軍事技術は科学の中でも非常に簡単な部類ですが、ここに銃のカルトである軍産議会複合体の嘘が加わると、人々は彼らの嘘を全く疑わなくなり、馬鹿げた資金投入に全く疑いを持たなくなるのです。これに味を占めた軍産議会複合体は、懲りずに軍事的には全くと言って良いほどに意味のない、ただただ、ただただ高額で維持費もさらに高額な、新しい爆撃機を米国に導入する予定だと流れて来ました。
米国の財政は実質的に破綻しているので、民主党が今回の中間選挙で負けると、この実態までも明らかになるでしょう。すると国家破産下で新しい武器の調達に回す資金などは普通にゼロであり、戦略的にはそれでも回すべき新しい武器が生まれる可能性はゼロではないのですが、ここに紹介するB-21などその意味ゼロの金食い虫です。
ただただ、軍産議会複合体に利益を導くためだけの役割であり、実戦での役になど立つ訳がないと書けるほどに、無能な爆撃機となるのでした。ロシアにもイランにもシリアにも簡単に撃墜される、本当の戦争には向かない爆撃機です。ウクライナでも撃墜されますし、使えるのは武器を持たない南の孤島の弱小国だけなのでした。
米国の国民は、この様にして、軍産議会複合体であるペンタゴンと米国国会議員、軍需産業の資本家、権力者達に騙されてきていて、国家破産にまで導かれた過去の姿を知るべきなのでした。
今回のB-21の問題は、過去のB-2の問題をそのままに踏襲している様子なので、こんな失敗作でしかない物を前回の21機から100機にまで増やす馬鹿げた散財を止めさせるべきだと知る時でしょう。
まずB-21の紹介ニュースです。こちらはまだこんな物を使おうとしている事態に驚かされたのでした。
ステルス爆撃機B-21、12/2お披露目
ノースロップ・グラマンは現地時間10月20日、開発中のステルス戦略爆撃機B-21「Raider(レイダー)」を12月2日にカリフォルニア州パームデールの同社施設でロールアウト(お披露目)すると発表した。
B-21のイメージ(米空軍提供)
式典は招待者のみを対象に開く。ノースロップ・グラマンと米空軍は今年5月に、B-21の初飛行が2023年になるとの見通しを示しており、実施時期は地上試験の結果に基づいて決定する。ロールアウトの時期は、これまで12月第1週としていた。
第6世代機となるB-21は、退役が見込まれている米空軍のB-1とB-2を置き換え、1955年から運用しているB-52と併用する形で導入を始め、順次更新する見通し。ノースロップ・グラマンは2015年に契約を締結し、米空軍は少なくとも100機を調達する見込みで、200機近くなる可能性がある。
イメージイラストによると、外観は1989年に初飛行し、1997年に運用を開始したノースロップ・グラマンのB-2のような全翼機。同社によると、置き換え対象となるB-52やB-1、B-2よりも優れた搭載量や航続距離、攻撃力になるとみられる。愛称のレイダーは、第二次世界大戦で1942年4月に日本本土に対する初の空襲「ドーリットル空襲」を行った「ドーリットル爆撃隊(Doolittle Raiders)」にちなんだもの。
ネット上でのユニットコストは 5億5千万ドル。
比較すべき爆撃機のコスト B-52H:5,340万USドル(1998年)
続きは同種の爆撃機のB-2の失敗状況です。
ノースロップ・グラマン B-2(英語: Northrop Grumman B-2 Spirit)は、アメリカ空軍のステルス戦略爆撃機である。開発・製造はノースロップ・グラマン社が担当した。水平尾翼および垂直尾翼が無い、いわゆる全翼機と呼ばれる特徴的な形を持つ航空機である。愛称はスピリット(Spirit、魂、精神の意)。
同質量の金と同価値といわれるほど非常に高価な機体であり、高額な維持費や冷戦終結と言った諸事情が重なった結果、当初132機が予定されていた製造機数は、試作機を含めて21機に留まった。製造されたB-2は1機ごとに「Spirit of ~(大半は米国の州の名)」のパーソナルネームが与えられており、本機の着陸装置の主脚のドア外部にそれが記載されている。
この機体の失敗というか、本質的には失敗の先にあった目的は、高額な維持費による利益の維持です。ここにステルスに効果がないのですから、全くもって無意味な機体なのでした。
今回のニュースでもこの点は笑えるのです。本質的にはステルス機の形状なのに、メリットにステルスが書かれないのです。見て頂く通りに、「B-52やB-1、B-2よりも優れた搭載量や航続距離、攻撃力になるとみられる」なのでした。
目先で明確なのは、B-52と変わらない爆弾積載量であり、速度も大差ないでしょう。ステルスが効かなければこれで10倍の価格に意味などゼロです。ここまでの詐欺をよくやれると思うのでした。20年たってもステルスの嘘が通るという甘い考えだけなのでした。
2019年に米国の無人ステルス機がイランに撃墜される事件がホルムズ海峡で起こされており、この時点で米国のステルスには大きな問題があると明確です。このステルス機よりもはるかに大きくはるかに電波を反射するB-21など話にならない丸見えの機体なのでした。ここから2年で素晴らしいステルス材料を開発したのであれば、それはウクライナの空を今現在で飛んでいるでしょう。現実は真逆であり、イランの開発した無人機がウクライナの発電所を破壊しているのでした。
B-21の保守コストがどれほど高いのかは書かれていないのですが、広い面積をセラミックで覆い、その表面を綺麗で新品同様に維持する必要があるのです。ここにどこまでの低コスト化が達成できているのかは、評価されるべき情報として公表すべきでしょう。
続きはこんな物を100機も200機も準備するという計画のばからしさです。想定上の主敵であるロシアにも、イランにも役に立たない爆撃機で、価格は性能的に変わらないB-52の10倍です。不要な物に10倍の価格を付けるのみならず、必要以上の配備を求められているのでした。
B-52が今の国際情勢下で十二分に配備されているのに、こんな無駄な兵器を100~200機も揃える理由がどこにあるのでしょうか。
続いてB-1の代換え機でもあるのでこの説明です。
大型爆撃機としては珍しい可変翼、15度から67.5度の後退角で幅広い速度領域をカバーしている。最高速度は、空気取り入れ口が可変式のA型でM2.2、固定式となったB型ではM1.25となっている。また、後述するブレンディッドウィングボディによる胴体設計により、レーダー反射断面積はB-52の1/100になっており、レーダーによる発見率は低いといわれている。
ロックウェル社の航空宇宙部門は、ボーイング社に吸収され、現在は同社が供給。ソ連のTu-160 ブラックジャックは、B-1を参考に開発されたと言われる。これは両者の外見が酷似しているためだが、両者は技術的に大きく違い、寸法もTu-160が一回り以上大きい。同じような現象は同時期の米ソ両国の宇宙往還機スペースシャトルとブランにおいても見られる。
2016年8月には太平洋軍傘下で米領グアムにも配備され、北朝鮮まで約2時間で到達可能である。運用機数は2012年時点で66機、2018年時点でアメリカ空軍は2036年までの運用を見込んでいる。
爆撃機としてはB-52よりも優れているのですが、速度のマッハ1.25には大きな意味がないでしょうし、今の運用は爆撃機ではなく、以下の用途です。
B-1は、ペイロードを含めてあらゆる性能でB-52を上回る、超音速戦略爆撃機である。A型では爆弾倉のレイアウトがまずく、大型のAGM-86B巡航ミサイルを機内搭載できなかったものの、B型ではレイアウトを変更し搭載可能となった。しかしこのB-1の性能は(特にアメリカに敵対する可能性のある陣営にとって)過剰なものとされ、第二次戦略兵器削減条約による制限により、現在は緊急近接航空支援という、当初の目論見とはまったく別の任務を担っている。
B-52は10年前で約70機が残っていたとのことであり、B-1の66機、B-2の21機と合わせた運用で十分なのでした。合計で約160機という所です。これに見合う100~200機の製造を目指していると分かるのでした。
まずはB-2の後継機としての必要性ですが、弱小国に爆撃を加えるためだけに維持する理由はゼロに近いでしょう。遠距離から巡航ミサイルを打ち込む時代であり極超音速ミサイルでも良いのでした。爆撃機のステルス性など影響がないと言えるのでした。はっきり書いてこの分野では、ロシアに大きく負けるほどに軍産議会複合体は利益に溺れて劣化しているのでした。
効果はないのですが、軍事作戦上の自己満足としては、10機もあれば十二分でしょう。イランに数機を向けても、ロシアに数機を向けても、ステルスなど発揮できないので全部破壊されます。これを避ける遠距離ならコスト1/10のB-52で十二分であり、こんな物に10倍コストをかける意味などゼロなのでした。破産国家のやることにはほど遠いのです。
こちら的にはB-1の超音速には何らかの意味があるのかと感じるのですが、米国はB-21に集約する予定に見せているので、戦術上の超音速のメリットはもうないのでしょう。これだと本質として、B-52とB-21の共存で良いのであり、弱小国向けにしか役に立たないB-21など資金の無駄であり配備数ゼロで普通です。10機くらいを維持して有効な作戦が立てられると見せられるなら生き残るかも知れませんが、ステルスに意味がないのでこんな物など嘘の塊にしかならないのでした。10機でB-52の100機分なので、カネが余っているなら出来るだろうの世界です。
故に、非常に馬鹿げた意味のない戦略で、国家予算にたかる物こそB-21の調達です。10倍のコストをかけて、そのコストに応じた実質的な働きなどゼロです。B-52レベルの運用で十二分なのでした。ミサイル技術の発展こそ、この結果をもたらしているのに、国民を騙してただただ利益を上げたいのが、軍産議会複合体の面々なのでした。
いい加減に米国国民も目を覚ます時です。911同時多発テロでも米国政府の犯罪行為に目をつむったのですが、その結果は国家破産なのです。核戦争に進まれても困ったところでしたが、この危機もほぼ回避できた様子であり、11月8日に民主党がボロ負けをして、軍産議会複合体の大量にある嘘が、これから情報公開でしょう。
フェイク大統領は辞任して、もしくは解任されて、選挙で正当に選ばれていたトランプ大統領が再登場でしょう。国家破産の難局を迎えるのですが、問題に向き合う事が出来るなら、米国の資産を生かして新しい通貨で再出発できるでしょう。国際決済通貨ではなくなるのであり、通貨価値の維持こそ重要になるのでした。これまでの嘘など通用しない世界です。
2019年6月の記事を最後に紹介しておきます。グーグルとマイクロソフトの検索からは消されている記事です。
イランによる米国のステルス機ドローンの撃墜が教える物
http://www.biblecode.jp/News_View.php?@DB_ID@=973
当時のイラストはこのHPにもコピーしておきます。B-2レベルで丸見えであり、B-21になって大きな進化をするなどありえない状況です。
軍事機密を持ち出してスペック上の無能を隠して、国家予算にたかる軍産議会複合体の姿はあからさまでしょう。しかも実戦で役に立たないのでした。こんな物を作らせる嘘つきの人間のくず達は、塀の向こう側に行くべきですし、反省しない者達はあの世の無間地獄で相応しいのでしょう。
稲生雅之
イオン・アルゲイン