ヒッグス場が教えた相対論等価原理の仕組みと空間理論の基礎について6 7月4日 7月6日追記

 電子ペアの量子対生成について、新しい現実が明確になって閾値の存在をさらに明確にしています。この記事ではその内容を説明しますが、この記事の主な目的はこのあとに書く記事への、物理と医学への論理思考の確からしさを「少しでも」明確にする事です。

1)6月27日に起きたウクライナでの、クレメンチュクのショッピングモールにおけるロシア側の誤爆とされる事件は、当日繰り返されたロシア側の爆撃を利用して、地雷を仕掛けてテロ行為を起こして、その責任をアゾフ大隊がロシア側になすりつけた物です。
 その記事の中でミサイルによる爆撃の効果を簡単にシミュレーションするので、その内容が物理の素人の議論ではない部分を明確にする必要があった。少量のしょぼい地雷の火災でロシアの1t超音速ミサイルの代用など出来ないのであり、ウクライナ側の丸わかりの嘘がここにはあるのでした。

2)医学誌の最高権威と言えるランセットが、分野外の経済専門家であるジェフリー・サックス氏を使って世界の人々を騙そうとしています。
 旧ソ連の経済崩壊に際して、西側を代表してロシア政府を騙し、ロシア国民の財産を主としてユダヤ資本に奪い去った戦犯と言える彼に、「Covid-19は自然から来たのではなく、むしろ「米国のラボバイオテクノロジーからの偶発的なリリース」であった。」という発言をさせているのでした。拡散するために培養までしている意図的な物を、偶発的である事に偽装したいのです。
 国際医療資本はあからさまに追い詰められていて、新型コロナウイルスが米国のバイオラボから産み出されている部分までは認めざるを得なくなっているのでしょう。本質はこの続きであって、「フォートデトリックでそのウイルスの培養をして、ペンタゴンが数年と大金を賭けて研究した拡散手法である、エアロゾルによるドローン利用の手法で、世界にばらまいてバイオテロを実行した部分を隠したいのでした。」
 経済学者として医学の実績のない彼では、言われるがままのガセネタ流しでしょう。こちらの専門は物理であり医学ではないのですが、ノーベル医学賞の間違いを3つ以上指摘できるのであり、それなりの学びのおかげと、医学が悪魔達の利益追求の影響で科学として非常に大きくねじ曲げられて遅れているせいで、自己の専門ではなくとも十二分に医学の理論を説明出来るのです。
 今の医学は本質的な医学にはほど遠く、「嘘をつく道具として」数学や物理よりも論理思考にあからさまに乏しく、生理学以外の自然科学を無視する部分を意図的かつ明確に持つ、命と健康を利益に変える非常に歪んだ科学です。医学の教科書にたくさんの嘘を書いて命と健康を、国際医療資本の利益に変えているのでした。
 ここまで進んで、この種の当て馬に会うとは夢にも思わなかったのですが、一応ですが世界的な経済学者が出てくるなどは、こちらのあり方を意識しているが如しであり、あまりにも出来すぎなのでした。これはあの世の悪魔達のやり方に突っ込みを入れる為に準備している記事でもあるのです。経済学者が大きく間違うので、専門外の物理学者も同じだと、ランセットの悪魔達の査読は、自分達の専門誌の生き残りを賭けて、世界中を騙したいのでした。こんな物など科学としては幼稚な議論にしかならないのです。
 国際医療資本に誘導されるだけの彼には、道化役として、ウイルスの培養の事実を否定するネタが渡されているでしょう。悪魔達に準備されたこれを否定して先に進む必要があるので、善の側の地の声他の情報公開を利用して、悪魔達の嘘を明確にしたいところです。
 こんなレベルの国際医療資本のあがきが出てくるなどは想像外でした。自然科学の専門家でない経済学者では、こちらの相手など科学として出来る理由なしでしょう。医学はこちらにとっての自然科学であり、生理学しか知らない普通の医学者達よりも、自然科学としての人間の姿を、より的確に見ている部分には普段口にしない密かな自信までがあると書いておきます。こちらの言動には科学の根拠があるのであり、それを持てない経済学者が当て馬などは、話にならないのでした。
 道化の役割を買って出る人がいても、レベルが低くて彼らにはジェフリー・サックス氏が適任だったのでしょう。

 このページに書きたい議論は、電子ペアの量子対生成についての閾値の存在の続きの議論です。ここにたどり着くまでに少し長い前振りがあるのでご容赦下さい。関連する進展状況を調べたところで大きな前進でした。まずはその関連のニュースです。

世界初のブラックホール画像に異論 国立天文台、別チームが再解析
2022年07月01日 07時00分 公開
 宇宙最大の謎とされるブラックホールの撮影に初めて成功したとして、国立天文台などの国際共同研究チーム「EHT」が2019年4月に発表した光のリング状の画像について、同天文台の別の研究者らは6月30日、データを再解析したところリングにならず、ブラックホールの姿を捉えていないことが分かったと発表した。
 観測データが公開されていることから世界中の研究チームが再解析を行っており、これまで海外の複数チームがリングの再現を報告している。EHTは「多くのチームがデータの再解析を行い検証するのは科学の世界で健全なことだ」としながら、「今回の再解析は誤った理解に基づいており、私たちの研究成果に揺るぎはない」とコメントしている。
 EHTは17年4月、世界6カ所計8基の電波望遠鏡で、地球から5500万光年離れたM87銀河の超巨大ブラックホールを同時に観測。2年かけてデータを統合し、暗い「穴」の中心を光のリングが取り巻く構造を持ったブラックホールの画像を作成した。
 だが、同天文台の三好真助教らの再解析では、EHTがブラックホールだとした部分はリングにならず、複数の輝点が存在するだけの結果となった。
 三好助教は「この観測システムには輝点がリング状に見えてしまう『くせ』があり、EHTなどは解析時に配慮していなかったが、きちんと補正すると、この結果になる」と指摘した。

 「今回の再解析は誤った理解に基づいており、私たちの研究成果に揺るぎはない」とのことなのですが、この言動は自分達の知らない見地に対してはあからさまに無能でしょう。ソクラテスの無知の知を重視できないので、自分が正しいの局地ですが、これはある意味今の天文学の査読の世界の普通でしょう。無知を知らない態度は直せるので、続きの科学の進歩に寄与して欲しいところです。素直に知らない素粒子理論も学びましょう。必ず非常に大きく進歩できるでしょう。
 この記事で書くようにブラックホールは素粒子論上明らかに存在できないのであり、超巨大ブラックホールと言われる物ほど、その表面位置は脱出速度という光の速度の限界からは大きく離れているはずなのでした。表面において脱出速度が光速度の9割なのか、8割なのかさえも分からないのですが、物理としては大きいほど低い速度になるのでした。
 イラストに公表された再計算の画像を載せるので参照下さい。特徴を解説します。

1)古い画像でリングを形成した部分を、シミュレーション手法の修正で左斜め上側の光の集団に集約した様です。シミュレーションなので、ここに輝点があると、これがメイン画像のリングを形成していたという意味でしょう。
2)中央に基点が二つほど現れていますが、これはその点から左斜め上のあわい光の集団と、右下のそれなりの輝点から産み出されていると思います。上記処理の副産物なのか微妙な状況です。
3)古い画像では分からないのですが、新しい画像では、超巨大DUD中性子星に降着円盤として降り注ぐ、物質が表面の重力に捉えられて、ガンマー線他の光を大量に発生する部分を多少のずれで表現できている。赤道の見た目の両端が最も光って見えるはずになる。中央ほど暗く見えて普通でしょう。
 恐らくですが、リングの形成は光速度に近いほど強いので、これを避ける計算をした部分が、現実の姿に近づいて、リングの形成を減らしただけではなくて、輝点が発生する位置をある程度指し示せたのでしょう。
4)所詮は現実無視の光速度をシュバルツシルト半径でシミュレーションする計算なので、これを表面で光速度の9割や8割に変えると、リングの発生も復活したり、輝点が中心部に発生するという矛盾もなくなるでしょう。
 輝点の発生には偶然的な要素もあるので全否定はしないのですが、今の計算は出来すぎであり、前者がリングを望み、後者が輝点を望んだ結果があるのでした。どちらも結果を決めつけていて、求める結果を得ているのであり、現実の姿を客観的に見る姿勢にはほど遠いのでした。
5)画像としては、左側の2つの大きな輝点が、面積的に広く平面的に表現されている部分は納得しかねます。内部の輝度を無視して画像処理としてこの様に表現したのかも知れませんが、ここには構造があってしかるべきでしょう。ないのであれば、これはリングを消した負の効果であり現実離れしていると書くところです。超強力な重力場の前に、重力分布を無視した平面的な構造など成り立たないでしょう。分かっていると思うので、批判ではなくコメントレベルです。
6)光速度の指し示すシュバルツシルト半径の5~6倍でリングの直径であった記憶です。ここに超巨大DUD中性子星表面の脱出速度を光速度の9割とか8割にするなら、今の画像の大きさその物が、さらに大きくなるのでした。1~2割の増大なのかそれ以上なのかさえも不明瞭です。
 この状況下で内部の構造を議論しても無意味なのです。前者は中心部を黒くしたかったのであり、後者はここに輝点を持ってきて、何らかの発光を見せたかったのでしょう。それぞれに恣意的な計算なのです。
 これで真実の画像であるなどは、無知の知に反するのであり、恣意的に画像を見せたくて今があるのでした。それでもこの比較でシミュレーションの特徴が明らかになり、本質的に持つ、現実的な特徴の一部を、間違った計算であるにしても、その真実を感じさせるのでした。
 この意味は、あわいリングがあっても良いし、赤道両端の輝点もあるはずだという意味です。パラメーターを様々に変えて、続きは宇宙ジェットを再現しましょう。電磁気的にはジェットの起点がかなり近い位置にあるはずであり、画像の信頼度を高めてくれるでしょう。ブラックホールだとガスを吸い込むのでジェットは分かりにくいのですが、DUD中性子星は表面があってあまり吸い込まないので、ジェットに関連する何かが見えるはずだと思うのでした。
 ジェットの主因は超巨大DUD中性子星の表面に見えているDの電荷が、かなりの高速で回転することで生み出されている電流が産み出す磁場の効果でしょう。表面に電流が流れているに等しいのであり、プラズマ化しているガスと電場と磁場の何らかの構造が近くにある気がするのでした。
 DUD中性子星の小さな重力を考えるともっと広い範囲の大きな画像になるのであり、解析範囲の拡大まで「非常に」重要でしょう。本来の画像の特徴を失っているからです。

 一般の皆さんには分かりにくい所もあってすみません。動画で解説すると意味が分かりやすいでしょうから、この記事の重要度が理解されるとその種の仕事にも進めるでしょう。いまは電子対生成の閾値の存在を明確にする部分が重要です。
 単純には、ブラックホールが存在できないとなると、天文学には非常に大きな影響が及ぶのであり、その結果を自分達で素粒子理論を学んで消化してからが続きです。素粒子理論を無視してきたのでありその理解には時間がかかるでしょう。足の引っ張り合いまで起きて、近似計算でしかない一般相対性理論の宗教が終わりを告げるのでした。古い宗教を手放すことは、天文学の大きな進歩でしょう。
 ここまでにどんな進展があったのかを検索したところで、こちらにとって興味のある記事が目にはいりました。

人類初ブラックホール撮影の宿題—多波長で捉えたジェットに新たな謎 2021年4月23日
2019年4月に発表された、巨大ブラックホールの画像を覚えている方は多いだろう。おとめ座の方向5500万光年彼方の楕円銀河M87中心には、太陽の65億倍もの質量をもつ巨大ブラックホールが確かに存在していた。人類が初めて目にしたブラックホールの姿だ
だが、その画像には、写っていてほしいものが写っていなかった。それは「ジェット」だ。ブラックホールは何でも吸い込むことで知られる(ブラックホール撮影を日本チーム代表として牽引し『Mr.ブラックホール』と呼ばれる本間希樹・国立天文台教授は、ブラックホールを『究極ののん兵衛』と表現)が、実は吸い込むだけでなく、細く絞られた高エネルギーのガスを光速に近い速度でジェットとして放出していることが知られている。
このM87ブラックホール撮影にも活躍した秦和弘・国立天文台水沢VLBI観測所助教は「吸い込むはずのブラックホールから(強力な重力を振り切って)なぜか物質が出てくる。ブラックホール撮影の次の10年で研究者が一番知りたいのがジェット。ある意味、ブラックホールを撮影するより難しい。ありとあらゆるデータを総動員して理解する必要がある」と語る。M87はジェットが初めて観測された天体でもある。ジェットが発見されてから100年経った現在も、なぜ、どのようにジェットが放出されているのかは解決されていない大問題。秦さんも巨大ブラックホールやM87ジェットを電波干渉計やVLBI技術を駆使し、観測し続けてきた。
ジェット噴出の謎が解けると何がわかるのか?川島朋尚・東京大学宇宙線研究所フェローは、「ブラックホールはほぼすべての銀河の中心にあると考えられている。銀河とブラックホールが共に進化する中で、ジェットによって星間ガスが圧縮されたり加熱されたりして星を作るのを助けたり阻害したりすると考えられている。ジェットの噴出条件がわかれば、どんな風にブラックホールと共に銀河が成長してきたかを理解するカギになる」と語る。
ジェットによって生まれる星や生まれない星があるとしたら、私たちの存在そのものにジェットが大きな役割を果たしている可能性もあるということではないか。
宇宙からも地上からも。19の多波長望遠鏡で天文学史上最大の「お祭り的」合同観測
実は2017年4月に世界6か所8台の電波望遠鏡がタッグを組み「イベント・ホライズン・テレスコープ」(EHT)としてM87を観測した同じ時期に、地上と宇宙の19の望遠鏡がM87を一斉に観測していた。32の国と地域から総勢760名の研究者が協力する、「天文学史上最大」の合同観測だ。地上だけでなくハッブル宇宙望遠鏡やエックス線望遠鏡チャンドラなど宇宙の望遠鏡も観測に参加。電波や可視光、紫外線、X線、ガンマ線という多波長の電磁波で同時に観測することによって、M87から飛び出すジェットを炙り出した。
それが上の画像、そして下記動画である。
「穏やかな川の流れ」のようだったジェット
この画像からわかったことは大きく二つある。一つはジェットの状態。M87銀河は明るいジェットを出す活動銀河核として知られ、長年にわたり様々な波長で観測されている。秦さんによれば「わかっている統計をまとめると、明るい爆発フェーズと暗いフェーズを行ったり来たりしている。半々か若干、暗い時期が多い」とのこと。今回観測したジェットは、強い噴出や爆発現象などは見られず「穏やかな状態だった」つまり暗い時期にあたる。
秦さんら研究者は2017年の観測で「(ブラックホール)中心部から明るいものが噴出し、外に向かって動いていく様子が見えるのではないか。もし大爆発を起こすような活発な時期に観測できたら非常に重要な手掛かりになる」と期待していた。M87の多波長観測は2017年のあと、2018年と2021年4月にも実施している。爆発フェーズの観測は新たな宿題となった。
天文学の大問題—ガンマ線の謎
そしてもう一つの大きな発見があった。それは、M87から放出される様々な電磁波のうち、ガンマ線がブラックホール近くでなく、ある程度離れたところ(ブラックホールの大きさの数十個から数百個程度下流)から出ていることがわかったことだ。
実は現在使われているガンマ線望遠鏡は視力が悪く(0.17~0.46)、単独の観測では発生源が突き止めにくかった。今回、視力のいい電波望遠鏡(数十万~300万)と同時に精密観測した結果を理論解析することによって、発生源を初めて突き止めることができた。
その結果は研究者を驚かせた。従来はガンマ線は電波と同じ領域から放射されると考えられていた。「この解析結果は絶対に(定説と)合わないと気づいてびっくりした。インパクトが大きい結果です」(工学院大学 学習支援センター、紀基樹さん)
ガンマ線が注目されるのには理由がある。ガンマ線は電磁波の中で一番エネルギーが高い。こんなにとてつもなく高い極限のエネルギーの電磁波をどうやって作り出すことができるのかは、天文学の中でも「未解決の大問題の一つ」という。ガンマ線の発生源の有力候補が、巨大ブラックホールが作るジェットだった。
「ガンマ線のように非常にエネルギーが高い電磁波を作り出すには、ブラックホールのすぐ近くでブラックホールのエネルギーを利用して作る必要があるだろう。つまりブラックホールのリングと同じような場所から発せられているのではないかと予想されていた」(秦さん)
従来の定説を大きく覆す結果が出たのが、今回の驚くべきポイントだ。なら、どうやってガンマ線が作り出されるのか? 謎は残り、今後の観測や理論研究に委ねられることになる。
さらに大規模な観測でブラックホール+ジェットの謎に迫る
2018年以後、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で観測できない時期が続いたが、3年ぶりに2021年4月、イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)は観測を再開した。同時に国立天文台水沢VLBI観測所など日本や中国・韓国も参加する東アジアVLBI観測網(EAVN)やガンマ線望遠鏡を含む多波長望遠鏡もいっせいにM87を観測。EHTは2017年の8台から3台増え、EAVNには山口県やタイなどの望遠鏡も参加しネットワークを拡張中だ。
視力のよくないガンマ線望遠鏡については、希望の星となるのが現在建設中の望遠鏡群CTA(Cherenkov Telescope Array)。スペインのラ・パルマとチリのパラナルに展開される予定の約100基の望遠鏡群だ。現在運用されている地上の望遠鏡よりも一桁感度がよく、分解能も2倍向上。M87のガンマ線がどこから放射されているか詳細に突き止めることができるだろう。2020年代半ばの観測参加が期待されている。
「今回の発表は2017年4月に撮影されたM87の一瞬の状態をとらえたもの。2018年、2021年も観測している。時期が違う状態を多波長で見ると見たことがないものが見えてくる可能性がある。ひょっとしたらブラックホールが活発かもしれない。新たなデータを早く見てみたい」秦さんは興奮を隠さない。
会見が行われた2021年4月14日は大規模な観測が行われている最中であり「天文学の大きなお祭り」と秦さんは表現する。今回の成果発表について、研究総括を担う世界3人の研究者の一人として760名をとりまとめた秦さんは、当初「まとまりきるだろうか」と心配した苦労を吐露。観測から4年経って成果を発表することができて「ほっとしている」と語る。
観測の仕方も仕事の進め方も異なる世界の研究者が、ブラックホールの謎を解き明かすという一つの目標に向かってタッグを組む。その過程も含めて注目してきたい地球規模・宇宙規模のプロジェクトだ。

 10万光年の大きさがあるガンマー線の発生源が、M87銀河には存在しているとなるのです。この銀河の直径が25万光年である事を考えると、非常に大きすぎるのでした。
 これは素粒子論を知らない天文学者には理解出来ない問題なのです。ニュースは約1年前なのですが、ここに潜む物理をだれも考えていないと言えるでしょう。
 こちらにとっては、この記事である「ヒッグス場が教えた相対論等価原理の仕組みと空間理論の基礎について5」に書いた電子対生成における閾値の存在を証明できるほどの内容なのでした。
 以下その内容です。波長毎のM87中心部のイメージを載せるので、特にその分解能を参照下さい。エネルギーの非常に高いガンマー線だけ分解能が異常に低いのでした。

1)X線では10光年前後の分解能があるのに、ガンマー線になると10万光年まで分解能が劣化する。約5500万光年彼方の画像に対して、ガンマー線では分解能が著しく失われている。この記事の理論計算を信じるとこの様になる。
2)電波の領域において、画像再構築の計算をすることで、中心部のブラックホールと言われる画像を見ることが出来ているが、シミュレーションなので正しさの評価がまだ難しい。比較例が少ないからである。
3)ガンマー線の画像を見ると、10万光年から200万光年までの広がりがあり、見た目の角度でも2度とかの非常に大きな角度になる。この角度にまでを、ガンマー線ではゆっくりと広がり続けていることになる。
4)まずはジェットに話になるが、8000光年レベルの大きさになる。輝点が10万光年に見えるガンマー線の画像の中で、この構造を見つけることは出来なかった。ジェットはガンマー線の画像にあまり大きな寄与をしていないと思われる。電磁気現象としてこの姿であるという事になる。
5)前のページにガンマー線の照射で、電子対の生成を促せるかを実験する必要があると書いている。ここにある結果を見ると、X線では電子対の生成を促せないが、ガンマー線であれば電子対の発生を促せるので、その分の影響を受けて分解能を失うとなる。コンプトン散乱が誘起されており、ガンマ線が通過することで、その強電場により電子対生成が誘起されて、その一部がガンマー線に触れるので、進行する角度をずらせるとなるのでした。
 比較するX線の場合だが、電界強度が弱くて電子対生成を誘起できないので、そこから産み出される電子対生成の影響をほとんど受けない。この差が分解能の差になるのである。
 電子対生成は何もなくても自然発生するが、約5500万光年の距離においては、その発生電子が分解能を劣化させることはない。ガンマ-線だと電子対生成を誘起するので分解能を劣化しているのである。
 電子がX線にあたると大きく散乱されるが、この現象がそれなりに多くても、電子にあたらないX線は直線性を保てるので、分解能への劣化が少ないのでした。これと比較するガンマー線ではイベント数が多くて自分で電子対を発生してその影響を受けて、コンプトン散乱をされているのでした。電子にあたると大きく散乱されるのはよく似ていますが、電子にあたらなくても対生成を誘発して、その片鱗に触れるだけで直線性を失わされているようです。

 検討してみて驚いたのですが、X線の分解能がある程度保たれるのに、ガンマー線では話にならないほどに劣化するのでした。
 何故これが起きるのかを考える時に、X線とガンマー線が自分で持つ電場の強度の差を感じずにはいられないのでした。この差で電子ペアが真空中にたたき出されてくるのでした。
 考えてみると御理解頂けるでしょうが、電子ペアは始めから1つで約510Kevのエネルギーを持つわけではないのです。電子と陽電子ペアの分離が済むとそれぞれが約510Kevですがその中間段階では100Kevであったり10Kevであったりするでしょう。それでもガンマー線とはコンプトン散乱を起こせるので、その進路を小さく変える事が出来るのでした。
 この結果でガンマー線においては分解能が劣化するのでしょう。5500万光年の距離にも影響を受けてるでしょう。確率的に起きる事だからです。電子ペアが誘起される時に、その確率に応じた変化こそが分解能の10万光年になるのでした。

 あとこの議論には類似例を明記です。ガンマー線の場合には2度とかまで劣化を起こす分解能ですが、X線だと1000分の1まで小さくなるのです。これは真空に産み出される電子対の数で決まるのです。
 話が変わって重力波の場合です。電磁波の場合とは異なり、質量の存在は重力波のエネルギーを奪うのです。X線だと偶然に発生する電子ペアの確率であり、ガンマー線だと誘起する電子ペアの確率です。重力波だと、電子ペアの発生量に比例して、波のエネルギーを失うでしょう。これを無視しているのが今の重力波の理論であり、遠い宇宙からの重力波などは、その間に存在する電子ペアに食い尽くされても不思議はないでしょう。少なくともこの効果を無視して重力波の天文学です。ガスがあっても、銀河があっても、重力波はエネルギーを失うのでした。存在しないブラックホールからの重力波も幽霊なのですが、その他の要因で発生する重力波も、物理的な存在に食われるのでした。
 この議論はガンマー線がどこまでニュートリノに食われているのかにも通じるのです。ニュートリノは光速度に近い動きであり、ガンマー線との相互作用は少ないでしょうが、ゼロではないでしょう。X線だと無視できてもガンマー線なら無視できないとかは、今後の計測にもゆだねる部分なのです。

 この記事ではまずは、ガンマー線の電磁場が電子対生成に影響出来る大きさを持っていて、約5500光年の距離において自分自身の進路を歪めていると判断できると指摘します。電子対生成には閾値が存在して、それはX線では起きないのですが、ガンマー線では閾値の影響を受けて電子対が生成されるのでした。確率現象ですので生成されやすくなるがその表現ですが、Xとガンマー線で絶対的な差を生み出しているが計測事実になるのでした。ここにも電子対生成における閾値の存在を、肯定できるのでした。
 これも大きな進歩であり、やはり真空は電子と陽電子のペアになった前駆体で満ちており、そこに対生成を可能にする閾値が存在する事までを明確にしていると言えるでしょう。

 物理学の進展はこんな所です。客観的思考おけるミサイルの着弾評価も、医学におけるウイルスの拡散評価も、無根拠に説明する物ではないのです。
 物理学においてはこのレベルの解析思考とノーベル物理学賞の間違いを3つ指摘しています。医学においてもノーベル生理学賞の間違いを3つ指摘しているのであり4つ目もまもなくでしょう。これでこちらの科学であり嘘を多用する軍産議会複合体と、国際医療資本、国際金融資本のガセネタに正面から対抗すると、ここに明記です。
 ロシア国民を、政治家を騙したジェフリー・サックス氏を使ったところで、医学の嘘には目的が意味不明なほどに逆効果です。これまでについてきた嘘の責任を問われてこその国際医療資本であり、新型コロナウイルスだけではなくて、ワクチンを使ったサル痘の拡散バイオテロにも責任を問われるところでしょう。

 ガンマー線を真空に照射して、電子ペアを生み出す実験をする必要があるのですが、宇宙の実験室においては既に、事前実験が済んでいたのでした。そしてガンマ線の照射には電子ペアを産み出す理由があると明確になった所です。
 これで続きにパラメーターを詰めることが出来てこその物理実験でしょう。やれば結果を出せる実験であり、面白くてやりがいもあるでしょう。この事実に驚かされたところですが、やはりこの世界はあの世の側が意図的に作り出した物だとつくづく感じるのでした。
 謎解きも進めば、それを使って社会の利益に変える事にもどんどん道が開くでしょう。未来の科学者になる皆さん、この社会を豊にするべく努力を重ねましょう。あの世の存在に認められるほどに、新しい仕事が進められて、社会の役に立てるでしょう。悪魔達をあの世に送り返してからですが、未来の科学者になる皆さん、お互い頑張りましょう。

稲生雅之
イオン・アルゲイン