阿蘇の火口湖           11月11日

 11月4日に阿蘇に登山の予定で行ってきました。熊本空港を経由するので、朝から登山とはいかず、お昼近くに阿蘇のロープウエー駅に着きました。
 登山のガイドブックには東駅からロープウエーを使い、歩く時間を減らして登山するルートが紹介されていました。
 この時期なので、まだ雪で運行停止と言うことはないだろうと思っていて、いつまで運行しているかを確認していませんでした。少し前の月山ではさすがに心配だったので、電話して確認したのですが、ここでは大丈夫だろうと高をくくっていました。

 ロープウエーの入り口の所で、運休中との看板を目にしました。歩きが増えるので参りましたが、まずは行って確認するしかないので、ロープウエー駅まで行ってみました。
 確かに運休中で人もまばらな場所でした。メインの目的は登山よりも噴煙を上げている火口を見る事なので、インフォメーションセンターで現在の状況を聞いてみました。

 すると東側から登っても火口はよく見えないとのことでしたので、紹介された西側に回って火口を見る事にしました。西側からだと登山に必要な時間が5~6時間になるので、登山は中止でメインの目的である火口を目指しての移動となりました。
 西側は噴気の状況、風向き次第で火口まで行けないことがあるとのことでしたが、この日は運良く大丈夫でした。

 阿蘇の火口は大きくて、数も4カ所もあってそれがつながっており、噴煙を上げるだけでなく、火口にはきれいな湖が湯気を上げ、緑の水をたたえていました。
 本当にきれいでスケールの大きさを感じさせてくれる火口です。噴煙を上げている場所を見るのも今年は10カ所目くらいになるのですが、ここが一番大きくて不思議な場所でした。
 何が不思議かというと、噴煙を上げるほどの熱があるのに、同じ場所に湖が存在しているのです。調べて見るとここの噴気は800度もあり、100度を軽く超えています。おまけに山頂にあるので、水の補給が通常の雨などの地下水で足りるとは思えないのです。

 実際に高熱と水が共存するのは難しいので、他の火山の火口湖は、火山の活動に応じてすぐに消えてしまうようです。
 阿蘇の火口湖についてネットで調べて見ると、火山の活動に応じて湖の大きさが変化し、噴火活動期には黒くなって消えているとのことでした。ただ、記録の残る1500年もの間、火口湖は出来たり消えたりを繰り返しているとのことでした。 

 どうしてきれいな火口湖が維持できているかですが、2009年に研究論文が発表され、雨や地下水以外に、火山ガス中の水蒸気が湖水の供給源になっているからとの説明がありました。その紹介記事には、これならあり得るとのコメントが寄せられていました。いままでは水の流れ、水蒸気の量などが正確に測れなくて、そのメカニズムが分かっていなかったとのことでした。

 火山を調べているのは、地下の大陸プレートの動きを知りたいからです。地上に現れていることから分かる範囲はその情報を参考にしたいのです。ここ阿蘇の状況は、考えられない程すばらしいバランスの上にあるので、その状況を暗号で調べて見ました。
 暗号は前文明の高度な技術を前提にして作られているので、この様な火山に関する情報も出せると思っていました。

阿蘇の火口湖の解析結果
 阿蘇の火口湖は、水と熱と水蒸気としての煙のバランスである。それらの状況を示しており、プレートの動きの寄与は少ない。

 となりました。2009年の解明レベルは再現できています。まだ分かっていない火口湖を維持するメカニズムがあると思いますが、それは分かってからでないと検索できないのが実情です。少なくとも昨年分かったことが正しいであろうと暗号には出ていました。
 火口湖からは地下のプレートの動きは上手く想像できないようです。1500年も維持できている火口湖ですから、プレートの動きに左右される部分が少ない様です。その影響が大きければ噴煙の温度や量が変化して火口湖の消滅につながるのでしょう。

 ただ、疑問はまだ続くのです。地下のプレートは動き続けていますから、影響を1500年もの間一定に止めておける物なのかどうかです。マグマを作り出すエネルギーはそれほどの長期にわたって安定している物なのかとなります。
 そのメカニズムはいくらでも仮説を考えて作り出すことが出来ると思います。地下の構造には分からないことが多いので、この先には想像しかなくなります。地震も噴火も満足に予測できない今の私達の科学ではこれ以上は難しいのでしょう。

 この先は解析の切り口があの世を前提とするスピリチュアルになりますので、苦手な方は読み飛ばして下さい。

 かみんちゅさんの活動も色々な形でお伝えしており、彼らが地震や津波などの自然災害を祈りで変化させていることを見てきています。具体的な所では、起きる時期がずれたり、起きる順番が変化するなどです。
 私はこのメカニズムが知りたいのです。彼らは災害の予知情報に応じて様々な精霊とやり取りをして祈るとのことでした。精霊とは日本ではいわゆる八百万の神々です。神というか、創造主とは区別したいので、言葉として精霊で以後説明します。

 阿蘇の火口湖の暗号の同じ場所には、「精霊」と「守る」という言葉が出てきます。この場所を守る精霊が存在していて、現在の状況を守っているとなるようです。
 この言葉が火山の科学を説明する場所に出ています。暗号製作者にとって阿蘇の火口湖のメカニズム全体を理解するには、あの世の精霊も科学というか、全体の一部に入るのだと思います。

 火口の規模からしてこの場所がもし本格的に噴火するとなると、非常に広いエリアに影響が及びます。このレベルは何十万年に一度かも知れませんが、それだけのエネルギーが集中してしまう場所になっています。
 阿蘇火口の近傍で感じ取れるいわゆる「気」としてのエネルギーはちょっと強いというレベルです。少し頭が痛くなるというような、桜島ほどの強さはありませんでした。差し迫った危険は感じないというレベルです。

 この感じ取れるエネルギーが何を表しているのか、まだこれから解析する所です。強さと関連するプレートの動きから、もう少し現在の動きを理解したいと思っています。
 暗号に出てきた精霊と、彼らがやり取りする存在が同じ方々なのかまだ分かりません。私達はあの世のメカニズムをほとんど何も知らないので、この様な話は根拠のない話にしか聞けないようです。
 私達は八百万の神として山の神や海の神を信仰してきています。その根拠がこの様な所にあるのか、調べて行きたいと思っています。

 火山に関連して、近傍にある巨石も調べています。いかにも人工的に置かれたと思える様な岩についてその意味を理解したいのです。
 今回きちんと調べずに阿蘇に来ましたが、そのおかげでインフォメーションセンターの方から非常にありがたい情報を聞くことが出来ました。

 今回巨石として、ブログでパワースポットとして有名な、押戸岩という阿蘇の北にある岩を調べることにしていました。まずは見てみたかったのですが、他にも阿蘇を望むよい場所があると聞きました。阿蘇の東側の萩岳ですが、見晴らしのよい小高い山になっているとのことでした。加えて車で登れる点も時間が節約でき、見に行くことが出来ました。

 おかげでこの山と押戸岩が比較でき、助かることとなりました。その結果は押戸岩の解析結果と、阿蘇の北側で噴煙を上げている火山である久住山の状況を合わせてお送りしたいと思います。
 政治経済など他の話を挟んで改めてお送りすることになると思います。

 阿蘇の火口の写真を載せます。京都大学の寺田さんの論文からのコピーです。彼が2009年の論文の製作者です。ありがとうございます。

稲生雅之