前文明と旧約聖書          6月29日

 論文に関連して光速度と2の12乗根の2つのグループの概要についての情報が必要だと考えており、その部分を少し説明したいと思います。
 前文明の存在は、旧約聖書を神の言葉とするユダヤ教とイスラム教にも影響することになるでしょう。こちらが調べた限りにおいて前文明の時代から存在したエルサレムの岩のドームは、生け贄であるイサクの燔祭の地とされ当時から宗教に利用されていた様です。

 旧約聖書には今のカルナック神殿に祀られているテーベ(旧都市名)のアモンを罰するという言葉が出てきます。当時からエジプトが敵だったようです。
 旧約聖書には出エジプトとしてユダヤ人の脱出が描かれていますが、エジプト神話にはオシリスの兄弟で悪として描かれるセトがいます。彼の誕生は自分が長男になりその利益を得るために、産道を通らずに生まれ出た物として描かれています。当時の旧約聖書のグループが、自己の利益を求めて飛び出していったことを暗に批判している様なのです。

 今に残る旧約聖書は当時の宗教の文書を改ざんした物と思われ、原本は過去に滅びた文明の物と思われます。今に遺されている物は、一部の神が隠す前文明の状況を明らかにする為の物と考えています。他にも重要な情報が託されていますが、人為的な改ざんが明らかになる時点で全能の神の言葉としての重みを失うでしょう。

 論文では伴星に関連する数値や過去の出来事が、マヤ暦を使って統計的に評価すると現れてくることを指摘しています。現段階では数学的な証明にはまだ数が不足しいると考えており、改めての論文作成になります。それまで時間があることになりますが、多くの人々は前文明と彼らの暗号の存在から旧約聖書を神の言葉とは思わなくなると思います。

 神を名乗るあの世の存在に2つのグループがあって争いを続けてきたなど、私たちには知る由もありません。一方は1917年にバチカンに向けて聖母を名乗ったのです。
 他方イスラム教は1400年ほど前に同様な存在に導かれた宗教であり、彼らは神を名乗り様々な奇跡を見せたのでしょう。1917年同様に当時の人々がそれを信じるのは当然の事であり、多くの信徒を獲得する事につながっていったと思います。
 ユダヤ教やキリスト教との争いもある意味では2の12乗根グループ内部の演出であり、彼らに予定された伴星再接近時の大戦争を導く為の仕掛けだったと思われます。

 2つのグループの存在達による、ここに説明出来るあからさまな介入はこの2つになります。彼らは真実を語って人々を導いたでしょうか。彼らの間の争いのためである事は確かだと思うのです。
 そしてこれだけでも大宗教を作り上げて来たなどの大きな影響を、今もこの世界に及ぼしている現実がご理解頂けると思います。私たちは彼らの存在だけでなく、この種の人心操作の現実をまだよく知らないのです。

 大半の人々にとって、神や宗教とは何なのかさえも曖昧ではないかと思います。人にない力を見せるあの世の存在が、自らを神と名乗ったら神でしょうか。一方は人々の持つ神という名の強い力にすがりたい心を支配に利用している様なのです。
 そして人にない力は双方のグループが過去から使って来ている物です。戦ってお互いを滅ぼし合った物のほんの一部分であり、どちらかと言えば私たちを導いたり騙したりするための物であって、間違っても絶対的な力や全能の物ではないのです。

 人々をして太陽と伴星の相互作用と科学の力で大規模水蒸気爆発を起こし、今はまだ多くの人々には信じがたい極移動を引き起こして来ています。その際発生したkmクラスの大津波が過去の文明を滅ぼした大きな原因となった可能性が高いと考えています。
 伴星の本に書いた様に、伴星接近時において伴星が太陽との間に流す大電流を利用すると非常に大きなエネルギーになるのです。このエネルギーを海水と深海のマグマに適切に加えると、地球だけでなく地球と重力でつながる月さえも動かす、非常に大きな力が発生する水蒸気爆発が引き起こせるのです。

 宗教はその地の生活を守るために発達した部分のある物ですが、今は人々を縛り政治的に支配する道具に使われている部分が大きいと思います。こういった部分は今後の民主的な政治にゆだねる事になるでしょう。
 前文明の存在が明らかになる時、世界の人々はキリスト教が支配を手放す変化を見守ることになると思われます。前文明の状況を教えず、滅びた当時何をしていたのか明らかでない、全能を装う神にすがらせる宗教は支配の根拠を失ってゆくでしょう。

 ロシアで共産主義が消えた時も人々は対応しましたし、彼らの経済圏が困窮しているわけでもなく時は流れるでしょう。日本では宗教がなくても普段の生活に困らない人が大半です。当面宗教に頼らない生活になるのかも知れません。
 国民が民主的に行動する事が重要であり、国民の支持のない王制、軍事政権、独裁政権に大義はなく宗教の支援も消えゆくでしょう。

 どの国においても国民に必要な情報を隠さない民主政権への移行が重要であり必要です。自己の利益を求め情報を隠す一種の洗脳よりも、人々の信頼を得るための社会への情報公開が優先される様に変わると思います。もちろん私たちの要望が必要であり、その行動が政治を変えてゆく事となるでしょう。

 宗教に伴っていた権力の過度な集中は過去の物であり手放されるでしょう。民族自決や地方自治が優先され、少数が多数を支配するなどの過去の支配の歪みがもたらした物は、民主主義として解消されるべき物です。
 政治権力への闘争が激しくならないことを願っています。混乱も戦いも不毛であり、民主的に土地や国家の利益を分かち合う協力・協調が優先され、過去の支配から広範な自治を確保したり民族自決の必要に応じて独立を宣言する国が増えて普通に思います。

 国々の仕組みが変わる中で、国連のあり方も大きく変化するのではないかと思います。彼らの隠然たる支配も大きく影響を受けるでしょう。安保理の武力は適切には使われず、ただただ権力闘争の舞台でした。各種機関において武力と政治力を背景に情報は歪められ、公正な民主主義などなかったのです。大戦戦勝国の支配の仕組みに利用されて来ました。
 国連の変化も避けられないと思いますが、世界にはこれまでに築いて来た様々な文化もあるのです。これまでの各国間の関係とその発展系を通じて人々の生活を支えるでしょう。

 その先の未来においては、その地の権力者ではなく多くの人々にとって望ましい存在達との協力・協調関係が模索されることになると思います。既に存在する様々な方法に加えて、少し先では科学も役に立つ時が来るでしょう。
 関連してプレアデスと、オリオン大星雲とアンドロメダ銀河の情報を論文の中で取り上げざるを得なくなりました。2つのグループに関係している可能性を指摘しておきます。これらの情報は遺跡に組み込まれ、彼らが誇示する部分さえある程の物でした。

 霊や宇宙人は科学のタブーですが、遠からず科学も支配する側に都合良く作り上げられていた現実が明らかになると思います。予算を始めとし構造的に権力に弱いのです。
 一般の人同様に科学者にも社会を知らずモラルにも欠けている人が少なからず存在する為に、彼らが個人の利益に振り回されて政治の支配に簡単に利用されて来ているのです。
 人々に信頼される姿にはほど遠かった現実は、本に数多くの事例を書く事になるでしょう。これまで権力の利用する御用達学者らの嘘は、権威に守られて社会にまかり通って来たのです。この点は未来の変化のために私たちの行動が必要であり特に重要です。

 遺跡を見る限りにおいて、宇宙も地球同様に2つのグループに割れている様です。宇宙の存在達が進んでいると考えている人が多い様ですが、地球のあの世の存在達が遅れていると言う想像にはさしたる根拠がないと思います。私たちは地球の存在達と共にこの地の問題の解決中なのであり、宇宙にも似た様な争いがある様にしか見えない状況でした。

 地球の存在達は高度な前文明の情報を持つのであり、この先こちらの世界における文明の遅れは必要に応じて速やかに解消してゆく事になると思われます。またこの意味での準備もあり、私たちが独力でワープ出来る様になるまで宇宙との交流はないと予想します。
 人々が漠然と進んでいると考える宇宙の存在に、私たちを依存させることのない配慮がなされているでしょう。宇宙においても自主独立が重要な事を表していると思います。

 前文明の存在が明らかになり様々な変化が起きると、今の様な主観の相違から戦い合う相手は消えてゆく事になるでしょう。バビロンがアラブの中心地として栄えた過去が明らかにしている様に、キリスト教に対抗する為だった支配力の強い宗教を続ける必要がなくなると、より自由で繁栄する文明に戻ることになると思います。

稲生雅之
イオン・アルゲイン
PS
 ギリシア問題は始まったばかりです。混乱はこれからでしょうし、ウクライナへの飛び火などにも検討が必要です。