現在の安倍内閣の行方を調べたいと思っています。前回はリーマンショックの解析でしたが、今回は政治について調べてみた結果になります。
まだノウハウの蓄積中ですので、解析の事例をこなすにつれてより正しく解析が出来るようになると思います。現在までの進め方で結果が伴って来ていますので、その応用で進めてみました。
第一次安倍内閣は、2,006年9月26日から翌年の8月まで続きました。その後内閣改造がなされ、その年の9月26日まで1年間続いた内閣です。
小泉首相の後を引き継ぐ内閣でしたので、当初よりその先行きが危ぶまれていました。人気の点など大きく差があるので、その心配も当然だったと思います。
グラフの説明に入る前にざっと彼の足跡を説明したいと思います。細かく説明するときりがないので、こちらで選んだ主な物のみです。
2,006年
10月 中国、韓国訪問
2,007年
3月 慰安婦問題で海外メディアに攻撃される。慰安婦の強制連行はなかったことを閣議決定した事による海外の反応です。
5月 松岡農水大臣の自殺
7月 参議院選挙の敗北
アメリカ下院の慰安婦非難決議の採択
8月 内閣改造
19~25日のアジア訪問で下痢が止まらなくなり、健康を害してゆく。
9月 辞職
こちらのグラフですが、立法、行政、司法に加えて、自民党、マスコミ、国民、アメリカ政府、CIA、アメリカ議会、関係国の政府をメインキーワードに選んで複数のグラフを書きました。
その中で、安倍総理が含まれている物を抜き出してグラフとしています。
グラフには後で説明する様々な種類がありますが、共通して出ている物を先に説明します。
1)2,006年と2,007年の9月に首相が高いピークを持つ。
2)辞任には様々にピークがあるが、2,007年8月にピークを持つ。
3)2,006年10月に戦争のピークが高くなっている。
4)2,007年3月に運命や仕事にピークがある。
5)2,007年5~7月頃に仕事と選挙のピークがある。
安倍首相は7月の参議院選挙での敗北と、テロ戦争への給油が出来なくなった事を理由に辞任しています。
こちらの解析では、参院選での敗北と、ストレス、病気の3つでの違いを調べてみました。
辞任については安倍辞任として言葉を選び、グラフを書いています。彼の辞任であることを明確にして調べました。
その結果、2,007年9月には、病気の要素よりもストレスと参議院選挙の敗北が影響しいていることが分かります。病気のグラフでは9月の所は低い物になっており、ストレスなどから来る物であることを示唆している感じです。
グラフは先ほどの種類の中から、安倍首相に圧力をかけるアメリカ政府を始めとする勢力を選び出した物もあります。こちらで見ると、圧力をかける側の意志として、選挙に負けて、慰安婦非難決議まで受けた8月の辞任がピークを持ち、11月くらいまで裾野を引いています。少しグラフが見にくいですが、8月以降も辞任圧力がかかることを示しており、9月に倒れたと言う事でしょう。
今年の4月26日にこのHPで安倍首相と靖国という解析を行っています。この時の内容が今度はグラフで確認できたと感じています。
グラフは3月の彼の仕事と運命を高くしていますので、この時に起きた慰安婦問題が後に影響することを伝えているようです。
こちらの解析としては、まだまだ分からないこともあります。2,006年9月に首相というグラフのピークがあるのは首相就任だと思えるのですが、2,007年9月のピークが辞任だと判断するのはまだ難しいです。
8月が安倍辞任のピークでありそのピークのつながる延長上に9月があります。他の事例でもこの様なケースに延長上のタイミングで物事が起きたと言う事があります。ある意味で当たりでしょうが、9月と特定するにはまだ何か必要なことがある感じです。
この様な感じで政治というか、彼個人の運命でもあるのですが、様々な物事を時間の流れの中で追いかけられそうです。
現在の安倍内閣については、この調べ方の延長で見て行くことが出来ると思っています。まだ1つの方法で出せただけの時間の流れですが、彼の名前と関係者から出してみる未来など、これから調べて行く予定です。重なる未来が確認できると感じており、この手法を進めて行きたいと思っています。
来週はこの意味で、リーマンショックを別のメインキーワードから見た場合の状況をご説明したいと思っています。2,008年の9月15日に向けて様々な意図が存在していたことが見えてきています。
この手法を応用した個人のコンサルティングもお受けしています。個人の引っ越しや転職で変わる未来の流れを見て頂けます。事例の積み上げを増やしたいという事情があって大変恐縮ですが、ソフト開発にも役立ちますので、よろしければご協力をお願い致します。
稲生雅之