西側に垂れ流されるウクライナの国内外向け洗脳の悲劇は私達の未来を示唆する 5月5日 5月6日追記

 ウクライナのアゾフ大隊をナチズムではないと、黒を白に塗り替えるニュースが流れてきたので紹介します。キエフがロシア軍に落とされる恐怖と、身内がアゾフ連隊なので無条件に協力する姿勢の存在が明らかです。
 ウクライナではゼレンスキー大統領の独裁と言える状況があり、ニュースメディアは一つで政権を批判する情報は流れないのでした。この中で人々に何が出来るのかが、ここに出されている姿でもあります。
 ニュースメディアは如何にもアゾフ大隊がウクライナ国民の支持を得ているかのように流すのですが、これも西側の情報操作の一環であって、都合の悪いことをひたすら削り、アゾフ大隊を英雄にまで押し上げるのでした。
 和平交渉と、戦術上の都合でキエフへの軍事行動を取り下げたこともあって、ウクライナは自分達が戦争に負け続けていることを、まだ隠せているのでこの状況なのでした。
 キエフだけがウクナイナは戦うと口にして、ドンバスエリアと南側のエリアではロシア軍に自主政府の設立が起こされてくるでしょう。これだけではなくて、ポーランド側からもウクライナを守りたい人たちが、キエフからの決別を望んでいる姿があり、問題に向き合えないキエフであり政権であると、大きな変化を前にした敗戦に近い姿が浮き彫りになりつつあるのでした。
 この戦争は英国が主導する物であり、NATOも米国もこれに協力しているところです。ウクライナの自主性など米英に取り上げられていて、情報の統制から戦術まで、一通りが米英の物なのに、ウクナイナで他国の情報を見ることの出来ない人々は、ゼレンスキー大統領が米英の報道官として垂れ流す嘘を信じるしかないのでした。
 その状況を教えるニュースですので、添付の画像も含めて一通りをここにも載せます。

アゾフ連隊は「英雄」 ウクライナ市民、支援訴え
AFPBB News 2022/05/05 06:49
ウクライナの首都キーウで、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者が開いた集会で、祈りをささげる女性(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウで、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者が開いた集会で、祈りをささげる女性(2022年5月3日撮影)。
【5月5日 AFP=時事】ワレンチナ・オチェレトナ(Valentyna Ocheretna)さんは、もう何週間も息子のサーシャさんからの電話を待ち続けている。サーシャさんは3月、ウクライナ南東部の要衝都市マリウポリ(Mariupol)でロシア軍との戦闘で負傷した後、音信不通となった。
ウクライナの首都キーウで、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者が開いた集会で、ウクライナ国旗をまとった女の子(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウで、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者が開いた集会で、ウクライナ国旗をまとった女の子(2022年5月3日撮影)。
 サーシャさんは8年前からウクライナ軍の精鋭部隊として名高い「アゾフ連隊(Azov Regiment)」に所属して戦ってきた。同連隊は当初、極右の義勇兵が集まる大隊だったが、後にウクライナ国家親衛隊に統合された。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 首都キーウでAFPの取材に応じたオチェレトナさんは「息子は自分の国を守ることを選んだ。そのことは誰も責められない」と語った。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 アゾフ連隊は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領によるウクライナ批判でたびたび引き合いに出され、同国からナチス(Nazis)を排除するという主張の根拠とされてきた。しかしウクライナ国内での評価は概して高く、ロシアによる領土侵害と戦い続けてきた功績がたたえられている。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 キーウでは今週、マリウポリのアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所でロシア軍と戦うアゾフ連隊などへの支援を訴える集会が開かれた。参加者の多くは隊員の家族や友人で、中には同連隊が使う「ヴォルフスアンゲル(Wolfsangel)」と呼ばれる紋章入りのウクライナ国旗を振る人もいた。この紋章は、第2次世界大戦(World War II)中にナチス親衛隊(SS)が使用したものと酷似していることから、悪名をはせている。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 アゾフ連隊については主に国外から批判の声が上がるが、国内の支持派は、同連隊はファシストと戦っているのであり、支持しているわけではないと主張する。キーウ在住の起業家男性(32)は「過激な思想を持っていたら、軍から追い出されているはずだ。極右の急進主義や過激主義はうかがえない」とし、「彼らは単に、ウクライナの英雄だ」と語った。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 マリウポリ在住の女性(47)も、戦火にさらされた同市の市民にアゾフ連隊が食料や物資などを提供したことに言及。ロシア軍が民間人を殺害したとされるキーウ近郊のブチャ(Bucha)を引き合いに出し、涙をこらえながら「アゾフの人々がいなければ、ここもブチャのようになっていた」と語った。「ナチスと呼ばれるべきなのはロシアだ」
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 アゾフ連隊は2014年、東部ドンバス(Donbas)地方の親ロシア派武装勢力と戦うために結成され、一躍脚光を浴びた。ウクライナは当時、南部クリミア(Crimea)半島がロシアによって併合され、混乱状態に陥っていた。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 アゾフ連隊は創設当初、ネオナチ(Neo-Nazi)のシンボルを取り入れ、極右団体との関係を維持していた。だが後に強硬思想を弱め、ウクライナ軍に統合された。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
 キーウ在住の政治アナリスト、ウォロディミル・フェセンコ(Volodymyr Fesenko)氏は「アゾフ連隊はウクライナ国家親衛隊の一部であり、もはや独立した準軍事組織ではない。右翼や急進派の政治家とのつながりは過去のものだ」と説明している。
ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。© Sergei SUPINSKY / AFP ウクライナの首都キーウの大統領府前で集会を開いた、同国軍の精鋭部隊「アゾフ連隊」の支持者や家族(2022年5月3日撮影)。
【翻訳編集】AFPBB News

 よくここまで自分達に都合良く物事を考えられると思いますが、これこそ戦争と洗脳の悲劇であり、記録に残すべきだと感じるほどなのでした。
 繰り返し載せるロシアの批判ニュースを再録です。

欧米マスコミ・クラブが協力して、ウクライナ・ネオナチをホワイト・ウォッシュ
複数の報道機関が、同じ論点、引用、「専門家」を使って、ウクライナの悪名高い「アゾフ」連隊を白塗りにしている。
ネボイサ・マリック
Nebojsa Malicはセルビア系アメリカ人のジャーナリスト、ブロガー、翻訳家で、2000年から2015年まで Antiwar.com の定期コラムを書いており、現在はRTのシニアライターです。
3月の最終週、イギリスとアメリカの複数の主要メディアが、ウクライナの「アゾフ・バタリオン」に関する記事を掲載し、部隊のナチスの同情と精神を明確に特定した、ほぼ10年にわたる以前の報道を白紙にしようと努めた。独立して行動しているとされるにもかかわらず、彼らは同じ論点に固執し、しばしば同じ言葉遣いに固執し、「本当の」ファシストとされる人々、ロシア人に対するウクライナの英雄的擁護者として部隊を紡ぎ出すための協調的な努力を示唆した。
アゾフのライオン化の最新の波は、ロシアの軍事作戦のいつか前に始まった - 悪名高いのは、連隊のキャンプで侵略者を撃退するためのAK-47を振り回すウクライナのおばあちゃんの訓練の大いに宣伝されたイメージだった。しかし、3月の最終週には、パフピースがAKバースト後の弾痕のように、タイトなグループに入ってきました。
最初のビデオは、3月27日にイギリスの国営放送BBCが放映した10分間のビデオで、プレゼンターのロス・アトキンスが、ウクライナのナチスに関するロシアの「虚偽」を暴こうとしていた。ウクライナ大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーがユダヤ人であるのに、どうしてウクライナがナチスに「人質に取られ」られるのか、アトキンスは主張し、前回の選挙での投票の73%を指摘し、「ウクライナでは、いかなる極右グループも正式な政治権力を持っていない」と勝利をもって宣言した。「フォーマル」という言葉を覚えておいてください - それはここで多くの重い持ち上げをします。
アトキンスの記事は、その後の記事のトーンを設定しました。2日後の3月29日、フィナンシャル・タイムズはアゾフを「全国的な抵抗運動の鍵」と表現する記事を掲載した。アゾフが2014年に「ナショナリストで、しばしば極右の政治的傾向を持つボランティアによって」作られたことを認めているが、FTはナチスとのつながりを断ち切っている。
したがって、部隊自体によって使用されたナチスのシンボルは、「現在、一部の大隊員によって異教徒のシンボルとして主張されている」と説明されています。これは額面通りに受け取られますが、文字通り真実ではありません。「黒い太陽」(Sonnenradとしても知られる)は、1930年代にナチス親衛隊長ハインリッヒ・ヒムラーによって委託されたモザイクにさかのぼり、オーバーレイされたヴォルフサンゲル・ルーン文字(ウクライナの紋章ではなく歴史的なドイツ語)は、第二次世界大戦中にいくつかのドイツ国防軍とSS連隊、そしてオランダのナチスによって使用されました。さらに重要なことに、シンボル自体は、アゾフの創設者アンドリー・ビレツキー(悪名高い白人至上主義者)によって選ばれたもので、彼自身が2014年に別のメディアに語った。
FTの記者たちは実際にビレツキーから引用を得ているが、この卑劣な過去のどれも言及されていないが、重要な引用は、「アゾフは自らを非政治化した」とその「極右運動と結びついた歴史は今日、かなり無関係である」と主張するアントン・シェホフツォフから来ている。プロのウクライナ人「ヨーロッパ極右とのつながりに関する専門家」の言葉を取るべきだ、というのも、アゾフ戦士自身が言うように、ロシア人は本当のナチスだからだ!
ケーキの上の桜は、カリーナとしか識別されないアゾフ戦士の一人による「愛国心とナチズムの概念を混同しないでほしい」という要求です。
一方、FTは、ナチスと協力しようとし、ポーランド人とロシア人の大量殺戮を監督した悪名高いウクライナ民族主義者ステパン・バンデラを「ウクライナの独立を阻止するナチスとソ連の両方の努力に反対した民族主義指導者」と表現している。
同日、3月29日、CNNは独自の記事を掲載した。ゼレンスキーはユダヤ人です、チェックしてください。アゾフは「ネオナチ寄りの歴史」を持っているが、ウクライナ軍への統合によって完全に消滅したわけではない「が」「効果的な戦闘部隊」だ。アゾフの政治部門は、2019年に投票の2.15%しか獲得しなかった - 今回はドイツの研究者を引用して - チェック。
彼らもビレツキーに言及しているが、彼は「世界の白人を最後の十字軍で導く」ことを望んでいると話していると言われており、「セム派が率いるウンターメンシェンに反対する」という部分は省略されている。彼らはそれから、アゾフがこれまでそう言ったことを否定したことを引用し、とにかく、CNN自身がアゾフの「政治部門」と表現しているにもかかわらず、「彼の政治活動と国民軍団党とは何の関係もない」。
CNNはまた、2019年のマイダン政権後の警察大臣アルセン・アヴァコフの引用を浚渫し、ナチスとの関係の告発はアゾフとウクライナ軍の「信用を落とす意図的な試み」であると主張している。これは、ウクライナの首席ラビ、ヤアコフ・ブライチが2014年11月に批判し、「ファシズムと右翼過激主義に汚染された疑わしい評判とイデオロギーの人々を任命し続けている」と述べたのと同じアヴァコフだ[強調付加]。
最後になりましたが、3月30日にタイムズ・オブ・ロンドンがあります。その物語は、キエフの外での戦闘で殺されたアゾフ兵士の葬儀の感情的な描写で始まります。
彼らもまた、ナチスの図像をウクライナの「本来の異教徒の信仰」に根ざしているかもしれないとして却下するが、「アゾフのトレードマークであるヴォルフスエンジェル、ナチス・ドイツも使用していた」ことは認めている。
「我々は愛国者だが、ナチスではない」というのがアゾフ将校エフゲニイ・ヴラドニクの言葉であり、物語にタイトルを与えている。最後の方で、タイムズはマリウポリのアゾフ司令官を引用し、ロシア人を「21世紀の本当のナチス」と非難している。チェックしてチェックしてください。
余談ですが、アゾフのメンバーはメッセージに固執し、聴衆とどのボタンを押すべきかを知ることが本当に上手なようです。例えば、タイムズの記事は、英国のNLAW対戦車ロケットに対する彼らの賞賛に繰り返し言及しています。
これとは対照的に、アゾフが2022年以前に西側で得た過大評価のいくつかとは対照的です。2021年1月、タイム誌は彼らを「世界中の白人至上主義者を訓練し、鼓舞した民兵」と呼んだ。
「アゾフは民兵以上の存在だ。それはそれ自身の政党を持っています。2つの出版社。子供のためのサマーキャンプ;そして、警察と共にウクライナの都市の通りをパトロールする国民民兵として知られる自警団」とTIMEの記事は述べ、「少なくとも2つの訓練基地と、無人機や装甲車から砲兵まで、膨大な武器庫を備えた軍事部門も持っている」と指摘している。
彼らはまた、アゾフの「国際アウトリーチの責任者」オレナ・セメニャカの言葉を引用し、2019年のコサックハウスのツアーで、グループの使命は「ヨーロッパ全土で権力を握るという究極の目的で、西側世界の極右グループの連合を形成すること」であると語った。
2014年の出来事の前に、ビレツキーはウクライナの愛国者と呼ばれる「ネオナチテロリストグループ」を率いており、その「マニフェストはナチスのイデオロギーから直接その物語を摘み取っているように見えた」とTIMEは言う。クーデター後のインタビューで、彼は雑誌にアゾフの記章を選んだと語った。「異教徒」のシンボルについても言及されておらず、第二次世界大戦で「ドイツ人によって使用された」黒い太陽とヴォルフサンジェルへの言及だけです。
その「オープンソースの諜報集団」が、明らかにイギリスの諜報アジェンダのパイプとして機能しているベリングキャットでさえ、アゾフについて危険信号を上げている。彼らは2019年10月、ミンスク合意で要求されているように、過激派がゼレンスキーを眉をひそめてドンバスから撤退させないことについて不平を言っている。
「極右グループ」は「ごくわずかな大衆の支持と事実上存在しない選挙権力」を持っているが、先ほどのアトキンスの話を覚えていますか?彼らは「ウクライナの政治と社会で自らを主流化することで成功し続けている」とベリングキャットは述べた。
欧米の企業や国営メディアが、最近まで、自分たちが過激派と表現していたグループを、正しくは、隠蔽したのは、これが初めてではない。例えば、ちょうど昨年、アメリカの公共テレビは、シリアのアルカイダ系列組織、後にハヤト・タハリール・アル・シャムとして「改名」されたアル・ヌスラ戦線を「穏健派反政府勢力」としてホワイトウォッシュしようとした。
政治と戦争は確かに奇妙なベッドフェローを作りますが、あなたのベッドフェローがアドルフ・ヒトラーとステパン・バンデラのオープンな崇拝者であるならば、おそらくそれは2012年のBBC Threeコメディスケッチを再訪し、「私たちは悪者ですか?」

 日本もこの流れに同調しており、以下がロシア側の批判です。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官のブリーフィングより
随分いろいろなことを見てきたが、日本の政治家がこのようなことをするとは思いもしなかった。もっとも現日本政府の反ロシア的姿勢からすれば、驚くべきことは何もない。しかし、ウクライナをめぐる歴史の重要な局面について日本がかくもシニカルなアプローチをとったことには、やはり驚かざるを得ない。
日本は『国際テロリズム要覧2021』からウクライナのネオナチ部隊「アゾフ大隊」に関する記述を削除した。日本には、テロリスト組織やこうした組織による悪行を記載したリストがある。リストは、前年に収集した情報に基づき発表される。事実データは、日本の研究者(外交官、国際問題専門家、ジャーナリスト)によって集められたものである。今、それが削除されたわけだが、もっとも恐ろしいのはこの点ではない。
日本の専門家は、あえて上記のリストにこの組織(アゾフ大隊)を加えたことについて謝罪をしている。アゾフ大隊によるドンバスでの残虐な犯罪行為が度々言及されていることを、あたかも瞬時に忘れてしまったかのようだ。日本の当局は、自らをネオナチの共犯者として示したのである。
残念なことに、日本が非人道的政権の側に立つのは、歴史上初めてではない。日本はファシストドイツとの同盟から教訓を学んでいない。第二次世界大戦における日本軍部の行動に倣って、ウクライナの(岸田政権が強調する)『イデオロギーを共にする者』をカバーしようとしているのだ。
日本政府は、最近まで自国民が世界各地でテロリストによる攻撃を受けていたことを忘れてしまったようだ。その際にロシアは、事態解決のために何度も積極的支援を行っている。
日本がテロリストやネオナチストに白塗りをすることによって一番の被害を受けるのは、当の日本の安全保障である。

 どこにも正義などないとさえ言えるでしょう。ヤクザの親分が黒い物を白だと言っているだけの世界であり、これで国際政治の世界の真実でしょう。軍産議会複合体が実権を握るのだから当然なのですが、なるべくこの種の物を隠してここまで来たのに、ウクライナ戦争ではこれを変えざるを得ないほどに、彼らは追い込まれているのでした。
 ここまで別記事からの転載です。

 始めのニュースでは、以下の言葉でアゾフ大隊の黒を白に変えたいのでした。

「過激な思想を持っていたら、軍から追い出されているはずだ。極右の急進主義や過激主義はうかがえない」とし、「彼らは単に、ウクライナの英雄だ」
「アゾフの人々がいなければ、ここもブチャのようになっていた」と語った。「ナチスと呼ばれるべきなのはロシアだ」
「アゾフ連隊はウクライナ国家親衛隊の一部であり、もはや独立した準軍事組織ではない。右翼や急進派の政治家とのつながりは過去のものだ」

 ウクライナというよりも、西側の作り上げたアゾフ大隊がナチズムを利用して、その勢力を拡大したという姿こそ2014年以降に明確になっているウクライナのあり方です。使っているのはウクライナ政府であって、これをナチズムとして世界に通用させる事など始めから出来ないのでした。隠して悪事を働くために、ナチズムを利用していて、なるべく表面に出さずに情報統制を図る姿があるだけです。
 ブチャの真実などキエフの人々にとっては聞くに堪えない作り話でしょう。それがでっち上げられる犯罪行為になるのに、こういった部分には何も感じないのでしょう。考えることさえ拒否するように導かれていて、自分達ではどうにもならないレベルなのかと思います。ただただ情報統制をして洗脳を継続している結果があるだけであり、気がついた時に国土が荒廃して負けているになるのか、それとも勝者のない核戦争に導かれてさらなる悲劇に進んで行くのか、今キエフで目の前にある未来はこんな所でしょう。

 日本ではまだロシアの情報が見られるので、西側の流したいニュースとロシアの流したいニュースを比較することで、ある程度ですが客観的に状況を判断できるのです。これも今後次第であり、核が使われて世界にそれが拡散するようであれば、悪魔でしかない軍産議会複合体の嘘が真実として流されるだけの世界になるでしょう。こうなると日本も世界も悲劇であり、戦争の中でしか生きられないでしょうし、人口激減にまで進むほどに、世界は荒廃するでしょう。私達の目の前にも、戦争の悲劇はあるのであり、洗脳される悲劇は情報統制の悲劇とあまり変わらないでしょう。
 日本のニュースにも、この陰が強く出始めているのであり、アゾフをこんなレベルで白塗りするなど、読者を馬鹿にする物でもあるのですが、これを信じろが政府の公式見解であって悲しい現実なのでした。
 アゾフスタリの製鉄所には、民間人がまだ人間の盾として残されているかも知れませんし、他でも人間の盾がドンバスエリアでは横行していて、国民が兵士を守る盾にされているのでした。キエフで自分達がその状況になるまでは、その恐怖が分からなくて普通なのでした。
 私達は情報統制の怖さを知るべきですし、批判を許さない独裁など、前時代の物だと排除すべきなのです。今は西側の情報統制が横行し始めている時であり、自分達の都合が悪くなるとさらに情報は歪むでしょう。どうしたら平和に至れるのかが隠される世の中になるのでした。
 日本の未来も戦争の手前で踏みとどまっているだけであり、何が起きているかを知る事の重要さが理解されず、政府の意図的な嘘を含む情報だけが流されるようになる手前でしょう。戦争が目の前に来た時に、これを拒否できるように、心構えまでが重要だと感じる所です。ウクライナで核が使われずに情報公開に進んで行けると良いのですが、キエフの人々の洗脳されている悲しい姿を見て、私達もあの様にならないことが重要だと、情報統制に対抗する事が重要であると、知っていて欲しいと思います。

 アゾフのひどさもイラストに紹介しておきます。この中で失踪させられたゴンザロ・リラさんは、拘束を経て何とか戻れたそうです。口封じされているので詳細は教えられないらしいですが、反対者狩りが行われている部分は隠せない現実なのでした。
 人間の盾を使うし、非人道兵器のクラスタ爆弾ミサイルを多用して人口の集中する時間と場所を狙ってテロを起こし、それをロシアのせいだと宣伝する軍隊を信じる事など、一般国民には不可能です。この種の簡単な事が、戦争になると実現しにくくなるのであり悪意で行動する人々の政治からの排除が如何に重要であるかを、私達はこれから目にするのでしょう。

5月6日の追記
 アゾフ大隊の非人道的な攻撃があまりにも酷く、批判されるべき物があるのに無視される状況は、メディアの責任問題です。もともと修道院を人間の盾に出来るほどなので、人間性などほとんどないのでしょうが、教会の神父の真実を語る口を封じるため砲撃で殺すなどは、普通には信じられないでしょう。ロシア側のニュースです。

ロシアのMFA
ミハイロフカの教会の長である正教会の司祭パルフェニー神父(パルトネニス)は、人道的努力と難民の保護で有名になりましたが、ウクライナ軍による砲撃で殺されました。
思いやりがあり敬虔な教会信者であった彼は、5月3日に入植地がウクライナのMLRSから砲撃を受けている間に榴散弾の傷で亡くなりました。
これは彼が彼の死の少し前のインタビューでメディアに語ったことです
どうやら、彼ら[ウクライナ軍と民族主義者]は、街を守るのではなく、破壊するつもりだったようだ。
そして、彼らは意図的にそうし、かなりの成功を収めました。
他に説明はありません。
彼らはメチョルキーノから街を砲撃していた。当時、そこにはロシア軍もルガンスク民兵もいなかった。
したがって、砲撃は都市全体を撃墜する一種のものとみなすことができます。
彼らの優先事項はインフラを破壊することだと思うので、学校を標的にしているのです。
#See4Yourselfと#Think4Yourself
t.me/MFARussia/12460
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5月5日 23時20分

 本日で調べると、人間の盾の状況もロシア側から公表されています。

ウクライナにおける人道的対応のための合同調整本部の声明
ウクライナの過激派が民間人を人間の盾として利用し続けている
ハリコフ
スラビャンスク
オデッサ
リシチャンスク
ウクライナにおける人道支援のための共同調整本部の声明
https://t.me/mod_russia_en/1345
ウクライナ国軍部隊は、軍事目的で医療施設を使い続けており、民間人を「人間の盾」として利用している。
新しい場所:
ハリコフ
スラビャンスク
オデッサ
リシチャンスク
https://t.me/mod_russia_en/1346
人道支援のための省庁間調整本部の声明
https://t.me/mod_russia/15223
キエフ政権は、軍事目的で民間インフラを使い続けている。
ハリコフ
スラビャンスク
オデッサ
リシチャンスク
これらの事実は、キエフ当局の自国民に対する非人道的な態度が続いていることのもう一つの鮮明な証拠である。
https://t.me/mod_russia/15224

 アゾフスタリ製鉄所の人間の盾は、全く褒められる物ではないのに、西側では人間の盾をいつまでたっても批判できないのでした。これで正義を語るなどは本来出来ないところであり、メディアも大きく変わらざるを得ない罪を引き受けているのでした。

稲生雅之
イオン・アルゲイン