今年の梅雨は北陸と東北では遅れて始まりましたが、他の地方では10日前後早くなりました。今までにはなかったことだと思います。
梅雨明けはまだ一部の地域だけですが、沖縄、九州南部など、1~2週間も早くなっています。
気温も高めに推移していますので、このペースですぐに関東や他の地区も梅雨明けになるのかと思いました。
太平洋高気圧という梅雨前線を押し上げる高気圧は何故か今弱くなっていて、梅雨明けにはまだ時間がかかりそうです。
もう一度梅雨空に戻るとすると、関東で梅雨明けを感じられるのは平年並みになるのかなと思います。
梅雨の雲は中国の南部につながっていて、この地区の影響を受けています。この場所には三峡ダムという世界最大のダムがあり、そこには長さ570kmもの湖が出来ています。
この大きさですから、ここから大量の水蒸気を発生し、このエリアの気候、生態系までを変化させていることと思います。
中国のこのエリアでは今年に入ってずっと大規模な干ばつが続いていました。その後は先月になって状況が一転し、今度は大洪水になっています。
中国は比較的洪水の多いエリアであると思いますが、今回の状態はあまりにも異常な事態ではないかと思います。
日本でも季節の移り変わりのタイミングが変化していることは、多くの方に感じられることだと思います。今年の梅雨がどの様になるのか、調べてみました。
前から気にしていたこのダムの影響が梅雨に対してどの様な物なのか、その関連も併せて知りたいと思いました。
2011年日本の梅雨 の解析結果
今年の梅雨の始まりと終わりは早かったり遅かったり、普通であったりする。雲は弱く消えて行く。
長江の湖、三峡の水蒸気量が変化し、自然を破壊したこと、太陽の24期の活動、噴煙が影響している。温暖化の中の寒冷化でもある。食糧危機につながっている。
気流も海流も変化し、古い暦から新しい暦への変化、移行である。2012年も繰り返すかも知れない。
中国共産党政府の地球工学の失敗例であり、干ばつと大雨をもたらしている。国民の非難と暴動により国を分割する事になるかも知れない。
湖の破壊への警告は中国の核攻撃の脅迫に対する防衛、抑止力になるかも知れない。
現時点では太陽の24期の活動、火山の噴煙も影響しているので、変化の原因のどれだけが三峡ダムの湖の物かは分かりません。でもこの場所に明記されていますので、周辺で起きている干ばつ、大雨と併せて大きな変化を気候にもたらしていると思います。
この場所では、現実的に食糧危機が進行しているのではないかと思います。干ばつで苦しんでいるところへ大雨による洪水災害ですから、農業どころではないという状態の場所が多いかも知れません。
暗号はこの湖が治水政策の失敗であり、共産党を崩壊させ、国を分割することになる可能性を伝えています。中国のこの場所での食糧危機は大規模になり、政府への批判、暴動へとつながって行くのでしょう。
今年何とか持たせても、来年にも可能性があるとの事なので、この先も注意を継続することが必要です。食糧が年々減るのは大きな恐怖心につながり暴動を呼ぶのでしょう。
三峡ダムと湖の周辺では、干ばつと大雨以外に地震も30倍に増えています。大半はM3以下とのことですが、地滑りや崖崩れが増えているとのことでした。
このダムの崩壊のリスクについては色々なことが言われています。試算してみたのですが、この湖の水を海に全部流すと、世界の海面が約0.1mm上昇します。流れ始めに水が東シナ海と黄海にあるとすると、海面の上昇量は約2cmでした。
これは水が理想的にゆっくりと流れた場合ですが、現実には崩れるダムに併せて濁流となり、下流域を全て飲み込み海に到達します。海に流れ込んだ時にどれだけの高さの津波を発生させるか、評価は難しいと思います。日本の九州や沖縄エリアには1mくらいは届くかも知れません。
長江の全流域には4億人以上の人々が住んでいます。もしこのダムが崩壊すれば、その影響は1億人単位で出て来る物になるでしょう。
地震を30倍に増やしているのは、新しくできた湖の下にある断層のはずです。水の浸透により断層面が滑りやすくなるので、滑った結果が地震になるのです。
水の浸透は続くので、いずれは大きな地震も誘発されるというのが、確率的に正しい評価になります。そのために、多くの人々が地震によるダムの崩壊を警告しているのでした。もしもの時の影響が大きすぎるのです。
中国共産党も多少問題を認めているようですが、このダムにより中国で必要な電力の1割を作り出しているので、止めるわけにはいかないのです。メンツが丸つぶれになりますので、出来ない相談なのかも知れません。
中国の分割が起きる可能性を色々と考えてきています。北京と上海の争いから国を分けて行くというのが一般的かも知れませんが、この争いよりも南沙諸島や尖閣諸島を侵略する方が利益をもたらすので、具体的な可能性が見えていませんでした。
もし中国と戦争になると、避けて通れない問題がアメリカの協力です。
日本の場合、アメリカは尖閣諸島での協力は申し出るかも知れません。でも中国が、「日本に協力するのを止めないとワシントンに核ミサイルを発射する。」とアメリカ政府を脅した場合、アメリカは日本を守ることはあり得ません。
これは現実にこの想定で質問をすると、この事態を避けるようにしたいという返事しか戻らないことからも既に明らかなのです。つまりアメリカはいざという時に日本を守ってはくれないのです。
この事をよく分かっている人はたくさんいて、色々な話が流されています。結局軍事的には日本も核を持たないと中国の核ミサイルによる脅しをはねのけることは出来ないのです。
中国に核ミサイルのボタンを押させない抑止力を得るにはどうしたらよいのかをずっと考えていました。今回やっと1つめの答えです。答えは他にもあると思いますが、日本が核を使わなくても今の中国であれば、止められるかも知れないと思います。
大量の巡航ミサイルや弾道ミサイルでダムを攻撃すると、防衛は不可能です。ミサイルの迎撃は元々難しい物なので、どの国にもその技術はまだありません。MDなど防衛システムは数量の前には簡単に沈黙します。
この場所の破壊は1億人単位の被害であり、上海を含む大都市エリアを大規模に破壊し、長江の下流域は壊滅します。
この攻撃には核は不要です。加えて、南沙諸島でもめているフィリピン、ベトナムと協調してこの抑止力を持つと、中国とアメリカの望む戦争を抑止できる可能性がかなり高まると思います。
それでも中国共産党はボタンに手をかけるかも知れません。それを止めるためには政治的工夫が必要になってゆきます。
北京が上海を犠牲にして戦争をするというのですから、その犠牲を止めるために、上海の人にがんばって頂くのです。自分の故郷が崩壊するのを容認できる人は少ないと思いますし、1億人単位の被害を果たして彼らに容認できるのか、被害のシュミレーションなどこちら側が大々的に伝えて行く必要がある物です。
上海の人たちと協力して、北京を抑止出来たらよいと思います。上海の人には経済協力を約束し、平和になって行くのを条件に北京の人とも協力出来ればよいのです。戦争なんかしないで地域ごとに経済を発展させて行けばよいのです。日本の技術をもっと使ってです。環境を守る技術も含め日本にはまだまだたくさん供与できる技術があるのです。
ダムの水を抜いてもらえれば、環境と下流域のリスクはなくなります。一つの成果ですが、核ミサイルの抑止力にはならなくなります。でもこちらのミサイルはインフラの破壊に使えますので、抑止力として使えるようにする工夫が進んで行く事になるでしょう。
アメリカの悪い人たちは日本、ベトナム、フィリピンに戦争を望んでいるので、この抑止力の準備には全力で反対するでしょう。それでもフィリピンやベトナムを止める事は難しいかもしれないと思います。色々な展開を見せると思いますが、彼らの動きのバランスの中で事態がよい方向に行けばよいと思います。
稲生雅之
PS 沖縄の自然信仰家・比嘉良丸さんの講演が大阪で行われます。今週末の7月10日日曜日、場所はコベントガーデンで13~17時です。私はまた島に行っている予定なので参加できませんが、地震予知に詳しい福田さんの話もお聞き頂けるとのことです。詳細は比嘉さんのHPにて確認の上、申し込みをお願い致します。