欠陥コロナワクチンの死者増でバイオテロの幕引きを始めたWHO7 10月13日

 ここまで進んでやっと、この記事としては強く主張したい免疫記憶の仕組みの証拠の話です。既に6ページ分も書いているのにやっと本論であり、長くはならないでしょうが、結局まとめの記事を書かないと、全体を読んでもらうことは難しそうに感じる長さになりそうです。

 ワクチンの免疫記憶として、生きたウイルスや細菌が人間の体内で生き残って細々と増殖し、時々白血球に喰われて抗体生産に回されるとしています。この実例を見て行きたいと思います。
 既に述べているように、結核菌は白血球と共存出来るので、全滅する事なく時々白血球に喰われながらも、その一部は生還出来るのでした。白血球の内部に取り込まれるのですが、そこで酸かアルカリかに溶かされて殺される前に、危ない場所から抜け出せるという記憶です。
 詳細は面白いなと感じた部分ですので、医学で興味のある方は実際に調べてみて下さい。一般の方でこれをやると専門用語の塊で面倒くさいですが、ここにあるのはゴリラやチンパンジーが結核菌との共存を選んだ姿であり、排除しないと決めるとそれが実現出来るという姿です。殺されない程度の見極めなども含めて、そのバランスの難しさに設計者の意図が感じられるのではないかと思うところです。この戦略を他のウイルスなどが簡単に真似出来ないところにも、生き物としての宿主の意志を感じられるのでした。ゴリラとチンパンジーの生存戦略であり、人間としてこれを学び肉体の仕組みに取り入れているのでした。
 このレベルで共存している物をゼロに排除するなど、どうすれば良いのか、なすすべなしでしょう。ゲームに例えるなら、ほとんど不死身のキャラでしょう。味方なら非常にありがたいのですが、敵なら勘弁してくれお母さんです。ここにあるのは、ウイルス他との共存戦略の難しさを、実例で教える姿でしょう。自然と仲良くしないと健康を保てないのレベルなのでした。
 それほどに自然界は厳しいことも、人間として理解すべき重要な現実です。私たちの肉体は億年前の過去にこの現実に負けたと思われ、その結果で今回は自然との協力に未来を見いだしているのでした。体重の1割に近い菌とウイルス類と共存しているのです。これは共存条件を維持する努力で、変な奴らに負けない工夫であると言えるのでした。

 続きで天然痘と麻疹です。天然痘は自然の物に感染すると発熱して1cm位のぶつぶつが皮膚に出来て、それが膿を出してあばたになって残る病気です。このあばたに細々と生きたウイルスが残っているのではないかと思います。
 麻疹ですが、以下の事実を「免疫力を強くする」より抜粋です。P219よりです。

 これは北太平洋の離島のフェロー諸島で観察されたことです。この島では1781年に大きな麻疹の流行があり、その後再び流行が起きたのはそれから何と60年以上もたった1846年のことでした。これはおそらく、この島が離島であったために人の行き来が少なく、麻疹ウイルスが外から持ち込まれることがほとんどなかったためだろうと思われます。興味深いのは、1781年の最初の流行時に麻疹にかかった人たちは、約60年後の二度目の流行の際には麻疹に全く罹患しなかったという事です。つまり、麻疹に関する限り、初回の感染だけで何十年も持続する極めて長期の免疫記憶がもたらされるようです。

 ここでは長持ちすることにしか触れられないのですが、麻疹も皮膚に発疹が出る病気ですので皮膚の表層に近い部分で生き残りが出来るのでしょう。
 免疫は普通に白血球の働きであり、彼らがリンパ管から、あるいは血管から肉体内部をパトロール出来るエリアで、病原菌をやっつけるのです。ここで皮膚の表層について考えるなら、皮膚は内側の肉体を外部の刺激から守る部分であり、ある意味細胞としては死んで肉体を守るのです。表面に近いほど、白血球のパトロールなどないでしょう。これを利用して生き残れるのでした。
 もちろん増えすぎると抗体にやられるのですが、生存条件の厳しい場所だと増えること能わずでしょうが、少し増えて肉体側に進出するなら、白血球の餌食という姿でしょう。
 この種の事を考える上では、病気の持つ季節性も影響していると考える必要があるでしょう。まずは天然痘ですが、感染力の強さがこの様に表現されていました。

 天然痘ウイルスの感染力は非常に強く、患者のかさぶたが落下したものでも1年以上も感染させる力を持続する。

 普通、かさぶた、には人間の生きている部分はないのですが、ウイルスは死なずに約1年も生存出来るのでしょう。ここで言いたいことは、皮膚の表面の普通には死んでいる細胞でもウイルスはその機能を死なずに維持出来るという話です。白血球のパトロールがない場所で生きているのであれば、これの排除など不可能だと言えるのでした。細々と生き残る姿が予想出来て、増殖すると白血球と抗体に食い物にされて大きく広がる事は出来なくされているのでした。
 天然痘には季節性は特徴として記録されていないのですが、麻疹には季節性があるのです。この流行には季節性があり、初春から初夏にかけて患者発生が多い。とされています。この意味は麻疹のウイルスの増殖がこの時期に増えやすい要因を持つので、人間の体内では毎年この時期に増殖して、白血球と抗体の餌食になり、再び抗体生産の元になるのでした。毎年繰り返すので、抗体もその様に維持されると言えるでしょう。外部からウイルスの供給がなくても、人間の体内で60年も生き続けられたのであり、しかも罹患すると全員がそうなるようなのでした。
 比較する天然痘は一年中細々と増えているのか、それとも皮膚の温度で夏や冬の温度に反応しているのか興味のある部分です。季節性がある方が生き残りやすいのかどうか、実際にどうかは調べることまで必要でしょう。

 ここまでの議論で、結核菌は白血球と共存なので生き残りが保証されていて、天然痘も死んだ皮膚でも生き残れるしぶとさが明確です。麻疹は60年ほど離島の人たちの肉体で生き残ったと考えることが出来るので、彼らもしぶとく生き残れることに可能性が高い事まで明らかでしょう。
 他人に移す程までには増殖出来ない部分も、天然痘に共通なのでした。目に見える発症がなくても、医学で調べて痕跡がゼロに見えるとしても、体内ではしぶとく生き残っているのが、菌とウイルス類でしょう。これが私たちの医療の検査における、検出限界ゼロの本当の姿です。
 これでやっと本論のインフルエンザと新型コロナウイルスの生き残りの姿の説明です。これまではワクチンにおいて生ワクチンと言われる種類で2度なし病のワクチンでした。この続きが不活化ワクチンであり、mRNAやDNAを移送するタイプのワクチンです。生きたウイルスなり細菌を使わないと何が起きるかになる所です。
 説明の繰り返しですが、インフルもコロナも、遺伝子がころころ変わるタイプのウイルスであり2度なし病とは根本的に異なるのです。病気にかかって抗体が出来たとしても、ウイルス自身が自分自身でどんどん変化して元の姿を失うのです。その結果で産み出されている抗体を無効にして再感染を出来る様に変わるのですが、あなたの中では1年以下でも数年でも、決まりのない偶然の変化の中で、抗体を無効にし続けているのでした。
 インフルエンザで言えば、子供の頃はインフルエンザにかかって青い鼻水を垂らして、幼稚園に通うでしょう。赤ちゃんから大きくなって、始めて家から出て集団生活を始めると、この種のウイルスや菌類と仲良くなれて、病気がちになるのでした。子供達の生育状況にもよるのですが、大人になるまでにたくさんの菌類とウイルス類に触れることで、体の中に免疫の情報を蓄えることで、抗体をたくさん持つことで、病気に負けにくい体を作り上げていると言えるでしょう。
 インフルエンザに戻るとA型だのB型だの種類があって、何度もかかるのですが、大人になる頃には平均的にはかかりにくくなるのでした。恐らく体内には一通りのインフルエンザウイルスが勢揃いであり、抗体もある程度維持されているのでしょう。時間が立つと変化するので抗体は作られなくなるのですが、数が増える冬の時期に再び抗体を作らせるのかどうかは、私たちには未知の科学であり、これから進展する医学になるでしょう。

 この記事では免疫記憶が生きたウイルスなり菌類から産み出される抗体で維持されているが可能性の高い仮説です。ここではインフルエンザウイルスの生き残りの証拠を提示したいと思います。思わぬ所からのデーターでした。
 もともと宮坂氏が、「新型コロナワクチンの本当の「真実」」の本において、ワクチンにも免疫記憶の仕組みが働くように説明をしているので、これを覆すために、相応しい証拠類、データーを探したのでした。免疫記憶は生きたごく少数のウイルスや菌類から産み出されていると考えていたので、その具体的な証拠を探せる範囲で検討したのでした。
 重要な本論の前に少し話が飛んで恐縮ですが、科学における発想の難しさは誰でも分かると思います。どこから証拠を探せば良いのか普通なら困るでしょう。
 過去の偉人達がどうしていたのかご存じでしょうか。以下ネットの拾い物のご参考です。

物理学者にも画家にもインスピレーションは必須です。
この二人はインスピレーションを得るために同じような事をしていたのです。
瞑想です。(うたた寝かもしれません。)
な~んだと思うかもしれませんが、普通の瞑想とは違います。
アインシュタインはコインを、ダリはスプーンを・・
それぞれ、手に持ってうたた寝をしました。
眠りに入る瞬間に彼らの手は開き、それぞれの持っていた物を床に落としました。
それが床に落ちた音によって、目覚め、
夢に入った瞬間に見たヒントや映像を意識にフィードバックします。
すかさず彼らは
アインシュタインは実験室に、ダリはアトリエと向かいました。
彼らは普通の日常では見ることのできないものを変性意識の状態のを利用して見ていたのです。
夢を見ているときの脳波はシーター波と言われています。
この状態のとき顕在意識と潜在意識が活発に交信をしているようです。

 かなり前に読んだ記事ではアインシュタインもスプーンだったのですが、この記事ではコインにされていました。やっていることは同じなので突っ込みは入れずに先に進みます。
 あの世の霊的存在の働きが、まもなく明らかになって、この世には人間以外にも、知性のある存在がいる部分が明らかになるのです。彼らの関与でこの種のイメージが見える部分はこれから科学にまでなるのでした。オカルトではなくなって、科学のレベルにまで高まるのでした。
 ここにはさらに続きがあって、地球における人類の1366万年の歴史も明らかになれば、人間を遺伝子操作で生み出した科学も、月を人工物として作り上げたほどの科学も、その証拠が明らかになるのでした。アインシュタインの発見もその後の科学の発見も、今のレベルで私たちがしていることは、過去に明らかだった科学の知識を取り戻している事でしかないと明らかになるのです。
 アインシュタインは一般と特殊の相対性理論以外にもブラウン運動や光電効果の科学で有名です。光電効果がノーベル物理学賞ですが、一番の業績としては相対性理論の完成でしょう。1916年の一般相対性理論こそ、彼の名声を確立した発見と言えるでしょう。
 これらの業績が、彼の発想法に起因しており、そこにはあの世の関与があることを知る時に、私たちは今の世界において、あの世においてきた過去の科学を取り戻しているだけでしかないと、認識せざるを得なくなるのでした。
 アインシュタインについて言うなら、イメージで見た物を現実化すべく、現実の数学理論の理解に努めたことまでも明確なのでした。一般相対性理論は当時世界でその方程式化が求められていたのですが、これを実際に手にするなどはあの世の助けがあるにしても、彼の努力こそこれを可能にしているのでした。
 努力に応じた成果が得られてはいるのですが、本質部分はあの世にある過去の科学を取り戻す姿なのです。この現実を認めることこそ今の私たちの実情を理解することになるのでした。

 この先私たちの科学が、あの世においてきた科学を取り戻すところまで進むと、やっと誰も知らない科学の進歩を、実現出来る環境が手に入るのでした。今はその前段階であって、あの世の助けを借りて科学の進歩を実現しているのです。科学者は自分の業績を個人の物として誇りたいでしょうが、現実は「ちょっとまった~」なのでした。
 私たちの現在は、あの世の知的存在を否定しているので、「自分のしていることさえ知らないのです」が、本質的な姿なのでした。
 まずはあの世の協力を得られると、様々な発見が出来て科学を進歩させることが出来ると考えて下さい。昔は善と悪とに分かれていたので、悪魔の科学が進歩して地球を破壊する事がないように、善の側からも抑制がかかっていたと思われるのでした。その中で進歩してきたのが、今の科学であると、私たちは知る時なのでした。悪は負けて善が勝利するので、科学の進歩で地球を破壊する心配を大きく減らして社会を進歩させることが出来る様に変わるのでした。
 本当の意味でその人に科学を進歩させる能力があるのか、それともあの世と適切にやり取りする能力があるから科学を進歩させられているのか、科学者なら気にして欲しいのです。あの世とやり取りする能力なら、ある種のインチキだと感じても良いのではないでしょうか。
 アインシュタインの金属の玉やコインを握る瞑想をインチキに見なすのであれば、ここでのインチキにもさらに分かりやすい物があるのです。以下実話ですので、あの世の導きの存在を信じて欲しいのでした。

 らせんの力の方程式をこのHPで公表していますが、神事に教えられたヒントから実に2年もかかってやっと今の方程式を完成しています。沖縄の神事の神子が、両手を拳にしてぐるぐる回して、こういう力があるんだよと、教えてくれた物こそらせんの力です。拳の数は2個でも3個でも良くて、中身も何でも良いという話でした。結果として電荷、磁気、質量に対応したらせんの力を提示出来ているところです。
 仕事の都合でこの種の力にも気づく可能性はあるのですが、これは太陽と太陽の伴星の軌道が、銀河の棒状部分の先端に向けられているという、天文学上の不思議な現実の解析で気づくのを待つことになります。
 これに気づいてさらに電荷と磁気に拡張する必要があるのですが、これだと今でもまだ方程式は未完成だったかも知れません。信じにくくとも、これもホントの話です。神子を通してあからさまに科学の進歩に関与したのでした。こうしないとすぐには解けないと、こちらは連中に馬鹿にされているのですが、その通りですと認めざるを得ないのが、これまでの時の流れだと言えるでしょう。

 このHPには様々な発見が書かれていますが、ここにも潜在的なインチキの可能性が否定出来ないのでした。普段から理詰めで考えて結論を出すのですが、すぐに結論が出る訳ではないのです。この続きに不可解な部分があって、朝目を覚まして布団の中にいる時やトイレで用を足している時に分かった~となることが多いのです。気づきの半分くらいと感じています。
 普通に考えてこれは多すぎるのです。何故朝なのでしょうか。いつも考えているなら朝に集中しなくて、それなりに分散して普通ですが、気になり始めたもう10年は朝でしょう。寝ている間も考えているとしても8時間分です。睡眠時間の半分は意識があると仮定しても4時間であり1日の4/24で半分にはほど遠いのでした。そして普通に考えて寝ながら考えるなどあり得ないでしょう。でもこうなるのでした。
 沖縄の神子が啓示を受けるあり方ですが、2種類あって意識を持ちながら聞かされているように見える時と、寝ている間に夢の中で会話をする時があるのでした。寝言が尋常ではないのでそばにいると分かるのでした。彼はその中身を覚えていて連中からの情報や命令などになるのですが、少なくともここでは何も覚えていないと言えるでしょう。科学の夢など見ないのです。
 それでも言えることがあって、夢で見せられて潜在意識側に記憶が残り、目が覚めてからそれを顕在意識側に「何らかの方法で」呼び覚ますとなるのでした。これを現実に当てはめると、目が覚めてからの寝ぼけた意識で、何かが勝手に心に浮かんで求める答えになっていたりするのでした。いわゆるインスピレーションの出所をどうすれば分かるのかが、この種の問題の本質なのでした。面倒くさいのであの世だとして先に進む乱暴さしかないほどに、まだ理解されていない心と魂の関係があると言えるでしょう。
 コインのインチキと似ているのですが、非なる方法だと言えるでしょう。それでもあの世の関与がないとは否定出来ないのでした。この状況を積極的に利用したいと考えていなくても、心に浮かぶ物を無視しても仕方なしなのでした。答えが得られるのであれば、出所に突っ込みを入れるよりも、その答えこそ知るべき物をたくさん抱えているのでした。
 続きで説明する今回の話は理詰めで答えを出しています。記事を書くことに忙しいので今は理詰めに偏りがでていますが、答えがすぐに出ない時こそ連中の出番なのかも知れません。とにかく協力関係で仕事をしているとは言えそうです。

 長々ともったいをつけたのですが、ここまでの前置きが必要になっているのは、宮坂氏が免疫記憶の仕組みを解けば、ノーベル生理学賞になると説明するので、それに反論するためです。始めはあっさり解ける簡単な仕組みなので、ワクチンを売りたい側としては公表出来ない内容なのかと思えたほどです。生ワクチンでないと効果が持続出来ないという結論なので、今の方式では遺伝子変異があるタイプのウイルスと菌類には、効果的なワクチンを作れないとなるのでした。これは彼らには困るでしょう。
 一方で免疫の権威の審良氏も、免疫記憶の仕組みは分からないとされています。学界の総意としてまだ分からないと言う理解であるなら、ワクチンを売るためであると言う理由でこれを隠す事はなり立たないでしょう。難しい仕組みがあると思い込んでいるので簡単な部分に見落としがあるだけにも見えてはいますが、ゼロの鬼門もあるので仕方がないのかも知れません。
 もともと物理が専門のこちらが医学をやるのは、なんだかんだで連中が新型コロナウイルスのバイオテロに科学として対処することが必要だからこそ、こちらに白血病への対処を促す中で医学の学びをさせた物です。その続きにある免疫記憶の仕組みなので、最後の結果は理詰めでもその過程には実に様々な連中の導きがあると言えるのでした。地の声を通して導くので、必要な知識をつけさせてきたと言えるのです。この意味であの世のインチキでの結果を皆さんにお伝えしていると考えて頂いて差し支えはないのでした。
 医学の分野にとっては難しい物であるとしても、物理の分野から来ると視点が違うので簡単に見える物もあるのです。今回の鬼門のゼロはそれその物であり、宮坂氏にはそれがノーベル賞に見えたのでしょう。客観性がないのでこうなったと言えるのでした。
 この中身はコロンブスの卵でしょう。卵を立てる方法は難しいのですが、ゆで卵ならたたきつけて変形させて立てれば良いという、予想外の手法があるだけの話でしょう。利根川先生の免疫のノーベル生理学賞は複雑な仕組みの解明ですが、同じ複雑さを期待しているのでコロンブスの卵になって解けなかったのでした。

 インフルエンザウイルスの抗体は、人によって数年持つ場合もあれば、すぐに消えてしまう場合もあるとされており、2度なし病とは様変わりです。あなたの体に入り込んだインフルエンザのウイルスが、その後にどの様な遺伝子変化をするかが分からないので仕方がないのです。変化が少なければ数年間抗体が利用出来て、大きな変化であれば速やかに抗体の効果が消えてしまうのでした。
 ここまではインフルエンザの流行から解析出来ていると言える、現在の状況です。普通に感染した状況下において、インフルエンザのウイルスは、気道や肺に取り付いていると思えます。これで数年この状況なのかが知りたい部分なのでした。
 まずは検討する上での基礎知識です。ウイルスは人間の細胞に入り込んで、RNAやDNAを利用して自分を複製して増殖し、細胞の中で増えると外に出てきて他の細胞に取り付いてさらに感染を増やす戦略です。細胞の中にいる間は白血球に見つかりにくいのですが、細胞側でも俺はウイルスに取り付かれたので食べてくれと言う信号を出せるので、細胞の中に入れば安全という訳でもないのでした。これでどうやって何年も生き残れるのかがここでの問題です。
 生存戦略としては、一定量のウイルスで、ある所では細胞に取り付いて見つけられる信号がでない状況、その他では見つかる状況になるとして、喰われ続けても一定量が取り付き初期の状況を維持出来れば、見つからない部隊が維持出来て生き残れるでしょう。そしてここに、季節要因を加えて、1年のサイクルで増えたり減ったりしながら、生き残るのでした。
 インフルエンザに感染した時には、数年間でもそのウイルスが保持される可能性があると考えて良いでしょう。インフルエンザは気道と肺が主な感染場所なのでここがメインでしょうが、ウイルスの仕組みの許す範囲で取り付きを可能にするでしょう。気道や腸管にも取り付ける状況と思われ、それぞれでの増殖が可能でしょう。ずっと生き残れるかは未知であり、まだ不明確な部分です。

 人間の中で感染後に生き残りをしているインフルエンザの証拠探しです。さてどうした物かと思うところですが、ヒントは新型コロナウイルスの感染状況とその季節性から得られているのでした。
 2021年の5月以降にマスクを外して新型コロナウイルスの感染を止める方法を紹介しています。ライノウイルスが新型コロナウイルスを体内で駆逐出来ると言う論文が出たことと、ライノウイルスはインフルエンザウイルスに負けているので、インフルエンザウイルスにも新型コロナウイルスは負けるという予想が成り立つのです。この二つが共存出来れば、1年を通じて新型コロナウイルスの感染拡大を防げるだろうと考えたのでした。
 新型コロナウイルスの季節性を示す感染拡大のグラフを見ていると、1~3月において自然に拡散するには不自然なグラフの谷が見られるのでした。この時期は丁度インフルエンザの流行時期に重なるのでした。
 これはすぐに気付けるので、5月の時点では、マスクによって飛沫感染は防がれているのですが、ほんの少しのインフルエンザウイルスの感染が残っているので、この部分から1~3月期に新型コロナウイルスの感染が抑制される可能性があると考えていました。
 この状況からここにインフルエンザウイルスの影響がどこまであるかを再検討したのでした。現実的にはインフルエンザウイルスは1年中存在しますが、夏期は大幅に減ります。加えて、マスクにより飛沫感染が止まっていると、感染を全くといって良いほどに感染拡大出来ないのでした。患者を全く増やせないのレベルです。これで、新型コロナウイルスの感染グラフに谷をつけられるのか疑問に感じるレベルなのでした。
 懸念は当然であり、患者が増えないなら、ウイルスも拡散していないが答えでしかるべきでしょう。ウイルスは拡大しているのに、患者をゼロに抑えるのはインフルエンザのように感染性が強いと不可能でしょう。矛盾する現実があるとなるのでした。
 この続きでインフルエンザの出所の答えでした。昨年またはそれよりも前にインフルエンザに感染した人は、世界のレベルで見て非常に多いのです。彼らがそのウイルスを抗体と一緒に身につけているのであれば、冬の感染が拡大する時期には、体内でもインフルエンザウイルスが増えるでしょう。その結果で新型コロナウイルスを食い物に出来るので、その分感染の拡大を防げるのでした。ここまでの現実を現してこその、新型コロナウイルスの感染における季節性のグラフだったのでした。

 物理的な補足もあるのです。新型コロナウイルスの季節性を見る限り、1~3月に感染の谷が出来る理由は、新型コロナウイルス側の温度条件からは導きにくいが理論です。普通はインフルのように冬にピークを持つかそれとも夏にピークを持つか、そうでなければライノのように春と秋でしょう。最も生育のしやすい状況を温度で選ぶのでこうなるのでした。この意味でも新型コロナウイルスは、冬に流行の最大を迎える種類でしょう。
 これはウイルスの壁や内部の物性から推定の出来る簡単な物理です。複雑な温度条件など普通に選べなくてウイルスでしょう。その様な構造を持つ余裕がないのです。従い1~3月の感染の谷は自分ではなくて外部の要因であるとの推定になるのでした。
 この時期に感染拡大するのは普通にインフルエンザでしょう。実例でもあり、2019年にも普通に感染は世界で起きていたのでした。
 インフルも感染しても発症しない人も多いでしょう。体内に抱える抗体の状況次第です。新型コロナウイルスにしてみれば、昨年のインフルエンザに影響を受けた人たちの体内にはインフルエンザウイルスが生き残っているので、そこでは感染が拡大出来ないとなるのでした。その結果で大きな感染の谷が出来ていると考えると現状を説明出来るのでした。
 実数で検討してみると、インフルエンザウイルスの拡散は、マスクで抑制されてしまっているので、一般人には影響が少ないでしょう。感染力があるのでウイルスがいるなら感染を拡大して発症も防げないはずです。これに対して現実は発症なしですので、ウイルスの拡散も起きていないが推定になるのでした。
 こうなるとインフルエンザウイルスの影響は、外部ではなくて体内からわき出てこないといけなくなるのですが、これこそ免疫記憶としてのごく少数のウイルスの生き残りとなるのでした。活性化する冬の時期までを細胞の中で自分の実態を隠して、上手く生き延びているのではないかと思えるのでした。一定数が時々増殖するモデルもよいでしょうが、少なくともウイルスの増える冬の時期には、PCR技術で検査出来るほどになるのではないかと思います。そして予想されるように、新型コロナウイルスを駆逐出来るのでこの場所に感染の谷間を産み出せるのでした。

 理論医学としてはこの結論になるので、実験医学側で冬に体内から発生するインフルエンザウイルスを探せれば、インフルエンザウイルスも体内でそれなりに長く生き残れることを証明出来るでしょう。データーからの予想ではほぼ間違いなしですが、実際にウイルスを検出出来るのかは、試してみないと分からないでしょう。適切な感度で探せるなら、見つかるはずだとなるでしょう。
 これで免疫記憶の仕組みが証明出来るとなる所です。生ワクチンでないと長期の免疫記憶は不可能と明確になるので、不活化もmRNAタイプもDNA移送型も、遺伝子変異が多いウイルスには効果の低いワクチンを産み出すと明確になるのでした。抗体の再生産には全く対応出来ず、ワクチンが産み出す範囲の抗体での非常に限定的な効果しかないのでした。
 弊害も多くあるのであり、この続きでワクチンが患者を殺す効果を説明します。

8に続く。

稲生雅之
イオン・アルゲイン