空間理論とらせんの力で進歩した核物理が医療と放射能制御を発展させる3 5月28日

13)不安定核における陽子と中性子のハローとスキン、アルファー粒子、トンネル確率計算について

 He4のクラスタが原子核の内部に出来て、それが周囲の電子により動かされて回転運動をする部分は何となくでも分かると思います。陽子一つでも似ているでしょう。中性子も同様なのですが、ここで戸惑うでしょう。
 話は簡単でDUDで出来ている分極があるので、核の大きさだとこの影響が非常に大きいと分かるはずです。陽子も実は同様であり、分極も作用が大きいはずなのでした。
 あとトンネル効果で放射性崩壊を説明する古い議論があります。これも原子核に量子論を適用して、核力を解くのであれば、その範囲での近似値でしょう。これをあるべき姿の電磁気力を含んだ物に作り替えるのは、原子核の科学者の皆さんです。ここでも頑張りましょう。中性子のハローとスキンは、この後説明する常温核融合の重要な基礎の一つです。重要度を御理解頂ければ幸いです。

14)核分裂における、熱中性子と原子核内部の電界分布について
 核分裂については情報も多いので、色々なことが分かっています。ここに書きたいことは、エネルギーの高い中性子を原子核に打ち込むと、背骨を折ることが出来ると言うことです。大きな原子核の分裂が、重さにして半々になるのが高いエネルギーで打ち込む時なのでした。
 電磁気的にも強度の強い内部にあって守られている背骨ですが、一度折れてしまうと治癒効果があって再びつながるのではなくて、余剰のエネルギーと共に核分裂を起こすようです。低いエネルギーによる中性子の打ち込みでは列の外側ほど簡単に剥がれるのですが、それらも背骨の一部を持ち去るレベルであり、基本的に背骨を残すように破壊が起きていると、電磁気的には見えています。核力にはこの種の集中がないと見えるのでした。

15)原子核におけるグルーオンと素粒子における質量の類似性について
 原子核の重い物と、素粒子の重い物を比較します。

ウラン238 238x931.494Mev=221.695572Gev
Tクオーク  172+/-2.2Gev

 素粒子には、その質量別に3世代までの「世代」がある事が明確です。理由は分かりませんが、4世代以上あるかも知れないと、ノーベル物理学賞の益川先生が残されています。そこまでまだ分からない私達ですが、エネルギーの単位には、1つとして動かせる何らかの上限があるのかと思わされています。
 素粒子のエネルギーは、寿命で即座にグルーオンのエネルギーに転換されて分解して行く物だと思っています。グルーオンを経由するので、ここにグルーオンの安定度の何かが隠れているように見えるのでした。
 比較する原子核には、グルーオンに加えて電磁力のサポートが加わり、空間的にはある程度スカスカですが球やおにぎりの集合体として、一つのグルーオンとして振る舞っているとこちらの目には映っているのでした。この意味で原子核の方に電磁気力の負担分のエネルギーが増えても良いのでした。
 そしてこの意味で電磁気力の影響度は、上記のエネルギー比から原子核において約18%前後の寄与となり、イメージ的にも現実の姿に近いと思えるのでした。
 素粒子の世代も含めて何らかの意味があるはずなので、この点のみを将来誰かが解くために、残しておきたいと思います。

16)電磁気力と核力の、宇宙の未来を変えるバランスについて
 原子核の理論を解いて行く上で、残っている重要な物が、原子核の核子1個あたりの結合エネルギーの、グラフの意味を説き明かすことです。
 これはグラフを描いたイラストを参照下さい。今の私達の現実、この宇宙の現実に即して言うなら、核融合反応は鉄の原子核でおしまいであり、これ以上の原子核の恒星における燃焼は出来ないので、ここに宇宙の寿命が設定されているとなるのでした。
 この理解はすぐに出来るのですが、ここにどの様な理論上の意味があるのかは、今もって解けている物ではありません。「核力と電磁気理論の先にある物ではない」のでした。
 この先はここまでの現実を元に考えている仮説です。このグラフには、あの世の存在達が選んだ選択が現れているのであって、理論的にこれしかない物理の事実が現れている物ではないが、現時点におけるこちらの結論です。

 簡単に言うと、電磁気力と核力の強さのバランスをあの世側が決められるので、今の姿があるとなるのでした。これはあの世が意図的に選ぶ姿であり、他の物理量の選択の先にある物ではないのでした。
 具体的な説明です。もし今よりも電磁気力が核力よりも強い場合ですが、この場合には原子核の形が長細くなって、背骨が強く影響する姿に変わるのでした。その結果で起きる事は、鉄よりも重い元素が結合エネルギーグラフの頂点となり、宇宙の寿命を延ばすとなるのでした。
 これには比較する他者の理解が現実を物語るでしょう。前者とは反対に、もし今よりも電磁気力が核力よりも弱い場合ですが、この場合には原子核の形が前者との比較で横に太るデブチンなって、背骨よりも列の側が核の姿に強く影響する姿に変わるのでした。その結果で起きる事は、鉄よりも軽い元素が結合エネルギーグラフの頂点となり、宇宙の寿命を縮めるとなるのでした。

 電磁気力と核力の強さの比を決めることとは、ここまでの深い意味を持っているのでした。この理解など今の私達には無理であり、結果である今の姿を受け入れることで精一杯でしょう。
 電磁気の理論と核力の理論から出てくる結論はこのレベルです。あの世が選択するレベルが存在していて、彼らこそ今の宇宙の姿を選んでいるとなるのでした。
 電磁気の強さは、透磁率と誘電率から決められると考えて下さい。核力の強さは、これを含むでしょうが、他にもパラメーターがあって独立した物理量でしょう。この意味でもあの世に選択可能な力の比が、電磁力と核力との間に存在できるのでした。

 原子核の結合エネルギーのグラフの意味は、電磁気と核力の理論が一意に決める物ではなくて、あの世が意図して選ぶ物でしかないが、この項での結論です。ここまでに判明した理論では、今の姿を決められないのでした。ここにある任意性こそ、あの世の選択だと感じざるを得ないのでした。

17)パワーストーンとしての水晶と翡翠の仕組みと土偶のエネルギー
 物理をする人たちにとっては、ケイ素を多く含んだ水晶や翡翠にらせんの力が宿ることは、ここまでの説明で簡単に理解出来るでしょう。この続きに土偶があるので、これが先史文明時代のオカルトではない現実であると、簡単に説明しておきたいと思います。高度な先史文明の姿は、この様な形に隠されていて、科学文明の存在を感じさせないのでした。
 しかしそれでも、残されているホツマツタエなどの文献からも、遺跡の配置などの情報からもを含めて、1366万年前から高度な科学を持った文明が存在していたことを感じざるを得ないですし、乏しい遺跡の証拠ですが、文明の高さなら証明出来そうです。
 以下は古い記事からの抜粋です。
「パワーストーンを強化出来る縄文土偶についてのらせんの力の科学」

 最近土偶を手に取ることはなかったのですが、何かを感じ取りたいと思う時に、イラストに載せた、黒くて小さい側の土偶の両肩を両手で持って自問自答です。科学としては大きい方の土偶でやりたいところですが、大きい側は片足の遮光器土偶で有名な物のレプリカであり、本物に合わせて素焼きです。素焼きはすぐに割れるので、扱いに気を遣うのでした。腕とか足が簡単に取れたり折れたりするのです。
 素焼きの物は、資金繰りに余裕のあった10年くらい前の入手です。今購入すると20万円くらいだそうです。壊れると困るので普通に触れる1万円以下の固くて壊れにくい土偶が普段の話し相手です。こちらは量産品でしょう。
 らせんの力の観点が、昨年の5月以降の縄文時代の理解で進展したので、今は続きでちゃんとしたレプリカでも続きの科学を進めたいと思っています。これはさすがにお金もかかるのでアイデアだけですが、本物は素焼きに加えて、漆の着色もされています。重要な物なら二度焼きで固くすれば壊れにくいのに、それをしないのでした。
 縄文土器でも同様であり、蒸留酒の貯まる部分に漆塗りが使われるなど、その意味は明確でしょう。土偶の場合、重要だから装飾するのでしょうが、こちらとしては機能的にここにプラスが産み出される部分を知りたいところです。
 有名な片足の土偶ですが、手元にある土偶を購入する前に、神事所有の同じサイズで片足がない土偶を借りたことがあります。この時にらせんの力の存在を、不思議な力として知ったのですが、出てくる場所が足のなくなっている部分なのでした。あとは全体の下になる位置で、今の土偶と同じ所になります。
 今は不思議な力がらせんの力の太陽や宇宙から来る分だと理解出来ているので、足の部分にそれが少し強めに出る理由も科学として理解です。当時の人々も、経験的にそれを知っていたでしょう。この続きが理解したい科学であり、何に使ったのかです。
 水晶で結界を作れるのですが、同様に土偶でも結果が作れるところまでは科学としての理解です。そこにエネルギーが集まるので囲まれた部分に入ろうとするエネルギーを回りで集めやすくなるのでした。下から来る地球のエネルギーを水晶で、上から来る太陽と宇宙のエネルギーを土偶で調整するとなります。
 ここには漆の効果は不明瞭で、片足にする理由も不明瞭です。最近の理解では、今の翡翠の色を変える実験が可能なように、ここに翡翠他のパワーストーンやエネルギーを取り込める物を置くと、そこに力が溜まり込むはずとなります。
 同種のエネルギーが、ホメオパシーの水の記憶です。らせんの力を当てるとその相応するエネルギーを持てるのであり、エネルギーの調整に使えたでしょう。

 縄文の遺跡にパワーストーンなどごく普通です。疑問は簡単で、パワーストーンにエネルギーを注入出来たでしょうから、それを巫女達が何に使ったかです。パワーストーンなら霊能力の強化でもあるでしょうし、お守りでも良いのでしょう。
 ここに薬を置くと、強化されるのかどうかも、現実を知りたくなる部分なのです。現代科学は理論も全く理解せずに霊を否定するところであり、これで科学を進めるのは無理だと思う程です。客観性を重視する時に、私たちの知らない科学がたくさんあの世の物として、この世界に戻るのだと思っています。
 比較に書くと、水晶のたくさん生えているお盆状の水晶原石の塊に、使い込んで内部に濁りのある水晶のブレスレットを置いておくと、内部が元の透明状態に戻ることがあります。程度にもよるでしょうが、水晶がたくさんあるところにはらせんの力が集まるので、その力で結晶内部にたまった歪みを解消していると考えています。これはこちらが自分の想念でやる方法と結果は変わらないのでした。
 少なくとも、片足土偶は足のないその位置に、期待を持って置かれるパワーストーンを、原子レベルでエネルギー強化出来たでしょう。普通に言うと、特定の翡翠のように変色する物は変色するのです。片足ではなく、全体の産み出す低い位置だと、設置が難しいのかと思います。

 どういうわけか、土偶は垂直に立てて置けない作りが多く、足が片方短いとか意図的に調整されて作られています。ここにも疑問なのですが、これは一歩前進しました。
 置かないなら、人が抱えないと他の人に見せられないでしょう。加えて、縄文時代には所々に先史文明の知識が出されており、当然の様に霊の存在、自然の存在を知っていたはずです。八百万の神々であり、巫女さん達は自然の神も人霊達も認識していたはずです。
 その彼女が、男性もいるとは思いますが、土偶を手に取れば、人霊達でも自然の存在でも、その土偶を通じて情報を渡せるでしょうし、会話も能力次第で成り立ったでしょう。この意味で、土偶は偶像として飾るだけではなく、巫女達のあの世と関わる重要な道具だったのかと思えます。
 今回自分が話しに使って感じる部分でした。これまでなら土偶を手に取り集中して、色々と考えを巡らせるのですが、今回は守護霊さん達も協力をしたのではないかと思います。手にしてすぐに答えです。なる程これを教えたかったのだとすぐに納得しました。
 その時には電話回線が止まっており、口座に入金があるのか分かりません。それでもこれで間違いなしと思えたので、郵便局に回りました。始めは入金なしでしたが、船橋の本屋で少し調べごとをして戻ると、お待ちかねの入金となっていました。これが出来ただけでも無駄な労力を減らせたところでした。
 色々続きを考えたのですが、縄文時代の土偶に関連する疑問にも、一つ答えの可能性を見つけたと思えます。
 当時の土偶は、使われなくなると、一部を意図的に破壊して埋められるのでした。この理由は分からないままですが、巫女さんの使う道具であるとすれば、その道具が使えなくなることを明確に現すと思います。
 一つ目は巫女さんの死で、道具とのつながりを失う場合です。他の人がその土偶を使って、その巫女さんの信頼を装い奪う事を阻止出来るでしょう。
 二つ目は逆の場合です。特定の人霊がその道具の土偶に宿るとします。その特定の人霊が、もうその土偶で情報を伝えることが出来なくなる場合、具体例では、流行病で村が壊滅する場合など、守護してきた神(人霊)としての責任を取って交代する場合です。この時その土偶にあった力を使わせない為に壊すのでしょう。人霊が壊れた土偶には取り憑けないという意味合いです。村落の栄枯盛衰にも対応するのでしょう。
 自然と人霊の存在が当たり前の世界では、今とは異なる習慣もあれば、意味の分からない道具も多いでしょう。これから人霊と自然が姿を現すので、私たちは過去の文明をさらに良く理解するでしょうし、復活すべき良き物にはその機会を与えることになるのではないかと思います。

 片足土偶でパワーストーンが強化出来るのですが、これは純粋にらせんの力の科学です。これを縄文時代の人々が知らない理由など、ゼロでしょう。翡翠の色を変える実験をしたので明確に理解出来た科学です。
 これ以外にも用途があるはずであり、縄文土器で蒸留酒が造れたように、ヲシテ文字が表現に使われているように、まだまだ知られていない文化がたくさんあるのではないかと思います。
 覚え書きの予定で書き始めたのですが、書いていて片足土偶でパワーストーンが強化出来るという現実に気づいたので、独立した記事として残すことにしました。土偶の本質は、人霊と自然の存在が姿を現すと、大きくその理解が進みそうです。もっと利用されても良い物だと認識が変わると思えるのでした。
 私たちはパワーストーンを大切にするのですが、その手入れに水晶の原石を使う人や、煙で浄化するなどを行う程度でしょう。縄文時代はここに土偶も使って、エネルギーを扱っていたのでした。その科学に追いつけていないのが今の私たちであり、安全に使える物はもっと利用すべきですし、その方向性で自然と人霊との関わりも増えて、良い関係が築けるようになることを願っています。

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これから社会を進歩させるらせんの力の科学1~4
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DB_ID@=1295、1297~1299がこれらのアドレスです。

18)難しくない常温核融合について
 基礎は未公表の論文からですが、繰り返し書いてきた理論です。

水素原子のつぶれと過剰中性子の影響による原子核反応
考察の要旨(長い考察なので要旨を添付します。)
 電場が存在すると、その場に置かれた原子に電場が作用し、電子軌道に影響する。よく知られた事実であるが、原子がマイナスの強電場に囲まれた場合などは検討されてこなかった。水素原子に重元素の電場を過渡的に適応すると実現できる環境である。
 原子がマイナスの強電場に囲まれると、原子の電子には大きな反発力となり、電子軌道を原子側に引き寄せることになる。原子核から見ても周りの強電場に電荷が影響されて遮蔽効果により自身の電荷が電子には小さく見える事になる。
 その結果原子はつぶれることが可能になる。古典的にはつぶれる過程は過渡的に電子軌道が渦となり、波としての電磁放射を伴わずにつぶれることが出来る。自由場における量子力学の制限である最小サイズよりも小さくなれる。つぶれの過程がらせんの力の応用部分である。またつぶれその物は定常状態の量子論での計算が強電場の遮蔽効果の評価のみで可能であり、実現には問題がないはずである。
 量子力学に矛盾しないようにこの過渡現象のシミュレーションと核反応の実験を行い、強電場や過渡現象により、水素原子がつぶれてCs137原子核に取り込まれたり、重元素に取り込まれて原子転換が起きる可能性を計算、実験する必要がある。
 核中の過剰中性子の引き起こす中性子スキンやハローがつぶれた水素の原子核との核反応の確率の増大を伴う様子で、原子転換としての核反応を起こしやすくしている。
 この電子軌道のつぶれにより過去の常温核融合現象の理論的説明が可能であり、過剰中性子核種であるCs137などの放射性を失わせる原子転換と、同核種を利用した水素の核エネルギーの取り出しから商業用発電につながる技術になると思われる。

 続きは古い記事からの詳細の抜粋です。
「科学の進歩と署名による司法権行使と国際協力による温暖化対策1~9」

A)ウラン電池の技術
 基本はナノテクノロジーであり、細管にウランと水を交互に通すことで、水分子の水素をウランの核に潰し込んで吸収させて核融合にする事が可能なはずです。放出される熱エネルギーを上手く電力に変換する部分と、ウランと水の分子レベルの操作が必要になると思われます。お手本は細胞のイオンチャネルです。誰がこんな物を設計出来たのかと思うほど、自然は素晴らしい仕組みを備えています。突然変異の進化ではあり得ない科学的な設計技術の賜物です。発電効率を確保する部分が難しいですが、熱の電力変換は可能であり苦労があってもナノテクでの開発が出来るでしょう。
 細胞のイオンチャネルに倣い、ナノテクの細管に原子と水分子を交互に取り込み衝突させる。ウランU238はネプツニウムNpを経てプルトニウムPuに原子転換して常温核融合になる。Puは毒性もあるので2段目のチャネルで速やかにアメリシウムAmへと原子転換し、ここでも電力にする。電池は利用後回収し、さらに反応させてヘリウムHeをはき出させるとU238に戻り、再利用が出来る様になる。
 家庭での電力がバッテリー程度の大きさで1年間持つくらいに出来るはずです。パソコンなど内蔵すると廃棄が心配ですが、社会の在り方次第でしょう。

B)発電技術
 こちらはすぐにも実証可能でしょう。ウランを電極にして水を電流で流し込むだけでエネルギーが取り出せるでしょう。この実証をしたところでITERは不要になり、予算を環境保護に回せるでしょう。イラストを参照下さい。
 発電技術には重要な開発が続きます。水を介して温度からガスタービンを回すのはまずは単純な方式でしょう。この場合でも電極への電流密度が高まると発熱で溶けてしまうのでこのリミットが発電能力になるのです。Hが4つ取り込まれるとHeが出てくる部分も核分裂を促す可能性を持つので制御が必要になります。
 低いレートで核分裂物質が出ても発電方式を連続式に変えるときに核分裂をしない方式へと転換させるので、当面は放射能漏れに注意し一時的な発生分は次に述べる方式で月に運んで処分する。始めに出来る物は恒久的な技術にはほど遠く安全性も劣ります。
 電力をなるべく直接取り出せるように、反応を制御することが必要になる。結局温度がエネルギーなので、流す電力が核反応で増幅されることを目標にして直接電力を出力したい。これは以下に述べる航空機などの大型輸送機に利用したいからである。
 発電効率を上げるためには様々な工夫が必要になり、電気陰性度をパラジウムに見せる工夫と、電極表面にナノ構造を持たせることで強電場を発生させることも重要になる。加えて外部から超音波、らせんの力、磁場も電場も含めて様々な加速の工夫が効率を改善する。特許保護の観点で詳しいことには触れていません。

C)輸送機への応用
 空気のないところを飛べるようになり、東京からモスクワ・サンクトペテルブルクを1時間で結ぶ事が可能になるのです。
 こちらには広汎に技術の拡張が可能です。輸送機には出来るだけ早く質量の制御技術を導入したいですが、こちらにはまだ目処が立たない状況です。数年で何か芽が出ると思っていますが、これがしばらく不可能でも、チェルノブイリと福島の高レベル放射性廃棄物である原子炉の廃炉を月に運べるように輸送システムを構築出来るでしょう。
 海水や水を推進剤にする輸送機です。水の部分は核融合炉にも利用します。ITER方式では軽くて強力なエネルギーを取り出す核融合炉は達成不可能です。最低でも投資の転換と分散が必要になるでしょう。
 技術の概念はイラストに載せています。質量制御の技術が追いつけば、月に行くどころか金星や火星にもコロニーを作り上げることが簡単になります。私たちが宇宙に出て行く基地になるのであり、ワープの完成を待って宇宙に存在するかも知れない他の生命体との交流にも、道が開けることになるでしょう。ここまでの技術を身につけると、宇宙人の側も私たちを交流をせざるを得ないでしょう。宇宙人がいる場合の話ですが、恐らくこうなるでしょう。

4に続く

稲生雅之
イオン・アルゲイン