署名による司法権行使とSTAPの公開裁判1/2 3月20日

 ここしばらく噴火と地震の予知に関する仕組みを解き明かしてきました。予知の当たりを取らないとここに書いていることは広まらないと思いますが、その予知が当たる時に同時に広まってほしい情報を改めて説明したいと思います。
 現在の地震学者達は、現在の科学における地震予知の可能性を否定しています。ここに具体的な根拠はないのですが、科学者が口を揃えて言うので、多くの一般の人々には真実として受け入れられていると思います。
 現実はここに書いてきた噴火と地震のメカニズムが存在し、これまで起きてきた大きな地震の予知に大きく役立つことが明らかです。地震学者の予知の否定は311地震の以後になりますが、今ここに説明している仕組みは311以前の科学技術のデーターで可能な物になっている状況です。科学者は結果として嘘を言っているのです。

 ここにどれほどの法的悪意があるか、一般の方には分かりにくい部分ですが、科学的な根拠なく出来ないと言うのは科学者の取るべき態度ではなかったでしょう。彼らはその後も自分達の研究を続けることを模索し、自然現象としての地震を客観的に評価せず、科学論文になるという結果が期待出来るだけで振動ばかりを追いかけていたのでした。
 地震を予知して社会の利益を追求することよりも、自分達の論文になる事が優先だったのでしょう。彼らには難しい電磁気はほとんど無視され、火山の噴火との関連も深く研究されることなどなかったのでしょう。
 今の科学者の研究は結果を出さないと仕事が続かないのです。その為に社会には重要でも時間のかかる難しい研究をする人がいなくなってしまうのです。この事が原因で地震予知という難しい研究は先送りされている状況です。これまでの科学のあり方として仕方がなかったのでしょう。法的には情状酌量の余地という範疇と思われます。

 科学の論文には査読という科学者が審判する仕組みがあるのですが、この仕組みは評価する権力を持つ側に有利なだけで、科学の進歩に重要な客観性を確保することには全く役に立たないのです。見たくない物は見なくて良いというこの客観性のなさが、これまでの科学の進歩を大きく阻害してきたと言えるでしょう。地震学者が電磁気や火山の噴火との関連を無視出来るのがこの理由です。
 科学者で悪かったのは地震学者だけではないのです。査読は現在の科学のあり方全般に影響しているのであり、客観性のない科学として進歩を狂わせて来ました。検証の出来ない科学には査読が機能出来ないと簡単に分かります。ここにあるのは論理性だけでなく単なる多数決になります。加えて検証が出来るとしても査読時に検証されることはないので、論文の正しさを保証出来ないだけでなく、その後に間違いを正す仕組みは全く機能していないでしょう。
 この事をSTAP騒動が教えてくれたと思います。放射能の反動と常温核融合の例もこの後に説明しますが、科学の問題点を明らかにしたこの問題について、先に説明したいと思います。

 STAP細胞の論文は理化学研究所に在籍していた小保方晴子氏を始めとする多くの方々の論文で、その存在が指摘されました。科学誌の公表から一躍有名になって、その後に論文の不備が指摘されて取り下げるところにまで至っています。理研の検証実験などその結果が公表されていますが、どうして不正が行われたのか釈然としないまま小保方氏が一方的に断罪されて現在に至ります。
 最近になって小保方氏の手記が出版されて、当時疑問に思っていた部分の状況が明らかになりました。彼女の公表している手記が正しければ、STAPを捏造した容疑者は若山照彦氏であり、彼女は犯罪に言う所の主犯ではなく手足として使われた従犯です。共犯者でもなく彼に犯罪を強制された立場になると思います。
 STAP現象は小保方氏と若山氏の共同研究の結果であり、再現性に問題があるのは若山氏が担当した部分であって、小保方氏が担当した部分ではないのです。この基本的な所から検証姿勢がおかしいのが今回の騒動であり、若山氏がSTAPを捏造した可能性を全く検証していないのです。裁判ならあり得ない一方的なリンチに等しい対処なのです。

 こちらの知識だけでは不十分な部分があるかもしれませんので、ここに書く法的な解釈は本になる時に弁護士先生に相談し再確認をします。現状の解釈は個人的な物です。
 STAPの存在は以下の現象を確認することで、理研での検証実験とされていました。2014年12月14日の「STAP現象の検証結果」よりの抜粋です。

1)「酸ストレス処理によって得られたGFP 陽性細胞を含む細胞塊(本稿では「STAP 様細胞塊」とする。)が胚発生の環境下で各組織に分化し、キメラマウスが得られたこと」
2)増殖能のないSTAP様細胞塊から増殖能を有し「三胚葉の各細胞への分化能を有するES 細胞様のSTAP幹細胞が得られたこと」
3)「胎盤系各細胞への分化能を有するTS 細胞様のFI 幹細胞が得られたこと」

 となります。この中で、小保方氏の担当は2)であり、STAP様の細胞塊が出来れば彼女の仕事を達成出来ていたことになります。
 論文の中で偽造が取りだたされた図は複数存在しますが、中でもSTAP細胞の増殖数がES細胞と変わらないことを示したグラフは、初歩的な捏造として批判を浴びた物です。どうしてこんな事をする必要があったのかこちらでは分からなかったのですが、彼女の手記によれば若山氏がやらせたとのことであり、状況に納得が出来た所でした。

 当時完成していたSTAP様細胞塊には、大きな増殖機能はなかったのです。ES細胞のように働く一歩手前の成果でした。これだけでも凄い成果なのに、生命工学の分野で認められる為に偽造をした所に間違いがあったのです。
 この偽造を行ったのは若山氏であり、小保方氏の作り出したSTAP様細胞塊にはその機能はなかったのです。こう考えると若山氏が如何にこの部分をごまかそうとしたのかが気になります。
 若山氏は1)のキメラマウスを作り出すエキスパートであり、この関連部分は山梨大学に余人をもって代えがたいと言わせるレベルでした。偽造は彼の世間に公表しない技術で、彼にしか出来ない部分であると錯覚させる目的で行ったのでしょう。少なくともこれでSTAP論文を押し通せると本人は考えたのでしょう。他者による再現実験が上手く出来ないと公表されたところで、その部分の手法の公開という言い訳できない所に追い込まれています。自分にしかできないなどは科学の再現性の世界には通用せず、ここから彼がおかしくなっていったのだと思います。

 彼の犯罪行為は私文書偽造の罪に現れています。合意のない論文の撤回文書を作成して提出した罪は大きな犯罪であり、彼が責められるべき法的な犯罪行為でしょう。合意のない文書を勝手に提出して公表に至らせて、状況を自分の望む形に持っていったことになるのです。ここから小保方氏への罪のなすり付けが明確になるのです。
 この私文書偽造に関しては、理化学研究所の理事長である野依氏を始めとするマネジメントの責任者には、一般常識としての法律が全く分からないのかと思わされました。不法行為も権力で押し通せるという姿勢が伺われるだけでなく、若山氏を小保方氏同様に疑う姿勢が全く感じられないのです。当事者として状況を調べた時にその不自然さに気づかなかったのでしょうか。ここにあるのは文書の偽造による典型的な詐欺の犯罪行為です。笹井氏の自殺などどうして彼がそこまで追い込まれる必要があったのでしょうか。法の下の正義などなかったのでしょう。
 論文の不正は世の中に数多く存在するのですが、この不正を適切に正す仕組みなど全く存在しないのでしょう。理研の検証実験に関連する行為は若山氏への一方的的な利益を図る行為であり、不正を正す上での論文著者に対する公平性など一片も感じさせない物になっていると思います。「理研のマネジメントは科学者の行う査読に客観性がない事と同じ体質の物」であり、あとで批判を浴びる可能性のある事にも気づかないのでしょう。

 さらに加えて、小保方氏の本にはSTAPの特許に関して若山氏の取り分が51%になっていることが指摘されています。彼の存在なくしてSTAPは成立しなかったからだそうです。これは実際にキメラマウスの製作に現れているので理由のある物ですが、STAP現象を見つけ出したのは小保方氏の実績であり、若山氏はその発現実験に手を貸しただけです。これでも51%取れるのですから、彼のしていることは立場を利用した成果の乗っ取りと変わらないと批判されるべきでしょう。彼がSTAP細胞塊を生み出すことなど全く出来ないのでした。この部分を犯罪の概念で見れば、立場だけでなく偽造という犯罪を利用した横領行為なのです。
 彼にしか出来ない部分の犯罪でSTAP論文が成り立つのだから、彼が51%の権利を要求するのは自分の中では当然だったのでしょう。偽造が明らかになるとそこにノウハウがなかったので、言い訳の出来ない彼は罪を小保方氏になすりつけることを考えたのでした。詐欺と横領の犯罪行為を隠すためです。

 この続きで本には様々に小保方氏を批判し、彼女を苦しめる話が出てきます。報道にも科学者にも正義のふりをした人々がたくさんいて、法の前の公平さの存在しないリンチに加わっているのです。学会から個人に至るまで、裁判をすれば彼らの行為にも法の裁きが必要になるかも知れないと思います。事実を指摘する名誉毀損ではなく、嘘を広めるたぐいの賠償の必要な不法行為の範疇でしょう。
 この説明でご理解頂きたいことは、科学者の世界は立場を利用した権力闘争で大きく動いており、法知識に乏しく立場と権力で何でも出来ると考えている部分のある事です。法治国家としての法の下の平等や正義などどこにあるのかと思わされます。
 STAP現象の続きの研究はこちらの視点的には可能であり、追いかけるべき科学でしょう。iPS細胞よりも明らかにリスクが小さく有望です。この目を摘んだのが現在の理化学研究所のマネジメントの仕組みであり、彼らに科学のマネジメントの資格があるのかを世に問いたいと思います。成果を簡単に乗っ取るだけでなく罪まで部下になすりつけられる仕組みは、科学のあるべき姿にはほど遠く科学の進歩をこれまで遅らせてきた物と同じでしょう。この仕組みではリーダーになって政治力を身につけるまで、自分の画期的な成果を公表出来ないに等しいのです。

 ノーベル賞に輝いたiPS細胞ですが、遺伝子を操作した物を人間の体に適用すると何が起きるのか、私達の科学にはまだが答えがありません。発見時よりも癌化のリスクが減る等の成果は得られていますが、この組み替えが世代を超えて人の遺伝子に影響をしないのか、検証するには非常に長い時間が必要でしょう。遺伝の問題には隔世遺伝もあるのです。当人が大丈夫でも将来の世代には不安が残る物なのです。
 比較すべき物ですが、農業における遺伝子組み換え作物が、自然界に反撃されて新たな組み替えを強制され続けているのが良い例です。彼らには直後の状況を予想出来ても、その後の変化を予想するレベルの遺伝子の知識はないのです。同様にiPS細胞を扱うべきでしょう。理想的な物は恐らく、iPS細胞で簡単に実験出来た物をメカニズムとして理解しSTAPで作り直して人体に適用することです。

 小保方氏がSTAPの研究を続けてくれれば、彼女が偶然だけでなく問題解決型にSTAP様細胞を作り上げた実績から見ても、その先にまで行き着ける可能性は高いでしょう。完成すれば今の論文は若山氏が捏造したSTAP細胞であったことがより明らかになりますし、ここで芽を摘まれることなくSTAPを作り上げた実績が残れば、さらに関連する科学を進められるのではないかと思います。
 人間のDNAと猿のDNAの違いを考えると、私には人が猿から進化したとはどうしても思えないのです。その中間段階を飛ばし過ぎているからです。進化ならその過程がもう少し残っていてしかるべきです。

 先史文明の存在を70カ所以上の遺跡から統計的に証明している現状の中に、どうしても宇宙との関わりが出てくるのです。この意味で約1000万年前の昔にこの地で誰かが遺伝子操作の実験をしたのか、それとも遺伝子には大きく変化するメカニズムが組み込まれているのか、この部分を知りたいと思っています。私は実験主体ではなくて理論研究なので、現状の遺伝子工学ではまだこのレベルの仕事にはなりにくいのです。
 それでも出来たら小保方氏がSTAP研究をやり遂げる政治的な手伝いをしたいのです。iPSとの組み合わせによる研究の相乗効果と、STAPの人体応用には人のDNAを守り人々の未来を考える立場として、科学としても政治としても取り組みたいと思っています。STAPの芽を摘まれたくないのです。
 私にとっては旧約聖書の中の暗号解析も面倒で大変な仕事になると思っていますが、DNAの研究も同様に大切に考えています。今の私からは生命・遺伝子工学への対処は想像できないと思いますが、先人達が今に託している重要な科学に思えてならないのです。

 ここまでで結構長い文章になりました。本では章を分けることになると思います。記事としてはここから後半で次の記事になります。