2011年の日米中           8月1日

 8月2日が期限の米国債の上限問題ですが、今日になって上限修正の妥協案が与野党指導者の了解を得られたようです。まだ波乱要因は少し残していますが、明日の期限を前にデフォルトは回避に向けて大きく動いたと演出されています。
 株も、円などの通貨も値が動き、値動きの行きと帰りで儲けを出しています。相変わらずの混乱の演出に感じていますが、いつまで余裕を持ってこの様なことを繰り返せるのか、心配にもなっています。

 アメリカ国債が暴落してドルの価値がなくなると、他に頼れる通貨がなくなるので、現物の金が必要になると言う話もたくさん出されています。
 金は現実に大きく値を上げていますが、この値上がりにも演出の要素が含まれていますので、行きと帰りで儲ける動きが出て来ることと思います。

 アメリカよりの人達の意見によれば、アメリカは来年にかけて日本国債の暴落を仕掛けた後、金の価値をドルに再びリンクし、金の保有高で通貨の価値を固定して自国に有利な状況を作り出そうとしているとの事です。
 これに対して中国よりの人達の意見によれば、実はアメリカには金庫に金(金の延べ棒)はなく、無い物をある事にして紙幣の価値を操作しようとしているとのことです。

 どちらもお互いの立場の違いを明らかにしたお話しで、金相場がこの様な話に始まる各種の情報操作に使われていることは明らかです。
 正直なところ、金の延べ棒が本当にまだアメリカの金庫にあるのか私にも分かりませんが、この先の通貨の混乱を控えて一定の役割が金にある事は間違いないと思います。

 金の所持量でその後の自国の立場を有利にしたい気持ちは分かるのですが、過去の負債を無くすためにその負債をどこかに押しつける事が出来るのか、問われることになります。
 単純に経済の問題なら、この様な不正は通らないでしょう。不正を通すために日本国債を暴落させて発言力をなくし、金にしか頼れない状況を作りたいようです。

 通貨の混乱が起きた後で、どの国がどれだけの金を本当に所持しているかは重要な情報です。今公開されている情報に落ち着くことになると個人的には思いますが、この情報は本当のことが明らかになるまでにかなりの時間が必要になるのではないかと思います。
 今更金本位制でこの世界の経済を動かすというのには無理があると思います。経済規模に比べて金の総量が小さいという大きな問題に加え、経済運営としては通貨の発行量が大きく制限される事にもなり、現在の経済運営上使える物ではないのです。

 金と石油と食糧などの価格を通貨の価値にリンクするのであれば、通貨の価値は今よりも安定しますが、結局発行量の問題が残ることになります。
 いずれにしても今までの通貨では、今起きている負債の問題に向き合う必要が必ず出て来るので、私達は新しい通貨システムを検討するところに進んで行く事になるでしょう。
 
 アメリカは米国債の問題、日本も日本国債の問題、中国は元と土地バブルという経済運営の問題を抱えています。この問題が絡み合って未来に影響すると思いましたので、日米中というキーワードで調べてみることにしました。EUも影響しているのですが、解析上長すぎるキーワードが使えないので、今回は日米中です。

2011年日米中 の解析結果
 アメリカは米国債の上限、日本は国債と3月11日の地震の復興、中国は土地バブルの問題を抱えている。負債の大きさと資産の釣り合いなどが未来を導くかも知れない。金がベースになるかも知れない。インフレ、アメロになるかも知れない。
 不正な売りと格付け、国境紛争、貿易の問題から食糧危機、戦争を望んでいる。平和にもつながり、情報公開、支配、自由、公正、偏向、市場の崩壊、国の分裂が起きるかも知れない。
 各国の協力、脅し、騙しがあり、長江のダム、7月23日の鉄道事故、民主に影響している。

 本来各国にとって望ましいことは、自国の問題に向き合うことです。各国がその負債に正面から向き合えばよいのですが、その事態は不正な売りと不正な格付け、国境紛争などにも影響しています。
 いつまでこの状態が続くのかを調べるために2012年の日米中を調べてみました。時間の都合でまだ途中ですが、重要なところをお伝えしたいと思います。

2012年日米中 の解析結果
 アメリカは米国債の上限、日本は国債、中国は土地バブルの問題を抱えている。負債の大きさと資産の釣り合いなどが未来を導くかも知れない。金がベースになるかも知れない。インフレ、アメロになるかも知れない。
 不正な売りと格付けがある。
 
 この場所ではまだ確認していませんが、情報公開、支配、自由、公正、偏向、市場の崩壊、国の分裂や国境紛争、貿易の問題から食糧危機、戦争、平和などは未来への流れとしてこの場所にも出されている物と思います。
 2012年もほとんど同じ物が出されていましたが、違う部分も出ていました。

2011年の6文字強調 民主、自由
2012年の6文字強調 不正

 過去の解析からすると、6文字の強調にはその解析場所に対する大きな意味を持つことが多いです。
 結局今見え始めた各国の負債の問題が、今年は民主と自由から情報公開につながって行き、来年にはその不正が明らかになるという流れなのかも知れません。

 日本の国債を売り崩すには不正な格付けと不正な売りが必要であり、普通の売りでは需給の問題から売り崩されることはありません。だからこそアメリカよりの人達は日本国債の危機を演出しようとしています。
 来年にかけてこれらの不正が明らかになる中でも、不況により各国の負債はふくらみ続けます。自国の問題に向き合う形で未来が展開する為には不正が明らかになることが必要となり、自由で民主的な情報公開がそれを助けることになるのでしょう。

 解析の時間の都合もありまだ途中なのですが、市場が今年崩壊するというのはまだまだ脅しと騙しの段階であると思います。来年になって情報公開により負債の処理問題が表面化して始めて、アメロや元の価値の問題が出て来るのではないかと思います。
 その間多くの混乱の演出により危機がささやかれ、市場関係者は市場の上げ下げから儲けを出し続けるようです。リスクは見極めが必要ですが、今回の様にアメリカが自爆するというような危機は、まだまだ先に送ることが可能であると思います。

 日本の地震についてですが、リスクは常にあり、8月の4,5日以降太陽活動から来るリスクが高まる可能性があります。現状ではお盆の前まで対策をお願いすることになると思います。その場合は改めてメルマガをお送り致しますので、よろしければご協力をお願い致します。 

稲生雅之