グリホサートの評価には国の説明が国会でなされているので紹介します。国の腐敗の深さが御理解頂けるでしょう。
令和二年五月七日提出 質問第一八八号
農薬グリホサート製剤の一日摂取許容量と安全性に関する質問主意書
提出者 宮川 伸
日本政府は二〇一七年にグリホサートの残留濃度の基準値を大幅に緩和した。例えば、ひまわりの種子については〇・一ppmから四十ppmと四百倍も高くなった。一方で世界では、二〇一五年にWHO(世界保健機関)専門機関の国際がん研究機関IARCが、発がん性の懸念から、グリホサートをグループ二Aに分類した。また、欧州諸国等がグリホサート製剤の使用を控える方向で動き始めていた。日本でもグリホサート製剤の安全性について懸念の声が上がっている。
安定した食料供給のために農薬を使用することは、現時点ではやむを得ない。しかし、健康や環境へ十分配慮し、必要以上の農薬の使用は控えるべきである。そして、残留濃度の基準値を緩めるのであれば、それが日本の農業や食料供給に与える影響など、それ相応の理由を国民に対して説明すべきである。
本年二月二十五日の衆議院予算委員会第六分科会で、グリホサート製剤の安全性について特に以下の四点について議論した。
① 動物を用いた安全性試験ではヒトに対する安全性は十分に保障できない。
② 医薬品の場合、動物を用いた安全性試験に基づいて設定された、健常人を用いた第一相臨床試験で、予想できなかった副作用により開発を断念するケースが三十パーセント程度ある。
③ 例えば肺がんの治療薬であるイレッサなど、ヒトでの厳しい臨床試験を実施し、販売承認された物が、その後、多数の患者に投与されることで、予想していなかった重篤な副作用が確認されることがある。
④ グリホサートの安全性試験はイヌなどの非げっ歯類を用いた慢性毒性試験まで行われているが、POEA(非イオン系界面活性剤ポリオキシエチレンアミン)などの補助剤を含むグリホサート製剤の安全性試験はマウスなどのげっ歯類を用いた急性毒性試験しか行っていない。
これらの議論を踏まえて以下、質問する。
一 グリホサートの安全性試験で得られた一日摂取許容量(ADI)が、POEAなどの補助剤も含まれているグリホサート製剤に用いられている。POEAなどの補助剤は、そのものが毒性の高い物質であるとの指摘もある。グリホサートのADIの八割以下であれば、グリホサート製剤のヒトに対する安全性も科学的に確保されていると言えるのか。もし言えるのであればその科学的根拠を示されたい。
二 グリホサート製剤に関しては、げっ歯類の急性毒性試験しか実施していないが、これでヒトに対する安全性は科学的に確保されたと言えるのか。もし言えるのであればその科学的根拠を示されたい。
三 予算委員会第六分科会における質疑の中で浅沼政府参考人は「食品安全委員会の食品健康影響評価等の科学的な根拠に基づきまして、人の健康を損なうおそれのないよう基準値を設定していることから、安全性に問題が生じることはない」と答弁しているが、これにグリホサート製剤も含まれるのか。もし含まれるのであれば、なぜ違う成分であるのにそう言えるのか、科学的根拠を示されたい。
四 グリホサートはシキミ酸経路を抑制することで除草作用を示す。一方でヒトはシキミ酸経路を利用しないので安全性が高いと言われている。しかし、シキミ酸経路は細菌類にもある。ヒトの腸内細菌のうち、ボツリヌス菌やサルモネラ菌などの悪玉菌は耐性で生存するが、乳酸菌など善玉菌の多くで減少が報告されている。グリホサートによって腸内細菌の分布が変化し、健康に影響が出る可能性がある。グリホサートおよびグリホサート製剤は安全性試験において腸内細菌への影響を確認しているのか。確認していない場合は、なぜ確認する必要はないと考えているか。
五 グリホサートにおいても動物を用いた安全性試験しか実施していないことより、ADIはあくまでも安全性の目安であり、それ以下であれば科学的に安全であると断言できないと思うがいかがか。
右質問する。
令和二年五月十九日受領 答弁第一八八号
内閣衆質二〇一第一八八号
令和二年五月十九日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員宮川伸君提出農薬グリホサート製剤の一日摂取許容量と安全性に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員宮川伸君提出農薬グリホサート製剤の一日摂取許容量と安全性に関する質問に対する答弁書
一、二及び四について
お尋ねの「グリホサートのADIの八割以下であれば、グリホサート製剤のヒトに対する安全性も科学的に確保されている」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘のグリホサートを含む農薬に限らず、我が国における農薬の登録に当たっては、農薬取締法(昭和二十三年法律第八十二号)に基づき、農薬の安全性その他の品質に関する審査を行った上で、農薬の使用方法や使用上の注意事項を定め、農薬の安全性の確保を図っているところであり、当該審査においては、これに必要な資料として、当該登録の申請に係る農薬の有効成分と有効成分以外の成分も含む製剤(以下単に「製剤」という。)のそれぞれについて、急性毒性その他の毒性に関する試験(以下「毒性試験」という。)の成績の提出を求めているところである。
これらの毒性試験の方法については、「農薬の登録申請において提出すべき資料について」(平成三十一年三月二十九日付け三〇消安第六二七八号農林水産省消費・安全局長通知)において、経済協力開発機構が作成した化学物質の試験に関するガイドライン(以下「ガイドライン」という。)を標準として実施するよう求めているところであり、急性毒性に関する試験の動物種としてげっ歯類を用いることについても、ガイドラインに従ったものである。
このように、農薬の登録に当たっての審査は、国際的に認められた試験方法に基づいて行っており、政府として、当該審査が農薬の安全性を確保する上で不十分であるとは考えていない。
なお、同法に基づく登録を受けた全ての農薬については、定期的に、最新の科学的知見に基づき、同法第八条第一項の規定に基づく再評価を行い、継続的に農薬の安全性の向上を図ることとされており、グリホサートを含む農薬については、令和三年度から当該再評価を開始する予定である。
また、御指摘の「腸内細菌への影響」については、ガイドラインにおいても毒性試験における検査項目とはされておらず、農薬の登録に当たってもその検査の実施を求めていないものである。
三について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、御指摘の答弁については、食品衛生法(昭和二十二年法律第二百三十三号)第十一条第一項の規定に基づく食品、添加物等の規格基準(昭和三十四年厚生省告示第三百七十号)において定められている食品中のグリホサートの残留基準について述べたものであり、グリホサートを含む製剤について述べたものではない。
五について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、一般に、許容一日摂取量(一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康への悪影響がないと推定される一日当たりの体重一キログラム当たりの摂取量をいう。)については、食品安全委員会において、食品安全基本法(平成十五年法律第四十八号)第十一条第一項の規定に基づく食品健康影響評価を行い、通常、毒性に関する試験から導き出される無毒性量等を基に、科学的に設定しているところである。
質問する側も④をもっと突っ込むべきなのに、問題の本質を逸らし答えを誘導する感じの質問です。答弁もくだらなくて、法律は機能しているとするのみでしょう。能書きだけなのでした。
御指摘のグリホサートを含む農薬に限らず、我が国における農薬の登録に当たっては、農薬取締法(昭和二十三年法律第八十二号)に基づき、農薬の安全性その他の品質に関する審査を行った上で、農薬の使用方法や使用上の注意事項を定め、農薬の安全性の確保を図っているところであり、・・
科学の目で見ると書いた通りのインチキの山であって、データーで具体的に示していれば、添加物が入ると毒性は明らかに強いのでした。時期的にまだそれが出来なかったのかも知れませんが、流産を無視する部分や、毒性が低くなるグリホサート単体での試験で添加物入りを代用するのは無理筋でしょう。
この意味で権力を持つ自公政権に文句を垂れても、意味はなかったという結果でしょう。これが「ペンタゴンコマ抜きウソバレ」や国会議員石井鉱基氏と市議会議員の暗殺を自民や公明が実行していたと国民にバレると、政権交代しか見えてこないのでした。
続きで重要になりそうなので、農林水産利権の悪魔達への告発を書いておきます。
1)欧米では食品、農薬の規制当局と、農業資本の癒着が問題になっています。日本でもこの問題は同じでしょう。政府と業界に癒着がなければ、グリホサート単体での試験など現実の使用状況を反映しないので、考えられないのでした。ここにはあからさまな毒効果1/10の評価による利益の誘導があるので、誰が何をしたのかを調べて公表して、未来の犯罪を防ぐことに使う必要がある。
2)現在に近い状況下でも、ここに載せた質問のように、科学的な根拠なしで規制が緩和されています。ここにある物も政府と業界に癒着なので、これを調べて公表する必要がある。時効でなければ訴追の対象でもあり明確化が必須になる。
3)令和三年度から当該再評価を開始する予定である。とのことなのでこの結果待ちではあるが、既に問題も指摘したので今の手法に意味などない。ここに書いたように添加物入りでの評価が必須であり、キレート化したグリホサートの評価も行うべきである。これらを無視して結果を出すことに意味はないのであり、それこそ政府と業界の癒着に利益である。ここの修正を求める。
特に発がん性はやり直す必要があり、意図的に隠されている可能性の高い発がんリスクを明確化する必要がある。今の手法では隠されたインチキで明確にならない可能性もあるので、その場合は再度検討して、問題点を理解して解決する。ここでも必要なら直接科学の嘘の問題に立ち向かうと明記です。
東京地検か他になるかですが、政権交代したら農薬の規制当局と、農業資本の癒着による犯罪の告発レベルで進むでしょう。この項目の最後に以下へのコメントです。
・規制は内蔵への蓄積と、生体内部での分解を計測していない。この二つを適切に評価すれば、発がん性以外での毒性が明確になるので、他よりも強すぎる毒性を明確にして、使用を禁止できる。出来ると言うよりも、禁止すべき物を評価でごまかし使える様にしてきたように見える。
・発がん性の評価の研究機関によるばらつきは1)のインチキを使うかどうかで、簡単に決められる。これらがまともな科学ではない部分が、医学との比較で明確になった。
内臓への蓄積とは、キレート化したグリホサートの蓄積であり、脳や生殖器に溜まっているからこそ病気になるのでした。これを明確にすべきでしょう。問題はキレート化したグリホサートの評価です。満足になされていないからこそ、これが必要なのでした。
発がん性のインチキは改めて書く必要はないでしょう。子宮頸がんワクチンの手法を利用するだけの犯罪行為が横行しているのでした。これにも責任追及でしょう。嘘を公表しているところに、その理論的な評価と、条件を利用した結果の操作方法を公表させるべきだとなるのでした。
5月31日の追記 記事を書いたことで判明した部分の追加です。
・GMO食品とペアで使われる強力な農薬であり、GMO食品側が農薬に負けないので、その分他よりも強い農薬を使っても作物が育つ。この利点を利用するために、強い農薬の毒性を低~く偽装する必要があった。これが始まりにある詐欺だと思われる。農業資本側は毒性を偽装するために、単剤と添加剤入りに分けて製品化して、単剤での評価を公的機関に押し付けて、毒性を1/10程度の評価になるように、見せかけている。
・どの臓器に対しても強い毒性を持つが、生殖機能の破壊は世界的に人工受精児の割合の増加に大きく寄与している可能性が非常に高い。これが理由でこちらの導きが、大きな変化を起こす直前にこの記事を書かせている。この種の農薬のインチキな規制を世界的に見直す時です。
解説は不要でしょう。とにかく子供達の未来を守るために、「この種の農薬のインチキな規制を世界的に見直す時です。」
3)レカネマブのひどい実情
認知症の定義を変えることで、効果のない薬を効果があることに偽装した薬であり、脳と魂のつながりを阻害する、マイナス効果まで持つ嘘の固まりの薬。
この問題は、医学のモラルの低さを象徴しており、カネに溺れる亡者達の姿を明確にしているのでした。関連記事からの引用です。
B)上記に続く健康被害としてのWHOの分かりやすい嘘
2)レカネマブはWHOと世界の保健行政の悪魔な姿を現す典型例であり、薬のために病気の定義を変えて、効果の低い薬の効果をかさ上げするでっち上げの薬になる。プリオン仮説のノーベル生理学賞が嘘で利用されている。
この章も以下の古い記事の引用からです。
プロも懸念するアルツハイマー病のレカネマブの承認と魂の科学からの懸念
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2303
アルツハイマー病の新薬レカネマブの承認を「軽率」と断じる理由、認知機能低下27%抑制なのになぜ?
カール・へラップ の意見
高齢化に伴い、アルツハイマー病患者の増加が社会問題になっている。8月21日、厚生労働省はエーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬のレカネマブの承認を了承した。これは患者と家族にとって朗報なのか。アルツハイマー病の権威は警鐘を鳴らす。(カール・へラップ 取材・構成/大野和基)
厚労省のレカネマブ承認は
「軽率な決定」
8月21日、日本の厚生労働省は、エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬のレカネマブを承認しましたが、それをニュースで知ったときの、率直な気持ちは“hasty decision”(軽率な決定)ということです。
FDA(米食品医薬品局)がレカネマブやその後のドナネマブを承認したことから見ると、日本がレカネマブを承認するのも避けられなかったでしょう。
しかし、そもそもFDAもこれを承認すべきではなかったのです。承認すべきではない薬を承認した典型的なケースと言っても過言ではありません。
開発した製薬会社は「レカネマブを服用した患者のグループは、偽薬グループに比べて認知機能の低下が27%抑制された」と喧伝しています。この数字はうそではありませんが、巧みなマーケティング戦略です。つまり算術的にこの数字を出すことはできますが、これが患者やその家族にとって何を意味するかを考えると、人を惑わせる数字でしょう。
レカネマブと偽薬との差は
生物学的に有意な差ではない
アルツハイマー病の進行度を評価するために今回使われたのは、認知症の重症度を評価する尺度CDR(Clinical Dementia Rating)です。18点満点の評価で、数値が高いほど症状が進行していることを示すのですが、レカネマブとプラセボ(偽薬)との差は0.45でした。具体的には前者は1.21点分、後者は1.66点分の悪化であり、どちらも症状が悪くなったことは変わりありませんが、レカネマブの悪化の度合いが0.45点分小さかったので、「改善」とされたということです。前出の27%とは、1.66に対して、0.45がどれだけの比率かを示したものです。
この研究が発表される前は、少なくとも専門家たちの間では、1点の変化は有意であると考えられていました。しかし、レカネマブの差はその半分だったわけです。統計学的には有意な進行抑制であっても、生物学的には実質のない差であることを示すデータといえます。
服用してもしなくても、患者の家族はその差に気付かないでしょう。27%という数字を聞いて期待を膨らませている患者の家族には申し訳ありませんが、期待しない方がいいでしょう。
仮説をひっくり返す
検証結果
アルツハイマー病新薬 「レカネマブ」国内初承認へ
ここでこの薬が前提としている仮説を説明しましょう。レカネマブはアミロイドβ(以下Aβ)という有害タンパク質を除去する作用を持っています。これはAβの蓄積がアルツハイマー病発症の主な引き金になり、さまざまな事象のカスケード(連鎖反応)が起きてアルツハイマー病が発症するという前提に立っていることを意味します。これは「アミロイドカスケード仮説」と言われています。
ところが実際には、ヒトでもマウスでも、健康な脳にアミロイドを加えたからといって、アミロイドカスケードが始動するわけではないのです。ヒトの場合、アルツハイマー病患者の脳からアミロイドを除去しても病気の進行は止まらないですし、アミロイドの前駆体であるAPPからアミロイドを切り出せないようにしても、病気を食い止められないばかりか、ヒトでもマウスでも健康を損なうのです。
仮説としては魅力的ですが、これだけの欠陥がある以上、アミロイドカスケード仮説はjust don’t pass the smell test(信用性のテストに合格しない)です。
もちろん、仮説が検証に耐えないからといって、アミロイドを蓄積している人の方が発症しやすいのは事実であり、アミロイドの生じたマウスは空間記憶に不具合をきたします。しかし、ヒトの場合は、発症リスクが高まるといってもたかが知れており、マウスの場合は不具合が軽微です。しかもその不具合は人間のアルツハイマー病患者の状況とほとんど関連が見られません。
アルツハイマー病の定義を
仮説に合致するように変えてしまった
最近はさらにひどくなっています。2018年、米国立老化研究所(NIA)とアルツハイマー病協会が新たに出したガイドラインでは、「Aβが蓄積されていなければ、アルツハイマー病ではない」という定義に変えてしまったのです。
これは循環論法と言われるもので、証明すべき結論を前提の中にあらかじめ入れてしまう論法です。この論法を用いてアルツハイマー病の定義を仮説に合致するように、変えてしまったのです。症状があろうとなかろうと、Aβの蓄積があればアルツハイマー病であるという、ひどい定義です。
そのように定義するとAβを減らす研究に政府からの助成金もたっぷり出ます。でもAβがアルツハイマー病を引き起こすことをデータがサポートしていれば問題はありませんが、データを見るとそうはなっていません。
深刻な副作用で
安全性に疑念
このレカネマブには深刻な副作用があります。治験に参加した被験者約1800人のうち、約13%の人に脳の浮腫(むくみ)、約17%の人に脳内出血が起きました(プラセボではそれぞれ約2%と約9%)。さらに驚くべきことに治験後の試験で死亡した事例が報告されています。そのうちの1人は、初期のアルツハイマー病の兆候以外には、明らかな健康上の問題はなく、レカネマブの副作用が死亡を引き起こした可能性が高いと安全性への疑念を深めています。
そこへ持ってきて、価格がすこぶる高いことも懸念されています。米国ではレカネマブの薬代に年間2万6500ドルかかるといわれていますが、これにこの薬を服用できるかどうかの事前検査、実際に服用が始まると、副作用が生じていないかを調べるために、定期的に行われるMRI検査なども含めると年間5万ドルほどのコストがかかります。
さらに、米国には65歳以上の高齢者と障害者のための公的医療保険がありますが、この薬も米国の65歳以上の高齢者に対する公的医療保険制度・メディケアの対象になっており、数十億ドルがメディケアの負担になるという試算も出ています。製薬会社にとっては莫大な利益を得られるので朗報でしょうが、同じように日本でもレカネマブが保険適用になれば、社会保障の財政が圧迫されるのは目に見えています。
莫大な助成金を使っても
決定的な薬ができない理由
有効なアルツハイマー病治療薬はほとんどないのが実態ですが、では莫大な助成金を使いながら、なぜアルツハイマー病治療薬で決定的な薬が出てこないのか。これには私自身、フラストレーションを感じています。
ご存じのように脳は臓器の中で最も複雑な臓器で、アルツハイマー病はその脳を攻撃する病気です。Aβが蓄積したらアルツハイマー病になるという単純なものではありません。アルツハイマー病は老化が主要な原因ですが、今世界的に注目されている分野である老化もかなり複雑で、莫大な研究費が使われています。
『アルツハイマー病研究、失敗の構造』 (みすず書房) カール・ヘラップ 著、梶山あゆみ 訳
私のアルツハイマー病に対する見方は、もっと相互につながったプロセスのネットワーク的な現象で、そのネットワークの1カ所に薬で介入しても、ネットワークがそれを回避するように適応して、病気は悪化の道をひたすらたどるというものです。ですからこれからの研究は、multifocal(多焦点の)なものでなければなりません。DNA破損、酸化、髄鞘(ミエリン)形成、炎症など複数の現象に焦点を当てて、研究の範囲をもっと広げなければなりません。
超高齢化社会の日本では、2025年には65歳以上の5人に1人が、認知症患者になると推測されています。当然薬へのニーズは高いですが、だからといって今回のような軽率な承認決断をするべきではありません。効果の実感が乏しく、深刻なリスクがあり、しかもすこぶる高額である、というトリプルパンチですから、患者や家族にとって良いことはありません。
こちらの解説は以下の記事からの抜粋の紹介です。3ページ目からです。
コンビニ代表の711を核燃料再処理施設に例えるモロッコ地震の地の声1~4
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2297
DB_ID@=2297~2300がこれらのアドレスです。
最近になってアルツハイマー病への治療薬が承認されて、1年で約380万円もかかるのに、大きな科学の進歩だともてはやされています。この薬に本当に効果があるなら良いのですが、病理を知らずに作り上げている薬なので、ここから問題を起こしている可能性が非常に高い薬なのでした。この内容をここで説明したいと思います。
現代医学の大きな問題は、国際医療資本として、何でもかんでも高額な薬を作り出して、国家財政にたかって利益を求める姿が横行していることです。その様に高額な薬が本当に必要なのかを問い直す必要があるのでした。実例ですが、たいして効果がある訳でもないのに、新しい薬であるオブジーボに飛びついて、さも効果があるようにご託を並べて、実際には高い利益率にたかっているのががん治療の現実でしょう。命を方に取るので詐欺も容易なのでした。
アルツハイマー病の治療薬に戻ると、現代医学の大きな問題が色濃く影響している部分が明確に分かるのです。現代医療は、魂の存在をなぜか否定するのです。魂に力があって病気を治せると、薬での治療が出来なくなるので邪魔者なのです。実際に魂こそプラセボ効果を及ぼせるでしょうし、気功の気の大元であって、これから回転磁場と回転電場としてやっと物理計測までが可能になるのです。こういったエネルギーをないことにしないと薬が売れないので、魂を否定しているのが、目先の利益しか見えない愚かな医師達なのでした。
エーザイを始めとしたこの種の薬は、アミロイドβの蓄積を減らせることが売りの薬です。アミロイドβはプリオンでもあり、脳の内部で勝手に増えるタンパク質だとして、ノーベル生理学賞まで取っているインチキなのでした。アミロイドβ発生の病理は医学には理解されていないのです。どうしてこの病気になるのかが分からないままなのでした。
生理学しか考えない現代の医師達には、糖尿病において意図的に電気化学を無視している部分などは犯罪行為その物ですが、物理の放射能の反動など彼らの理解の外でしょう。
プリオンやアミロイドβは、KイオンチャネルやNaKイオンポンプの回りに集まるK原子核が、そこに含まれている微量の放射性元素の崩壊で、KイオンチャネルやNaKイオンポンプその物を破壊する事で起きるゴミ由来なのでした。このゴミはどの様にばらけるかが決まっていないので、アミロイドβの分子の形も不明瞭な部分を残しているのでした。これはある意味で当たり前でしょう。ガラスのコップを砕く時に、どの様に砕けるのかを予想するような物だからです。
ここでは病理が分かっているので、クラリネットの吹き口で、そこから出て来る物理的な振動を脳血液関門に送る事で、細い血管から脳内に入ってKイオンチャネルやNaKイオンポンプ由来のゴミを片付ける白血球の侵入を助けるのでした。
脳内グリア細胞に取り込まれてからそれをアミロイドβとして分解するよりも、効率が高いのは当たり前でしょう。実体験でも心がスッキリすることまでを感じられるので、十分な効果を発揮できているのでした。吹き口の演奏の効果で、脳内の脳漿中のKイオンチャネルやNaKイオンポンプ由来のゴミの濃度が有意に低下していることを現せるのでした。
これと比較するアルツハイマー病の治療薬には大きな欠点があるのでした。病理を理解しないで作り上げる薬なので、この部分から大きな問題を起こすのでした。
問題は考えると簡単です。彼らが排除しているアミロイドβは、KイオンチャネルやNaKイオンポンプの一部なのです。定期的に破壊されるので、定期的に作り出す必要があるのでその仕組みがあるのです。アルツハイマー病の治療薬はここにも作用するのであり、具体的にもKイオンチャネルやNaKイオンポンプの再生作業を大きく抑制するでしょう。アミロイドβの影響を最大27%排除できたという事ですが、その中にはKイオンチャネルやNaKイオンポンプを作り上げるはずのアミロイドβも含まれざるを得ないのでした。
この続きは悲しい脳と魂と心のつながりの物語です。現代医学は魂を無視するので、魂がイオンチャネルを通じて脳を操作して、神経電流からその応答を得ている部分を全く知らずに無視しているのでした。端的に書くと、この薬はKイオンチャネルやNaKイオンポンプの再生を大きく妨げるので、そのままに脳と魂のつながりも、大きく減らす効果を持つはずとなるのでした。アミロイドβが減って喜んだつもりが、実際の患者はそれ以上に脳とのつながりを失ってボケて行くのでした。自分らしさをそのままに失う薬である可能性を否定できないでしょう。
ギザの大ピラミッドの機能は、王墓ではなく霊界体験館だったと明確にしています。先史文明の彼らには魂と脳のつながりの情報までがあったので、花崗岩を物理的に潰して電場のらせんの力を大量発生して、脳と魂のつながりを、その信号を飽和させるエネルギーレベルで一時的に分からなくする道具だったのでした。魂はその信号レベルで一時的に肉体を見失うので、魂単独の振る舞いという霊体験が出来て、いわゆる臨死体験が出来るのでした。
科学としてはここまで進んでいるのであり、魂がらせんの力でイオンチャネルを動かしている部分はその他の体験的にも明確です。この関係性を崩す薬こそ現代のアルツハイマー病の治療薬なので、これだと1949年のノーベル生理学賞である、ロボトミー手術の現代版になりうるのでした。当時の人々は魂どころか心のあり方までも無視して治療した結果なのですが、現代では魂の存在を意図的に無視しているので、その問題点に気付けないのでした。脳と魂のつながりを失わせる薬を作りながら、自覚できない姿だと言う事です。この可能性が非常に高いでしょう。
こちらとしては霊界体験館を現代技術で作り上げて、魂と脳の関係性をどんどん科学して行く予定です。現代の医師達の悪魔の姿勢が抜けるまでは共同作業にならないでしょうが、医学の分野にも必要な科学なのでどんどん彼らにも情報が渡せるでしょう。
魂の科学がそこまで進むと、アルツハイマー病の治療薬がKイオンチャネルやNaKイオンポンプの再生作業を大きく抑制していた場合には、その問題点を明確にするでしょう。今なら効果のある薬に演出出来るでしょうが、科学が進むと魂の存在を無視している部分から大きな問題を生み出している部分が隠せなくなるでしょう。
問題は、アルツハイマー病の治療薬がKイオンチャネルやNaKイオンポンプの再生作業を大きく抑制しているかどうかです。これは間接的にも調べられるのであり、本来ならなすべき仕事でしょう。この続きはメーカーごとの人間の命への姿勢に現れるでしょう。
どんな結果になるのか進んで行かないと分からないのですが、予見できる問題にどの様に対処するのかを、私達は知る事になり、やはり医療は国有化が必要だという結論になるのかどうか、患者さん達の心配をするところです。
中略
病理を理解している理論医学が教える認知症とアミロイドβ
1)プリオンやアミロイドβは、KイオンチャネルやNaKイオンポンプの回りに集まるK原子核が、そこに含まれている微量の放射性元素の崩壊で、KイオンチャネルやNaKイオンポンプその物を破壊する事で起きるゴミ由来なのでした。このゴミはどの様にばらけるかが決まっていないので、アミロイドβの分子の形も不明瞭な部分を残しているのでした。KイオンチャネルやNaKイオンポンプは重要な生体部品として再生されます。
2)このゴミは脳漿に漂うが、破壊された生体組織、細胞としてシグナルを出すので、脳血液関門を乗り越えて白血球が脳内に入り込んで分解処理をする。
3)白血球は血管に隙間を作り出して通り抜けるレベルなので、血管の老化が進むと柔軟性が失われて脳内に入りにくくなる。
4)脳のグリア細胞にはこのゴミを取り込んでアミロイドβとして保存する機能がある。グリア細胞がため込める間は脳機能に大きなマイナスにならないが、これが間に合わなくなると、脳漿内部にプリオンゴミがたまり、神経信号の伝達を電気抵抗として阻害する。ここから認知症の症状が進展するはず。
5)紹介しているクラリネットの吹き口の振動レベルで、脳漿中のプリオンゴミは、白血球の取り込みを増やして対処になる。血管の柔軟性の問題は残すが、振動で通せる分だけ、認知症患者であったとしても、脳漿内部のプリオンゴミを減らせるので、症状が改善する可能性がある。
引用ここまで
・査読の嘘は、病気の定義まで変えて、効果のない薬を効果ありに偽造する。愚かな犯罪行為なのに、人倫が未発達なのでこの犯罪が使われる。これは利益と欲に溺れる愚か者に薬の評価を任せられない姿であり、以後の対策の重要性を教えている。例えるなら、キチガイに刃物の領域だったのでした。キチガイとして意図的に安全性を無視しているのでした。
この件は医学のモラルの低さを象徴しており、カネに溺れる亡者達の姿を明確にしているので、このまとめに解説は必要ないでしょう。
5に続く。
稲生雅之
イオン・アルゲイン