ホツマツタエには100種類の薬草があるとされていますが、名前に言及のある物が少なく、馬用の薬草の名前が書かれていて人間用は春の七草が見つけられた程度です。以下当時の七草です。1月7日の七草がゆで当時から利用されており、国民に七草の薬草としての利用を促す意味での習慣づけだと思われます。
七草はミカサフミにも言及があり内容は同じです。ホツマ側では饗応に使った特別料理として桜餅との組み合わせで出ていました。今とは名前が違い物がありますが、なまった程度の差でしょう。
ゴケフ 御形 薬効あり
ハコベラ 繁縷 薬効あり
イタヒラコ 仏の座、コオニタビラコ(小鬼田平子) 薬効不明
スズナ 菘、カブ 薬効不明で栄養あり
スズシロ 蘿蔔、ダイコン 薬効あり
スセリ 芹 薬効あり
ナツ 薺 薬効あり
イタヒラコが、イが発音の問題で抜けたのでしょう。その他は名前通りであり、薬効もある物が多いです。
主に消化系の問題に対処する薬草類であり、広く知識が国民に広められており、状況に応じて使われていたこと想像させる所です。普段の健康維持に努めよという意味でも、これらの野に普通に存在する薬草を食べることを推奨したのでした。
当時の薬草類と生薬類はこれに留まりません。続きが土偶と土器に表現されている生薬類です。以下の5つの物はお産に組み合わされて残されています。土偶でも配慮があり特別な5種類だと考えています。
まむし 滋養強壮と解毒、消毒、焼酎漬けと思われる
ヒキガエル 球心作用と滋養強壮、毒のみ焼酎漬けか、何らかの丸薬と思われる
桔梗 根の部分に排膿作用
ナンテン 葉の部分に痛み止め、船酔い止めと同じ使い方
カタバミ 葉と茎で消毒効果
その他で気がついた物
いもむし 恐らく妊婦のタンパク源
ハスの葉 漢方として、日射病、暑気あたり、下痢止め、止血など
スッポン 滋養強壮
魚 栄養?鯉の肝を乾燥させて滋養と目の薬が漢方です
ここに上げた物は土偶と土器からなので、約5千年前の時期と特定されています。時期の特定には正確さの問題を残しますが、推定が大きく狂わない木で出来た遺物も同時に出土するのです。C14の年代測定には1000年になると何とも言えなくなりますが、1万年単位の誤差はないでしょう。縄文時代ですがホツマツタエの書かれた時期よりも少し後だと思える状況です。
当時は約5千年前に偽善の側との戦争が、12660年前の同意に基づき始まるところでした。2度の戦役が記録されており、これよりも前にホツマツタエは準備されたでしょう。その内容にも戦役は含まれておらず、当時の状況は遺跡に残された破壊の痕跡から推定している状況です。
ここに上げた物はホツマツタエとは事なり、実際に使われていた土偶と土器からの特定です。それぞれに特徴を持って書き残された証拠類なのです。架空の物ではなく実際に使われた物だと思われます。
土偶に表現された物はその他で気づいた物に分類していますが、多くは有孔鍔付土器に表現された物です。イラストにも紹介します。お産に関連する生薬類になるという事だと考えています。
スッポンと魚は有孔鍔付土器に表現されていた物です。妊婦向けの滋養強壮だと思われ、魚も幅広くタンパク質として、妊婦に優先的に配分されたのではないかと思います。
まずはお産の医療に注目します。ホツマツタエではお産に関連して様々な記述があり、以下の物が使われていました。
産屋
産湯(薬入り)
いす 出産の姿勢は座産なので、姿勢の維持を助ける道具です
土偶と土器で追加が以下です。
力綱 産屋で妊婦が捕まる屋根から垂れる綱のこと
焼酎 有孔鍔付土器の生産物
焼酎薬 まむしとヒキガエルの毒を利用した物
ここまでが明確なので、続きで実際の利用風景です。
産屋はホツマツタエに出てくるのみならず、1950年代まで使われていた程です。加えて現存する物はお寺ではなく神社に向いていたことが分かりました。その地の信仰に根付いているのです。当時なら八百万の神々でしょう。
産屋は出産に対して清潔な場所を求める工夫でしょう。カタバミと焼酎で消毒も可能です。出産後もしばらくそこに留まることで、体を休めることが出来たのでしょう。
私たちは縄文時代には、文字もなく医療の知識もなく、原始時代そのままに生きてきたと教えられています。しかしながら土偶と土器から判明した現実は大きく異なる様子であり、現代風の西洋医薬品も手術の技術もないのですが、今で言う所の生薬の知識と産屋での座った姿勢でのお産が安全であると言う知識を備えていました。産婆さんの世界に生薬を加える程度ですが、江戸時代とあまり変わらないレベルでしょう。
出産に際して産道を通って出てくる子供の頭が、出産にかかる時間に応じて状況次第で通りにくいことがあります。いわゆる難産であり、この場合産道のおしり側が裂けて傷になるケースがあって、ここに衛生上の問題があると雑菌が入り込んで破傷風になるのでした。これだと死に到る病です。子供が産道から出てこれなければ母子共に死に到る時代でした。ホツマツタエにも皇女なのに、当時の医療の高い水準があっても産褥死する状況は書き残されている時代でした。
こちらはただのおっさんなので出産の苦しみは想像するのみですが、出産に際して酸素吸入されたりするのは普通の治療だと思っており、それほどに苦しい物こそ産みの苦しみでしょう。これを乗り切るために球心作用のヒキガエルの毒を薄めた強心剤であり、他にも滋養強壮の生薬類の準備が可能です。
産道を通る時の痛みにはナンテンの葉を噛んで酔い止め作用で痛みを減じていました。ヒキガエルの生薬と合わせて、産みの苦しみを和らげる重要な準備だったと思います。
不衛生は文字通りに破傷風につながるので、産道についてしまう傷や裂傷こそ命取りでしょう。これをまむしの毒利用で解毒して、アルコールの消毒もかねて使い、ばい菌の進入を防ぐのでした。膿で済むなら排毒を促して健康に戻れるとありがたいでしょう。
ホツマツタエには産婦人科医まで登場します。専門医が必要なほどにお産は大変な医療行為であり、当時の科学で出来る事を行っていたと分かりましたし、日本の政治がこれを重視して、そのお産あり方を広めたからこそ、産屋が一般化して今に残されたのでしょう。
やっと医療技術の高さを説明する所まで来ました。この記事ので最重要部分です。先史文明として進んでいる部分の説明です。焼酎の蒸溜など難しい技術ではないのにホツマツタエでは工夫して隠すほどです。やないかくらいも天文の知識と言うよりも、高度な計測と数学の存在なのですが、ここも説明されないと分からないでしょう。
がまの油、ヒキガエルの毒は現在も使われる生薬であり、薬理学の本に出ている濃度で使えば球心剤です。これは使う前に試せますし、毒は胃腸からの吸収の場合は毒になりにくいことを知っているはずです。いにしえより蓄積された用法があるはずです。毒をそのまま使うのではなく薄めることで、その毒の起こす作用を利用しているのでした。この部分は明確です。
続きがまむし酒の効果です。簡単にネットで調べられるかと思ったのですが、直ぐに見つかる論文が存在していません。誰も科学としての評価をしていない可能性が高いのでした。これだと自分で検討するしかないので、医学の教科書を読んで得ている知識を総動員となりました。もちろんそれほど難しくないので結果が出せるのですが、よくここまでを考えて使っているという驚きがあるのでした。
蛇の毒には神経毒と出血毒があるのですが、まむしは出血毒です。酵素やタンパク質の働きなので、アルコール漬けでもその性質を失わない可能性が高いでしょう。加えてアルコールで希釈するのです。毒にならないレベルまで薄めていることになるので、やっていることは現在のホメオパシーとある意味同じなのでした。
作用も化学を離れると簡単に理解出来る物であり、薄い毒で傷口周辺の毒に曝された細胞を破壊して、アルコールと一緒に排出することが目的だと思われます。細胞は脂質に覆われているのでタンパク質分解酵素の毒は、破壊された細胞の残りかすを解かして、アルコールで排除することを助けるのでした。傷口をきれいにする効果です。
子供の頃にあしなが蜂に刺された時に、当時大正生まれの祖母にまむし酒を効くと言われて塗られた記憶があります。傷にも刺された場所にも染みて痛かった記憶です。効いたのかはよく分からないのですが、昔の人々の生活の知恵であり、あしなが蜂の刺し傷に染み込んで、周辺をアルコール洗浄とまむしの毒で細胞破壊して、取り込まれている毒の一部を強制的に排出させているのでしょう。薬が強毒だと逆効果ですが、表層の皮膚を破壊する程度であれば、排毒効果に期待が出来るはずと理解出来たところです。
当然ですが、これだとスズメバチでもヤマカガシでも、ある程度の効果はあるでしょう。重要なことは、まむしやヤマカガシなら、直ぐに噛み傷を刃物で切り開いて高濃度の毒を排出することであり、続きでまむし酒で消毒・解毒で良いと思えました。昔の道具で調べると、黒曜石のナイフなど鉄製のナイフよりも切れるほどだとエジプトの医学の記事に書かれています。これであれば昔から毒を直接排出することに重点が置かれていて、続きでまむし酒だったと思えます。
当然ですが、産道の小さな傷にも効果が期待出来ますし、産婆さんの爪で小さな傷がついても、これに対処出来るでしょう。消毒以上の効果があるので、破傷風など対処にまむし酒があるかないかで、結果に差が出る統計になると思われます。昔の人も結果を知っているので当時からこれを利用したのでしょう。
既に説明したようにひきがえるにも毒があり、これを適切に利用すると強心作用です。こちらも毒の利用であり、濃度が知りたいところですが、経口接種で希釈はあまりしていないかと思えています。この毒がヤマカガシに蓄積されて蛇毒になるそうでした。
こうなると、まむし酒とヤマカガシ酒で効果に差が出ます。縄文土器は蛇の目を切れ長に描いてまむしの目の特徴を表現していました。縄文時代の人々はまむしの出血毒を解毒と消毒に使いたいのでした。
そして世界で見ても中国と東南アジアには(毒)蛇酒の文化があるので、大元は先史文明時代からの物であろうと推定できる所です。琉球の泡盛はタイから伝わった蒸留酒とされており、蒸溜の技術も昔から東南アジアには存在していた可能性を高めています。
中略
私たちは毒と薬の違いにも知識はなくて普通です。「毒と薬」の本によれば、毒と薬の違いは以下の説明です。
物質には、必ず「毒」である物、必ず「薬」である物は、本来存在しない。
人間にとって、望ましい作用をした場合に薬と呼ぶ。
人間にとって、望ましくない作用をした場合に毒と呼ぶ。
同じ物質でも、用法や用量によって毒にも薬にもなり得る。
まむしとヒキガエルの毒の比較に戻ります。ヒキガエルの毒では濃度によって生かすか殺すかの選択です。これは真逆の作用と言えるでしょう。
これに対するまむしの毒の希釈した場合の作用は、様相が異なるのです。真逆の作用なら、まむしの毒を無害化するだけなのですが、希釈することで他の毒にも対処出来るように変わるのでした。噛まれたり刺されたりする傷口を切開する使い方こそ本質として重要ですが、これを補足する使い方になる部分が重要になるのでした。
先史文明の人々には1366万年もの経験の蓄積があるのでその結果かも知れませんが、科学として結果を説明出来るだけの理論的な物が存在出来るのです。まむしの毒を薄めると毒一般にも使える治療補助薬になるのでした。これこそ高度な科学の存在でしょう。そして経験に裏打ちされるので、現在まで生き残れる生薬になるのでした。
ここには高度な科学の存在を感じざるを得ないのでした。毒としての作用を効果のある場合とない場合で分けているだけではなく、毒の分子的な作用で何が起きるかまでを知り尽くして適切に利用しているのです。毒素の違いの具体的な内容までを理解していてこその対処でしょう。
先史文明の人々は、薬の使い方を毒の作用との比較で理解しているのでした。適切に自然界の毒を利用する事で、人間の免疫力や抵抗力を引き出すことで、病気への治療を行ってきていたのでした。
これに対応する現代の医療は、人間の免疫力や抵抗力に期待せず、化学薬品としての作用で病気を治すあり方です。病原菌やウイルスを特定して破壊する事に特化しており、人間の免疫力や抵抗力を利用しない部分で、その対処能力に限界があるのでした。
この姿を明確にした物こそ、100年前のスペイン風邪のパンデミックであり、今起きている新型コロナウイルスのパンデミックです。感染拡大を止められないのであり、その治療方法も患者を解熱剤で免疫力を失わせて、体力を奪って殺しているほどです。この姿は医薬品にのみ頼り切り、人間の持つ治癒力の全体像を見ずに、薬に依存するだけの偏った治療の治癒出来ない現実を見せつけているのでした。
新型コロナウイルスの治療は、免疫力を強化するあり方を追及する事で、死亡率を1/10まで下げられる程だと感じています。解熱剤で肺炎患者の体力を奪って死に至らしめている状況が明らかだからです。スペイン風邪の当時の治療方法を適切に導入すれば、新型コロナウイルスに合わせて細部を修正すれば、今後発生する死者の数を大きく減らせるでしょう。この作業こそ重要であり、現在のWHOとCDCの現実の問題に向き合わない姿勢こそ、大きく批判されるべきでしょう。彼らは自分たちの医薬品の儲けのために、スペイン風邪の治療に関する情報を隠し、免疫力を利用した治療方法を隠し続けて、その分死者を増やし続けているのでした。彼らの犯罪行為を告発することが非常に重要であり、この記事はその役に立ちたいという願いを込めた物になるのです。
抜粋ここまで
ここまでの説明でも、縄文時代が高度な科学を隠し持っていた部分は明らかでしょう。薬草の知識が豊富で、毒を適切に薬に変える技術まであるのです。蒸溜も使えており、遺伝子治療の知識を広めていない程度でしょう。再現した蒸留器の効率が、家庭用の蒸留装置とは比較にならないほど良いことにも、非常に驚かされました。
ここまではわずかに残る土器や歴史書のお世話になれた部分ですが、続きは失われている食文化の話です。医療の知識がこれだけ高度なのですから、縄文の食卓にも工夫があって、健康が追求出来る部分に伝統的な良さが残されているはずです。
ここでも繰り返すように、白村江の敗戦で、ひらがなを一般人が使える様になり、過去とは異なる変化が始まっています。この部分は過去の伝統があっても、その意味が失われている物は、どんどん消えて行く運命だったでしょう。
ここでは、健康を維持するための食として、MEC食を進めていました。以下が紹介本です。
肉・卵・チーズで人は生まれ変わる こくらクリニック院長 渡辺信幸 著 主婦の友社
この本によれば、1日に必要な食材は、肉200g、卵3個にチーズが120gです。これに加えてビタミンCが豊富な物を加えて欲しいとのことでした。ご飯はいらないのです。
始めに試した時は、チーズが高くて必要量が買えなかったことと、野菜を急に減らすことになったので、唇の両端が荒れて痛くなり、子供の頃の偏食を思い出したのでした。これは仕方がないので野菜を増やしてこの部分は改善です。今なら本の通りにも出来るでしょうが、脂肪を燃焼するメニューを兼ねていたので油の多さなど、当時はまだ扱いが下手だったのでした。
これが今では魚介と野菜のMECです。ご飯もなれ寿司に合わせて取り込んでいますが、1日0.5合も食べないのでした。野菜は発酵食で取り込んでいる腸内細菌類の食べ物なので、漬け物から焼き物まで何でもありとなっています。肉は魚で代用ですが、感覚的には1.5倍くらい必要な感じです。これで十分に健康維持出来るのでした。
まずは主食のご飯です。遺跡に様々に残る姿が現実ですが、江戸時代の白いご飯の前は、餅米玄米をそのまま炊いた物が主食だったのでした。戦国時代以前でしょう。鎌倉時代でも同様までは調べています。江戸時代の白いご飯はうるち米の玄米層を削り取った物です。ここにある栄養を取らないので、江戸時代以降に脚気と糖尿病を持ち込んでいるのでした。
これは先史文明の知識が残っていれば防ぐでしょう。であるからこその餅米玄米だと思われます。これはうるち米の玄米とは異なり何もしないで普通に炊飯出来て、しかも玄米よりも格段い美味しいと感じるでしょう。多少の臭みを感じる方もいるでしょうが、プチプチした食感が良くて、うるち米の玄米よりもあきらかに食べやすいのでした。これは比較して分かったのですが、失われた健康食の知識でしょう。
古い時代には祭礼などで玄米層(糠)を剥がしてお餅にして、もてなしに使っていたでしょう。普段は玄米層も食べて栄養の偏りを防いでいたでしょう。あと古い時代はお米が安定してたくさん取れたのではなくて、五穀豊穣で表されるように、今では雑穀と言われる物も普通に食べられていたはずだと思います。五穀豊穣の言葉に残る真実だと思えています。色んなものを食べる方が栄養に偏りが出にくいのは御理解頂けるでしょう。
今で言う白米だけ、白パンだけなどは、栄養の観点からは糖質に偏る良くない食事の代表例になるでしょう。
発酵食の話は長くなるので、先に調味料の話です。少し前から古い時代の食について調べており、今は日本の調味料と言えば醤油が全盛です。これも江戸時代からの習慣らしく以前は煎り酒でした。あとはにごり酢という古い酢もあり、この酢には濁り部分に酢酸菌が残されておりこれが健康に良かったのでした。今は濾過されるようになってしまったとのことで、ここでも酢酸菌を取り込む健康法が失われて、この状態なのでした。
ここでは古い調味料を復活させる話になると思いますので、にごり酢と塩も含んでお話です。
まず塩ですが、減塩のインチキ指導をWHOと厚労省が進めており、この犯罪を止めさせることが第一でしょう。続きで人の口に入る塩には99%の物を使わせないことも広めるべきです。海塩レベルにミネラルを含んでいないと高血圧を産み出しやすいのであり、これもあからさまな「毒」の一種として排除すべきなのでした。昔から海塩だと書いておきますし、岩塩でも調味した塩でも、ミネラルが豊富なら許せるでしょう。こんな所でも政治は健康を害する物を人々に食わせるのでした。
にごり酢は酢酸菌に関連して調べた最近の知識です。酢酸菌も腸内細菌として取り込むべき善玉菌なので、普通に酢を使うよりもにごり酢の方が健康に良いのでした。ここでは毎日納豆を食べて納豆菌の取り込みですが昔は、添付のたれと辛子を使っていました。
塩分に関連して、醤油の影響もあって今の食べ方の納豆が江戸時代に定着しています。それ以前は、挽き割り納豆を味噌汁にいれる姿が普通だったそうです。醤油の強い味と塩分が、今の食べ方を可能にしているのでした。
納豆は資金繰りが改善したら、楽々酢からにごり酢に切り替えです。リンゴ酢という名前で酢酸菌入り物のが入手出来るので、酢酸菌はここから定期的に取り込みです。納豆については昔は塩分の強さが気になっていたので、煎り酒になれる過程で色々試した所、酢でも十分美味しいと思える所まで、味覚が進歩しているのでした。この中身をあとで詳しく、煎り酒の話として解説します。
今では刺し身の残りの煎り酒を納豆に加えて食べるのでした。煎り酒が残ればです。簡単酢でも良くて、塩分という強い刺激を必要としなくなっているのでした。
続いて煎り酒の話です。「人間の食材の変化を願う太陽動画のワニと動物と魚の隠し絵」から抜粋します。
食材の変化については伏線記事があり、太陽動画に魚介類が出ていたことがあるのでした。以下その記事です。
太陽動画に海の幸で脂肪を燃焼するメニューを後押しする
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2466
魚介類を押したい理由があるとは考えていたのですが、いきなりワニ食で驚かされたのでした。
魚は割高なので、以前は100g100円くらいの豚肉と卵の組み合わせがとても多かったのですが、この記事を準備し始めた1月中頃から、夕食は魚介で、昼食はハムやソーセージ、ハンバーグも含めて80gくらいと卵2つです。特に問題はなくて、始めは昼の卵が1つでしたが、2つに増やした程度です。まもなく半年ですが肉を食べた~いという状況はなくて、まだ魚介の探求が終わらないのでした。肉が食べたければお昼に少量ですがステーキでも焼けば良いのですが、まだその様には思えないのでした。魚介を増やしても健康維持に問題なしです。
このHP記事を読んで頂くと魚のアラも食べている部分が御理解頂けるでしょう。本日などクロソイが1匹400円でした。アラもパイ包み焼きで食べるので、半身が刺し身でアラがパイ包み焼き、残りの半身は明日の刺し身とパイ包み焼きは170円くらいのしめ鯖を使えるのでした。アラとして売られているマグロやぶりも取り入れて、お安く魚介を試せるように工夫していたのでした。
パイ包み焼きの工夫を重ねてきたのですが、3月の途中から煎り酒の探求も健康食として始めており、この記事にはその状況を載せたいと思います。
煎り酒の探求は単純であり、醤油との比較で塩分が大きく減らせることと、先史文明の時代の食に興味があるからなのでした。
日本には発酵食品がたくさんあるのですが、最近になって知ったことに、ぬか漬けには酪酸菌が含まれているという物があります。酪酸菌の重要度の情報が少なくて、3千円くらいの本が買いたいところです。
酪酸菌にはこちらの目指している脂肪を燃焼する仕組みのサポートと、人間の腸管免疫を強化する働きがあるのです。これを含む食材は他には腐豆腐だけのようなのでした。俗に言うところの糞便臭が酪酸菌の働きなのでした。積極的に取り込んでいるのはアジアのごく一部でしょう。
先史文明の時代は1366万年あるので、科学の知識も私達のそれを超えており、必要な食材で日々の暮らしを支えたでしょう。その中にぬか漬けが存在する事が驚きで、醤油が使われていない部分も驚きなのでした。酢も作れるのに、なれ寿司としての乳酸菌発酵での酸味を求めていたのでした。
江戸時代に今の食に変わられており、醤油は大きな変化でしたし、なれ寿司がなくなって今の酢で作るお寿司に変わっているのでした。この変化は江戸では脚気が増えるほどに栄養的にはマイナス要素を持ち込んでいるのでした。
この部分は簡単であり、精米した酢飯と、餅米玄米のなれ寿司のご飯では、栄養価が天と地ほどに開くでしょう。脚気など起きなくて当然の古い時代になるのでした。加えて麹菌や乳酸菌も取り込めるので、腸管免疫にはここでも役だつのでした。
醤油は煎り酒と比較出来るように味覚が調整出来ると、塩分の暴力であると表現出来るようになるのでした。塩分を過剰に取らないことも長寿につながるので、この部分から解説です。
1)醤油とわさびの刺激物の組み合わせで、マグロが美味しいのは事実だが、強すぎる刺激なので味の薄い刺し身が美味しく食べられなくなっている、加えて塩分を取り過ぎるのが良くない。個人的には毎日刺し身だと途中でいらなくなる、食べたくなくなるが、煎り酒だとそれが起きない。ここまでに2ヶ月継続出来ている。
2)納豆にも醤油味で、塩分がたくさんある。これを排除するには挽き割り納豆にして煎り酒を加える。ここにかんたん酢でも、鰹節でも加えると、塩分を大幅に減らして食べられるようになる。これが物足りない味ではなく普通に食べられて、煎り酒が分かる味覚の調整です。この変化も江戸時代に起きたのでした。
3)煎り酒の味覚の効果です。江戸時代には赤身のマグロよりもカツオが好まれていました。この味を再現出来るでしょう。煎り酒+ネギ塩(チューブに入って100円くらいのヤツ)でも美味しいですし、梅カツオ(チューブ入りあり)でも良いのでした。納豆にも合わせられますし、辛みはラー油で代用出来て、こちらの方が優しいのでした。
カツオのたたきも普通にあるのですが、皮の焼け焦げた味など、様々な繊細な味を楽しめていたのだと分かるのでした。
4)続きがアジとホヤ貝です。アジは小ネギが載ってショウガが醤油との組み合わせですが、この味よりもカツオの味付けで十分に美味しいのでした。個人的にはこれでやっとアジという名前が味だと納得したほどです。
ホヤ貝も感動出来るでしょう。わさびは細かい繊細な味を飛ばしてしまいますし、醤油も同様です。ホヤ貝には5つくらいの味わいがあるのですがこれが活かせて煎り酒です。さらに感動があって、ラー油で辛みを乗せても、元の味わいがそのままに味わえるのでした。
まだ続きがあって、ラー油の味です。ホヤ貝との組み合わせでは、ラー油がごま油で出来ているとごま油が、イタリアンチリオイルのようにオリーブオイルで出来ているとオリーブの味が、ホヤ貝に加わるのでした。中華の花椒のラー油も中華の味その物ですし、純粋にホヤ貝を楽しみたいなら米油でラー油を自作すると、ごま油の味もオリーブオイルの味も消せて、米油のかすかな甘みが残るだけになり、ホヤ貝を純粋に楽しめるのでした。これらが醤油やわさびでは不可能な部分を知って欲しいと思うのでした。
ホヤ貝を拡販するのにホヤ学会まであるのですが、この味でさらに広がるならこちらもご協力出来るでしょう。こちらは煎り酒を広めたいのでした。刺し身だけでなく納豆にも使うことで、減塩のあり方が広められると健康長寿に良いのでした。
5)薄味の刺し身が以前よりも美味しくなるので、今の魚の価格が醤油の味わいで作り出されている部分を感じられるでしょう。鯛よりも味が薄い金目鯛の刺し身も、これよりも味が薄いと言われる目鯛も、十分美味しいと思えるのでした。
おしろい所では、黒ムツよりも普通のムツ(260円)の方が、身が柔らかくて美味しかったことです。黒ムツは比較で身が固かったことと、皮目を焼いたことでムツの良さがでたのでした。
ムツは不思議なことに、炙ると皮の表面に脂が浮き出してくるのでした。これは今のところムツだけであり、この部分が他にはない味わいで美味しいのでした。
6)魚の皮目も脂が閉じ込められているので美味しいのでした。ここにも工夫が出来て楽しめます。塩を載せて炙る、醤油やみりんを塗って炙る、味噌を塗って炙るまであるのでした。醤油味のベースを離れるとこれらが楽しめるのでした。味噌が焼き味噌になる部分がまだ上手く出来ないのですが、味噌の旨みが肉側を美味しくする部分は明らかで、煮魚、焼き魚の皮目を楽しむだけでなく、味噌焼きも楽しめるのでした。
7)こうなると調味料にも幅が出るのでした。最近の驚きはブルーチーズで醤油と同じ塩分の暴力を楽しめると分かりました。においの強い物にファブリーズで対抗する部分も進めているのですが、ブルーチーズでは臭い消しはそれほどでもありませんでした。
残りのブルーチーズを、せっかくなのでカツオのたたきに合わせると、臭い者同士で旨みが強まるのか美味しいのでした。マグロも確認出来たので、ブルーチーズは調味料にも成れるのでした。塩分と旨みの組み合わせこそ、同類として醤油の代用品になれるのでした。
あとはチューブ入りのポピュラーな物の中では、ジェノベーゼソースになるバジルもそのままに使えて美味しいでしょう。
12に続く
稲生雅之
イオン・アルゲイン