食糧危機の背景にある海面上昇について調べてみました。
海面が上昇するかどうかは時間の流れが教えてくれます。海面の上昇は誰の目にも明らかになる現象ですので、それがいつになるかの問題です。
暗号は2014年くらいに高潮が頻発して誰の目にもこの問題が明らかになるとしています。実際にはその少し前から高潮の発生確率が上昇して私達に警告してくれると思いますが、この警告を見てからではそれを止めることは出来ないとも伝えてくれています。
この様な背景があり、温暖化の進展が海面上昇を生み出すのですが、同時に乾燥を伴う気象変動が農業生産に影響します。昨年の夏の乾燥によりロシアで小麦が不作となりましたが、それ以降今年も気象の変動はトレンドとして続くので、今乾燥している中国も、大雪のアメリカも、洪水の起きたオーストラリアも含めてやがてこの不作に直面することになると思います。
ここまで進めばどの国も自国の消費が優先ですので、穀物価格の上昇だけでなく、禁輸措置など政治的な意図も含んで極端な物にもなるかも知れません。あくまでも可能性ですが、これが誰の目にも見え始めてきたことが、この先の情報操作につながるのです。
食料価格の上昇は既に始まっています。食糧を販売する側にとってはここは価格をつり上げてお金儲けをするチャンスです。市場という物の本来の姿はこの様な物なのです。
この点は歴史に明らかな所なので、食糧がなくて困る人々よりも穀物商売によりお金儲けを優先してきています。だからこそ食糧安保があるのであり、国が介入して国民の生活を守る必要があるのです。
今までは気象の変動により一部の地域が不作でも他の部分が豊作となって救われてきた部分があると思います。でも、現状の気象変動はどの国にも厳しい物となってきており、食料を輸入に頼る事が難しくなる未来が見え始めているのです。
2014年の海面上昇の解析結果
サイクル24の太陽による温暖化により氷が解け、池になるが、これらが放出され、津波、高波、洪水に至る。
海面は津波により6mくらい上昇するかも知れないが、その後は0.5mくらいの上昇に止まるかもしれない。
この海面上昇は予知可能で、その発生が予想されることとなるが、港湾、低地の破壊は発生することになるかも知れない。海面上昇には、正のフィードバックが存在し、加速するかも知れない。
海流は変化し、プレートは調整し地震が起きるかも知れない。
穀物が不足して飢餓になるかもしれない。
この時期までには太陽活動が12年サイクルの最大活動期に至ります。2011年現在火山の噴火が目について、温暖化と言うよりも寒冷化と感じている方も多いと思います。
現実には2010年は今までのどの年よりも暖かかったのであり、アイスランドの火山など噴煙を上げましたが、まだ地球を十分冷却するには至っていないようです。
地球全体で見ると暖かくなったり、寒冷化したり、今までとは異なる状況であることは明確です。2011年の始まりの冬は大雪で日本は寒くなっているようですが、この大雪は日本海の温度が例年よりも高いために海上で発生する水蒸気の増えてそのまま雪の量が増えることになっているだけのようです。
グリーンランドの氷が溶け出して、至る所に池を作り出しています。この池が増えてゆき、だんだんと大きくなって水があふれると、急激に海に流れ込む激流となり、近隣には津波を伴って被害をもたらすことになるかもしれません。南極も同様になると思います。
この様子はある程度予測が可能です。この様な場所での池の状況は衛星から確認出来ると思います。今はまだ小さな物ばかりなので、多くの人は注意をしていませんが、似た例としてはヒマラヤの氷河湖から溶け出した水があふれ出す話しがあります。この成長の様子なども温暖化の進展により明らかとなるでしょう。
溶け出した氷は近くの海水の濃度を下げ、海流の変化にもつながります。この変化は環境を擾乱して新しいバランスの点を求める動きを加速してゆきます。
太陽による温暖化が勝るのか、地球の火山による寒冷化が勝るのか、私達の科学にはまだ分かりません。暗号は温暖化の中の寒冷化であり、この先の海面上昇など、現在起きていることの延長上を考えるとこの温暖化の未来になりそうです。2014年に始まる可能性が高いですが、戦争による環境破壊など、状況によって前後する物でもあります。
今は1年に1mmの海面上昇しか起きていませんが、海流の変化は平均海面の高さを変えることにつながります。その結果この数字が場所によりばらつき始め、上手く測定できなくなった後に急激に上昇を始めるのではないかと思います。この変化に合わせて低地での高潮被害が増えるようになり、場所によっては台風やサイクロンの被害も増える中で、低地の利用が困難になってゆくのではないかと思います。
暗号は海面上昇に対してプラスのフィードバックの存在と、その結果の加速を伝えています。この事は海面上昇の始まりは、その後のすぐには止められない上昇の発生を示唆する物になります。
当然ながらここまで進めば、低地での農業は塩害により大きく被害を受け、その土地を使うことが困難になって行きます。ここまで何年かかるのか分かりませんが、太陽の伴星の接近の時期である2015年くらいまでには、はっきりと海面の変化の予想が出来るようになってゆくと思います。
未来の気象変動には対応して行かないといけませんが、重要な事はこの食糧危機の発生を見越し、これを利用してパニックを起こそうとする動きから私達の生活を守り、戦争へと扇動されないことです。
今はアメリカも中国も食糧を日本に輸出してくれますが、この先のことは本当に流動的なのです。尖閣での戦争を求めるためには緊張感が必要なので、中国がレアメタル同様に食料輸出を政治的な意図でストップする可能性もあるのです。
前回のメルマガで中国が日本の貿易にとって不可欠であるという情報操作がなされているという話をしました。この延長線上に食糧危機からパニックを起こさせる情報操作があるのです。当然のことながら、日本にとって不可欠な食糧を生産している中国からの食糧輸入がストップしたら大変なことになると言う情報が流されて、実際にこのストップを中国が言い出すことになるのです。
昔起きたトイレットペーパーの買い占めと同じです。今回も物はあるのにスーパーから食品が消えることになるのです。不安を煽られて中国との戦争にしむけられるのですが、私達が冷静であれば、食糧のストックとその後の見通しを立てることでパニックは防げますし、今から少しでも個人ベースで備蓄をすれば、その備えが不安心理を止めることになるのです。
結局食糧安保が前面に出てくることになり、また気象変動の点からも、私達は今までのように食糧を他国からの輸入に頼る事が問題であったことに気づくのです。形式上の友好国アメリカも自国の消費が優先になるわけですので、私達は昔のように自国で自国の消費をまかなう方法を真剣に模索することになるのです。
日本の農地は、私達の食が以前の穀物主体の形であれば満足できるはずです。今までの飽食の時代は終わりを告げることになりますが、食糧生産に真剣に向き合えば、私達には工場生産も含めて大量の食糧を生産できる可能性が十分にあります。今からこの対策が進むことを本当に願っています。
食糧危機を演出しパニックとし、戦争につなぐことが悪の側の目的ですので、これに乗せられないことが大切です。実際に食糧危機になる前に買い占めにより危機が演出され、パニックを呼び起こそうとするのです。アメリカ資本も中国資本も参加するこの演出に踊らされることなく、現実を見据えた対応が出来る様になるでしょう。
稲生雅之