プリゴジン劇場で導くウクライナの失敗とNATOの困窮2 6月27日

 ロシアの軍事作戦として、もう一つ重要な物があって、キエフへの再侵攻です。ここに意味がある部分をプリンさんへの亡命先として表現していたとやっとですが理解出来たので、1ページ目を修正して2ページの記事に再修正です。

6月26日の追記
 ロシアとウクライナの情報合戦です。

ロシア軍は1日で20回以上のウクライナの攻撃を撃退します–MOD
ウクライナ軍は最近の攻撃努力で800人以上の兵士を失った、と国防省は言った
キエフ軍は過去24時間、最前線のロシア陣地を繰り返し攻撃し、その過程で大きな死傷者を出したとロシア国防省は日曜日に主張した。ウクライナ軍は、攻撃中に800人以上の兵士と複数の軍事ハードウェアを失ったと付け加えた。
ドンバスの都市アルチェモフスク(ウクライナではバクムットとして知られている)とそのすぐ近くでは、この地域で十数回の攻撃が撃退され、最も激しい戦闘が見られました。ウクライナ軍はそこで最大430人の軍隊を失い、11台の歩兵戦闘車、複数の車、大砲を失ったと国防省は毎日のブリーフィングで述べた。
ロシア軍はまた、ドネツク人民共和国(DPR)のアヴデエフカの町の近くで主要な弾薬備蓄を破壊したと述べ、さらに4回の攻撃が撃退された。
別の4つの主要な攻撃はドンバスの北部で撃退され、ルガンスク人民共和国(LPR)の複数の集落周辺で激しい戦闘が観察されました。その軸で、ウクライナ軍は最大130人の戦闘機、3台の装甲車両、自走式榴弾砲と2台の牽引榴弾砲、およびその他のハードウェアを失いました。
6月初旬に始まって以来、長い間予告されていたウクライナの反撃努力の主要な劇場である南部では、中強度の戦闘が最前線に沿って続き、さらに3回の攻撃が撃退されました。ロシア軍は、ザポリージャ地域のウクライナ軍の主要な兵站ハブであるオレホフ市の近くで複数の標的を攻撃したと述べた。ウクライナ軍はこの地域で170人以上の兵士を失い、少なくとも2門の榴弾砲、戦車、数台の装甲車が破壊されました。
ロシア軍はまた、ウクライナの軍事施設に対して長距離攻撃を実施し続けた。たとえば、ウクライナが支配する都市ヘルソンの近くでは、攻撃により50人以上のウクライナ軍人が死亡し、米国が供給したM777榴弾砲やその他の機器が破壊されたと国防省は述べた。
最前線での戦闘の明らかな増加とウクライナ軍による攻撃の強化は、金曜日のワグナーグループPMCによる短命の暴動によって引き起こされたロシアの国内混乱の中で起こりました。このグループは、ロシア南部の都市ロストフナドヌにある軍事本部の支配権を掌握し、モスクワに向かって前進したが、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が促進した会談の後、最終的には後退した。

「ワグネル反乱、前線に影響せず」 ウクライナ軍、東部で1キロ前進
2023/6/26 08:21
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は25日、東部ドネツク州バフムト周辺でウクライナ軍が最大1キロ前進し、露軍に約400人の損害を与えたと発表した。チェレバティ氏は、露民間軍事会社「ワグネル」の武装反乱は前線の戦況に影響を与えていないとも説明した。ウクライナメディアが伝えた。
ウクライナ軍は現在、南部ザポロジエ州方面とバフムト方面で反攻を展開。ザポロジエ州方面では露軍の支配下にある重要都市メリトポリやベルジャンスクの奪還を目指しているとみられる。バフムト方面では露軍に打撃を与え、露軍が主目標とするドネツク州全域の制圧を阻止する構えだ。
一方、露国防省は25日、バフムト方面でウクライナ軍に430人の損害を与えたと主張。ザポロジエ州方面でも前進を図ったウクライナ軍を撃退したとした。

 結局我慢できないで兵力を減らしたのがウクライナ側だと思えていますが、ここ数日でもう少し状勢が明確になるでしょう。反転攻勢が始まった時と同様に、ウクライナは上手くやっているという情報が流れた時と同じであり、勝てる理由がどこにあるのか不明瞭なのでした。しかも、「武装反乱は前線の戦況に影響を与えていない」と口にするのであれば、これまでの繰り返しと違って前進できる理由を説明して欲しいところです。
 ロシア側の公表している数値が正しいのであれば、反転攻勢後の過去に実行した愚かな攻撃を、また繰り返しただけに見えるところです。ロシアの情けない振りは政権の弱体化として描かれるでしょうが、前線は負ける理由に乏しいのでした。
 26日本日の何に注目なのかがまだ分からないままです。カトラ山で地震が増えていますがまだ準備であってすぐに噴火ではなく、悪魔達への脅しになるレベルでしょう。大きな動きにはなりにくいと思いますが、備えと注意をお願い致します。

 ここまでを書いて1ページの記事にまとめていたのですが、ニュースに見落としがあって、ロシアの作戦のもう一つ重要な部分が認識出来ました。ロシアの情報を良く見ている人には、このニュースがなくてもベラルーシへのプリンさんの亡命の意味を気付けたでしょう。一通りが準備された計画通りの軍事作戦であり、見事な結果だと言えるでしょう。NATOのウクライナ兵を殺して偽旗核で勝利するつもりだった軍事作戦とは、大人と子供ほどに差がある内容でした。

プリゴジンはベラルーシからキーウを攻める計画? ウクライナは国境を警戒せよ
<「プリゴジンの乱」は24時間で終わったように見えるが、プリゴジンにはまだ先の計画がある?>
ロシア国防省との確執から6月24日に武装反乱を起こし、傭兵部隊を首都モスクワに向けて北上させた民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンは、モスクワへの進軍を途中で止めた。彼はベラルーシで亡命生活を送ることになるのだろうか。いずれにしろ今回の反乱は、ウラジーミル・プーチン大統領の権威を揺るがした、と専門家は指摘している。
ワグネルの部隊は、反乱開始から数時間のうちにロシアのロストフ州の州都ロストフナドヌーのロシア軍の南部軍管区司令部を制圧し、その後モスクワに向かって進軍した。ロシア軍は慌てて防衛に就いた。
その後、ベラルーシ(ウクライナ戦争におけるプーチンの数少ない同盟国)のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が仲介に入った。プリゴジンは今回の反乱について刑事責任を問われない代わりに、ロシアを離れること、配下の傭兵部隊にウクライナの拠点に戻るよう命じることに同意した。
「ロシア軍の側の同胞の血を流した責任を理解し、部隊を計画に従って撤退させ、野営地に戻す」と、プリゴジンはテレグラムのアカウントに投稿したボイスメモで述べた。
今のところ事態は収束したように見えるが、プーチンがウクライナにおける軍事的失敗について直接的に異議を申し立てられたのはこれが初めてだ。しかも声を上げたのは、この戦争においてロシア側で最も戦績を上げてきたワグネルだ。
ワグネルに道を開けたロシア軍
プリゴジンの傭兵部隊は、ロシア側が大きな成果を上げた数少ない場所のひとつであるバフムトの制圧に大きく貢献した。ブリゴジンはここ数カ月、ロシア軍上層部に対して批判を強めてきた。
ロシア軍は否定しているが、ロシア軍がワグネルの野営地に砲撃を加えたとブリゴジンは告発。これがブリゴジンにとって最後の一撃となり、ロシア軍上層部を糾弾する「正義の行進」を始めるきっかけとなった。
だがモスクワに向かって進軍を開始した傭兵部隊に対して現地のロシア軍部隊は同情的で、ほとんど抵抗にあわなかったと言う報告もある。それはロシア政府の作戦決定に対する不安が高まっていることを示唆している。
ウクライナ侵攻が動きの遅い消耗戦と化したことで、プーチンのイメージは傷ついたが、絶対的指導者としてなんとかしのいでいる状態だ。そんな時期に起きたブリゴジンの反乱は、大統領の権力支配に対するあからさまな攻撃の意味合いを帯びている、と専門家やコメンテーターは考えている。
「この事件によって、プーチンの力は永遠に衰えていく」と、元駐ウクライナ大使のジョン・ハーブストはCNNに語った
元イギリス軍情報将校のクリストファー・スティールは、25日のニュース専門局スカイ・ニュースで、プーチンは今のところ「ロシア国内での権威と正当性を失った」が、「今のところはなんとか持ちこたえている」と述べた。
そして「昨日、ロシアで起きた出来事や、事態が手に負えなくなるまでのスピードを見て、プーチンと周囲の人々は非常に心配しているに違いない」と、付け加えた。
ロシア国営メディアによると、モスクワ周辺には検問所が設置され、軍隊が市の南部に急行した。ワグネルの進軍を遅らせるために高速道路が掘り起こされ、モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長は「休業日」を宣言し、住民に自宅待機を求めた。
プリゴジンがベラルーシに到着したかどうかはまだ確認されていないが、ロシア国営通信社ノボスチが24日の夕方にツイッターに投稿した映像には、プリゴジンが車の後部座席に乗って、ロストフを出発する様子が映っている。
プリゴジンが率いていたワグネルの戦闘員たちが亡命先で彼と合流するかどうかもわからない。
狙いはキーウ?
だが今回のプリゴジンとルカシェンコの合意を受けて、ウクライナはベラルーシを注視すべきだと警告する声もある。元英国陸軍参謀総長のリチャード・ダナットは25日、プリゴジンのベラルーシ行きは 「懸念すべき問題」だとスカイ・ニュースに語った。
「もしプリゴジンが実戦可能な戦闘部隊を引き連れてベラルーシに行ったとしたら、それは、キーウ進攻に距離的に最も近く、再び脅威がもたらされるだろう。昨年2月24日にすべてが始まった場所だ」
ウクライナは、「ベラルーシとの国境附近を注意深く監視し、再攻撃を撃退できるような機動部隊を確保しておくべきだ」と彼は付け加えた。
侵攻の初期段階では、戦車と歩兵部隊の隊列がベラルーシ国境からキーウに向かって進んだ。戦術的な失敗により隊列が立ち往生したため、部隊は撤退を余儀なくされた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、プーチンが自国をコントロールできなくなったという見解を示し、24日午後にこうツイートした。 「今日、世界はロシアの指導層が何も支配していないことを知った。ゼロだ。完全なカオスだ」。同夜のビデオ演説で、ゼレンスキーはプーチンが 「明らかにとても怖がっている」と主張した。

プーチン大統領、キーウ占領是非を自問 「追加動員は不要」
[モスクワ 13日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナ戦争における追加動員について「現時点でそのような必要はない」と述べた。また、ロシアは再びウクライナの首都キーウ(キエフ)占領を試みるべきかという自分だけが答えられる問題に直面していると述べた。
プーチン氏は「戦争」という言葉を何度も用いて西側諸国に警告を発し、ウクライナがロシアを攻撃するのを防ぐため「緩衝地帯」を設ける必要があるかも知れないとした。黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)からの離脱を検討していることも明らかにした。
また、米側も多くは第三次世界大戦を望んでいないとしながらも、米政府は事態の悪化を恐れていないという印象を与えていると指摘した。
プーチン氏が行った発言の中で最も不可解だったものは、キーウを巡るものだった。昨年2月24日の侵攻開始後すぐにロシア軍はキーウ占領を試みたものの、失敗した経緯がある。
プーチン氏はロシア大統領府で、18人の戦場記者やブロガーを前に「キーウに戻るべきか、戻らざるべきか。なぜ私はそうした修辞的質問をしているのだろうか」と問いかけ、「これに答えられるのは私自身だけだ」とした。
キーウに関するプーチン氏のコメントはロシア国営テレビで放映された。
テレビ会議では、国防省は新たな追加動員の必要はないとみていると指摘。一部では100万─200万人の動員が必要との声も上がっているが、「それはわれわれが何を望むかによる」とし、ウクライナの首都キーウに対する攻撃に「戻るべきなのか」と疑問を投げかけた。
また、ロシアは敵軍の工作員に対応し、自国領土奥深くへの攻撃に対する防衛手段を改善する必要はあるが、ウクライナに倣って戒厳令を発令する必要はないと述べた。
テレビ会議で、ロシアに「ある種の特別体制や戒厳令を導入する理由はない。現時点でそのようなものは必要ない」とした。
さらに、ウクライナの反攻は6月4日に始まったが、どの地域でも成功しておらず、ウクライナの人的被害はロシアの10倍と指摘。ウクライナは160両以上の戦車と海外から供給された軍事車両の25─30%を失った一方、ロシアが失った戦車は54両とした。
ロイターはプーチン氏の主張を独自に確認できていない。
プーチン氏はこのほか、ウクライナは米国から供給された高機動ロケット砲システム「ハイマース」を使用して意図的にカホフカダムを攻撃し、これがウクライナの反攻の妨げにもなっているとした。
ウクライナにおける「特別軍事作戦」の目標は状況に応じて変化するかもしれないが、その基本的な性質は変わらないとした。

 ウクライナ側のニュースでプーチン大統領の発言を思い出しているのは、情けないというか皮肉というか、こちらの導き手のお楽しみの領域でしょう。本来ならウクライナのニュースがなくても思い出せて良くて、始まりからここまでのつながりを記事に書けていたでしょう。
 ジェド柱霊界ラジオと質量制御に意識が強く向いているので、このレベルが起きて当然なのがこちらの情けないところです。一人ですので気づきにも限界があるのでした。
 プリンさんは、キエフに再侵入するロシアの部隊を率いて、この後であるならキエフを「簡単に」占領できるでしょう。1年前はキエフが降参するというから部隊を引き上げたのに、イギリスが横やりでゼレンスキーを命令系統無視で飛ばしてロシア領を攻撃し、その後には偽旗ハープーンでミサイル巡洋艦モスクワを大破、沈没に導いたことで、ロシアとの間に存在できた和平への道を粉砕したのでした。
 今回のイギリスにはその見る影もなく、カホフカダムの破壊は偽旗ハープーンで出来た様子ですが、その後のザポリージャ原発への偽旗ハープーンによる放射能漏れ事故は起こせていないのでした。ロシアの守りに阻まれているのだと思います。これを頼みのNATOの計画なので、この失敗が全体を狂わせており、ヴィリニュスでのNATO会議での戦果のアピールが出来ない状況を作り出しているのでした。
 プリゴジン氏のベラルーシ亡命のニュースには、言外に彼がこの指揮を執る部分が明確に現れているのでした。想像してみて下さい。彼がここでその指揮を取る姿を見るなら、ロシアの国民にはワーグナーが裏切るとか、ロシアが劣勢にあるとかの西側の嘘が払拭されるでしょう。今は西側の嘘が通るでしょうが、ここまでを現実化すると、西側の愚かさはもう、ロシアとは比較できないほどに明確になるところです。
 今回の反転攻勢でも結果を出せないのが、米英ウクライナの連合軍です。前線を動かす能力がないのですが、それは同時にキエフを守る能力がないという現実でもあるでしょう。いつまで経っても西側の兵器で戦争を続けるだけであり、西側の軍需産業の利益しか考えないのがキエフの政権でしょう。今の状況を続けてもロシア側にはメリットがないので、戦争に決着を付けるべく、キエフを占領し、西に逃げる政権をザモシチに亡命させると、戦争負債を引き継ぐウクライナと言う国家が消滅して、戦争負債を西側に送り返せるのでした。この現実味が高まる結果を呼び寄せた物こそ、今回の反転攻勢の大失敗なのでした。

 続きは7月5日をどの様に迎えるかでしょう。プリンさんは失言癖があるので今はだまりの様子ですが、これも重要なのでしょう。キエフを直接脅す情報がこれから連発されそうであり、実際にその様に動くが推定ですが、ロシア側の準備にも左右されるので、この部分は時期も含めてこちらにはまだ情報がないのでした。
 全体像としてはこの流れでしょう。キエフの政権は西に逃げて、ポーランドのザモシチにまで亡命して、ウクライナという国家が一時的に消滅する結果が相当でしょう。西側が持ち込んだナチズムを吐き出すまでは、民族自立を失う所です。これを達成すれば隣人としてのウクライナの自立を助ける立場こそロシアの未来だと思います。
 西側の悪魔達の求める核戦争は不要であり、911同時多発テロからこの世界に戦争を持ち込んでいる悪魔達を、情報公開であの世に追放しましょう。G7の政権内部に食い込む軍産議会複合体とその関係者こそが悪魔達の姿であり、過去の罪をこれから追求されてあの世に追放されるのでした。
 これに協力する中国共産党も情報公開で一党独裁の悪事が公表されるのであり、新型コロナウイルスのバイオテロまでこの世にもたらした習近平氏と米国のファウチ氏の行為を、私達はこれから情報公開して、中国共産党を民主化する結果を得るのだと思えています。平和に向けてこの部分の情報公開も頑張りましょう。

 プリゴジン劇場はこれでおしまいだと残念に感じていたのですが、ありがたいとにロシアは続きのさらに面白い活劇を見せてくれそうです。勧善懲悪の物語になるでしょうから、悪魔達の滅ぶ姿をきっちりと描いて欲しいと思います。

 27日は一眠りしたらさらに面白い続きの公表でした。

プーチンはワーグナーの運命を封印する
反乱を起こした民間軍事会社のほとんどのメンバーは愛国者であり、彼らは誤解された、とロシアの指導者は言った
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、土曜日の武装反乱の失敗に関与したワグナー民間軍事会社の兵士に選択肢を提供しました。彼らはロシア国防省や他の治安機関と契約を結ぶか、帰国するか、隣国のベラルーシに移動することができると、ロシアの指導者はテレビ演説で述べた。
「ワーグナーグループの戦闘機と指揮官の圧倒的多数は、彼らの人々と国に捧げられたロシアの愛国者でもあります。彼らは戦場での勇気でこれを証明した」とプーチンは月曜日の夜の演説で述べた。
暴動の主催者は「彼らを暗闇に閉じ込め、国とその未来のために肩を並べて戦った兄弟に対してそれらを使用しようとしました」と彼は言いました。
ロシアの指導者は、「最後の行に立ち寄って」、「殺血の流血」が起こることを許さなかったワーグナーの兵士と指揮官に感謝した。彼は、危機を解決するための交渉中に彼が与えた約束は守られるだろうと付け加えた。
「国防省や他の法執行機関と契約を結ぶか、家族や友人に戻る機会があります。誰でもベラルーシに行くことができます」とプーチンは民間軍事会社のメンバーに演説して言った。
ワーグナーは金曜日遅くに、その長であるビジネスマンのエフゲニー・プリゴジンの命令で大規模な反乱を開始しました。反乱軍は、ロストフナドヌ市にあるロシア軍の南部地区本部の支配権を掌握し、モスクワに向かって護送船団を送りました。
プリゴジンがベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談後、彼の部下が彼らのフィールドキャンプに戻ると発表したとき、反乱は土曜日の夜に止まった。ミンスクによれば、交渉はプーチンと緊密に連携して行われた。
「彼ら[国防省]がワグナーPMCを解散させたかったので暴動を開始したと述べたプリゴジンは、取引の結果としてロシアを離れて「ベラルーシに行く」だろう、とクレムリンのスポークスマン、ドミトリー・ペスコフは言った。プリゴジンに対する刑事訴訟は取り下げられ、反乱に参加したワグナー戦闘機も起訴を回避されると彼は付け加えた。

 兵士達までベラルーシに亡命できるとのことですので、キエフに再侵攻する準備をあからさまに見せていることになるでしょう。バフムートを落とすよりも容易だと思える所です。政権への信頼がどこまで残っているのか次第です。
 ウクライナは全ての前線で押しているという情報を流していますが、ロシアもそれに答えるでしょうから、どちらかの嘘が明らかになるまでそれほど時間はかからないでしょう。キエフへの再侵攻が速やかに進む事を願っています。
 米英NATOの軍需産業の利益しか考えないキエフの政権は国民の命を消耗しても心が痛まないのであり、各地で被害を広げていても、その実体を全く公表出来ない状況です。死者数でも推定で15万人で死傷者にするとこの倍近いでしょう。6月4日以降でも1.5万人は死者になっていると思われ、それで結果の出せない戦略、戦術など無能かつ無責任その物でしょう。国外に追放すべき時だと思います。

 16時過ぎでストルテンベルク氏が発言しています。

ワグネルの反乱未遂、プーチン氏の「大きな戦略的失敗」示す NATO事務総長
(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は26日、訪問先のリトアニア首都ビリニュスで、先週末にロシアでおきた民間軍事会社ワグネルによる反乱未遂について、ロシアのプーチン大統領がウクライナに対する全面侵攻を開始したことで「大きな戦略的失敗」を犯したことを示していると述べた。
ストルテンベルグ氏は「週末の出来事はロシア内部の問題であり、プーチン大統領がクリミア半島の違法な併合とウクライナに対する戦争によって犯した大きな戦略的失敗をまたも示した」と述べた。
ストルテンベルグ氏は、ロシアが攻撃を継続するなか、ウクライナに対する支援を続けることがさらに重要だと述べた。
ストルテンベルグ氏は、ウクライナが占領地を奪還するための反攻を開始したと述べ、より多くの領土を奪還することができれば、公正で永続的な和平を実現するための交渉の場で、ウクライナ側の交渉力がより強まるだろうとの見方を示した。
ストルテンベルグ氏は、戦争が終結した暁には、歴史が繰り返されることがないように、ウクライナの安全保障の取り決めを導入しなければならないと言い添えた。
ストルテンベルグ氏によれば、NATOはベラルーシの状況を注視している。
ストルテンベルグ氏は、ロシアによるベラルーシへの核配備の発表について、無謀かつ無責任だとして非難した。ロシアが核兵器の使用を準備している兆候はみられないものの、警戒を続けているという。
ベラルーシは、ロシアによるウクライナ侵攻で、ますます重要な役割を果たすようになっており、ベラルーシのルカシェンコ大統領はプーチン氏を支援している。プーチン氏は今月に入り、ベラルーシに戦術核を配備したと明らかにし、西側諸国の多くが警戒を示した。

 ベラルーシへの核配備は、イギリスが劣化ウラン弾を投入する事への報復措置であり、この時点から既にキエフ再侵攻の計画を進めていたのでしょう。
 「NATOはベラルーシの状況を注視している。」とのことなので、防衛戦の覚悟をして進まざるを得ない流れでもあり、前線を押し上げる新しい戦術を投入するどころではないでしょう。これが今回古い戦術で来るしかなかったウクライナ側の内情であり、過去の能書きを並べる中にも、リスクへの注意発言をせざるを得ないのでした。ここに、ロシアに向けた発言をせざるを得なかったのでした。
 11~12日で続きの戦争をどうするのか話したいのです。しかしどうやってキエフを守るかという不毛な議論がまずは必要であって、ここに割くべき戦力があるのか、今で精一杯なのであるなら、キエフを押すと他が崩れるでしょう。NATOの愚かな戦略が招く、自分で自分の頸を締めた、核だよりの戦略が崩されて行く姿でしょう。これまではロシアの皆さんとプーチン大統領がんばれでしたが、今のタイミングはワーグナーとプリンさんも頑張れと追加です。

稲生雅之
イオン・アルゲイン