ECBのマイナス金利(6月11日追記)6月9日

 欧州中央銀行は政策金利を過去最低の0.15%に引き下げて景気を刺激する政策を6月5日に公表しています。この時にこれまでとは異なる新しい政策の公表がありました。
 事前に予想できるようにされていたらしいのですが、普通銀行のECBへの普通貯金の金利をマイナス0.1%に設定し、預けると貯金が減ることになりました。

 残りの一つは量的緩和としての資金供給が56兆円加わることになり、かつ4年間も金利の支払いが免除されるとのことです。この部分は担保を差し出すなどの条件がこちらではまだ確認できていないのですが、恐らくアメリカのQE3や日本のアベノミクスと同じ種類の政策です。
 ドイツもフランスも史上最高値の株価を追いかける流れの中なので、マイナス金利を設定せざるを得ないとは、いったい何が起きているのかと思わせるほどです。

 この政策決定の理由はEU内部のインフレ率の低下です。目標2%が金融政策なのですが、ドイツとEUのインフレ率が0.5%前後に落ち込んでいることがあって、異例の対策を実施することになっています。
 日本では過去長いことデフレになって経済が上手く回転せず、失われた何年という事になっていました。海外でもデフレを恐れるあまりにこの状況が起きているようです。

 QEまで実施しないといけないと感じるほどの不景気にもかかわらず、ドイツとフランスの株価は実体経済より乖離して最高値圏です。この状況下でQEを実施すれば、普通は誰が考えても株価の押し上げにつながるのですが、実際はどうなるのか心配なところに来ていると思えます。

 アメリカの株価も最高値を付けており、日本の株価もあれよあれよという間に1万5千円を超えています。5月に悪化するところまでは間違いないと感じていましたが、ここまで回復するとは思っていませんでした。
 政府のアベノミクスはうまく行っていないにもかかわらず、アメリカの株価に救われる形になっています。

 グラフで調べてみると、EU域では今月と9月くらいに経済の落ち込みが予想される形です。6月か7月かが明確ではないのですが、ここで落ち込み一度回復してから9月を迎えるようです。この9月は多くの国と重なる可能性の高い未来です。
 どの様な展開を見せてここにつながるのか分かりませんが、ECBには今の株価が幻だと分かっていて、その先に備える手を今から打っているのかも知れません。

 株価は上下する物であるにしても、インフレ率は簡単に動く物ではないし、ウクライナの紛争による長期的な経済停滞の懸念が出てきているのであれば、これはちょっと心配な兆候です。
 ただ、この判断はアメリカの現在の株価も幻であると言うに等しいので、アメリカの情勢にも注意が必要なのだと思います。この点はまだ調べきれていないので、改めて書きたいと思います。

 ウクライナ情勢に関しては、一通り見えていた流れが実現したので、ここに来てやっとプーチン大統領が解決に向けて動き出したと感じられていました。もちろんまだ演出が必要な物も残していますが、6,7月か9月には決着をつける流れになるのかと思います。
 この流れに不安を感じているのがECBなのか、ここは明確には分かりません。今月の経済の低迷開始は、今浮かれている株価の足元をさらうべく準備されているように見えています。

 今回の件は少し大胆だと感じますが、ECBのマリオ総裁の手腕は高く評価されていたと思います。これに対してイエレンFRB議長の手腕は、これから大きく試される事態が進行していると思わされています。
 どんな演出で来るのか分かりませんが、アメリカのIMFにおける立場の低下など国際金融における情勢の変化が背景にあるようにも感じられ、今の時点でECBがこの種の動きをする背景を、アメリカの動きとの対比でもう少し考える必要があるようです。

 13日の関東の地震の事を書いていますが、現時点でもリスクは残ったままです。こちらの観点からは地震としては大きな心配の一歩手前の状態です。ただ、火山としてはすでに困る状態です。311後のような富士山直下の地震は、噴火につながりかねないので避けて欲しいと思います。

 もう一つ話が出ているのが、北海道の噴火湾という所での地震です。こちらは十勝沖地震というプレート型で繰り返し起きている北海道の地震のエネルギーが蓄積されることに伴って起きてくる物と、北海道駒ヶ岳から樽前山、有珠山と言ったところを結ぶ火山帯のエネルギーが地震を引き起こす物になります。

 こちらはアラスカとカムチャッカの地震が起きたことにより北海道への地震が今促されているところで、被害の出る大きな地震になるのは低い確率に見えています。M5~6で揺れる可能性があるという感じです。電気が流れるタイミングなどは+1で揺れますので注意が必要なレベルではあります。

 東北でも311の余震が続いて継続的にM5が起きています。これと同様のイメージで今十勝沖の東か西になるかがまだ明確でないのですが、今週末から来週にかけて動きが見られるかも知れません。地震パターンからは東側なのですが、介入により西側になりそうな感じです。

 比嘉ご夫妻の話を聞いて頂ける方に、自然の動きへの後押しをお願いします。関東の分はリスクが顕在化する前に対策する方が良いに決まっています。
 明日10日の1時半から祈り合わせをするそうです。この時に以下のイメージを持って祈って下さいとのことでした。

 関東周辺の火山の噴火エネルギーを地球の内核に押し戻し、内核から世界の火山に等しく薄く分配するイメージです。分散分割をイメージして、特定の火山にエネルギーが集中しないように配慮をお願いします。例えば富士山や伊豆大島など火山の数キロ下のマグマ溜まりと、その約100km下にあるもう一つのマグマ溜まりの膨らむエネルギーを下に送るイメージです。

 何のことかと思われるかも知れませんが、今回のこちらの論文に地表からエネルギーを核に渡し、核からその結果がマグマとして帰ってくると言う物を説明します。こちらにはこのメカニズムが頭にあるので上記の説明が実は存在達らしい科学的な物であると理解出来るのですが、普通は笑われておしまいなのでしょう。
 これを物理的な力でなく、らせんの力として思いで実現する部分をきちんと証明するには5年がかりなので、それまでお待ち頂くことになると思います。

 北海道の地震に関しては、ゆっくり地震でエネルギーの抜けるところ、引き込まれたプレートがゆっくり元に戻るところをイメージして頂ければと思います。この分は10日の祈り合わせには入っていないので、まずは10日を内核のイメージで、その後は時間のあるときに地震のゆっくりイメージをお願いしたいと思います。比嘉さんのHPでは10日の祈りの内容がまだ公表されていませんが、8日にその様に話していました。

 比嘉ご夫妻は富士のセレモニーという行事を行っており、今年は6月21,22日に山中湖畔で開催されます。私は4月末には出し終わる予定だった2本の論文がまだ出来ておらず、2本目の全内容がやっと明確に出来たところです。書き上げて英語化しないといけないし、本の原稿にもしてゆく必要があって今回は自分の仕事に専念しています。
 来年は参加できると思います。今年ここまで時間を取られるとは思わなかったので、残念ですが自分の遅れた仕事をきちんとしたいと思います。
 後押しをお願いできる方で興味がありましたら、ご検討をお願い致します。

富士のセレモニー紹介ページ

稲生雅之
6/10追記
 本日の祈り合わせにご協力頂いた方、ありがとうございます。
 昨日の夕方千葉南東沖でM4.1の地震が起き、その後長野県北部で弱い誘発地震が3回くらい起きました。この状況はプレートの調整が進んだ証明になるので少し安心できると思っていましたが、今日の午前になって中国内陸部の四川盆地でM5の地震が起きました。予想していた分です。存在達にはタイミングも分かっていたらしく、祈り合わせの前に起きています。こちらとしては連鎖していたM6クラスでなくて良かったです。

 この分はユーラシアプレートを刺激するので、調整のやり直しを促す事になります。科学としては13日までの数日間もこの地震からのプレートの動きを伴う事が明確なので、上記のイメージを時間のあるときで結構ですので、北海道の分と合わせてあと少しご協力を頂ければと思います。もう大丈夫ではと思いたいところですが、地殻の緊張が取れるところを確認するまで注意していたいと思っています。

6/11追記
 昨日夜に太陽でX2.2とX1.5の大規模フレアの発生がありました。この発生により少し弱めですが、CMEというガスの流れが12日の夜から地球に到達する予想が出されています。13日の関東の天気は回復に向かって晴て来る予想もあるので、リスクのある部分に電気が集中しやすくなります。
 この状況までを存在達は予想していたのかも知れません。

 現状の関東エリアは、10日の追記に書いた情勢で動きやすくなっています。伊豆大島から浅間山にかけての緊張は取れてきていますが、その影響が一時的に関東の動きやすさになっています。恐らくこの動きやすさは関東以西の大陸であるユーラシアプレートの調整が進む中で押し込まれて動きにくくなり、一段落すると思われます。

 今回の関東(北米プレート)のリスクは断層型の地震に出ると言われていますが、これを今ゆっくり動かしても後々のプレート型の本震地震につながります。ユーラシアプレートが押してくれるまでに、フィリピン海プレートと、太平洋プレート側のゆっくり地震で対処すべき状態です。
 マグマの押し戻しイメージに合わせて、関東でもプレートがゆっくり元に戻るイメージをお願い致します。

 関東の地震はゆっくり地震で対処されると思いますが、北海道の分は揺れることで西側のエネルギーを抜き取る様に感じられています。こちらもゆっくり地震のイメージが大切です。揺れが起きても小さくなると思いますし、被害が起きても小さくなることを願って頂ければと思います。リスクは今のところ来週一杯くらいです。

 蓄積しているプレートのエネルギーをある程度抜き取る必要があり、今回の揺れを完全に止めることは難しいと思います。十勝沖の東側で揺れてから、西側が少し揺れる可能性もあります。
 こちらの分は揺れを止められないことを失敗と感じる必要はありませんので、この点こちらの科学の立場としてあらかじめお伝えしておきたいと思います。