利益と欲について         12月20日

利益と欲について

 前回暗号解析をする上での前提条件を疑うお話しをしました。今回は関連してもう一つこの関連をお伝えしたいと思います。
 前文明ムーの崩壊は、多くの人が利益と欲に飲み込まれていった結果であると言われています。現在の私達の文明も経済崩壊に向けられていますが、その中で利益と欲という物の側面について知りたいと思いました。

 大半の人が今も利益と欲を求めています。生きて行くために必要なお金を求めることには問題はありませんが、それ以上の強欲になると様々な問題を引き起こします。
 利益と欲をどの様にして押さえて行くかは、私達一人一人にかかっているのですが、ここにだけ目を向けるのではないように出来る何かがあると思っています。そのきっかけをいま、一生懸命探しているのです。

利益と欲の解析結果
 利益と欲に飲み込まれると、心がすさみ、家庭が崩壊し、国家が崩壊し、世界が崩壊する。愛がなくなり、エゴの増大、恐怖、脅し、支配、権力志向がそうさせた。ムーの時代もそうであった。
 ニッコロ・マキアベリの君主論の世界である。

 ニッコロ・Mは6文字で強調されて出されていました。目的のためには手段を選ばないという言葉に代表される彼の君主論ですが、多くの権力闘争のベースに存在してきています。勝ち残らなければ意味がないと言う事でもあるのですが、生き残りをかけた争いばかりの世界ではある意味仕方がないことですし、彼の生きた時代の国盗り合戦には効果があったかも知れません。

 現代ではこのレベルの戦争は起きないです。私達はこの愛のないレベルを既に卒業したのですが、彼の考え方は権力闘争の良い道具になるので、そのまま多くの人に使われています。お金と権力とで人々支配をするためには都合の良い物だったのです。お金がないと生きて行けないあなたにお金をあげますから、あんな事やら隠れてこんな悪い事をして下さい。と言う流れです。良いことだけなら良いのですが、支配が絡むと悪事も出てくるというのが現実です。本当の愛を知らない人たちには、古い悪い道具としての側面がこの様な形で出てしまうのです。

 愛がない(no love)は6文字で2回も出されています。一方はニッコロ・M同様にメインキーワードの近くですが、もう一方はメインキーワードに重ねられています。これは今までになかったレベルの強調です。利益と欲に飲み込まれると、そこには愛がなくなってしまうと言うことを警告してくれているようです。この愛のない世界を何とかする必要があると伝えてくれています。

 利益と欲を追いかけるだけでは、この先本当に上手く行かなくなります。愛がなくてもお金がないのと同じくらい心は苦しいのに、どうして私達は愛を同じように求めないのでしょうか。身近なところから始まる必要不可欠な物なのに、お金や恐怖、支配に縛られすぎているのです。お金の方が簡単に手に入るという現実もあるのですが、愛があれば心がおかしくならずにすむ人はたくさんいるのです。お金と愛をバランス良く求める必要があるのでしょう。

 今までは多くの人がお金によって動かされてきましたが、今後は働いた価値が受け取る物に変わります。時間はかかると思いますが、お金と立場に物を言わせる仕事は上手く行かなくなるでしょう。事業の中の非人間的な部分がなくなる方向へ是正されるだけでなく、お金で人を動かすというのが大半の事業の基本的ベースですが、今後は心なく人は動かないという事が普通になるような変化が起きてきます。
 ここまで進めば、愛とお金をバランス良く求めることが、今よりも遙かにたやすく出来るようになるでしょう。非人間的な物、不正な支配を超えた心が自由な所には、たくさんの愛が存在しやすいと思います。この様な世界を多くの人が望んでいると思っています。

 前回も書きましたように、英語の本の準備を進めています。出版社にプロモーションをしないといけないのですが、その準備資料の翻訳作成に1回10万円くらいかかります。費用をどうするか考えていたのですが、直近の寄付に10万円が2件もありました。本当にありがとうございます。プロモーションは何度か作ることになるので、まずは進められる事になりました。重ねて御礼です。

 単純に今の本を英訳しても知名度の点で売れないので、内容の修正に加えて序文や帯を有名な方にお願いしようと考えています。今は聖書の暗号の本のマイケル・ドロズニンさんに会いたいと考えています。
 現状その費用はまだです。往復するだけでもすぐに20万円以上になりますが、この費用へのご協力をお願いできると嬉しいです。少額でも数が力となります。

 多くの人の善意でここまでやって参りましたが、もう少しで英語の本を出すという折り返し地点に到達できるところです。その先には発信した情報に共感して下さる方々の思いがあって、さらに広がって行けると思っています。 

 会社から安定した給料をもらっていた時代が今は懐かしいです。自分で選んだ道ですし、多くの人に情報をお伝えするために、他の方より半歩くらい先に進ませて頂いているだけのお役目です。その気になれば悪のコードを使って新興宗教家を口説いて必要な資金を作れるのですが、その道踏み外してはならないと口を酸っぱくして言われています。

 良い未来が開いて行けるようにと願いながらがんばっています。ご理解とご支援をお願い致します。2012年12月21日以降に平和で公正な社会が得られた後で、ご協力頂いた方と共にその喜びを分かち合う催しをして、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています。直接協力頂いた方も間接的に協力頂いた方もご一緒に、話をしたいです。

稲生雅之

12月21日 修正
 個人批判に取れる部分を削除しました。個人の解析に使える関連の伝え方にもう少し工夫をしたいと思います。曖昧にすれば良いという物でもないと分かりましたので、誤解を招いた部分にお詫びを致します。どうしても批判しないといけない悪以外は批判しないように致します。