お知らせ
7月27日に一時的に回復したのですが、7月8日にHPのニュースとメルマガのシステムに発生したトラブルがまだ続いています。記事の追加も更新も出来なくなっていました。サーバー側の仕様変更なのか、対処に時間がかかりそうです。
今回はこの1本のみのテスト登録です。上手く使えても一時的な物であり、この記事の残り3本が載せられるかはこれからです。
ラジオの作業を思う様にさせてもらえない状況が続いていますが、やっと改造作業に着手したところです。敵はハニヤ氏をテヘランで殺すという暴挙であり、地の声も遺跡の組み込みも、ハメネイ氏のネタニヤフ氏への私通を教えています。味方の予定は8月11日にファティマのロザリオの女神様の顕現です。事実の暴露待ちです。
資金繰りは非常に苦しいままです。電話代が8千円くらいで、8月5日まで使えます。支払いも2万円くらいは必要な所です。電子部品は使用実績のある高速汎用品を手配するのに1万円くらいです。先に進めるように資金繰りへのご理解とご協力をお願いいたします。
ゆうちょ銀行
記号10560 番号39920511 イノウ マサユキ
三井住友銀行
船橋支店 普通預金 7055954 イノウ マサユキ
ここまでの状況はソフト販売ページの新着情報で更新しています。興味のある方は以下にアクセス下さい。ソフトが治るまで必要な情報公開はこちらになります。
http://www.biblecode.biz/jp/
販売HP http://www.biblecode.biz/jp/
以下本文です。
アワ歌の記事にはもう一つ重要な論点があるので続きです。
土偶達に込められた言葉には、合計116になるという強調が存在していました。以下がその内容です。
うぶや+ニンプ+つな+いす+やくさけ(ほのお+くすり)+うぶゆ=17+25+12+12+18+14+18
=116 ;ホツマツタエから調べた出産関連の言葉
へび+かえる+ききょう+ナンテン+かたばみ=17+17+27+32+23
=116 ;縄文のビーナスの表現する薬類
あなつば(有孔鍔付土器のこと)+いづべ(土器のこと)+ほのお=43+59+14
=116 ;有孔鍔付土器の用途
補足
いづべ+ほのお=しょうちゅう ;火炎土器の意味、焼酎は当時の言葉が不明確
=くすり+さけ
=36
116の先頭は、ホツマツタエの記述にあわせた物であり、ホツマツタエを意識している可能性も高いはずです。長野県中部で当時ここまでを意識して土器と土偶を残したと思われるのでした。火炎土器が焼酎を意味しており、その製法までもがこの後説明する土器に表現されているのでした。
続きはキトラ古墳と高松塚古墳の星図とホツマツタエとの関係を明確にする部分です。まずは参考情報です。
以下は、合計116同様に数字を足し算して遊ぶ手法のキトラと高松塚古墳の星図の説明。
先史文明の遺物だったホツマツタエ 6月23日
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=537
キトラ古墳にも含まれていたホツマツタエの875 6月25日
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=538
神社と遺跡とホツマツタエに組み込まれていた4160年 6月28日
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=540
高松塚古墳の教えたハドソン湾極時代の月の白道と二十四宿 6月29日
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=541
合計を計算するためにアワ歌語順の言葉を計算します。
キトラ
72645
数字合計23
数値合計78 以下この順です。
たかまつづか(高松塚)
442535352
合計 28
123
ホツマツタエ
合計 41
158
せいず(星図)
33637
合計22
76
こふん(古墳)
221339
合計20
64
小さい合計数値 134
176 星図と古墳を2回足す。以下同様。
大きい合計数値 499
639
土偶の合計 116
以下の計算で土偶と古墳の星図の関係を表現する。重要数値の混在表現です。
176x2+116=468、x64=29952 太陽の伴星の象徴周期
134x2+116=384、x78=29952
116x8+134x10 =2268 イナンナ数
116x12-176x3 =864 イナンナ数
2268/864/3 =0.875 ;2268と864で875が可能
(2268+864)/27 =116
ホツマツタエの875と864を組み込めて、関係を明確にする。875はキトラ古墳の星図の数値にもなる。
134x11+(116+176)x3=2350
235は高松塚古墳の星図の数値でメトン周期
おまけで探せた2020年
116x5+60x24 =2020年 ;60はアウワ
(176+116)x6+134x2=2020年
数字の羅列で分かりにくい部分もあるでしょうが、ホツマツタエが伝えている875と864の数値がキトラ古墳と高松塚古墳にあるだけではなく、土器と土偶に表現されているアワ歌の数値116からも、アワ歌の語順で計算するキトラ古墳と高松塚古墳の星図を意識することで、同様に875と864が表現出来ることを示したいのでした。
端的に言うと、土偶と土器も、ホツマツタエに絡めてキトラ古墳と高松塚古墳に表現された875と864を語りたいのであり、116という数値を準備していたのでした。そして双方がホツマツタエの知識を使っていることを、縄文時代の人々は明確にしたいのでした。
縄文時代が高度な科学であった部分は、キトラ古墳の星図からも明らかですが、同様に天文の知識としては岩屋岩陰遺跡において行われていた暦の計測からも明らかです。関係する情報が重要なので日本の先史文明の遺跡のレベルを書いておきます。暦の精度は世界一に等しいでしょう。
加えて青森県にある大湯環状列石と、伊勢堂岱遺跡も暦の遺跡であり、前者は6万年前から3万年前の暦である1年360.06日と月の暦1周25.72日を数えていました。後者は6万年よりも前の暦である1年371日と1周25.3日です。これらの数値は世界の先史文明の遺跡で表現されている物と同じであり、縄文時代に再現するような種類の遺跡ではなく、当時使っていたからこその存在なのです。
現在と異なる暦の数値は受け入れにくいでしょうが、地球では6万年前と3万年前に極移動が人為的に起こされており、当時の人々が高度な科学技術で争いをした結果なのです。
3万年前の暦はルーマニアのサルミジェゲトゥサ・リージア遺跡のサークルに表現されており、大湯環状列石と同じ数値を導いています。こちらのサークルは有名ですが、その使途が分からないのでした。暦の数値を変えるという発想が如何に受け入れがたいかを示しています。
6万年以上昔の暦は、レバノンのバールベックの遺跡と、ペルーのサクサイワマン遺跡で確認が取れるのでした。これらは巨石で有名な遺跡であり、日本でも探してみると巨石を用いた遺跡はそれなりにたくさんあるのでした。いつ作られたのかが不明瞭であり、ダイダラボッチの伝説で語られる物が多いでしょう。
常識を外れると、そこに現実が存在しても、それを認識出来ないのが私たちの価値観なのです。暦の数値の変化はここまで説明してもまだ受け入れられなくて普通でしょう。
ここで縄文土偶と土器の比較になるのです。大湯環状列石と、伊勢堂岱遺跡も暦の遺跡として数値で語り、過去の現実を表すのですが、その数値が書かれた物が極端に少ないので受け入れにくいのです。実はホツマツタエの875日は6~3万年前の時期の暦の数値であり、参照記事で説明しているとおりなのです。この過去の数値が明記され意味を説明までされている物こそホツマツタエであり、この種の数値が直接書かれている物は非常に少ないのでした。
記憶の中では、イラクのニネベ定数が同時期の当時の暦であり、人々はその意味が理解出来ないので、ここでも石版の数値なのに無視されているのでした。
この記事でも既に説明したように、2268と864というニネベ定数を使って875が表現可能ですし、ニネベ定数は暦の数値とその計測数値の積なので、様々に表現を変えて当時の暦を伝えているのでした。
ここで説明したいのは、ホツマツタエには明瞭に6~3万年前の暦とその性質が記述されているのであり、その計測を行った遺跡が大湯環状列石であることを明確に出来る事です。ホツマツタエが先史文明からの情報までも含んだ古い時代の情報と、1年365日の3万年前以降の縄文時代までの情報を含んでいることが明確であり、こちらの暦は世界一に等しい精度で岩屋岩陰遺跡において縄文時代に巨石を用いて計測されていたのでした。
抜粋ここまで
続きは蒸溜技術の関連です。
縄文土器と土偶の伝える焼酎の蒸溜と漢方薬利用の証拠1
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=1144
縄文の有孔鍔付土器は現代の家庭用蒸留装置よりも酒を蒸溜する技術力が高かった1~2
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2105
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=2118
1つ目の記事は2020年くらいに蒸溜が存在していたことに気づいた時の記事です。そこから3年を経て2023年には当時の蒸溜の再現実験まで進めていたのでした。
2つ目の記事にはまとめがあるので載せておきます。
まとめ
有孔鍔付土器はアルコールの蒸溜のために、熱と低圧ガスの処理が物理的に最適化設計されていました。これらは現代の化学技術から来ている家庭用蒸留装置よりも使用効率への物理学的な配慮があり、技術的に大きな差があるほどの進歩した道具だったのでした。
普通はアルコール蒸溜の経験と知識など持たないので、土器の使い方を再現してみて始めて分かるレベルの最適化設計でした。これには非常に驚かされたところです。
縄文土器では先史文明における高度な科学技術の存在を、ギザのピラミッドの建設技術と同様に、現代のここまで隠す事が出来ていたことになるでしょう。普通には使えなかった金属以外の材料の特性を理解した上で、熱力学と流体力学の知識がないと出来ない設計だと思われ、高度な科学技術の存在を縄文土器が表現していたことになるのでした。
高度な科学技術が認められる先史文明の物と思われる遺物は、アンティキティラ島の機械が有名であり、当時の天体運行を表す機械です。機械としての設計も製造技術も優れているのですが、組み込まれている惑星運行の知識も非常に高度で洗練された物でした。
有孔鍔付土器は、低圧蒸溜式の装置として、現代の家庭用の蒸留装置よりも優れています。過去の方が進んだ科学を実現していたあからさまな証拠になるのであり、縄文時代が原始人から進化した物ではなくて、失われた文明を再興している過程にあったと理解されるべき証拠になるでしょう。
他の文明でもこの種の不思議な部分が認められるのであり、文明の発展過程を経ずしていきなり高度な文明が遺跡には登場してくるのでした。縄文土器ではその発展過程を探せていませんし、シュメールなども古代の都市を見ても見事な都市設計が始まりからあったりするのでした。各種の宗教の始まりにも似た物があると考えています。
そしてこれはギザのピラミッドも同様であり、遺跡としてみるなら物理学のヒッグス場のパラメーターまで組み込まれているのでした。私達は2013年くらいにやっとLHCと言う超大型の粒子加速器を用いてその数値を知る事が出来たところです。
これから私達は過去に失われている先史文明の知識を取り戻す所です。知識は少なくともあの世に残されており、霊的存在を通じて取り戻している部分までがあるのです。これに気づかずにここまで文明を進歩させてきたのですが、今後はこの世界の状況を理解することで、さらに過去の科学を取り戻す部分が加速して、今後の文明を宇宙へと発展させるのでした。
まとめここまで、以下は抜粋の続きです。
有孔鍔付土器は鍔の部分とその上部が特徴的なのです。ここにある意味を理解すべきであり、経験を積みながら考えてきたのでした。
1)鍔(つば)の直ぐ上に孔があって、内側に低くなる配置がされている。
今回の実験では革で鍔の上側を覆います。この配置で孔位置が一番下に来るのであり、内側に傾いているのです。ここで冷えて液化すると本体内部に戻って再び気化する設計だと言えるのでした。この意味で今の配置だと低圧蒸気を取り出す目的であって、ここでの冷却は期待されていないのでした。つばの上に液体を溜めて流し出すのであれば、溝があっても良いでしょうし、液体が本体内部に戻る必要はないので、下ではなく上に向けてしかるべきなのでした。
前記事ではここから冷却が始まると考えていたのですが、形状としては、ここでは蒸気である事が期待されているとなるのでした。同時に土器の最上部に溝を付けて蒸気を取り出すと鍔の部分に溜まる液体が取り出し処理しにくいのでしょう。これも明確になったのでした。
2)鍔から本体上部まで、それなりの大きさがある。この目的は何か。
これは竹の筒を取り付ける部分であり、それなりの大きさが必要だと分かるのですが、皮側の制約など何があるのかが知りたい部分でした。
革に丸い孔を空けて引っ張ると革の引っ張り強度は丸い部分で大きく低下するでしょう。その部分が引っ張り力を伝えないからです。
それであれば、孔を空けるのではなくて切れ目を入れるならどうかと考えたのでした。今回は2.5cm位の切れ目を入れて、強度の変化で圧力維持に問題が出ないで済む部分を確認したのでした。切り取りがないので切れ目と引っ張る方向の向きが合っているなら圧力維持に問題を出しにくいでしょう。
結果はその通りで、内圧が高まると切れ目から低圧ガスが十分な量で吹き出せた様子でしたし、終了後に革の形状を見ると、切れ目の部分が縮んで菱形になるほどでした。これだと十分な開口部になって、蒸気の吹き出しを助けたと思います。
長めに見えた鍔から上の部分は、ここに張られる革に切れ目を入れて蒸気を十分取り出せるように、大きめにされていると分かったのでした。とことん低圧で蒸気を出せる工夫だと言えるでしょう。
3)後から分かったアルコール保管容器部分の特徴
3回目の実験ではガスコンロに火をつけてから25分くらいで蒸溜作業を終えました。今回は機材の配置の都合で、途中で液体を舐めてアルコール度数をチェックする作業が出来なかったので、漏れている蒸気の臭いと出て来た液体の量で最後の判断としました。アルミのパイプを動かすと低圧蒸気の流れが減る可能性があったので仕方なしです。
この条件で作業中はパイプに掛けてあるタオルを何度も取り外して水道水で冷やしましたし、保管容器側にも水冷バケツに水を流したり濡れぞうきんを被せて何度も上から水をかけています。1~2分おきに繰り返せる程度であり、保管容器側からの蒸気の漏れをコンロの火力でも調整できたでしょう。
普通に冷却パイプなのでここの水冷は重要でしょうが、実際にどの程度必要かが重要でした。これは実験結果として、パイプの周囲にぐるぐる回る水冷パイプを付けて流水で水冷するには到らないと明確でした。太いパイプの表面積を適切に冷やせば十分であり、縄文時代は少し太めの竹筒で良かったでしょう。直径5cmもあれば十分だと感じたところでした。
もう一つ分かったことがあり、縄文時代の保管容器は思ったよりも大きいのです。この機能が内部の混合ガスの冷却を兼ねている部分にも気付けたのでした。これは本体から出てくる蒸気が冷たい空気と混ざる部分でもあるのですが、パイプで蒸気の全てが液体に変わるとは限らないのでした。その場合に温度を下げて液体化する必要があるのであり、保管容器内部の空気と蒸気の混合ガスを効果的に冷やす事も重要であるとなるのでした。
もともと液化したアルコールは高温なので冷却が必要なのですが、この部分の冷却だけではなく、ガス部分も冷却することで、本体から吹き出してくる蒸気を効果的に液化できるのでした。この部分に能力上の余裕があることになり、蒸気の量が火加減で増えたり減ったりしても、液化を安定して続けられるように工夫されていたのでした。
中略
有孔鍔付土器の本質的な特徴がここにあるので説明します。これは全体構成に関わるお話です。有孔鍔付土器は蒸気を上ではなく、横に取り出すことが非常に大きな特徴です。普通なら蒸気を上に出すので曲がったパイプを使い下に取り出すのです。そして今なら曲がったパイプの両端で大きな温度変化まである状況への耐性を、縄文式ではパイプ側で持つ必要がないのでした。ガラスや金属の材料が使えなくても蒸留装置を実現できる方法が考えてあると言えるのでした。
普通に絵で見る蒸留装置は大半の場合、上に蒸気を取り出して、それを曲げて下なり上にある冷却装置につなぎ込むのです。蒸気の温度変化のある中での方向転換であり、これを竹を曲げて実現しても、直ぐに劣化してガス漏れを起こすでしょう。2つの棒竹筒で組み合わせても、その組み合わせ部分が直ぐに圧力維持において温度変化により劣化するので、耐久性では労力を食いつぶす部分になるのでした。使い捨ての部品が必要になるので効率が悪いという意味です。ガス漏れを直ぐに起こす部位になるのでした。
有孔鍔付土器はこの問題を見事に回避です。
a)蒸気を送るパイプを曲げないので、温度変化があって劣化しても、曲げている物とは比較にならないパイプの耐久性がある。ガラスや金属を必要としない。
b)蒸気を作り出す本体部分と、蒸気を冷やす竹の部分を断熱性のある革でつなぐので、温度変化で本体や竹の部分を劣化させる度合いが少なく、ここでも見事に耐久性につながっている。そしてこれは低圧蒸気を横向きに出せればこそのさらなる特徴です。
c)低圧蒸気を適切に利用する事で、動物の皮というどこでも手に入る物を利用して圧力容器を準備できる。ガラスや金属に頼らずどこでも土器を作れるところなら、蒸留装置を作り出せて当時の焼酎が飲めることになるし、薬類の蒸溜、精製にも使えていた。これは蒸留装置の汎用性の高さを表している。
現代の家庭用の蒸留器の設計者や、化学者を縄文時代に連れて行っても、ここまでの設計は出来ないのではないかと思います。物理学者なら経験に応じて作り出せるでしょうが、ここまで柔軟に発想できる人材は少ないと思います。恐らくですが有孔鍔付土器の形状は、長い長い1366万年の期間を経てはいますが、かなりの初期の時代に今の構成まで完成出来ていたと思えるのでした。これを再現して縄文時代の有孔鍔付土器ではないかと思っています。お酒と薬は最低の物が昔から人間には必要だったのでしょう。
縄文の最後は医療です。
ホツマツタエに現れる縄文時代の日本と当時の医療について1~2
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=1155
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=1156
時代背景としてはもう一つ重要な物があり、お酒の存在です。ホツマツタエにはその占い書と言えるフトマニが残されており、そこには蒸留酒のつくり方が隠すように残されており、そのお酒をホツマツタエ側では神酒とせずにうま酒としているのでした。区別があるし、縄文土器には有孔鍔付土器という種類があって、この用途が蒸溜で間違いないと記事を書いているところです。縄文土器と土偶の伝える焼酎の蒸溜と漢方薬利用の証拠1にて説明済みですが、アワ歌語順で名前や目的を語っていた縄文土偶と土器1~という記事に同じ内容を改めて載せる予定です。土器の形状と蒸溜の姿はこの記事から参照頂けます。ここではホツマとフトマニの記述を紹介致します。
フトマニの占いの和歌における128個中の72番目が以下です。
72番目 もねせ
ものねせは ゐけとむろとに
をうなむち たわらわらはせ
みきそつくれり
現代語訳1 https://gejirin.com/futomani.html より
籾の熟せば 埋け(桶・槽)と室とに
ヲウナムチ 俵 咲わせ(熟成・発酵させ)
酒ぞ造れり
現代語訳2 フトマニの歌より解説
モネセとは、籾より神酒のつくり方を暗示する占いです。
神酒造りのためのモミ(籾)麹のネセ(寝かせ)は、モミを池の水で洗いと蒸し、あと室にて麹作りとに分かれるようです。オウナムチは、米俵の藁をはせ(稲掛け。刈り取った稲をかけて乾かす設備。)を利用して神酒ぞ造れり。
お酒を造っていることまでは普通に理解出来ると思います。この続きが実際の日本酒と焼酎造りを知るかどうかで解釈が変わるのでした。
日本酒は、籾を発酵して造るお酒ではありません。調べた範囲でビールが大麦の籾を湿らせて発芽を促してからその後の工程に入ります。籾はここまでであり、発酵の過程では取り除かれるでしょう。日本酒では籾は使いませんし、麦の焼酎でも同様です。説明としての米俵を笑わす、咲わすは、熟成の意味でしょうが、米俵からいきなり熟成する手法は存在しないのでした。中身の米なり麦を熟成していると想像させるのみです。
オウナムチ(大物主、アマテル時代の有力地方豪族)を使う理由も何とも言えませんでした。同じ言葉に意味を二重に載せるのは、当時の人々の大好きな手法です。反対向きに読んだりなどの工夫が得意なのでした。
オウナムチは、「おお、汝よ」という意味にも解釈可能です。あなたに重要なことを教えるの意味で良いでしょう。
続きで、俵藁わせ、の部分が重要になります。この意味ですが、俵(の)藁爆ぜ、と解釈します。はせを爆ぜとし、燃やすの意味にするのです。藁を燃やすとパチパチと音がします。この音を爆ぜると表現出来るでしょう。藁の燃える音を聞いたことがあれば納得出来るでしょう。子供の頃土間にあった竈では普通に聞けた音ですが、57歳のこちらでぎりぎりの古い記憶でしょう。竈がガスコンロに変わっていった時代でした。
続きで重要な物がモの解釈です。既に書いたように籾をそのまま利用する酒造りはありませんので、籾とすべきか醪(もろみ)とすべきか検討すべきでしょう。醪はお米や麦が発酵して出来た醸造酒になるまえの濾していないお酒です。どぶろくに近いでしょう。俵がそのまま熟成される手法など存在しません。
ここでモを醪とすれば、続きが簡単です。醪が熟したら、桶と室に準備をして、俵の藁を燃やしてお酒を造るがこの歌の意味になるのです。室を有孔鍔付土器として燃やすなら桶のやかん部分に焼酎が生み出されるのでした。
お酒造りでは、醪を造る上でお米を蒸したり、昔なら煮たりしたでしょう。この時に藁を燃やせるので、意味は二重に解釈出来て、日本酒造りでも良いと思われます。歌としては日本酒も焼酎も、双方に対応出来るのでした。
醪は他の材料でも対応可能です。簡単にワインになるヤマブドウで言えば、瓶に入れて発酵させるだけであり、藁を爆ぜさせる必要はありません。いきなり蒸溜時にのみ藁を爆ぜさせるだけで、焼酎またはブランデーが作れるのでした。ブランデーはその後の熟成が短くても必要なので、歌の趣旨には不足が出ます。爆ぜたらお酒が飲めるようになるのではなく、もう一工程が重要なのでした。
現実はこんな所なので、72番目のフトマニの歌は、醸造酒も蒸留酒も造れると教えることになる所です。この続きの工夫が72番目の数字に現れています。
7は「キ」で、2は「カ」なので、キカとなって気化です。まさに蒸溜を表す言葉でしょう。これだけでも笑えるほどの工夫だったのですが、続きがあってヘブライ解釈です。
ヘブライの72はdripです。日本語で濾すの意味ですが、元々のdripにはしずくを垂らすの意味があり、蒸溜結果でしたたり落ちる焼酎のしずくを意味出来るのでした。
結果としてフトマニの占いを書いた人には歴史の知識が豊富にあるのみならず、ここに蒸留酒の存在を組み込んで残したのでした。ヲシテもヘブライも考慮して72番目を選んでおり、オカルトにはほど遠いのでした。
ホツマツタエは繰り返し何度もフトマニの占いを使っており、同時期に存在した別文書であることを明確にしています。前出記事で紹介している神像筒形土器が焼酎の蒸溜を表している部分は、既に説明したとおりに機能的には明確です。これを和歌で説明する部分がフトマニに含まれていたことが続きで明確になったところです。
こうなると物証でフトマニが縄文土器の有孔鍔付土器と同時に存在出来て、フトマニはホツマツタエに使われているので、明確に縄文時代にホツマツタエとヲシテ文字が存在したとまで明確でしょう。
この説明のあとでホツマツタエ側での言及にも気づけたので続きです。
33アヤ かみあかめゑやみたすあや
コノミキハ ワカミキナラス このみきは わかみきならす 神酒
ヤマトナル オホモノヌシノ やまとなる おほものぬしの 大物主
カミノミキ イクヒサツクル かみのみき いくひさつくる
スキハイクヒサ すきはいくひさ
ミアエオエ トミラウタフテ みあえおえ とみらうたふて
ウマサケヤ ミハミワノトノ うまさけや みはみわのとの うま酒
アサトニモ イテテユカナン あさとにも いててゆかなん
ミワノトノトオ みわのとのとお
トキニキミ コレカエウタニ ときにきみ これかえうたに
ウマサケニ ミハミワノトノ うまさけに みはみわのとの うま酒
アサトニモ オシヒラカネヨ あさとにも おしひらかねよ
ミワノトノトオ みわのとのとお
トノトオシ ヒラキカエマス とのとおし ひらきかえます
初代大物主が「をうなむち」です。ここにつながりが明記されており、彼の造ったお酒は他のお酒よりも美味しいらしく、ここにうま酒とされています。
説明してきたとおりであり、蒸溜の技術が当時存在して、今で言う所の焼酎を造っていたでしょう。これを薬用に利用したかはホツマツタエには書かれていないのですが、土器には重要な物が明記されています。この後薬草の利用と合わせて説明をします。
11に続く
稲生雅之
イオン・アルゲイン