縄文土器と土偶の伝える焼酎の蒸溜と漢方薬利用の証拠1 3月27日

 土器と土偶に描かれた当時の蒸溜と医療の技術

 このHPでは先史文明の存在について、数々の証拠を明確にして説明してきています。新たに5千年前の時期の土器と土偶から、焼酎の蒸溜と漢方薬利用の証拠が明確になったのでこの記事に纏めたいと思います。
 焼酎はヤマブドウからぶどう酒を経て、蒸溜によりブランデーを作れることを現し、同時にアルコール消毒と精製の手段を手にすることになっていたはずです。当時の科学技術として、実際に利用された土器だけではなく、その利用している姿までが、抽象化されて土器に描かれている部分が明確になりました。
 日本の当時の人々は、女性の命が出産で失われていることへの対処を明確に残すために、土器と土偶にその願いを込めたのでした。その結果は土偶は大半が女性像であることに明確に現れているのでした。証拠の大半は国宝級の文化財です。情報は適切に分散されており、意図が分からないと表現されている物の意味が分からない様に工夫されているのでした。

 エジプトのギザの大ピラミッドも、大阪の仁徳天皇陵も、先史文明の時代に明確だった29834などの数値を組み込んでおり、2049年から2075年までの期間を太陽の伴星が接近して、自然災害が起きやすくなる時期であると警告しています。
 様々な研究で、当時の科学技術で作るには難しい物があるとする意見もあるのですが、キリスト教文明よりも古い高度な文明を認められないのが一神教の宗教の影響を受けた現在の科学であり現実の査読の姿です。
 現在の文明は西洋科学の進展によりルネサンス期以降に発展された物とされています。科学の多くは中世の錬金術師の仕事の後で、計測にかかる科学の進歩が起きて進展していることは事実でしょう。
 過去に存在した技術が消えている理由は、こちらの立場ですが、12660年前に始まった善と偽善の二つの争いにおける条件です。地球の歴史を見ると、先史文明の遺跡においては惑星ティアマトが火星と木星軌道の中間に存在して、地球とも交流があったのでした。神話にかすかに残るレベルが普通の方の理解ですが、先史文明の遺跡においてはこの惑星が、2つの争いにより約6万年ほど前に破壊されてしまったとされています。科学者には理解出来ないほどに最近の破壊であり、現実的にも冥王星レベルの惑星軌道はまだ不安定なのでした。統計的に多すぎる数の星々が何故不安定なのかが理解出来ていないのです。証拠はたくさん集めることが出来るのでした。
 高度な文明同士で、敵味方に分かれて争うと、続きは地球を破壊して住めない星にするのではなく、星その物まで破壊してしまう危険性があるのでした。このリスクを避けるために5000年前に科学を手放して争う状況にされていると思われます。

 この記事では、最近になって気づいた縄文時代の科学技術の高さを明確にする事が目的です。当時のヨーロッパでは、銅の精錬とツボの利用による治療や薬草の利用などが一般化していました。約5000年前にアルプス山中で殺された死体が冷凍保存されてアイスマンとして、当時の状況を明確にする役に立っています。
 約5000年前には、2つの争いの文明を忘れる戦いが始まったところです。日本でも2度ほど北京と平壌の連合軍と、岡山から大阪のエリアで戦争が起こされており、岡山の造山古墳や作山古墳、古墳とは認められていない旭川古墳(仮称)は激しく破壊されています。その後現在の大阪城での争いが起こされて、当時の難波宮を破壊して、偽善の側は本国に帰国したと思われます。時期も敵の場所も遺跡に組み込まれている現実であり、古墳が語る歴史です。
 先史文明の遺跡では、この時期以降は有史になるまで、日本と北京平壌連合軍との争いは起きていないことにされています。長い平和な時代を国内の統制と続きの争いに備えて過ごしたと思われます。西暦663年の白村江の戦いでの敗戦こそ、続きの日本の運命を大きく変えた戦いであり、敗戦の文書として日本を貶めている日本書紀と古事記のねつ造された歴史が日本の政治までも狂わせているのが今の姿です。
 現実的には韓国との交流が長くあり白村江の戦いの前にも、日韓連合と北京平壌連合軍との争いは起こされていたのではないかと思うのですが、白村江の戦いの敗戦で消されてしまった日本の歴史でしょう。
 先史文明の遺跡としては、そのあり方を約5000年前に手放しているので、その後の歴史の変化が遺跡に残されていないことにも大きな可能性があるでしょう。これから紹介する土器と土偶も消えていった情報の一つです。いつまでこれらの情報が使えたのかは分かりませんが、私たちの中に刻み残された魂の情報でもあり、これから明らかになる自然と人霊の存在により、いつでもそれらを取り戻すことが出来ると、理解される様に変わるでしょう。
 縄文土器と土偶に残されている証拠は国宝級であり、一部が重要文化財の扱いでした。以下その内訳です。

火炎土器   国宝
有孔鍔付土器 国宝
神像筒形土器(神像形土器)、3種類のみ、重要文化財
関連する土偶 国宝

 後で詳しく説明しますが、「火焔」土器は焼くお酒の象徴であり、焼酎を現していると思っています。この形状がなければ、蒸留酒を造っていたことを連想出来たか心許ないほどに重要な役割をこちらの中では果たしています。
 有孔鍔付土器は実際に使われた蒸留装置です。絵柄が工夫されており、ここに漢方薬として使える動植物が描かれており、出産時に使うことまでを明確にしています。
 神像筒形土器は数も少ないですが、有孔鍔付土器をどの様に利用したかを絵柄で説明していました。
 土偶は所々で土器の意味を補完しており、国宝である縄文のビーナスも、縄文の女神も5角形が描かれて桔梗の花を現していました。女性器に関連して描かれており、出産時の怪我による排膿に利用されていたと思われます。根の部分の漢方薬としての効能でした。

 神像筒形土器を除いて全て国宝級の土器と土偶で説明出来るのです。こちらは守護霊達の導きもあるので、日本酒の自作版であるどぶろくを造ったことがあり、蒸留酒も焼酎を造ってみる気持ちになって資料を集めていました。医療関係の記事もたくさん書いている途中であり、栄養学の観点からお米の利用方法上の問題を確認しているところなのでした。
 仕事としてのこの作業がなければ、半分は好奇心と趣味の世界ですが、火炎土器をみても焼酎が造れるとは思えない所だったでしょう。蒸溜の知識など物理としては当たり前なので、ここに興味を向けるかどうかでこの記事が生み出されているのでした。
 一般の縄文時代の研究者では、日本酒の作り方や問題点、さらにこれを蒸留する方法など、ほとんど知識がないでしょう。そう思える結果です。関連する知識がないからこそ、同じ物を見ても、そこに存在する情報の重要さを理解出来ないのでした。こちらにこれが可能だった理由は、単純に2つの争いにおけるこちらの守護霊達の導きでしかないでしょう。
 船橋の事務所から土器と土偶を展示する歴史の資料館へ地の声同様に先史文明の数値である29834が組み込まれているなど、守護霊達はこの仕事が導きである部分を明確にしているのでした。もちろん先史文明の科学技術の遺産である、旧約聖書の暗号上でも同様に確認が出来ており、記事の終わりに紹介する部分です。暗号は過去の時点であの世に存在出来た情報であり、地の声は今の時点であの世に存在する過去と、今の時期の人霊達の監視を根拠とした情報を伝えています。
 この続きで起きる事には、学者達向けに警告を載せておきます。この記事では産褥熱を治療する、予防する為の縄文時代の工夫を説明します。これを現代で医学にした人の悲劇を知ることが重要です。以下有名な悲劇の主人公です。

ゼンメルワイス反射
感染制御の父イグナッツ・ゼンメルワイスと彼の残した教訓
 通説に反する新たな知識に触れた人間がそれを反射的に拒絶する現象は、ゼンメルワイス反射として知られている。

 彼は消毒の概念を明確にして、産科における出産時の産褥熱の死者を当時のレベルで1/10やそれ以下まで減らした人です。その業績は死後20年もかかってやっと理解されたのでした。
 医学で有名なルドルフ・ウイルヒョーも彼の業績を貶めた者であり、当時の客観性のない科学と、未発達故に全体像が見えていないことの悲劇が、彼の業績を隠したのでした。大きな問題点は、現実の改善を達成しているのに、理論がまだ付いて来れていないという理由で無視されている事でした。その間「妊婦は患者として殺され続ける」のでした。当時の科学者達は、患者の死亡よりも自分達の科学の正しさにこだわるのであり、昔も今も偽善の側の姿勢として、嘘で現実の問題を隠す姿勢が明確なのでした。
 これは今も変わらないでしょう。新型コロナウイルスの拡散で世界が大不況となり、戦争を起こされようとしている状況ですが、スペイン風邪で起こされていた現実が隠されて繰り返されているだけなのです。人霊達の監視によれば、ウイルスは人為的に拡散されており、2019年の7月18日の時点で地の声としてのバイオテロへの警告を私たちに送っているところまでが明確です。解決に向けた動きが今後の自然災害になる所です。

 自然災害が起きるまでは、ここに書いている内容もこちらの思う様には広まらないでしょう。縄文時代に約5000年前のヨーロッパよりも医学の分野では日本の方が進んでいたことの証明になるからです。何でもヨーロッパが一番でないと困る体系こそ科学の査読なので、考古学会はまずは直視出来なくて普通でしょう。ここにゼンメルワイス反射を向けるのでした。
 余計な騒ぎに興味はなく、情報として自然と人霊に知性の存在が認められる流れになるところで、この記事が本来の姿で多くの人々に認められれば良いでしょう。その様に流れることを願っています。

 こちらも一般の考古学者をそれほど批判出来るわけではない部分をまずは書いておきます。知識がなければそれを目にしても、盲目同然である部分はこちらも同じです。以下2015年に書いた記事の抜粋です。
 当時から土偶に興味を持っており、この時点で購入していた土器と土偶の3冊の本が、今回の記事を書く上での重要資料であり、目新しい物などなくてもこの記事は書けたのでした。4年以上知識がないので空回りをしていたことになり、守護霊達の導きにより興味の方向が調整されて、火炎土器の意味に気づく様にされているのでした。

極移動の証拠を残す遺跡      11月9日 2015年
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=310

 イナンナ女神ですが、バビロンにおいて(太陽の)伴星接近時の電流が引き起こすプラズマ発光を伝えるために使われています。(太陽の)伴星接近を伝える役割を持つのでニネベ定数よりも相応しいと考えての組み合わせです。イシスも同様の役割を与えられていました。
 現在の地球にはレッドスプライトと呼ばれる100km程度以下の高空で光るプラズマがあります。1秒の千分の1程度しか発光しないので多くの人の知らない物ですが、ビデオの登場以降科学が進んで記録が残っています。

 このレッドスプライトが(太陽の)伴星電流で長時間光るようになる時、イナンナ女神が空に現れて、その後の天変地異を告げる前兆になるのです。伴星電流を地球に流すと地震と噴火が増えて、火山灰による寒冷化により一時的に大きく寒冷化しているようです。記録はシュメールの粘土板に一部が残されています。ニビルの関連として改めて検証されるでしょう。

 イナンナ女神の像でプラズマ発光を表す物は複数残されています。有名な物がフクロウにされている像です。フクロウは目にしたプラズマの形を重ねた物だと思います。
 一般には考えにくい構図である帽子を被った裸体の女性で描かれており、世界各地に同様の像が存在しています。この構図にはプラズマ発光を伝える目的が納得出来るのです。
 日本の縄文のビーナスとVenus of Willendorf(Austria)とFemale Figure of Valdivia(Ecuador)とIsis-Aphrodite(Egypt)です。縄文の女神はこのデフォルメ版でしょう。

 日本の遮光器土偶もプラズマ発光としてみると、スクワットをする人として壁画に描かれている絵と同じ概念です。目の部分はフクロウでもあり、イナンナの目の偶像です。
 レッドスプライトの現在のサンプルも載せておきます。同時にたくさん現れるので、エクアドルと目の偶像は頭部が2つある物が残されています。これなどは一般概念では説明出来ないと思いますが、プラズマ発光であればこの重なりは起きうる物になります。
;(太陽の)は抜粋だと分かりにくいのでこの記事用に追加した物です。
抜粋ここまで

 これらは、2015年の時点で書けていた世界の人の像における、先史文明の情報の存在です。帽子を被った裸体の女性像は、2049年から2075年前の間に地球で見ることが出来るほどになる、レッドスプライトを分かりやすく表現した世界共通の警告なのでした。
 ここを見ると、ヴィレンドルフのビーナス(約2万年前)と縄文のビーナス(約5千年前)は妊婦です。日本では続きに出産時への対処の医療情報が土器から出てくることになります。海外では約5000年前に蒸溜が精油として可能でしたので、蒸留酒もこの流れで出来ていたと思うのですが、証拠もないので、今後の調査が重要になるでしょう。その機能があっても理解出来ない物である可能性を否定出来ないのでした。
 ここまでの準備をして、やっとここから縄文時代の土器と土偶の伝える焼酎の蒸溜と漢方薬利用の証拠の具体的な説明です。

 まずは焼酎の作り方を江戸時代や現代として説明します。続きが分かりやすくなる様にする準備です。漢方薬の説明を後に纏める形で、まずは蒸留酒というお酒の作り方です。
 「農家が教える どぶろくのつくり方」農山漁村文化協会編と「趣味の焼酎つくり」高千穂辰太郞著からのイラストをコピーしてこのHPのイラストにしますので参照下さい。簡単な構造で焼酎が造り出せることが分かるのでした。

 3枚目のイラストの説明です。
 この左側の説明図をあらかじめ見ていたので、火炎土器を見た時に、それがそのままにこの図の焼酎の蒸溜にも使えることが分かりました。この図を見る前に火炎土器は何度も何度も目にしているのですが、内部に焼酎を造る構成が可能であるとは思いもよらない部分でした。自分がどぶろくを作って始めて理解出来た現実でした。
 火炎土器の日本における分布は、積雪のある場所に大まかに重なります。この意味でも雪を使って冷却する簡単な焼酎作りは太古の昔から存在していたでしょう。普通の醸造酒は、果物の発酵が腐敗として進む過程で発見されます。これを料理に用いて加熱すると、蓋の部分にアルコールが析出するので、これをなめて蒸溜の現実を知ることになるはずです。
 左図はどぶろくのつくり方からで、上図は趣味の焼酎つくりからです。上図は大昔の沖縄の泡盛でもあり焼酎と蒸留方法は同じです。古い歴史は不明瞭ですがこちらの見立てでは先史文明の時代から作られていると思います。今はタイ米が原料ですが、昔は何を使っていたのかこちらには不明です。お酒になる発酵が可能なら何でも良いでしょう。当時から何らかの穀物を食べていたでしょうから、それを使えば良いだけです。くわえてサトウキビから黒糖焼酎が造れたことは間違いないはずです。
 見て分かるとおりであり、それなりに簡単な構造で蒸溜が可能なことが分かると思います。これを縄文時代の土器で作る場合、土器の強度が足りないので、上図の様に大きな穴で竹を差し込んで、冷却されたアルコールを回収することが出来ないのでした。竹が触れる部分からちょっとした力で土器が崩れるので、アルコールの蒸気が漏れてしまい使えないと思います。
 上図右は一般的な現代の蒸留方法です。ここではアルコールの蒸気を過熱場所から取り出して冷却して液体にしています。自由に加工出来る金属のありがたみが分かるところでしょう。
 この原理その物は右図の5千年前の精油の装置に実現されており、芳香蒸留水の取り出しに使われていたそうです。右側で蒸気に油が加わり、左側で冷却されて水の上に油が浮かび上がる仕組みです。ここでは材質に溶け込んだ油を蒸気と一緒に取りだしていました。

 過去においては紀元前13000年前には、ナツメヤシの蒸留酒がエジプトで流通していたという記録があるそうです。右側下図の様な装置で蒸留が実現出来るので、これを利用した物と思われます。
 これから説明する縄文時代の蒸溜装置も、原理はこれらと同様です。有孔鍔付土器からアルコールの蒸気を取り出して、別の容器を冷却しながら液化して高濃度のアルコールを回収したと思われます。出産時の消毒に可能なレベルにするには2回の蒸溜をしたかも知れませんが、一度目でも始めに濃い濃度のアルコールが得られるので、それを利用していたかも知れません。
 もちろん薬の扱いでしょうが、飲んでもいたでしょう。作って味わえば分かるとおりであり、ヤマブドウでもスモモでも、発酵酒になって美味しい物は蒸溜しても美味しいでしょう。ウイスキーやブランデーはオーク材の樽で熟成することが必要ですが、これらも簡単に気づける状況でした。縄文時代の土器は大型の物ばかりであり、今の個人用の茶碗やお皿は木製だったでしょう。木のコップというか枡状の物に濃度の高いアルコールを注ぐと、木の成分がアルコールに溶け出して味を変えることが直ぐに分かるでしょう。今の日本では樽酒の味です。
 ヤマブドウを蒸溜して木の枡で飲むと、味の変化など直ぐに気付くでしょう。元々蒸溜に小型の物も存在しており、紫蘇や野バラの蒸溜も行っていたはずです。香りに対する反応力があるので楢や樫の木を選ぶことにも大きな可能性があるでしょう。北海道まで交流はあるので、今使われているミズナラも使えたかもしれません。土器の中に焼酎と楢や樫の木片を浮かべるだけの簡単な調整です。今でもこの種の味を調整する製品が存在するほどなので、日本人の味覚なら当時から簡単にお酒の味を調整しているはずなのでした。

 続きで有孔鍔付土器の使用方法です。
 使用方法の一通りを理解してからですが、神像筒形土器にその利用している姿が描かれていることに気づきました。この時にその意味が込められていることが分からなかった状態で見ていたので、神様にしか見えない状況でした。イラストにその現実の姿と実際の利用時の姿を描いています。4枚目のイラストを参照下さい。
 神像筒形土器は本からのコピーなので一部が歪んでおり見にくくてすみません。有孔鍔付土器に蓋の付いた物を支える人と、そこから下に伸びる筒状の物が表現されています。図柄の詳細は続きのイラストで行います。炎、蛇、蛙、ナンテンを思わせる3と分かりにくい桔梗の五角形が描かれています。
 描かれている人の反対側に筒が出ており、その下に描かれた円形部分が冷却部分であり、アルコールが水冷なり雪令で冷やされてお酒になる部分でしょう。筒であることは上部につけられている円筒を現す巻き線部分が明確にしています。
 有孔鍔付土器には蒸気抜きの穴を開けず、蓋側に蒸気を通す溝を掘ることも可能です。これにかかる時間よりも、土器に穴を開ける方が時間が圧倒的に短い予想です。石器では作業時間が土器との比較で思うに任せないでしょう。この現実の理解に手間取りました。今の私たちには土器を作るよりも、ドリルやのみで木を削る方が早いので、土器で作業時間を短縮する部分が分かりにくくて時間を潰しました。

 焼酎やアルコールを液化する部分ですが、このやかん状の土器は東北で作られて北海道に持ち込まれた物だという事です。パイプの注入口が斜めに付いており、図の配置でも使える珍しいタイプです。普通は大きな注入口が真上にあって、どうしてこんなに大きいのかと思わせるほどでした。恐らく気密性をそれなりに取る必要があるのでその都合上の工夫だと思います。表面積を増やして冷却をする必要もあるのでこの方が作業性と土器の強度の問題で有利なのでしょう。
 本に書かれていた批判ですが、水を注ぐなら、注ぎ口が下にあるので満水になる前に漏れるので、使いにくいでしょう。アルコールを液化するならこれで十分使いやすいです。用途が分からないと無意味に見える部分なのでした。
 加えて、赤い漆が塗られており、火にかけると変色してしまうので、火にかけない用途かつ、漆を塗るほどに重要な物でしょう。中身は焼酎の可能性が高いと思います。ここにヤマブドウから取り出した焼酎を入れて保存するとして、北海道ならそこにミズナラの木片を入れておけば、数ヶ月かそれ以下で、ブランデーの味へと変化出来るでしょう。当時の人々がどの様に味の変化と香料とのブレンド作業や調整を扱ったのか、興味のある所となりました。

 このHPでは医療の問題にも多くを書いています。現在の糖質に偏った食事ががんと糖尿病、アルツハイマー病を引き起こしているのですが、国際医療資本としての医療業界は医学の査読を左右することで、栄養を偏らせて病気を増やし、治療と製薬の双方で不法不当に利益を得ています。
 多くの人には信じにくい部分ですが、説明をされると理解出来るでしょう。この流れで白米の糖分を他の食品へどう変化出来るかを検討していたところです。
 その続きでどぶろくを造ってみたところ、酒粕が出てきてここにはタンパク質他の糖ではない栄養が生み出されています。もちろん料理に生かせる材料です。この続きを蒸溜すればお米の焼酎であり、工夫次第で消毒用のアルコールにも出来るという使い方が、縄文時代の今から約5千年前で達成出来ていたのでした。
 先史文明の本質としては、糖類に偏る食事は明確に選択しなかった物であり、ホツマツタエによれば五穀豊穣であり、魚とイノシシ、しか類の動物食と混合だったと明確です。お米作りも行っていたはずですが、今の様に安定した収穫ではない状況が、五穀を必要としたとホツマツタエからは読み取れます。当時の知識として薬草が100種類前後なので、医療と栄養食の知識もあって、ある意味今よりも健康な部分を持っていたでしょう。病気になる食事を強制される姿はないと思えています。

 ヤマブドウから作る焼酎を陶器の壺に入れて、そこにミズナラ他の木片を適切に焼いて入れると、美味しいブランデーになるはずです。スモモのウオッカも作れるでしょうし、穀物類の一通りで試せるでしょう。縄文焼酎を再現して栄養と医療の観点から当時の姿を見直せると思います。加えて野バラと紫蘇の葉など、精油として使える程度を調べることも、当時の医療の技術を理解する上では重要でしょう。
 日本各地の縄文時代の資料館、博物館では、縄文土器作りを体験するイベントが開かれていました。この続きで縄文焼酎と縄文アロマを再現し、当時の姿を知ることに興味を持つ多くの方の協力で、縄文時代の理解を深めることが出来るでしょう。こちらも一度は再現して実践してみたいと思っています。
 縄文クッキー作りもイベントにされるほどなので、焼酎造りも参加形態を選ぶことで、例えば土器を焼かなくても蒸溜だけでも楽しめると思います。ブランデーなら持ち帰って木片他で味付けをする部分がさらに楽しめるでしょう。
 熟成はどのお酒にも味を良くする普通の工程です。アルコール度数1%以上のお酒の自作は現行法では禁止されている物ですが、自公政権が倒れると速やかに消えるでしょう。元国会議員石井鉱基氏の様に、軍産議会複合体他、権力者に暗殺されなければ今後政治家になれそうなので、この法を変える努力をしたいと思っています。その後自家製のお酒作りは多くの方の楽しみに出来ると思います。

 有孔鍔付土器の使い方の続きです。縄文土器も土偶も、図柄に複数の意味を持たせて、情報をたくさん伝える工夫と、それを楽しむ姿勢が感じられます。神像筒形土器の説明を続けます。込められている複数の意味がその続きを教えてくれています。5枚目のイラストを参照下さい。
 4枚目で紹介した土器につけられた神像にも工夫がたくさん入れ込まれています。人間にとって重要な頭部を筒の表現に変えており、よく見ると最上部の小さな円が筒の入り口の表現であり、そのまま土器の上部の縁を管としてこの図で右に進んで、下に降りる筒の入り口を、円を描いて表現しています。ここから下に降りる管があると言う表現です。
 両肩に見られるこぶ状の部分は髪を結い上げた物だと思います。イラスト右上の3本指の土偶からは、他の例を参考にすると女性に考えられる状況ですが、この土器では不明瞭です。男女を分けている土器をこの後紹介します。
 この神像筒形土器は蒸溜の複雑な動きと役割を、表現であまり無理せずに出来る範囲で説明してくれていました。
 人物としての神像の両手と下半身は蛇の表現も兼ねている物であり、同時に炎でもある表現と考えます。三重の意味を持たせているのでした。下半身のデザインは、イラスト左下の土器と共通です。これを意識しての表現にさえ感じる所です。当時の一般的な表現なのでしょう。
 両手は、有孔鍔付土器を熱する関係で手袋が必要なのかも知れません。温度が低い部分でも80度前後ですので、素手では触れないでしょう。手の先が渦巻くのは蛇に見せる工夫かも知れないですし、炎でもあるでしょう。ここも三重表現です。

 右上のイラストは、神像として描かれている人と共通デザインを持つ土偶です。腕長土偶として有名な物であり、三ツ口と三つ指は、ナンテンの葉の象徴表現と思われ、後で説明する当時の薬草の利用とその表現が共通です。数字の3を強調するために、あえて三ツ口の人を選び猫に似せることで三重の表現でしょう。人に猫にナンテンです。
 頭部後ろに円筒がはめ込まれていますが、これが神像筒形土器と共通な物を描いた部分でしょう。神像筒形土器では頭の代わりに輪であり、同じ物を土偶にも載せている所です。医療に関係する物の仕事である部分を明確にしています。
 下の拡大図は、蛙が4匹描かれている部分です。頭が筒に重なり描かれておらず、神像と共通の頭なしでの表現の手法です。蛙はお腹の絵で2種類に分かれ、ひだひだと渦巻きです。それぞれが足を伸ばした様子と、伸ばす途中の様子でしょう。伸びきるとその先に渦が描かれており、この渦は焼酎を溜める目的のやかんに相当する表現です。
 火をかけてもろみが温まり沸騰してぐつぐつ音がするのでしょう。この図ではこの音を蛙が跳ぶ音に模しているのでしょう。こう考えることが出来る工夫がなされています。蛙の跳ぶ動作の利用は、蛙跳びでアルコールが有孔鍔付土器からやかんに飛んでくると言う表現だと思います。しかも、やかんにつながる筒の中にはひだひだと渦巻きの双方が描かれており、蒸溜されてくるアルコールの動きを現している部分も表現されています。
 表現としては蛙が跳ぶ音なので、時々ぼこっと音がする程度の状況でしょう。ぐつぐつ煮ると火が強くて温度も上がるので、蒸溜としてはアルコール以外の物も出やすくなります。もろみが焦げると味にも影響するそうなので、ここまでを考えて蛙が跳ぶところを描いていると思える状況です。アルコールを適切に析出するには、温度を上げすぎずにゆっくりと時間をかけるのが、自作における焼酎のつくり方であるとされています。ここに矛盾がないほどに洗練されて、工夫された表現なのでしょう。

 さらに細部にも工夫があるのです。蛙のお腹の上下に描かれた模様を、その模様の外側で見ると5角形であり、桔梗の花を無理して組み込んでいるのでした。形としては3角形なのですが、描かれている辺が2つの組み合わせの表現が2カ所あり、分解すると5になるのでした。3角形にしか見えない5角形なので、無理な表現と書いています。
 当時の作業の状況を伺わせるのが3本指の蛙の足でナンテンの葉の表現を兼ねている部分です。ひだひだの蛙の後ろ足は3本指ですが、渦の蛙の後ろ足は2本指なのです。スペース不足で3本指の足に書くことが出来ず、あえて残したユーモア表現にも見える所です。
 ここからは土器の制作場面が想像出来るでしょう。現代なら下絵を描いて貼り付けて、その上をなぞる様に模様を描くでしょうから、スペースの問題は事前に把握されて回避できるでしょう。限られた面積を有効活用したいのは芸術家なら当然でしょう。
 縄文時代の芸術家は、この点なかなか難しい問題に直面しており、下絵を描いて調整しても土器の曲面までを意識した物は難しいでしょう。土の上に描く普通の絵では、土器の底に向かって縮む部分は適切に処理することが難しいでしょう。
 作り直しも大変なので、この土器の作者の芸術家は、蛙の足の指を減らして対処したのでしょう。意図した物か、偶然の産物か不明瞭ですが、とてもユニークであり柔軟性を感じる部分でした。

 医療については後で纏めますが、蛇は消毒と解毒の作用のあるまむし酒、かえるは球心作用のあるがまの油、桔梗は排膿作用、ナンテンは酔い止めであり陣痛への麻酔作用でしょう。妊婦と組み合わせた土器と土偶の姿をあとで紹介します。
 漢方としてみると、魚、スッポン、までが残りです。この中の4種類を主要な物として、長野県周辺では土器と土偶にその利用を残しているのでした。意図に気づくと続きが読み解ける様に工夫されているのでした。
 恐らく縄文時代のみならず、1366万年の長き時代にも、同様に知識体系を維持してきたのではないかと思います。紹介している土器も土偶も約5千年前の一時期だけの物ですが、これらは現代に伝え残すという特別な目的で準備された物かも知れません。目的はもちろん、2つの争いにおける先史文明の存在の明確化という重要な情報公開でしょう。
 普通に考えると、一定数で霊能力者が生まれてくるので、知識が現代社会から失われても、霊能力者を通して再教育が出来るのです。こちらの科学でさえも同様なのです。繰り返し書く様にらせんの力の存在は、霊能力者がこちらの目の前で両手の拳をぐるぐる回して、こういう力があるんだよ、とやらなければまだ何年もその力に気づくことはなかったでしょう。
 あの世の知性として、人霊と自然の存在が明らかになると、先史文明の知識が消えたのではなく、あの世にしか残されていないと明確になるでしょう。遺跡には約5千年も前から多くの情報が刻み込まれて残されています。光速度やヒッグス場の定数など、先史文明の時代から存在しており、この現実を私たちの社会が認めるかどうかだけなのでした。

2に続く
稲生雅之
イオン・アルゲイン