電磁波による地震発生について  4月25日

 4月の8日より2週間ほどの長きにわたり、地震の抑制イメージにご協力頂きまして、ありがとうございました。気にしていたエリアでの地震は起きませんでした。
 3月11日の地震が大きかったために、他のエリアへの影響が大きく、M7の余震もまだ起きている状況です。余震なのか、バランスを取るための地震なのかはっきりしませんが、長野県や千葉県、静岡県での地震が続いておりました。

 これらの地震が起きやすい状況がありましたので、この状況下での余計なエネルギーの追加による地震を心配していました。かみんちゅさんによれば、起きてはいけない地震だったとのことで、この期間中に大きな物は起こらずに済んで良かったと思います。インドネシアなどにエネルギーが逃げることもなく無事に時が流れ、本当によかったです。
 この先も多くの人に対策をお願いしないといけない事もあるかも知れません。その時はまたすみませんが、ご協力を頂ければと思います。

 3月11日の地震により大陸プレートのバランスが変化しました。そのせいで広い範囲で地震が起きています。小規模な物が時々起きる形で新しいバランスに落ち着いてほしいのですが、まだしばらくは大きめの余震に注意が必要です。東北地方の人たちが余震が減ったと実感できるまで、まだしばらく時間が必要なようです。

 地震のメカニズムと3月11日の地震に関しては、追加でご説明とデーターを紹介したいと思います。
 500km/sの高速太陽風が地球に吹いてくると、この太陽風のエネルギーは30兆ワットにも及びます。このエネルギーは大半が磁気圏により地球外に追いやられますが、それでもオーロラだけでも1兆ワットもの電力が地球に取り込まれています。
 このエネルギーの大きさですが、最近になって多くの人の知ることになった東京電力の発電量が5,000万キロワットです。これは500億ワットとなります。実にこの20倍ものエネルギーがオーロラ発生時には上空を流れていることになるのです。

 オーロラのエネルギーは元々太陽風から地球に届く物ですが、この太陽風が原因で起きる磁気嵐に伴い、この大電力のエネルギーがオーロラ上を流れています。
 アラスカのオーロラ研究施設は、このエネルギーを利用する研究もしているのではないかと思います。
 一方地震を起こすのに必要な電力はどの程度なのでしょうか。ロシアの実験では、2.8Kアンペアの電流を2日間約100回くらい流したら地震が起き始め、地震のエネルギーはその100万倍も大きかったと言われています。

 かけられた電圧が分からないので単純に比較は出来ませんが、2.8Kアンペアは100Vとしても30万ワットです。1つの発電所の電力を全て地面に流して100万キロワット程度ですので、30万ワットは小さな物ですし、太陽風に含まれているエネルギーは非常に大きな物なのです。
 このエネルギーをある程度大地に流せば、地震が起きる可能性が高くなると言う事なのでしょう。

 電磁波により操作され、地球に向かって流れる太陽風の陽子は電気として地表に向かって流れてゆき、電流として地球に流れ込むことになります。その結果、今回の地震では地電流と呼ぶ大地を流れる電流にも異常を起こしています。
 地磁気観測所のある茨城県の柿岡で、今回の地震では地震の始まる数時間前よりこの地電流が異常なレベルで流れ始め、アラスカの電磁波の動作が終わるまで流れ続けることになったのです。添付する1つめのデーターより明らかです。

 3月11日よりも数日前に、三陸沖ではそれなりに大きな地震が起きています。でもその地震では地電流は流れていません。明確に言い切ることは出来ませんが、この時点では電気が流れるほどのプレートの歪みの調整は始まっていなかったようです。

 この地電流の異常に加えて、高速の太陽風が地球に届いています。こちらも普段届くことのない、高速の陽子の流れであり、大規模太陽フレアにより運ばれてきた物のようです。こちらも衛星のデーターにより明らかですが、柿岡の地電流の始まりと同じ感じで地球にエネルギーとして届き、この仕組みを通じて地球に電気として流し込まれています。
 衛星のデーターを2つめに載せます。データーのグラフが出ていますが、下の3つが陽子の流量です。世界標準時の3月10日より強く流れ始めています。Xクラスのフレアにより発生した物が地球に届いたのだと思います。

 電磁波はバンアレン帯に溜まった陽子を地球に落とし込み、磁気嵐にも助けられ、電離層にも穴を空ける形で電気の流れる道を造り出していました。この経路の出来たところへ大規模太陽フレアにより大量の陽子が供給されました。本来であれば、地球の磁場に捕まる形でこれらの陽子は地球に直接流れ込むことはないのですが、磁場の操作と電離層の操作により、これらの陽子が電流として地球に流れ込み、大きな地震につながったようです。

 今回の地震に関してはこの様な条件の重なりがあったので、大きな地震につながっています。元々三陸沖には解放されるべきプレートの移動による歪みが溜まっていました。これが自然な形で分散分割されて解放されれば良かったのですが、大きな電気の流れはこれを強く広範囲な地震にしたのでした。
 これだけの条件が重なることはそれほど多く起きることではないと思います。この意味で電磁波をあまりにも恐れる必要はないと思います。起きていること、起こされていることをより正しく伝えられるようにしたいと思います。

 以下少し専門的ですみませんが、理科系の方向けの補足です。理系でも単純にあり得ないとする方が多いので、暗号から突っ込みを入れておきたいと思います。
 現状すみませんが簡単な言葉で説明するにはたくさんの資料と説明文が必要になりますので、これ以後出す本の中で改めて説明させて頂きます。

 これまでに説明してきました地震のメカニズムですが、太陽風にある電気を地球に取り込む部分には電位差が必要になります。太陽風のエネルギーが非常に多くても電位差がなければ電気として取り込むことは難しくなるのです。現象的にも証拠はあるのですが、電気は簡単には認められない物なのです。
 宇宙に電位差はないというのが現在の天文学だと思いますし、宇宙の現象の大半を電気ではなく重力で説明しているのが現状です。

 現実には電気は宇宙にたくさん存在し、プラズマから宇宙を考える電気的宇宙論も存在します。重力で全てを説明することは出来ていませんし、電気で全てを説明することも出来ていないのですが、現代天文学は電気をあまりにも軽視し、事実と向き合おうとしていないのです。本来双方とも必要なのですが、まだそこまで科学が対応出来ていないのです。

 太陽は核融合で燃えていると言われていますが、これのみのメカニズムであれば、太陽の外側の温度が最も高いという観測事実を説明できません。電気的に外部からエネルギーをもらっている可能性があるのですが、この証明がまだ正確には出来ておらず、メカニズムも分からないままなのです。

 同様に銀河の形成メカニズムにおいても電磁力を使うことで、ダークマター抜きでの説明が可能です。電気が存在して多くの電流の流れが存在していることは、星雲やガス流などその形状から明らかなのですが、ビックバン理論との整合性により認められないようです。
 このダークマターですが、重力レンズと呼ばれる現象でもその存在が確かめられたことになっています。でも、暗号はここに問題を提起します。

 重力レンズとは、銀河などの総量が大きい天体がその周辺の空間に影響を及ぼし、全体としてレンズになることで、そのレンズになる天体より遠くの天体の虚像を作り出す現象です。1つしかないクエーサーが2つにも3つにも見える物です。遠くのクエーサーの手前にある銀河がレンズとなり、虚像を作り出すのです。
 100億光年彼方のクエーサーなどの実際に強い重力レンズと呼ばれる物は、X線でも可視光でも電波でも同じ虚像が見えているものがあり、これらは重力によるレンズ効果で説明可能です。

 問題は弱い重力レンズと呼ばれる物です。こちらはレンズになる天体の向こう側に虚像が隠れており、その像が少しぼやけるという感じの現象です。可視光でしか観測できない様子で、X線で見るとそこにはガスしかない感じで見えています。
 本来であれば、このガスを通して見ている以上このガスの影響が結像光学的にどうなるかを検討する必要がありますし、X線像でガスの分布に揺らぎが見られる以上、ガスの影響を考える必要があります。

 学説ではダークマターを作り出すために、この像の揺らぎを無理矢理重力のせいにしています。蜃気楼など気体が虚像を見せることは普通にあることなのですが、この事は考慮されていないようです。銀河のガスは横から見ればレンズ状になっていますので、重力ではなく、水素などのガスがレンズにもなるのです。
 この場合、ガスは重力の場合と異なって、X線と光と電波で屈折率、曲がり方が異なります。そのため電波では見える像が可視光では見えなかったり可視で見える物が電波では見えなかったりします。現実に可視光で見えないけれど、電波で見える重力レンズと言われる現象が発表されています。

重力レンズの解析結果
 強い、弱いの重力レンズは、質量が過大評価されている可能性がある。空と水素媒質中の光の速度の差、スネルの法則(光の媒質中の屈折法則の名前)による物もある。
 5次元など新しい次元が発見されると、真実が解き明かされる事になるかも知れない。

 ダークマターが存在する可能性の全てを否定するわけではありませんが、宇宙論には仮定が多すぎ、インフレーションによるビックバンなど、明確ではないことのつなぎ合わせです。その延長線上にあるのがダークマターであり、重力レンズです。それぞれに見えない質量が大きくなるように働いています。

 いずれ5次元など今までに分かっていない次元の存在が明らかになります。暗号によれば、2020年くらいだったと思います。これが見つかると何が起きるでしょうか。
 ビックバンは一から書き直しです。現状の理論では別の次元にエネルギーが逃げていく話をしています。これは宇宙の始まりにおいても起きることなので、今でも証明されていない理論に新しくエネルギーの追加という無理が加わることになるのです。

 結果として存在しない質量をダークマターが何らかの形で負担することになるかも知れません。とにかく今の計算値ではダークマターの量が正しくなくなる時が来るのです。
 現状弱い重力レンズもダークマターの証拠であり、現在のビックバンや宇宙論を支えている一つの柱になっています。

 宇宙論は実験で確かめることが出来ないために、理論的正しさを多数決で決めている世界に近いです。ノーベル賞などの権威がその場の支配には有効で、アインシュタインさんの重力理論が、まだその力を持っているようです。
 新しい理論はその中に組み込まれ、理論を変えて行くことになると思います。ダークマターが今よりも少なくてすめば、電気的な説明が本当に必要になってきます。その時までどれくらいかは分かりませんが、いずれ変化することになるようです。宇宙にも太陽にも電気があって、地球に流れる可能性を持っていると思います。
 リサ・ランドールさん他、新しい次元の発見を急いでほしい所です。

稲生雅之