西洋医学の抱える問題と新型コロナウイルスのワクチンに頼らない解決策1 4月29日

要旨
 マスクを外せば子供達同様に、大人も新型コロナウイルスの感染を防ぐことが出来る。新型コロナウイルスは国際医療資本の未熟な技術のバイオテロであり、人間の免疫とインフルエンザなどの他ウイルスとの競合で排除出来る。

この記事の説明項目
1)飛沫感染と空気感染の現実について教える、新型コロナウイルスの感染拡大とマスクによるインフルエンザの大幅な抑制について。
2)新型コロナウイルスと、普通の風邪のライノウイルス、インフルエンザとの比較と、人体内部における相互干渉の状況。子供達を感染から守る物の正体。
3)未熟な西洋医学の集団免疫の概念の破綻状況と、ワクチンの嘘、ワクチンが時間と共に効かなくなる現実。
4)英国とチリ、イスラエルや他の国での状況比較。ワクチン接種が進んでもマスクを外さないと、拡散は押さえられない。
5)自然の告発する、国際医療資本のバイオテロについて。

以下本文です。

1)飛沫感染と空気感染の現実について教える、新型コロナウイルスの感染拡大とマスクによるインフルエンザの大幅な抑制について。

 2020年の3月以降に世界で人々がマスクを着けるようになって、その後のインフルエンザは約1/200まで患者数が激減しています。世界のレベルの比較です。
 その一方で新型コロナウイルスは拡散に次ぐ拡散を続けており、この部分を書いている4月27日現在で、日経によると世界の患者数は1億4751万3016人、死者数は311万1904人です。
 インフルエンザも新型コロナウイルスも分類上飛沫感染ですが、マスクで大きく防げるはずの飛沫感染なのに、現実は飛沫感染であるインフルエンザの抑制には大成功ですが、新型コロナウイルスは全く抑制出来ていないと言えるでしょう。
 この現実を前に、新型コロナウイルスは飛沫感染であり、マスクである程度防げるはずだという、WHOをはじめとして、世界の医療関係者の言う事を、あなたは信じたいでしょうか。
 データーは2枚目のイラストのインフルエンザに紹介していますので参考にして下さい。

 彼らは約100年前のスペイン風邪の時のように、不熟で未発達な西洋医学である事を利用して、世界の人々にばれにくい嘘を多用しており、ワクチンと治療薬の利益を世界の人々から騙し取りたいのです。
 当然信じにくいでしょうが、国際医療資本は100年前から続いているところもあり、当時の医療関係者が何をして人々を騙したのかを理解しています。100年後の私たちがその姿を振り返る時、そこには不熟で未熟な西洋医学を嘘に利用する姿が浮かび上がるのでした。当時はウイルスが見えない時代でしたので、ウイルスをワクチンに混入して、まずは戦争従事者向けに病を拡散して、それを元にさらなる病の拡散を行ったのでした。こちらがスペイン風邪と呼ぶのではなく、ペンタゴンワクチン風邪であると批判を込めて呼ぶ理由です。
 この詳細は別記事になりますがあとで紹介します。多くの方には空気感染も飛沫感染も正確な区別が難しいでしょう。空気感染は文字通り同じ空気を吸うだけで感染が拡大して、飛沫感染はくしゃみなどに含まれるつばや粘液成分が感染を広げるという物になります。
 マスクの網の目は1ミリの千分の1のミクロン単位の大きさまでは防げません。飛沫は水滴を伴い大きいのでマスクで大半を防げますし、重力に引かれて床や地面に落ちるので数メートルなど遠くまで飛ばないのです。100nmサイズの新型コロナウイルスはマスクの編み目などすり抜けますし、空気に乗ってどんどん感染を広げられるからこそ、マスクでは防げないレベルに感染が拡大しているのでした。
 医療関係者なら、世界的なマスクの着用でインフルエンザの患者数が1/200に減ったのに、新型コロナの患者数は拡大し続けるだけという現実に疑問を感じて当然でしょう。にもかかわらず空気感染で扱わず飛沫感染として扱い、本来必要な感染対策を取らないことこそ、今の社会の問題であり、西洋医学の本質的問題であると言えるでしょう。彼らは嘘を使って治療上の利益を求めるのです。

2)新型コロナウイルスと、普通の風邪のライノウイルス、インフルエンザとの比較と、人体内部における相互干渉の状況。子供達を感染から守る物の正体。

 まずは普通の風邪がライノウイルスとして、人間の体内において、新型コロナウイルスを駆逐する様子を論文化したニュースを載せます。ライノウイルスは飛沫感染ですので、マスクによるこの拡散が防がれたことにより、新型コロナウイルスが拡散したとさえ言えるのです。正確にはインフルエンザも拡散が止められたので、大きくこの二つが新型コロナウイルスの拡散を世界に拡大した大きな要因だったのでした。

2021年03月24日 10時50分サイエンス ニュースの発行日です
「普通の風邪のウイルス」が新型コロナウイルスを駆逐することが判明
培養された人の細胞に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と風邪の代表的な原因ウイルスといわれるライノウイルスを同時に感染させる実験の結果、「ライノウイルスの存在がSARS-CoV-2の複製を阻害する」ということが判明しました。ウイルスとウイルスの相互作用に関する新発見により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策がさらに進展すると期待されています。
ライノウイルスは風邪の代表的な原因ウイルスの1つで、33度という温度でしか増殖しないことから、上気道にある細胞にしか感染しないといわれています。これまでの研究により、ライノウイルスと他の呼吸器系ウイルスの相互作用が、感染症の重症度や感染の広がり方に影響を与えることが分かっていましたが、SARS-CoV-2との相互作用については不明なままでした。
そこで、イギリス・グラスゴー大学のパブロ・ムルシア教授らの研究チームは、人間の呼吸器系の細胞にSARS-CoV-2とライノウイルスを同時に接種して培養し、SARS-CoV-2が増殖する様子を観察するという実験を行いました。その結果、SARS-CoV-2は急激に減少し、48時間後には全く検出されなくなりました。この傾向は、先にライノウイルスに感染させてから、その24時間後にSARS-CoV-2を投与した場合でも同様でした。さらに、先にSARS-CoV-2に感染させてから、24時間後にライノウイルスを投与した場合でも、SARS-CoV-2はライノウイルスが投与された直後に急激に減少し、すぐに消滅してしまったとのことです。
この結果について、ムルシア教授は「今回の研究により、ライノウイルスが人間の呼吸器の細胞の自然免疫反応を誘発し、SARS-CoV-2の複製を阻止することが明らかになりました。つまり、軽い風邪を引き起こすウイルスに感染することによって起きる免疫反応が、SARS-CoV-2に対する一時的な防御となり、SARS-CoV-2の感染を阻止したりCOVID-19の重症化を抑制したりする可能性があるということです」と述べました。
ムルシア教授はさらに、「次の段階の実験では、今回確認されたウイルスとウイルスの相互作用について分子レベルで研究し、この現象がCOVID-19に与える影響をさらに深く理解するつもりです。そして、この知見を応用して、COVID-19への対策や感染症を抑制する戦略を立てることができればと考えています。それまでは、新型コロナウイルスワクチンがCOVID-19から身を守る最善の方法となるでしょう」と述べて、今後の研究に意欲を見せると同時に、ワクチンの有効性を改めて強調しました。

 この科学論文の存在は大きくて、1)で説明した空気感染の現実と、このライノウイルスが新型コロナウイルスを駆逐出来るという現実だけでも、今すぐマスクを外してライノウイルスを呼び込み、新型コロナウイルスを駆逐出来る判断が、客観性を重視するまともな医療関係者なら可能でしょう。
 空気感染なので、マスクで防げていないという現実が1つと、マスクを外す事でライノウイルスを呼び戻せることが大きいのでした。今は北半球が春、南半球が秋であり、双方でライノウイルスが増える時期ですので、新型コロナウイルスの駆除にも適しているのです。
 夏でもライノウイルスはそれなりに健在ですが、冬になるとインフルエンザに負けてしまう部分があります。従い冬の間は他の方法が必要です。
 ライノウイルスが冬に活躍出来ない理由は、ライノウイルスが新型コロナウイルスを駆逐するように、インフルエンザウイルスに馳駆されるからだと考えています。この部分には目に付く情報がなく、感染の月別の統計的な特徴からの判断です。
 この詳細は少し医学的にもなるので、次項3)でまとめて医学の詳細部分の簡単説明です。インフルエンザウイルスも、新型コロナウイルスを駆除出来ると考えられます。

 日本ではBCG非接種の国との比較で患者数など1/20とか1/100でしょう。にもかかわらず病床が不足して緊急事態宣言なのですが、米国や英国から見ればお笑いのレベルでしょう。もっと酷い物を海の向こうでは経験しています。アメリカなどコロナ前よりも死者が数十万人レベルで増加です。
 比較する日本では、死者はコロナ前よりも純減です。3)で説明するBCG効果があるので、BCGの時に体内に取り込んだ無害な結核菌が、新型コロナウイルスの拡散を防ぐというか、ライノウイルス同様に駆逐しているのでした。
 マスクをする理由など日本では非常に乏しいのです。それが経済を破壊しているのであり、今のままに世界でマスクが続くなら、大恐慌を経て世界戦争でしょう。それほど酷いことが経済でこれから起きかねないのです。厚労省と日本医師会など、日本の死者総数が減る程の物を死に到る伝染病の恐怖に置き換える為に、病床の逼迫を意図的に引きおこしているのでした。あからさまな悪意の存在です。当然あとで厳しい責任問題となるでしょう。
 今日本でマスクを外すと、これは新型コロナウイルスを駆除する為にほぼ全員で行う必要があるのですが、ライノウイルスとインフルエンザウイルスを呼び戻す結果になるでしょう。その結果は、新型コロナウイルスの感染は普通の風邪であるコロナウイルスのそれと区別が付かなくなる程に激減するでしょう。これが上記3月24日のニュースの生み出す結果になるのでした。

 新型コロナウイルスは、拡散の当初から普通の子供達は感染しないと言われており、例外はあるので非常に感染しにくいという状況でした。現代科学はこの理由を分からないと言うのですが、ここまで進むと明確です。子供に特徴のある風邪とインフルエンザですが、この二つは集団生活と給食など昼食を同じ場所で取ることの賜でしょう。その結果で飛沫感染が拡大するので、子供達には風邪とインフルエンザが特徴的に多く、流行るのでした。
 彼らは今でも集団生活と給食など昼食を同じ場所で取るのです。特に昼食時にマスクをすることは不可能なので、ここでライノウイルスとインフルエンザウイルスが拡散して、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止出来ているのでした。
 分かってみれば簡単なことなのですが、これは本質的には西洋医学の問題であり、集団免疫の理論がワクチンを使うこと向けに特化されて嘘だらけである部分から副次的に産み出されているのでした。次項3)にて詳しく説明します。

3)不熟で未熟な西洋医学の集団免疫の概念の破綻状況と、ワクチンの嘘、ワクチンが時間と共に効かなくなる現実。

 西洋医学のお話は科学として分かりにくい部分が出てくるので、イラストを使って簡単な説明をすることになります。専門分野の詳細に興味のある方には、この先その種の専門的な解説も書くと思いますのでその時をお待ち下さい。時間の都合で目を通せていない本があるので、それを読んで過去の医学の姿をもう少し理解してから、人間の免疫の全体像を、今分かる範囲で描きたいと思います。
 過去の医学であるホメオパシーから学んだことが大きいので、アーユルベーダ-からも学べればと思っています。漢方にも似た部分を感じているので、古い情報には先史文明時代の医学が一部に残されており、意味があるのだと思えています。
 まずはWikiの説明です。

集団免疫について
集団免疫とは、ある感染症に対して集団の大部分が免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段である。多数の人々が免疫を持っている集団では感染の連鎖が断ち切られる可能性が高く、病気の拡大は収まるか緩やかなものとなる。あるコミュニティにおいて免疫を持っている人の割合が高ければ高いほど、免疫を持たない人が感染者と接触する可能性は低くなる。
数理モデルについて
病気に対して免疫をもつ人は病気の拡大の障壁として機能し、他人への伝染を低下させたり防いだりする。個人の免疫は自然感染や予防接種などの人為的手段によって獲得される。免疫をもつ人の割合が集団免疫閾値または集団免疫レベルと呼ばれる臨界比率に達すると、病気は集団内に維持されなくなり、病気の蔓延は終息する。この閾値は基本再生産数 R0 から計算することができる。R0は、均質で十分に混ざり合う集団、すなわち全ての人々が接触を行う、完全に感受性の集団において、個々の症例から新たに引き起こされる感染の平均数である。

 ワクチンの教科書を読むと、天然痘やポリオなどが、ワクチンにより撲滅された感染症の代表です。ここに嘘がないなら良いのですが、実際には公衆衛生こそ伝染病の撲滅の主人公であり、ワクチンには問題が残っているのでした。
 日本の統計上はポリオワクチンが日本の感染拡大を減らしたでしょう。しかしながら病気はゼロになったわけではなく、ごく少数ですがワクチンから発病するのでした。これはワクチンが生ワクチンといって、生きている弱毒株だからです。人によっては弱毒なのにその毒で病気を発病してしまうのでした。
 この意味で天然痘はワクチン接種により患者の拡大を起こしてきた歴史を隠しており、天然痘の撲滅こそ、世界における公衆衛生の勝利でしょう。医療の教科書には堂々と嘘が書かれることも覚えておいて下さい。
 続きでワクチン側に都合良く、日本でポリオを駆逐出来た部分の集団免疫の理論の説明です。イラストを参照下さい。
 天然痘もポリオも、他の病気との競合ではなく、感染が拡大する時には集団感染が拡大する病気でしょう。前者は飛沫感染で後者は糞口感染、R0が5~7人でHITは80~86%と計算されています。
 計算式はWikiの情報に出ており、式を解いた物がイラストのグラフです。現実がこんなに簡単なら良いのですが、少なくともポリオは日本でほぼ、ワクチン接種の拡大で消えていったと言えるでしょう。世界の状況を2018年で載せており、残るはパキスタンとアフガニスタンです。残りはワクチンが起こす災害でした。
 ワクチンがどんなものかを触れておきたいので紹介です。生ワクチンは発病という宿痾を抱えているので、いまは病原菌を殺してばらした残骸を不活化ワクチンとして使います。以下はアメリカのCDCの情報です。

ポリオワクチンの有効性と保護期間(機械翻訳ですので分かりにくい部分は原文へどうぞ)
https://www.cdc.gov/vaccines/vpd/polio/hcp/effectiveness-duration-protection.html
ワクチンの有効性
2回の不活化ポリオワクチン(IPV)はポリオに対して90%以上有効です。3回投与は99%〜100%有効である。
受け取った場合、人は完全に予防接種を受けているとみなされます。
IPV と tOPV の任意の組み合わせの 4 つの用量、IPV または 3 価経口ポリオウイルスワクチン (tOPV) の少なくとも 3 回の一連のそしていずれのシリーズの最後の用量は、4歳後および少なくとも6ヶ月後に前の用量で与えられるべきです。
保護期間
IPVを受けた人々がポリオウイルスに対して免疫を持つ期間は不明ですが、IPVの完全なシリーズの後、何年も保護されている可能性が最も高いです。

 この情報は「免疫力を強くする」宮坂昌之日本免疫学会元会長著からです。彼もワクチンの嘘を書き連ねる本の著者なのでここに紹介です。
 この本が反対を表明したい本が、「ワクチン副作用の恐怖」近藤誠医師著です。近藤氏はもうポリオワクチンなど不要という立場であり、宮坂氏はこの不活化ワクチンを使い続けるべきだと書いています。
 その根拠の説明を著書から紹介です。「最近のアメリカCDC(疾病管理予防センター)での情報では、ポリオの不活化ワクチンの2回接種で9割の人に効果があり、3回接種すると99~100%の人がポリオにかからなくなるとのことです。」
 宮坂氏は、生ワクチンなら50年とかの効果の持続するワクチンであることを知りながら、不活化ワクチンの持続効果が数年あるかどうかも分からないことを隠して、使い続けるべきだと述べるのでした。効果がない物を効果があると勘違いして、パキスタンやアフガニスタンに行くという話です。今の子供達は安全だからワクチンを打っているならパキスタンやアフガニスタンに行けると、あなたは判断するでしょうか。これは詐欺と変わらないのです。

 続きで書くと、WHOはポリオを撲滅したと胸を張りたいでしょうが、不活化ワクチンに切り替わっている以上は、再びどこかでポリオは感染が爆発しうるのです。これは不活化ワクチンは抗体を定着させないからこそ起きてくる問題です。日本では2012年くらいから切り替わっているので、将来の世代への問題となるのでした。いつまで効果があるのか分からない物で免疫が付いたと思い込むのはリスクでしかありません。
 これは悪意のある者が、既に撲滅された天然痘のウイルスをばらまくのと同じです。ポリオは多く人には無症状なのでバイオテロにはならないのですが、時期を選んで実行すれば、ワクチンビジネスを再起動出来る大きな爆弾になるのでした。将来人間を犠牲にする準備であるとも言えるでしょう。
 宮坂氏は免疫が記憶される仕組みが分からないと何度も繰り返すのですが、不活化ワクチンが定着しなくて、生ワクチンの効果が高いことなど見れば誰にも分かる現実です。その仕組みが分からないと言う事になるでしょう。
 こちらの提唱する理論医学の立場で見る記憶の仕組みを書いておきます。人間の健康と免疫の全体像を見ようとせず、ワクチンの利益だけに特化した医学など、役には立たないという実例になるか、未来の医学の進歩で競争しましょう。

 「生ワクチンから体内に導入される弱毒化したウイルスは、余程のことがない限り、体内からゼロにまで消滅することがない。ほんの少しがどこかに隠れて増殖し続けて、見つかると抗体生成に利用される。」これがこちらの感じる免疫記憶の仕組みです。がん治療ではがん細胞をゼロにする論理的に破綻した治療の原則があるのですが、これと真逆が結論でした。
 普通に病気にかかって抗体が体内に生成される時には、病原菌も多数存在しているでしょう。これをゼロに減らす方法などどうやれば良いのか分からないのです。人間の細胞は60兆個とか言われるのですが、この中に紛れ込む1つの病原菌を探しだして消せるでしょうか。かくれんぼされると手におえないでしょう。
 だいたいその始まりから探しようがなくて、白血球の来ないところに潜り込んだら良いのです。結核菌など白血球の中に隠れる程なのであり、そこなら見つかるわけがないのでした。もちろんその白血球の寿命の範囲になるので、よく似た話で人間の様々な場所に隠れ家を持てるでしょう。また数を増やせる機会を狙うと考えて下さい。
 悪いウイルスや菌の奴らは人間の免疫力が低下する、高齢化時や体調不良時に牙をむくのです。例えばポリオが増殖するとポリオウイルスが体内で増えるのですが、増えれば当然、白血球に見つかって退治されて、同時にその分の抗体が生成されるでしょう。この仕組みで時々抗体が生成され続けるので、これが記憶作用として働くのだと思われます。特別に免疫を記憶する仕組みなどないと思われ、白血球の探査能力の範囲で上手くバランスが図られている仕組みだと思います。
 BCGからの発想であり、BCGにおいては弱毒化した結核菌が白血球の中に住めるのです。仕組みを書くと長くなるので専門記事側ですが、その結果で日本なら、アメリカなどのBCG非接種国よりも遥かに新型コロナウイルスに感染しにくいのです。結核菌が新型コロナウイルスを気道と肺への脅威だと認識して、白血球を活性化して駆逐するのでした。恐らくライノウイルスがいても同様に白血球を刺激出来るのでしょう。日本のBCGはインフルエンザウイルスにも排除の効果を発揮している部分があると見えています。

 これをあえて書いたのは、現在の新型コロナウイルス向けのワクチンが、不活化タイプとmRNAタイプなどの、生ワクチンではない部分が、その効果の持続時間を数ヶ月にしている部分を明確にしたいからです。そしてこの種の抗体に頼るワクチンの効果など大きな物が期待出来ないのです。
 インフルエンザや新型コロナウイルスを含めた、コロナウイルスの風邪は、何度も感染を繰り返します。これは抗体を作り上げても、時間と共にウイルスの遺伝子構造が変化するので、体内に保持している抗体が効かなくなると、再生産されなくなるからだと思っています。抗体が補充される仕組みがないからなのでした。
 日本で使われる新型コロナウイルスのワクチンの添付資料を読んでも、効果がどれだけ続くのか書かれていないのです。抗体の減少が推定出来るので、持って約半年だと思いますが、このワクチンをどの様に使えば効果的なのかさえも、まともな議論にはならないのでした。
 その部分を続きで説明します。

 まずはインフルエンザのワクチンに効果がないという話からです。実績のあるワクチンの本当の姿を紹介したいと思います。
 集団免疫の理論との対比も重要になるので、ポリオで紹介した簡単なグラフで現実に対応出来るかも重要な紹介項目です。そこに向かっての説明と考えて下さい。
 インフルエンザも風邪も、ここではライノウイルスを紹介しますが、季節による流行性の感染症だと言う事はどなたにも分かると思います。普通に冬がその時期となるでしょう。イラストに紹介します。
 コロナウイルスも季節性があるはずであり、分子構造上新型コロナウイルスによく似ていると予想出来ますのでここでは新型コロナウイルスのデーターと、コロナウイルスのデーターの比較までを紹介します。
 データーが多くなるのですが、注目して欲しい部分は一部ですので、各種データーについてその部分に注意をして頂ければと思います。

イラストのグラフで説明したいことのまとめ
a)インフルエンザはライノウイルスを駆逐できる時期がある。時期に応じて変化する。
 イラストの左の図で見ると、ライノウイルスは春と秋にピークを持ち、インフルエンザのピークで消滅して、インフルエンザの消滅で大きく立ち上がる様子が明確です。インフルエンザに負けている部分を明確にしています。
b)新型コロナウイルスも、普通のコロナウイルスも、2~3月の時期にインフルエンザの影響を受けやすく、インフルエンザに負ける時期がある。
c)季節性の特徴
 新型コロナウイルスは感染の少ない8月位を基準の30万人にすると、ピークの1月は120万人です。インフルエンザの患者数はボトムとピークで100倍の変化ですが、新型コロナウイルスは4~5倍かと思います。この差に科学が必要なのでした。

 感染のピークにずれのあるデーターを見てきました。この理由はライノウイルスで言えば、33度でしか増殖出来ないという制約です。これで普通の春と秋に対応です。気道の温度がこれに相応しくなる時期が選べるのでしょう。
 同様に考えるならインフルエンザがもっと寒い時期向けの設定で、新型コロナウイルスも、コロナウイルスもよく似た設計だと思います。
 ここでは紹介していませんが、夏の時期に流行る手足口病なら高温で、冬の腹痛であるノロやロタウイルスは低い設定でしょう。これは普通にウイルスの感染が決める特徴です。
 自分に適したピークの時期で拡散を広め手生き残る戦略が、ウイルスにはよく見られるのでしょう。人間の体温で拡散する者達には時期を選ばない特徴もあり、その種の物も存在しています。

 イラストの左上と右上のデーターは、「ワクチン不要論」内海聡医師著のデーターです。中央上はネットの拾いものです。左下は「免疫力を強くする」宮坂昌之日本免疫学会元会長からです。
 まず左上の前橋スタディの内容の内海氏の紹介文です。「1979年にあるワクチン事故をきっかけとして一時集団接収を中止し、その後、前橋医師会が調査を始めました。そして約7万5千人を対象に6年間にわたって前橋市とその周辺のデーターをまとめたのです。」
 その結果が左上のデーターです。ワクチンを打っても打たなくても、結果に差はないのでした。この原因は2つあります。主要な一つは、ワクチンに存在する抗体と、実際に流行するインフルエンザウイルスに一致が見られない部分です。予測して作るしかないのですが、データーはほとんど当たらないと語るのであり、10~20%程度の的中率でしょう。たくさん存在するインフルエンザの何が流行するかを予測する技術が、世界には存在しないのでした。
 もう一つは、本や教科書に嘘を書いて垂れ流す医師の代表である宮坂氏のデーターからです。ワクチンの抗体が仮に流行するワクチンに当たりを取れたとしても、その抗体は34.75%の人にしか定着せず、定着しても4ヶ月などで速やかに体内から排除されるのでした。これでどこまでの効果を期待出来るか大きな疑問に感じて良いのでした。
 集団免疫の理論によれば、インフルエンザの再生産数は1.5~1.8で、HITは33~44%です。100%の接種率でも34.75%しか効果を出せないと言えるのでした。
 加えて、本質的には、ここに抗体が当たりを取る確率の10~20%がかけ算です。この状態なら集団免疫が成り立つ確率など、ゼロに等しくなるでしょう。そして前橋スタディの結果こそ、その科学をそのままに現しているのでした。
 厚労省はインフルエンザワクチンについて詐欺師の集団であり、1994年に一時的に大きくゼロに近づいた効果のないインフルエンザのワクチンを、スペイン風邪などを煽ることと、高齢者向けに定期接種化して、メーカーへの利益誘導を可能にしたのでした。
 国民がお上の言う事を信じる部分を逆用して、効果のない物を効果のある物に偽装しているだけです。新型コロナウイルスのバイオテロが明確になったところで、インフルエンザワクチンの詐欺も同様に消えて行くでしょう。

 イラストの右上のデーターは、インフルエンザワクチンの製造量と、患者の発生数に相関のないことを明確にするデーターです。
 どこから統計的に見ても、インフルエンザワクチンには、効果がないのでした。ウイルスと抗体に相関がなくて、抗体は速やかに体内から排除されるのであれば、効果をほとんど持てなくても仕方がないでしょう。
 このワクチンを効果がある物として打たされているのが今の日本の政治です。集団免疫理論の嘘としてみると、インフルエンザワクチンにおいては2点です。一つ目は感染を防ぐ抗体が10~20%程度しか予測出来ない部分であり、2つ目が予測出来ても35%の人にしか効果がなく4ヶ月も持たない部分です。これでHIT33~44%を達成するなど嘘丸出しでしょう。前橋スタディが結果を出しているとおりです。

2に続く
稲生雅之
イオン・アルゲイン