テロのリスクについて        5月17日

 2冊目の本の「聖書の暗号はこう言っている」の中で、2月11日にテロが起こされるかも知れないことをみてきています。
 本では、2月11日のテロに加え、3月中に起きたかも知れない北朝鮮のミサイル発射、これから起きる予定の尖閣漁船のデモを紹介しています。
 3月11日に東日本大震災が起きたことで、未来の選択肢の可能性も変化しています。新たにリスクの大きくなってきたテロについて追加の情報をお伝えしたいと思います。

 私達は、原子力発電所で事故が起きると、その制御が非常に難しい物である事を知りました。また、被害は非常に広い範囲に広がり、周辺の生活を一変させる物であることが明らかとなりました。
 かみんちゅさんは原子力発電所の安全を願って祈り回っていました。今回のような事故もありますが、みられているビジョンの中にはテロからの事故もあるのです。

 もし原子力発電所でテロが起きたら、原子炉には何が起きるでしょうか。私達は福島の原子力発電所の事故で、原子炉の冷却が非常に重要であることを知りました。冷却能力を失うと簡単に炉心溶融、メルトダウンが起きることも知りました。放射性物質がたくさん拡散し、人体への影響が大きくて放出される放射能を止めることも出来ない、制御らしい制御が出来ない物であると知らされたのでした。

 今まで原子力発電所は安全であると、ずっと教え続けられてきました。私自身エンジニアなので、それなりにその安全性は確保されている物と考えてきました。でも、現在の現実は、炉の状態に対するリスク評価は甘い物であるし、一度制御を失うと取り返しがつかない種類の物であると分かりました。
 放射能をなくしてしまうなど、放射能を制御する技術がないことは分かっていましたが、原子炉の状態を制御できないケースがたくさんあることは、分かっていませんでした。 

 この原子炉にテロを行う場合を考えてみて下さい。当然のように冷却系を破壊すれば、簡単にメルトダウンすることが明らかです。今回も非常用炉心冷却装置がうまく働かなくて起きた事故ですので、この装置の電源を止めるとか、今回起きたと思われる冷却水バルブの誤動作のように、関連する部分の電源や電子制御システムを破壊すればよいのです。 原子炉システムは安全であると私達はすり込まれてきましたが、現実はそうではないことが明かです。テロについて本当に安全なのかどうか、もう一度見直してほしい状態なのです。

 テロを計画している存在達にとっては、その計画は何年も前から着手してひっそりと実行する物です。911テロで言えば、アルカイダを育て上げたり、彼らに飛行機の免許を取らせたり、綿密な計画がないと、あれだけのことは起こせないのです。
 単純に考えても、原子力発電所の中に作業員として入り込み、外部からの工作員を入れて破壊行為に及ぶことが考えられます。

 破壊する場合はどこに何があるかを事前に調べ上げ、適切な場所の電源、制御板やバルブを破壊する事になります。すると、今回の事故で私達がさんざん聞かされ、無責任の象徴である「想定外の事故」となります。内部からの破壊など真剣には考えられていないと思えるからです。
 「想定外の事故」の次の出来事は簡単なことです。冷却システムが停止し、メルトダウンするのです。放射能は大量に漏れ出し、すぐには止められない状況が長く続くことになるかも知れません。

原子力テロ の解析結果
 2011年6月以降、大臣自作のテロが原子炉で起こされるかも知れない。戦争を求める物であり、自民の右翼の息子が煽動する。北朝鮮のせいにしようとする。
 冷却系の事故であり、放射能が漏れるかも知れない。スパイも存在するかも知れない。
 哨戒艦沈没の流れであり、平和にも繋がる。
 911テロや張作霖事件の様に計画は存在し、陰謀である。

 私達は911テロをみてきていますが、日本には直接的に影響のない物として戦争には深く関わらずに来ています。
 戦争を望む存在達は、尖閣を通じて日本を戦争に引き込むことを考えています。その為には日本の法律を変えさせて、自衛以外の攻撃行動を広く取れるようにする必要があるのです。

 その為にはたくさんの人が危機を恐れ、戦争に進むのもやむを得ないと考える状況を作り出すのです。
 私達日本人の一部も、昔はこの様な行動を取っていたことがあるのです。一部の人がその様なことを望むだけで、その現実を呼び寄せることが可能な時があり、それを利用されて戦争へと進まされていったのでした。

 張作霖を列車ごと爆殺するという荒っぽいことを、日本軍の満州にいた部隊(関東軍)の一部の人が起こしています。この様な事件は起きてしまうと政治的な反動が出るので、その後の日中戦争に繋がってゆくことになるのでした。
 政治、軍事的な圧力を受けた結果、議会などが民主的に決めた物ではなく、単に一部の人々が戦争を求めて事件を起こすのです。一部人の意見なのに、その結果はその後の未来を大きく左右する物になるのでした。

 今悪い人たちは、日本に戦争をさせようとして、いろいろな事件を仕掛けています。経済的には日本国債が狙われるようになってゆくでしょう。政治的にどの様な圧力をかけるかですが、尖閣列島への漁船デモが控えていますし、他にもこの地域での演出は続くことになるでしょう。
 今原子力発電所でテロを起こされて放射能漏れが起きると、そしてそれが北朝鮮のせいにされると、私達は国防意識が政治家に煽られるままに高められてしまうリスクが大きいのです。

 原子力発電所の事故を私達は恐れています。この恐れを利用して、彼らは軍備や戦争のための自衛隊の法改正を行おうとしています。
 日本の原子力発電所のある場所であれば、テロのリスクは否定できません。北朝鮮のせいにするには日本海側の発電所が危ないかも知れません。
 現実には、テロを起こす側にとっては警戒の薄いところが狙い所です。全ての原子力発電所でテロに備え、体制や対応を見直すべき時に来ているようです。

 危機を煽ることが目的ではありません。今回の311地震により想定外の事故になったと聞かされていることが、次の備えを呼ぶのです。
 テロの対策も実際に行われています。それでも電力会社の想定は非常に甘い物であることが既に明らかです。どの様なことが起こりうるのか、もう一度見直して考え直してほしいと思います。私達個人個人も、この様なテロに注意が必要になった状況です。

 今日からアラスカとロスアンゼルスに行って来ます。かみんちゅさんのご神事と、英語本翻訳とソフトの関連の打ち合わせです。
 26日に戻りますが、その間メルマガの発行は不定期になります。移動の飛行機の中で時間が取れますので、一度はお送りできると思います。
 戻ったところで改めて、状況をお話ししたいと思います。ではいってきます。 

稲生雅之