今週に入って国債の暴落を警告する話が耳に入るようになりました。新聞だけでなく複数の経済の専門誌にも関連記事が出るようになってきています。恐らく今後もこの関連の記事は増えて行くことになると思います。
東日本大震災により復興国債の発行が必要になることに加えて、電力不足によりGDPが落ち込みます。単純には国債の償還が厳しくなることが誰の目にも明らかです。
この財政が厳しくなる点をとらえ、暴落の可能性が上昇するという内容でした。
この様な国債の暴落を煽る話が出てくることは2冊目の本に書いて心配していたことでした。地震で財政が厳しくなることは仕方のないことですが、国債の危機を煽りたい人は、日本政府の持つ資産の話をしようとしません。今までに目にした記事も同じでこの重要な点に触れることなく、世界基準から見ても日本国債は異常としているのでした。
今回は、地震による復興資金が必要なところにこの話を載せ、危機を煽ってるところに問題があります。少なくとも海外で日本の国債を売り崩そうとしている人たちには、有利な状況が生まれてきたと感じていることでしょう。
政府の資産が他国の十倍もあって、この資産を適切に処理すると、日本の国債依存度にはたいした問題のないことが分かるのです。今はこの資産処理につなげる話には、まだ国民の理解どころか状況説明さえも進まないのです。
東北地震後の経済記事 の解析結果
2011年3月11日の東北地震に関して、国債への復興負担から国債の暴落が起きるという情報操作がおこなわれる。脅しであり、だまし、詐欺でもある。資産を見ない。
悪の資本の脅しであり、アメリカ、ヨーロッパ、華僑の一部によるものである。意図的に格付けを操作し、不正な空売り、噂と恐怖で暴落を起こそうとしている。
この結果は混沌としていて、世界の通貨、市場、アメリカ国債、ユーロ債に広がることになるかも知れない。アメロになるかも知れない。
ヤマトは資産を担保にしてローンから買い支えるかも知れない。円を守り、円建ての流通、貿易をおこなうことになるかも知れない。
6月17日のデモから始まるかも知れない。9月、11月、2012年にも危機があるかも知れない。
煽っている中にも愛と闇がある。
食糧危機、戦争にもつながっているが、平和、公正にもつながっている。
現在のマスコミは、大半が悪の資本の側の情報も流さないと生きてゆけません。今回の関連記事にもこの要素は当てはまり、暗号はそこにも愛と闇があると伝えています。
今後日本政府の資産が見直される記事が載ることを期待したいと思います。2冊目の本にはアメリカ国債を日銀さんに引き受けて頂く話を載せましたが、普通に考えて借金には担保が必要です。日本政府にはたくさんの担保物件があるわけですので、この評価を事前に行っておけば、アメリカ国債以外にも使える資金が出てくることになり、今以上に機動的な対応が取れることにつながります。この様な話が専門家の間でもっとされるようになる事を期待したいと思います。
不正な空売りから国債が暴落させられることを心配してきていますが、これらの記事ではっきりとヘッジファンドの空売りも可能性があると確認できました。やはり格付け下げと合わせて何らかの仕掛けを進めているのでしょう。
6月17日のデモとは、尖閣諸島に台湾と中国の漁船が領土問題のデモに来るという日です。恐らくこの日に合わせて格下げがおこなわれ、日本政府の信頼を揺さぶることになるのでしょう。
格下げには何段もの段階があります。6月に下げ、9月に下げ、11月にも下げることで、日本の国債の信用をどんどんなくしてゆき、売り崩すことを考えているのかも知れません。
現実に今経済は打撃を受けており、6月ではまだ復興が始まったばかりかも知れません。この様な攻撃は厳しい物ですが、円の価値を守れば必ず未来につながります。
海外にある50兆円分を売られても、これを全額購入できる資産は日本にありますし、この何倍かを不正に売られても、十分に対応が可能です。決済の段階で不正な物はクリアできますので、政府日銀が動けば必ず日本国債市場を守れるでしょう。
この過程でカオスが発生し、何が起きるか分からなくなるようです。噂と恐怖と脅しにより、市場が混乱するようです。
日本の国債の崩壊危機は、日本政府にアメリカ国債を売る圧力を高めることになります。アメリカは非常に強い圧力を日本にかけますが、噂レベルは日本が売ることを決断したなどと流されることになる可能性があります。
この噂には中国など、アメリカ国債をたくさん持つ国が反応しやすくなります。早く売らないと損をするからです。いつまでこの恐怖に耐えられるのかが問われることになるのでしょう。中国は200兆円分のアメリカ国債をどうするのか、時間に追い詰められる中で問われることになります。
混沌と書いてある以上はその中身を予想することは恐らく出来ないのですが、日本国債が格下げを続ける中で、暴落しない日本国債と比較して、ユーロやアメリカ国債が本当は危ないという認識が生まれ、抜け駆けの利益を求める一部ヘッジファンドの行動から、予想できない事態に追い込まれて行くのかも知れません。
日本は最後まで円、国債を守り、円建ての貿易でやってゆけるところまで変化して行く事になるのかも知れません。ここでも日本でなくヤマトという言葉になっており、暗号は自国を守る心に訴えようとしています。
何度も何度も国債を売り崩す仕掛けを使い、波状攻撃を仕掛けてくるイメージです。それでその分彼らも傷ついてゆき、結果は自滅につながって行くのかも知れないと思います。
これで平和になるとよいのですが、その先には負債の責任を取るという苦しい世界があります。程度の差は出ますが、ほぼ世界共通でしょう。ここで戦争を起こされないように注意を継続する必要が出てきます。まずは経済を守れば、日本自ら戦争を求めることはなく、立て直してゆく経済は、他国の苦しみを助けて行く事にもつながってゆくでしょう。
稲生雅之
PS 次のメルマガは5日火曜日になるかも知れません。