統計的に解析の正しさを扱えるように、個人の解析事例を増やして評価をしてゆきたいと思っています。その為にこのHPで個人解析のコンサルティングをご紹介し、協力を頂いている状況です。
まずは100人くらいの評価を行い、統計的にどの程度正しいというデーターを公表し、客観的な指標として参考にして頂けるようにしたいと思っています。
個人の未来の解析を行う場合、8種類から10種類程度のグラフを調べ、その中から可能性の高い未来を抜き出す作業をしています。その人の未来については、調べている言葉から期待する未来が実際に起きるかを見る必要があるので、評価には時間がかかります。
これに対して、過去については既に結果が出ているので、未来を調べて行くのと同じ手法で過去がどれだけ再現できるかを調べています。
昨年の8月14日に坂本龍馬さんを例に解析を行いました。当時は一つのグラフの中から現状と未来をきれいに再現できる物を探していました。
この手法である程度当たる物を探し出すことは出来るのですが、未来を調べる場合にはどのグラフを使えばよいかを調べる事が難しい状況でした。
この部分を解決したのが、今行っている可能性の高い未来を探す方法です。
たくさんある未来の選択肢の中を統計的に評価すると、起きやすい未来は起きにくい未来よりもたくさん暗号として出てきます。この出てくるという状況を数値化しグラフにしているのが現在の解析です。
起きやすい未来を評価するためですが、この解析手法には過去も未来も区別がありません。過去を調べて当たる確率が高ければ、その手法は未来にもそのまま使えるはずだと考えています。
今日は坂本龍馬さんの結果から説明したいと思います。
可能性の高い未来を調べる場合、その人のお名前とご両親のお名前、誕生日を使うことが基本です。今回は才谷梅太郎という彼の変名(実名を隠すための名前です)も使い、10種類のグラフを作って評価を行いました。
グラフをある時点に合わせるためには、その人の住所と職業を使って影響を受けている部分を調べます。これが基本ですが、自分の運命を大きく変えていると思える何かがあったときは、その言葉を使って影響を受けている部分を抜き出します。
普通は引っ越しや入学、就職など環境の大きく変わる状況に合わせた言葉になります。
今回の一つ目のグラフは、「脱藩」という言葉に関連する部分を抜き出して、その中にある可能性の高い未来をグラフにした物です。
龍馬さんの脱藩は1862年と1864年の2回です。グラフはこの時期の前後が正しくなると考えられます。
グラフは62年の仕事が61年よりも良くなりそうに見えています。63年に神戸海軍操練所の塾頭になっています。
64年にはこの神戸海軍操練所が、勝海舟の私的組織から幕府の公的組織となり彼の仕事も重要になったのでしょう。この時期のグラフの高さがこれを表している様です。
この続きは2つめのグラフになります。64年に勝海舟が失脚し海軍操練所は65年に廃止になりました。ここで残された人材が薩摩藩の庇護を経て亀山社中につながって行きます。亀山社中への転身は、大きな変化だったと思います。
この変化を、亀山社中を表す言葉として「武器商」に選んでみました。
言葉は統計的に適切に扱う必要があって、武器商人ではなく、あえて武器商にしています。ノウハウとして、グラフの中から選び出せるデーターの量を調整しています。
このあたりを工夫することで、未来の選択肢を調べる上での使いやすさを考えています。解析のために調べる言葉の入力を如何に簡単にするかを考えながら進めています。
亀山社中の最初の仕事は長崎のグラバー商会からの銃の買い付けです。実際に武器商として活動をしていました。
これをグラフで見ると、もし脱藩の影響のままならば、65年は龍馬さんの仕事が落ち込むのですが、亀山社中に移ることで、大きく変化しています。
仕事は上向きで、この銃の買い付けの仕事が結果として、66年の薩長同盟につながりました。日本の歴史を動かした出来事でしょう。
武器商からは、暗殺というリスクが伴ってきているようです。この65年は薩摩と長州を結びつけるために奔走していますので、これに反対する勢力に疎ましく思われていたのかも知れません。
実際には66年に京都伏見の寺田屋で、幕府に囚われそうになって負傷しています。この負傷がきっかけで、日本最初と言われる新婚旅行におりょうさんと出かけています。
グラフは66年の仕事の落ち込みと結婚の上昇を見せています。1つめのグラフではこの結婚のピークは見られない物なので、きっかけは亀山社中にあるのでしょう。
最後はとても残念ですが、67年の暗殺を迎えてしまいます。二つのグラフに共通する未来でもあるので、彼の望んだ道がリスクの高い物であったことを表しているようです。
暗号上のデーターは可能性を見て行くので、68年にも龍馬さんのデーターは存在しています。ここではソフトの都合で数値がゼロになっていますが、暗殺されない未来もデーターにはあるので、その未来が選べていれば、日本の歴史が変わっていたのかも知れないと思います。
様々に語られる坂本龍馬さんですが、亀山社中の武器商人としての顔が、大きくその人生に影響していたようです。日本の行く末を考えた行動が暗殺を招いてしまい残念です。
決断や情勢の変化によって、運命の流れが大きく変わるところが見て頂けると思います。1つめのグラフは1864年まで、2つめのグラフがそれ以降を表しており、彼の選択によって運命が変化したのでしょう。
自分の人生の未来を見るとき、グラフの高低は出せてきますので、何かあると言うことは期待できるようです。本人にはうすうすそれが何か分かったり、明確に分かるケースもあると思います。
その内容も簡単に調べられる様に、解析手法は洗練したいと思っています。
どなたの未来もこの様な感じでグラフにして見て行くことが出来ています。未来の変化なども、変化や決断がどの様な出来事につながるかをある程度見てゆけるようになっています。
以下の販売HPの方で個人解析のコンサルティングを受け付けています。あなたのグラフを出して未来の解析を行っています。
ソフトの開発費と解析事例の積み上げへの協力にもつながります。興味がありましたら、よろしくお願い致します。
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稲生雅之