メタンハイドレートと電気自動車  3月28日

 原子力発電所の事故により、停止した発電所の分の電力供給量の不足から計画停電が起きています。今の状況は、これから先の電力需要をどの様にまかなって行くのかを、私達に問うことになっています。
 多くの人が原子力発電所の事故が、どの様な被害をもたらすことになるのかを知ることになりました。今はこのリスクが大きいので原子力発電所はもう建てられないというような雰囲気です。

 東京電力さんを始めとし、国も他の電力会社さんも、原子力発電所への投資を今までたくさん積み重ねてきています。国の収支だけを考えるのなら、何兆円にも及ぶこの投資には回収の必要があります。
 原子力発電所は、使用済み核燃料の処理にかかる費用をまだ正確には出せていません。原子炉の廃炉の費用も含めて、先送りできる物を先送りして原子力発電を続けているようです。原子力は発電コストが安いという事で使われていますが、現実にはまだはっきりしていないのです。

 この状況下での原子力以外の他のエネルギー資源への切り替えには、大きなコストが必要になります。加えて、原子力発電所の代わりの火力発電所を作ることには時間がかかるために、今ある原子力発電所をしばらくは使い続ける必要があります。
 この状況を利用して、原子力発電所を使い続ける方向を目指した情報操作が、これから起きて来ることになるようです。私達が電気がなくて困ることを利用した情報操作です。

メタン関連 の解析結果
 2011年3月11日の東北の地震により、福島の原子力で事故が起きるかもしれない。燃料棒か炉心が解け、爆発を伴う物になる。
 天然ガス、メタンハイドレートなど安全で、長期に渡って子孫に影響もなくメリットのある、政策、未来への開発、投資の転換のきっかけになるかも知れない。国民は支持する。自家製資源は石油、核燃料輸入に関する安全保障にもつながる。
 過去の投資の関係で、原子力を使い続ける為のだましとして、広告などがメディアにより情報操作されるかも知れない。

 本日のメールマガジンは以下の2つの解析結果を簡単にご説明して未来への希望としたいと思っていました。約2年前に解析していた物で、暗号がメタンハイドレートをお奨めしてきている根拠になっている物です。
 3月11日の地震との関連を出そうとしたら、関連事項がたくさん出てきて時間がかかり、本日の配信が遅くなってしまいました。

メタンハイドレート の解析結果
 海底に存在するメタンハイドレートは政府の資本により開発され、2014年ごろに大量に市販される可能性がある。2010、11年には液体化の研究が化学者によりうまく行くのかもしれない。日本が関係する。
 メタンハイドレートはプラントで化学により電力、素材、代替石油に変えられる。燃えるエネルギーとしてボイラーに使われ、また、素材としても使われるようになる。

電気自動車 の解析結果
 2015年から液体メタンと家庭用電気から充電して走行するタイプのハイブリッド車が市販される可能性がある。充電用のバッテリーと化学反応用のセルを持つ。
 電気自動車として化学により作り出され、一般に市販されるようになる。

 どなたが考えても今回の原子力発電所の事故は、この様な新しい資源への転換が起きるきっかけになると考えるかと思います。その通りに暗号上に再現できたのですが、過去に積み上げてきた投資があまりにも大きいので、その負の側面が出てくることが心配となりました。まだしばらくは原子力発電所を使わないと電気が足りないので、この点を情報操作に使おうとするようです。

 原子力産業は、既に大きな物に成長しています。この転換には国民の支持が必要であり、その支持が得られる可能性のあることを暗号は伝えています。
 原子力発電所の事故が一旦起きてしまうと、汚染されるエリアが広くて過去の投資など完全に吹き飛ばすほどの影響がある事がはっきりしました。いまここでこの政策を手放さないと未来に禍根を残すことにつながる可能性が非常に高いのです。

 暗号の立場としては、2014年くらいから始まる可能性のある海面上昇が、海辺の原子力発電所のリスクを今以上に大きくすることになるのです。
 2020年に今より6m、約半年かかって上昇するとしても、この対策は簡単でないことが分かります。その先どこまで海面が上昇することになるのか、はっきりしないからでもあります。
 いずれにしても2014年にこのリスクが顕在化することになれば、私達は改めて政策レベルで再検討が必要になるでしょう。

 今回の地震によりロシアのプーチン首相がLNGを輸出して下さると新聞に出ていたと記憶しています。LNGに対応する発電所は簡単にメタンハイドレートの発電所になると思いますので、エネルギーの多様化を天然ガス(LNG)でも進めて行くと、この先の未来の変化につながります。

 石油もウランなどの原子力燃料も、輸入に頼る事になっています。いざというときのエネルギーの安全保障にはつながりませんので、自国の資源であるメタンハイドレートの開発は、たくさんのメリットを私達にもたらすことになるのです。
 長期的安全性だけでなく、石油の代替資源になりますので、いざというときへの備蓄などもそれほど必要なくなると考えられます。 

 他国の都合に左右されることが減って行き、日本の自立につながります。この政策はエネルギー資源の関係国の利害を調整した物になって行くと思います。
 原子力が私達の科学ではまだ適切に扱えない物であることがはっきりした以上、今が政策の転換時期になると思います。
 原子力がなくても今以上の経済を作り出して行ける可能性が十分にありますので、過去の投資に捕らわれることなく、安全で自立できる未来を求めて行ければと思います。

 なお、メタンハイドレートの暗号が出ている場所ですが、2年前と同じ場所でメタン関連の解析を行いました。コード表を見ていたら、メタンという言葉の続きに関連という言葉を見つけることになり、同じ場所での追加解析につながりました。メタンハイドレートとメタン関連は同じ場所での解析結果です。
 2年前にはメタンハイドレートにエネルギーが変化して行く状況は全く分かりませんでしたが、今回も時の封印が解けて、この状況をお伝えすることが出来る様になりました。

稲生雅之