古文書における人間の寿命の変化と歴史の相関1 6月13日

 この記事は旧約聖書と新約聖書に表されている、善の側の姿と悪魔の側の姿を歴史の流れの中で明確にする為の作業です。続きの記事にて旧約聖書と新約聖書の詳細に触れる予定です。

 先史文明の伝える歴史によれば、人類は1366万年程前に類人猿とアンドロメダ銀河の惑星から来た宇宙人の遺伝子を組み合わせて作られた、ハイブリッドの人工体となります。後で紹介しますが遺跡には13665.60kmの距離で受精の瞬間が描かれた物があり、遺跡とハワイの火山のように一定の動きをする火山を1366万年間、節目において記録を残している物まであるのです。人間の歴史が1366万年あることを教える工夫なのでした。その後の大きな変化は500万年前の大規模地殻変動程度です。
 長い歴史の解説は2つの月という記事にて後でまとめる予定です。1366万年前の太陽系には現在の地球だけでなく、火星と木星の間にもう一つの惑星が存在していました。ティアマトという名前です。
 地球には人工衛星としての月が作り上げられて、地球への海水の循環や季節の循環を作り出し、ティアマトは約6万年前に争いで破壊されてしまったのですが、当時そこには現在の冥王星が人工衛星として産み出されて、地球同様に季節の循環を生み出していたのでした。
 アンドロメダ銀河からワープしてくるくらいですから、高度な科学力があるのでした。彼らは地球とティアマトの回転速度を制御して、地表における重力をほぼ同じになるように調整して、1366万年前から続く遺伝子の安定度のテストを続けてきたのでした。科学のレベルの高さはこの記事の所々で簡単に触れる予定です。

 遺伝子安定度のテストの終わりが来たので、約8万年前から宇宙に広がる準備が始められています。以後何万年前と書く場合に基準は西暦2012年12月21日です。79050年前に火星に入植を開始し、金星にも同時期だと思われますが、78360年前のトバ湖の破局噴火に備えたのでした。現実的に起きている大噴火であり、歴史にはノアの箱舟の神話で残されている話になります。
 主立った動物植物を火星と金星の入植地と、ティアマトにも運んだ物と思われます。破局噴火で地球が温暖化して大雨を降らせて回復するまでに数ヶ月か数年かは分かりませんが、再びこの地に戻って社会を構築して行くことになっていたのでした。
 トバ湖の大噴火は地球の自然の人間達への協力でもあり、恐らくですがここから本格的に農耕社会へと舵を切って、人口を増やす事を計画していたのだと思われます。地球の大型獣を一時的にですが排除することで、農耕社会への転換に協力をしてくれた物だと思います。

 続きは約6万年前です。太陽系には普段は目に見えない伴星が約3万年の周期でついて回っており、歳差運動の原因になっています。これが太陽系に最接近する26年間は、燃え尽きた太陽であり鉄の塊である伴星から太陽にプラズマ電流が大量に流れるのでした。地球では西暦2049年から2075年前の間赤い伴星と、このプラズマの流れが目視出来ると予想しています。見え方はシュメールの記録からです。
 太陽が流すレベルの電流ですので、これの一部を地球に導き、海底で大規模水蒸気爆発をさせると、地球の自転速度や地軸の位置を変えることまで可能なのでした。概念としては難しくない科学なのです。
 この時に地球とティアマトの自転周期は、それぞれ370日くらいから360日に変更されています。この実態は世界の各地の遺跡に表されているので暦の変化も実在です。結果として約0.5%程ですが重力が強くなって人間を小型にしているのでした。その分寿命も縮んだはずです。
 恐らくですが、ここで始めて善と偽善の闘争が表面化して、争いの結果で惑星ティアマトを半分に割って破壊してしまったのでした。その結果で火星と木星の間には小惑星帯が産み出されていますし、土星の輪もこの時由来でしょう。月は冥王星として、海王星の重力圏に捉えられて現在に到るのでした。
 科学としては、太陽から伴星への電流を利用して、海溝部分に水蒸気爆発を起こし、惑星の内側に向かってどんどん海水を流しながら割り進むになるのです。これを地球から観察していた記録が地球の遺跡には残されており、それが現実であることを表すのでした。シュメールの神話も同様です。自転周期を操作する予定を、悪魔の存在達が破壊に変えてしまったのでした。

 地球上でも戦いがあって、現在のカーブルの存在達がその犯人として裁かれており、以後の地球には惑星ティアマトの再生を願う数値666が様々な遺跡の間に組み込まれて、人間達の願いを表していたのでした。
 この続きは不明瞭でもあるのですが、敵を騙す為に善の側は陣営を二つに割り、一方には再び敵を招き入れて、約3万年前の次の伴星の再帰のタイミングで大きな争いになったのでした。
 ここでも地軸を派手に動かしたので、シベリアでマンモスたちがお腹に食べ物を残したままに冷凍保存される程の激変でした。暦は現在の数値である1年365.2419日と月の周期29.53日へと修正されたのでした。大規模な変化であった為に大半の命が失われたと考えています。
 分かりにくい大きな変化がもう1つあり、氷河期の周期が繰り返すことをなくしています。現在の北極点が北極海上に来たことで、大規模に氷床を発達されることが不可能になっています。海水で洗われるので、大陸に発達する氷床のような大規模な寒冷化が出来なくなっているのでした。南極側にしか大規模な氷床がないので、地球の温度は約6度以上上昇しているのでした。これは間氷期の温度でもあるのですが、北極側では氷床が発達しないので、再び6度も温度を下げる氷河期は、今の地軸の位置では起こせないのでした。
 これは科学が過去2度の地軸の変化を認める時に、すぐに理解されてコンセンサスになるでしょう。
 6万年前には0.5%の重力の増大ですが、今回はそこから少し減らしたでしょう。計算すれば分かるところですが0.3%くらいまで戻したのではないかと思います。寿命に関連するもう一つは、地球全体で6度の温暖化です。人間も動物も北の寒冷地に行く程大型化します。6度の温暖化は人間を小さくしたと思われ、その分寿命も短くなって普通です。
 続きで古文書から歴史の変化を追いかけたいと思います。

1)旧約聖書について
 登場人物の年齢を追いかけてみます。

旧約聖書「創世記」の参照個所
ア ダ ム 130歳でセツを生み、930歳で死去。(創世記5:3-5)
セ ツ 105歳でエノスを生み、912歳で死去。(創世記5:6-8)
エ ノ ス 90歳でカイナンを生み、905歳で死去。(創世記5:9-11)
カイナン 70歳でマハラレルを生み、910歳で死去。(創世記5:12-14)
マハラレル 65歳でヤレドを生み、895歳で死去。(創世記5:15-17)
ヤ レ ド 162歳でエノクを生み、962歳で死去。(創世記5:18-20)
エ ノ ク 65歳でメトセラを生み、365歳で昇天(神が彼を取られたので、いなくなった)。(創世記5:21-24)
メトセラ 187歳でレメクを生み、969歳で死去。(創世記5:25-27)
レ メ ク 182歳でノアを生み、777歳で死去。(創世記5:28-30)
ノ ア 500歳でセムを生み(創世記5:32)、600歳の時に大洪水(創世記7:11)、950歳で死去。(創世記9:29)
セ ム 100歳になって洪水の2年後アルパクサデを生み、その後500年生きた(=合計602歳)。(創世記11:10-11)
 ※ セムを600歳とする説が多いが、ノア500歳の時に生まれたセムは洪水2年後102歳となり、合計602歳と考える。
アルパクサデ 35歳でシラを生み、その後403年生きた(=合計438歳)。(創世記11:12-13)
シ ラ 30歳でエベルを生み、その後403年生きた(=合計433歳)。(創世記11:14-15)
エ ベ ル 34歳でペレグを生み、その後430年生きた(=合計464歳)。(創世記11:16-17)
ペ レ グ 30歳でリウを生み、その後209年生きた(=合計239歳)。(創世記11:18-19)
リ ウ 32歳でセルグを生み、その後207年生きた(=合計239歳)。(創世記11:20-21)
セ ル グ 30歳でナホルを生み、その後200年生きた(=合計230歳)。(創世記11:22-23)
ナ ホ ル 29歳でテラを生み、その後119年生きた(=合計148歳)。(創世記11:24-25)
テ ラ 70才でアブラム(のちアブラハム)を生み(創世記11:26)、205歳で死去。(創世記11:32)
アブラハム 100歳でイサクを生み(創世記21:5)、175歳で死去。(創世記25:7)
イ サ ク 60歳でヤコブを生み(創世記25:26)、180歳で死去。(創世記35:28)
ヤ コ ブ 147歳で死去。(創世記47:28)

 こちらの注目点は、アダムの930才、ノアの950才とアブラハムの175才です。歴史に合わせるならアダムとノアは、大洪水前の人になります。この当時に人類に900才が可能だったとは普通の人には考えられないでしょう。解釈は後でします。
 続きのアブラハムですが、イサク燔祭(全焼の生け贄)のアブラハムです。年齢を見るとここで大きな変化があるので選んでいます。5~200才の寿命がさらに縮んで見える所です。
 アダムとノアは、78360年よりも前の生まれでしょう。続きのアブラハムがいつなのかですが、彼を6万年前以降の人と見たいのでした。0.5%の重力の増大に対応して、体が小さくなる適応反応を安定化させて、この年齢になったと考えたいのでした。
 旧約聖書の書き手は先史文明の科学を理解しているので、組み込まれている数値にも意味があるのでした。以下続きです。

アダム 930才
93/4972333=187035・・
 18700で当時のトバ湖の破局噴火になる。(78360-59668=18692)
 497233・・x6=29834、伴星の周期
93/36=258333・・
 25.72日を25.8日、1年を360日に出来る。ハドソン湾極時代向けの数値は当時未来として予想出来るので、この数値の存在だけでは、ハドソン湾極時代だと言い切れない。

ノア 950才
95/256=371093・・
 371は1366万年前の1年の長さ
95/1565=607028・・
 神はソーマの60600を外す。悪魔304x2も外す。
95/2572=36936236・・
 369はミロク、362=181x2で猿人
95/11=86363636・・
 864に四捨五入で、残りは360の繰り返しで良い。

エノク 365才 12660年前の改竄であろうか? 暗号側の確認が必要。
365/254=143700・・
 悪魔を外す、254は2538の3桁表記
365/9855=370370370・・・
 9855、ミル、挽く(普通は歳差運動になる)、化学

アブラハム 175才
175/3606=4853022・・
 360.6日、ティアマトの1年の変更予定の長さ。
 48530; 78360-29834=48526、これを四捨五入。

 数値をこうしてみると元々は善の側の宗教と思われる。これを改竄して悪魔の宗教を後から加えていると考えるのが普通になろう。
 何気なく選ばれている数値ですが、この種の意味を持たされており、78360と29834の1~2の倍数を伝えている部分も明確であり、さらに当時の暦までも載せているのでした。

        地球の1年   月の周期
1366万年前 371日    25.3日
6万年前まで  370.4日  25.38日
3万年前まで  360.07日 25.72日 伴星電流による調整結果
現在      365.24日 29.53日 伴星電流による調整結果
 
2)シュメールの王名表
初期王朝時代I(大洪水以前)
エリドゥ王アルリム(Alulim、在位28800年間)
アラルンガル(Alalngar、在位36000年間)
バド・ティビラ王エン・メン・ル・アナ(En-men-lu-ana、在位43200年間)
バド・ティビラ王エン・メン・ガル・アナ(En-men-gal-ana、在位28800年間)
バド・ティビラ王ドゥムジ(牧神)/タンムーズ(Dumuzid/Tammuz、在位36000年間)
ララク王エン・シパド・ジッド・アナ(En-sipad-zid-ana、在位28800年間)
シッパル王エン・メン・ドゥル・アナ(En-men-dur-ana、在位21000年間)
シュルッパク王ウバラ・ツツ(Ubara-tutu、在位18600年間)

 この部分は、78360年よりも前の時代であり神話の時代でしょう。

初期王朝時代II
キシュ第1王朝
ジュシュール(在位1200年間)
クルラッシーナ・ベル(在位960年間)
ナンギシュリシュマ(在位670年間)
エン・タラ・アナ(在位420年間)
バブム(在位300年間)
プアナム(在位840年間)
カリバム(在位960年間)
カルムム(在位840年間)
ズカキップ(在位900年間)
アタブ(在位600年間)
マシュダ(在位840年間)
アルウィウム(在位720年間)
エタナ(在位1500年間) 「牧人、天に昇った者、国土を固めた者」
バリフ(在位400年間)
エン・メ・ヌナ(在位660年間)
メレム・キシュ(在位900年間)
バーサル・ヌナ(在位1200年間)
ザムグ(在位140年間)
ティズカール(在位305年間)
イルクウ(在位900年間)
イルタサドゥム(在位1200年間)
エンメバラゲシ(在位900年間) エラムを征服。
アッガ(在位625年間)

 合計17980年 18700年が大洪水から約6万年前なので誤差720年、しかも以後寿命がさらに急に縮む。前王朝のシュルッパク王ウバラ・ツツの治世が720年ここに食い込めば良いだけであり、この時期を表せて、ノアやアダム同様の寿命が可能と思われる。

ウルク第1王朝
メスキアッガシェル(在位324年間) 太陽神ウトゥ(英語版)(Utu)の息子とされる。
エンメルカル(在位420年間) ウルクの創建者。
ルガルバンダ(在位1200年間) 牧人。
ドゥムジ(英語版)(在位100年間) 漁師。キシュ王エンメバラゲシを捕虜とした。
ギルガメシュ(在位126年間) ここではリラ(後の死霊リルー)の息子とされ、クラブ(クラバ=ウルクの神域)のエン祭司とされる。
ウル・ヌンガル(在位300年間) トゥンマル文書等の異本ではウル・ルガル
ウドゥル・カランマ(在位15年間)
ラバシュム(在位9年間)
エンヌンダランナ(在位8年間)
メスヘデ(在位36年間)
メラムアンナ(在位6年間)
ルガルキドゥル(在位36年間)

 以後は400才以下での治世が続く。360才以下が普通で100~200才も存在している。

3)ホツマツタエと日本書紀
 神の時代はアマテル君(天照大御神、本当は男神)が1732469才であり173万才だが、1732500とも言われており25;神よありがとうの意味なので173才を伝えている可能性あり。以下は人間の天皇とされる人々の年齢。

年齢確認  ホツマ年齢   日本書紀年齢
神武天皇  127才    127才
綏靖天皇   84才     84才
安寧天皇   70才     67才
懿徳天皇   74才     77才
孝昭天皇  113才    114才
孝安天皇  137才    137才
孝霊天皇  118才    128才
孝元天皇  117才    116才
開化天皇  111才    111才
崇神天皇  120才?   119才
垂仁天皇  137才    143才
景行天皇  137才でホツマツタエを受け取る 143才
成務天皇          107才
仲哀天皇           53才
応神天皇          111才
仁徳天皇          143才
ホツマツタエの書き手
ヲヲカシマ    二百四十七歳
ヲヲタタネコ   二百三十四歳

 以後天皇は100才を越えなくなる。日本書紀で合計1780年分しかない。100才越えをハドソン湾極時代と考えると、残り数代で現代に繋がる資料しか残していない事になる。
 この部分をホツマツタエなり国書なりの先頭にして、その後の支配に用いたことになるでしょう。
 この点は全資料同様であり、現代まで隙間なくつながる物はないのでした。
 二つの資料から年齢を見ています。こちらの目に映るホツマツタエは当時の日本の正式文書、日本書紀と古事記は漢文で書かれた、中国文明への降伏文書であり日本をけなす嘘の塊です。白村江の敗戦が産み出した悲しい外交文書なので当然なのでした。
 その中で注目すべきが、天皇の年齢に大きな差がなく、治世を短くするなどの矮小化が行われていない部分です。これだけで数値が正しいとは言いにくいでしょうが、改竄する理由が乏しいホツマツタエ側には特に、信憑性を感じるのでした。
 ホツマツタエには、1年360日や875かくろいなど、暦の特徴を表す数値が書き残されており、ハドソン湾極時代の暦を正確に伝えています。従い仁徳天皇までは6~3万年前のハドソン湾極時代のどこかを表せていると思います。
 神の時代ですが、昔は2万才であったと書かれておりシュメールの3万才より少し短くされているところです。

 ここまでの結果で見ると以下で良いと思います。

6万年前まで  900才
6~3万年前  4~200才
3万年前~現代 120才以下

 普通に考えると6万年前までの900才は信じにくいでしょう。シュメールと旧約聖書の記録です。続きで先史文明の遺跡が何と言っているかを説明したいと思います。

4)先史文明の遺跡への組み込み
a)1366万年前の設計値
ファザ・ラングの受精の中心から
サーペントマウンドへ(ヘビの頭部を精子としてその端で成り立つ。)
13665340m=311x4394
 311;身長、43;魔術師、94;組み立て、4394で4.4mの身長に対応。
8491.24マイル、そのまま寿命でも良い。850才。
 8491が遺跡上で可能で、84;証拠を吟味するポーズ、91;チェック。
13667480.・・m=162708101040x84
 16278101040;lifespanの寿命、840才になる。
 双方から池を指し示しており、意味はありそう。サーペントマウンドからは橋まである。

ギザのスフィンクスのスブラの小塔へ
4530海里、ヘブライは混ぜ合わせるの意味で、人間と動物のスフィンクスなので、人と動物(猿人)を混ぜて作ったになる。
ギザの第一ピラミッドへ
28100400インチ、ヘブライでそれが可能の意味、少し外れるが池などあり。
 281004x3=8613012で、約860才で良い。

 136656を意図的にずらした部分で、身長は4.4mくらい、寿命は840才くらいが当初設計の平均値になろう。これを伝えていると思われる。
 数値は1366万年前であり、地球はその後、氷河期入りで6度は低温になったので、この身長が6mに伸びてその分寿命も伸びたと思われる。その時点で1000才越えでおかしくないと感じる。後で紹介するエジプトの石像は高さ6mあると思えるので、ここまで大きかった可能性をゼロまでは否定出来ない。

b)ハドソン湾極時代の指標
ファザ・ラングから
ヒシアゲ古墳へ(奈良北部の古墳群の代表)
4120kヤード、4120/16278101040=25310077・・
 寿命は身長2.34m(2340海里前後)において、253才となる。ホツマから考えても納得の数値になる。現在の約3倍になる。
バビロンへ
6574kヤード、6574/16278101040=403855・・
 寿命は伸長3.25mにおいて404才となる。王命表に合わせてみると、これで矛盾がないだろう。3245海里より。

 先史文明の組み込みであり、まずは数値としてみながら先に進むところです。いきなり寿命850才で身長4.4mを信じる事は難しくて当然でしょう。

5)人間と動物の寿命の参考例
 まずは長寿の動物たちです。

a)ホッキョククジラ
ホッキョククジラの体格はがっしりしていて暗色の体色をしている。全長18mに達するが、20~21mという記録の他にも、24.54m、重さ100tという捕獲記録や、イヌイットの証言でも24m以上の個体が存在するという。雌は雄よりも大きくなる。クジラの肉の脂肪層は他のいかなる動物よりも厚く、平均43-50cmに及ぶ。
ホッキョククジラの寿命は、かつては他のクジラと同程度の60-70年ほどと考えられていた。しかし最近の詳細な研究により、少なくとも数頭の個体は150-200年程度生きているという信頼のおける結論が得られた(別の報告によると、90歳の雌がなおも繁殖可能であるという)。

b)ガラパゴスゾウガメ|世界最大のリクガメ
体長:1.3m / 甲長:1.2mcm / 体重:300kg
ガラパゴスゾウガメはカメの中でも特に寿命が長く、推定6歳の時に捕獲したガラパゴスゾウガメのハリエットが175歳まで生きた記録があります。
 他のかめで見ると、189才とか非公式に200才以上などが散見されます。200才に近い部分に間違いはないでしょう。

c)ニシオンデンザメ
ツノザメ目の最大種で、最大体長7.3メートルにもなる。体色は灰色。近縁種のオンデンザメと同じに深海性だが、エサを求めて浅海に上がってくる。
鰭が小さく、ズングリとした体型である。低温域に生息しているため筋収縮速度が遅く、泳ぐ速さは時速1km程度と、サメ類に限らず大型魚類の中でも極端に遅く、「世界一のろい魚」とされる。一方で、食性は非常に多彩で、サケ、マスなどの魚類や底生性動物を主に捕食するが、大型の個体となると、アザラシをも襲うようになることが胃の内容物から判明している。動きが遅いため積極的に獲物を追うのではなく、待ち伏せや不意討ちといった手段を使うと見られる。
既知の脊椎動物としては最も長寿であり、放射線年代測定法によって推定された最も高齢な個体は392±120歳(272~512歳)であった。またメスの性成熟には約150年かかると推定されている。

 かめの動きは鈍いにしても、ニシオンデンザメ程ではないでしょう。生理学的に見て、クジラとかめは脂肪と甲羅に覆われてている巨体である部分が、寿命を延ばすのでしょう。
 ニシオンデンザメはゆっくりとした動きが特徴であり、その分肉体にかかる動的な負担、力が少ないことになるので、肉界の損傷が他よりも小さくて済むでしょう。その分長寿なのかと思えるのでした。

2に続く

稲生雅之
イオン・アルゲイン