軍産議会複合体の正義なき利益追求ではウクライナの人間の盾は正当化出来ない2 4月30日

 今が変化の局面なのですが、国連事務総長まで登場して、この局面での西側の偽旗NBC攻撃を助ける動きだと思われます。この記事は一般の方にも読まれると思うので、世界情勢にも配慮しての背景の説明です。

国連事務総長いらだちあらわ ウクライナ侵攻、両国調停の旅も不調
 ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、国連のグテレス事務総長は4月29日、訪問先のウクライナを離れ、停戦実現に向けた両国訪問を終えた。滞在していたウクライナの首都キーウ(キエフ)にロシア軍がミサイルを撃ち込むなど、ロシアの強硬姿勢は変わらず、調停は今後も難航必至だ。
 2時間に及んだプーチン露大統領との26日の会談。成果となったのが、ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所からの民間人避難に国連と赤十字国際委員会が関与すると原則合意したことだ。製鉄所は2000人がとどまっているとされ、訪問の優先課題だった。
 ただ、ウクライナ側はロシア軍の攻撃で退避ができないと訴えているのに対し、プーチン氏はウクライナ側が民間人を「人間の盾」にしていると主張。国連人道問題調整事務所(OCHA)が露国防省と協議を続けているが、29日の段階でも「情勢は複雑で流動的」(事務総長副報道官)で、実現するか不透明だ。
 「あなたは何を望んでいるのでしょうか。人々が救出されてほしいのか。それとも、その障害になるようなことを私に言ってほしいのか」
 ウクライナのゼレンスキー大統領との会談後に臨んだ28日の記者会見。避難の実現見通しを問われたグテレス氏はそう、いらだちをあらわにし、「やれることは全てやっている」と強調した。
 グテレス氏の両国訪問は侵攻から2カ月以上たってからだ。侵攻前も独仏を含めた仲介枠組みがあることなどを挙げ、自身の関与に消極的だった。米国などが繰り返し侵攻の可能性を警告していたが、「深刻な事態は起きないと考え、決して信じなかった」と安全保障理事会の会合で告白している。
 ようやく実現した両国訪問について事務総長の副報道官は「今がチャンスだと思っている」と強調した。ただ、グテレス氏は訪問直前、キリスト教東方正教会の復活祭に合わせて4日間の停戦を呼びかけたが実現せず、停戦の機運は低いままだった。
 会談でプーチン氏は停戦協議を継続する意思は示したが、協議停滞の責任はウクライナ側にあるとの主張を繰り返した。グテレス氏は今後も停戦を模索する構えだが、その実現にこぎ着けるのは厳しい情勢だ。【ニューヨーク隅俊之】
シンクタンク「国際危機グループ」の国連担当部長、リチャード・ゴーワン氏の話
 ロシアもウクライナも、(グテレス氏の訪問の時点では)和平交渉の心づもりはなかった。双方とも、戦場で勝てると考えている。グテレス氏の滞在中にロシアがキーウ(キエフ)をミサイルで攻撃したことは、モスクワが真剣な政治協議をする用意がなかったことを示している。
 グテレス氏はこれまで、この戦争で実質的な外交的変化をもたらすことに悪戦苦闘してきた。開戦前の彼はあまりにも慎重だったし、敵対行為が始まる前にモスクワとキーウを訪問すべきだったと思う。
 (停戦が困難な状況で)両国を訪問したのは思い切った決断だったし(人道危機が伝えられる)マリウポリの民間人に注意を集める機会も得た。だが停戦を実現しようとするには良いタイミングではなかった。
 ただ戦局は変わるかもしれない。ロシアやウクライナは、戦況によっては、今後数週間または数カ月のうちに、より真剣な政治的プロセスを望むようになるかもしれない。少なくともグテレス氏は、将来の和平交渉を促進するために、国連が引き続き利用できることは(両国に)示した。

 まずはグテレス氏の本音ですが、戦争は安保理常任理事の国々が実力でやる物であり、国連その物の関与の力はごく限られた物であると理解しています。事務総長に和平を進める力など、安保理常任理事国を前にしてある訳がないです。その中に出ていっても何も出来ないと分かり切っているのでした。
 それでも常任理事国である米英仏に物を言われると、動かざるを得ないのでした。そして今の重要なタイミングで、アゾフスタリの人間の盾を解決する振りで、時間を潰す役割を演じさせられているのでした。恐らく米英の差し金でしょう。
 ロシアには足引きに来たと丸わかりなので、キエフに巡航ミサイルで返事です。米英がウクライナに指図して実行している人間の盾を止めないで、そこにいる人たちへの救済などある訳がないのでした。
 始めから失敗するために、グテレス氏は道化の役割を引き受けざるを得ないのでした。米英の圧力その物でしょう。
 続きは猿でも分かる、西側諸国のロシアへの批判攻撃です。アゾフスタリの民間人が救い出せないのはロシアのせいだとなるのでした。180度事実と異なる捏造を、これから平気で仕掛けて来るのでした。これで米英流の普通のプロパガンダ合戦ですが、人間の盾をどこまでないことに出来るかは、米英の誤算になるでしょう。
 西側諸国は米英が実行する偽旗NBC攻撃を、ロシアが実行した事にして続きの戦争を激化させたいのでした。その為の準備がたくさんロシア側から公表されていますが、グテレス氏の道化が終わったのでアゾフスタリでも偽旗化学攻撃や核攻撃が起こされるかも知れないのでした。
 ロシアがアゾフスタリの抵抗にいらだちを見せて、化学兵器や核兵器でそこを大きく破壊するという見せかけで、人間の盾と兵士達を犠牲にして、戦争をさらに追求するのです。
人間の盾が平気で使えるのですから、これくらいの生け贄など何の苦痛も感じないで、悪魔に捧げられるとさえ言えるでしょう。

 今起きているウクライナの戦争における偽旗攻撃とはどの様な物かを、ウクライナにおける前例から紹介です。このHPの記事より説明です。

イギリス主導の偽旗攻撃によるミサイル巡洋艦の喪失とドンバスの人間の盾1~3
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=1864
DB_ID@=1864~1866がこの記事のアドレスです。

 ウクライナ側は自国の開発したネプチューンミサイルでミサイル巡洋艦モスクワを4月13日に破壊したと説明するのですが、これを隠し持っていて始めから使わない理由はこちらには不明瞭です。あると分かっているならモスクワを出せなくて普通です。その位置を特定して破壊してあるからこそ、モスクワが出撃できるのでした。これでなければすぐに大破でしょう。
 ロシア側は慎重に戦争を続けているので、大きなリスクは取れないのであり、ここには間違いなしの思いがあるところです。
 では誰がモスクワを破壊できるかですが、英国の潜水艦が黒海に入り込んで対艦巡航ミサイルで実行したです。これは人霊達の監視結果が地の声という地震の位置で、距離と角度を数値化して教えているのでした。震源地からセバストポリ港に停泊中のモスクワの姿がグーグルアースに偶然というか必然で映っていて、この位置へ必要な情報を数値化して伝えてくれているのでした。
 米英側にはこの種の情報を伝える者がいても、それを公表する者がいないので、情報公開としては差になって現れるのでした。悪いことをすると時に証拠までを教えて、その悪の姿を社会にさらすのでした。
 この時は英国のジョンソン首相がキエフを訪れた数日後でした。キエフでは対艦巡航のパープーンミサイルを提供すると話しており、ネプチューンに何らかの問題がある部分までを可能性として明確にしています。電光石火でハープーンミサイルの利用があってもおかしくないと英国側が証拠をでっち上げて、ロシアの備えを促したのでした。
 ロシア側としては兵器の輸送に気を遣うところですが、それを釣り餌にして油断を誘って、自分で潜水艦発射の対艦巡航ミサイルで、ミサイル巡洋艦のモスクワを沈めたのでした。
 ロシア側にもすぐに状況は把握できるので、英国向けに悔しい報復です。

ロシア、英首相らの入国禁止
【4月17日 AFP=時事】ロシア外務省は16日、ウクライナ侵攻を受けた英国の対ロ制裁への対抗措置として、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相や主要閣僚らのロシア入国を禁止すると発表した。
 外務省は声明で「節度を欠いた情報や政治キャンペーンを通じてロシアを国際的に孤立させ、わが国に制限を課す環境をつくりだし、ロシア経済を圧迫していることへの対抗措置だ」と説明。ロシア高官らへの制裁など、「前例のない敵対行為」を非難した。
 また「英政府はウクライナを取り巻く状況を故意に悪化させ、ウクライナ政権に殺傷兵器を投入、北大西洋条約機構(NATO)の場でも同様の取り組みを調整している」と指摘した。
 入国禁止の対象はジョンソン首相のほか、ドミニク・ラーブ(Dominic Raab)副首相兼法相、リズ・トラス(Liz Truss)外相、ベン・ウォレス(Ben Wallace)国防相、テリーザ・メイ(Theresa May)前首相、スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン(Nicola Sturgeon)首相ら。

 これを報復としているのですが、真実を公表出来ないところがロシア側のつらいところであり、英国は始めからこれを理解していて自分で悪事に手を染めているのでした。
 ロシアが英国の潜水艦のハープーンミサイルにやられたと証拠付きで公表したとします。するとロシア側としては英国と宣戦布告に近い状況になるでしょう。英国という核保有国と正面から事を構えると、すぐに核戦争になるので、プーチン大統領は我慢せざるを得なかったのでした。そして英国にはこん畜生のメッセージを送るしかなかったのでした。あとで覚えてろの世界です。
 ロシア側は今、ドンバスエリアの開放に向けて努力を重ねています。戦勝記念日の5月9日に間に合うかは分かりませんが、ドンバスにたくさん作り込まれている人間の盾を、包囲戦で陸の孤島にして投降させるつもりの様子です。籠城戦など兵站が続かなければ先に続かないのです。
 この続きで今度は米軍が偽旗攻撃に参加するのでした。英国の次は俺たちの番だと考えているのでしょうが、英国は本当に狡猾なのでした。リスクの最小部分を自分でさらい大きなリスクを米国に押し付けていると言えるでしょう。この記事も何度か書いてきた偽旗NBC攻撃を今度は米軍が実施する番だと思われます。
 まずはロシア側が強い報復を警告するので、米国が返事を流しています。

米、ロシア核兵器使用の脅威ないと認識=国防総省高官
2022/04/30 02:36
[ワシントン 29日 ロイター] - 米国防総省高官は29日、米政府はロシアが核兵器を実際に使用する脅威はないとみていると述べた。
高官は匿名を条件に記者団に対し「ロシアの核能力を連日、最大限監視し続けているが、核兵器が使用される脅威はなく、北大西洋条約機構(NATO)域内への脅威もないと評価している」と述べた。

 俺たちも核はやらないというアドバルーンですが、実際の駆け引きがどうかはまだ先があるのでした。目先核はやらないというメッセージで可能性ありまでです。

 つづきですが、この米軍の偽旗の動きは5月9日のロシアの節目の前までの実行でしょう。結果を待ってこの記事に追加を書くところです。
 起きてくる物こそ偽旗のNBC攻撃であり、核の可能性は低下していますが、化学と生物はやる気満々でしょう。ロシア側が上手く戦争を進められていないという、根拠のない記事で溢れているのが現実です。これも実例を引きます。

ロシアのドンバス地方制圧作戦、予定より数日遅れ 米高官
【4月30日 AFP=時事】米国防総省高官は29日、ロシアによるウクライナ東部ドンバス(Donbas)地方制圧作戦について、予定より数日遅れているとの見方を示した。
 同高官は会見で、ウクライナ軍の激しい抵抗と首都キーウ制圧失敗の影響で、ドンバス地方のロシア軍の進撃速度は遅く、ばらつきがあると述べた。
 さらに、ロシア軍は補給線から離れて前進することをやや警戒しているとして、「キーウの二の舞いを避けようとしている」と指摘。ロシア軍は「予定より少なくとも数日は遅れている」との見解を明らかにした。
 ロシア軍は短期目標としては、ハルキウ(Kharkiv)とドネツク(Donetsk)を結ぶ地図上の線よりも東側の地域の制圧を目指していると戦場アナリストはみている。
 米国防総省によると、ロシア軍は現在、ウクライナの東部と南部に92の大隊戦術群を配備し、国境の自国側にさらに多くの部隊を集結させているが、2か月に及ぶ紛争の初期に大きな失敗を重ねたため、必ずしも大隊戦術群としての戦力を維持しているわけではないという。
 西側諸国は、ウクライナへの大型兵器の供与を進めているが、兵たん面の問題と、取り扱いについてウクライナ兵を訓練する必要性から、新たな装備の大半はまだ前線で活用されていない。
 米国防総省高官は、ウクライナにさらに多くの兵器と訓練要員を送る上で、ロシア側と銃撃戦が起きる可能性もあると述べた。

ロシア軍死傷者、依然かなり高水準 兵士の士気低下=西側当局者
[ロンドン 29日 ロイター] - 西側当局者は29日、ウクライナに侵攻しているロシア軍の死傷者数について、軍事作戦の規模縮小後は減少しているものの、なおかなりの高水準にあり、兵士の士気低下につながっているとの見方を示した。
ロシアはウクライナ北部の首都キーウ(キエフ)の攻略に失敗した後、東部ドンバス地域に戦力を集中。西側当局者は「作戦の性質上、地理的な広がりが狭くなったため、(ロシア軍の死傷者の)全般的な数は減少している」としながらも、「ウクライナ軍との交戦がある地域では、なおかなり多くの死傷者が出ている」と述べた。
ウクライナ軍については、東部ドンバス地域で死傷者が出ているとしながらも、「ロシア軍ほどの規模ではない」と述べた。

 米英からこのレベルの根拠のないニュースが、ここ数日流され続けています。米国の物は何を根拠に数日遅れと流すのでしょうか。ロシアの計画が分かるならそれを公表してこその敵の士気を崩すでしょう。米国のスパイを褒められるところですが、こんな情報ある訳がなしであり、根拠なしで国防総省の見解を流すのみでしょう。
 英国も変わりなしであり、ロシアは上手くいっていないと繰り返すばかりです。ロシア側は少し前にこの種の情報には応えていますので紹介です。

ロシア、ウクライナが軍事的損失を隠蔽していると非難(4月17日のニュース)
モスクワは、キエフが軍、国家警備隊、外国人傭兵合わせて23,367人の戦闘員を失ったと主張している
ウクライナは、ロシアが2月に軍事攻撃を開始して以来、推定23,367人の兵士の「取り返しのつかない損失」を被ったと、モスクワの国防省は土曜日に述べた。
死傷者数は、国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ少将によって明らかにされ、マリウポリ市だけでも、ウクライナは、悪名高いアゾフとアイダル連隊に関連する「外国人傭兵」や「ナチス」を含む4,000人以上の戦士を失ったと述べた。
声明の中で、将軍は、ヴォロディミール・ゼレンスキー大統領が彼の国の損失の本当の規模を隠していると非難し、大統領は「ウクライナの人々に何人の兵士が死んだかを伝えることを恐れている」と述べた。
コナシェンコフは、ロシアは数字を証明する文書を入手しており、まもなくこれらのファイルからより詳細な情報を公表すると説明した。
ウクライナは、領土全体で2,500人から3,000人の兵士を失ったと主張している。これは、ゼレンスキーが金曜日のインタビューでCNNに語った数字であり、ロシア軍は20,000人もの死傷者を出したと主張している。モスクワはゼレンスキーの主張に激しく異議を唱えている。ロシア政府が先月発表した集計によると、その時点で1,345人強のロシア人が死亡した。
コナシェンコフは、その日のうちに、ロシア軍は、6つのウクライナ軍事装備施設と7つの部隊拠点に高精度ミサイル攻撃を発射し、ロシアの航空資産は67の部隊と装備施設を破壊したと述べた。
ロシア軍はオデッサ近郊でウクライナ軍用輸送機を撃墜した、とコナシェンコフはまた主張し、飛行機は「欧米諸国からウクライナに供給された大量の武器を運んでいた」と述べた。ロシアは以前、そのような外国の武器輸出は、自軍によって「正当な標的」とみなされると宣言していた。
今週初め、ジョー・バイデン米大統領は、大砲やヘリコプターを含むウクライナのための8億ドルの重火器パッケージを承認した。金曜日のCNN報道によると、このパッケージからの武器の初飛行は、1日以内にウクライナに到着する予定だった。
金曜日の夜から土曜日の朝にかけて、ロシアは、キエフの装甲車製造工場と、ウクライナ南部のニコラエフ市の軍事修理基地を破壊するために、高精度の攻撃を使用した、とコナシェンコフは土曜日に早く語った。ウクライナ軍部隊、武器弾薬庫、レーダー施設など、合計16の標的が一晩で攻撃されたと彼は付け加えた。
モスクワは今週初め、そのような攻撃を強化し、ウクライナによるロシア領土への砲撃に対する報復として、キエフの「意思決定センター」を攻撃すると警告した。キエフは、ロシア国内へのそのような攻撃の開始を否定している。
ロシアの攻撃の激化は、ロシアの黒海艦隊の旗艦である巡洋艦モスクワが、船上で火災が発生し、弾薬店に広がった後に沈没した後にも起こった。ウクライナは、対艦ミサイルで艦を攻撃したと主張している。
以下省略

ロシアがウクライナの外国人傭兵に関するデータを公表
400人の外国人戦闘員がマリウポリに閉じ込められたままで、キエフ軍は降伏の申し出を拒否している。
63カ国から約6,824人の外国人傭兵が、ヴォロディミール・ゼレンスキー政権のために戦うためにウクライナに来たと、ロシア国防省は日曜日に述べた。このうち1,035人が「破壊」され、数千人が残っている。400人の外国人戦闘員がマリウポリに閉じ込められており、ネオナチ戦士を含む民族主義勢力が降伏を拒否している。
最も多数の外国人戦闘員(1,717人)がポーランドから到着し、約1,500人が米国、カナダ、ルーマニアから来た。イギリスとグルジアからそれぞれ最大300人が到着し、193人がシリアのトルコ支配地域から到着した。
これらの数字は、日曜日に国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ少将によって発表された。将軍によると、1,035人の外国人傭兵がロシア軍によって殺害され、912人がウクライナから逃れ、キエフ、ハリコフ、オデッサ、ニコラエフ、マリウポリの都市で4,877人が活動している。
これらの外国人戦闘員のうち約400人は、包囲された港湾都市マリウポリにウクライナ民族主義大隊に組み込まれたままである、とコナシェンコフは述べた。都市の大部分がロシアの支配下にあるため、これらの部隊は、11平方キロメートルに広がるソビエトが建設した巨大な工場複合施設である広大なアゾフスタル冶金工場を掘り起こしました。
「彼らのほとんどは、カナダだけでなく、ヨーロッパ諸国の市民です。コナシェンコフは述べ、ロシア軍が6つの外国語で工場からの無線通信を傍受したと付け加えた。今週初め、マリウポリのイリイチ製鉄所で、ウクライナ第36海兵隊旅団の1,000人以上の兵士が降伏した後、ウクライナはこれを否定しているが、ロシア軍はアゾフスタルの守備隊に、日曜日の朝に武器を捨てて降伏する最後の機会を提供し、「武器を捨てる者は全員、生命の保全が保証されている」と約束した。
そのような降伏は行われず、日曜日の午後、工場の近くで重砲の叩き声が聞こえた。「これ以上の抵抗があれば、それらのすべては破壊されるだろう」コナシェンコフは言った。
「外国人傭兵は国際人道法の下で『戦闘員』の地位を持っていないことを思い出させてください。コナシェンコフは言った。「彼らはスラブ人を殺してお金を稼ぐためにウクライナに来ました。したがって、彼らを待っている最高のものは、刑事責任と長い懲役刑です。
ウクライナに対するロシアの軍事攻撃から数日のうちに、キエフ政府は、モスクワ軍に対して武器を取る意思のある外国人にビザなし入国を約束した。新兵候補は欧米中のウクライナ大使館を訪問し、しばしば自国政府の祝福を受けて戦闘にサインアップし、戦場に向かった。
しかし、3月に徴兵は軍事経験者に限定され、4月初旬に完全に一時停止された。ウクライナのいわゆる「国際軍団」のスポークスマンはカナダのメディアに、訓練を受けていないボランティアを前線に派遣することは、助けというよりはむしろ障害になりつつあり、銃器や弾薬の供給が不足していると語った。
旅をした人々の中には、ロシアのミサイル攻撃が西ウクライナの都市リヴォフの近くにこれらの外国人のための訓練センターを平らにした後に募集が苦しんだ間に、不十分な武器と弾薬で最前線に送られたという恐怖の話をオンラインで共有した人もいました。「最大180人の外国人傭兵と大量の外国兵器が破壊された」コナシェンコフは当時言った。

ウクライナは「10年間」ロシアと戦う準備ができている - ゼレンスキー
ウクライナ大統領は、彼の国は領土を放棄する準備ができていないと述べた
ウクライナは領土を放棄する準備ができておらず、必要ならば、ロシアと「10年間」戦う準備ができている、とウクライナのヴォロディミール・ゼレンスキー大統領は述べた。
CNNとのインタビューで、ゼレンスキーは、ウクライナにとって、多くの理由から「ドンバスのための戦いは極めて重要だ」と述べた。彼は、この戦いが「戦争全体の経過」に影響を与えるかもしれないと説明した。しかし、大統領は、紛争の好ましい解決策は外交的なものであると強調した。
「領土を放棄することはできないが、ロシアとの何らかの対話を見いださなければならない」ゼレンスキーは、「ロシアの最後通牒に基づいて」いかなる会談も実施できないと強調した。
彼は、より多くの死を防ぐために対話が必要であると強調したが、彼は別の選択肢を排除していない。
「我々はロシア連邦と10年間戦うことができる」ゼレンスキーは言った。
彼は、ドンバスのウクライナ軍は、ウクライナが持っている「最高の軍隊」の一部だと述べた。「それは大きなグループです。そしてロシアは彼らを包囲し、破壊したがっている」と彼は言った。
彼は「2014年初頭から大戦争を生き延びた44,000人のプロの軍人」について話していたことを明らかにした。
「これが、私たちの軍隊のその部分を維持することが私たちにとって非常に重要な理由です」と大統領は強調しました。
CNNのプレゼンターから、ウクライナが紛争で勝利するかどうか尋ねられたゼレンスキーは、「はい、もちろん、そうするでしょう」と答えた。
ロシアは、ウクライナが2014年に最初に署名したミンスク合意の条件を履行せず、モスクワが最終的にドネツクとルガンスクのドンバス共和国を承認した後、2月下旬に隣国を攻撃した。ドイツとフランスの仲介プロトコルは、分離地域にウクライナ国家内の特別な地位を与えるように設計されていた。
それ以来、クレムリンは、ウクライナが、アメリカが率いるNATO軍事ブロックに決して加わらない中立国だと公式に宣言するよう要求している。キエフは、ロシアの攻撃は全くいわれのないものだったと主張し、二つの共和国を武力で奪還する計画だったという主張を否定している。

 以下は別記事の解説を再録です。
 wikiによればウクライナの総兵力は約21万人で、ロシアは約90万人です。ロシアの攻撃で装備はその多くが失われているでしょう。人員もウクライナの公表に反して8~10倍の規模で死者を出しています。21万人の中の2万人が亡くなってもまだ戦えるでしょうが、戦場では経験のある兵士から死んで行くでしょうから、装備が無い中で新兵達に何が出来るかなど知れていますし、その多くは巡航ミサイル攻撃での死者でしょう。戦わずに死んで行く人たちと言えるのでした。
 これで現実なのですが、ウクライナ側は10年でも戦えると見栄を張っているのでした。1ヶ月前後で2万人が悲しく消えてなくなるなら、10ヶ月後には何も残らないでしょう。ロシア側の10ヶ月後とは比較にならないのでした。これで戦争を10年継続するとか、戦争を理解出来ないキチガイのレベルなのです。単純な計算があるだけですし、どうしてこうなるのかも検討して対処して当然なのでした。
 こちらの想定にもなるのですが、精密誘導兵器の有無が大きな差を生み出しており、長射程のミサイルを持たないウクライナ軍には、ロシアと敵対するなどはその始まりから狂気の沙汰なのでした。これで現実論です。英国が望んだ姿であり、戦争の悲惨を彼らは描きたいのでしょう。
 簡単に説明すると、西側はアゾフ大隊を作り上げてロシアを挑発して戦争を進めているのですが、その一方ではアゾフ大隊に騙したとして逆襲されることを現実的に恐れているのでした。これがロンドンを射程に収めるミサイルを配備させない理由でしょう。今ホットなネプチューン巡航ミサイルも対艦兵器であり、射程は300km程なのでモスクワにもロンドンにも届かないのでした。精密兵器なので大量にあればロシア軍の破壊を助けたでしょうが、現実は何の成果も無く、英国のハープーンがミサイル巡洋艦モスクワへの偽旗攻撃を可能にしただけでしょう。
 ウクライナの兵器として悪名高い短距離弾道ミサイルのトチカUですが、クラスタ爆弾などを何故使い続けるのか、市民を殺すだけの兵器にこだわり続ける理由が始めは理解出来ませんでした。
 今だとこれしか使える兵器が無いので、少しでも威力を増すために、国際法無視のクラスタ爆弾を作り続けてきたと理解出来るのでした。少しでもロシア兵を殺したかったのですが、実際にはウクライナの市民を殺してロシアがやったと偽装するために使われているのでした。これも英国の設計した戦争の一部でしかなく、ウクライナ兵を自分達の望むように踊らせているのでした。戦争の悲劇の一部です。

 負け犬の遠吠えでしかない「ウクライナは「10年間」ロシアと戦う準備ができている」などは聞くに堪えないのですが、現実を評価できていなければこれがあからさまな嘘だとは分からないでしょう。これがニュースに流れるのであり、その続きがマリウポリの地下都市から脱出したくても出来ない市民の嘆きです。人間の盾にされているのに、西側の政治家は誰もこれを助けたいと思わないのでした。
 マリウポリの兵士達の3~4千人が死を求める部分を止めにくいのは分かるのですが、巻き込まれる一般市民の1千人前後は、ただただウクライナ軍のための生け贄にされるのでした。これを暗に認めているのが西側の政治家達であり、軍産議会複合体の米国、英国とフランスを筆頭にして、ドイツもイタリアも、欧米諸国は死者に痛みを感じないのでした。よくここまでのむごい政治が出来る物だと思うところです。彼らはここに紹介したように、傭兵達を送り出して戦争を自分で動かすことまでしているのでした。ウクライナの戦争と言える物かどうか、歴史の評価の対象になるでしょう。これは間違いなく、西側の戦争の利益を求める戦争だと言うべきでしょう。
 ロシア側はドンバスエリアで攻勢に出ているので、これを支えるべくウクライナ全体への攻勢を強めています。死者はこれまでのような1ヶ月で2万人に留まるのか、もっとたくさん死ぬのかなど、結果を待つしかないでしょう。これは英国が望んでアゾフ大隊を使って実行している英国の戦争であり、愚かなゼレンスキー大統領が個人的な利益につられて名義貸しをさせられている姿でしかないのでした。繰り返しますが、この戦争は英国の戦争であり、ウクライナの自衛戦争にはほど遠い実態でしかないのでした。
 国を守りたい一心で軍に参加する市民も実際に多いでしょうが、そこにある現実こそ、英国の望む戦争に利用されるだけの姿です。現実を教えられることも無く、ただただ消耗する戦術に巻き込まれて死んで行くのでした。これでこそ戦争の悲劇ですが、英国がロシアと戦争して利益を得たいという悪魔の欲望の犠牲になるだけなのでした。

転載ここまで
3に続く

稲生雅之
イオン・アルゲイン