準備に手間取りましたが、高機能版の販売を開始したいと思います。新たに加わる機能はネットワークのサポートによる複数PCの連係動作と、可能性の高い未来の検索機能です。
可能性の高い未来を簡単に検索するインターフェースも準備しているのですが、もう少し時間がかかりそうです。Ver4.0に搭載する機能です。いま高機能版をお持ちの方にはこの機能をサポートした物を無償で提供致しますので、それまでしばらくお待ち頂ければと思います。
本の発売に合わせて可能性の高い未来を検索出来るソフトを出したいと思っていました。高機能版についてはこちらで使っている物と同じ物をお出しする形での提供です。
一つの検索を行うのに複数のグラフを書く必要があるので、今までの検索よりも時間がかかるようになります。それでも今まで見る事の出来なかった未来の可能性を評価出来るようになりました。
よろしくお願い致します。
アメリカ政府の一時閉鎖の影響について
アメリカが財政の崖の問題により、一時的な政府の閉鎖を起こしました。この現実により未来に影響が出ると考えて、新たに解析を行いました。
その結果です。
・10月末にQE3の縮小の始まる可能性は低いがゼロではない。
・12月に経済の落ち込む可能性と危機的な何かが起きるかも知れない。QE3の縮小だけでなく、テロや日本国債の売り崩しなどが起きて一時的な影響が広がるかも知れない。
・日本国債の売り崩しは、12月に起きなくてもアベノミクスが続く間はリスクをもつ。
・中国への影響の伝搬は1ヶ月遅れになるかも知れない。ロシアへの影響も少なそう。
個人的には9月にQE3の縮小を見送った分、ここで取り返すのがベターだと思います。普通に考えると市場にうまく説明が出来ないのでこの可能性は低いと思います。
日本国債の売り崩しは、アベノミクスの欠点・弱点を利用した投機です。今回の投機は過去の物よりもうまく行く要素を持っているので、注意が必要だと思います。
この詳細は次回にまとめます。12月までまだ時間があるのでもう少し調べる予定です。
もう少しPCの処理能力があれば様々に調べられるのですが、新しいシステムを作り上げるまでは無理せずに進めたいと思います。様々な視点から解析を進めて今後のための準備をしているところです。
今回12月にアメリカとEUの債券が上昇し、日本の債券が下落する状況を見ています。必ず起きると言うほどの状況ではないのですが、この時期の危機の上昇は大きな物になっており、何かが起きそうだと考えています。
時間を使って調べて行くと、そのうち何かが引っかかってくると思います。そこから新しい解析の方法が分かれば良いのですが、この方法でなくても、様々に視点を変える中で見えてくる物があることに気がつきました。
今まではバーナンキ議長のQE3縮小への警告が大きな条件でした。ここに来て今回のアメリカ政府の一時閉鎖も大きな条件になるイベントであったのではないかと考えて評価しています。
考えてみると日本には日本の事情があり、日銀の異次元緩和と消費税の8%への上昇は経済に大きな影響を及ぼしているはずです。この状況で見ると12月の危機は同様に見えるのでした。ただ、その中で国債売り崩しの動きは見にくい物でした。今のところ残るはテロなのですが、決めつけてかからずに調べて行きたいと思います。
本の方もこの一時閉鎖の影響を受けて書き足す部分が増えていました。ここまでの解析と評価も大変でしたが、もう少し幅広く見る事が出来ないかを考えてみたいと思います。
解析は今まで来年の10月分までを見ていましたが、これから順次もう一年先までを見られるように作業を進めて行く予定です。
今まで以上に解析に時間がかかるようになると思いますが、週に一度はこのHPに情報を公表出来るようにしたいと思います。
ソフトの方も合わせてよろしくお願い致します。
稲生雅之
PS 地震だけでなく台風などの自然災害にも気をつけて下さい。リスクは低下していますが0ではありません。