愛とお金のバランス        12月27日

 前回のメルマガで愛について書くまで少しお時間を頂く事をお伝えしました。このテーマは複数の視点から見る必要があるので、解析に手間がかかるのです。
 利益と欲に関連してお金と愛のバランスを取る必要があることを見ていますが、少し説明不足の感が残ったと思いますので、この点を少し詳しく見ておきます。愛についての一つの側面と考えて頂ければと思います。

 今まではお金がメインの世界で、愛が大切という事を言ってもお金が無ければ何も出来ない現実がありました。きれい事を言ってみてもこの現実には変わりはありません。
 お金の本質を学ぶためにお金に執着して生きることを選び、愛を知らずにこの人生を終えて行く人もいれば、反対に愛に執着して愛を学び、お金に苦労して人生を終えて行く人もいると思います。

 私達の魂が輪廻転生なる物を通して、複数の人生を通して人について学んでいると言う視点に立つと、これらがそのステップの一つでしかないことが理解されます。ここに確信を持てる人はまだ少ないのが現実ですが、この現実は変化して多くの人が認めるようになって行きます。暗号の2冊目の本に載せるテーマなので、ここではこの程度の説明にとどめます。

 学びのテーマとしてどちらかを選び、この場所に来ている人達にとっては愛とお金のバランスを無理して取る必要はないと思います。今で言えば、お金がメインの世界なので、この中にあって愛を求めることは本来難しいテーマであり、この点に努力している人には本当にがんばって欲しいと思います。必要なお金とたくさんの愛、深い愛を求めるにはそれぞれにあったたくさんの学びがあるのではないかと思います。

 この世界には仕事を通じて社会の役に立ちたいと思っている人、様々な表現を通じて人を喜ばせたいと思っている人、癒しを提供したいと思っている人など、様々な人がいます。彼らにとってもお金と愛は避けて通れない物になります。今まではお金をメインに考えて行動する必要がありましたが、この先はどの様な物になるのでしょうか。

愛とお金のバランスについての解析結果
 愛とお金のバランスは、お金優先から愛優先に変化して行く。お金の価値が物の価値から労働の価値に変わる事、金利がなくなることなどで、社会が公正な物になり、思いやりのある世界に変化して行く。
 衣食住の足るを知る世界であり、自由で恐れのない世界である。家族、夫婦、友人との間の思いやりが増えてゆき、愛につながって行く。

 聖書の暗号の内容は全ての解析を通じて一貫性を保っています。この先の変化でお金の価値が労働主体に変わる事と、金利がなくなることを見てきていますが、ここにはその先に得られる変化が出ています。
 私達は石油がなくなるとか、原材料がなくなるとか、様々な心配事を伝えられています。これらは一種の恐怖であり、今まではこの恐怖により人を煽ることで、資本の支配が成り立っていた部分が大きいのです。

 石油がなくなるのなら石炭を使うとか、メタンハイドレートを使うとか、他にも選択肢はあるのですが、現実はその選択肢を選ばせないことにより、石油の使用が続いています。
 衣食住の足るを知る世界とは、この様な部分で情報が開示され、現実を知って必要なことを行う世界です。その結果は今まで抑制されてきた技術や素材が使えるようになるので、今まで以上に物資は溢れることになります。

 現実にメタンハイドレートなど、日本近海にありながら、その開発には国が力を入れていると言えるような物ではありません。100年分の石油相当なので、これを積極的に利用できれば、日本のエネルギー事情は一変するほどなのにです。
 日本の利益は多くの石油会社の損なので、この開発には力の入らない政治的な事情があったのでした。

 私達はいつも家のローンなど支払いに追われています。支払ったお金の半分が金利の支払いに消えて行くのが家のローンです。3千万円の家を6千万円で購入し、差額は銀行がたいして何もしないで受け取るのです。この差額がなければ、私達はもっと豊かでいられると思います。銀行が信用を創造して(ないお金をある事にして)お金を儲けることを当然と皆さん考えると思いますが、国が金利無しでお金を貸して家を担保に取り、返済を待つのと何か大きく違うのでしょうか。

 差額の3千万円が消費としてその人と社会に使われる方が、銀行だけの不労所得の利益になるより良いに決まっています。国の税収もその分増えるでしょう。私有銀行の信用創造が必要であるという幻想から目覚めると大きな変化につながります。私達が金利の奴隷とも言うべき状況に置かれていることが、明らかになる時です。銀行は金利でなく投資からの配当で利益を追求し、投機はなくなる流れです。

 支配やお金など多くの恐怖からの自由は、私達の心を自由にして軽くしてくれます。必要なだけの物があって困ることがなければ、私達は回りの人を見る余裕も出来、思いやりのある社会につながって行くのです。身近な家族の愛もあれば、夫婦の愛、友人達との思いやりの深い社会、そしてその結果として多くの人の求める、愛のあふれる福祉の整った社会に移行して行く事は自然な流れだと思います。単に古くから言われている衣食足りて礼節を知るの世界かも知れませんが、本当は既に私達の知っている物なのでしょう。この様な世界を実現することが再び可能になるのです。

 今年のメルマガは今回が最後です。運転手として明日から家族サービスと帰省をしてきます。仕事はたくさん抱えていて大変で、英語の本の為のプロモーションパックの内容検討など時間に追われていますががんばっています。それぞれの事情の中で楽しんだりがんばったり、倒れそうな時は無理しないで休んだりしましょう。
 次回は1月4日火曜日までには配信できると思います。来年もよろしくお願い致します。

稲生雅之
イオン・アルゲイン