構造線と火山による地震発生と日本列島の形成2 10月21日

b)岩手宮城内陸部地震、過去最大の加速度を生み出した仕組み
 岩手宮城内陸部地震の前兆は詳しく調べたところ微弱地震だけでなく、栗駒山のマグマ溜まりの活性化も群発地震により明確でした。イラストの左側の1週間おきのデーターで明確です。
 5月28日のデーターでは、前週よりも100以上の地震発生であり、栗駒山のマグマ溜まりの軸上です。少し西側にずれていますが、この位置がたまたま地震が起きやすい場所なのでしょう。
 マグマ溜まり全体にも活性化が見られています。地震当日の前後1ヶ月で、マグマ溜まりの軸上に地震が増えています。数は多くなく、群発地震が明確な活性化を表す状況でした。
 この地震は少なくとも二つのマグマ溜まりが協力しており、鳴子と栗駒山は下でつながっているかもしれませんが、地上部分でそれぞれが協力して地震の発生時に震動が大きくなる様に調整したと思われます。
 もう一つの焼石岳は火山の分類ではありませんが、上部には火山岩が噴出しており、構造線も伴っています。今は活動が低いだけの火山のマグマ溜まりの特徴を備えていると思います。
 揺れが大きくなった理由ですが、ギターの弦の振動のイメージと捉えることが可能な状況でした。これもイラストを参照下さい。

 5月28日の週には、栗駒山のマグマ溜まりへの注意が必要になったことを表す群発地震が起こされました。これに続いて起きた変化が、6月7日以降、本震1週間前の微弱地震の増加です。
 過去に公表してきたデーターでは栗駒山と焼石岳の中間当たりを微弱地震源と考えていました。この記事に為に詳しく見直したところ、鳴子側にも微弱地震が発生しており、311地震の微弱地震よりも多いと言える程でした。311地震ではこちらがM0.2以下にこだわるので本震前の1週間で8個位です。これに対してこの地震ではM0.6以下で12個でした。地震の種類が異なるので、断層地震では大きめの微弱地震になるのかも知れません。
 鳴子と焼石岳のマグマ溜まりは地震の準備で地殻を押し上げる所が始まりです。微弱地震がこの変化を示しているのです。
 続きの本震ですが、ギターの弦の両側を鳴子と焼石岳が押さえたところで、中央を上に向けて大きくはじき上げる動きが本震です。大きな揺れが弦の振動として起こされているような感じです。これで4022ガルを達成したのでした。
 物理の話は分かりにくくてすみませんが、仮に鳴子と焼石岳の押し上げがなかったとすると、栗駒山が中央を押し上げても、その力は鳴子と焼石岳を通ってさらに遠くまで拡がるのです。この広がりによりエネルギーを散逸させられて、震動が大きくなりにくいのです。
 鳴子と焼石岳は、そこで力を反射して震源地に送り返す動きになるのです。この動きは弦を揺らす動きその物であり、この両側の押さえが4022ガルを達成出来た理由の半分くらいだと思います。

 岩手宮城内陸部地震をM7.2で4022ガルまでの大きな地震にした理由は、これまでに説明した発震機構の工夫にもありますが、栗駒山のマグマ溜まりが人工的に刺激を受けた部分も非常に大きな様子です。
 イラストの右側の地図に3カ所の問題施設を書き込んであります。
 上の岱地熱発電所と鬼首地熱発電所は、栗駒山と鳴子のマグマ溜まりに注水しており、マグマの発生を大きく助けてマグマその物も地熱発電所に呼び寄せる効果を今も発揮しています。
 雄勝CO2貯留実験施設は栗駒山のマグマ溜まりにCO2を注ぎ込むことで、超流動体としての潤滑効果で周辺の岩盤を劣化させて、マグマ溜まりの活動が強くなる効果を起こしていると思われます。長岡と苫小牧のCO2貯留実験施設が周辺に地震をまき散らしているのと同じです。
 この記事を書くに際して、地の声で地熱発電所が指し示されており、雄勝サイトだけでなく上の岱地熱発電所と鬼首地熱発電所にも批判を向けることを促されています。
 熱でのマグマ引き寄せ効果を以前は認識していましたが、注水によるマグマの溶解作用の影響も非常に大きいという事であると考えます。指し示しされた地熱発電所は九州の物ですが、新燃岳の噴火と福岡県西方沖地震を引きおこしています。

 こちらではこの3カ所の施設の影響が岩手宮城内陸部地震と東北太平洋沖地震になって現れています。人災である部分を認識し、この種の自然を利益に変える行為は損失しか生み出さないことを知るべきでしょう。
 加速度の続きです。この地震は4022ガルという巨大な加速度を生み出しており、地震の加速度としては最大でしょう。重力の4倍の大きさになり、地上の物は上に向かって放り上げられる事になります。石積みは壊れるしかないほどの揺れなのです。
 この大きな加速度を生み出している理由には、もう一つ場所の選定が非常に重要な役割を果たしています。イラストの右図見て下さい。震源域に薄い灰色の部分があります。ここは他の部分と異なり泥岩です。他の大半は安山岩や玄武岩であり、固くて割れにくいのです。
 鳴子から栗駒山、焼石岳まで火山の山脈が続くので、そこには多くの玄武岩や安山岩が続くでしょう。中には火砕流としての柔らかい部分もあって、その部分は今回も大きな揺れに利用されています。幅2~5km位で南北方向に伸びるこの柔らかい地層が、両側の固い岩盤によって挟まれて揺れされたことで、これまでにない4022ガルという加速度を可能にしているのです。岩盤が上にあって隠されている部分もあると思われ、恐らく鳴子まで柔軟な地層が隠されていると思います。
 硬い岩の隣に柔らかい地層があると、そこが地震時に破壊されやすい断層にもなる物です。ここではそれが両側にあって、大きな断層地震になったのでした。
 この例は単純ですが、過去の例で言えば、関東大震災で小田原に被害が大きいのは、隣にある岩盤に影響を受けてるからだと感じます。加えて中越地震でも北海道胆振東部の地震でも、固い岩盤の隣にある柔ら合い部分が震源になるのは、原理として同じ事なのです。

 あとは、上記構造線もマグマ溜まりに重なり、その刺激を送る役割だったでしょう。富士山にも押し込まれて断層がずれやすい状況が作り出されて、本震になったのでした。
 太平洋プレートの沈み込みが東側にあるので、この場所からの西北西向きの力は普通にかかりやすく、これが構造線に現れていると思われます。角度が少し変わって二種類あり、プレート運動の特徴も表している状況でした。

 岩手宮城内陸部地震の構造線には、フィリピン海プレートからの物も存在しており、これが今回の断層の向きにもほぼ重なる状況でした。
 イラストを見てみて下さい。フィリピン海プレートの先端である富士山の北側から北北東に複数の構造線が走っています。イラストの一番下に黄色の線を入れています。この線にほぼ並行に幅広く複数が存在していると思われます。
 岩手宮城内陸部地震の前兆を調べていた時に、偶然1年前のデーターに将来の断層上に地震列が生まれているのを見つけました。この地震列を生み出した力の向きを考えると、富士山の北側からの構造線が相応しいです。ただし、このエリアには火山がたくさんあるので、構造線は生み出されてもマグマ他で溶岩として覆われることが多く、分かりにくくされるのです。
 押しの力を伝える事を考えると、マグマから生じる岩石を押す場合と、泥や砂が堆積して出来た平野を押すのでは、力の伝わり方が異なる事を想像頂けると思います。山も削れて行くのですが、平野よりもはるかに固く、力を遠くに伝えやすいでしょう。柔らかいと土地に力の一部が吸収されるのです。
 この意味でも強い力が富士山の北側の甲府盆地から、震源地の栗駒山の付近に届いているでしょう。その力が栗駒山に届いた1年前と、地震の直前の1ヶ月の震源分布のデーターはよく似ており、富士山からの力を届けていた可能性を指摘することになります。
 方向が変わると、右隣のデーターに見る様に、震源の分布が変化します。緑の丸の部分を富士山からの力が通過する場合には地震を起こすと思われ、向きが変わって力が通らないと、このエリアの地震が減る様子です。
 2008年の6月14日の地震では、直前1ヶ月で黄色で囲った地震列の強い物が見られており、この時にも大きな力が走っていたことを表しています。
 この地震列の向きは、栗駒山の東側に多少それるのですが、この向きであれば栗駒山にも力は届くでしょうし、地震列を良く見ると幅もあるので、構造線としての幅が広く、この範囲での方向性を持つでしょう。
 地震で生まれた断層は連続している構造線とは言えませんが、力の向きは富士山を向いており、遠い将来には構造線としてはっきりしてくるかも知れません。

 これまで311地震の前兆情報を公表してきました。今回の記事化では、内陸の断層地震でもそれなりに前兆が出される部分が明確になりました。
 関東の地震などでは未知の断層が動く事になるのですが、今回の例によれば、その様な断層にも事前に地震列が生まれたり、少なくとも直前には微弱地震を発生させる可能性が高いでしょう。
 これに構造線の動きとその線上の地震列、関係する付近のマグマ溜まりの活性度を確認すれば、予知の情報としては役に立てるのではないかと思います。
 地震の規模がM7.2あったので微弱地震も12個も出ているのかも知れません。これらは統計的に評価する事で、ランダムに発生するノイズと、断層が動くまえに生じる集団的な動きを知る事が出来るでしょう。
 気象庁が地震のデーターベースを整備できるようになるのを待っています。その後は地震の仕組みが認められたところで、県別などでデーターを責任を持って評価し、情報を公表する事が重要になると思います。こちらは地震の科学です。
 地の声も同様に扱うべきですが、こちらも政治的に対処する事が将来は重要になるでしょう。善と偽善の争いが一段落して、多くの人が自然とあの世の存在と先史文明の存在を認めるまでは、この動きは難しそうです。これらはこの世の科学ですが、こちらは今の政治に問題があるので紆余曲折を経てからになりそうです。

 この部分は実は重要であり、自然に起きる地震なら鳴子と焼石岳の不自然な微弱地震の発生という物は考えにくいでしょう。その中間に栗駒山の微弱地震が生まれて普通であり、恐らくM6.5の前後に2000ガルも届けば良いところだったでしょう。
 複数の自然が意図し協力したからこそ、M7.2で4022ガルの達成なのです。311地震ではM9でも3000ガルです。位置が離れているにしても、大きな加速度が達成出来るかは別問題です。
 JRリニアの批判記事を書くために、この地震の解析を促されたところです。JRリニアの軌道が通る部分では、濃尾地震の様にM8.0まで可能です。固い地質と柔らかい地質がサンドイッチになった所も何度も通過するのがリニアです。関東大震災の震源地にトンネルを掘って無事で済むと考えるところに全く根拠はなく、大きな疑問があるのです。
 詳細はJRリニアの批判記事で説明致します。

 この章の最後には以前の記事である「自然が問題を提起する実験と発電所」を再録しておきます。苫小牧の災害は現実化しましたが、まだ政府が変わることにはなっていないです。今後の変化次第でしょう。

自然が問題を提起する実験と発電所
 CO2貯留実験は長岡で行われ、中越と中越沖の二度大きな地震を起こしています。にもかかわらずその関連性は科学として追求されることはなく、政治と行政の責任になる事はありませんでした。当時の科学は前後左右と上に影響がないと述べていますが、下に関しては無責任だったのです。分からないとしたいのでしょうが、地震はここから来ています。
 CO2貯留は上に漏れないことのみを考えています。下に向かった岩盤の破壊の影響を無視しています。メカニズムが明らかな今としては、下について考慮しない部分を重過失として追求すべきであると考えています。下から来る地震を無視したのです。
 プレートを構成する岩盤は、月と太陽に引かれて数十cm上下左右に動くことがGPS変動他の計測により誰もが知る現実です。この動きによりCO2の超流動体が岩盤のあらゆる隙間に入り込み、浸透圧の大きな差もあって下と左右に拡散してゆくのです。下向きには重力も加わるので動きとの相乗効果で大きな拡散を起こしているのです。
 CO2超流動体は岩盤に対して柔軟剤であり、化学反応剤として電気の経路を作成する導電剤です。強度の劣化と地電流の増大により破壊されやすくなるので地震が起きやすくなるのです。

 中越沖地震が起きたとき、一日と空けずに日本海の深いところからM6クラスの地震が起きてきています。通常浅い場所の地震が深い場所の地震を呼び起こすメカニズムは考えにくいのですが、この中越沖地震に際してはその現象が起きたのです。その理由はCO2による破壊が400kmという深い位置まで到達し、その経路の強度を低下させたことが原因だと思っています。地震で蓋が外れて中から炭酸ガスが吹き出す様にその経路が上に向かって動けた物と考えています。
 この場所で上側の刺激により再び地震が起きれば、CO2による損傷が今も影響していることを示す事になります。加えて、長岡に貯留されているCO2を一刻も早く抜き出さなければいけないという大きな理由付けになるでしょう。
 CO2貯留は、この場所から広まり深い所まで地殻の劣化をもたらしており、この劣化はCO2が地下に存在する間は広まる一方なのです。これまでにない不自然に強い地震をさらに引き起こすリスクが今もここに存在しています。一日も早くこの場所のCO2を排出すると共に、下部の地殻の状況の分からない地域での原子炉の稼働はあり得ないでしょう。行政の無責任が地殻の大幅な劣化を引き起こし状況を分からなくしているのです。
 同様に海底での爆破は破壊面からの海水の浸入を増大させ、電流の入出力効果も伴って深さ方向に強度を大幅に劣化させるのです。大陸近海の海底に深い穴を空けて爆破して回れば、その大陸を支えるプレートの強度を失わせることになり、後に起きる地震を大きな物にします。今後のあり方を規制すべき隠れた大きな問題です。
 CO2貯留は世界的な流れですが、311レベルの大きな地殻変動を誘発します。CO2が予想外に地上に漏れ出す時は、同時に起きていると思われる大きな地殻変動でその対処が進めにくい状況が予想されます。このリスクを取るよりも停止し排出すべきでしょう。

 これまでCO2貯留実験についての批判をたくさん書いてきました。苫小牧と樽前山の状況を説明する段階で、同種の影響のある物について調べる必要のあること知りました。地熱発電所もシェールガスの油井も同様であり、炭酸水を火山に注入してCO2を固定化する物までありました。
 地熱発電所などは何十年も稼働しているところまでありますが、その多くに異常を見いだすことが出来る状況でした。簡単に言うと地下の熱を取り出す部分にマグマが引き寄せられてくるのです。熱の流れに引き寄せられるのです。熱の流れとしては単純な物理です。
 その結果は周辺火山の活性化であり、地殻変動の惹起や群発地震の発生です。マグマ溜まりの潰れを誘発してもいるのです。
 北海道では北海道駒ヶ岳に近い発電所が北海道駒ヶ岳の噴火に影響していたでしょう。岩手山、八幡平、秋田焼山、秋田駒ヶ岳の周辺の発電所群は、1997年の秋田焼山の水蒸気噴火と地滑りを引き起こしていると思われます。1998年にはM6の地震も発電所のすぐそばで起こしています。三陸沖地震にも影響しているはずであり、ここに生まれる影響は未来の大型地震になって現れる状況です。現在も秋田駒ヶ岳由来のマグマ溜まりとして三陸沖に群発地震を引き起こしており、富士山のマグマ溜まりの活動と重なることで311地震同様に大きな地震になれるのです。
 栗駒山周辺の発電所とCO2実験施設は2008年の岩手・宮城内陸地震につながっていますし、その後のこの地震の後遺症は311地震を引き起こしています。栗駒山由来のマグマ溜まりの群発地震が311地震の原因でした。
 日本での残りは九州地区です。九重山周辺の発電所は、阿蘇山と九重山の同一マグマ溜まりを通じて2005年の福岡県西方沖地震の原因になっています。マグマ溜まりを活性化して群発地震を起こしているのです。
 霧島山にも発電所があります。こちらはマグマを引き寄せたことにより2011年の新燃岳の噴火を引き起こしています。

 ざっと見てこの様な状況でした。温泉が湧き出していて、その熱のみを利用して排水を海や川に流す分には影響が少ないです。温泉を取り入れるために水を注入しているところや、取り出した分を返している場所はリスクが大きくなります。
 過剰な水の注入は地殻の隙間に入り込んで地殻を劣化させ、電気の通りも良くします。地震を大きくしやすいことは明らかな現実です。環境の負担を減らすために水を循環すれば良いと考えるのが普通ですが、この場合でも熱の抜き出しがその場所へのマグマを引き寄せることにつながるのです。マグマ溜まりは活性化し群発地震を起こしながら近づいて噴火に至るのです。
 地熱発電は原子力発電に比べると安全で、環境にも優しく見えていたでしょう。行政も国民もここに問題があるという意識を持っていないと思います。
 現実はそのような物ではなく、科学としての理解がなかったことで、火山の噴火と地震のリスクを高めてきていたのでした。マグマ溜まりの潰れのメカニズムからは明確な現実です。向き合うべき大きな問題でしょう。

 日本の発電量の0.2%しかない物が、311地震や岩手・宮城内陸地震、新燃岳の噴火や福岡県西方沖地震の原因になっているのです。0.2%のために負担すべきリスクには遠く及ばないでしょう。現実を知ったところで廃止に向けた議論が必要な事業です。
 CO2貯留関連も同様です。地下への注水を行う物は全て再検討すべきでしょう。こちらは中越地震、中越沖地震と大きな被害を生み出してきています。加えて新潟の位置から北米プレートをつなぎ止めている岩盤を深いところまで大きく破壊し続けています。この破壊は311地震による東北地方の動きを大きくした影響があるはずです。
 現在苫小牧でも実施中のCO2実験ですが、この場所は近傍の樽前山の噴火につながる変化になりやすいでしょう。CO2の貯留事業は全て停止し、注入済みのCO2も回収すべきです。地盤の劣化は簡単には戻らず以後の地震を大きくするでしょう。

 無責任な政治と行政は日本を敗戦に導いた最大の原因であると考えています。この敗戦の原因と向き合わずに来た私達は、今も続くこの種の無責任に向き合う必要があるのです。
 無責任なのは政治や行政だけではありません。科学者も無責任です。地熱発電は昔から続く物であり問題を起こしながら来ているにもかかわらず、その責任を回避してきています。科学は専門家にしか分からないとされていますが、その様なことはないのです。現在の科学者には客観性がないので、自分の見たい部分だけ見て肩書きで相手を納得させているだけでしょう。客観性の無さは今後社会で認識されて、この先の科学を大きく進歩させる物になります。既に出来ている地震予知他客観性の追求が産みだした産物です。
 地震予知は出来ないとする地震学者の言葉に科学的な根拠はありません。専門家の言葉だから私達はそれを信頼しているのですが、彼らには分からない事はたくさんあるだけでなく自然現象をくまなく見つめるという客観性を持たないのです。自分の見たい岩盤の振動だけを見ているのです。この木を見て森を見ない態度が彼らの科学を大きく遅らせて来たのです。
 他の分野も含めて科学者の態度は、客観性の重視が科学の進歩にとって重要であると気づく時に大きく変わるでしょう。新しい科学が広まる中で自然に進むと思います。
 もう一方の問題である行政の無責任は、これから私達が向き合うべき大きな問題です。まずは行政の嘘に光を当てる署名による司法権の行使が解決策の一つです。情報公開を通じて現実を知り、責任を追及すること、責任を取る行政組織へ改善することが私たちに求められています。

 続きはc)内陸部の巨大地震の仕組みとしての濃尾地震 です。ここまでを10月21日に書きました。
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