WHOとCDCのウイルス拡散の問題を告発する自然5 2月27日

◎証明されたウェイクフィールド医師の研究
 NAAウエンディー・フルニエは次のように語っています。
「自閉症と診断された子どもたちの一部に重篤な腸疾患が認められることを確認した科学的工ビデンスや、ワクチンとの因果関係のエビデンスが世界中で増えているにもかかわらす、保健当局者や医療従事者はエビデンスを除去し、否定し、隠しつづけています。アンドリュー・ウェイクフィールドに関する話題のほかには収入源がないことが明らかな一ジャーナリストを通じた英国の医療関係者による最近のこの非難も、そのような否定の継続であり、あるのなら反対のエビデンスを調査すればいいのにそれをせす、自閉症と診断された、現在では世界中で何百万人もの子どもたちの臨床歴を調査することもしていません。
 また、もう一つ重要な間題があります。ディアはGMCの審理よりすっと前に、ランセット論文に載った人の子どもの医療記録を入手していることがわかったのです。これは明らかに違法行為です。いわゆる医療法律上のプライバシー確保というやつですね。
 12人の子どもの親たちは、許可したことは一度もないのに、プライアン・ディアがどうやって子どもの医療記録を入手したのかわからす、長い間抗議の叫びを上げてきました。

【ワクチン不要論11】P135
 ウェイクフィールド医師は、有名医学雑誌「ランセット」に発表した「自閉症児とワクチンの関係」という論文の研究に不正があったとして医師免許を剥奪された。しかし、その告発を行なったジャーナリストは英国製薬業協会からの資金援助を受け、また研究対象者の医療記録にもなぜかアクセスしていた。
 そして、最終的にウェイクフィールド医師の研究に不正はなかったことが明らかになった。

 項目の最後に免疫力を強くするからの引用です。P178

 また、第3章の3ー3で触れましたが、1998年、ワクチン(麻しん・風しん・おたふく風邪混合)接種により自閉症のこどもが増えたという論文発表をイギリスのアンドリュー・ウェイクフィールド氏が行いました。しかし、その後、この論文が捏造データを多く含むものであることがわかり、その後の調査結果も含めて、現在では、ワクチンと自閉症の関係は否定されています。
 ちなみに、フィンランドでは1982年から麻しん、風しん、おたふく風邪に対するワクチン接種を約95%の国民が受けるようになったところ、1996年には麻しん、1997年には風しんとおたふく風邪の発生がゼロとなりました。つまり、ワクチン接種を十数年間広範に行うことにより、これらの感染症の発生をなくすことができたのです。そして、この間299万回の接種が行われましたが、前記の自閉症はまったく見られなかったということです。

 ワクチンのリスクを伝える方達からは、これまでの流れでの自閉症のワクチン起因が存在する事は明白です。アンドリュー・ウェイクフィールド氏が名誉を回復している部分も明確なのに、堂々と嘘を書くのがWHOと厚労省の流儀なのでしょう。批判者に書かれるように、嘘でも科学的事実を認めずに垂れ流すのでした。
 ここに出てくるフィンランドの例ですが、時期としてアンドリュー・ウェイクフィールド氏の論文と重なるので、ここにもどこかに不正がありそうです。そこまで調べきる時間がないので、今後の善の側への協力者の方に論破をお願いしておきます。
 米国では因果関係が明確になって賠償の対象なのに、フィンランドでは本当に今も異なるのか、古い不正論文を本に書いて真実に偽装しているだけだと、普通は考えるでしょう。

P137 近藤氏への批判 ただの風邪予防には危険すぎる
P141 近藤氏への批判 ただの風邪予防には危険すぎる
 WHOの主導する嘘にも飽きてきたかと思いますが、嘘をついてお金儲けをしたい側の人たちにはそれが仕事なのです。駆使する嘘は様々で、どの様に一般市民を騙せば良いのか、工夫している部分が出てきます。スペイン風邪をパンデミックと煽って、命と健康へのリスクを利益に変えたいのです。今目の前で展開している新型コロナウイルスのリスクこそ、死亡率がWHOにより高めに演出される詐欺ですが、2%の数値がスペイン風邪を連想できるように意図的に高めに維持されている物だと思います。
 ただの風邪とインフルエンザは違うという話を日本免疫学会元会長は展開したいのですが、近藤氏の批判は以下の内容です。スペイン風邪は薬害だったという話です。そして、インフルエンザは検査法が簡易化して普及したので、昔よりも増えているという現実の説明です。P98~です。

 近年、米国の軍隊のような近代化された集団でつかわれた高用量のアスピリンがスペイン風邪の死亡率を高めた、との研究結果が報じられました。実際、米軍でのアスピリン投与量はすさまじく、現在では”中毒量”とされる量、つまり健康な人でも亡くなる危険性が高いアスピリン量が、そのころの標準的な処方量でした(C1in Infect Dis 2009;49;1405)。
 インフルエンザでからたが弱っているところに、中毒量のアスピリン!
 若い、屈強な兵隊たちがバタバタ死んでいった事実は、これならば説明可能です。前掲した図10のように、壮年期にスペイン風邪の死亡ピークができたことも、戦時であるため多数召集された壮年の兵士たちが、上官の命令で大量のアスピリンを飲まされていたことから納得できます。
 インフルエンザ患者にアスピリンが有害であることは、別の面からも示されています。インフルエンザにかかった子どもたちにアスピリンを使うと、”ライ症候群”という脳症が発生するのです
 ライ症候群は、インフルエンザや水痘など発熱性のウイルス疾患にかかった際に、おう吐、意識障害、けいれん(急性脳浮腫)などを発症する病態です。死亡率が高く、重度の脳障害がのこることも多かった。一九六三年にオーストラリアのライ医師らがはじめて報告しましたが、原因は不明でした。
 しかし米国での疫学的な調査で、アスピリンと関係があることが判明し、インフルエンザや水痘にアスピリンを使うのは危険、という警告がだされました。結果、アスピリンの使用量が減り、それにともないライ症候群の発生数も減少し、ついにはゼロになりました。このように、アスピリンがライ症候群をひきおこしたことは確実です。なお、そのころ処方されていたアスピリン量は、スペイン風邪のときの数分の一でした。
 要するに、スペイン風邪による大量死はウイルスの毒性が理由ではなく、薬害だったと考えられます。ところが薬害であることがおおいに隠されたため、「スペイン風邪は脅威」→「インフルエンザは布い」→「ワクチンが必要だ」という錯覚の連鎖をまねいたのです。--専門家たちがスペイン風邪の脅威を強調しはじめたのは、ワクチン生産量がどん底に落ちたあとでした。これは偶然でしようか。
 インフルエンザが怖いかどうか、別の面からみてみましょう。図11は日本におけるインフルエンザ患者数の推移です。インフルエンザを発症した人は、昭和三二年(一九五七年)には百万人もいました。ところが以後の流行期は、患者数が大きく減り、年とともに漸減して、平成九年(一九九七年)には八八〇〇人と、一万人を割りこんでいます。
 この間インフルエンザは、発症した季節と症状で診断されていました。冬場になって突然生じる高熱、全身倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛などから、医師たちは「症状がふつうの風邪とはちがう」「冬場に発症したことからしても、インフルエンザだろう」と判断していたのです。--インフルエンザ患者数が減ったのは、そういう”インフルエンザ様の症状”を発する人が減ったことを意味します。

「新検査法」導入てインフル患者が激増
 ではインフルエンザは、この世からなくなりかけていたのか。--そうではないでしょう。
 推測になりますが、インフルエンザウイルスに感染する人の総数は変わらなかった。でも、むかしより栄養状態がよくなって抵抗力がついたため、ウイルスに感染しても比較的軽症ですむようになった。ふつうの風邪でも発熱、頭痛、鼻づまりなどが生じるので、医師が風邪とインフルエンザを区別できなくなった、というのが真相ではないか。
 この推測がおそらく正しいことは、新しい検査法が導入されると、風邪と思っていたのにインフルエンザと診断されるケースが急増した事実から裏づけられます。
 新検査法というのは、鼻から長い綿棒をいれて、のど奥の粘液を採取し、簡易キットでウィルスがいるかどうかを判定する方法です。一九九九年にこの検査法が導入されると、インフルエンザ患者数はさっそく六万五〇〇〇人にふえ、翌年には七七万人になりました。その後、流行状況による増減をくり返していますが、二〇一一年、一五年は、すっと一〇〇万人以上で、二〇一四年には一七四万人を記録しています(国立感染症研究所・感染症発生動向調査年別報告数)。
 以前、インフルエンザが症状から診断されていた時代は、患者数は一万人未満だったのに、検査キットが導入されると一〇〇万人超。ウイルスに感染する人は減っていなかったのです。今日インフルエンザと診断される人たちの九九%以上は、検査さえうけなければ、”ただの風邪”と診断されているはすです。
 思いおこせばインフルエンザは、むかしは”流行性感冒”や”流感”と呼ばれていました。すこしきつめの風邪、というのが、みんなのうけとり方だったのです。ところが専門家たちや厚労省がこぞって”インフルエンザ”という、どこかおそろしげな病名に乗り換えたため、人びとは風邪とはちがうと思いこまされたようです。
 そしてワクチン製造量がどん底に落ちこんだ一九九四年以降、「インフルエンザは怖い」という報道が急増しました。これは厚労省や専門家の主導ないし協力なくしてはなしえぬキャンペーンでした(拙著「成人病の真実」文春文庫)。
 インフルエインフルエンザは怖い、という通念をつくりだすのに役だった別の出来事は、”インフルエンザ脳症”です。これについては「成人病の真実』に「インフルエンザ脳症は薬害だった」という章をもうけて解説したので、かいつまんで説明しましよう。
 前述したように米国では、インフルエンザなど発熱性のウイルス性疾患に対するアスピリンの使用が事実上禁止され、世界各国もそれにならいました。そしてかわりに処方されたのは、アスピリンよりも弱い”アセトアミノフェン”という解熱剤です。
 そのとき日本でも、アセトアミノフェンが使われるようにはなりました。しかし、アスピリンよりも強い解熱剤である”ジクロフエナク”(通称・ボルタレン)や”メフエナム酸”も使われはじめたのです。--当然のように、ライ症候群よりも激烈な脳症が発生するようになった。それらの解熱剤が処方されることがない欧米諸国では、同様の脳症がみられず、もつばら日本で発生したのです。これが”インフルエンザ脳症”です。
 ところが、あまりに激烈であったためか、当初専門家たちは、ライ症候群の延長線上にあることに気づかす、おろかにも、日本の研究者らがはじめて発見した脳症だと思いこみました。そしてインフルエンザ脳症という、ウイルスが原因であることを示唆する名称をたてまつったのです。--それでインフルエンザは怖いとなった。
 他方で、脳症の実態を把握するため、厚労省は専門家をあつめて研究班を組織し、調査しました。その結果、それら二つの強力な解熱剤が、脳症を発生させていたことが判明し、別の研究で、麻しんなど他の発熱性ウイルス疾患でも同じような脳症が発生していることもわかりました。要するに解熱剤による”薬害”だったのです。
 実際、ジクロフエナクにいたっては、ウイルス性疾患にかかっていない健康な成人女性が鎮痛目的で飲んだだけでライ症候群がおきたこともわかっています。--鎮痛剤には、それだけで脳症が発生する危険性があり、その危険性をインフルエンザなどが増幅して具体化し、脳症をひきおこすのです(前掲拙著)。
 しかし研究班の結論は、解熱剤がインフルエンザの重症化に寄与している、というものでした。論理を逆転させ、インフルエンザが脳症の原因である、と言いつのったのです。これでは世間の、インフルエンザに対する恐怖心がいっそう強まってしまいます。インフルエンザ脳症の研究班が組織されたのも、ワクチン製造量がどん底に落ちこんだあとでした。

 昔からインフルエンザは存在して、少しきついかぜでしたが、これをスペイン風邪に合わせてインフルエンザと呼ぶことで、高い死亡率の恐怖を利用してリスクを煽る姿勢をご理解頂けたと思います。2%の死亡率が重要であり、この1/10だと困るのでした。
 現在の新型コロナウイルスの死亡率は2%であり、今後3%に上昇したり、1%以下に低下したりしながら、最終的には検査キットの普及と治療方法の進展で、0.5%以下の普通のインフルエンザと評価されることになると思えています。
 日本免疫学会元会長はインフルエンザ脳症があるので、普通の風邪とインフルエンザは異なるという説明です。ここにあるのは解熱剤で薬害を広げる姿勢でしかなく、ここまでして人間の命を奪ってでも、嘘で金銭的な利益を得たいという、悪魔の姿勢があるのみでしょう。他人の健康と命を利益に変える姿勢の表れでしかないのでした。
 重要なことは、今の時点で同様に、主に新型コロナウイルスのウイルス性肺炎ですが、解熱剤の薬害で殺されている状況は同じなのです。免疫力を低下させる解熱剤を使うからこそ、患者を殺すのでした。治療の指針が嘘で歪められているからこその薬害です。
 免疫を阻害する治療の恐ろしさを知るべきであり、免疫チェックポイント阻害薬という抗がん剤にも、同様にリスクがあって副作用で患者を殺してきている現実を知る時でしょう。
 日本免疫学会元会長にこのレベルが分からないことはなくて、問題点を指摘していましたが、その続きはがんの例ですがテーラーメイドの治療薬を作って金儲けをしたいという結論でした。遺伝子上の適不適を明確にして効果的な治療方法を選べば、免疫チェックポイント阻害薬もより効果的に使える様になるという話です。
 実際にこうなるかは、続きで何が起きるかです。免疫を阻害すると、腸管などの免疫の主力部隊が働けなくなるのですが、この部分には配慮のある説明ではありませんでした。この意味で問題を無視したいのであり、利益だけを主張したいのでした。起きる結果は当然ですが、人間の免疫を損なう部分での死者の増大です。科学の夢を語りながらも、結局は本質的な問題には向き合わず、無能故に向き合えず、メリットだけを強調して目先で「簡単で利益の上がる」だけの不適切な治療方法を推奨するだけなのでした。WHOなどの彼らの求める物は金銭的な利益であって、人間の命と健康を犠牲にしてこその利益であるとその態度に染みついているのでした。

P164 近藤氏への批判 風しんワクチン
P175 近藤氏への批判 ポリオワクチン
P183 近藤氏への批判 ヒブワクチン
 具体的なワクチンの批判と、嘘によるそのガードの応酬です。簡単にまとめたいと思います。

風しんワクチン
近藤氏
 風しんワクチンは、妊娠を計画した時に抗体値を計ってから接種を決めれば良いでしょう。男性は不要です。
日本免疫学会元会長
 これは明らかに誤った記述です。というのは2012~13年に日本で風しんの大流行があった時には、患者の8割弱が男性でした。中略
 また、風しんは6000人に1人程度とまれですが、重篤化して脳炎を起こすことがあります。これはワクチンの副反応で脳炎を起こすよりもずっと高い頻度です。
近藤氏の情報公開
 風しんワクチン(単独)では、多発性硬化症も生じるようです。
 たとえば二一歳の男性に、種々の神経症状が発症し、後遺症がのこりました。ADEMとの区別は若干むすかしいのですが、どちらの病名がつくにせよ、ワクチンによる重篤な副作用であることは間違いありません。
 しかし、このケースを厚労省の審議会で検討した際には、「御審議いただきましたワクチンにつきましては、これまでの副反応報告によって、その安全性におきまして重大な懸念はない」と評価され、風しんワクチン添付文書の副作用欄に、多発性硬化症もADEMも載せずにすませました(審議会/副反応2015.1.20)。

 副反応隠しが横行している状況に指摘があるので、この指摘を考えれば日本免疫学会元会長の説明には信頼性がないでしょう。

ポリオワクチン
近藤氏
「(日本で)現在、ポリオに感染する可能性があるとすれば、パキスタクンもしくはアフガニスタンから来訪したポリオ患児が、汲みとり式便所と井戸の両方がそなわる、地方の家庭に滞在したときだけ、ということになります」
日本免疫学会元会長
しかし、これは明らかな誤りです。糞ロ感染は水洗便所でも起こりますし、ポリオになるのはこどもだけでもありません。また、われわれがポリオ感染者のいる国へ旅行して感染してくることもあります。この病気に効く良い治療薬がない現状では、ポリオを日本ではあり得ない病気と考えるのは危険です。

 母里氏の説明でも、日本では患者が出ないのでもう不要という扱いです。天然痘並みに世界で廃絶できれば良いのですが、あと少しという状況でしょう。
 日本で普通に生活している子供達にとってはもう不要なレベルのワクチンですが、この病気にかかると後遺症が出るので親としては悩ましいでしょう。
 昔は生ワクチンでしたので、副反応でポリオにかかる方が多いところまで来ていました。続きの現在は不活化ンチクワなので、こちらは有効性に疑問を感じます。副反応のリスクを取ってほぼあり得ない病気を回避する必要があるのか疑問です。
 関係国に旅行する時には、予防していくべきだと思いますが、普段は不要でしょう。もちろん感染拡大がどこかで起きた場合には、速やかに対処すべきと思います。この意味でも心配であれば打つ方が良いでしょう。自分の関係者の交流国次第です。
 日本免疫学会元会長のリスク提言にも一理ありと思います。油断できないリスクは存在しており、パキスタンとアフガニスタンへの平和達成とその後の医療援助で排除すべきウイルスでしょう。

ヒブワクチン
近藤氏
・有効性
 一九八〇年代にフィンランドで、六万人の乳児を二班にわけて、比較試験がおこなわれました。ワクチン非接種群では、髄膜炎や肺炎など一四件のヒプ感染症が生じたのに対し、接種群では二件でした。両群の患児は、全員が回復しています(N Engl J Med 1987;317;717)。回復したのは、抗菌薬の効果でしよう。
・必要性
 ヒプに感染すると、髄膜炎になる危険性がある、というのが接種勧奨の主な理由です。
 しかし日本には、ヒプによる感染症、ヒプ髄膜炎、および死亡数の統計がなかった。統計がないため危険性の実態がわからない段階でヒプワクチンが定期接種化されたのは、国(厚労省)がヒプ感染症をたいした問題ではないと考えていた一方、定期接種化すること自体が目的になっていたからでしよう。前述した肺炎球菌ワクチンについても、同じことがいえます。
 もっとも、あらゆる髄膜炎による死亡数の全国統計はあります。ヒプのみならず、髄膜炎菌や肺炎球菌など、いろいろな細菌による髄膜炎で死亡したケースが”髄膜炎による乳児死亡”としてカウントされているのです。
 そこでヒプワクチン導入以前をみると、髄膜炎による乳児死亡数は、年間5~10人程度でした。そのうちにヒプによる死亡が含まれていたとして、年間1~3人程度でしよう。
・副作用
〔厚労省リスト中の副作用〕
血便排泄(89)、消化管壊死・穿孔(4)、腸重積症(100)、死亡(11),突然死(9)、乳児突然死症候群(6)、ショック(4)、突然死症候群(6)、自己免疫性溶血性貧血(3)、血小板減少性紫斑病(43)、川崎病(15)、呼吸停止(4)、窒息(4)、心停止(3)、心肺停止(6)、意識変容状態(13)、けいれん発作(50)、アナフィラキシーショック(12)
 すごい数の副作用と死亡が生じています。川崎病も副作用として報告されています
・有用性についての私見
 小児科医療の発達した今日、ヒプによる感染よりも、ワクチンによる副作用や死亡のほうが怖いと思います。打つべきでないワクチンです

日本免疫学会元会長
 ワクチンは、不活化ワクチンです。アメリカではこのワクチンの導入により、1980年代後半からわすか10年間で5歳以下のこどものヒプ感染症の頻度が100分の1になりました。日本では2013年から定期接種に含まれるようになりました。このワクチンの導入前は、日本では毎年、1000人ぐらいのこどもが細菌性髄膜炎にかかり、そのうち約6割がヒプによるものでした。ところが、ヒプワクチンが使われるようになってから、ヒプによる髄膜炎は激減し、今ではほほゼロになるとともに、ヒプそのものがこどもたちの鼻や喉からほば検出されない状態になっています。
 4回のワクチン接種(初回免疫3回と追加免疫1回)を受けると、90%以上の人に抗体が作られるようになりますが、その効果は数年から10年ぐらいではないかと推測されています。この点については、今後のさらなる検討が必要です。
 ヒプワクチンは、他のワクチンと同様、軽度の副反応の報告はありますが、大きなものはきわのンめて稀で(10万回の接種で1例以下)、日本小児科学会も2011年にヒプワクチンは安全であると声明を出しています。
 以上、総合すると、ヒプワクチンはきわめて有用だと思います。前掲の近藤誠氏の「ワクチン副作用の恐怖」では「小児科医療の発達した今日、ヒプによる感染よりも、ワクチンによる副作症感用や死亡のほうが怖いと思います。打つべきでないワクチンです」と書かれています。どうして章このような結論になるのか、私には不思議で仕方がありません。先入観なしに科学的にデータを見ると、とてもこのような結論にはならないのですが・・

 近藤氏は統計データーがないとする中で、日本免疫学会元会長にはデーターがあるように見えています。恐らくどこかに推定があって、明確な数値ではない可能性を持つでしょう。ここの議論を先送りしても、副反応が少ないという日本免疫学会元会長と、厚生省のリストに死亡件数をあげる近藤氏のデーターの方が信頼出来るでしょう。
 日本小児科学会の2011年の安全声明を信じて欲しいという書き方ですが、ここにどの様な問題があるのかを近藤氏が説明してくれていますので以下引用です。P125~

 これには日本小児科学会のお墨付きが影響しています。同学会は2011年4月に「日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方」という文書を公表し現在分かっている3項目として、
・複数のワクチンを同時接種しても、有効性は変わらない
・同時接種により、それそれのワクチンの副反応の頻度はあがらない
・同時接種できるワクチンの本数に原則制限はない
 と書いて、同時接種にお墨付きをあたえています。これを読めば親御さんも、そして医師たちも安心するはずです。
 そのためでしようか、現場はすごいことになっています。
 たとえば接種後十六日にけいれんが生じて急性脳症と診断され、後遺症が残った乳児は、①四種混合、②ヒプ、③肺炎球菌、④麻しん風しん混合、⑤おたふく風邪、⑥水痘、⑦型肝炎という七本のワクチンの同時接種をうけていました。混合ワクチンもあるため、成分の数にして十一種の生きた病原体や死骸が、赤ちゃんのからだに一度に入れられたのです。これでは元気な子どもにも障害がでるのが当然ではないでしようか(審議会/副反応2014.10.29)。
 ところで前述した、日本小児科学会のお墨付き文書が根拠としてあげる二篇の医学論文は、まだ同時接種がめずらしかった一九九〇年代前半のものです。二本の同時接種に関するデータがとばしかった時代に書かれた論文です(pediatr lnfect Dis J 1994;13;394. Pediatrics 1992;;90:771)。
 したがって、それら二篇の論文は、二~七本を同時接種しても安全だとする根拠にはならない。--こんな薄弱な根拠にもとづいて、同時接種は何本でも可とする意見を公表した日本小児科学会は、子どもの安全を親身になって考えているとは到底おもえません。
同時接種の危険を裏づけるデータ
 P129にグラフが載せられているのでこれをイラストにも載せます。

 業界利益としてのワクチン接種に配慮しているだけであり、子供達の命を守るための姿にはほど遠い実態がご理解頂けると思います。学会の多くはWHOの言いなりにならざるをえない部分を持つのですが、程度や限度をその学会の人々がどの様に考えるかも結果に表れるのでした。

P239 丸山ワクチン
 丸山ワクチンに免疫学の立場から説明を加えているのですが、都合の悪い部分を説明する事はなく、私なら使わないと書いています。
 医療の記事側でも書いているのですが、副作用のない、いわゆる毒性のない抗がん剤が他にないこと、もう一つはがんを封じ込める作用が他にないことも大きな特徴であり、他の抗がん剤と組み合わせたり、放射線にしろ化学療法にしろ、体にかかる負担を抑えて食欲を維持して延命効果を発揮する部分が大きいのです。人間の免疫作用を強く補助するのでした。
 特にコラーゲンでがんを包み込んで兵糧攻めにして、かさぶたを処理するようにがんを消す効果は非常に魅力があるのであり、これをどの様に100%に近い効率で発生させるかが、非常に重要な科学の進歩なのです。
 もちろん非常に難しいでしょう。地震学者同様に難しいことをやらない者たち、目先の簡単な物に飛びついて、患者を殺してでも利益を上げたいのですから、この種の開発など彼らには出来るはずもないのでした。
 この記事には、新型コロナウイルスの治療に際して、ウイルス性肺炎での対処に解熱剤を使わないことを提唱しています。スペイン風邪への対処で学んだ教訓です。ここに科学の進歩を加えることこそ、本来の医療でしょう。
 丸山ワクチンと、免疫を強化しているというエビデンス付きの漢方薬には、直接的抗炎症作用ではなく、人間の免疫を補助して健康を維持する効果があるのです。これを病気で弱る人に使わない理由はないでしょう。腸管の免疫作用を守るための浣腸と栄養補給、水分補給をする事が重要な中で、延命措置にも繋がるこの種の補助薬を利用することは、今の死亡率をさらに低下させることに役立つでしょう。
 この種の補助薬が、人間の免疫で直る病気に対して、どこまでの効果があるかを誰も科学していないだけでしょう。漢方薬についてはそのエビデンスが出てきているのであり、これを充実させると進歩でしょう。丸山ワクチン側は科学を広げることが重要であり、新型コロナウイルスの感染拡大が起きる場合に早急に対処を検討すべきだと思います。WHOとCDCのバイオテロが自然の批判として広まる時に、検討を始めて頂ければ自然も情報を流して良かったと感じるでしょう。オカルトにされやすい旧約聖書の暗号解析ではなく、旧約聖書を利用するけれども数学的に暗号通信の技術でしかない、鍵を使った暗号通信文での利用可能性の指摘があり、続きは人間側の対処です。

P265 総論      エビデンスなしと間違った科学
 最後にもう一度批判を繰り返しています。以下その引用です。

 ワクチンの有害性を過剰に煽り、「もうワクチンはやめなさい」とか「ワクチン副作用の恐怖」を謳う方が少なくありませんが、その主張は一方的な物で科学的なエビデンスがともなわないばかりか、そもそも免疫学的に見ると誤った知識に基づく物が大半です。こうした極端に惑わされて、もっとも科学的に信頼出来るワクチンを忌避することは本当に残念だと思います。

 嘘八百並べるのはどちらだと言いたい所です。日本免疫学会元会長の名前で嘘をつくので皆信じろという本でしょう。
 彼の文章を批判側からの文章に直してみると以下でしょう。

 ワクチンの有害性を嘘で隠し、「ワクチン」の教科書とか「免疫力を強くする」などの参考書に嘘八百を並べる方が少なくありませんが、その主張は一方的な物で科学的なエビデンスがともなわないばかりか、そもそも客観的な事実と法律と科学で見ると誤った知識と犯罪行為に基づく物が大半です。こうした極端に惑わされて、まったく科学的に信頼出来ないンチクワ製品群を忌避することは本当に必要だと思います。

 この本には偽善の側らしく、本当に必要で良いことも書かれています。
 ワクチンの副反応被害にあっても、国がそれをなかなか認めず患者には負担が増えるだけなので、ワクチン接種時に積立金を出すことで、プールした資金から原因が不明でも被害が重篤な物ほど補償をきちんと行う制度です。これは米国ではうまく機能しており日本にも導入すべき保険制度でしょう。医療制度改革が近未来に起きるでしょうから、この制度も取り入れられるでしょう。
 これにはありがとうございますです。悪い事ばかりだと直ぐに追放されてしまうので、この種の良いことにも注意を払うのが彼らのあり方です。これを良心とみるか、悪事のための準備とみるかです。地獄へ行く道は、善意で敷き詰められているという話です。

稲生雅之
イオン・アルゲイン
6に続く