な変化になるかでしょう。加えて、「ロシア軍に南部ヘルソン州からの退却を要求し、拒否すれば、アメリカが供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」の恐怖にさらされると警告しました。」とのことですが、負け犬の遠吠えに近いでしょう。ウクライナ側は南部エリアに「本格的な反攻作戦を開始する」はずだったのに、今になってハイマース打つぞとかは、意味が分からないのでした。
 MI6が出て来て、「ロシア軍が数週間以内にウクライナでの戦闘を一時的に停止する可能性がある」とのことですが、これで英国の首相選挙に関連する変化でしょう。実体ではない口撃が激化しただけであり、相変わらず根拠の乏しい未来予想を垂れ流すのでした。表現を一歩強めたところでしょう。
 双方でヘルソン・ザポリージャ攻略は一時中断でしょう。実体隠しがあるだけと言える状況です。ロシアの諜報部隊も、MI6の大嘘には笑っているところかと思います。9月5日までをだらだら時間つぶししたいという感じを受けるほどです。
 どの分野でも、西側は嘘をつきたい放題ですが、そのツケは、払うべき物なら支払うしかないでしょう。

 7月17日の桜島のドラミングですが、状況的に英国の選挙の問題だけではなくて、ロシアのウクライナ南部への攻撃の状況も加味していたと理解出来てきました。
 これはロシア側の公表が昨日だったので、今の段階までロシアがウクライナ南部へのウクライナ軍の反転攻勢を大きく阻んだ状況を知る事が出来なかった故です。精密攻撃で合計920人近い兵士達を殺害したとのことで、その後のゼレンスキー氏の混乱と、ウクライナ軍の南部侵攻戦略の一時的な保留が明らかな状況です。
 本日はウクライナからの穀物輸出に関して、ロシア側との合意が成り立つかのギリギリの所です。英国が邪魔できる人材を失ったので前進できるのかと思いますが、今夜の結果を待つ部分でしょう。うまく流れて欲しいところです。

稲生雅之
イオン・アルゲイン