延坪島への北朝鮮の砲撃が始まりと言われている今回の軍事的な緊張ですが、韓国の匿名の政府筋によれば、先に砲撃を仕掛けたのは韓国側であるとのことです。
南北には日本の尖閣同様の国境紛争があります。1999年以来それまで韓国が実効支配していた領域を北側が自国の領域として宣言し、紛争が始まったのです。
韓国側にすれば、自国領土での演習なので、北に文句を言われる筋合いはないのです。でも、報復を示唆されながらも韓国側が演習を続けたことも事実のようです。
北はこれに対して激しく報復をしていますが、これも新たに登場した金正恩が軍事的な実績を求めており、韓国側にはある程度予想された物のはずです。
北朝鮮は事前に中国側に状況が伝えてある様子ですし、アメリカもすぐに軍艦が演習に出てきましたが、こんなにも早く軍事演習に出てこられる物なのでしょうか。ここにはただ疑問しかないのですが、状況をエスカレートさせる事には変わりない物でしょう。
米韓演習の解析結果
米韓演習で、戦争か平和かの選択がある。
2010年11月28日の演習は、領海、砲撃、哨戒艦天安艦撃沈、金の継承の名誉のバランスであり、各国のメンツと中国、ロシア、北朝鮮、日本への脅しとなる。
魚釣島(尖閣諸島)などの領海への牽制でもあり、国内問題の転化でもある。
人々を脅して第3次世界大戦への軍備を求める演出であり、罠でもある。
2010年から15年までその可能性があり、10年が強く、11年まで危機が続く。
今回戦争にまで至ることは可能性が低いと思います。中国は尖閣に漁業監視船を出して日本を牽制していますが、彼らは6カ国会議を提唱する程度の動きしかしていません。事前に北側の通告で何をすべきかは既に検討されており、米韓に対して軍事的な牽制はそれほどなされていないようです。
アメリカは中国近海に空母を出そうとして中国の反対に遭い、結局出せなかった事がありました。今回はこの演習を理由として黄海まで空母を入れることが出来たので、中国に対する牽制としては大きな物になったと思います。
北朝鮮はすでに砲撃による利益を得ており、国内向けに金正恩の実績として状況をアピールしているようです。
韓国はアメリカ軍に自国を守ってほしいので、北の脅威を明らかにして軍事予算を付け、撤退予定のアメリカ軍にも戻ってきてもらおうとしていると思われます。
南北の戦争には非常に大きな労力と、人員と、お金がかかります。今これを本当に望むことは、アメリカには難しい状況です。アフガンの戦争が一段落しないと実質的には難しいはずですし、中国もロシアも黙って見ていることは出来ないでしょう。
北朝鮮がアメリカに負けることになれば、韓国の国境が中国とロシアに直接接することになるので、両国とも軍事バランスが大きく変わることになり、容認できる物ではないのが現実です。戦場を韓国として激しい戦闘になるので、今できることではないはずです。これから準備をしようとしているのでしょう。
アメリカと中国の一部の人が望む国境紛争は日本の尖閣諸島であり、ここには利害が絡む国が日本と中国くらいの物です。戦場も海上なので、兵器の消耗戦争をするには良いと考えているでしょう。戦う日本にアメリカから軍事物資を投入するだけで戦争になるように出来れば、アメリカの利益になりますし、中国は、自国内部の問題から国民の目をそらすために領土を広げる戦争をしたいのです。
暗号に出されていた第3次世界大戦は中東で起きる物か、尖閣で起きる物かどちらかであると考えていました。今回ここにも出されていることが分かりましたので、朝鮮戦争もこの可能性があるようです。
戦争を求める一部の人々の望みは、現状では国民に戦争への恐怖を植え付けて軍事予算を増やすことです。既に韓国ではその流れを起こされていますし、今ここで日本に北朝鮮からミサイルが飛んでくると、私達も国境紛争としての尖閣諸島を見ている以上、ここに防衛予算が付けられて行く事になるかも知れません。この意味で、今回の演習がすぐに戦争につながる可能性は、低いのではないかと思います。
暗号からの予想上は、来年に金正日が亡くなり、金正恩に権力が継承される可能性が高いです。この継承に際しては、ミサイルが発射される可能性が高いと思っています。今回ミサイルが撃てないのは日本に打ち込む積極的理由がないからかもしれませんが、準備が出来ない状況の可能性もある気がしています。戦争のためには中国もアメリカも望むミサイル発射ですので、今回も可能性はゼロではなく、注意が必要でしょう。
暗号には戦争につながる未来も平和につながる未来も出されています。現状ではまだどちらになるのかはっきりしません。
戦争を避けるために大切なことは、この演習の目的が人々を脅して戦争の準備を進めることなので、この状況を理解して必要以上の軍備増強に走らないことのようです。
尖閣では漁業監視船が、日本の領海への侵犯を繰り返す時が来て、そこでの衝突が演出される時が来るかもしれません。この紛争が中国の軍艦を呼ぶことは間違いのない物なので、注意が必要です。紛争を戦争につなげないためにも、当面は自制が求められるのでしょう。戦闘を起こさずに侵略から自国を守ることが難しいことは理解していますが、戦争を望む相手との戦争に巻き込まれることは、非常に愚かなことです。無策の日本の今を何とかしないといけないのでしょう。
今回の件もそうですが、暗号にはいろいろな可能性が出されており、どの未来が実現して行くのか、私達の選択にもかかっていると思います。特に自分でその未来を選べる場合などその様に考えています。自分の思いもよらない選択肢の存在は、未来の可能性を広げてくれたりします。この意味では聖書の暗号は一本の決められた道を示す預言書と言うよりも、未来の選択肢を示してくれる指南書に近いものです。
これに加え、暗号には事後に状況の検証をする能力もあります。今の私の解析で不十分な部分から予測の間違いが出るかも知れませんが、起きた未来は必ず後から確認が出来ています。その先の未来を見て行く上で役に立つ状況は今と変わらずに保たれて行きます。無策の日本の未来が多くの人々の思いで開かれて行く事を願っています。
イオン・アルゲイン