心配している地震の状況ですが、沖縄の自然信仰家・比嘉さんの心配がかなり気になったので、こちらの視点での状況を改めて確認しました。
何よりも現在日本列島に起きている地震の状況が一番の検討材料ですが、深発地震の傾向などから大きな地震についても警告を発している方がいます。毎度のことと思われるかも知れませんが、現実の動きもその傾向を持っています。
今回の比嘉さんの啓示では、10月の2,3日とその2週間後という時期になっています。大きな地震には朔望の大震などの言葉にあるように天文的なことも影響しているのが現実です。この意味では5日の新月と19日の満月がこのタイミングになるようです。
現状太陽からの太陽風は低速です。3日かけて多少上昇するかも知れません。18日がどうなるかは進んでゆかないと分からない事です。
3月11日の大地震は太陽のXフレアが大きく影響したと思っています。太陽風の到達と地電流、そして地震との相関には大きな物がありました。
今回の地震の予想から、他に何か影響のある物があるかを考えたのですが、11月末に最接近するアイソン彗星が影響していることが分かりました。
彗星が地球に地震を起こすには、伴星または木星と地球、そして太陽の作り出す磁場の3角形のループに電流を流すことが必要です。
アイソン彗星はこの3角形の少し外側にあります。ただ、磁場のループは外側に少し広がっているので、現在の位置ではアイソン彗星の尾の作り出すプラズマがこの電流の原因になると思います。過去の統計的な現実です。
現在の条件は木星に加えて伴星の影響も無視出来ない位置にあります。2つの強い磁場と太陽、地球の磁場の結合がアイソン彗星の作り出す電流の経路により大きな影響を受ける可能性がある状況です。
現在の位置などを天文ソフトで確認すると、比嘉さんの心配している日時に彗星に変化の起きる可能性のあることが分かりました。イラストを参考にして頂ければと思います。
まず、10月の1日にアイソン彗星は火星に最接近するようです。その次は10月18日位に地球と火星の直線上を少しずれて通過します。3つが並ぶわけではありませんが、地球と火星の直線のすぐ下を通るイメージです。
この時にアイソン彗星には、尾に変化の起きる可能性があるのです。
火星への最接近では火星に引っ張られて近づき、その後は引かれながら離れてゆきます。大きくは180度かかる力の向きが変わることになるのです。18日も状況としては似ています。
この時ですが、アイソン彗星には彗星を回転させるというか、揺さぶる力が働く状況です。その結果彗星が少しでも回転したりすると、彗星に当たる太陽の光の状況が変化し、彗星の尾の形状が変化することになる可能性があるのです。
その結果は彗星の尾に含まれるプラズマの量が増えるか減るかにつながります。この時を堺にして変化が起きると言うことです。この変化が磁場ループを変化させて地球に地震を生み出す可能性があるという話です。
尾のプラズマが流れる電気その物ではなく、尾の作り出すプラズマを媒体にして太陽風由来の電流が流れると考えて下さい。思うよりも影響するエネルギーが大きいのです。
伴星の本に書いた統計はこのメカニズムと実際の地震の増加を表していました。これまでに具体的な彗星の寄与を見る事は少なかったのですが、今回のアイソン彗星はその影響が心配なレベルです。
地震は必ず大きな物が起きると決まっているわけではありません。あと、地震は地球のどこでも起きやすくなるのであって、日本だけがその対象ではありません。この意味ではこの2つの期間に大きな地震の起きる確率は高まることになるでしょう。
比嘉さんは明日も12時半から祈り合わせをされるそうですし、その後も継続されるかも知れないとのことです。ほんの少しでも結構ですので、ご協力をお願い致します。
恐らく18日にかけても心配な状況は続くと思いますので、また改めてこのHPからお願いをすることになると思います。
明日から高機能版に可能性の高い未来の解析と、マヤ暦の解析をサポートした物を販売する予定でした。マニュアルを書いているのですが、今日のこの情報提供に時間を使いましたので、販売は10月1日からになると思います。価格は据え置きです。また、既にお持ちの方には無償のバージョンアップを致しますが、こちらは一般ユーザー向けの簡易インターフェースを加えた物をお出ししたいと思っています。
次の本の発売時期と一般向けのソフトの発売時期はまだ未定です。もうしばらくお待ち頂ければと思います。
地震は世界も日本もどこでも置きうる状況です。自分の住む場所の小難無難を願って頂ければ嬉しいです。よろしくお願い致します。
稲生雅之
9/30追記 10/1修正
30日の朝5時に太陽からCMEと呼ばれるガスの吹き出しがありました。ダークフィラメントの噴出と紹介されていて、フレアとは異なるイベントです。
10月3日の朝5時位が地球への推定到達時刻と公表されました。多少の前後はあると思って下さい。この時に磁気嵐を発達させて、地球に電気が流れやすくなります。
現象の重なりがあるので要注意のレベルです。この影響が終わるまで小難無難を願って頂ければと思います。