2月の4日から噴煙が弱まったり強まったりして不安定になっていますが、8日になって1月17日以来の微弱地震の群発が起きています。
今回の群発の理由がGPS変動にあるのかは明確には分かりませんが、襟裳岬における動きが大きく変化しています。この影響を受けている可能性があると思います。
こちらの進めている先史文明と地殻変動の情報を広めるには、彼らの警告するプレート型の変動による噴火が明確にサインを出して雌阿寒岳で起きてくれるとありがたい状況です。富士山の噴火につながる三宅島や伊豆大島の噴火の仕組みを説明しやすくなるのです。
ここまで来て再び微弱地震の群発が起きるのは予想外でした。後はマグマの上昇に合わせて変化が起きて噴火に至ると考えていましたが、今回の群発地震には新月以外にその意味を見いだすことが難しいです。
GPSの襟裳岬の異常な動きも、どの様にしてこの様な変化を生み出すことが出来るのか、まだデーターの蓄積が足りず理解出来ずにいます。こちらの見ているデーターはまだ2年程度です。ここだけ動くのは始めて見る状況です。
2月4日は太陽暦における季節の区分である立春で、奈良と藤原京における70度110度の線による季節の区分です。2月の8日は旧暦の太陰暦における新年です。この日が新月で月の暦の始まりです。地震で言えばトリガーのかかる日になります。
自然がこれらを意図しているとしても、多くの人には偶然でしょう。噴火が起きなければそれまでです。今回の微弱地震により噴火が早まるのか、それともあと2ヶ月必要になるのか、その区別は難しい所です。
火山の他のデーターに変動が出始めるまでは、気象庁も動けないのだと思います。
微弱地震は2月9日も続いていたと思われます。M1クラスの地震が8日か9日かの時間帯で起きていました。こちらの紹介しているデーターサイトに情報が反映されるのは今日の夜になります。今の様子が分からないのが少し残念です。
天候も不順で噴煙の変化を見る事が出来ずにいます。待つしかない状況ですが、変化の進展は間違いありませんので、ここ1週間程度で噴火に至るのか注意をしています。
プレート運動の影響を受けて8日の分が動いたとすれば、これまでの変化を後押しする事になるでしょう。
9日のデーターの変化を見て、今回の記事に必要事項があれば追記する予定です。雌阿寒岳の火道には変化が起きていますので、今後の状況に注意が必要です。彼らの意図を見せてくれたのであれば、ここから2ヶ月待たせることなく噴火に至ると思います。噴火の科学としてはあとどれくらいの時間が必要なのか、明確にはならない状況です。大きくない噴火に向かって変化していると思います。
稲生雅之
イオン・アルゲイン
Rev1
夜になって8日の微弱地震が9日も続いていたことが確認出来ました。過去の例からすれば、このまま微弱地震は停止すると思います。様子を見て変化があればまた、お知らせしたいと思います。
噴煙は少し小さくなったままです。火口からビデオカメラに向かって噴煙が流れてくるので分かりにくいですが、大きな変化は起きていませんでした。
2/13 追記
2月11日に一度収まった微弱地震の群発が再び現れ始めています。追加したイラストを参照下さい。20~40kmの深い部分の微弱地震の群発ですが、浅い部分への変化がどの様になるか、注意が必要です。
イラストに示した2月10日の近傍の地震が11日の微弱地震の群発を誘発したように見えますので、変化が進展している状況だと思います。
天候が不順で噴煙が見えないのですが、昨日の時点では一度強まった物が再び小さくなっていたようです。不安定になっている状況は変わりありません。