WHOとCDCのウイルス拡散の問題を告発する自然6 2月28日

 こんなに長い記事にするつもりはなかったのですが、本から引用する内容が長くなっており、このページかもう一枚で最後のつもりです。教科書や参考書の批判なのに、少ない引用で説明など出来るわけがありませんでした。がんの問題にやっとここから触れたいと思います。
 「がん」はなぜできるのか、国立がん研究センター研究所編という参考書への批判を必要な部分で載せます。近藤氏には眠っているがんを起こしてはいけないという著書もあり、この本の内容は医療の記事側に紹介がありますので興味のある方はそちらをどうぞ。
 医療の教科書の批判は医療の記事側に既に書いています。ここではそれを繰り返すのではなく、「がん」はなぜできるのかの悪質な部分と、科学としての客観性のなさが説明対象です。
 この記事では子宮頸がんワクチンにも時間を使ったので、その続きで乳がんの状況にも触れたいのです。どこまでが良心でどこまでが金儲けなのか、如何に表面を飾って金儲けを推進しているかを知ることは重要でしょう。健康という問題に関与してリスクを故意に煽れば、お金などいくらでも出てくるという考えでしょう。
 記事の途中に日本の医薬品産業を国営化する話を書きました。WHOと厚労省、関係する学会や研究機関が悪魔だったと知れば、多くの人が国営化を求めるかも知れません。
 WHOの狂った医学を強制する影響力がなくなり、国営の医薬品産業を達成したとします。どんな変化が起きるでしょうか。医療の中から金儲け主義が大幅に減るのです。こうなる時に誰が医薬品での利益を追求するでしょうか。国民の命と健康を犠牲にしてお金儲けをするンチクワや、手術と始めとした治療行為と医薬品の過剰なサービスで利益を上げる姿勢は消えるでしょう。
 この記事では、その状況で何が変わるかを乳がんの治療を例にとって説明したいのです。必要な状況を説明してから本論です。
 まずはがん治療の悪質さの告発からです。医療の記事からの抜粋ですので詳しく知りたい方は医療の記事を参照下さい。

PET検診による錬金術
 がん検診で小さながんを見つけることに威力があると宣伝されているPET検診に、放射性の抗がん剤治療と同じ性質の効果があることに気づきました。この世界ではがん治療に放射性物質まで使うのですが、砂糖でがん周辺に放射性物質を近づけるか、抗原などの分子標的薬でがんに近づけるかの違いでした。彼らに都合良く計算する効果は抗がん剤の最大1/100ですが、この抗がん剤でリンパ腺のがんを破壊出来るのです。2cm角サイズのがんを消せるとすれば、PET検診により体積として4.3mmサイズのがんを消滅させられる程の強度なのです。

 もちろんPET検診の説明は非常に悪質であり、放射能による被曝は少ないとされています。2.2msVであり、人体で一年に浴びる数値としていました。一般の方が見るネット検索からはMBqの値が消されており、放射性元素イットリウム90を使った抗がん剤ゼヴァリンの最大1184MBqの許容量との比較を、分からないように細工されているのでした。
 最大強度としては抗がん剤の約1/3もあるのです。持続時間が1/35位なだけであり、影響がない理由はゼロの恐ろしい内部被曝なのでした。抗がん剤の効き目は半減期で出てくるのが期待値ですので、この意味で正味は888MBq/2=444MBqとなりほとんど変わらない数値にさえ見えるのでした。ここで考えれば効果は1/18になり2cmのがん換算で7.6mmサイズを破壊出来るところにまで来るのでした。

 規制する側の取り扱い規制によれば、400MBqあるので被爆に注意しろと書いてあります。これが体内で特別な臓器、例えば肝臓などにも集中するのであり、PET検診は原発の放射能被曝における内部被曝その物の効果を持っているだけでなく、がん細胞に集中するのでがんを刺激して成長速度を高める働きも合わせて持つのでした。
 PET検診を実施する側は、これでがん治療が増やせるという現実的な効果を狙っていると書かれても反論出来ないほどなのでした。さすがに驚くほどの悪質さでした。
 この意味は、以下の説明例より考えてみて下さい。あなたにPET検診で問題なかったとします。その1年とか数年後にがんが発見されて悪化して行く場合、その原因を作り上げたのはPET検診である可能性が否定出来ないという事なのです。これらは国民がこの状況を知り、がんに侵された人たちには損害賠償という救済が必要な程の薬害レベルなのです。法的にも立派な刑法上の詐欺による傷害事件です。被験者達は安全性の明確な嘘で命と健康を不当に奪われるのであり、命まで奪って致死罪になれば、慰謝料どころの騒ぎではないのでした。

 PET検診の問題点は以下でも明瞭です。
 国立がん研究センターのがん予防・検診研究センターがある年のがん検診でのPET検査陽性率の解析を行っており、1年間でがん総合検診を受けた約3千人中、約150人に「がん」が見つかり、そのうちPET検査で陽性となったのは15%に過ぎないというデータが発表されています。逆に言うと85%の「がん」がPET検査では発見することができないと言えます。同センター検診部長の医師が「PET検診の意義は小さいのではないか」ともコメントしていました。

 「がん」はなぜできるのかに、PET検診の推進が書かれていれば、ここにボロクソに書くところです。彼らもさすがにそこまで愚かではないようで、逆にPETについては書かれていないという状況です。がんを見つける、見極めるの項目に説明がないのでした。
 問題を知りながら、ないことにしたい態度でしょう。現実にはがんの業界として、CTスキャンの併用までメニューを準備して、何重にもX線と放射線で、がんではない肉腫を刺激してがん化させるリスクを検査と称して行い続けているのでした。非常に悪質なやり方はそのままに、参考書には悪事を隠して進んでいるつもりのゲノム、遺伝子の研究をたくさん書きたいのでした。
 ではそのゲノムの実力がどれほどでしょうか。この記事には何でもゲノムで、脂質、糖質、タンパク質の素材の性質と、その組み合わせの影響も見ないし、もちろん100nm以下の動きでがんがどの様に成長しているかにも興味がないのです。これでどうやってゲノムだけで治療が出来ると信じるのか、こちらには何度も繰り返す疑問です。もちろん将来の医学者達には客観性など必須になるでしょうから、今のような中世の教会の教義もどきの科学は時代遅れに急速になるでしょう。
 この姿勢への批判を先に載せておきます。地球史がよく分かる本からの抜粋です。

 新しい分野の開拓には、また世界の誰も注目していない研究の芽を発掘し大きく育てることが必要だ。それには流行を追いかける研究を繰り返すのではなく、新しい世界に踏み出していくことが必要なのだ。
 図10-20(イラストに載せます)は、科学研究の最前線を風刺した絵である。誰かが建てた街灯の下で宝探しをするというだけでなく、まだ闇に包まれている世界に飛び出して、新たな街灯をともすような意気込みが必要だ。地球科学の歴史を振り返ると、まだ闇の部分に新しい学問分野が眠っていることは明らかである。科学的深求で闇に包まれた世界に光を当てることは喜びであり、やりがいのある営みである。だが、未開の分野を切り開くには多大な時間と労力が必要とされる。目先の利益ばかりを追求する風潮のなかで、地道な研究を支える健全な科学と社会のパートナーシップがますます求められるようになっている。

図10-20の解説
 少年が暗闇で鍵を落として探している。周囲が暗闇なので、街灯の下の明るい場所で一生懸命になっている。そこへ紳士がやってきて「鍵をこの辺で落としたというのは確かですか?」と尋ねる。
 少年いわく「いや、ほかは暗いのでとりあえず明るいところで探しているんです」。

 ここまでの説明を聞けば、医学とはこの少年よりもさらに酷く、100nm以下などの他の暗闇を見てはいけないとまでするのでした。科学が進歩するわけがない態度であり、生理学とゲノムだけで何でも出来ると考えているのです。物理も化学も無視するので、放射能の反動に気づく事もなく、関連するノーベル生理学賞が3つも大きな間違いで権威を貶めるのでした。
 他の科学もよく似ており、一般相対性理論しか知らないで宇宙を語っても、素粒子論に説明を崩されるのがブラックホールの理論です。これが重力波計測のノーベル物理学賞の嘘を証明します。自然科学なのに全体像を見ないのでこれからこちらも3つのノーベル物理学賞が大きな間違いで権威を貶めるのでした。
 これから科学者になる子供達には、客観性が理解されて、この図の街灯をたくさん立てたいと思うでしょう。医学の研究をするのに、物理と化学の街灯を使うくらいは普通になるでしょう。応用こそまずは続きの一歩です。そして街灯をたくさん持てば持つほどに視界が広がることなど、誰でも直ぐに分かるでしょう。記憶ではなく応用力のある街灯です。

 「がん」はなぜできるのかのゲノムの実力に戻ります。こちらは放射能の反動の存在を知っているのでC14こそがん発生の主因であると理解できるのですが、これを知らなくても放射能の集中こそがんを起こすことが、思考を突き詰めると分かるのでした。
 これを口にすると今度は放射能は低レベルでも危ないとなるので科学として政府が口を挟んで進みにくくなるのですが、これはやり方の工夫で科学の進歩を推進出来るのです。結局得意な分野だけで勝負したいという客観性を重視しない姿勢こそが、科学の進歩を大きく阻害するのでした。「がん」はなぜできるのかに現れているこの態度を明確にしたいと思います。以下本の冒頭のはじめにです。

はじめに
 日本のがん罹患者数は年々増加し、最近では年間約100万人がたにがんを発症し、死亡者の3人に1人にあたる約37万人ががんで亡くなっています。近年の統計からは、日本人の2人に1人が生涯に一度はがんにかかり、男性の4人に1人、女性の6人に人ががんで死亡するものと推計されています。同時に、がんの診断及び治療技術も近年急速に改善してきました。直近の統計では、がん患者全体の5年相対生存率は60%を超えており、がんの経験者やがん治療を継続されている「がんサバイバー」の数はすでに数百万人、日本対がん協会によると7百万人を数えているとされています。正に「がんは国民病」と言える時代になったと言えます。一方で、国民にとっては、がんは依然として死と直結する「不治の病」というイメージがあるように思います。がんは「今や不治の病ではない」ことをわかっていただくためにも、ますは、がんがどのような病気なのかについて知ってもらう必要があります。

 がんは、さまざまな要因により生じた遣伝子(ゲノム)の傷が段階的に蓄積した細胞が、正常の制御機構から逃れて無制限に増殖することにより発生すると考えられています。制御機構の中には、ゲノムに傷を負った異常な細胞に対する免疫的な排除も含まれます。ゲノムの傷についての詳細は本文を参照していただきたいのですが、例えば、タバコ(喫煙)や過度の飲酒、ピロリ菌や肝炎ウイルス等への感染はロ本人のがん発生の重要な要囚の一つとなっています。

 がんを予防するには、まず第一に、がん発生の原因となっているこれらの要因の解明が鍵となります。また、がんを早期に発見し、効果的な治療法を見出すためには、がんの発生から成長(進展)、浸潤・転移にいたる「がん発生の自然史」の理解とそのメカニズムの解明が必須となります。最近の研究成果により、がんはその成長過程においてもゲノムの異常が多様に変化することもわかってきました。「がんゲノム進化」という現象です。この「ゲノム進化」には、遺伝子の発現量に影響を及ばす「エピゲノム」の異常も含まれます。ゲノム及びエピゲノム異常の進化により、がんはそれぞれの個人間においてさらには同一の個体内の別々のかん組織においてもきわめて多様で複雑な振る舞いをすることがわかってきました。最近のゲノム解析技術の急速な進歩は、個々のがんで生じているこれらのゲノム異常や「ゲノム進化」の様子を明らかにすることを可能としました。このことが、最近の「がんゲノム医療」の実現に繋がっています。かん発生の要因やがん細胞の増殖・進展に重要な役割を果たしているこれらの分子メカニズムを明らかにすることにより、より効果的かつ効率的にがんを治療し、最終的にがんを克服することか可能になると期待しています。
 がんを十分に理解するには、これまでにすでに解明された事柄に関する知識を増やすはかりでなく、がんという病気の持つ未解決な間題をも把握し、これらの間題を解決するためにどのようなことを克服する必要があるのかについて、十分に理解する必要があります。がんを徹底的に知り尽くすことです。がんという相手を十分に知ることにより、がんに対する無用な不安も減り、がん克服に向けてのより具体的な対策に自ら積極的に取り組むことが可能になると思います。本書は、がんが有する特徴的な性質について、主に科学的な視点から切り込み、現在までに明らかにされていることに加え、未解決な問題についても広く多くの方に知ってもらうことを目的として編纂されました。中略

 がんとの共生との観点では、がんの内科的な治療法の進歩も重要な役割を果たしてきています。以前の化学療法剤を中心とした抗がん治療から、最近では分子標的薬を用いたより副作用の少ない治療を外来通院で実施することが可能となってきました。一方で、がんと診断された段階で、「職場への影響」や「仕事を継続することへの不安」等の理由で、離職する人の割合は約3割にもおよんでいるというデータがあります。「がん」という病気への理解や新しい治療法に関する知識等がいまだ不十分なために、社会問題として生じている重要かっ切実な課題と考えています。がんを克服し、がんと共生する社会の実現を目指すためには、国民一人一人が、がんという病気の性質を十分に理解し、正しい知識に基づいてがんと正しく向き合い、がんがもたらす社会的な問題を含めて、国民全体として取り組む必要があります。

 本書を手にしていただくことにより、「がん」という複雑で難敵な病態の理解が一層深まり、がんを克服し、がんと共生できる社会が近い将来に実現できることを期待しています。

国立がん研究センター理事長・総長中釜 斉

 がんをゲノムの病気にしたい部分は理解しますが、ピロリ菌や肝炎ウイルス等への感染がその後に大きく影響する部分には、エビデンスが不足でしょう。がんを徹底的に知り尽くすと書かれているのですが、その態度はゲノムに傾注して偏向しているのであり、加えてその他の分野である材料にしても、100nm以下のがん分子の動きにしても、これらを解明する姿勢など、みじんも感じさせないのでした。
 がんはゲノムこそ全てという態度であり、その姿勢を取る根拠さえも、説明されないほどの稚拙なレベルです。ゲノムの傷が蓄積される様子を大腸がんで説明するのですが、C14もこれを引き起こせますし、彼らの言う所の遺伝子損傷でも、多少の変異は起こせるでしょう。他の癌腫ではどうなのか、これもまた説明されていないのでした。
 ではゲノムの損傷がどの様に評価されているでしょうか。続きはP73です。

・もっと大きな変化:染色体異常
 融合遺伝子が出来る時には、染色体が切れたりつながったりしますが、がんの発生においては特別なことではなく、染色体はかなり大胆に姿を変えることが知られています。

 その結果をイラストに紹介します。このレベルの大胆な変化は、ウイルスには起こせないのであり、その理由を知る事こそ重要です。シャッフルするレベルなど、ウイルスには不可能なのでした。
 もちろん答えはC14の放射能の反動こそこれを簡単に、しかもランダムに起こすのであり、細部分裂のタイミングに依存しないのです。だからこそ大量にがん化できる細胞を供給できるのでした。実際にこれらががん化するかは続きの人体機能です。

 「がん」はなぜできるのかは、ここにも答えを提供しています。一つが放射線による遺伝子の二重鎖を両方切断する機能です。(P91)
 もう一つが紫外線の影響です。(P81)紫外線の影響を受けると、細胞その物が死んでしまうレベルです。当然ですが遺伝子にも影響を受けるので、ここにがん化のリスクが存在するのでした。
 皮膚がんであるメラノーマは、紫外線の影響で生み出されるがんの一種であり、紫外線と放射線こそが、DNAを明確に損傷できる原因になるのでした。
 放射線は、甲状腺にC137が集まる時など、甲状腺がんの原因になるでしょう。紫外線が皮膚がんになるのと同じ理由です。皮膚のDNAは非常に大量の紫外線で破壊されるので、細胞が死んでしまうレベルこそ、DNAはバラバラになるレベルでしょう。

 この続きこそ、こちらの主張したい現実の姿です。PET検診との比較になるのです。PET検診では、肉腫の周りに放射性物質であるF18が集まることで画像として可視化が出来ています。同様にがんの周りに抗がん剤ゼヴァリンが集まることで、がんを放射線で破壊できているのでした。
 放射能の反動を無視します。その状況こそゼヴァリンの評価だからです。ゼヴァリンの出す放射能が近傍のがん細胞を破壊するからこそ、効果があるのです。
 普通に流布される放射能の性質は、特定の臓器に集中できないです。平均自由行程の概念があり、生物にとって長い距離をえないと、放射能の被害を及ぼさないことになっているのです。
 これを信じるならゼヴァリンなどがんを破壊出来ないのですが、現実は治療薬になれるほどに破壊するのです。もちろん主因は放射能の反動ですが、ここでは実験的に効果のあることが証明されているのでした。普通に言われる理論とかけ離れているのですが、再現性のある結果を伴うからこそ、医薬品として認可されるのでした。
 この続きが重要なのです。当然ですが、F18もPET検診で同じ効果を発揮するはずです。これを予想できないなら研究者失格でしょう。でも現実はどうでしょうか。PET検診が抗がん剤と同じ効果を有することなど誰も指摘しないのです。科学をしているなら、ここに疑問を感じて論文が書けるのです。米国物理学会が否定出来ないレベルの放射能被害論文です。
 そしてとどめこそ、C14の放射能の存在を無視することでした。DNA近傍にあって多量に存在する放射能は、DNAを確実に両方切断しているでしょうし、数が多いのでシャッフルにも可能性が計算できて当然なのでした。ただただ未検討でしょう。

 この現実こそ、国立がん研究センターの科学としての実力です。放射能の反動を知らなくても、放射線線源が集まるところでは、紫外線が集まるところ同様に、細胞のがん化が起きるのです。F18は無視したいでしょうが、C14のこれを指摘できない現実こそ、ゲノムしか見ていない現状を現すのです。F18の集まりでがん化が起きるように、C137の甲状腺への集中で、甲状腺がんが起きるのです。C14はどこでも生体にがん化を促すのでした。
 福島県の現実は、南相馬総合病院において、甲状腺がん約30倍、白血病約10倍の惨状が8年後の現実です。政府が隠す事が難しくなる状況まで進んでおり、裁判でごまかせる間が残り時間です。放射能被害を隠せなくなるのでした。
 国立がん研究センターには客観的な科学など全く出来ておらず、自分達の注目するゲノムだけを見ているのでした。当然ですが脂質、糖質、タンパク質の絡み合う生体分子の現実など理解できないでしょうし、100nm以下の生体分子の動きも考えられないのです。何でもかんでもゲノムでしか解析できないのです。これで現実の姿を見て科学を進めるなど不可能でしょう。ゲノムこそ全てと考える狂信的宗教と変わらない姿が現実に存在するのでした。
 国民の皆さんが考えるよりも、科学者とは偏った知識しか持たない、愚かな存在なのです。ソクラテスの無知の知さえも知らないが如しですし、中世の教会の教義レベルであり、これからの変化を経て、やっと科学としての客観性を学ぶ所なのでした。ですので現時点での彼らの主張など、全く客観性を伴わないのです。客観性を知らないのであり、仕方がないことなのでした。これを文化レベルで幼稚というのです。今後に多くを学ぶのでした。

 がん治療の問題はたくさんあるのですが、既に医療の記事側に書いているのでここでは続きに判明している問題点が、C14の放射能の反動が広まった時にどの様に変わりうるのか、予想というか比較を書いておきます。乳がんへの影響を評価します。
 乳がんにはホルモン治療と、最近公表された遺伝子検査による予防切除が存在します。これらにどこまで治療効果、予防効果があるでしょうか。
 まずホルモン治療です。乳がんは乳腺に出来るがんであり、女性ホルモンの受容体を持つので、女性ホルモンの量を調整することで、がん化を遅らせる治療方法と言えるでしょう。統計的に評価すると妊娠して子供を産む人との間に乳がん発生率の差が明確にあるので、女性ホルモンの過剰な分泌こそ問題だとなるのです。病理ではなく統計的事実であり、何故そうなるかは不明瞭なままです。
 この問題はマウスで実験しても統計的にはそのまま引き継がれるので、同様の結果に誘導しやすいのです。
 妊娠すると、出産後の授乳に対応するために、女性ホルモンが減るなどの過程を経て、乳腺の細胞群が活性化します。胸が膨らんで授乳が適量で進むように新陳代謝が活性化するとも言えるでしょう。この時に古くてがん化と言わずとも、肉腫になっている物は不要な細胞として除去されて新しい物へと新生されるでしょう。この動きこそがんの発生率を低下させるのです。女性ホルモンの変化で誘発される動きこそ、がんを減らすのであってホルモンその物の作用とは思えないのでした。

 続きが分かりにくくなって恐縮ですが、人間の肉体の遺伝子設計は1000歳の寿命まで耐えられる物です。3万年以上前ではこの寿命であり、古い宗教書を調べるとその痕跡を残していますし、日本のホツマツタエでも600歳とか300歳前後の年齢が書かれているので偽書にされるのです。信じにくくて当然でしょう。
 先史文明の存在を記事に書いており、この部分はその詳細をその記事で参照下さい。自然と人霊が姿を現した後であれば、人霊達が口を揃えて長い寿命を語るので、多くの人もそれを信じざるをえなくなるでしょう。
 1000歳の寿命は男性女性であまり大きな差はないでしょう。女性ホルモンとは、この長さで浴び続けても安全な物のはずなのです。こう考えると、ホルモン治療は病理不明で、統計的にそうであろうという治療方法なのです。ホルモンの受容体など存在して当然なのでした。
 続きに重要なのが、がんその物の治療指針です。C14でがん化が起きてこれが成長するのであれば、1000歳の寿命を達成する前に皆がんで死んでしまうでしょう。寿命100歳に届かない現状で人口の1/2ががんに関係すると国立がん研究センターが人々を脅す状況です。何かが間違っていることは明確なのです。
 こちらの考える答えは単純です。がん細胞の発生が抑えられない以上は、その成長をさせない仕組みがあるはずと言う事です。実際にイヌイットなど、動物食だけで、私たちとの比較でがんにならない健康体でした。ここに西洋風の食生活が持ち込まれて、同様にがんも起きるように変わったとの事です。
 すると大きな変化は食事です。今理解する限りでは、糖質に依存した食生活により、過剰な糖質が脂肪細胞として蓄えられて、この糖質と脂質の過剰こそ、がん細胞を成長させているとなるのです。これを減らせばがんになりにくくなるのでした。
 現在の栄養学はこの点で、大きな間違いであり糖質依存を起こさせてがんと糖尿病と、その関連疾患を増やして医療業界へ治療費という利益をもたらしているのでした。
 これは変えられますし、医療の記事にもこの栄養学の修正で数兆円の治療費関連の節約になると書いているところです。オメガ3の脂質を意識して脂質全体を増やし、糖質を減らすことで、自分の贅肉を落とせる部分までを確認しており、栄養学の修正も必須な状況下です。

 ホルモン治療に戻ります。今の医師達がC14の放射能の反動こそ、乳がんの発生の主因であると理解したとします。加えて人間の遺伝子には1000歳までの寿命が可能であると、同時に理解したとします。この時に彼らにホルモン治療法が選べるでしょうか。
 ホルモン治療よりも遥かに意味のある物こそ、栄養学の問題に対処した食生活です。予防であれば栄養の配分を変えることですし、がん治療ならケトン体食やビーガンなども利用可能でしょう。既に治療実績のある物の中から選べるのです。
 ホルモン治療の教訓は、統計だけに頼り、病理が不明瞭なままに治療を行って治癒しているように見えても、その結果さえも統計の範囲内でしかないという厳しい現実です。病理が明確でないので効いているかの判断さえも明確にならないのでした。
 C14の放射能の反動が明らかになった時点で、栄養学の修正をして改めて評価をすべき物がホルモン治療です。その後に残るかどうか、有効な部分があれば科学としてもそれを証明できるでしょうから一部が残るかも知れないと思います。今のような不明瞭な治療としては使われなくなる可能性が高いでしょう。

 この記事の最後が乳がんの予防切除の問題です。遺伝子欠陥を持つと特定のがんが健常者との比較で10倍など大きな数値で差が出るという統計結果があるので、それであれば予防に乳腺を切除することが有効であろうという、統計的評価です。
 ここでも問題点は同様なのです。C14が主因と分かると、遺伝子欠陥はそれ以下の作用です。こちらが思うにこの種の遺伝子欠陥があっても、健康に生きられている現実があるのであり、1000歳の寿命でもその可能性を持つと思うのです。
 遺伝子欠陥は確かに問題でしょう。でもこれがどこまでの問題であるかを、まだ科学として証明できていないのです。病理不明の統計結果です。加えて主因はC14側にあるのであり、遺伝子欠陥がこれをどこまで顕在化するかなのでした。
 栄養学に戻ると、今の私たちは食生活を狂わされており、体内で肥満を通じてがんを増殖させている状態です。ふたりに1人がかかるほどの物ではないのが遺伝子設計時の期待値と思われ、これに相応しい食生活に戻る時に、遺伝子欠陥を持つ人のがん発生率がどこまで低下するかが重要なのです。
 ここまで書けば分かるとおりで、ホルモン治療と同じ問題なのです。主因を無視して治療法を語っても、大きな実績など期待できなくて当然です。加えて栄養学が狂わされているので、今はがんを増殖させる健康状態を作られているのです。
 議論の続きが、C14の放射能の反動の影響を考慮して再検討が必要になることと、栄養学の修正による統計の再評価も必須でしょう。遺伝子欠陥が問題なのかどうかをこの結果待ちまで見送る必要があるのでした。

 私たちの科学のレベルは、客観性を知らないので、所々にこの種の中世の教会レベルが顔を出しているのです。ホルモン治療は女性のがんを減らしたいという思いを感じるのですが、女優のアンジェリーナ・ジョリーを利用した予防切除の拡大には、手術で利益を得たいという物が強く感じられるのでした。元皇后陛下も予防切除的な対処で体調を崩されたと聞いているので、高齢での手術の強行など問題を感じざるをえない動きです。この時期に予防切除が法制化されるので、事例に選んだとしか見えないのでした。
 この点をC14の放射能の反動の存在が大きく変えるでしょう。現実を無視して何でも遺伝子のせいにする治療方法は大きな間違いであり岐路を迎えるのでした。見たい物だけを見て、やりたいことをやるのが治療であれば、そこに効果など期待できるはずがないのでした。ワクチン学の人々のワクチン制作と同じ過ちがここにもあるのであり、利益を求める姿勢こそ問題であると認識できるでしょう。

稲生雅之
イオン・アルゲイン
7に続く