こちらのページに続きを更新してゆきます。4月の予想のまとめも簡単に説明したいと思います。
熊本地震の余震の状況は本日午前3時の強まりにもまだ現れています。2時30分の余震はM3.9震度3であり、12時前の時点で本日の最大です。29日の23時以来の大きさになっています。
余震の強まる傾向は少し弱まっていると思いますが、まだ継続中です。余震が小さくなるまで注意をお願いします。
0時41分には新潟県上中越沖でM3.6深さ10km震度2の地震がありました。この分は糸魚川の構造線より少し東にありますが、北米プレートとユーラシアプレートの中間と呼べる場所であり、地質の変化する場所でもあります。北に向かって移動する力のかかる場所が一時的にここにも現れた物になると思います。昨日の予想の傾向が現れていました。
時間は不明ですが、奄美大島にもM3より少し小さい地震が起きています。この分は昨日から続く物であり群発地震に見える物になります。奄美大島は今後の活動に注意が必要です。
4月1日の東南海エリアのM6.0の地震が富士山のマグマ溜まりの活性化を教えてくれました。その後14日以降の熊本地震の状況に他のエリアの地震も大きく影響を受ける状況にあります。
熊本地震の14日の前震は、日本のユーラシアプレートの端に来るというレベルの位置しか当てられませんでしたが、ミャンマー地震の影響が及んで地震になることは当てられています。本震が16日に起きることは余震に注意としか書けていませんが、関連している阿蘇山の噴火も当てられています。
この地震については28日から活性化している余震も予想出来ています。こちらは最大M4.7ですが震度5強の物も予想出来ており、意味のある物になっていると思います。
この余震についてはメカニズムを明確に出来ており午前と午後の3時前後に地震が強まっています。この事実は月と太陽の引力によるプレートのバランス変動が、地震につながる大きな原因である事を明確にしています。
地震学者達は断層の動きを調べるだけで、プレートの変動から来る大きな影響を全く調べていないのです。木を見て森を見ないこの現実が地震予知を遅らせている原因の大きな一つである事を明確にしています。
もう一つの原因であるマグマ溜まりの活動ですが、この活動があるからこそ熊本地震が阿蘇と九重山、由布岳、鶴見岳、伽藍岳に群発地震を誘発したのです。中央構造線の存在が歪みのエネルギーを伝達しやすくその影響が伝わりやすかったことが原因でしょう。
この状況は311地震の時に起きた余震域の拡大が、関連する火山のマグマ溜まりの活性化である事を知る時に認められる物になります。当時の状況はこのHPにも解析しており、記録に残る明らかな現実です。311地震との比較には大きな意味があり、光が当たる時を待っている状況です。
肝心の富士山のマグマ溜まりはM5.6の地震を蔵王山との交点に起こしているレベルであり、小さな物は数多くありますが活動が活発になっていると多くの人が認めるレベルには届いていないでしょう。熊本地震との比較になってしまい、今のところ目につくレベルではありません。
現時点では富士山が大きく動くと、収まりかけている九州の地震が再び活性化します。これを防ぐ必要があるのですぐには動けず仕方がないと感じさせられる展開ですが、九州の地震は23日の満月に一度収まった事があります。5月7日前後の新月も同様と予想されており、こちらの動きが目に見える物になる可能性があると思います。
熊本地震の影響で動いたプレート変動に関連して、十勝沖、房総半島南東遠方の群発地震と中央構造線の関連地震を予想出来ています。今回の地震は、地震予知はマグマ溜まりに注目するだけでは不十分であること、プレート変動も意識して予測をすることの重要さを教えてくれました。
関連して樽前山の火山性地震と微動が誘発されており、今後のこのエリアの地震と噴火の可能性を示唆しています。この予想も出来た物になり、マグマ溜まりのメカニズムが教えている物になります。
まだ不明瞭な現実も残しており、意味を考えています。4月1日のM6.0の地震以降琉球列島以外の日本中の微弱地震の発生が止まっています。M0~0.2の規模の物になります。これらの地震は表層の地殻の歪みを表すことが多く、主に海域では大きめの地震の震源を教える物になっていました。
この抑制がどの様なメカニズムで起きているのか、何故今も継続しているのかはまだよく分かりません。仮説としてはM6.0の地震後にマグマ溜まりの潰れの影響が奄美大島と三陸沖を経て北海道にまで到達したことが原因であると考えています。この力で両側が強く押されると日本列島が歪むことになるので、マントルの動きの振動も加わり微弱地震の抑制が深さ40~80km位のマントルが動く影響域から表層全域に及んでいる事になると思います。
現在九州の地震のせいであると考えていますが、日本中の他のエリアの地震を抑制している理由には、この富士山のマグマ溜まりの活動も疑う必要がある気がしています。九州の地震が落ち着くまで明確になりませんが、マグマ溜まりがまだしばらく活性であれば状況が見えてくると思います。
今後の心配ですが、富士山のマグマ溜まりが奄美大島から北海道まで影響を及ぼしているという前提で考えると、現在活動の小さな他のマグマ溜まりの交点は大きな地震につながる可能性は低いです。
現実に蔵王山に微弱地震が起きてそのマグマ溜まりの活動が活性化した時に、富士山との交点にM5.6の地震を起こしています。秋田駒ヶ岳も3月中旬から活性でしたが、交点である三陸沖にはそれほどエネルギーを送る事はありませんでした。大きな地震につながる活動をしているマグマ溜まりがまだ存在しないことが現状の静穏を保っている理由かも知れません。
マグマ溜まりの影響を強く受けている奄美大島ではM4の地震に加えて微弱地震の発生、群発地震の発生というレベルに状況が変化しており、リスクの上昇は明らかです。
熊本地震の影響を受けて、白山と御嶽山のマグマ溜まりの活動は一時的に高まりました。この状況は現在も継続しており、このマグマ溜まりの交点である南海エリアと東南海エリアの地震の可能性は高まっていると思います。2005年の福岡県西方沖地震後に起きたこのエリアの群発地震と同じメカニズムです。
今後のユーラシアプレートの動きが大きければ大きいほど、2つのマグマ溜まりは大きく影響を受けてこのエリアの群発地震を促します。その結果が富士山のマグマ溜まりの活動に影響し大きめの地震になりやすいのです。注意が必要なエリアでしょう。
14日以降の熊本地震はこちらの地震予知がマグマ溜まりのメカニズムにのみ偏りすぎていることを修正してくれました。プレート変動のメカニズムとの組み合わせで考えることが重要でした。今回の地震により予知の技術がさらに進歩したことで、関連するプレートの動きに対応した地震を予想することが出来るようになっています。
目立つ結果につながらないと、こちらの進めてきた地震予知も関連する先史文明の存在も広めることは難しいでしょう。熊本地震の余震域における地殻の一時的な軟化が、大きな地震への緩衝材として働く間に、これまでに溜まり込んだ歪みを抜き取る地震が起きる可能性が高いと思います。
少し話がそれると感じられると思いますが、先史文明の状況を教える新しいホツマツタエの本が出版され、手元に届きました。当時の人々は神社を建て自然界の存在達と協力していますが、その存在達に宗教として支配される事はありませんでした。協力協調はしていますが、自立を守っています。その事の重要さを少し説明したいです。
宗教があの世も含めたこの世界の現実的な仕組みの情報を伝えることには大きな意味があり、その為にも今後も残って活動する事になると思います。しかしながら情報を伝える人側の彼らに人を導く事は難しいのが現実であり、内部の関係者の欲により簡単に歪められてゆくのです。これは歴史に明らかな宗教の現実です。そして今後の宗教は善と偽善の双方が争う結果を生み出す事になるのです。今後の科学の進展は文明を簡単に滅ぼすほどの結果を生み出すのです。先史文明はこれにより過去に2回も滅んでいます。
今回も善側の存在達が支配の宗教になる事を望んで動けば、偽善側の存在達も同様の宗教を立ち上げてくるでしょう。彼らが自分の神事に集中している間に、その神事が人々に受け入れられてうまく行く部分を敵に利用されるのです。敵も同様の宗教を偽善と知らせずに立ち上げてくるのです。その結果で戦えば文明を再び滅ぼすでしょう。偽善の方が弱くて悪くても、文明を滅ぼすには十分な力を人が手にすることになるのです。
私達にとって大切な事は、この世界の現実を知り問題に向き合うことです。善の存在達は今回はその活動を宗教にしない様にしていると思います。宗教は簡単に人を支配する道具になるのであり、その扱いには大きな注意が必要です。本には宗教の姿をもっと詳しく書けるでしょう。神を名乗る存在を盲信するのではなく、まず始めにこの世界の理解をお願いしたいと思います。善側の彼らの願いもこの世界の存続にあるのであり、少なくともこの世界の偽善に光を当てる事で宗教を盲信せず情報として利用し、人々が争わずに共存してゆく事を目的にしていると思います。
こちらの地震予知の活動もプレート変動に関しては不十分な状況でした。熊本地震にその事を教えられる結果につながり、こちらの苦しさも継続する中でぎりぎりを保つことが出来るかどうかの現状です。
ずるずると時間を延ばされて、邪魔もされる中で嫌になって来ていましたが、足りない物があるのであれば仕方がなかったでしょう。あと少しかどうかも分かりませんが起きてくる事態に今後も対処してゆく事になると思います。
地震と噴火の予知に関しては大きく進展していると思います。ご理解の頂けるかたにご協力をお願い致します。
稲生雅之
ペンネーム:イオン・アルゲイン
月と太陽の引力の補足
地震の強さの時間分布を見ていて気づいたことがあります。月と太陽が水平になる時間にも地震が強まっていました。
午前0時 月の引力が水平になる。
午前3時 月と太陽の合成力が水平になる。
午前6時 太陽の引力が水平になる。
午後0時 月の引力が水平になる。
午後3時 太陽と月の合成力が水平になる。
午後6時 太陽の引力が水平になる。
地球から見て月と太陽の一方の引力が水平線以下に沈んでいる時に影響が強くなると言う事でした。午前午後3時の前後4時間に加えて、午前午後の0時と6時も前後2時間くらいが地震を強めていました。3時ほどではない様子ですが、影響は統計に表れています。
この余震が一段落したところで、統計的に詳しく評価されるようになると思います。こちらの余震が強くなる予想の時間帯が少し広がりました。あとしばらくですが、注意をお願い致します。
5月1日追記
本日5時45分に阿蘇山が噴火し、300mの有色噴煙を上げたとのことでした。3時の観望カメラの映像をイラストに添付します。
以前は火山近傍のカメラの映像が見られたのですが、地震による故障と思われ今は遠距離の映像になっています。火口から勢いよく噴煙が上がる状況です。
気になる映像をもう一つ添付します。心配している雲仙岳の映像です。雲仙岳は昨年の桜島の地殻変動以降、時々噴煙を100m位まで上げていたとのことです。3月は10mとのことでしたので、止まっているわけではありませんでした。この噴煙が本日になって急に大きくなり100mを越えてきています。気象条件のせいで大きめに見える状況が生まれている可能性もありますが、念のために載せておきます。
阿蘇山は前回の噴火も地殻変動に対応した物でした。今回も同様に水平の動きに刺激を受けていると思われます。
これに対して雲仙岳は、周辺に地震が起きにくいほどであり、地殻変動と地震のエネルギーを吸収し、大きな地震にならないように防ぐ役割になっていたと思っています。ここに来て100m以上の噴煙を上げることになっても不思議はありませんが、あと少し地震の影響を止める役割をお願いしたいところです。火山性の地震と有明海の津波のリスクが上昇しましたので注意をお願いします。
昨日の薩摩硫黄島に続いて、雲仙岳と阿蘇山にも火山に変化が現れてきています。表層地殻と100km前後の深い部分とのつながりに影響が及んでいるせいなのか、プレート変動の影響を受けている活動に見えています。桜島と諏訪之瀬島も熊本地震以降も活発であり、諏訪之瀬島はマグマ溜まりの影響と思われる群発地震をトカラ列島に起こしています。
14時41分には福島県沖でM3.6深さ30km震度1の地震がありました。気象庁の載せない地震です。蔵王山と富士山の交点付近の地震です。
もうすぐ16時です。現在太陽風速度は時速370kmですが、南向きの磁場になっており電気は流れている条件です。しばらくの間多少地震を強める効果がありますので、注意をお願いします。
4月30日の微弱地震は静岡の発生が元に戻り、特に注意する物はありませんでした。富士山のマグマ溜まりの活動は活発であり、日本列島の微弱地震の抑制は継続しています。
この分に熊本エリアの物が一つ含まれていました。今揺れている地区であり余震の継続を表している程度です。本日は電気も流れる状況になっていますので、今の強めの余震が収まるまで注意をお願いします。
5月2日追記
昨日夜から電気が普段の3倍ほど流れており、太陽風も10時現在で時速450kmと少し高速になっています。この影響を受けて熊本エリアの地震も大きめになっています。23時半にM4.0震度3、8時過ぎにM3.2震度2です。統計的には影響が小さくなってきている状況ですが、電気の影響が出ており地震を強めています。もうしばらく注意の継続をお願いします。
富士山のマグマ溜まりの地震としては、諏訪之瀬島の交点付近にM4弱を起こしています。十勝岳が9時21分に十勝地方南部でM3.5深さ50km震度2を起こしています。
昨日は気になる地震がもう一つ起きています。23時7分の四国沖のM3.7深さ30km震度2です。同じエリアに4月22日にも地震が起きており、奈良の地震と組み合わせてその後の三河地震を促した物になっていると思います。阿蘇山の噴火と合わせて今回の熊本の余震に関連してプレートが動いている状況を表している可能性が高いです。
この先どの様に御嶽山と諏訪湖付近、三河から静岡にかけての影響が出てくるのか注意が必要になりました。白山と御嶽山のマグマ溜まりには影響が及びやすくなっているはずですので、注意が必要になると思います。
少し先の話になりますが、今回の熊本の余震にもGPSデーターが使えていれば、さらに予想がしやすかったと思います。4月9日の時点で西向きになる部分が多かったのですが、14日以降も含めて東西から東北~南西の動きを促せる向きであれば、余震を大きくすることに寄与しているでしょう。次の半月は5月14日であり、今よりも余震活動は落ち着いていると思いますが影響は残るでしょう。水平変動のGPSデーターの必要性など今後のために重要になる情報として書いておきます。
10時50分に秋田県内陸北部でM3.3深さ10km震度2の地震がありました。秋田駒ヶ岳のマグマ溜まりの分です。昨日からの変化として、岩手県沖にもM2クラスの地震を起こしており、マグマ溜まりの活動の高まりを見せています。富士山との交点付近である三陸沖にも念のために注意が必要です。
前回はプレート変動の結果として樽前山の群発地震と火山性微動の発生に影響が現れています。今回はこれまでの所十勝岳の上記地震と、この分になっています。今後のプレート変動による活動にしばらくの間注意が必要です。
上記予想に対して早速16時27分にM4.6の地震が三陸沖にありました。深さ10km震度1です。富士山の交点より多少ずれていますが、秋田駒ヶ岳と富士山のマグマ溜まりの影響を受けた地震と思います。秋田駒ヶ岳の分はこのエリアで群発地震化しているので、今後の活動にも注意下さい。
富士山のマグマ溜まりとしては13時46分にも茨城県沖にM3.8深さ50km震度2の地震を起こしています。
昨日噴火した阿蘇山ですが、その後の活動によりマグマ溜まりの影響域が明確になりました。これまで大きなカルデラのせいもあって、どの場所がマグマ溜まりの位置なのか明確に出来ていませんでした。黒又山の指し示す情報に加えて、現実の群発地震の位置が明らかになったことで、その影響域を明確にすることが出来ました。
阿蘇山は黒又山の情報が正しい事だけでなく、玄海原発が再稼働出来ないことを教えてくれました。阿蘇山のマグマ溜まりが本格的に活動すれば、影響域には簡単にM7クラスの地震を起こすでしょう。2005年の福岡県西方沖地震地震の原因の一つが九重山のマグマ溜まりにある事も明確になりました。こちらは断層も続いているので分かりやすいところになります。阿蘇山の分と平行なので主因がどちらにあるのか分かりにくかった所でした。
今回の熊本地震は、川内原発が中央構造線という断層の目の前に存在する事と、この玄海原発の立地も大きな問題があることを明確にしてくれました。中央構造線が動けば同様に四国の伊方原発も事故を起こすでしょう。これらの原発が地震の予知技術のない時代に建てられたことが原因であり利用出来なくなることは不可抗力です。無理して再稼働すればどうなるか、今後の地震が教えるだけでなく、福島以上の大きな被害を生み出す可能性が高いでしょう。私達人が対処する必要のある問題です。
熊本の地震が収まるまで、阿蘇山の安泰を願って頂ければ幸いです。エネルギーを抜き取る必要があるのであれば、日向灘側の海上でお願い出来ればありがたいです。
あと、17時までの熊本地震の余震ですが、15時35分のM4.2震度3が最大です。電気は今も流れているので今後にも注意が必要です。大きな余震が収まるまであと少しだと思います。電気の影響が残るので、明日も様子を見る必要があります。
5月1日の微弱地震のデーターが公表されました。静岡の分布に変化はありません。本日の分には三河側へのはみ出しが見られています。以前同様に三河地震につながる傾向かも知れません。このエリアにM5クラスの地震の可能性があることになり、様子を見る事になります。静岡側が動く可能性は低いと思いますが、再度検討します。
富士山のマグマ溜まりは活性であり、日本中の微弱地震を抑制し続けています。
5月3日追記
三河地震の関連の再検討結果です。
4月14日から16日の地震後25日の三河地震に至るまでの1週間の歪みと、26日から5月1日までの6日間の歪みの状況を比較しました。
M0.2までの比較では、多少震源が三河側にはみ出し、北側にも広がりをみせている程度です。これに対してM0.6までの比較では、明確に愛知県西部に歪みが現れてきます。M9までの大きな地震を見ても同様の傾向でした。イラスト参照下さい。
白山のマグマ溜まりが影響を受けて活動を強めていることを火山性地震の状況などで確認しています。愛知県西部のこのエリアに地震を起こす理由になる物であり、群発地震の一種と言える状況でしょう。M5クラスの地震につながってもおかしくない状況です。
静岡県西部にも前回同様に地震のリスクがあります。今回はこちらから地震が起きる可能性もあると思いますが、その時には愛知県西部がすぐに動いて富士山のマグマ溜まりにかかる力を調整することになるでしょう。このエリアは動く準備が出来ている状況だと思います。
どちらになるかは分かりませんが、その後25日の三河地震後に予想されていた東南海エリアの地震につながるかもしれません。プレート全体の動きとしては御嶽山のマグマ溜まりを潰す働きをしていますので、今回予想される地震により影響を受ける可能性がある状況です。南海エリアに連動するかは明確になりませんが、現状では白山のマグマ溜まりが愛知県西部に影響すれば、その直後に南海エリアに地震を起こす可能性は低いでしょう。
昨日の諏訪之瀬島と富士山のマグマ溜まりの交点の地震は諏訪之瀬島のマグマ溜まりの活性化を表していました。イラストに火映を載せています。小規模に噴火もしていると思います。群発地震が噴火の関連現象である事を明らかにしています。
熊本地震の余震は回数が半減してきています。本日は6時5分M3.8震度3が大きな物になっています。注意はまだ必要ですが、天候が悪化している関係で電気の流れによる影響は薄らぐというのが経験則です。
10時前ですが太陽風はさらに高速化しており時速560kmあります。電気も普段の4倍くらいになっていますが、影響は晴れているエリアの方が強く北海道東方沖でM5.7がM5クラスとして久しぶりの発震でした。活動的なマグマ溜まりの影響域とプレート運動の歪みのある所、出る所(前回の熊本地震の影響した同じ場所です)には注意が必要です。
栗駒山の分ですが、5時51分にM4.0深さ40km震度1が発生しています。
これ以外では有感地震になっていませんが、岩手沖に秋田駒ヶ岳の分がM3クラスで、東南海エリアに御嶽山の分がM2クラスでそれぞれ発生しています。秋田駒ヶ岳の分は昨日から注意している群発地震の分です。今後も注意が必要になります。
東南海エリアの分ですが、この分は富士山のマグマ溜まりを外れた場所です。前回の三河地震の時も同様の位置に小さな地震を起こしていますので、状況は良く似たままに進展しているところでしょう。
富士山のマグマ溜まりの影響域について
本日9時過ぎに北海道東方沖でM5.7、根室沖でもM3.8の地震がありました。こちらの予想した分ではなかったのですが、根室との連動に疑問を感じました。この状況を説明出来る答えが、日本中の微弱地震を抑止出来る仕組みでした。イラスト参照下さい。
これまで富士山のマグマ溜まりの影響が三陸沖で止まる事を説明出来ずにいました。影響を止めるのであれば、この場所に大きな地震の巣が出来るはずです。実際にはこの場所に特別な地震を生み出す物は存在していません。
エネルギーを伝える波の原理で考えると、この場所でマントルの動きが曲げられて、北海道に至ることが考えられました。実際には三陸沖と十勝沖に存在する縦縞に添ってマントルの動きが流れていると思われます。マントルの上昇流でも説明していますが、ここに存在する壁のような物が影響している様子です。
東北の火山のエネルギーは大きな角度でぶつかるので、横に曲がらず上に曲げられて津波などで放出されていると思われます。この領域よりも東側では極端に地震が少なく明確な現実です。
運動エネルギーは曲げられる時にその場所にエネルギーを渡すので、黒矢印の位置と方向に地震の影響を及ぼしています。富士山においてはGPS変動に現れる状況であり、北海道と奄美大島を北西に押す力を生じて日本列島をくの字に曲げる歪みを起こし、微弱地震を抑止するほどになっていると思われる。
これまでと今後の状況としては、西之島の火山が停止したことによりフィリピン海プレートの北上する力が増大したことが、この富士山のマグマ溜まりの活性化を生み出していると思います。フィリピン海プレートの東側のエリアで今後どれだけのエネルギーを抜き出せるかで富士山の噴火に至る状況が左右される状況でしょう。伊豆大島を含めて多くの火山が存在するので、今後の活性化に影響が出ると思います。
現在の富士山のGPS変動がこの原因であるとすると、富士山はフィリピン海プレートに押される方向に押し返していることになります。この力はそのまま伊豆東部火山群や新島、神津島、三宅島のマグマ溜まりに影響し、これら島々の噴火を促す事になるでしょう。日本をねじるほどの力であれば、富士山も含めて噴火に至る変化は避けられないのではないかと思います。あとはどれだけの時間があるかと言う所でしょう。
幸いなことに富士山のマグマ溜まりは他の火山と比較して地下10km前後の深い場所にあります。他の火山では2~3kmと言う物が数多くあり、この種の力の影響を受けやすいでしょう。富士山の場合は噴火までまだ少し余裕があるというように見えています。今後どの様な変化が生まれてくるか、注意深く見守る必要がある状況です。
4月1日の東南海エリアの地震により、これまでエネルギーがあまり届かなかった奄美大島に富士山のエネルギーが届くようになったことで、今回の微弱地震の抑制が始まったと思います。今後の地震のあり方も変化する事になったでしょう。
これまで富士山のマグマ溜まりは北側において北海道までエネルギーを送れていたと思われます。311地震時のデーターを調べてみたところ、この時点でマグマ溜まりの影響域に群発地震の列を作り上げていました。2011年1月に栗駒山のマグマ溜まりがGPS変動で明らかなほどの潰れを起こした事が原因となり、マグマ溜まりの潰れによる群発地震が富士山のマグマ溜まりとの交点に生み出されました。この原因で大きな地震を引き起こしたのでしょう。
現在も東北の火山は活性化したままですが、当時の栗駒山ほどのマグマ溜まりの潰れを起こしている火山はありません。あれば同様に大きな地震になると思われます。その他の条件もあるので必ずM9になるというわけではありませんが、双方の火山の持つエネルギーに比例し、加えて地殻に溜まり込んでいるエネルギーの状況にも影響されるでしょう。
この意味で現状はM6クラスであり大きくてもM7程度と考えています。地震の規模は電気の流れや他の地震による抑止条件などで簡単に大きくなったり、今回の熊本地震の影響の様に小さくなったりします。
奄美大島に関しては富士山のエネルギーの直撃を受けており、現状はM4クラスが起きやすくなっているレベルですが、M7まで可能性はあると思われますので今後に注意が必要です。北海道エリアはもう少し小さくなると思いますが、元のエネルギーが大きいので同様の注意が必要かも知れません。奄美方面に関しては、エネルギーが通りやすくなり続けている分、伝わるエネルギーは強まる傾向だと思います。
心配している南海トラフですが、富士山の南側のマグマ溜まりが活性化して潰れる時に、東海地震と南海トラフの地震を連動する可能性が高いでしょう。現状まだ南側にはそれほどのエネルギーを感じません。
今起きている地殻変動由来の動きにより東南海と南海エリアがM6~7クラスの地震を起こすことには可能性が残ると思います。変動が落ち着くまで注意の継続が必要でしょう。
富士山のマグマ溜まりがこの様に活性化する状況下において、他の火山のマグマ溜まりの活性化と潰れによる活動は、これまで以上の大きな地震を生み出す事になります。311地震はその先例になる物であり、変化に注意をする必要が高まったことは間違いないでしょう。
熊本地震におけるGPS変動データーについて
本日公表のGPS変動データーには、今回の地震により生み出されたプレート変動の姿が明確に現れていました。イラスト参照下さい。
大分の臼杵と言う場所を選び、フィリピン海プレートが止まって見える様にしたGPS変動データーを載せました。フィリピン海プレートから見て他のプレートがどの様に動いたかが分かりやすくなっていると思います。
九州はフィリピン海プレート側が南東に動き、ユーラシアプレート側が北東に動いています。中央構造線側は広がる動きになり、阿蘇域の30cmと言われる地盤の沈下を裏付けています。
熊本付近で見ると北東へ7cm南西へ7cmの動きが交差しており、中央構造線が14cm動いたと見る事が出来る状況にあります。先週のGPS変動のデーターにより押され続けた結果がこの状況とみることも出来るでしょう。
他のエリアへの影響を見ると、フィリピン海プレートとしての四国には大きな動きがなく、北側の中国地方は東に動いています。中央構造線上のずれが必要な部分に地震が起きたことは明らかな現実です。
GPS変動の動きは岐阜から長野県の中央構造線とフォッサマグマの辺りで動きが止まっています。この場所に歪みが大きく加わった結果でもあり、地震が予想出来る事を表しています。
ミャンマー地震によるプレート変動が日本に及んで影響したと言われても、にわかには信じられないと思います。今回の地震による動きは中国地方のユーラシアプレートの動きで3mm程度はあると思います。この様な動きが実際にプレートレベルで存在出来るのであり、遠距離まで大きな減衰をしないで到達している現実を見て頂けたと思います。この様な影響が世界規模で互いを動かしあっているのがプレートの動きの現実なのです。
本日も紀伊水道で地震が2回大阪南部で1回起きており、プレートの動きに合わせた物になっています。今現在白山と御嶽山のマグマ溜まりは潰れの影響を受け始めているところであり、その変化がどの様に現れてくるか、注意が必要になっています。
富士山のマグマ溜まりは茨城県北部付近に小さな有感地震を2回起こしています。こちらも活性なままです。
熊本地震の半月の余震は収まりつつあると思います。半月の条件による強い揺れの発生確率はかなり減ったと思います。余震その物はなくなったわけではなく雨により地盤が緩んだ影響も出てくるでしょう。一般的な余震への注意でお願いします。
検討漏れですみません。現状のマグマ溜まりの潰れに対して考慮すべき火山が九州にたくさんありました。阿蘇山を始めとして九重山、由布岳、鶴見岳、伽藍岳です。
これらの火山は北は玄海原発エリア、福岡エリア、北九州エリアに地震を起こすエネルギーを持っています。南側は日向灘にかけての広いエリアが富士山のマグマ溜まりと交点を作り、ここには大きな地震が起きやすくなっています。津波にも注意が必要でしょう。特に阿蘇山の分は地殻変動由来の噴火を2度も起こしており、本来注意すべき物だったでしょう。
富士山と阿蘇山の安泰を願って頂ければ幸いです。九州の北側のエリアには余震が収まるまでM6クラスの地震に可能性があり注意が必要になると思います。必ず揺れるというリスクではなく余震が収まるまで確率が上昇するという物です。
5月3日の追記の続き
5月2日の微弱地震は静岡以外に昨日活性化した秋田駒ヶ岳の群発地震の近くに一つと、福島県と新潟県の県境付近の会津川口にも一つ起きていました。
秋田駒ヶ岳の分は群発地震の付録ですが、会津川口の分は那須岳と考えられる場所です。太平洋側の群発地震も2度起きていますので活動が活発な状況なのかも知れません。M5クラスに可能性があるかも知れませんので、注意を喚起です。
現状まだ微弱地震の抑制は続いていると思います。この状況での会津川口の微弱地震と考えますので揺れにつながるかもしれません。本来この位置の微弱地震はそれほどリスクは高くないと思います。念のための注意です。
あと、昨日新潟焼岳の火山性地震の増加が公表されました。昨年暮れから活発になっていましたが、ここに来て地殻変動の影響を受けた物と思います。会津川口とは少し離れていますが、このエリアに東向きの力が加わっているのだと思います。